TAG:#評・感想 埋め込み元:Online Merkerすでに配信終了してしまったのですが、ウィーン国立バレエ団によるジョン・ノイマイヤーの『椿姫』を鑑賞しました。ウィーン国立バレエ団にとってこの作品は初演となります。
イメジャリー織りなす舞台―抑圧、犠牲、情熱 ロイヤルシネマ『赤い薔薇ソースの伝説』(クリストファー・ウィールドン振付)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマクリストファー・ウィールドンの新作『赤い薔薇ソースの伝説』は色々な意味で新しい作品だったと思います。 そもそも「開演前にあらかじめストーリーを読んでほしい」と振付家に望まれて
生起し、崩壊し、再び動き出す自律的な世界 Co.山田うん『In C』配信
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT波が気の遠くなるような時間をかけて岩を運び、また気の遠くなるような時間をかけて波が引いていくかのような冒頭です。 ダンサー一人ひとりが半ば眠ったような表情で、岩にも似た塊を抱え、そ
マリー・ローランサンとバレエ『牝鹿』 「マリー・ローランサンとモード」展(Bunkamuraザ・ミュージアム)
TAG:#評・感想 《わたしの肖像》1924年Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『マリー・ローランサンとモード』展では、ローランサンが衣装・美術を、ブロニスラワ・ニジンスカが振付を、フランシス・プーランクが音楽を手
「True Love」の化けの皮を剥がすと・・・ シネマ/マシュー・ボーンの『くるみ割り人形』
TAG:#評・感想 埋め込み元:Culture Villeマシュー・ボーン版『くるみ割り人形』は、裕福な家庭に育った少女という従来の設定を、劣悪な環境の孤児院で暮らす少女に読み替えたバージョンです。「舐める」、「噛む」というお菓子
目に見えないけれども空気とともにたゆたう存在 勅使川原三郎振付『天使』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS生まれたての雛のような柔らかくフラジャイルな生き物。勅使川原三郎が描く「天使」は、軽くぶつかっただけでも大きく凹んでしまいそうな繊細な存在でした。 天使に相当する佐東利穂子はまる
シルヴィアが初めて心に従ったとき 菅井円加&アレクサンドル・トルーシュ『シルヴィア』(ハンブルク・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS二人の人間が出会い、愛する心が芽生え、愛という未知の感情を時間をかけて受け入れるも、受け入れたときには二人はすでにタイミングがすれ違っており、別れていく。ジョン・ノイマイヤーによる人間の細やか
弓を捨て、恋を選ぶまでの葛藤 イダ・プレトリウス&ヤコポ・ベルーシ主演『シルヴィア』(ハンブルク・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSジョン・ノイマイヤーの『シルヴィア』は、神話を題材にしたロマンティック・バレエを極めて現代的なテーマに生まれ変わらせた作品です。 『シルヴィア』の結末はハッピーエンドとも、悲恋とも受
全くスタイルの異なる三作品を一度に完成度高く仕上げた技量 東京シティ・バレエ団『トリプル・ビル2023』(Allegro Brillante/Artifact?/L’heure bleue)
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京シティ・バレエ団東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル2023」はジョージ・バランシン、ウィリアム・フォーサイス、イリ・ブベニチェクの三作品で構成された公演でした。 フォーサイスは「ハー
愛―現代最後の巨匠を導いてきた光の存在 ハンブルク・バレエ団『ジョン・ノイマイヤーの世界』Edition2023
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『ジョン・ノイマイヤーの世界』は2016年の来日公演で初演され、観客総立ちの感動に包まれました。その次の来日公演もこの作品を上演し、今回の来日公演は連続三度目の上演となります。それにもかかわら
公演予習にジョン・ノイマイヤー作品を見ていたら、テンションが爆上がりした件について?
TAG:#DVD・Blue-ray・VHS 埋め込み元:NBS 承前:公演予習にジョン・ノイマイヤー作品のDVDを見ていたら、テンションが爆上がりした件について� 「ハンブルク・バレエ団来日公演に向けて手持ちの
公演予習にジョン・ノイマイヤー作品を見ていたら、テンションが爆上がりした件について?
TAG:#DVD・Blue-ray・VHS 埋め込み元:NBSハンブルク・バレエ団が今週末から来日公演を行うということで、最近疎遠となっていたジョン・ノイマイヤー作品を予習しておこうと、手持ちのハンブルク・バレエ団のDVDを見てお
皮肉だけではない若さに対する振付家のまなざし ローラン・プティ版『コッペリア』(米沢唯&速水渉悟)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー2年前、コロナによる公演中止で全キャストのYouTube配信となり、劇場のキャパシティを超える視聴者数を獲得したローラン・プティ版『コッペリア』。それが今年、生の公演として戻ってきま
ロイヤル・バレエ団の総力が味わえる作品 ロイヤルシネマ『くるみ割り人形』(金子扶生&ウィリアム・ブレイスウェル)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ今年のロイヤルシネマ『くるみ割り人形』は日本人ダンサーが多く出演していることで話題となりました。 金平糖の精は金子扶生。ロイヤル・バレエ団のピーター・ライト版はロイヤルシネマ
愛し、愛され、失い、悼む―人生を生きる人すべての物語 Noism『Der Wanderer―さすらい人』
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネルNoism『Der Wanderer—さすらい人』は愛と死をテーマに、金森穣が21のシューベルトの歌曲に振り付けた作品です。 Noismの作品としては珍しいことにダンサー一
物質的な身体が生成した精神を虚無へと移行させる儀式 森山未來『osmosis(浸透)』
TAG:#評・感想 埋め込み元:21世紀美術館森山未來『osmosis(浸透)』は、金沢・21世紀美術館で現在開催されている展覧会「時を超えるイヴ・クラインの想像力—不確かさと非物質的なるもの—」の関連企画として、展覧会会場を舞台
時代に合わせて進化するコンクール 「ローザンヌ国際バレエコンクール50周年」展
TAG:#評・感想 埋め込み元:Bunkamuraもう会期が終わってしまったのですが、Bunkamuraで開催されていた「ローザンヌ国際バレエコンクール50周年」展を鑑賞しました。 ローザンヌ国際バレエコンクールは、スイ
ロイヤル・バレエ団の最新作とバレエ芸術への矜持が示された豪華ガラ ロイヤルシネマ『ダイヤモンド・セレブレーション』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式ロイヤルシネマ『ダイヤモンド・セレブレーション』は、ロイヤル・オペラ・ハウスのファン組織「フレンズ・オブ・コヴェント・ガーデン」の60 周年を記念し、ロイヤル・バレエ団の麗しきダンサーたちがオー
虚空を見つめたコジョカルの『椿姫』、残酷な真実を捉えた上野水香の『瀕死の白鳥』 ローザンヌ国際バレエコンクール50周年記念ガラ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ローザンヌ国際バレエコンクール日本時間で2月6日の真夜中にローザンヌ国際バレエコンクール50周年を記念したガラが開催され、このコンクールの受賞者・出場者を中心としたダンサーたちが出演しました。このガ
上野水香、東京バレエ団正団員としての最後のステージ 「上野水香 オン・ステージ」Aプロ・Bプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS「上野水香オン・ステージ」は上野水香にとって東京バレエ団の正団員としてのラストステージとなります。私は2月11日にBプロ、最終日の12日にAプロを鑑賞しました。 上野水香というと、私
TAG:#評・感想 埋め込み元:ヌレエフ 伝説と遺産2月23日まで吉祥寺のアップリンクにて「ヌレエフ:伝説と遺産」の収録映像が公開されています。 この公演はルドルフ・ヌレエフに関わりの深い作品を中心に上演したガラで、上演
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリーピーピング・トム『マザー』は、『ファザー』、『マザー』、『チャイルド』の家族三部作の一つ。美術館をイメージさせる舞台で、ピナ・バウシュに相通ずる演劇性を以て、「母」の断片的なイメージ
唯一無二の身体で紡ぎ上げたきれいな「言葉」 森山開次『星の王子さま―サン=テグジュペリからの手紙』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAATまさか王子さまが現れる場面でポロポロ涙が出てくるとは思いませんでした。 三角の小さな火山のような舞台装置に小さな穴が開き、そこから黄色の薄いスカーフが現れます。スカーフの中に入って
ドローイング―「存在のざわめき」との対峙 勅使川原三郎・佐東利穂子『月光画』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARASシアターXにて上演されたドローイングダンス第二弾の『月光画』は、勅使川原三郎のドローイングの過程、すなわち白紙の用紙から黒い線によって数体の捻った身体が描かれるまでが舞台の大きなカーテンに
小野絢子による及びもつかない繊細な美しさ 新国立劇場バレエ団『ニューイヤー・バレエ』(A Million Kisses to my Skin/シンフォニー・イン・C/他)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ぴあ今年の新国立劇場バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」では、バレエ団としてのデヴィッド・ドウソンの『A Million Kisses to my Skin』の初演があり、ゲストでマシュー・ボールとヤ
SDGsから出発して日本的感性へ Kオプト×ジュリアン・マッケイ『プラスチック』(シルヴェストリン/渡辺レイ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Kバレエ・カンパニーKバレエカンパニーのコンテンポラリー・ダンス・ユニットであるKオプトの第二回公演では、ジュリアン・マッケイをゲストに迎え、「プラスチック」をテーマにした二作品が上演されました。&
芳醇な気品を纏わせたニコレッタ・マンニのグラン・パ・ド・ドゥ ルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』(ミラノ・スカラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ヌレエフ財団現在、RaiPlayでミラノ・スカラ座バレエ団によるルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』が配信されています。 私はヌレエフ作品を他の人よりも好んでいる方だと思っていますが、『
アシュリー・ペイジによるワルツ形式の再解釈 ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート2023
TAG:#評・感想 埋め込み元:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団今年のウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの振付は、元ロイヤル・バレエ団のアシュリー・ペイジでした。YouTubeで彼の振付作品の抜粋を見てみると、オフバランス
【2022年感動した舞台・配信5選】ウクライナ情勢とバレエ公演
TAG:#評・感想 ウクライナ国立バレエ団『ドン・キホーテ』カーテンコール 今年の舞台は何といっても、コンテンポラリー・ダンスの振付家が演出を手掛けたオペラが大評判でした。 イマージュのオペラ—勅使川原三郎と平
一人ひとりの演技際立つ見応えある映像 ポーランド国立バレエ団『ジゼル』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ポーランド国立バレエ団2023年6月26日までポーランド国立バレエ団の『ジゼル』がOperaVisionで配信されています。一人ひとりの演技が際立つ完成度の高い舞台ですので、年末年始の鑑賞に大変お勧
バレエと諸芸術の交錯 『パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂』展
TAG:#評・感想 藤田嗣治《オペラ座の夢》 2月5日までアーティゾン美術館で開催されている『パリ・オペラ座』展は、「響き合う芸術の殿堂」という副題が示す通り、パリ・オペラ座を舞台に交錯する芸術の諸相を余さず見せた展覧会
人生の安堵を見出したルドルフの微笑み ロイヤル・シネマ『マイヤリング』(平野亮一&ナタリア・オシポワ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤル・シネマ今回のロイヤル・シネマでのケネス・マクミラン振付『マイヤリング』はナタリア・オシポワと平野亮一主演でした。 キャストを聞いたときから想像はしていましたが、オシポワはまんまオ
逆境の中で生み出された屈託のない明るさ ウクライナ国立バレエ団『ドン・キホーテ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社12月18日マチネ公演は元々、キトリ役にアンナ・ムロムツェワが配されていたところ、所属バレエ団の都合でイローナ・クラフチェンコに変更になりました。 クラフチェンコは23歳の若手。公演
バレエ・ロレーヌ『エアーコンディション』 イヴ・クラインが構想し、トマス・サラセーノが受け継いだ非物質のダンス化
TAG:#評・感想 奥のモノクローム絵画がイヴ・クライン作品天井のガラス作品は具体に参加した元永定正の作品 金沢21世紀美術館にて3月5日まで『時を超えるイヴ・クラインの想像力—不確かさと非物質的なるもの—』という展覧会
「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」展を楽しむために シンポジウム「総合芸術としてのパリ・オペラ座―建築、美術、オペラ、バレエ、文学の交差―」
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー 埋め込み元:日仏会館11月26日に日仏会館にて開催された「総合芸術としてのパリ・オペラ座」というシンポジウムを聞きに行きました。これは、現在アーティゾン美術館にて開催中の『パリ・オペ
【12月4日まで】【必見】ミリアム・ウルド=ブラーム&マチアス・エイマン主演『ロミオとジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団NHKプレミアムシアターで放映されたパリ・オペラ座バレエ団のルドルフ・ヌレエフ版『ロミオとジュリエット』がオンデマンドで12月4日まで配信されています。 私にとってヌ
マニュエル・ルグリ―立っているだけで舞台として成立する希有なダンサー 『スーパースター・ガラ』Bプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:毎日新聞ガラのチラシにおけるルグリのくたびれた写真はファンの心が使用を許さなかったため、旅立ちの意味を込めてノイマイヤーの『シルヴィア』の写真を引っ張ってきたマニュエル・ルグリ最後の日本公演、「スー
ニジンスキーの原作から発想を飛ばして 新国立劇場バレエ団・平山素子振付『春の祭典/半獣神の午後』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー新国立劇場バレエ団『春の祭典/半獣神の午後』は平山素子による振付作品のダブルビルです。『春の祭典』は2009年初演のものを新国立劇場バレエ団のダンサーたちに振り移したもので、『半獣神
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場彼らは一見して奇妙きてれつ、不気味で異様な集団です。 長い暗闇が続いた後、ぼんやりとした照明に照らされた舞台に浮かび上がるのは、顔を泥で塗りたくり、てんでんばらばらに立つ1
見せかけではない愛情表現を獲得していく物語 ジャン=クリストフ・マイヨー振付『じゃじゃ馬ならし』(モンテカルロ・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSジャン=クリストフ・マイヨー振付『じゃじゃ馬ならし』は、元々はボリショイ・バレエ団のために創作されたもの。ウラディスラフ・ラントラートフのペトルーチオ、エカテリーナ・クリサノワのカタリーナとい
遊びか純愛かという二項対立では済まないアルブレヒトの造形 アラスター・マリオット振付『ジゼル』(木村優里&福岡雄大)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー吉田都演出、アラスター・マリオット振付『ジゼル』の木村優里&福岡雄大主演、10月28日ソワレ公演も鑑賞しました。数日前の米沢唯&渡邊峻郁の日が、アルブレヒトを中心とし
合理性と無駄のなさを志向したアメリカらしい演出 ヒューストン・バレエ団『白鳥の湖』(スタントン・ウェルチ版)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社ヒューストン・バレエ団の来日公演は今回が初めてとなります。待望の初来日でこのバレエ団が上演してくれたのは、スタントン・ウェルチ版『白鳥の湖』でした。良くも悪くも、アメリカならではの合理性と無駄
トゥのフェッテが表現した恐ろしいウィリたち 吉田都演出、アラスター・マリオット振付『ジゼル』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー今回の新国立劇場バレエ団の『ジゼル』は、吉田都が演出を、アラスター・マリオットが振付を手掛けた新制作です。 古典の改訂振付では、名演出が乱立する中、独自性を絞りだそうと、奇
TAG:#評・感想 埋め込み元:MIYAZAWA&Co.アントニオ・ガデス舞踊団の『カルメン』を10月22日マチネで鑑賞しました。 イスラエル・ガルバンの数公演とロシオ・モリーナの映像を除いて、フラメンコを見たこ
描く手を突き動かす内的衝動 勅使川原三郎振付『失われた線を求めて』(シアターX)
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS『失われた線を求めて』は、ドローイング絵画も制作する勅使川原三郎がドローイングをテーマに振り付けた作品です。しかし冒頭と終わりにプロジェクターで勅使川原のドローイング作品が投影されることを
波は問題を未来へ引きずらせない 平原慎太郎演出・振付オペラ『浜辺のアインシュタイン』
TAG:#評・感想 埋め込み元:神奈川県民ホール『浜辺のアインシュタイン』は1976年に演出家のロバート・ウィルソンと作曲家のフィリップ・グラスが共同で制作したオペラです。 配布されたパンフレットに小室敬幸氏によるウィル
『不思議の国のアリス』が生んだ人々の豊かな交流 特別展アリス(森アーツセンターギャラリー)
TAG:#評・感想 会期間際ですが、「不思議の国のアリス」展が10月10日まで森アーツセンターギャラリーで開催されています。 『不思議の国のアリス』誕生の背景を美術史、教育史、博物学など多様な側面から紹介し、またその後の
小さなユニコーンとして生きる強さ イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出『ガラスの動物園』
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEテネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』は、私がこれまでの人生で触れてきた文学作品の中で、この上なく大切で、愛おしくてならない戯曲です。 裏町で決してゆとりある生活を送っている
小さいということの力を感じる公演 K-BALLET Opto「Petit Collection-Petit, Petit, Petit!」
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAATK-BALLET Opto旗揚げ公演「Petit Collection-Petit, Petit, Petit!」は、「Petit」をテーマにした三つのコンテンポラリー作品で構成されたもので
欠点だらけの人間へのあたたかな眼差し スターダンサーズ・バレエ団「The Concert」(スコッチ・シンフォニー/牧神の午後/コンサート)
TAG:#評・感想 キャプションスターダンサーズ・バレエ団による「The Concert」は、ジェローム・ロビンズの『コンサート』に加え、同じくロビンズの『牧神の午後』とジョージ・バランシンの『スコッチ・シンフォニー』という、いず
愛を知る者のみに見ることができる美しいビジョン 金森穣振付『フラトレス?/Sostenuto』(サラダ音楽祭2022)
TAG:#評・感想 埋め込み元:サラダ音楽祭9月19日に開催された「サラダ音楽祭2022」はNoismのダンス付きの作品2つに加え、アシュトンやバランシン作品などでバレエ好きにもお馴染みのメンデルスゾーンの『夏の夜の夢』、同じくオ
ロマンティック・バレエ越しに覗いたリアリズム小説 ピエール・ラコット振付『赤と黒』(パリ・オペラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:bachtrack元々この作品は評判が芳しくないことは知っていましたし、1年ほど前にYouTubeで抜粋動画も見ましたが、確かにエトワールたちの素晴らしい技量のほかに見るべきものはなさそうだとは思っ
マクミランが描き出した四季と生命の歓喜 小林紀子バレエ・シアター『レ・パティヌール/ザ・フォーシーズンズ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:小林紀子バレエ・シアター小林紀子バレエ・シアターの『アシュトン・マクミランプログラム』は、フレデリック・アシュトンの名作『レ・パティヌール』と、今回が日本初演となるケネス・マクミランの『ザ・フォーシ
踊るとは何なのか―コロナ禍のダンサーたちが見出した回答 『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』
TAG:#評・感想 埋め込み元:映画.com映画『新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり』は、コロナ禍のパリ・オペラ座バレエ団を追ったドキュメンタリーです。 映画は一度目の劇場閉鎖を終え、ダンサーたちが数ヶ月ぶりに復
流麗で優雅な良家の娘、ロクサーヌ・ストジャノヴ 京都バレエ団『ロミオとジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロームシアター京都(エロイーズ・ブルドン&カール・パケット)8月21日まで京都バレエ団の『ロミオとジュリエット』が配信されています。主演はパリ・オペラ座バレエ団プルミエール・ダンスースのロク
藤田嗣治の新緑の美術とジェルマン・ルーヴェの憂鬱 石田種生版『白鳥の湖』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京シティ・バレエ団今日の東京シティ・バレエ団の『白鳥の湖』は、藤田嗣治の美術の再現で、しかも主役にパリ・オペラ座バレエ団のジェルマン・ルーヴェとオニール八菜を迎えた豪華な上演となりました。&nbs
中村祥子と厚地康雄が表現した人生の淋しさと愛おしさ NHKバレエの饗宴2022
TAG:#評・感想 埋め込み元:NHKバレエの饗宴今回の「NHKバレエの饗宴」は、従来のように複数のバレエ団が集うのではなく、ソリスト〜プリンシパルクラスのダンサーたちによる小品をメインに、バレエ団としてはスターダンサーズ・バレエ
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARASブレッドの『If』はほわんと響くモーグ・シンセサイザーの音が柔らかいニュアンスを強調する曲ですが、ここから想を得たのでしょうか、勅使川原三郎振付『if』も、それに似た機械的な音とチャイコフ
演技に長けた期待の若手ダンサー、クララ・ムーセーニュ 『バレエ・アステラス2022』
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエ・ナビ『バレエ・アステラス2022』の2日目の公演を鑑賞しました。 コロナになって以降、日本人ダンサーで構成された公演が必然的に多くなりましたが、バレエ・アステラスは「トップクラスの
過去のオリエンタルな表現とどのように向き合うか 『BALLET TheNewClassic』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式サイト今回の公演について私はほとんど内容を確認せず、単に出演ダンサーが良さそうだったという理由だけでチケットを取っていたので、会場に着いてから初めて「伝統というエレガンスを革新する」というコンセ
ひたすらに光を求めて ディミトリス・パパイオアヌー『TRANSVERSE ORIENTATION』
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場『TRANSVERSE ORIENTATION』というタイトルは「蛾などの昆虫が本能的に月の光を頼りにして飛ぶ方向を定める習性のこと」を意味するそうです。またこの意味と併せて、作者の
『火の鳥』―不屈の精神を描いたモーリス・ベジャールの傑作 東京バレエ団『ベジャール・ガラ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回の『ベジャール・ガラ』は、東京バレエ団が1982年にジョルジュ・ドンをゲストに迎えて『ボレロ』を上演し、モーリス・ベジャール作品をレパートリー入りさせてから40年という節目を迎えたことを記
高貴な品性、曇った眼差し―ウィリアム・ブレイスウェルのジークフリート ロイヤル・シネマ『白鳥の湖』(リアム・スカーレット版)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤル・シネマリアム・スカーレット版『白鳥の湖』は伝説の枠から大きく外れることなしに、ストーリーに王権の物語としての骨格を与えた演劇的なバージョンです。 プロローグではオデットがロットバ
繊細で洗練されたウクライナバレエの至芸 『キエフ・バレエ・ガラ2022』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社7月18日、J:COMホール八王子で『キエフ・バレエ・ガラ』を鑑賞しました。ウクライナ侵攻後、キエフ・バレエ団が海外公演を行うのは、この日本公演が初めてとのことで、ダンサーたちは各滞在地からの
幻想と演劇―ロイヤル・バレエ団のカラーを代表するプログラム 『ロイヤル・バレエ・ガラ』Bプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS幻想と演劇というロイヤル・バレエ団のカラーを代表する作品群で構成されたプログラムだったと思います。 二年前に小林ひかるプロデュースのロイヤル・バレエ団のガラで、「ダイナミズム」、「パ
メランコリーを演じるために生まれてきたようなダンサー、ウィリアム・ブレイスウェル 『ロイヤル・バレエ・ガラ』Aプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS7月16日マチネで『ロイヤル・バレエ・ガラ』Aプロを鑑賞しました。この公演は、元々はロイヤル・バレエ団としての来日があったはずのところを、コロナのためにダンサー数名のガラとして作り替えたもので
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場Noism×鼓童『鬼』は「鬼」をテーマにした2つの作品で構成された公演です。 人形振りが生み出す人間性の欠如一つ目は『お菊の結婚』という、ブロニスラワ・ニジンス
キュートでモダンな恋物語 NBAバレエ団 ブロニスラワ・ニジンスカ版『ラ・フィユ・マル・ガルデ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBAバレエ団7月9日のソワレでNBAバレエ団によるブロニスラワ・ニジンスカ版『ラ・フィユ・マル・ガルデ』を鑑賞しました。 ニジンスカ版の『ラ・フィユ・マル・ガルデ』は60分程度の作品なの
優れた表現をもたらす高い技術力 山本康介解説・NHK放映『ローザンヌ国際バレエコンクール2022』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ローザンヌ国際バレエコンクール随分と前の放映ですが、ローザンヌ国際バレエコンクール2022の録画をようやく見終わることができました。 私はこれまで踊りのテクニック面での素晴らしさと表現の見
フロローの分身を押しつけられたカジモド 劇団四季『ノートルダムの鐘』
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE7月6日マチネで劇団四季『ノートルダムの鐘』を鑑賞しました。ミュージカル通の友人の話を聞くに、『ノートルダムの鐘』は玄人好みの作品とのことなのですが、残念ながら私は全面的には好きになれない
世界平和への希求 草刈民代プロデュース『キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA』
TAG:#評・感想 埋め込み元:キエフ・バレエ団草刈民代プロデュースによるウクライナのためのチャリティ・ガラの抽選に当たったので、昭和女子大学の人見記念講堂にて鑑賞しました。 国内外のバレエ団で活躍する日本人ダンサーと、
カラボスが最愛のオーロラに授けた贈り物とは? クリスチャン・スプーク振付『眠れる森の美女』(チューリッヒ・バレエ団配信)
TAG:#評・感想 埋め込み元:チューリッヒ・バレエ団オーロラ姫の両親は長年、子どもに恵まれなかったと言います。プロローグでオーロラの母王妃が妖精たちの世界に行き、そこで妖精たちに慈しまれている、産まれる前の赤ちゃんたちの中からオ
美しい心を持つ人々を描いたローラン・プティの傑作 ステファン・ビュリョン主演『ノートルダム・ド・パリ』(牧阿佐美バレヱ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:牧阿佐美バレヱ団カジモド役のステファン・ビュリョンは、パリでの引退公演を経ての来日で、今回の『ノートルダム・ド・パリ』が恐らく日本での最後の舞台になるのではないでしょうか。 それにしても何
この世界の生きとし生けるものを描いた壮大な作品 佐多達枝振付『カルミナ・ブラーナ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE佐多達枝振付『カルミナ・ブラーナ』が6月23日まで有料配信となっています。これは1995年以降、佐多の合唱舞踊劇を上演し続けてきたO.F.C.の最終公演を収録したものです。 オル
エウリディーチェを取り戻して失ったもの 勅使川原三郎演出・鈴木優人指揮『オルフェオとエウリディーチェ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:シアターテイメントニュース『オルフェオとエウリディーチェ』という神話と勅使川原三郎の美意識との邂逅が生み出したのは、透き通るように美しく静かな天上の世界でした。 抽象性が解釈を増幅させる全
主体的に選択する女性を描く版 オランダ国立バレエ団『ライモンダ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:オランダ国立バレエ団オランダ国立バレエ団によるレイチェル・ボージーン振付『ライモンダ』が5月8日まで有料配信されています。この『ライモンダ』は衝撃のラストが用意されているということで話題となっていま
東京バレエ団と東京シティ・バレエ団の若手振付家による小公演 上野の森バレエホリデイ「ダンス&クリエーション2022」
TAG:#評・感想 埋め込み元:上野の森バレエホリデイ5月1日、「ダンス&クリエーション2022」を鑑賞しました。これは東京バレエ団と東京シティ・バレエ団のダンサーたちによる振付作品を、同じく両バレエ団のダンサーたちが踊る
東京バレエ団による躍動感溢れる舞台 ジョン・クランコ版『ロミオとジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京バレエ団これほどまでにジョン・クランコはヴェローナの街と若者たちを生き生きと描いていたとは・・・! 初演とは思えない出来を見せてくれた東京バレエ団のダンサーたちにより、クランコの振付が
ロシアの偉大な振付家は一夜にして生まれたわけではなかった 村山久美子著『バレエ王国 ロシアへの道』
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー 埋め込み元:Wikipedia1ヶ月以上前になりますが、村山久美子著『バレエ王国 ロシアへの道』が出版されました。 一夜にして生まれたわけではないバレエの改革の歴史を丹念に
手をつなぐことによって達成される愛 アリーナ・コジョカルとイワン・プトロフによる『Dance for Ukraine』
TAG:#評・感想 埋め込み元:Dancing TimesMARQUEE TVにて『Dance for Ukraine』が4月24日まで配信されています。 ガラのタイトル通り、ウクライナのためのチャリティ公演となっていて
オサリバンとサンベの舞台が生み出した閃光のごとき生の証 ロイヤル・シネマ『ロミオとジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤル・シネマジュリエットにアナ=ローズ・オサリバン、ロミオにマルセリーノ・サンベ、マキューシオにジェームズ・ヘイ、パリスにニコル・エドモンズ。 これまでロイヤル・シネマでは数々の『ロミ
マーサ・グラハムの深い精神性を捉えた写真 バーバラ・モーガン《マーサ・グラハム、世界への手紙、キック》
TAG:#評・感想 埋め込み元:レッツ・エンジョイ東京 いくつかの駅の看板広告のビジュアルに用いられているので、思わず目を奪われた方も多いのではないでしょうか。今、東京都写真美術館で『TOPコレクション 光の
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TAG:#評・感想 埋め込み元:Online Merkerすでに配信終了してしまったのですが、ウィーン国立バレエ団によるジョン・ノイマイヤーの『椿姫』を鑑賞しました。ウィーン国立バレエ団にとってこの作品は初演となります。
TAG:#評・感想、バレエ入門・見方/講演会・レクチャー 埋め込み元:エキサイト・ニュース 今週末にさいたま芸術劇場とロームシアター京都で『The Waves』の公演が予定されている振付家のノエ・スーリエのト
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSこれまでの公演でも上野水香にはその高い芸術性に唸らせられることが多かったのですが、今回の公演も期待にたがわず、彼女の表現性の幅を見せつけられた思いがしました。 媚びることなく、生きた
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団デヴィッド・ビントレーの世界の豊かさを感じさせるプログラムだったと思います。伝統的・地域的記号を強く打ち出した『Flowers of the Forest』から、具体的なテ
TAG:#評・感想 埋め込み元:Bunkamura以前、ボリショイ・シネマの上映を行っていたPathe Liveが、ボリショイ・バレエ団から移籍したオリガ・スミルノワとヤコポ・ティッシを主演としたオランダ国立バレエ団の『ジゼル』を
TAG:#評・感想 埋め込み元:ベルリン国立バレエ団 NHKオンデマンド:https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024134602SA000/ ベルリン国立バレエ団
TAG:#評・感想 埋め込み元:まつもと市民芸術館Co.山田うん『ノクターン』配信(〜2024/3/1(金)23:59):https://eplus.jp/sf/detail/4051920001-P0030001P
TAG:#評・感想 埋め込み元:ダミアン・ジャレのサイト高崎芸術劇場で開催された、ODSシアター「名門ダンスカンパニー『NDT』の魅力」に参加してきました。このイベントは6月〜7月に行われるNDT来日公演にちなんだもの。前半に、ダ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ ロイヤル・バレエ団のピーター・ライト版の『くるみ割り人形』はロイヤルシネマのおかげで幾キャストもの舞台を見ているのですが、これだけ多くのダンサーで見ているのなら
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団マルク・モローのデ・グリューは、今回来日の3キャストの中で最も人間を生きていたと思います。 モローはどこにでもいる誠実な良い人です。マチュー・ガニオのデ・グリューもも
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団ミリアム・ウルド=ブラームのマノンは美少女であるということに尽きます。寝室のパ・ド・ドゥではあまりの美少女だけが持ちうる妖艶さを動きの端々に滲ませ、またその美しさのままにじっと
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団パリ・オペラ座バレエ団の『マノン』は、ロイヤル・バレエ団のように踊りの隙間の全てをぎっしりと演技で埋め尽くすといった風ではありませんが、一見、薄味に見える演技をよく見てみると、
TAG:#評・感想 埋め込み元:penパリ・オペラ座バレエ団来日公演の『白鳥の湖』最終日は、プルミエ・ダンスールのジェレミー=ルー・ケールがジークフリート王子でした。彼は以前、ダンスマガジンにジェラール・マノニが寄稿した「パリ・オ
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団私がパリ・オペラ座バレエ団のオデット/オディールに求めていた全てがヴァランティーヌ・コラサントにはありました。 コラサントはエネルギッシュなイメージがあったのでオデッ
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団完璧なテクニックというものは、まっさらなカンバスに似ています。一分の隙もないポール・マルクのテクニックは癖や色のついていない端正さへと結びつきました。マルクのジークフリートは始
TAG:#評・感想 埋め込み元:Danses avec la plumeルドルフ・ヌレエフ版の『白鳥の湖』は、見る人それぞれに解釈が委ねられており、数多くの『白鳥の湖』の中でもひときわ解釈の幅が大きな作品ですが、ジークフリートの深
TAG:#評・感想 埋め込み元:NHKバレエの饗宴今年のNHKバレエの饗宴はどの作品も完成度が高く、それぞれのバレエ団やダンサーたちの個性の違いを楽しめる機会となりました。 藍と遊びに溢れた洒脱な作品東京シティ・バレエ団
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマかねてから表明している通り、カルロス・アコスタ版『ドン・キホーテ』は、流れるようなテンポいう『ドン・キホーテ』最大の魅力を死滅させたバージョンだと思っています。 長野由紀氏の
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロームシアター京都この作品が観客に投げかけたのは、人間は未知に際してどのように行動するのかという問いでした。 上手に置かれたスプリンクラーから大量の水が放出され、舞台上は水浸しとなっていま
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー原始性を失わないながらも、それを独特に洗練された美学へと昇華した舞台には心底魅せられてしまいました。 赤い和傘に下駄、黒のスーツという出で立ちで、客席後ろから登場する5人の
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマクリストファー・ウィールドンの新作『赤い薔薇ソースの伝説』は色々な意味で新しい作品だったと思います。 そもそも「開演前にあらかじめストーリーを読んでほしい」と振付家に望まれて
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT波が気の遠くなるような時間をかけて岩を運び、また気の遠くなるような時間をかけて波が引いていくかのような冒頭です。 ダンサー一人ひとりが半ば眠ったような表情で、岩にも似た塊を抱え、そ
TAG:#評・感想 《わたしの肖像》1924年Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『マリー・ローランサンとモード』展では、ローランサンが衣装・美術を、ブロニスラワ・ニジンスカが振付を、フランシス・プーランクが音楽を手
TAG:#評・感想 埋め込み元:Culture Villeマシュー・ボーン版『くるみ割り人形』は、裕福な家庭に育った少女という従来の設定を、劣悪な環境の孤児院で暮らす少女に読み替えたバージョンです。「舐める」、「噛む」というお菓子
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS生まれたての雛のような柔らかくフラジャイルな生き物。勅使川原三郎が描く「天使」は、軽くぶつかっただけでも大きく凹んでしまいそうな繊細な存在でした。 天使に相当する佐東利穂子はまる
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS二人の人間が出会い、愛する心が芽生え、愛という未知の感情を時間をかけて受け入れるも、受け入れたときには二人はすでにタイミングがすれ違っており、別れていく。ジョン・ノイマイヤーによる人間の細やか
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSジョン・ノイマイヤーの『シルヴィア』は、神話を題材にしたロマンティック・バレエを極めて現代的なテーマに生まれ変わらせた作品です。 『シルヴィア』の結末はハッピーエンドとも、悲恋とも受
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京シティ・バレエ団東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル2023」はジョージ・バランシン、ウィリアム・フォーサイス、イリ・ブベニチェクの三作品で構成された公演でした。 フォーサイスは「ハー
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『ジョン・ノイマイヤーの世界』は2016年の来日公演で初演され、観客総立ちの感動に包まれました。その次の来日公演もこの作品を上演し、今回の来日公演は連続三度目の上演となります。それにもかかわら
TAG:#DVD・Blue-ray・VHS 埋め込み元:NBS 承前:公演予習にジョン・ノイマイヤー作品のDVDを見ていたら、テンションが爆上がりした件について� 「ハンブルク・バレエ団来日公演に向けて手持ちの
TAG:#DVD・Blue-ray・VHS 埋め込み元:NBSハンブルク・バレエ団が今週末から来日公演を行うということで、最近疎遠となっていたジョン・ノイマイヤー作品を予習しておこうと、手持ちのハンブルク・バレエ団のDVDを見てお
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー2年前、コロナによる公演中止で全キャストのYouTube配信となり、劇場のキャパシティを超える視聴者数を獲得したローラン・プティ版『コッペリア』。それが今年、生の公演として戻ってきま
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ今年のロイヤルシネマ『くるみ割り人形』は日本人ダンサーが多く出演していることで話題となりました。 金平糖の精は金子扶生。ロイヤル・バレエ団のピーター・ライト版はロイヤルシネマ
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネルNoism『Der Wanderer—さすらい人』は愛と死をテーマに、金森穣が21のシューベルトの歌曲に振り付けた作品です。 Noismの作品としては珍しいことにダンサー一
TAG:#評・感想 埋め込み元:21世紀美術館森山未來『osmosis(浸透)』は、金沢・21世紀美術館で現在開催されている展覧会「時を超えるイヴ・クラインの想像力—不確かさと非物質的なるもの—」の関連企画として、展覧会会場を舞台
TAG:#評・感想 埋め込み元:Bunkamuraもう会期が終わってしまったのですが、Bunkamuraで開催されていた「ローザンヌ国際バレエコンクール50周年」展を鑑賞しました。 ローザンヌ国際バレエコンクールは、スイ
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式ロイヤルシネマ『ダイヤモンド・セレブレーション』は、ロイヤル・オペラ・ハウスのファン組織「フレンズ・オブ・コヴェント・ガーデン」の60 周年を記念し、ロイヤル・バレエ団の麗しきダンサーたちがオー
TAG:#評・感想 埋め込み元:ローザンヌ国際バレエコンクール日本時間で2月6日の真夜中にローザンヌ国際バレエコンクール50周年を記念したガラが開催され、このコンクールの受賞者・出場者を中心としたダンサーたちが出演しました。このガ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS「上野水香オン・ステージ」は上野水香にとって東京バレエ団の正団員としてのラストステージとなります。私は2月11日にBプロ、最終日の12日にAプロを鑑賞しました。 上野水香というと、私
TAG:#評・感想 埋め込み元:ヌレエフ 伝説と遺産2月23日まで吉祥寺のアップリンクにて「ヌレエフ:伝説と遺産」の収録映像が公開されています。 この公演はルドルフ・ヌレエフに関わりの深い作品を中心に上演したガラで、上演