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梁山から来ました https://aguila-jata.hatenablog.com/

中華圏の小説、ポーランドボール、SCP財団、作曲、描画などが好き。皆様のお役に立てる/楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指して、試行錯誤の日々です。

秦暁
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2019/07/30

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  • 水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 054

    名場面の一つ、「武松、虎を打つ」が始まる。原本では第二十三回のところである。――水滸、書をひらけば第二十三。といわれる。そこが面白くてなんども読む。だから、ページがなずんで、なにげなくページをひらいても、しぜんに第二十三回のところをひろげている、というのだ。【ものがたり】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年11月30日 これは、シャレオツな言い回しですね。着眼点がナイスです。 こんな言い回しが存在したということから、書かれた形の『水滸伝』が、中国前近代の人々の暮らしに浸透し、生活の一部になっていたことがわかりますね。 ただし、「第23回が一番面白い場面かどう…

  • 十数回目の『水滸伝』通し読み記録 002

    ちょっとお行儀の悪い話なのですが。 食事の最中に、つい携帯をいじってしまったりする方です。 モノを食べてるときって(まあ基本ぼっちだからなんですが)、妙にアタマの中が暇じゃないですか? そんなときにはつい、気になってすぐにネットで調べずにはいられないことが出てきたり、ぼーっと生きてる時間が勿体ない気がして無闇に情報を詰め込もうとしてみたり、してしまうんですね。 「よくない傾向だなー」と思ってはいるんですけどね……。 で、数日前の話です。 昼食の最中につい携帯に手が伸びて、『水滸伝』の続きを呼び出そうとしたんですが、「今、しおりが挟まってるのがどの場面か」に思い至ったとき、その手がぴたっと止まり…

  • 十数回目の『水滸伝』通し読み記録 001

    さて。 先日より、十数回目になる『水滸伝』の通し読みをしています。 (実は、正確な回数はよくわからないんですよ。これまで吉川·清水訳の百回本を恐らく10回くらい、駒田訳の百二十回本を1回、通し読みしてきたので、初めて井波訳に挑戦する今回を「十数回目」と銘打っています) ここまで来ると、もうどこで何が起きるかは大体憶えているのですが、それでも自分の今の立場や最近よく考えること、体調などによって、これまで特に気に留めなかったことが、妙にアタマに引っかかったりします。 折角なので、ブログにそれらのよしなしごとを書き留めておこうと思い立ちました。 主な目的は、何年か後に見返して「当時の自分、こんなこと…

  • 『水滸後伝』第24回あらすじ

    燕青は楊林を連れて金の軍営に向かい、捕虜となった道君皇帝に謁見して、「苦みの後には甘み」の意味をこめて青梅百個と蜜柑十個を贈る。 皇帝は返礼にと、詩を書いた団扇を燕青に賜る。 帰り道、燕青らは懇意にしていた盧俊義の縁者・盧二郎旦那の妻と娘が兵たちに連行されるところに出くわす。 盧二郎は財産を厳しく徴発されるうち拷問に遭って死んでしまい、妻と娘はあと八百両がなければ自由の身になれないとのこと。燕青が家に戻って貯蓄を数えてみると丁度八百両であった。また、二人を助けられるかどうかを賭けて、弩でからすを撃ったところ、一発で二羽を撃ち落としてしまう。 燕青は八百両を持って盧の母娘を助けに向かうが、頭目は…

  • 水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 053

    〈通行料・暗殺救出依頼〉清風山盗賊の通行料(第34回)黄金3000両→3000万円。蔡福が盧俊義暗殺のため李固より金子500両、盧俊義救出のため柴進より(第62回)黄金1000両→双方より500万円と1000万円。【図解 「水滸伝の家計簿」の項より】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年11月24日 『図解雑学 水滸伝』の「水滸伝の家計簿」の項では、作中に登場する金銭価値を現代のものにざっくり換算すると、幾らになるかを考察しています。 勿論、当時と今とでは、どんなモノに価値を置くかが全く異なるわけで、計算は厳密なものではありえませんが… それでも大体の規模感が…

  • 『水滸後伝』第23回あらすじ

    王鉄杖は蔡京らを見つけられずに東京に帰り、李綱に復命する。 欽宗は、金との和議を説く李邦彦らと、迎え撃とうと言う李綱や种師道らとの間でなおも揺れるが、最終的には抗戦を決める。 种師道は開封に迫る金軍を迎え討つにあたり、援軍を待とうと言うが、姚平仲はそれに反発して出撃し、隊は部下の裏切りに遭って潰滅する。落ち延びた姚平仲は青城山で漢代の鍾離権と巡り会い、その弟子となって俗世を離れる。 金の斡離不は宋が兵を差し向けたことに怒って、開封を激しく攻撃する。孫参政に取り入った郭京は、欽宗に「神術を行なって金を退散させる」と豪語して受け入れられ、七日間かけて盛大な祀りを行った後、霊験がないと見るや失踪して…

  • 水滸伝関連書籍bot 今後の予定

    いつも水滸伝関連書籍botにいいねやRTをいただきまして、ありがとうございます。 さて、予告してありました『中国の五大小説(下)』『図解雑学 水滸伝』『ものがたり水滸伝』からの引用入力作業がひととおり終わりましたので、今後の予定について、少しお知らせさせていただきます。 これからしばらく、新規の入力作業は行わず、現在登録してあるツイートのみでbotを回してまいります(と言っても、未登場のストックが1か月分ほどありますので、充分お楽しみいただけるかと)。 当面、入力の代わりに行うのは、原作(百回本、百二十回本)を基にした 「記念日アラート機能」 の立ち上げです。 『水滸伝』の作中には、それほど多…

  • 『水滸後伝』第22回あらすじ

    楊林たちは唐牛児が城外へ投げ下ろした手紙から柴進の無事を知り、扮装をして城内に紛れ込む。 戴宗が城内から合図して飲馬川の軍勢にはしごで城壁を登らせると、城内の兵たちは恐慌状態となる。李応が高源を討ち取り、柴進とその家族は無事に保護される。 李応は皇帝の消息を確かめるため、戴宗と楊林を都に派遣する。戴宗らは東京近くの寺に宿を借り、食料を求めて周囲の民家を訪ねるうちに、燕青と再会し、しばらく彼の家に逗留する。 欽宗は「南に逃げるべき」と言う李邦彦と徹底抗戦を説く李綱の間で揺れるが、禁軍兵士たちの意志を知って抗戦を決める。また、太学士の陳東の告発に基づき、蔡京ら数人の奸臣が逮捕され、流罪となる。 儋…

  • 水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 052

    三山合流して梁山泊に入った時、「生辰綱」強奪が話題となって一同大笑いとなるが(第58回)、晁蓋・呉用らとのわだかまりは本当になくなっていたのだろうか。楊志の心のうちが気になるところである。【図解】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年11月15日 これは……個人的に、めちゃめちゃ気になるところです。 ニ竜山が、白虎山から逃げてきた孔亮を受け入れ、「さてどうやって呼延灼を迎え討とうか」という話になったとき、「梁山泊に救援を頼もう」と提案したのは魯智深でも武松でもなく、梁山泊の現主力メンバーに酷い目に遭わされた経験を持つ、楊志その人だったのです。 過去の遺恨のこと…

  • 『水滸後伝』第21回あらすじ

    李応と呼延灼は曇化と闘うが、打ち負かすことができない。頭領たちは朱武の計略に従い、曇化の軍勢を飲馬川に貼りつかせて、密かに万慶寺へと兵を差し向ける。 寺に踏み込んだ頭領たちが酒盛りをしながら待っていると、果たして曇化が引き返してくる。頭領たちは曇化を捕らえて本堂の柱にくくりつけ、寺もろとも焼いてしまう。 李応たちが宴会をしていると、戴宗がやってくる。 戴宗は朝廷から大名府に、出兵を催促する詔書を届けたが、詔書は金に帰順したがっている知事の劉予に焼かれてしまった。 行く宛がなくなった戴宗は滄州の柴進を頼ろうとしたが、滄州では高濂の弟の高源が知事になっており、李宰相が出した「富豪たちから財貨を徴収…

  • 水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 051

    雑劇で扱われているのは、〈中略〉108人がいかにして梁山泊に集まることになったかの物語でもなければ、この集団がいかにして崩壊したかの物語でもない。そこでは梁山泊は安定した基地として恒久的に存在し、豪傑たちはそこを離れては事件を解決して戻ってくるのである。【図解】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年11月12日 元代の雑劇(水滸戯)に登場する梁山泊とは、既に山賊たちの拠点として出来上がっており、崩壊の兆しを見せることもない、そんな場所なのだそうです。 「終わりなき日常というか、サ○エさん時空というか。 小説の水滸伝で言えば、108人が勢揃いしてから朝廷との対立…

  • 完全にゼロから始めるサウンドノベル作成 002

    さて。 前回からものすごく間が空いてしまいましたが、サウンドノベル作成、諦めたわけではございません。 歩みは遅くとも少しずつ、作成に必要な環境を整えてまいりました。 字幕だけの画面を作成するにあたっては、ノベルゲーム制作ツール「TyranoScript」にお世話になることにしました。 この先、グラフィック、サウンドも、このツールを使って挿入していくことができます。 (問題は、挿入できるようなコンテンツがまだ作れていないことなんですけどね……)録画にあたっては、よくゲーム実況で使われている「ロイロ ゲーム レコーダー」を使わせていただきました。 「TyranoScript」で組んだプログラムを走…

  • 水滸伝関連書籍bot ひとこと感想 050

    ■たくさんある『水滸伝』の続編古本水滸伝(梅寄鶴・著/民国):七十回本の続編。梁山泊軍が官軍に勝ち続ける。水滸中伝(姜鴻飛・著/民国):七十回本と水滸後伝の間の話。水滸外伝(劉盛亜・著/民国):水滸後伝の続編。阮小七の娘と花栄の息子の恋物語。【図解】— 水滸伝関連書籍bot (@shuihu_related) 2019年11月9日 『図解雑学 水滸伝』には、11作品もの水滸伝の続編がリストアップされています。 水滸伝の続きをどう考えるかは、人によって大きく異なるようですね。 朝廷と馴れ合う百回本、百二十回本の展開を否定して、七十回本の続編を構想するもよし。しかしその場合のスタンスも大きく分けて…

  • 『水滸後伝』第20回あらすじ

    呼延灼の部隊は、汪豹とともに黄河のほとりの楊劉村を守るよう指示を受ける。 呼延灼は汪豹から「金に投降して楊劉村を献じよう」と誘われるが、それには応じず、汪豹に謀反の意図があることを息子たちに伝える。 ある夜、汪豹は嵐に乗じて、自軍に引き入れていた間者を決起させ、対岸の金軍とも呼応して、呼延灼父子をとり囲んでしまう。三人は必死に囲みを解いて逃げた後、保定にいる朱仝を頼ろうと決める。 保定に着いた呼延灼父子が朱仝を訪ねると、彼は今、虎峪寨の守りについているとのこと。行き先を失って万慶寺にたどり着いた三人は、金の手先と成り下がった和尚たちに追いかけられて、山神廟に落ちのびる。 呼延鈺と徐晟は、山で鹿…

  • 『水滸後伝』第19回あらすじ

    宿元帥は開封にやってきた聞煥章に会い、彼を無罪にするために口添えしようと申し出る。安堵した聞煥章は、しばらく大相国寺に逗留する。 一方、金は一旦結んだ盟約を反故にするような宋の態度に怒って、兵を差し向けていた。金軍は宋に迫り、道君皇帝は李綱の進言に従って位を皇太子に譲る。 聞煥章はある日、呼延灼と再会し、その息子・呼延鈺の家庭教師を引き受ける。 呼延灼は教練からの帰り道で、紅い箱を抱えた泥棒たちを追いかける一人の少年を見かける。鮮やかな手並みで彼らを倒してしまったその少年は、徐寧の息子・徐晟であった。呼延灼は身寄りのない徐晟を自分の家に引き取る。 李綱は天下の豪傑を募って黄河の守りに着かせるた…

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