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  • 【展覧会】ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開

    圧巻でした。量・質。19世紀末の抽象絵画の始まりから、大戦を経て20世紀後半に至る展開を、ヨーロッパからアメリカへ、あるいは日本/日本人画家への波及も切り口として各時代の特徴を見せる作品の総覧。各コーナーの解説文が、たっぷりかつ簡潔に学べる構成になっていて、追って読んでいくにつれ、知識が整理され補充されていくことに充実を感じつつ、一方で一点一点がそれぞれに強力な輝きを発する作品が、しかも大判多数で、3フロアにわたってずらりと並び、視覚もまんぞくまんぞく。ゆっくりじっくり観たら2時間では足りない。抽象画なら何でも心動くわけではないけれど、この展示では眼福たっぷり。そしてやっぱり、ザオ・ウーキーが一番好き。図録、購入しました。こちらも圧巻(厚さも)。観覧中の解説文を再読したく。抽象絵画のゆたかな教科書としてお...【展覧会】ABSTRACTION抽象絵画の覚醒と展開

  • 【歌舞伎】歌舞伎座 六月大歌舞伎 2023年6月

    六月大歌舞伎歌舞伎座-----・ども又、なぜこれが繰り返し上演されるのか、どこが難所なのかが、あらためて思われた今月。・いがみの権太、思えば変転多く説得力持たせにくい難しい役…そんな余分な思考など差し挟む隙もなく食い入るように観させられた。最期はうすく微笑むのだなぁ。・歌六さんと東蔵さん、幅広く演じていつもどこか一角を占めておられる、代え難い、大事。大好きです。・扇獅子、楽しむのと応援と。ほかの演目も若い役者さんが多く活躍し始めている。追記:ここさいきん新悟ちゃん(愛をこめてちゃんづけ)から目が離せない。追記:児雷也、蝦蟇。のっそり。びったんびったん。ぱっかーん(口)。ブキかわいい。かわいぃぃぃ←萌えている-----◆昼の部一、傾城反魂香土佐将監閑居の場浮世又平住家の場二、児雷也三、扇獅子◆夜の部義経千本...【歌舞伎】歌舞伎座六月大歌舞伎2023年6月

  • 【映画】怪物

    観客が暗に脳内に構成する”設定”は、やわらかくけれどきっぱりと、反転させられる。2度。印象的な出来事、景色、天候、衣服の色、ことば、小さな物たちは、”あのとき”を特定する符牒として緻密に配置されている。ああ、なるほど、と思いながらも、ちくちくと硝子の破片の触れたように胸が痛むのは、登場する誰かに対する批判的な心情を持った罪悪感、ではなく、透明感にあふれる”彼ら”の、青葉のような感性が直面しあるいは直面するであろう理不尽の予感からだろうか。解釈をどう述べようとしても、言葉にしたら陳腐になりそうで書けない。うけとって、かかえて、苦みや痛みやねがいなど、小さな種々の情動が、わらわらと手の内に在るのを、ジャッジせずにあるがまま持っていられるかを試されている気がした。-----公式サイト:https://gaga....【映画】怪物

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