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  • 【映画】アネット

    レオス・カラックス、ミュージカル。オペラの雰囲気も。物語の寓話性もあいまって。かつ、マリオン・コティヤール演じる主人公の妻・アンはオペラ歌手で、舞台シーンも多くオペラ(吹き替え)もミュージカルシーンの本人の歌声も聴くのも観るのも美しい。アネットは主人公・スタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)とアンの間に産まれた娘の名前。なぜアネットのボディは。斜めにずれゆく進路は、何が原因だったのだろう。本作は、現代に生じている根源的な事象をテーマにしているのかもしれないとも思ったり。直截に言うのが憚られるので、例えていうなら。食べるという行為は、生命維持から情報を食べるほうに比重が移ってきた、というような話と近くて。行き過ぎた抽象化に対する、具象からのアンチテーゼみたいなことをラストシーンを観ながら思った...【映画】アネット

  • 【映画】THE BATMAN-ザ・バットマン-

    誤解を恐れずに言えば、「スケールの小ささ」が絶妙だったと思う。起こる事件は決して小さくなく、時に見るのが辛い凄惨さを伴うけれど、常に描写はブルース・ウェインのメンタルに立ち戻るので。ある青年の、とある期間に起こった体験の、ものがたりで。くらしに困らない資産と階級の子息であって、使命のようなものを背負っているけれど、それもまた、不安定な若さがアイデンティティを立てるための支柱のように見えなくもないような、そういう繊細さが、骨太な、肉弾戦の、暴力にあふれる画面のあいまに揺れる。見終わった直後はもやっとした感じだったけれど時間が経つとその繊細な印象は残り香のように思い起こされる。-----公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/thebatman-movie/(2022.3.27)【映画】THEBATMAN-ザ・バットマン-

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