解説を交えながら法華経を読もう
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tutiinagoさん
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解説を交えながら法華経を読もう
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https://tutiinago.hatenablog.com/
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妙法蓮華経の現代語訳と解説です。 わかりやすさを追求しています。 訳者紹介などは http://nozomichurch.net/
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tutiinagoさんのブログ記事

1件〜30件

  • 法華経 現代語訳 52

    その時、下方にある多宝仏の国から、智積(ちしゃく)という名の菩薩が来て、多宝仏に次のように申し上げた。 「そろそろ本土にお帰り下さい。」 (注:「見宝塔品」にあったように、多宝塔と多宝如来は地面から現れ出た。つまり、多宝如来の仏国土は「下方」にあるのである。その仏国土からお迎えが来たということである。) その時、釈迦牟尼仏は智積菩薩に次のように語られた。 「良い男子よ。しばらく待つように。ここに文殊師利(もんじゅしり・文殊菩薩のこと)という菩薩がいる。その菩薩と会って、妙なる教えについて語り合って、それから本土に帰るがよい。」 その時、文殊師利は、大きさが車輪のような千葉の蓮華に座し、共に来た…

  • 法華経 現代語訳 51

    妙法蓮華経 提婆達多品 第十二 その時に仏、多くの菩薩、および天や人や出家者や在家者のすべてに次のように語られた。 「私は、過去の無量の劫の中において、法華経を求めることに、たゆむことはなかった。多くの劫の中において、常に国王となって、願を発して、この上ない悟りを求め続け、心が退くことがなかった。 六波羅蜜(ろくはらみつ・菩薩の行なうべき六つの行ない)を満たそうと、布施を行なったが、象や馬や多くの宝、国や城や妻子、奴隷や従者、さらに自分の頭や目や髄や脳、身の肉や手足を惜しむ心はなく、命さえ惜しまなかった。 その時の世の民たちは、その寿命が無量であった。教えのために、国における位を捨て、政(まつ…

  • 法華経 現代語訳 50

    その時に世尊は、再びこの内容を述べようと、詩偈の形をもって次のように語られた。 「聖なる主である世尊は 遠い過去に滅度されても 宝塔の中におられ この教えのために来られた 人々は教えのために努めないことがあろうかこの仏が滅度され 数えることができないほどの歳月が過ぎた 教えは常に目の前にあるのではなく 定まった場所でのみ聞くことができる それほど教えには会うことが難しい 彼の仏の本願は 私の滅度の後も 定まった場所に赴いて 常に教えを聞くことである (注:多宝如来は、遠い昔に滅度した仏である。滅度とは、これも何度も述べているように、完全にその仏の存在がなくなることであり、それでこそ究極の悟りで…

  • 法華経 現代語訳 49

    その時、釈迦牟尼仏は、分身の諸仏を受け入れるために、あらゆる方角の二百万億を千億倍した数の国を、みな清らかな国と変えられた。そこには、地獄、餓鬼、畜生、および阿修羅などの悪しき世界はなかった。また多くの天や人を他の国土に移した。変えられた国の地は瑠璃であり、宝樹で荘厳に飾られていた。その樹の高さは測ることができないほどであり、枝や葉、花や実などみな厳かに飾られていた。その樹の下にはみな、宝の立派な座が設けられていた。高さ五は測ることができないほどであり、あらゆる多くの宝によってできていた。また大海、江河、およびあらゆる高い山もなく、すべて宝の地面で平坦なひとつの仏国土となっていた。宝によってで…

  • 法華経 現代語訳 48

    大楽説菩薩は、仏に次のように申し上げた。 「世尊よ。私たちは世尊の分身の諸仏を見て、礼拝し供養したいです。」 その時、仏が白毫(びゃくごう・仏の眉間にある白い毛の渦)から光を放つと、たちまち東方にある、大河の砂を五百万億の千億倍した数の仏国土の諸仏を見ることができた。それらの国土の土地はみな水晶であり、宝樹や宝衣によって荘厳に飾られ、無数千万億の菩薩たちがその中に満ちていた。宝の覆いが張られ、さらにその上に宝の網が掛けられていた。その国の諸仏は、大いに妙なる声をもって、あらゆる教えを説いていた。さらに無量千万億の菩薩たちが諸国に満ち、人々のために教えを説いているのが見えた。 同じく四方八方、さ…

  • 法華経 現代語訳 47

    妙法蓮華経 見宝塔品 第十一 その時、仏の前に多くの宝によってなる塔があった。高さも縦横の長さも、測ることができないほどであった。地面より現れ出て、空中に留まった。この塔は、さまざまな宝物をもって荘厳に飾られていた。そして五千の欄かんがあって、部屋も千万あった。無数の旗が厳かに飾られ、宝石が垂れ下がり、万憶もの宝の鈴がその上に懸かっていた。四面に妙なる香木の香りを放ち、その香りは世界に充満した。その多くの旗や覆いは、金銀やあらゆる宝石、珊瑚、真珠などの宝をもってできており、その高さは四天王のいる天にまで至った。 多くの天的存在は、天の花である曼陀羅華(まんだらけ)を注いで、この宝塔に供養した。…

  • 法華経 現代語訳 46

    その時に仏は、また薬王菩薩摩訶薩(まかさつ・偉大な菩薩という意味)に語られた。「私の語る経典は無量千万億であり、それらはすでに説かれ、今説かれ、これから説くであろう。しかしその中において、この法華経は最も信じることが難しく、理解することが難しい。 薬王よ。この経は諸仏の秘められた重要な教えである。みだりに広めて人に与えるべきではない。諸仏世尊が守護する教えである。昔より今まで、いまだに明らかに説かれてはいない。しかもこの経は、如来が存在する現在ですら、なお非難されることが多いのであるから、如来の滅度の後はなおさらである。 薬王よ。まさに知るべきである。如来の滅度の後に、この経を書き写し、読誦し…

  • 法華経 現代語訳 45

    妙法蓮華経 法師品 第十 その時に世尊は、薬王(やくおう)菩薩を代表とし、八万人の菩薩たちに次のように語られた。 (注:ここからは、第十章目にあたる『法師品(ほっしほん)』である。法華経の成立史を考える時、最も注目されるのが、釈迦が誰と語っているか、ということである。ここまで見てきた中では、第二の『方便品』から、前回の第九である『授学無学人記品』までは、釈迦とその弟子たちとのやり取りであった。その中には、文殊菩薩とか弥勒菩薩というような、固有名詞を持つ菩薩たちは登場していない。しかし、一番初めの『序品』には、文殊菩薩も弥勒菩薩も登場して会話をしていた。このようなことからも、最初に成立したのは、…

  • 法華経 現代語訳 44

    妙法蓮華経 授学無学人記品 第九 その時、阿難(あなん)と羅睺羅(らごら)は、このように思った。 「私たちも授記が与えられれば どんなにうれしいことだろう。」 (注:ここからは、第9章めである『授学無学人記品(じゅがくむがくにんきほん)』である。この題名の意味であるが、普通、「無学」と言えば、学問のない者を指すだろう。しかし、仏教では全く逆で、「無学」とは、もはやこれ以上学ぶことがなくなった聖者、つまり阿羅漢のことである。そしてその反対に「授学」とは、まだ学ぶべきことがある者たちを指す。この箇所では、阿難が無学で、羅睺羅および他の者たちが授学ということになっている。そして、阿難(アーナンダ・音…

  • 法華経 現代語訳 43

    その時、世尊は再びこの内容を述べようと、詩偈の形で次のように語った。 「多くの僧侶たちよ よく聞くがよい この仏の弟子の道は 方便を学んだために 常識的な思考では理解することはできないのだ ある人々が 劣った教えを願って 大いなる智慧を求めようともしないことを知る このために 多くの菩薩たちは 声聞や縁覚となって 無数の方便をもって 多くの衆生を教化して 「私は声聞だ 仏の道を遠く離れている」と説く このように無量の衆生を悟りに導き みなすべて成就することを得させる 小さなことを願って 熱心ではないと言っても 次第に仏になるよう導く 内側に菩薩の行を秘して 外側では声聞の姿を現わす 少なく願っ…

  • 法華経 現代語訳 42

    妙法蓮華経 五百弟子受記品 第八 その時に富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし・略して富楼那という)は、仏からこの智慧と方便について詳しく説かれた説法を聞き、さらに、多くの大弟子に、最高の悟りを得るという授記が与えられたこと、また前世の因縁を聞き、また諸仏が大いなる自在の神通の力を持つことを聞き、未だかつてなかったことだと踊り上がるほど喜び、即座に立って仏の前に進み、仏の足を頭につけて礼拝し、片隅に座って仏の顔を目をそらさずに見上げ、次のように思った。「世尊は不思議な力をお持ちで、その行ないは非常に優れています。世間にいる人々の能力の違いに従って、方便の知見を用いて教えを説かれ、衆生のあらゆる貪…

  • 法華経 現代語訳 41

    その時、世尊は再びこのことを述べようと、詩偈をもって次のように語られた。 「大通智勝仏は 十劫の間道場に座しておられたが 最高の悟りを得ることはできず 仏の道を成就することはなかった 多くの天の神や龍王 阿修羅たちは 常に天の花を降らして その仏を供養した 諸天は天の鼓を打ち また多くの伎楽を演奏した 香風は萎んだ花を吹き飛ばし さらに新しい花を降らせた このように十小劫が過ぎ 仏は仏の道を成就した 諸天および世の人々は みな躍り上がるほど喜んだ その仏の十六人の子は みなその千万憶の従者と共に 仏のところに行き 頭に仏の足をつけて礼拝し 教えを説くことを願って次のように言った 『聖なる獅子で…

  • 法華経 現代語訳 40

    「多くの僧侶たちよ。私はこのように沙弥であった時、数えることのできないほどの多くの衆生を教化した。私に従って教えを聞いた衆生は、最高の悟りを得るように導かれたのである。この多くの衆生は、今も声聞である者もいるが、私は常に最高の悟りを得るように教え導いている。この者たちも、この教えによって、やがて仏の道に入るであろう。なぜならば、如来の智慧は信じがたく理解しがたいからだ。 その時に私が教化した数えることもできないほど多くの衆生は、今のあなたたちであり、さらに、私が滅度した後の未来世の声聞の弟子たちなのである。私が滅度した後は、弟子であっても、この経を聞くことはなく、菩薩の行なうべきところを知らず…

  • 法華経 現代語訳 39

    「仏が、天や人や大衆の中において、この教えを説かれた時、六百万億の千億倍の人々は、すべてのものへの執着を断ち切ったために、煩悩からの解放を得て、みな深く妙なる禅定やさまざまな神通力を得て、また貪欲から離れるための瞑想を得た。仏の第二、第三、第四の説法の時も、数えることのできないほどの衆生は、執着を断ち切ったために、煩悩からの解放を得た。このように、仏の御声を聞き、声聞となった者たちの数は、無数であった。 その時、十六王子は出家したが、童子であったため、僧侶の前段階である沙弥(しゃみ)となった。みな能力が優れ、智慧も明晰であった。彼らはすでに前世において、百千万憶の諸仏を供養しており、清い行を修…

  • 法華経 現代語訳 38

    「その時、大通智勝如来は、あらゆる方角の梵天王をはじめ、十六王子の願いを受け、即時に、四諦(したい)と十二因縁(じゅうにいんねん)の教えを説いた。僧侶や婆羅門、もしは天、魔、梵天および他の世の人が説くことのできない教えである。つまり次の通りである。 四諦は次の通りである。すべては苦しみである(苦諦・くたい)、苦しみの原因は執着が集まったものである(集諦・じったい)、執着を滅ぼせば苦しみも滅びる(滅諦・めったい)、その苦しみを滅ぼす道に八正道がある(道諦・どうたい)。 また、十二因縁(ものごとの成り立ちを十二の因縁に分けて説いた教え)を説かれた。すなわち次の通りである。 無明(むみょう・真理から…

  • 法華経 現代語訳 37

    「その時、大通智勝如来は黙ってこれを許された。また僧侶たちよ。東南方の五百万憶の国土のあらゆる梵天王は、各々の宮殿が、まばゆいばかりの光明に包まれ、今までになかったほど光輝いていることを見て、躍り上がるほど喜んだ。このため、多くの梵天王が互いに集まって議論をした。その中に、ひとりの大梵天王がいた。名前を大悲(だいひ)という。彼は多くの梵天たちのために、次の詩偈を述べた。『何の因縁があって このようなことが起きているのだろうか 私たちの宮殿の光明は 今までになかったほど光輝いている 大いなる徳を持つ者が天に生まれたのであろうか 仏が世に現れたのであろうか このようなことは今まで見たことがない ま…

  • 法華経 現代語訳 36

    「その仏がまだ出家していない時、十六人の子供がいた。一番目の子の名前は、智積(ちしゃく)と言った。子供たちには、さまざまな珍しい遊具などがあったが、父がこの上ない悟りを開いた、ということを聞いて、それらすべてを捨てて、仏である父のもとに行った。母は涙を流しながらも、子供たちを送った。この一族の先祖にあたる転輪聖王(てんりんじょうおう)は、百もの大臣および他の百千万憶の人民と共に、これに付き従って仏のいる道場に至った。みな大通智勝如来に近づき、供養し褒め称え、師事しようと、その仏の足に頭をつけて礼拝し、仏の周りを回って一心に合掌に、世尊を仰ぎ見て次のように詩偈を説いて言った。 『大威徳を備えられ…

  • 妙法蓮華経 現代語訳 35

    妙法蓮華経 化城喩品 第七 仏は多くの僧侶たちに次のように告げられた。 「人が数えることも想像することもできないほどの過去に、仏がいた。大通智勝(だいつうちしょう)如来という。その国を好成(こうじょう)と名付け、その仏の現われる劫を大相(だいそう)と名付ける。 (注:ここからは化城喩品(けじょうゆほん)である。この題名の由来は、この章の中に、旅で疲れた人々を癒すために幻の城が現われた、という比喩物語があるからである。しかし、その物語と共に、釈迦の前世の物語が語られており、むしろ、比重は釈迦の物語の方が大きいのではないか、と思われるほどである。したがって、サンスクリット原本の題名は、「前世の因縁…

  • 法華経 現代語訳 34

    妙法蓮華経 授記品 第六 その時、世尊はこの偈を説き終って、多くの大衆に告げて、次のように語られた。 「私の弟子の摩訶迦葉は、未来世において、三百万憶の諸仏世尊に仕え、供養し師事し敬い讃嘆して、広く諸仏の無量の大いなる教えを説くことになろう。そして、最後の生において仏となるだろう。その名を、光明如来という。 (注:ここから、第六章目の「授記品(じゅきほん)」が始まる。以前にも述べたが、授記とは、未来に仏となるという予言のことである。厳密に言えば、「記」がそれにあたり、記を授くという意味で授記と言う。しかし、この翻訳と解説では、わかりやすく、「授記を与える」などの表現を使うことにする。また、これ…

  • 法華経 現代語訳 33

    その時、世尊は再びこの内容を述べようと思われ、詩偈の形にして次のように語られた。 「存在に対する迷いを破る教えの王である仏は この世に出現され 衆生の求めに応じて さまざまに教えを説かれる 如来は尊く 智慧は深遠であり 長い間 そのことを秘められ 速やかには語られなかった 智慧ある者ならば 聞いて信じ理解するが 智慧のない者ならば 聞いてもかえって長い間それを失ってしまう そのために迦葉よ 仏は能力に応じて説かれ あらゆる縁をもって 正しい見解を得させる 迦葉よ まさに知るべきである 例えば この世に大きな雲が起こって 空を覆い 雲は多くの雨を含み 電光走り 雷の音が鳴り響き 人々を喜ばせ 日…

  • 法華経 現代語訳 32

    妙法蓮華経 薬草喩品 第五 その時世尊は、摩訶迦葉(まかかしょう)および多くの大弟子たちに、次のようにおっしゃった。 「よろしい、よろしい。迦葉よ。よく如来の真実の功徳について説いたものだ。誠にその通りである。如来にはまた、数えることのできないほどの多くの功徳がある。あなたたちにそれを説いたとしても、いくら時間と歳月があっても尽くすことはできない。迦葉よ。まさに知るべきである。如来はあらゆる教えの王である。その中に、空しい教えなど一つもない。すべての教えにおいて、智慧による方便をもって説くのである。その説かれた教えは、すべてを知る仏の智慧に至らせる。如来はすべての教えの果報を知って、またすべて…

  • 法華経 現代語訳 31

    「私たちが劣った教えを願っていることを知られ 仏は『あなたたちは仏になる』とは言われなかった しかも仏は 私たちは多くの煩悩を断ち切った小乗の声聞だと説かれた そして仏は私たちに 最上の道を修習する者は仏になると説けと言われた 私たちは仏の教えを受けて 大菩薩のために 多くの因縁・さまざまな比喩・言葉をもって無上の道を説いた 多くの仏の子たちは 私たちに従って教えを聞き 日夜思索し精進した この時に諸仏は彼らに あなたは来世において 仏になるであろうと 授記を与えられた 一切諸仏の秘蔵の教えを ただ菩薩のために語られ 私たちのために この真実の教えを説かれなかった 例えの中の子が その父のもと…

  • 法華経 現代語訳 30

    「世尊よ。この大富豪の長者は、すなわち如来のことです。私たちは仏の子です。如来は常に私たちを子だとおっしゃっています。世尊よ。私たちは、苦しみ自体の苦しみや、楽がなくなる時に生じる苦しみや、すべての存在そのものから来る苦しみなどにより、生じの中において、多くの熱悩を受け、無知にして迷い、劣った教えを喜んで執着していました。今日、世尊は、私たちが偽りの見解を取り除くよう、導かれました。私たちは努めて精進し、日ごとの労働によって賃金を得るように、涅槃を得るのだと思っていました。そしてすでにこれを得て、心は大いに喜んで、これで十分だと思い、『仏の教えの中において、努めて精進したために、得たところは多…

  • 法華経 現代語訳 29

    妙法蓮華経 信解品 第四 その時、須菩提(しゅぼだい)と摩訶迦旃延(まかかせんねん)と摩訶迦葉(まかかしょう)と摩訶目揵連(まかもっけんれん)は、仏から聞いた驚くべき教えと、世尊が舎利弗に最高の悟りを開いて仏となると授記したことについて、尊いことだという心を起こし、躍り上がるほど喜び、座を立って衣服を整え、右の肩を出して、右の膝を地につけ、一心に合掌して身を曲げて尊敬の意を表し、仏の尊い顔を見上げて次のように言った。 (注:今までは、舎利弗が聞き手として登場していたが、信解品(しんげほん)となって、舎利弗と同じ、釈迦の十大弟子の中の、須菩提と摩訶迦旃延と摩訶迦葉と摩訶目揵連が登場する。なお、「…

  • 法華経 現代語訳 28

    「私は教えの王であって、教えにおいては自在である 衆生に安穏を与えるために この世に現われた 舎利弗よ 私の不動の教えは 世に益を与えるために説かれている あちらこちらで みだりに宣伝するようなことはないようにせよ もし聞きたいという意思を示す者があれば 喜んで受けるであろう まさにこのような人は もう菩薩の位から退かない者である この経の教えを信じ受け入れる者は すでにかつて過去の仏に仕えて供養し この教えを聞いていた人だ もし人がよく私の説く教えを信じるならば 私自身を見て またあなたや僧侶たちや菩薩たちを見るのである この法華経は 深い智慧を得ている人のために説くのであり 浅い知識しか持…

  • 法華経 現代語訳 27

    仏は重ねてこのことを述べようとされ、詩偈によって次のように語られた。 「例えば ある長者がひとつの大邸宅を持っていたとする その家は古くなっており また傷みも激しかった 家全体が傾いており 柱の基礎は朽ち 梁や棟は傾き 家の基礎も崩れ 垣根は壊れ 壁も剥がれ落ち 覆っていた苔さえ乱れ落ち 縁側も崩れ 戸も曲がり あらゆる汚れた物が満ちていた 5百人の人々がいて その中で生活していた あらゆる鳥や動物や虫たち(ひとつひとつの名称は省略する)が走り回っており 排泄物が流れ臭い 虫たちがそこに集まり それを食べる動物たちも集まり 死体を食べ 骨肉を奪い合い 争って食べ物を求め 叫んだり 戦ったりして…

  • 法華経 現代語訳 26

    「その時、子供たちは、それぞれその大きな車に乗って驚嘆したが、最初の話のものとは違っているので、不思議に思った。 舎利弗よ。あなたはどう思うか。この長者がそれぞれに、同じ大きな宝の車を与えたことは、嘘をついたことになるであろうか。」 舎利弗は答えた。「いいえ、世尊よ。ただ子供たちが火事の災難から逃れて、その体も命も無事だったことだけでも、この長者は嘘をついたことにはなりません。それはなぜかと申しますと、体と命があってこそ、おもちゃを手にすることができるからです。ましてや、方便を用いて、その火宅から救われたとなれば、なおさらのことです。世尊よ、もしこの長者が子供たちに、最も小さな車さえ与えなかっ…

  • 法華経 現代語訳 25

    その時、仏は、舎利弗に次のように語られた。 「私は先ほど、諸仏世尊のあらゆる因縁や比喩や言葉によって、方便して教えを説くことは、みな最もすぐれた悟りのためだと言わなかったであろうか。この多くの教えは、みな菩薩を教化するためのものだ。しかも舎利弗よ、今まさに、たとえをもってこの意味を明かすことにしよう。さまざまな智慧を持つ者は、このたとえによって、方便の深い意味を理解することができりだろう。 (注:繰り返し、仏の説く様々な教えは、いろいろあるように見えるが、これらはすべて、最高の悟りのため、つまり仏になるために説かれたもので、いろいろな教えがあるのは、それぞれの能力に応じて、方便してさまざまな教…

  • 法華経 現代語訳 24

    その時、世尊は再びこのことを詩偈の形で述べようと、次のように語られた。 「舎利弗は 来世に 普遍的な智慧を持つ仏となり その名を華光という まさに多くの人々を悟りに導くであろう 数えきれないほどの仏たちを供養し 菩薩の修行と力などの功徳を満たして この上ない道を証するであろう 気の遠くなるような長い年月を経て 大寶厳と名付けられる時間となったとき 離垢という仏国土がある その仏国土は 清らかで汚れがなく 地面は瑠璃色の宝石であり 金の縄が道を形作り 七つの宝でできている樹木に 常に花と実がある その国の多くの菩薩は 志が堅固であり 神通力や菩薩としての行がみな成就しており 数多くの仏のもとで …

  • 法華経 現代語訳 23

    その時 仏は次のように舎利弗に語られた。 「私は今、天や人や僧侶やバラモン教の人々などの大衆に告げる。舎利弗は、過去の二万憶の仏のもとにおいて、この上ない道のために教化されてきた。そして実は、それはみな私が舎利弗を導いたのだ。この世においても舎利弗は、長い間私に従って学び修行して来たが、それは私が方便の力をもって私の弟子にしたからのだ。 舎利弗よ。あなたを仏の道を志願させたのは、私なのだ。しかし、今、あなたはそれらをすべて忘れて、自分で悟りを得たと思った。私は今、本当に行なうべき道を明らかに知らせようとし、また多くの声聞のために、この菩薩の教えであり、多くの仏たちが守られる妙法蓮華経を説くのだ…