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らんどくなんでもかんでも R https://motanmozo.hatenablog.com/

文学、万葉集、美術、クラシック音楽についてメインにしています。 その他、漫画やテレビ番組、飼っている猫🐱についても。 読んでいただけたら嬉しいです。 末長くおつきあいよろしくお願いします。

最近はクリムト展に行った記事を書いています。 クラシック音楽はラフォルジュルネの音楽祭に行きました。 読書は最近していないのでお勧めぜひ教えてください!

mozoもぞ
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2019/06/12

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  • ブログを見てくださる皆様へ

    当ブログは休止していますが、現在Twitterで活動しています。 ぜひ遊びにいらしてください。 お待ちしています。 なおブログについては思案中です。 今しばしお待ちください。 @motanmozo

  • ゴッホ「ひまわり」ロンドンナショナルギャラリーより

    ゴッホ「ひまわり」 向日葵の黄金色の光は影の無い美しさ。 純真といってもいいかもしれない。混じり気なくただひたすらに純粋に輝き続けようとするもの。自分は宮沢賢治の「よだかの星」の描写を思い出した。ゴッホの肉体は朽ちてしまっても その思いは今も輝き続けている。 大好きな日本で。

  • ボン・ジョン・ジョヴィ

    今日会社でちょっと年上の女性と話した会話 👧私、ジョン・ボン・ジョヴィが大好きなの💓知ってる? 👦知ってるよ。ボン・ジョン・ジョヴィでしょ。 👧はっ!?ボンじゃない💢ジャイケル・マクソンじゃないんだから💢 👧「ジョン・ボン・ジョヴィ」。絶対間違えないで❗️ 👦ごめんごめん。 ジョン・ジョン・ジョヴィか。 👧きさまあ💢名前もきちんと呼べない貴様とは洋楽の話はせん❗️😡😡

  • 「石の花」坂口尚 2

    少年クリロはユーゴスラビアへのドイツの電撃侵攻により、 学友や家族とはぐれ、山をさまよっているうちにドイツと戦うゲリラ部隊と出会い、 チトー率いるパルチザンの一員として戦う事になる。 パルチザンとドイツ第三帝国との死闘に次ぐ死闘。連合軍は北アフリカとスターリングラードで勝利するもまだまだユーゴまでは遠い。 ランス、ここの漫画に出てくるどの人間よりも温かくてふかふかの毛布で寝てるよ☺️ パルチザンとドイツ軍の最大の激戦のひとつネレトバの戦い。 難民を抱えたパルチザンは独軍に急追されたが、多大な犠牲を出しながら辛くもネレトバ川を渡り、戦略的退却を完遂。例えて言えば、三国志の当陽長坂の戦いか。難民を…

  • 「石の花」坂口尚 1

    坂口尚「石の花」第二次大戦時、ドイツ第三帝国に侵略されたユーゴスラビアの少年クリロと幼なじみの少女フィーの物語。とても硬派な漫画。 スラブ系、ゲルマン系いくつもの民族が入り乱れ、 ファシズム、民主主義、共産主義、様々な思想が飛び交う。 何がユーゴの人々に幸せをもたらすか、ひいては世界の人々に幸せをもたらすかを考えさせます。 戦闘シーンは時にはとても残酷で、もやもやしたものが心に残ります。 ただ個人的に戦争ものは心地よくあってはいけないと考えています。 後にユーゴを統一したパルチザンの英雄チトーも登場。ぜひお勧め☺️ 3回くらい記事で紹介する予定です。

  • 春の嵐

    今日休日出勤なのに窓に叩きつけるように 雨が降ってる🌧️🌧️🌧️もはやこれまで(・ε・` ) 休日出勤の朝、まるで台風のようなひどい雨風でした。もぞさんは飛ばされないよう傘にしがみつくようにして駅に歩いていきました。スーツの裾はすでにびしょびしょでした。そこへとんでもない大風が一吹き。もぞさんは傘ごと空に舞い上がり、どこまでもどこまでも空の彼方に飛んでいきました。 気がつくと、もぞさんは雲のようなふわふわとしたところにいました。すると、どこからか妖精が現れて、「もぞさん、ここは夢の国です。どうぞゆっくりして行ってくださいね。」 と微笑みながら言いました。 なぜおっさんが主役だとメルヘンチックで…

  • 「怖い仏教」平野純 前編

    平野純さん「怖い仏教」読みました。日本で仏教といえば葬式仏教。しかし仏陀があの世について積極的に語った事は実は一度も無い。では誰が仏教の名であの世を語ったのか? 仏陀本来の教えとは?それにわかりやすく答えてくれます。 「神々に懇願し、祈れば死んだあとに平安な世界などにゆけるなどという話は、根も葉もない作り話にすぎない。」 平野純「怖い仏教」より この言葉を仏陀が言ったとするなら、彼は超現実主義者であったと感じます。仏陀の言葉をまとめたブログ記事と併せて読んでみて下さい。 https://motanmozo.hatenablog.com/entry/2013/04/08/205916 本書は仏陀…

  • 芥川龍之介「蜜柑」の車窓を追って

    芥川龍之介の代表作「蜜柑」。舞台は神奈川県を走る横須賀線の車中なんです。 「或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた。」 主人公は横須賀駅始発の上り列車に乗っているので、作中小娘と車内でのやり取りがあったのは、トンネルの存在を考慮すると、横須賀ー田浦ー東逗子の間のどこかだと思われます。蜜柑を車窓から放ったのはどこなのかなと思っています。 それらしき場所を動画に撮ってみました。 「しかし汽車はその時分には、もう安々と隧道トンネルをすべりぬけて、枯草の山と山との間に挾まれた、或貧しい町はづれの踏切りに通りかかつてゐた。」 横須賀―田浦間車窓動画…

  • 柱合会議 サウンドオブミュージックで好きな曲は?

    ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ大佐を演じた クリストファー・プラマーさんが、コネティカットの自宅で亡くなりました。91歳でした。 映画公開(1965)から45年後(2010)に 再会したトラップファミリー トラップ大佐役クリストファー・プラマーさん追悼そして鬼滅の刃「遊郭編」宇髄さんメイン記念 柱合会議 映画「サウンド・オブ・ミュージック」で好きな曲は? 炎柱推し https://youtu.be/lJG3Vw8uIro 宇髄さんがメインでやりたいやつ https://youtu.be/nhLE3UDAnGw 風柱推し https://youtu.be/HHmt-A…

  • 柱合会議 モーツァルトお勧めの曲編

    音楽の日ということでモーツァルトの曲お勧め編作ってみた。 あーでもないこーでもないと楽しく創れました☺️ 音源つけましたので 柱推しの音楽ぜひ聴いてみてください。 炎柱推し 交響曲25番 https://youtu.be/7lC1lRz5Z_s 音柱推し パパパの歌「魔笛」より https://youtu.be/vRCgrz5O3bw 和訳(初音ミク) https://youtu.be/s7owxDkeeOc 夜の女王のアリア「魔笛」より https://youtu.be/YuBeBjqKSGQ 風柱推し ドン・ジョバンニ序曲 https://youtu.be/95su3tlNNVw 蛇柱推し…

  • 「島原の乱」菊池寛

    島原の乱というと天草四郎率いるキリシタンの戦いというイメージだが、 その実は関ヶ原で敗れた小西行長などの旧臣による蜂起で、直接には島原の松倉氏の圧政に対するものだった。 九州の諸大名十数万出陣するも苦戦。大将板倉重昌戦死。宮本武蔵も細川方として参戦し足を負傷したとか。 結局数ヶ月の包囲の末兵糧が尽きたところを攻め込まれ一揆勢3万全滅。 原城には村の住人ごと籠城するパターン多く、老人や女子供容赦なく根絶やしに。 乱後、島原半島は無人の野となり移住政策がなされた。徳川の仕置きわめて過酷なり。今も原城を掘るとロザリオなどの発掘があるという。 https://www.aozora.gr.jp/card…

  • 【閑話休題】恐ろしい話

    今日恐ろしい話を聞いた。 80代独居男性 とある介護施設で朝到着時38℃以上の高熱。コロナの疑いあり直ちに救急搬送。陽性と判明。しかし受入先病院皆無。関係者掛け合うもことごとく拒否される。 曰く、中程度の症状のため積極的治療できない。 結局入院できず自宅療養に。 80代独居老人の自宅療養というものを想像できるだろうか。コネも権力もない高齢者は自宅療養という名の放置に甘んじるしかないのか。 この話からすれば死ぬか生きるかの症状でなければ入院できないと思った方がよい。昨今のニュースを眺めるに、日本は一体誰に優しい国なのか。本当に情けない。

  • 柱合会議 ゴッホの作品お勧め編

    柱合会議ゴッホの作品もの作ってみた。 炎柱推奨「ひまわり」 音柱推奨「糸杉」 風柱推奨「自画像」 蛇柱推奨「馬鈴薯を食べる人々」 霞柱推奨「コロー平原の収穫」 恋柱推奨「郵便配達人ルーラン」 岩柱推奨「タンギー爺さん」 蝶柱推奨「ローヌ川の星の夜」 水柱推奨「ゴッホの手紙」 以前ブログで紹介したものです https://motanmozo.hatenablog.com/entry/2016/10/05/180917

  • 「大坂夏之陣」菊池寛

    ルポ風に大坂方の武将の動向を細かく記述した作品。 堀を埋められ城に籠る事ができない大坂方は討って出るしかない。野戦の名手家康に敵うはずなく数日で主な武将は討死。 しかし、真田、後藤、木村、薄田、毛利、団など大坂方の武将は儚さと潔さと刹那の煌めきを感じさせる戦国最期の華。 豊臣を滅ぼした元凶のように言われる淀の方だが、幼子の後継ぎを残し秀吉が死んだ時点で命運は決していたと思う。淀の方は小谷城で父を失い、北ノ庄城で母を失い、最期に大坂城で自分も自害し生涯を閉じた。歴史に残る三度の落城を経験した、まさに戦国悲劇の女性。 その面をもっと強調してもよいと思う。 「大坂夏之陣」菊池寛 https://ww…

  • 【閑話休題】雪男

    金曜日、日曜出勤が確定した。 首都圏の天気予報は雪⛄️「自分が外出する時に限って雪降るんだよな」と愚痴ると、同僚の女子社員が、「もぞさんて雪男なんですか?」 ・・・雪男って、そういうところで使わないでしょ。雨男みたいに😂雪男って 白い毛むくじゃらの生き物の事だし(・ε・` ) 追記帰り際、女子社員が近寄ってきて 「あの~、さっきの雪男の話、 もぞさんが毛むくじゃらだとか、そんな事思ってないんです。 見た目全然違いますし・・」って・・墓穴掘っとる😂

  • 柱合会議 戦国時代最も印象的な合戦編

    柱合会議お城やったので戦国合戦もの作ってみた。

  • 【閑話休題】コロナウィルスもろもろ

    人命か経済かという議論がある。人命が第一なのは間違いない。命は一度失えば二度と戻って来ない。数的に実は大した事ないという論もあるが、死なずとも後遺症の重大性を知るべきだとも思う。もちろん経済でも人は死ぬ事がある。しかし人命、経済いずれを重視しても、感染しない事が最重要である事は疑いない。 では感染予防するには?・マスクする事・マスクせずにお喋りしない・マメな手洗い諸説あるも最大公約数的にこんな感じか。マスクの有効性に疑問をもつ向きもある。しかしマスクなど簡単にできる事。簡単な事をなぜしようとしないのか。 予防が最重要であるなら少しでも有用な事はすべきだと思う。 コロナ予防対応は戦でいえば籠城戦…

  • 【閑話休題】共通テストおつかれさま 受験漫画などの話

    大学受験の皆様、共通テストおつかれさまでした。 ところで、受験漫画といえば「ドラゴン桜」ですが、自分が小学生の頃はこれでした。 必殺技でテストで100点を取る漫画(笑) 敵もカンニング巻次郎、マークシート三兄弟、睡眠学習マスターの米国帰り、ピンチで金をばらまく金持ち受験生と多士済々。 クラスの皆で必殺技習得を目指しましたが マスターできた者はいませんでした(笑) 結局「学問に王道なし」勉強に必殺技などなく、毎日コツコツやるしかない。受験生の皆さん頑張ってください👊✨ この2人誰だかわかりますか?😁

  • 柱合会議 行ったことあるお城お勧め編

    柱合会議 行ったことあるお城お勧めお昼休みに作ってみた。最近旅に行ってないなあ😔 煉獄さん推奨 熊本城 宇髄さん推奨 仙台城 不死川さん推奨 岐阜城 伊黒さん推奨 名古屋城 甘露寺さん推奨 丸亀城 時透さん推奨 五稜郭 悲鳴嶼さん推奨 岡城 胡蝶さん推奨 弘前城 冨岡さん推奨 練馬城跡

  • ランスが乳首ペロペロし過ぎでかぶれたので病院に行ったでござるの巻

    医「年末年始ずっと家にいましたか?」も「はい、どこにも出かけませんでしたので。」医「ずっと猫いじりされてた?」も「はあ、まあ」医「猫ちゃんはですね、生活のリズムを乱されるとストレスになってこういう事あるんですね。」も「でもすごく仲良しなんですよ(@_@;)」医「仲良しとかは関係ないんです。いつもより興奮する事もストレスですから。」も「はあ」医「実はですね、コロナが流行り始めた頃から同じ理由で、猫にかぶれや脱毛の症状がとても増えているんです。」も「ええっ!そうなんですか(@_@;)」医「ですから薬塗る1週間くらいはいじり過ぎないで放ってあげてください」も「・・・」 放ってあげてと言われても・・ …

  • 詩「ねこ」

    「ねこ」 ねこ ねこ だれがつけたの?やわらかくってまるくって あたたかくって抱きしめたくなるような名まえを まんまるで眠っているとき どんな夢をみているの 抱きしめたときに出す きゅーって声はどんな気持ちなの なでなでしている時の ゴロゴロという音はどこから出ているの ねこ ねこ とってもかわいらしいねこ

  • 鬼滅の刃 柱合会議 宮沢賢治お勧め編

    柱合会議 宮沢賢治お勧め編 作ってみた。 次やるなら、 文学なら太宰治、音楽ならモーツァルトあたり、 絵画系、ゴッホの作品といえば。 みたいなのもいいですね。

  • 鬼滅の刃 柱合会議 ベートーベンお勧め編

    作ってみた。 異論は認めます(笑) ご意見お待ちしております。

  • 【クラシック音楽】鈴木舞さんヴァイオリンリサイタル

    今回、ご縁があり、プライベートコンサートという形で、鈴木舞さんのヴァイオリンに接する機会がありました。 鈴木舞さんの演奏には、以前、同じような形で接したことがあり、 https://www.xn--mozo-y93c7h.com/entry/2019/08/20/115750 とても楽しみにしていました。 ヴィヴアルディ「四季」春 第一楽章 今回、立春も過ぎたので春めいた曲を。ということで。 清々にして朗々。そしてブリリアントなヴァイオリンの音色。日本の花曇りの春のイメージではありません。 春の明るいクリアな陽射しに、花や植物、生き物たちが一斉に目覚め、ぞわぞわ動き出すという感じの演奏。 バ…

  • 【告知】ツイッターの不具合について

    「2020年1月22日現在、Android版のTwitterアプリを開くとすぐに強制終了してしまい、アプリが全く開けない不具合が発生しています。その一方で、Twitterアプリは開けるものの、リストの画面を開くと落ちてしまうという問題が発生しているユーザーも増加している模様です。」 とのことです(-_-;) 自分のツイッターも同じでして、アプリを開けない&家にパソコンが無いことから、 いただいたコメントに返信できない状態となっております。 さて、その解決策ですが、 「したがって、本日行われたTwitter社からの告知の通り、修正完了のアナウンスや、新しい修正版アップデートが配布開始されるのを待…

  • 【美術】ゴッホ展6「薔薇」

    ゴッホは自分が最も好きな画家のひとりですが、 精神病院に入ってピストル自殺するまでの、最晩年の時期の作品の中には痛々しくて、 思わず目を伏せてしまうようなものもいくつかあります。 「曇り空の下の積み藁」 あれほど明るい空の下、風にそよいで、金色に輝いていた麦の穂が、 ひとかたまりに無雑作に集められて積みわらにされている。 どんよりと曇った空に、カラスが飛び交い、積みわらの周りをぐるぐると回っている。 まるで麦の穂の棺桶のようです。 モネの「積みわら」とはまるで違う、打ち捨てられた孤独感のようなもの。 「カラスの群れ飛ぶ麦畑」 ちなみにゴッホ生涯最後の作品はこちら。 小林秀雄のゴッホの随筆で有名…

  • 【美術】ゴッホ展4「パイプと麦藁帽子の自画像」

    ご存知の通り、ゴッホは自画像をいくつも描いています。その数なんと40点。 その理由はモデル代を払えなかったからなどと言われていますが、 お金の有る無しにかかわらず、多くの画家達は自画像というものを数多く描いています。 今回展示されていた自画像は、フェルトペンで描いたような、ちょっと現代の漫画やイラストチックで、面白い作品です。 自らをちらっと覗き込むようでもあり、茶化すようでもあり、不器用な真面目さのようでもあります。 自分はTwitterで絵を描く人との交流があり、色々な作品を楽しく拝見させていただいていますが、 自画像って描く方、あまりいらっしゃらないんですよね。 なぜでしょう? 自画像と…

  • 【美術】ゴッホ展3「麦畑」

    農を描いたゴッホの作品や、彼が手本にしたハーグ派の作品を見た後に印象派の作品を見ると、 思わずその色彩の明るさに目を奪われます。 おそらくゴッホもそうだったに違いありません。 「オワーズ河岸の風景」セザンヌ このセザンヌの作品は、彼としては特出する傑作という作品ではないかもしれませんが、それでも、他の同時代の画家の作品と比べると、断然目を引きます。 色彩と構図が極めて調和しており、単に風景を写した絵画とは一線を画する味わいがあります。 「花咲く林檎の樹」モネ 今回の美術展の作品でどれか一つ持ち帰っていいと言うならば、自分的には、このモネの林檎の木を描いた作品も候補です。 いつまで見ていても飽き…

  • 【美術】ゴッホ展5「糸杉」

    「糸杉」ゴッホ 名画とは何か。 人によって定義はそれぞれでしょうが、自分的に言えば、 名画であることの説明のいらないもの。 色々調べたり教えてもらったりして、ああ、なるほどと納得するものではなく、 見た瞬間、自分の心の奥にズドンで入ってくるもの 。 そう答えます。 この糸杉については、当時ヨーロッパでは棺桶を作った材料の木であり、 作品から死の気配を感じさせるという解説をする人もいますが 、 自分は全くそんなことを感じませんでした。 どこまでも広がりを持って どこまでも大きく そしてどこまでも空に伸びてゆく 躍動感うねるような生命力 生の意欲に満ちた魂の存在感に説明は要りません 。 作品とその…

  • 【美術】ゴッホ展2「ジャガイモを食べる人々」

    農業に携わる人々を描くことはゴッホの大きなテーマのひとつとなっています。 農民画家ミレーの影響を受け、彼の作品を模写したり、創作を加えた作品は有名ですが、 ミレー「種をまく人」 ゴッホ「種をまく人」 この美術展では、ゴッホが影響を受けたと思われるのハーグ派の画家たちの作品の展示も数々あり、 実に興味深いものでした。 農をテーマとしたゴッホの作品の特長は、彼のオリジナルというよりは、 同時代の様々な画家たちの創意工夫を取り入れて、 自己の作品に取り入れたものだったのです。 しかしながら、手本にしたハーグ派の画家達の作品に比べると、 ゴッホの作品中の人物は動きが固く自然ではない感じがします。 少々…

  • ゴッホ展1「雨」

    先日行って参りましたゴッホ展。 https://go-go-gogh.jp/ そこで見た印象に残った作品のいくつかを紹介したいと思います。 ゴッホといえば、絵の具をキャンバスに叩きつけるような 力強い独特の画風がイメージされますが、 まず第1回目は、ゴッホ展で見た、そうではないタッチの作品について。 「雨」 ゴッホの描く情景というと、金色の小麦畑に心地よく、風がそよいでいるというイメージなのですが、 この作品は、水彩ということもあってか、柔らかくみずみずしく、 傘をさして道を歩く人々と、それが地上の水たまりに映っている情景とが 雨のしっとりとした感じに映えて、おだやかに、そしてモダンに感じら…

  • 【閑話休題】今年のクリスマスの過ごし方

    11月はずっと肺炎にかかりっきりで、 自分的には、あっという間に12月を迎えてしまった観があります。 さて、サイトで、名前を入れると、 ある事柄について診断してくれるというサイトがあります。 今回は12月にもなったことですし、 やはり気になる今年のクリスマスの過ごし方を。 https://shindanmaker.com/942693 診断してみると、 【もぞのクリスマス】6:00|仕事7:00|外出8:30|睡眠12:00|仕事15:00|睡眠18:00|睡眠21:00|睡眠24:00|睡眠#今年のクリスマスの過ごし方 午前中仕事して午後はずっと寝てる。 なんて悲惨なクリスマスなんだ(・ε…

  • 【閑話休題】1年で東京~ハノイの距離を歩いた!

    自分は1年前にスマホを新機種に変えた時に、 からだメイトという万歩計のアプリをダウンロードしたのですが、 1年間でなんと東京からベトナムのハノイまで到達いたしました(@_@;) その距離3650 km。 東京~ハノイといいますと、地図でいうとこんな感じです。 3650kmと言いますと、1日あたり10 km というところですが、 毎日朝30分ほどのウォーキング+仕事などの通勤及び移動で、 1日当たり10kmというわけです。 1日2、3時間365日歩けば、こんな遠くにまでいけるんだと驚くとともに、 人間はアフリカで生まれ、そこから何万年もかけて東に移動し、 ユーラシア大陸の東のアジアで子孫を増やし…

  • 【閑話休題】今回の病気でもろもろ思ったこと3

    この話題、最後の記事になります。 話は少し戻りますが、今回42℃近くまで高熱が出たことも大変だったのですが、 意外な大敵がしゃっくりでした。 高熱が出ていた時、しゃっくりがずっと止まらなかったんですね。 それこそ半日もしくは一日ずっと止まらないんです。 しゃっくり自体は何かの病気をもたらすものではなく、ウイルスや細菌の類いでもありませんが、 しゃっくりしている間は眠れませんし、僅かな間だけならともかく、 千回単位になりますと、病気のなけ無しの体力を削っていき、本当にやっかいでした。 延べ2日間ぐらいしゃっくりが止まりませんでしたから、 10秒に1回ずつとしても、1万回はしゃっくりしたと思います…

  • 【閑話休題】今回の病気でもろもろ思ったこと2

    続きです。 夏目漱石や樋口一葉、正岡子規と同じように、自分の寿命があと2年ほどであるとしたら何をするか? 英語やベトナム語の教材を買いつつあったのですが、 そのような習得に年単位かかる活動は、もうおそらくすることはできないと思いました。 その他新たな習い事や海外旅行といったものもまず無理だろうと思いました。 できるのは、おそらく自分の書きかけたブログの記事を書くこと。 自分の思った事、感じた事を少しでも書き留めることぐらいしかない。 そう思うと文章を綴るということは、人間が最後の最後までできる人間らしい行為なのではないかと思いました。 日本人には、辞世の句という習慣もありましたし、そういう感が…

  • 【閑話休題】今回の病気でもろもろ思ったこと1

    自分は11月半ばにいきなり体調を崩し、10日ほど床に伏せた生活を送ったわけですが、 この前の金曜日、病院の最終検査の結果、数値が正常に戻ったということで、やっとホッとしたところです。 今回はインフルエンザと肺炎同時発症ということで、 本当に何十年ぶりかの非常に苦しい日々を送りました。 体調がかなりおかしいと思った時、自分は小さな病院に行かないで、 最初から大きな総合病院に行くことに決めています。 小さな病院では治療の方法は限られており、そこから紹介状を書いてもらって大きな病院に行く二度手間をするくらいなら、 最初から何でも検査できる総合病院の方がいいのではないかという考え方ですが、 今回はそ…

  • 【閑話休題】41・9℃の熱の中で垣間見た世界

    自分はインフルエンザになりまして、今は復調傾向なのですが、 今回は免疫が下がって少々重症化してしまいまして、40℃以上の熱が2日くらい続きました。 それでたまらず病院で点滴を打ってもらっていたのですが、 その時、最高の41・9℃を記録しました。 その際、点滴を受けながら夢かうつつかの状態で見た鮮明に覚えている映像のスケッチ。 自分は人気(ひとけ)のない建物の外壁に置かれている石の椅子にうつむき加減に座っていました。 頭まですっぽりかぶる修道僧のような、まさにこんな感じの服を着ていて、 自分はフードを深めにかぶりながら、ひたすらに浅く薄く呼吸を繰り返していました。 まわりはしんと静まり返って自…

  • 【猫】ランス初めて漫画化される?

    ツイッターで交流させていただいている猫野ココさんの漫画に ランスの話を紹介していただきました。 ぜひ読んでくださいませ。 cat.benesse.ne.jp

  • 【字余りの歌】76 もふもふというもの

    もふもふは自らもふもふ有りしとももふもふ求むさらにもふもふ もぞ もふもふな生き物は 自らもふもふを持っていたとしても もふもふを求めるものだ さらなるもふもふを 秋も急に深まってまいりました。 もうタオルケットでは寒いので、 冬のとっておきのもふもふの毛布を出した瞬間、 ランスがその上に飛び乗って動きません。 そのまま何時間ももふもふの毛布の上に寝転がり、もふもふを楽しんでいました。 自前であんなもふもふな毛皮を持っていながら、 まだ飽くなくもふもふを求めるかという事で、この歌を作りました。 ところでこの歌、非常に有名な短歌を参考に作りました。 わかりますか?(^^) 八雲立つ 出雲八重垣 …

  • 「古代への情熱」シュリーマン その1

    ハインリッヒ・シュリーマンと言うと、 当時伝説上の存在であったトロイの遺跡を掘り当てた人物として、 まずもって名を知られていますが、 もう一つの顔として、英語、オランダ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ギリシャ語など十数ヵ国の語学に精通した人物として知られています。 その習得についての勉強法がこの本に詳細に記されており、 今でも語学をマスターしようとする人々に対し、様々なサジェスチョンを与えるものとなっています。 彼の人生はトロイ発掘そのものを語らずとも十分興味を持って読むに足りるドラマティックな出来事に満ちており、 今回はそれについて紹介しようと思います。 彼はドイツの牧師の…

  • 【映画】シェーン

    最近、自分は英語の勉強をしておりまして、その一環として洋画なども見たりするようにしています。 今回見たのは往年の名作「シェーン」。 しかしながら英語学習としては少々不適な作品でして、 まず主人公が無口(笑) というか西部の荒くれ男って、分詞構文や関係代名詞などでつなげて長々と喋らないんですよ。 短く用件を述べて、銃を抜け!という世界ですから(^_^;) しかしながら、映画の作品としては非常に素晴らしいもので、 今回その思いを新たにしました。 1953年製作ですから、昭和28年ですか。 70年近く前の作品ながら、いまだに古さを感じさせないんです。 あらすじとしては、ふらりと流れてきた流れ者のシ…

  • 【もぞvs Aさん】怖い夢 その2「コブラ」

    秋も深まってまいりました。皆さん、涼しくなって寝やすくなったからといって、休みの日ダラダラ寝るのはやめましょう。変な夢を見ます(・ε・` ) 人物紹介もぞ:勇ましい女子ばかりといつも縁がある優しきおのこ最近疲れ気味 Aさん:暴れ馬、おきゃん、お転婆、はねっ返りその全ての名称が当てはまる女子感性の切れ味は鋭い弱点は暑さに弱いことだが、涼しくなってきて調子が出てきた 怖い夢を見た。 どんな夢? 知り合いがコブラに噛まれて死ぬ夢 そりゃ大変だ。あなたね、寝る前に爬虫類とか虫とかのYouTube 見てるからそんな夢見るんだよ。 その知り合いのがあなたなのよ。 ついに夢に俺が出てきたか。で、どんな シ…

  • 【美術】オランジュリー美術館展4 ルノワール×セザンヌ×モネ

    オランジュリー美術館展で、ルノワールの作品が飾ってある部屋に入った瞬間、 A さんの足がピクリと止まって、あっ!?と小さくつぶやきました。 「どうかした?」と尋ねると一言「格が違う。それを感じた。」 彼女が足を止めた作品はこちらです。 ルノワール「桟敷席の花束」 一見何の変哲もない薔薇の花束ですが、 みずみずしく、つややかで生命力に溢れている 。 実はそれは自分も感じました。 他の画家が描くどの静物画よりも、いや、どの人物画よりもそれは際立っていて、 生命力ほとばしる瑞々しさを解き放っています。 ただ写真を通して見ると、その魅力は半減してしまうところがあります。 なぜならば、こういう写真とい…

  • 【漫画アニメ】おちゃめ神物語コロコロポロン

    吾妻ひでおが69歳で死去、「失踪日記」「ななこSOS」「不条理日記」など 漫画家の吾妻ひでおさんが亡くなりました。 吾妻ひでおさんといっても、その作品はピンとこない方が多いかもしれません。 ネットなどで代表作とされているのは「失踪日記」ということですが、 自分これ知らないですね。 吾妻ひでおさんの自分的代表作といえば、「おちゃめ神物語コロコロポロン」 自分は聖闘士星矢よりも何よりも、このコロコロポロンでギリシャの神々の名前と性質を覚えました(笑) 物語はいわゆるナンセンスギャグものなんですが、 今見ると、いかがわしいとまでは言いませんが、ちょっと怪しげな作風であるような気も(^_^;) おちゃ…

  • 【美術】「フットボール(ラグビー)をする人々」アンリ・ルソー

    今日本で大人気のラグビーワールドカップ。 重量級の選手同士がぶつかり合うパワーとスピード。 こういうぶつかり合いのスポーツは体格の劣る日本人はどちらかというと不得手なはずですが、 今回の日本代表の善戦と相まって、ラグビー人気は裾野を確実に広げつつあります。 それでは芸術の題材にラグビーを扱ったものはあるのか? 実はあるんです。 アンリ・ルソー「フットボールをする人々」 おそらくこの競技で使われているボールは風船のようなものではないでしょうか(^_^;) ラグビーの醍醐味であるパワーとスピード感全く無し(笑) 何か無重力的なところで、ふわふわとラグビーのようなものをしているようにも見えます。 あ…

  • 【もぞvs Aさん】アンリ・ルソー作品の中の謎のUMA(@_@;)?の巻

    人物紹介 もぞ: 勇ましい女子ばかりといつも縁がある 優しきおのこ 最近疲れ気味 Aさん: 暴れ馬、おきゃん、お転婆、はねっ返り その全ての名称が当てはまる女子 感性の切れ味は鋭い 弱点は暑さに弱いことだが、涼しくなりかなり調子が出てきた 「ジュニエ爺さんの二輪馬車」アンリ・ルソー アンリ・ルソーの絵見てどう思った? 挿絵ね。 赤川次郎の挿絵 赤川次郎の挿絵? こんな感じの。 あー、なるほど(・ε・` ) 自分、赤川次郎全く読まないから知らなかった。 首が長くて顔が小さいところはモディリアーニっぽくもあるね。 そういえばルソーの作品で、 犬なのか人間なのかわからないUMA(未確認生物)みたい…

  • 【美術】オランジュリー美術館展3「婚礼」アンリ・ルソー

    「婚礼」アンリ・ルソー 今回オランジュリー美術館展に行きまして、 興味深いことがいくつもあったのですが、 初めてその作品を実際に見た画家の作品もいくつかありました。 その一人が アンリ・ルソー。 他には無い風変わりな絵を描く人ですが、 おそらく自分の人生で一番最初の記憶のある絵は、このアンリ・ルソーなんです。 おそらく5歳か6歳ぐらいの時、幼稚園児が読む雑誌に載せられていたのがこの作品。 「眠れるジプシー女」 不思議な静寂。ライオンが間近にいるのに、女の人がすやすや眠っている。 怖いとか楽しいとか、そういう喜怒哀楽の感情は分からなかったですね。 いったいこれは何なんだろうという不思議な感覚。 …

  • 【美術】オランジュリー美術館展2「ピアノを弾く少女たち」ルノワール

    「ピアノを弾く少女たち」ルノワール 絵画のテーマには「手紙を読む人」「本を読む人」 というものがあり、好んで描かれます。 構図的には似たような感じの絵になってしまうので、描く方としてもあまり面白くないんじゃないかなと邪推しがちですが、 手紙や本を読む人物の表情の微妙な作り方や背景の描き方により、 一体どんな手紙を読んでいるんだろう、どんな本を読んでいるんだろう、という見る側の想像力が掻き立てられ、 画家の食指を動かすのかもしれません。 葛飾北斎の作品にも手紙を読む人のテーマで描かれているものありますから、 その興味は洋の東西を問わないのでしょう。 それと同じようにピアノを弾く少女というテーマ…

  • 【美術】オランジュリー美術館展1

    昨日、オランジュリー美術館展に行ってまいりました。 オランジュリー美術館はパリにある美術館ですが、 もともとテュイルリー宮殿のオレンジの温室だった建物を改装して作られたそうで、 オランジュリー、つまり「オレンジの温室」の美術館という意味なんです。 こちらがその建物なんですが、 我々の想像する温室とはちょっと違う、とてもお洒落な感じです。 今回は同美術館140点所蔵のうち70点が来日しているということですが、 その主なコレクションはポール・ギョームという実業家とその妻ドメニカのコレクションとのこと。 19世紀末から20世紀初頭は資本主義が最も発達した時代で、数多くの裕福な資本家が誕生しました。 …

  • 【英語】渡辺レベッカさんの英会話

    自分は最近英語の勉強を学生以来再開しました。 もうかれこそ大学入試から云十年ぶりということになるのですが、 当時一生懸命勉強した感覚は残っていて、 それなりに勉強は進んでいる。と思います(^_^;) 今回自分が英語の勉強を再開した理由は転職とか留学といった目標ではなく、 来年東京オリンピックも開かれますから、 世界の目は日本に注がれることになります。 そこでブログやツイッターなどで、日本の文化や人となりを英語で発信することができたらという思いで始めました。 しかしながら自分が学生の20世紀の頃に比べると勉強する媒体が溢れていて、 YouTubeなどでは英語の勉強に関する映像が山のようにあります…

  • 【閑話休題】台風19号顛末記

    衛星から見た台風19号 未曾有のスーパー台風と言われた19号は、日本列島に大きな被害を及ぼして去っていきました。 首都圏というのは、ここ数十年来大きな台風が直撃したことがほとんどなく、 いわゆる守られた地であったわけですが、 今年は2回も直撃し、当たり年でした。 特に今回の19号は非常に勢力も大きかったため、 その進路が西に寄ったり東に寄ったりするたびに一喜一憂し、 ハラハラドキドキの連続でした。 直撃の2日前の木曜日には、ほぼ関東を直撃するということが確実となり、首都圏の人々はその準備に追われました。 ガソリンスタンドに並んだり、非常食を買い集めたり、 そのせいでスーパーの棚が空になってし…

  • 【閑話休題】台風19号首都圏直撃について

    首都圏への接近が懸念されていた台風19号ですが、 残念ながらその懸念が現実のものとなりつつあります。 こちらは10日朝の台風進路予想図ですが 、風の東半径が首都圏をすっぽり覆うような形になっています。 前回の台風15号でも言いましたが、台風の東半径と西半径とではその風の強さはまるで違います。 15号では、東京横浜はかろうじて西半径に入ったため、大きな被害は免れましたが、 東半径に入った千葉房総半島では大きな被害をもたらしました。 今回の19号は首都圏全域がすっぽりと台風の東半径に入る形となりますから、 15号で千葉房総半島で起こったことが首都圏全域で起こる、いや、それ以上の被災を被る可能性が大…

  • 【猫】梶井基次郎「愛撫」の猫可愛がりやってみた

    「檸檬」で有名な梶井基次郎の猫可愛がりの作品「愛撫」。 その最後のくだりの部分。 私はゴロッと仰向きに寝転んで、猫を顔の上へあげて来る。二本の前足を掴んで来て、柔らかいその蹠(あしのうら)を、一つずつ私の眼蓋にあてがう。 快い猫の重量。温かいその蹠。私の疲れた眼球には、しみじみとした、この世のものでない休息が伝わって来る。仔こ猫よ! 後生だから、しばらく踏み外はずさないでいろよ。お前はすぐ爪を立てるのだから。 ちょっとやってみた。 完成予定図 結果、片手は成功\(^^)/ 感想は、柔らかくもなく硬くもなく不思議な瞼(まぶた)ざわり。 ああ~なんかポップコーンの匂いがほのかにする。 じゃあ、今…

  • 【美術】特別展 三国志3 金印と銅鏡

    三国志の時代、というと日本では卑弥呼の邪馬台国の時代に当たります。今回の特別展 三国志では当時倭国と言われた日本にゆかりの深い物も展示されていました。 魏志倭人伝は次のように言います。 今、汝を以て親魏倭王と為し、金印紫綬を授ける。(中略)また、特に汝に紺地句文錦三匹、細班華罽五張、白絹五十匹、金八両、五尺刀二口、銅鏡百枚、真珠、鉛丹各五十斤を下賜す。帰着したならば記録して受け取り、ことごとく、汝の国中の人に示し、我が国が汝をいとおしんでいることを周知すべし。そのために鄭重に汝の好物を下賜すべし。 このように邪馬台国の卑弥呼は、魏の皇帝から親魏倭王の金印と銅鏡100枚を賜ったと記されています。…

  • 【美術】特別展 三国志2 兵器

    三国志の逸話は山のようにあっても、 出土物は極めて少ないと言われるこの時代。リアル三国志を求めて特別展 三国志に行ってきました。https://t.co/L7OP84lvUb 前回の記事で予告した、古代然とした風俗の中で、ひときわ合理的だった技術とは何か? やはり目を引いたのが武器の類でした。 蛇矛 張飛も使用したかもしれないといわれる蛇矛。 この矛の形は単なる遊びではありません。相手を突いた時、その傷口をなるべく広く複雑にすることにより、ダメージを大きく与える。敵に確実に致命なダメージを与えるためのアイデアです。 魏の合肥新城から発掘された、戦で使用された投石器や城壁から落とされたであろう石…

  • 【美術】特別展 三国志1 魏蜀呉の風俗文化

    これは一応、自分です(笑)この特別展 三国志では武将メーカーという、写真を取り込んで三国志風の人物に仕立ててくれる遊びがありまして、独りやってみて悦に入るところがあります。三国志好きの皆さん、ぜひやってみてください。https://sangokushi-maker.jp 関羽像 青銅製 今回の目玉の展示のひとつです。三国時代から千数百年経った明の時代に作られたもの。その造形はとても美しい。 三国志の英雄に対する憧れと敬意が作品に表れています。 これを見ていた時、ふと頭に浮かんだのが秦の兵馬俑。 この関羽像が造られる前、二千年の時の開きを感じさせず、秦の兵馬俑もこの関羽像に劣るものではありません…

  • 【詩】「ヨット 」 さとう・よしみ

    今週のお題「海」 ヨット 作詞 さとう・よしみ 作曲 湯山 昭 波をけって うねりをのりこえて 白い帆のヨットが 走る走る走る 海は広い 広くて青い 風のうたは ピープー カモメのうたは ギィヨギィヨ 風をうけて ななめにかたむいて 赤い帆のヨットが 走る走る走る 海は広い 広くて青い 風のうたは ピープー カモメのうたは ギィヨギィヨ 夏の海の歌と言うと、やはり日射しの強い太陽を思わせる エネルギッシュな 歌が多いように思います。 例えていえばTUBEみたいな。しかしここにはそうではない歌があります。 子供の頃聴いた「ヨット」という曲。 ご存知でしょうか。曲をつけないで詩だけ眺めてみても、 …

  • 【詩】雨がパシャパシャ降る休日の朝は

    雨がパシャパシャ降る休日の朝は 動物も虫も寝ぐらの中で雨の音を聞いています 雨がパシャパシャ降る休日の朝は お母さんと子どもたちは家で楽しくおしゃべりしています 雨がパシャパシャ降る休日の朝は ひっそり誰もいない街を雨の水が清めます 雨がパシャパシャ降る休日の朝は ズボンのすそをしっぽり濡らして休日出勤に急ぎます もぞ 皆様はゆっくりお過ごしください(^_^;) 姉妹作品 【詩】「こんなに空が青いのに」 もぞ - らんどくなんでもかんでもR

  • 【トップページ】ヤフーブログ最後の記事

    今日で8年間にわたって書いてきたヤフーブログ最終日となりました。 以下の記事はヤフーブログに掲載したものです。 ************************* この記事がヤフーブログの記事となります。 2011年にブログを始めてから8年間本当にお世話になりました。最初は紙のノートに書いていた読書感想文をブログに書きつけるという程度の意識だったのですが、ご縁あって皆様と交流させて頂いて、ひょろひょろの小さな苗木がそれなりの大樹に成長いたしました。自分でもここまで続くとは思っておらず、皆様には感謝しかありません。 さてヤフーブログ閉鎖の知らせを受け 、閉じることも含め、自分も色々と考えたのです…

  • 【閑話休題】YouTubeについて その将来の可能性

    このように今現在一世風靡しているユーチューバーですが、将来はどんな感じになるのでしょうか。 自分が思うに、刺激系のユーチューバーは伸び悩んでいくように感じます。その第一任者たる HIKAKIN さんの最近の映像など、 YouTubeで稼いだ資金力に物を言わせて、色々な映像を提供していますが、ちょっとひと頃のような勢いが無いようにも思います。またヒカルさんのぼったくりバーに潜入してみたなどという最近の映像は、前回の記事の、夜店の当たりくじに比べれば、はるかに刺激的ですが、 ちょっと体を張りすぎと言いますか、そんな印象も受けます。 その他にも「何々やってみた」系のユーチューバーは、渋谷の交差点に…

  • 【閑話休題】YouTubeについて ユーチューバーという人々

    巷ではユーチューバーと言われる人たちが脚光を浴びています。 彼らが登場するまで自分は知らなかったのですが、YouTubeというのは 一定の数の閲覧があれば、1回につきいくらという形でお金がもらえるとか。ユーチューバーと言われる人は、それで一代財を成し、今の子供達の将来就きたい職業で、ユーチューバーが挙がってしまうほどの一種の社会現象になっています。 それでは、それらユーチューバー達の映像はどういう内容かといいますと、第一人者たるHIKAKINさんの「何々やってみた 」シリーズ。 youtu.be 端的に言えば、奇抜なことをして笑わすものですが、 こんなん誰が見るんだと思ったんですけれど、小学…

  • 「はてなブログでやりたいこと」

    自分はヤフーブログを8年間続けてきましたが、 このたびヤフーブログの廃止に伴い、はてなブログに移行します。 はてなブログでは、ヤフーブログ廃止の告知を受けた時、 いくらかのお金を出してもいいから、 ヤフーにブログ運営を続けて欲しいと思ったことから、 今度は有料でやっていく事に決めました。 それと同時に、たとえ、はてなブログがなくなっても、 自分のブログが書き続けられるように、独自のドメインを取得しました。 独自のドメインとは、自分もまだその使い勝手を完全に把握しているわけではありませんが、 いわば自分の確定した住所を定めたという感じでしょうか。 今までは「ヤフーブログ様方」の居候だったわけで、…

  • 【自作小説】ランスの冒険

    まだランスが小さい頃のお話です。 休日いつもはのんびりしているもぞさんが、 忙しそうにカバンに荷物を詰めています。 ランスはその様子を、きょとんとしながら見ていましたが、 もぞさんは「さあ、ランス行くよ。」と、抱き上げると、 そのままリュックに入れて、どこかに出かけて行きました。 背中のリュックに揺られ、ランスは考えました。 これからどこに行くんだろう? わくわく半分、そわそわ半分、ランスには見当もつきませんでした。 しばらくして、もぞさんは、ある建物の中に入って行きました。 リュックの中から聞き耳を立てると、受付の人と何か話をしている声がします。 「それではランスをお願いします。」 バタンと…

  • 【美術】三国志 特別展

    さて、5月に行ったクリムト展の記事も書き終わり、 次は何に行こうかというところですが、今まで記事に書いたことのない、ちょっと変わり種ですが、こちらに行こうと考えています。 三国志 特別展https://sangokushi2019.exhibit.jp/ そもそも自分の知っている三国志のストーリーというのは、 横山光輝「三国志」こういう漫画だったり、 NHK人形劇「三国志」 こういうテレビ番組だったりするわけですが、 これらは全て、実際の三国志の時代より1000年ほど後に書かれた三国志演義をベースとしています。 正史の三国志、いわゆる三国時代の次の晋の時代に書かれた公式の歴史書は、確かに優れた…

  • 【美術】クリムト展6「女の三世代」

    「女の三世代」クリムト展に行く前までは、この絵を見るのを一番楽しみにしていました。ある意味、前回記事を書いた「ユディト Ⅰ」よりもこちらの方が好みだと思っていたのですが、実物を見てちょっと印象が違いました。 この作品、手前には眠るように安らかな表情の若い女性と赤ん坊。その脇のやや後方にいる年をとった女性。胸は垂れ腹は出て、手はゴツゴツ干からびており、色はどす黒い。髪もゴワゴワと縮れている。 こちらの方にどうしても目が引き寄せられてしまうのです。 「ユディト Ⅰ」では手に抱えた死した男の黒ずんだ生首は、女性の生きた美しさを引き立てるものでしたが、 「女の三世代」の老いた女は、若い女性と幼子を引…

  • 【美術】クリムト5 「ユディト Ⅰ 」

    「ユディト Ⅰ」 クリムトの代表作の一つ。 今回のクリムト展のポスターでも使用されていましたが、 自分はあまり、この作品にピンと来ていませんでした。 しかし、本物を目の当たりにして、金色に彩られた女性の表情がなんと悩ましく妖艶で美しいことか。 女性のヌードの作品は今までもいくつか見てきましたが、 その女性の吐息のぬくもりを感じるような、悩ましい美しさは、 他の画家の作品では感じられないものです。 しかし、そうかといって退廃的ではない。 クリムトというと退廃的な美と言われることがよくありますが、今回の美術展のクリムトの作品で、退廃的と感じた絵画はひとつもありませんでした。 感じたのは、美につい…

  • 【詩】「こんなに空が青いのに」 もぞ

    こんなに空が青いのに こんなに風が心地いいのに こんなに鳥のさえずりが聞こえるのに こんなに猫がじゃれてくるのに こんなに伸びをしたら気持ち良さそうな一日なのに 休日出勤(笑) タイトル的には中学の合唱コンクールで歌われてもよい内容だと思います。

  • 【美術】クリムト4 「ベートーベン・フリーズ」

    クリムト「ベートーベン・フリーズ」 これは一枚の作品ではなく、長い方形の部屋の三面の内壁に描かれた作品です。 その全容については、こちらの映像をご覧になってください。 第一の壁に幸福への憧れを象徴する精霊が現れる ひざまずく男女は弱い人間の苦悩を表し彼らは黄金の騎士に懇願する騎士は憐れみと野心に突き動かされ行く手を阻む悪に立ち向かう 第二の壁に悪の化身が現れる脇には肉欲、淫蕩、不節制の擬人像が立っている うつむき身をすくめる激しい苦悩の上を人間の様々な憧れと願いが飛び越えていく幸福の憧れは詩情を目指しその中に安らぎを見いだす 諸芸術に案内され純粋な喜び 幸福 愛を見いだすことができる理想の世界…

  • 【美術】クリムト3 「オイゲニア・プリマフェージの肖像」

    クリムトの色彩の素晴らしさは、よく言われるような金色だけではありません。多彩な色彩を幾重に重ねてもそれらが見事に調和する作品の数々。今回は美術展で見たそのような作品を紹介します。 「(赤子)ゆりかご」 赤ちゃんをくるんだ産着が、これでもかというほど豊かに折り重なるようにして、色艶やかに描かれています。でも色彩が喧嘩していない。様々な色彩の艶やかさと美しさが目も眩むばかりに輝きながら調和している。 作品を間近で観ると、カンヴァス地が残っている部分もちらほら。絵の具も丁寧に塗り重ねるというよりは、たたきつけるという感じ。 しかし一歩退いて作品を再び眺めると、一見粗(あら)であるようなそんな部分も…

  • 【字余りの歌】75 梅雨の朝の風景

    梅雨の朝首を傾け寝る猫(こ)かな もぞ ランスの朝は毎日5時頃、朝ごはんをねだるところから始まります。 寝ている僕のおでこをペタペタと肉球で叩いて起こし、それでも起きないと徐々に爪が出てきますが、 仕方なくよろよろ起きて、ご飯と水をやると、もしゃもしゃと元気に食べています。その間に朝食の用意をして、朝ご飯となるわけですが、自分のご飯を食べ終わったランスはテーブルの上に乗って、僕が朝ご飯を食べる様子をじっと見守っています。 僕がらそこそこ食べ終わると安心するのか、ソファーの上で、こてんと眠り始めるわけで、それが冒頭の写真というわけです。 外は梅雨空でどんよりしており、雨が降っているんだかいないん…

  • 【漫画】キングダムと達人伝 始皇帝を描いた二つの漫画

    https://youtu.be/bEn5PqkLbt8 キングダムという映画が今人気を博しています。 今から遡ること二千数百年前の中国。当時7つの国に分かれ争っていた中国を統一しようと情熱に燃える 青年秦王政(後の始皇帝)と、その下で戦う武将李信を描いた作品です。 一般にはあまり知られていないマイナーな時代を舞台に、 様々な人々との出会いと別れ、友情・努力・根性という少年漫画風のペーストに、 登場人物を自由にのびのびと描いており、 自分も連載当初から愛読しています。 そこに描かれる秦王政は中国統一に情熱に傾ける英明果敢な君主そのもので、他の六国の王に比べれば、ダントツに魅力のある人物として描…

  • 【美術】クリムト展2「女ともだち Ⅰ(姉妹たち)」

    「女ともだち Ⅰ(姉妹たち)」 今回のクリムト展の中で最も気に入った作品の一つ。 パッと見ると小洒落た化粧品のポスターみたいな作品。 女性達がつけている化粧や香水の匂いが漂ってくるような、 それはもはや少女ではなく、大人の女性の、今の感覚でいうとアラフォーぐらいでしょうか、色気と艶やかさがこの細長い作品に心地よくおさまってます。 ちなみにこの掛け軸のようなサイズは、 日本の浮世絵に影響を受けたものらしいです。 確かに西洋絵画は横長の作品が多いし、これほど縦に長い作品というのも珍しいような気がしますし、左下の女性の衣装の市松模様も確かに、それに後ろからの振り返りという女性の構図も浮世絵によく見ら…

  • 【美術】クリムト展1「ヘレーネ・クリムトの肖像」

    https://klimt2019.jp/ 先日上野の美術館でクリムト展を見に行ってきました。ウィーン世紀末という言葉と相まって退廃的と評されることもあるクリムトですが、自分は、今まで一度も彼の作品を見たことがありませんでしたので、ぜひ一度と思っておりましたが、今回その機会を得ました。 館内に入り、照明を落とした薄暗い部屋の中から、パッと花が開いたように明るく浮かび上がった一枚の作品。 「ヘレーネ・クリムトの肖像」 なんというんでしょうか。少女の可愛いさが、目に、いや、体にダイレクトに飛び込んでくるような感覚。まるで彼女の息遣いが聞こえてくるよう。 まるきり子どもの可愛らしさという感じではなく…

  • 【プロレス】22 大日本プロレス

    自分はプロレスが好きで、ブログでも色々なブログの記事を書いています。 インドの猛虎タイガー・ジェット・シンhttps://motanmozo.hatenablog.com/entry/2015/05/17/114853パキスタンの大巨人ラジャ・ライオンhttps://motanmozo.hatenablog.com/entry/2014/03/21/073909 昔はプロレスと言うと、ジャイアント馬場の全日本プロレスとアントニオ猪木の新日本プロレスくらいしかなくて、会場も武道館や後楽園ホールと限られたものでした。 しかしながら今は色々なプロレス団体が存続し、 以前より間近にプロレスを楽しむこと…

  • はじめまして はてなブログの皆さま

    この度、ヤフーブログの閉鎖に伴い、はてなブログに引っ越して参りました。ヤフーブログでは8年間、文学や美術、クラシック音楽など芸術鑑賞に関する記事を書いておりました。 文学につきましては、いわゆる著作権の切れた青空文庫に所蔵されているような作品を数多く読んでいました。その中でも宮沢賢治、芥川龍之介といったところに強く興味が惹かれます。 宮沢賢治「注文の多い料理店」序 https://motanmozo.hatenablog.com/entry/2011/04/08/115817 芥川龍之介「枯野抄」 https://motanmozo.hatenablog.com/entry/2011/05/1…

  • 【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 神尾真由子 チャイコフスキーVn協奏曲

    ラ・フォル・ジュルネ最後の記事となります。自分はバイオリニスト神尾真由子さんには大変な思い入れがあります。今から十数年前、彼女が14歳の時、武蔵野文化会館というところで初めて彼女のヴァイオリンを聴きました。当時の彼女は、とんでもない才能を持ったヴァイオリンを弾く少女がいるということで知る人ぞ知る存在でして、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第1楽章が終わった時の思わず会場から漏れた、おおっとも、ああっともつかない、どよめきは今も忘れられません。一言で言うならば、その時の彼女の演奏は、ひとつの音符とて聴き漏らしてしまうのが惜しいと思うほど魅力に満ちたもので、決して聴き漏らすまいと、今振り返って…

  • 【テレビ番組】仮面ライダーV3 ドクトルG

    昔から人気のある子供番組というのは、主人公がカッコいいということもさることながら、敵役も魅力的という要素が挙げられます。仮面ライダーシリーズもその例にもれず、バイクで疾走する仮面ライダーのカッコよさもさることながら、敵の悪の幹部の魅力もその人気を支えるものとなっています。仮面ライダーの幹部といえば天本英世さん演じる死神博士。そして、地獄大使などが有名ですが、地獄大使、ゴキブリがモチーフだと思っていましたが、毒へピがモチーフだったんですね(^_^;)さてYouTubeで1週間に2話ずつ配信されている仮面ライダーV3。https://www.youtube.com/playlist?list=PL…

  • 【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 18世紀ヨーロッパの音楽

    18世紀イギリスの貴族の青年がフランス、イタリア、ドイツと旅をして、それぞれの国の音楽に触れるという趣向のコンサート。当時イギリス貴族の子弟にはそういう旅行が実際流行ったそうです。18世紀のバロック音楽というと、一般にはちょっと馴染みのない音楽ですが、それをわかりやすく構成して再現していました。朗読役は俳優の別所哲也さん。 この朗読役の別所哲也さんが怪演で、音楽の印象をかき消してしまうほどのアクティブな朗読ぶり( 褒め言葉です(^_^;))。 写真よりも幾分あごのラインがふくよかなナイスミドルでした。別所さんの朗読は非常にアクティブで、与えられたスペースを目一杯に使い、時には何かに取り憑かれて…

  • 【字余りの歌】74 水張田(みはりだ)

    田植えする水の張りたる田の面(つら)にくっきり映る初夏の青空もぞ春過ぎて夏来(きた)るらし白妙の 衣干したり天の香具山持統天皇に対抗して作りました(笑)やっぱりこうして比べてみると、持統天皇の歌は格調高いですね。https://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/15744050.htmlそして、最近、ツイッターで英語をつけて記事を紹介しています。自信はあまりありませんけれども(^_^;)Early summer in Japan The rice field is covered with water, the water surface of the rice…

  • 【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 ラフマニノフピアノ協奏曲第3番

    前回記事にした中世ルネッサンスの音楽から、500年の時が経過して生まれた曲。ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番歴史は神の時代から、ルネサンスそして市民革命を経て人間の時代へ。それに相和してクラシック音楽も、神に捧げるものから、人間を表現するものに変わって行きました。ちょっと面白いものをお見せしますと、前回紹介したノートルダムミサ曲の楽譜はこのようなものであるのに対し、ラフマニノフの楽譜はこんな感じ。前者が至極シンプルなのに対し、ラフマニノフは、これ以上黒く塗りつぶせないと思うほどたくさんの音符。以前、ダーウィンの進化論に影響を受けたのか、音楽も中世から近世に進化していった。というような論法を聞い…

  • 【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ2019 中世・ルネサンスのアカペラ声楽曲

    このコンサートの会場はいわゆるコンサートホールではなく、通常は国際フォーラムで開かれる会議などのために用いられる空間でした。ですから、いわゆる舞台袖というものがなく、演奏者はいったいどこから現れのだろうかと思いきや、彼らは客席の後ろの扉からグレゴリオ聖歌を歌いながら登場。この趣向はサプライズでした。続いて、マショー(1300頃-1377)のノートルダムのミサ曲。このコンサートは 15世紀から16世紀の中世ルネサンス期のヨーロッパのアカペラの声楽曲を扱ったもので、日本で言えば室町時代くらいのものでしょうか。日本のクラシックのファンというのは、モーツァルト、ベートーヴェンあたりから時代を下っていく…

  • 【クラシック音楽】ラ・フォル・ジュルネ 2019

    ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日、毎年恒例のラ・フォル・ジュルネ クラシック音楽の祭典に行って参りました。当日は見事な五月晴れで、風も心地よく 清々しい気持ちになれるお天気。国際フォーラムの会場に着くと、ものすごく賑わっています(@_@;)まあ、おやつ時という時間もあったんでしょうが、屋台はどこも行列行列。ワイン美味しそうですね。すぐ酔うので飲めませんが(^_^;)帝国ホテルのソフトクリーム。初夏を思わせる陽気だったので大人気。ナンがとても大きなカレー。美味しそうでした。それにしても、日頃は孤独にクラシック音楽のファンをやっていますが、この大変な賑わいを見て、日本にこんなにクラシック音楽好…

  • 【4月総括】

    4月もあっという間に終わり、5月になりました。 いや、今回に限っては、平成もあっという間に終わり、令和の世になったと言うべきでしょうか。4月は、閑話休題の雑談の記事数件という体たらくで面目ない限りです(-_-;)4月は記事は書きませんでしたが、来るべきブログの引っ越しに備えて、記事の修正やら断捨離などしておりました。移転してからの修正というのもなかなか難しいので、 移転前にタイトルを揃えたり、事務連絡的な記事を削除したりしたわけですが、 でもやはり、皆さんとのやり取りがあった 記事は捨てることはできませんね。 生の息遣いを感じるといいますか、やはり生の心と心のやり取りを感じるんです。 そして、…

  • 【テレビ番組】仮面ライダーV3 第7話 鉄球特訓

    https://www.youtube.com/watch?v=3lzfsn2fDpMhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLPtUVm4GBlyJZcIyQaO854RAiPJTDK9WvYouTube で1週間2話ずつ掲載されている仮面ライダーV 3シリーズ。もう50年近く前の番組ですが、楽しく見ています。仮面ライダーシリーズと言えば、特撮アクションの先駆けとも言える作品ですが 、正義のヒーローだけに、思いがけないところから現れるシーンがあります。例えば、こんなところから登場したりしています。 http://livedoor.blogimg.jp/a…

  • 【閑話休題】新紙幣雑感2

    ちょっと書き残したことがあるので、続きです。先の記事で述べたように、新一万円札については少々不満な自分ですが、それなら自分ならば、どんなお札のデザインにしたいか。ちなみに外国にはこんな紙幣があります。ユーロになる前のフランスのフラン紙幣。「星の王子様」の作者サン=テグジュペリと星の王子様のデザイン。ちょっとおもちゃみたいな感じもしますが、可愛らしくていいですね。これを真似る感じであれば、自分は宮沢賢治を推します。絵柄は銀河鉄道の夜をモチーフにした、こんな感じで。イメージ湧きますでしょうか(^^)日本の紙幣って、男性は中年以降の人物ばかりなので、若い人がほとんどいないですね。 とするならば、例え…

  • 【閑話休題】新紙幣雑感

    元号が平成から令和に変わるというニュースがあってから程なく、新紙幣発行の発表ありました。新紙幣は千円札北里柴三郎、五千円札津田梅子、一万円札渋沢栄一ということですが、世の中というのは、止まっている時にはずっと止まっていますが、動き始めるとどんどんと変わってゆく。そんな感じがします。まず、千円札の北里柴三郎。日本医学会、いや、世界医学界の巨人です。夏目漱石、野口英世と続いて文化学術系の選出ですが、新しい千円札は裏がまた素晴らしい。北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」。一万円札の裏でもよかったようなダイナミックさがあります。五千円札の津田梅子。明治の女性教育者のさきがけ。津田塾大学の創設者。昔はヒゲ…

  • 【閑話休題】散りゆく桜に寄せて

    今年の桜は寒戻りの冷たい雨や風にさらされ、恵まれないお天気の中、よく咲いていてくれましたね。一週間ぐらいは咲いていたでしょうか。 とても健気で綺麗な桜でした。満開の頃の桜https://youtu.be/WsgLycClKgEしかし先日の首都圏の雪もちらつかんばかりの寒さと強い風で桜の花びらは散り乱れてゆきました。桜の花びらが宙を舞ってチラチラと舞い降りる様は、雪かと見まごうほどの美しさでした。そして次の朝。知らぬ間に玄関の中に桜の花びらが二つ三つ。まるで別れを伝えに来てくれたかのように。ありがとう。また春に会いましょう。https://youtu.be/P_QvV8GMnsY散りゆく桜に捧ぐ…

  • 【3月総括】

    とても新鮮で大きな大根。これで1本150円(@_@;)この春はキャベツも美味しいです。今年の春野菜は豊作ですね。さて3月も終わりました。知らぬ間に桜も満開になりました。3月は先月末のブログ閉鎖の告知を受け、心なしかヤフーブログには人がいないというか、閑散と寂れているように感じました。人の行き来は今までの7割ぐらいな感じでしょうか。さて、自分の今後の身の振り方ですが、ゴールデンウィークにも、FC2ブログにデータ移行したいと思っています。そして、ゴールデンウィーク明けの5月9日に、ヤフーブログからアメーバブログ及びライブドアブログへの移転ツールが公表されるので、その実際の使い勝手具合を見て、円滑に…

  • 【テレビ番組】仮面ライダーシリーズ 仮面ライダーV 3

    https://youtu.be/Qp4v-0ojOAkhttps://www.youtube.com/playlist?list=PLPtUVm4GBlyJZcIyQaO854RAiPJTDK9Wv今YouTubeの東映チャンネルで、昔の初代仮面ライダーシリーズが1週間に2話ずつアップされています。自分はいわゆる初代ライダーシリーズど真ん中の世代ではありませんが、小学生の夏休みの再放送などで、夢中になって見た世代です。その中でも特に印象に残っているのは仮面ライダーV3でした。その第1回、悪の秘密結社デストロンの犯行現場を偶然見てしまった主人公。その結果、父母妹の家族が皆殺しになってしまいます…

  • 【閑話休題】新元号「令和」

    先日、平成の次の元号の発表がありました。新しい元号は「令和(れいわ)」。自分は「光」とか「永」いう字を予想していたので、目にした瞬間、こんな漢字も使うんだと、正直驚きました。予想するにあたっては、頭文字を当てる方が簡単だと考えていました。すなわち、明治大正昭和平成のイニシャルのものを除く、そのヒントだけでもMTSHの頭文字が外れるので、「光(K)」もしく「永(E)」は十分有り得ると思っていたのですが、 「令(R )」は全く予想しませんでしたね。R の音というのは、今までほとんど使われていなかったのではないでしょうか。そういう意味では、R 音で始まる元号は今までにない新鮮な響きを感じます。ただ自…

  • 【映画】百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~

    素晴らしかった新北斎展も終了しました。大変盛況だったようで、作品の入れ替えもあり、もう一度くらい見に行きたかったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした(-_-;)その余韻を味わうというわけではありませんが、この前の休日、こちらのアニメーション映画を見ました。百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~https://movies.yahoo.co.jp/movie/%E7%99%BE%E6%97%A5%E7%B4%85%EF%BD%9EMiss+HOKUSAI%EF%BD%9E/351542/葛飾北斎の娘お栄を主人公とした物語です。彼女の雅号は応為(おうい)と言います。なんでも北斎がお…

  • 【猫】ランスのハッピーバースデー

    この3月25日でランスは3歳になりました。家に来た時は、手のひらに乗るくらいの大きさだったのに・・・今ではこんなです(^_^;)ちなみにこのテーブルの一辺は70cmです。鼻の先から尻尾の先までの長さは約100cm。体重は現在10・5 kg。ちょっと前に連れて行ったかかりつけの動物病院の先生の話では、まだ成長する余地が残されており、14 kgぐらいになる可能性があるとのこと(@_@;)さて猫の3歳といえば、人間で言えば20代半ばの若者にあたります。最近のランスはすっかり大人っぽくなってきました。カリスマホストにも負けないイケメンの目力(笑)どどん!ランス、しばらく見ない間に大きくなったな。あっ、…

  • 【旅】ブラモタン 春日部編

    ブラモタンのコンセプトについては、前記事を参考にしていただければと思います。https://blogs.yahoo.co.jp/no1685j_s_bach/16613532.html一言でいえば、仕事の道すがらのみを利用したブラタモリパクリ企画です笑今回は埼玉県の春日部。春日部と言うとこちら。そう、春日部は、人気漫画クレヨンしんちゃんの一家が住んでいるところです。春日部駅構内にもしんちゃんのキャラが。ちなみに春日部駅の発車メロディーはこちら 。クレヨンしんちゃんのオープニングですね。https://youtu.be/vi8PHl-wmMo作中で野原家が買い物をするサトーココノカドーのモデルと…

  • 【旅】ブラモタン 渋谷編

    ブラタモリの題名パクリ企画です笑自分、旅が大好きなのですが、なかなか行く暇がありません。そこで仕事で出かけたついでに、行った町を眺めるのがささやかな楽しみなのですが、 とはいうものの、仕事中のため既定のルートから大きく外れることはできず、眺めるのは、駅から仕事先への道すがらのみ。その限られた行程の中で、行った先の街の表情を読み取ろうという企画です。ちなみに自分、ブラタモリを見たことがありません(^_^;)渋谷といえば、大学に入って初めての飲み会をしたところ。場所はドリフターズの仲本工事の店でした。当時仲本工事のお母さんが店を仕切っている居酒屋があって、結構人気だったんです。仲本さんも週に数回店…

  • 【美術】新・北斎展5 画狂老人卍

    新・北斎展最後の記事となります。画狂老人卍(まんじ)これが北斎の最後の雅号となります。75歳から90歳で死ぬまでの間使用されました。上記の絵に卍の文字がサインされているのがわかりますでしょうか。しかしなんとも斬新で奇抜な雅号ではありませんか。現代でも通用する、150年世の中を先取りしたような斬新さがあります。これを中二病みたいと言う人もいますが、とても面白いですね。さて、最晩年に書いた作品の数々は作品の色彩がぐっと豊かになります。 そして絵の彫りが深くなる印象があります。 そしてなによりも生命力に満ちている。北斎の描くものは、幽霊すら生命力に満ちています(笑)最晩年に書いた龍の絵。まるで人間の…

  • 【ブログ関連】ツイッターについて

    ヤフーブログ閉鎖が決まって、2週間が経ちました。いち早く行動し、すでに進路が決まって新しいブログで活動を始めた方、まだどうしようかと迷っておられる方、なんとなく模様眺めの方、いろいろいらっしゃると思います。今日は、インターネットのコミュニケーションツールの一つであるツイッターについて書きたいと思います。ツイッターというものはご存知の方も多いと思いますが、世界中で利用されているコミュニケーションツールです。文字数は280字で原稿用紙の半分超えるくらいで、画像や動画を自由に貼ることができるものです。確かに文章中心のブログようなしっかりとした記事を書くことは無理ですが、動画や画像を貼って、何かを紹介…

  • 【映画】日本沈没 1973年版

    監督 森谷司郎原作 小松左京脚本 橋本忍出演 小林桂樹 藤岡弘 丹波哲郎 二谷英明 いしだあゆみhttps://youtu.be/qvI1KBOwGQg自分が子供の頃の年代はオカルトものがとても流行りました。 その中で今回はこの作品を紹介します。1973年公開なので映画館で見たわけでなく、テレビの放映で見たものです。日本は火山列島と言われて久しいですが、その火山活動が活発になって日本列島が海に沈んでしまうというもの。日本沈没を避けられないということを知った時、人々は大きなショックを受けます。 この後自分はどうしたらいいのかとオロオロしてへたり込んでしまう者、何とかしてこの場を打開しようと懸命に…

  • 【映画】多羅尾伴内 七つの顔を持つ男

    https://youtu.be/U8xpbn3TUzY往年のアクション活劇。 しがない中年の探偵多羅尾伴内が、世にも奇怪な事件を次々と解決するミステリー作品。最後の謎解きの場面の名乗りが圧巻の楽しさある時は片目の運転手ある時はアラビアの大富豪ある時はせむし男 そしてまたあるときは流れの木こりこの名乗りを聞くと、我々の世代が思い出すのは、永井豪原作のアニメキューティーハニーですね。キューティーハニーの名乗りは多羅尾伴内のオマージュだったわけです。それにしても・・片目の運転手って、危ないな(-_-;)アラビアの大富豪、かえって目立ってるじゃないか笑流れの木こり・・・長い間生きてるけど一度も見たこ…

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