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めたすらいむの舟 https://metal-metal-slime.hatenablog.jp/

音楽(ヘヴィメタル、特にデスメタルとブラックメタル)、書評、美術館などの体験記を通じて、文書作成を楽しんでいます

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2019/05/28

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  • 三上延 / ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

    ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延発売日: 2011/03/25メディア: 文庫 三上延 / ビブリア古書堂の事件手帖 第一作 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 おススメミステリーランキング上位にいたのと、名前を聞いたことはあるぞ!と思い買ってみた。 2.内容 2011年、メディアワークス文庫から。表紙のお姉さんは作品のイメージ作りにかなり買っていると思う。本の知識と推理力以外は全くポンコツで、人見知りコミュニケーションも苦手な若く美女の古書店店主と、本を読まない(読めない)男が織りなすミステリー作品。栞子さんは所謂安楽椅子探偵で、…

  • 中島敦 / 山月記・李陵

    李陵・山月記 (新潮文庫)作者:敦, 中島メディア: 文庫 中島敦 / 山月記・李陵 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 妻の推薦と、『山月記』は教科書で読んだことあったからね。 2.内容 33歳で亡くなった中島敦の短編小説集。新潮文庫から発刊されていて、『山月記』『名人伝』『弟子』『李陵』の4編を含む。いずれも昔の中国(春秋戦国~唐くらい)に取材した短中編。氏は漢学の家系だったらしいね。 少年漫画みたいな弓巧者の描写(お互いが弓を引き矢を放つと、先端同士がぶつかって矢が落ちただの…)、弓を持たない弓名人への弟子入り、「不射の射」の極意を会得した紀昌のオチと、多分に寓話的な『名人伝』が面白い。…

  • 島田荘司 / 改訂完全版 占星術殺人事件

    占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)作者:島田 荘司発売日: 2013/08/09メディア: 文庫 島田荘司 / 占星術殺人事件 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 これもミステリ会に名高い名作とのことで手を付けてみたよ。 2.内容 原作は1981年、2013年に作者自身の手によって改訂され、講談社文庫よりリリースされた再発版。これがデビュー作らしい。裏表紙の説明を見ただけで、「これはあの漫画のアレでは?」と疑ってかかってしまい、読み進めると果たして本当にそうだったという。有名すぎるので、仕方ないね。冒頭プロローグに相当する人物手記(小説)が入口の扉を重くしている。いったん本筋に入ってし…

  • 湊かなえ / 贖罪

    贖罪 (双葉文庫)作者:湊 かなえ発売日: 2012/06/06メディア: 文庫 湊かなえ / 贖罪 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 『告白』『少女』…と読んで来ての、これ。 2.内容 2012年双葉文庫より発刊。原作は2009年。娘を失った母親と、その娘と一緒にいて殺人犯を目撃した4人の少女たちにまつわる話。各人の一人称視点での独白形式で少しずつ事件の輪郭と謎が明かされていくわけだが。同作者だが当たり前だろうけど、書きぶりは結構『告白』と似通っている部分がある。「xxxxでした。(改行)しかしそうではなかったのです。」みたいな必殺パターンが、一度気になると結構目につくね。2章の真紀センセ…

  • 鳥飼玖美子 / 歴史を変えた誤訳

    歴史をかえた誤訳―原爆投下を招いた誤訳とは! (新潮OH!文庫)作者:鳥飼 玖美子メディア: 文庫 鳥飼玖美子 / 歴史を変えた誤訳 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 ブックオフで偶然見かけたものをタイトル買い。 2.内容 1998年に『言葉が招く国際摩擦』というタイトルでジャパンタイムズから発刊されたものを、新潮OH!文庫が2001年に文庫化したもの。教養・雑学に特化したレーベルのようだ。作者の鳥飼さんは執筆時点で20年以上の通訳歴を持つ玄人というころで、信頼できるかなとも思った。 インパクトの観点から文庫題が採用されたのだろうが、件名は旧題の方が的を射ていて、基本的には政治経済の世界にお…

  • 呉座勇一 / 応仁の乱

    応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)作者:呉座 勇一発売日: 2016/10/25メディア: 新書 呉座勇一 / 応仁の乱 のレビュー。 1.作品を選んだ理由 そーいや何年か前に売れたよなぁ…という程度の認識。あと、日本史をやってない自分からすると、応仁の乱はまったくブラックボックスであるため内容を知りたかった。何なら応仁の乱(1467年であることだけは覚えている)から戦国大名が割拠する16世紀後半まで何がどうなっているのかさっぱり分かってないので。 2.内容 2016年、中公新書から発刊。新書なんだよな…帯には「40万部突破」とあるが、なんでそんなに売れたんだろうか?非常に不思議…

  • Lovebites / Awakening From Abyss

    Awakening from Abyssアーティスト:Lovebites発売日: 2017/11/03メディア: CD 日本のヘヴィメタルバンド Lovebites / Awakening From Abyss をレビュー。 1.作品を選んだ理由 一番最初に興味を持ったのは発起人且つリーダーのMihoさんのインタビュー。純粋なヘヴィメタルをやりたいという意気込みと、SodomのNuclear Winterを意識した曲があるという2点で好感を持った。あといつだかのLoudparkでちょっとお話できたので! 2.内容 2017年、Victorからのリリース。極めてスタンダードでストレートな日本的メ…

  • 体験記:見えてくる光景 コレクションの現在地(アーティゾン美術館)

    アーティゾン美術館の「コレクションの現在地」展に行きました。 1.鑑賞のきっかけ 特にその作品がとか企画がとかいう目的ではなく、単純にしばらく閉館していた旧ブリヂストン美術館が、装いも新たにアーティゾン美術館と名を変えて開館したということで、行ってきたもの。ずっと前から2020年に開館って言ってたから、長かったね。 2.内容 展示内容は基本的にブリヂストン財団の所有品を展示してくれているというもので、久しぶりに開館する美術館が満を持して選り抜きのコレクションを選んだのだろうな、というもの。第一部では近現代(19世紀以降中心)の絵画作品、第二部はオールタイム…エジプト新王国 ラムセス2世治世下の…

  • 森博嗣 / すべてがFになる

    すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&Mシリーズ (講談社文庫)作者:森博嗣発売日: 2012/09/28メディア: Kindle版 森博嗣 / すべてがFになる をレビュー。 1.作品を選んだ理由 本屋で「あっ、名前は良く知ってるやつだ」と思い、手に取ってみるとどうもミステリー作品らしいので買ってみた。 2.内容 もともとは1995年に書かれた作品で、こちらは1998年の講談社文庫版。作者自身が名古屋大学 工学部の助教授ということで、コンピュータサイエンスや数字・数学に取り囲まれた世界観。とはいえ舞台は孤島のハイテク研究所ということで、ある種ミステリーのフォーマットと…

  • 我孫子武丸 / 弥勒の手

    弥勒の掌 (文春文庫)作者:我孫子 武丸発売日: 2008/03/07メディア: 文庫 我孫子武丸 / 弥勒の手 をレビュー。 1.作品を選んだ理由 先に読んだ『殺戮にいたる病』が衝撃的だったので、さっそく別作品を手に取ってみた。 2.内容 2005年の作品で、2008年に文春文庫から文庫リリース。怪しい新興宗教と、その宗教団体との関連性が疑われる殺人事件。殺人事件の真相と宗教団体に迫る2人の主人公(教師と刑事)、そして驚きの結末…。と、まぁそれは分かるんだけど、帯と裏表紙がちょっと煽りすぎなんだよなぁ…「空前絶後の驚きを編集部完全保証!!」とか。本作を手を取った理由の1つではあるから文句はあ…

  • 体験記:ふつうの系譜(府中市美術館)

    府中市美術館の「ふつうの系譜」展に行きました。 1.鑑賞のきっかけ 地元の美術館で、且つあの「へそ曲がり」展で面白い企画と講演をしてくれた金子学芸員ということで、これは行かざるを得ない。 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/futsu.htmlwww.city.fuchu.tokyo.jp 2.内容 件名は辻惟雄『奇想の系譜』と一昨年~昨年くらいに流行った関連展示への意趣返しとでも言おうか。江戸当時における奇想/最先端に対し、ではその時代の「ふつう」ってなんだったのさ?という観点から、普遍的な美しい作品を中心に並…

  • Devourment / 1.3.8

    1.3.8 [Explicit]発売日: 2008/10/24メディア: MP3 ダウンロード アメリカのデスメタルバンドDevourment / 1.3.8 をレビュー。 1.作品を選んだ理由 2019年に新作が出てから、過去作をずっと聞いている。 2.内容 1999年にリリースされた1stアルバム"Molesting the Decapitated"からの8曲に、新曲1曲、デモ3曲を加えて2000年に再発された、文字通り1.3.8なコンピレーションアルバム。手持ちはDispleased Recordsのもの。 デキサスデスメタル…超低音で圧殺するようなヘヴィリフに、全く聞き取れない低音グロ…

  • 乙一 / 天帝妖狐

    天帝妖狐 (集英社文庫)作者:乙一発売日: 2001/07/19メディア: 文庫 乙一 / 天帝妖狐 をレビュー。 1.作品を選んだ理由 本屋をうろついていた時に「そういえば乙一って見たことあるなぁ~昔流行ってなかったっけ?」と思って買ってみた。 2.内容 2001年、集英社文庫から。1978年生まれで、本作出版時点ではまだ23歳。ジャンプ小説大賞の投稿時は高校生だったというから、早熟な作家であることだ。本作は中編の『A MASKED BALL』『天帝妖狐』の2編を収録。前者はトイレの落書きをめぐる卑近で世俗的な世界観のプチホラー。後者はややファンタジックではあるがホラー要素は薄く、どちらかと…

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