chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
めたすらいむの舟 https://metal-metal-slime.hatenablog.jp/

音楽(ヘヴィメタル、特にデスメタルとブラックメタル)、書評、美術館などの体験記を通じて、文書作成を楽しんでいます

ようへい
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/05/28

arrow_drop_down
  • 休止中(2021.5.19~)

    子が産まれたので、更新休止ちゅう(2021.5.19~)

  • 宮内悠介 / 月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿

    月と太陽の盤: 碁盤師・吉井利仙の事件簿 (光文社文庫)作者:悠介, 宮内発売日: 2019/07/11メディア: 文庫 宮内悠介 / 月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『ヨハネスブルクの天使たち』『カブールの園』を読んで、その読み味に好感を覚え、他作品も読んでみたいと思った所でした。読むのは2作目。(コンピレーションで『スペース金融道』を読んでいたので、それを含めると4作目か) 2.内容 2019年に光文社文庫からリリースされた碁と碁盤を中心とした連作ミステリ。といいつつ、ミステリ要素の部分は丁寧ながら地味というか、驚愕のトリックがどうこう言…

  • 柞刈湯葉 / 人間たちの話

    人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)作者:柞刈 湯葉発売日: 2020/03/18メディア: Kindle版 柞刈湯葉 / 人間たちの話 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 ハヤカワ文庫JAでSFもの読みたいなぁと思ったときに、『日常』などで知られるあらいけいいちさんの表紙が目に留まりました。表紙がキャッチーで何より。 2.内容 2020年にハヤカワ文庫JAからリリースされた作者初のSF短編集。寒冷化が進んだ地球で雪原の旅を続ける少年を描いた『冬の時代』が、なんだかエモーショナルで好きです。長編にしてくれてもええんやで。たのしい超監視社会は作者自身も言うようにオーウェル『1984』をベースに…

  • Mayhem / De Mysteriis Dom Sathanas

    De Mysteriis Dom Sathanasアーティスト:Mayhem発売日: 2004/03/26メディア: CD ノルウェーのブラックメタルバンド De Mysteriis Dom Sathanas をレビュー。 1.作品を選んだ理由 映画『Load of Chaos』をきっかけに聞きなおしているpart2。 2.内容 1994年の1stフル。レーベルはいろいろ。手持ちがどれだか分からん。レコーディング~リリースにいたる経緯や、Attila[Vo]、Euronymous[Gt]、Count Grishnackh[Ba]、Hellhammer[Dr]といった参加メンバーだけで一頻り語れ…

  • Mayhem / Deathcrush

    Deathcrushアーティスト:Mayhem発売日: 1999/04/20メディア: CD ノルウェーのブラックメタルバンド Mayhem / Deathcrush をレビュー。 1.作品を選んだ理由 映画『Load of Chaos』をきっかけに聞きなおしている。 2.内容 1987年のEP。いろんな版があるようだけど、自分が持っているのがどこのレーベルのかは忘れた。メンバーとかの情報も調べりゃわかる話だから自分が語らなくてもいいだろう。Metallumとか見てください。 先に1st(De Mysteriis Dom Sathanas)を聞いてからこっちに遡って聞いた。当然1stはブラック…

  • アーシュラ・K・ル・グィン / 闇の左手

    闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))作者:アーシュラ・K・ル・グィン発売日: 1978/09/01メディア: 文庫 アーシュラ・K・ル・グィン / 闇の左手 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 SFマガジン ハヤカワ文庫50周年記念号における、訳者本人(小尾芙佐さん)の思い出の作品としての紹介が切っ掛け。なお、ゲド戦記は原作も映画も未体験だ。 2.内容 原作は1969年で、本書は1977年にハヤカワ文庫入りしたもの。冒頭の通り、小尾芙佐さんの翻訳。橇を引く2人が氷の大地を歩き続ける表紙。読み終わった後に見ると、これいいなぁ。 ジョジョ7部でジャイロとジョニーがひたすら旅をしているシ…

  • Symphony X / Twilight in Olympus

    Twilight in Olympusアーティスト:Symphony X発売日: 1999/03/23メディア: CD アメリカのプログレッシブパワーメタル、Symphony X / Twilight in Olympusをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近Symphony Xばかり聞いていますシリーズ。この作品だけは大昔に買って持っていたので聞いたことがあったのだが、当時は特にピンとこなくて聞いていなかったのだ。Dream Theaterは大好きだったのにね。 2.内容 1998年に日本のZero Corporationから(同年にInside Out Recordから)リリースされたバ…

  • Symphony X / The Divine Wings of Tragedy

    Divine Wings of Tragedy (Spec) (Dig)アーティスト:Symphony X発売日: 2004/01/13メディア: CD アメリカのプログレッシブパワーメタル、Symphony X / The Divine Wings of Tragedyをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近Symphony Xばかり聞いていますシリーズ。 2.内容 1996年に日本のZero Corporationから(1997年にInside Out Recordから)リリースされたバンドの第3作。日本で先行発売されるくらい人気だったんですねえ。 20分を超える大作の表題曲を始めとして、…

  • 清水潔 / 殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐事件

    殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫)作者:清水 潔発売日: 2016/11/18メディア: Kindle版 清水潔 / 殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐事件 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 ブックオフをウロウロしていた時に特価コーナーで見かけて、タイトルとノンフィクションものということで魅かれました。作者やこの本のことは知らなかったです。 2.内容 2014年、新潮文庫からの作品です。2016年頃にどこだかの書店が作者名もタイトルも隠して『文庫X』として売り出した書籍。あれが本作だったということは、読み終わった後に知りました。 確かにこ…

  • 折原一 / 耳すます部屋

    耳すます部屋作者:折原 一メディア: 単行本 折原一 / 耳すます部屋 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんかミステリを読みたくて、そういえば以前と『倒錯のロンド』って読んだけどどうだったかなぁと記憶もあいまいなままブックオフで購入。 2.内容 原作は2000年の単行本で、講談社文庫から2003年に文庫発売された短編集です。書かれた年代は90年代ということになりますかね。登場人物の描写は確かに90年代臭い。 舞台は現代でありとても日常的な風景。コンテンポラリーなホラー要素のあるミステリです。1つ1つの短編に仕掛けがあるということは分かる。例えば本書1作目だったら、主人公(お母さん)が娘…

  • Time Requiem / The Inner Circle of Reality

    The Inner Circle of Reality発売日: 2003/05/14メディア: MP3 ダウンロード スウェーデンのシンフォニックメタル、Time Requiem / The Inner Circle of Realityをレビュー。正式には、Richard Andersson'sが付くんだろうか??それはSpace Odysseyの方だっけ。Burrn誌とかで見たことある気がするよ。 1.作品を選んだ理由 ネオクラシカルなバンドを探していて。そういやこの人の名前とTime Requiemってバンド名は聞いたことあるが、曲は知らんなあと思い。 2.内容 2004年にRegaio…

  • 谷崎潤一郎 / 陰翳礼讃

    陰翳礼讃作者:谷崎 潤一郎メディア: Kindle版 谷崎潤一郎 / 陰翳礼讃 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 谷崎である点と、タイトルで気になっていた。だって陰翳だぜ。暗そうでよいなと思ったのです。 2.内容 小説だと思ってた!これはエッセイ集ですね。昭和5年~23年の間に文藝春秋・婦人公論・中央公論などの雑誌にて発表されたエッセイ7編をまとめたものです。文庫の初版は1975年。中公以外でも文庫が出ているようだが。 表題の『陰翳礼讃』は一言でいうと食事・建築・文学等の様々な観点から東洋(日本)と西洋の美的感覚や趣向の際について述べたものです。 その他、懶惰(なまけ)、客嫌い、旅、厠(…

  • Derdian / New Era Part1

    New Era, Pt. 1 [Explicit]発売日: 2005/02/01メディア: MP3 ダウンロード イタリアのパワーメタル、Derdian / New Era Part1をレビュー。 1.作品を選んだ理由 シンフォニックパワーメタルでいいのないかなぁと思い、Vision Divineの直近のヴォーカルさんであるIvan Gianinniさんが籍を置くこのDerdianにたどり着いたわけです。名前は前から知ってたけどね。来日もしたことあるよね。 2.内容 2005年にSteelheart Recordsからリリースされたイタリアのシンフォニックキラキラクサメロパワーメタルの1stア…

  • 東野圭吾 / 仮面山荘殺人事件

    仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)作者:東野 圭吾発売日: 1995/03/07メディア: 文庫 東野圭吾 / 仮面山荘殺人事件 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 近所の書店でポップアップされていたため。東野圭吾3冊目というのと、いかにも王道なクローズドサークル的な殺人事件ミステリを読みてぇな、と思った。 2.内容 ポップされていた割に1995年と割と昔の作品であった。友人知人が集まったとある山荘で休日を過ごしていると、そこになぜか銀行強盗を済ませたばかりの逃亡犯が逃亡中の隠れ家としてこの山荘に乗りこんできて、全員が人質に取られる。そんな異常事態の中、ある故人の死亡理由に関する疑念が登場人…

  • Adagio / Life

    ライフアーティスト:アダージョ発売日: 2017/08/09メディア: CD フランスのプログレッシブメタル、Adagio / Lifeをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近プログレメタラーなので、いろいろそれっぽいものに手を出しています。古き良きテクニカル・メロディアスを求めて、そういや昔Adagioの1st買ったけどあんまり聞いてはいなかったなぁというところが再聴のきっかけ。 2.内容 2017年にZeta Nemesis RecordsからリリースされたStephan Forte率いるフランスのバンドの第5作目。Zeta Nemesis Recordsってどこ?Metallum見ると本…

  • ガブリエル・ガルシア・マルケス / 族長の秋

    ラテンアメリカの文学 族長の秋 (集英社文庫)作者:ガブリエル ガルシア=マルケス発売日: 2011/04/20メディア: 文庫 ガブリエル・ガルシア・マルケス / 族長の秋 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 南米文学って読んだことないなーって。ボルヘスはチラ見したことあるけど。あと、独裁を敷く大統領というテーマ、表紙の牛にも惹かれましたね。どうでもいいけど、マルケスなのかガルケスなのか毎回一瞬迷うんだよね。ミドルネームがガルシア…なのでラストネームはマルケス、って思いだしている。 2.内容 原作は1975年。本書は2011年に集英社文庫から文庫発刊されたものですが、1994年刊行物のリ…

  • Symphony X / Damnation Game

    The Damnation Gameアーティスト:Symphony X発売日: 2010/05/25メディア: CD アメリカのプログレッシブパワーメタル、Symphony X / Damnation Gameをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近Symphony Xばかり聞いていますシリーズです。 2.内容 1995年にInside Out Recordからリリースされたらしいバンドの第2作。日本ではやっぱりZero Corporationからリリース。ボーカルにラッセル・アレンが加入し、今に連なるバンド体制がここで基本的に整ったことになります(後でベースが変わるけど、基本的にはメンバーチ…

  • 芥川龍之介 / 侏儒の言葉・西方の人

    侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)作者:芥川 龍之介発売日: 1968/11/19メディア: 文庫 芥川龍之介 / 侏儒の言葉・西方の人 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『侏儒の言葉』が芥川版「悪魔の辞典」と聞いて。これを読みたかったのである。 2.内容 1968年かな?新潮文庫からリリース。 何度か改版されているのかな、手持ちには平成5年(1994年)に書かれた解説が巻末にあります。 『侏儒の言葉』は芥川版「悪魔の辞典」と書きましたが、様々な事柄に対する芥川くんのひねくれた厭世的一言コメント集みたいなものです。時期的に晩年(1927年自殺に対して、1925~1927年頃の作品)であり…

  • Symphony X / [self-titled]

    Symphony X (Spec) (Dig)アーティスト:Symphony X発売日: 2004/01/13メディア: CD アメリカのプログレッシブパワーメタル、Symphony Xのセルフタイトルデビューアルバムをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近プログレメタル熱が高じている関係で、Symphony Xを聞き始めて…気にいってしまいずっと聞いているので、感想を書いていくぞ。 2.内容 1994年に自主製作でリリースされたバンドのデビュー作。日本でのみZero Corporationからリリースされていたらしい。なんか、Fair Wariningメロディックハードロック系を出してたとこ…

  • 三田一郎 / 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

    科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで (ブルーバックス)作者:三田一郎発売日: 2018/06/25メディア: Kindle版 三田一郎 / 科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで のレビューです。 1.作品を選んだ理由 国立の書店で、ブルーバックス売り上げトップテンみたいなディスプレイがあったんすよ。その1位がこれだった。タイトルも興味を引いたので購入。 2.内容 2018年、講談社ブルーバックスからの刊行です。著者は素粒子物理学が専門であり、且つカトリックの聖職者(助祭…司祭の次くらいの職位だそうだ)を務めておられる。ご自身の2つの強みを存分に活か…

  • 小川一水 / ツインスターサイクロンランナウェイ

    ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 一水発売日: 2020/03/18メディア: 文庫 小川一水 / ツインスターサイクロンランナウェイ のレビューです。 1.作品を選んだ理由 端的に言って表紙買い。望月けいさんの繊細な筆致と抑制された暗めで淡い色使いの美少女絵に魅かれました。目についた理由は「百合SFフェア」という帯が目を引いたからですがね。本作の前に同フェアで『少女庭国』を買ったりしました。こういうフェアでこうやって買う人間もいるんだから、出版各社は是非こいった宣伝を打ってほしいものです。きっかけになります。 2.内容 元となる話は『アステリズムに花束を…

  • 半藤一利 / 世界史のなかの昭和史

    世界史のなかの昭和史 (平凡社ライブラリー0905)作者:半藤 一利発売日: 2020/07/12メディア: Kindle版 半藤一利 / 世界史のなかの昭和史 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『昭和史』を読んだ後に、本作の存在を知った(妻が買ってきた)ので読了。半藤一利さんが近々で逝去されたこともきっかけではあったかな。 2.内容 ベストセラー『昭和史』は2009年の本だっけ?こちらは『昭和史』を受けて世界史に目を向けた書籍となっています。平凡社ライブラリーより2020年に発刊されました。元は2016年の雑誌連載だったようです。 世界(=外国)が日本をどのようにとらえていたか、またあ…

  • 菊池寛 / マスク スペイン風邪をめぐる小説集

    マスク スペイン風邪をめぐる小説集 (文春文庫)作者:菊池 寛発売日: 2020/12/08メディア: Kindle版 菊池寛 / マスク スペイン風邪をめぐる小説集 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻が買ってきたシリーズ。菊池寛って、文芸春秋立ち上げおじさんで名誉ある賞作ったおじさんなのは知ってるけど、作品は読んだことなかったな、そういえば。 2.内容 コロナ禍における便乗企画といいますか。売り物としてのコンセプトは非常に分かりやすい2020年に文春文庫から発刊された、短編8編を含む短編集。 言うほど全編がマスクでもスペイン風邪がテーマでもないです。まぁ短編集にはよくあることか。ただ…

  • 柞刈湯葉 / 未来職安

    未来職安 (双葉文庫)作者:柞刈湯葉発売日: 2021/01/13メディア: Kindle版 柞刈湯葉 / 未来職安 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 昨年『人間たちの話』を読みまして、面白かったのですよ。Twitterもフォローしている湯葉先生の文庫作品が出たということで、さっそく購入しました。 2.内容 原作は2018年に双葉社から単行本リリースされたもので、本書は2021年に文庫化したものです。双葉文庫からのリリースです。とりあえず、「柞」が変換できなくて困った。サクと読みそうな雰囲気は感じだが、サクっていっぱいあるし…ハハソとも読むらしいんだけど、変換されないし。イスって読まない…

  • アンデシュ・ハンセン / スマホ脳

    スマホ脳(新潮新書)作者:アンデシュ・ハンセン発売日: 2020/11/18メディア: Kindle版 アンデシュ・ハンセン / スマホ脳 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 最近売れている新書のようですね!書店での宣伝とわかりやすいタイトルに釣られクマして購入。 2.内容 原著は『skärmhjärnan』と言う2019年に発表されたスウェーデンの本で、2021年に新潮新書からリリースされた訳本がこちら。日本語訳で現れた釣りタイトルかと思いきや、スウェーデン語で『skärm』がスクリーン(画面)、『hjärnan』が脳ということで、わりと原題そのままだった。作者は精神科医だそうですね。 …

  • アイナ・ジ・エンド / The End

    THE END(アルバムCD2枚組)(MUSIC盤)アーティスト:アイナ・ジ・エンド発売日: 2021/02/03メディア: CD BiSHのメンバー、アイナ・ジ・エンドさんのThe Endをレビュー。 1.作品を選んだ理由 特に存在は知りませんでした。BiSHも名前は知っていたけど、特に聞いたことはありませんでした。普段ポップスを聞くわけでもない我が家ですが、奥さんが久しぶりに欲しいCDだと言って買っていたので、自分も聞きました。そういう人間が聞いた感想となります。 2.内容 すべての楽曲でアイナ・ジ・エンドが作詞作曲を行った、2021年リリースのソロアルバム。昔から発表するしないは置いとい…

  • Aghora / Aghora

    Aghora発売日: 2007/12/12メディア: MP3 ダウンロード アメリカのプログレッシブメタル、Aghora / Aghora をレビュー。 1.作品を選んだ理由 なんで自分のiPodに入っているかも記憶がないレベルだが、プログレメタルの文脈で買ったんだと思う。最近プログレメタルのマイブームが再来しているので、ライブラリ内からProgressive Metalでタグ付けしてあるものを聞いていっている。 2.内容 2000年にDoubles Productionsというところからリリースされたらしい。全然知らん…ということで、今Metallumを見てみたら、ドラムがSean Rein…

  • Job for a Cowboy / Sun Eater

    Sun Eaterアーティスト:JOB FOR A COWBOY発売日: 2014/12/10メディア: CD アメリカのデスメタルバンド Job for a Cowboy / Sun Eater をレビュー。 1.作品を選んだ理由 1st『Genesis』2nd『Ruination』は所謂デスコア入門盤的に持ってて、なんかこの4thは音楽性が大分変ったらしい、ということは知ってたんですよ。ディスクユニオンで安く見かけたので買ってみたよ。 2.内容 2014年にMetal Bladeからリリースされた4作目。おお、確かに一聴して全然違う音楽になっている…。初期はふとましくもややメロディのあるフ…

  • V.A / 2010年代SF傑作選 2

    2010年代SF傑作選2 (ハヤカワ文庫JA)発売日: 2020/02/06メディア: 文庫 2010年代SF傑作選 2 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんかハヤカワでプッシュされていたのと、日本SF小説家の近代作品を読んでみたかった。ナンバリングの2冊のうちでは、2の方が比較的若いというか、2010年代デビューの作家が取り上げられているということで、こっちを買いました。 自分はSF初心者です。本作で読んでみたかったのは柴田勝家、三方行成。既に読んだことがあったのは小川哲。 2.内容 2020年に早川文庫からリリースされた、先に書いた通り2010年代にデビューしたSF小説家の短編作品…

  • ピーター・ワッツ / 6600万年の革命

    6600万年の革命 (創元SF文庫)作者:ピーター・ワッツ発売日: 2021/01/09メディア: Kindle版 ピーター・ワッツ / 6600万年の革命 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 立川ジュンク堂書店の新刊コーナーでハヤカワとか創元のところを見てところ、表紙とタイトルが目を引いた。作者や作品のことは何も知らなかったが、ストレートな宇宙SFが読めそうな予感を感じた。あと、デカい数字を出されるとスケールが大きく感じるという単純な人間なのです、私は。 2.内容 原著は2018年に発表された中長編"The freeze-frame Revolution"と、そのスピンオフである短編"T…

  • 円城塔 / バナナ剥きには最適の日々

    バナナ剥きには最適の日々作者:円城 塔発売日: 2014/05/22メディア: Kindle版 円城塔 / バナナ剥きには最適の日々 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 伊藤計劃の作品オモスレーって読んでた時に、この方のお名前もよく見かけた。これは作者名が同じア行で、書店の本棚で目に付いたという理由も大いにある。何を1作目に読んでみようかと裏表紙の解説を見ていると、どうも本作はどうやら「わからないけどおもしろい、の理由が少しわかるかもしれない」短編集だという。薄くて読みやすそうだし、ということでこれが円城塔の1冊目になったのです。 2.内容 2012年に早川書房から単行本化され、2014年…

  • 中曾根康弘 / 自省録-歴史法廷の被告として-

    自省録―歴史法廷の被告として― (新潮文庫)作者:中曽根康弘発売日: 2017/04/28メディア: 文庫 中曾根康弘 / 自省録-歴史法廷の被告として- のレビューです。 1.作品を選んだ理由 高橋是清『随想録』を読んで、政治家個人が語る歴史は面白いと思っていたところで、本屋を徘徊していたら見つけたのがこの『自省録』。先日までご存命だった方ではあるが、氏が首相を務めた頃にはまだ自分は生まれてないし…十分「歴史」の範囲なんだよなぁ。 2.内容 底本は2004年に刊行された同名の書籍で、2017年の本文庫化にあたり新潮45の記事と解説が追加されている模様。氏は結構な数の書籍を書いてきたようだが、…

  • 高橋是清 / 随想録

    随想録 (中公文庫プレミアム)作者:高橋 是清発売日: 2018/04/20メディア: 文庫 高橋是清 / 随想録 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 半藤一利の『昭和史』と三島由紀夫の絡みで、二二六事件に興味を持つ。江戸東京たてもの園に遊びに行く。赤坂から移築された高橋是清邸があり、この家で暗殺されたことを知る。高橋是清について知りたい。という動機です。『高橋是清自伝』と迷っただけど、自伝は上下巻セットと長いので、単刊のこっちを選択したというわけ。 2.内容 高橋是清の秘書官である上塚司が、高橋是清の様々な言葉(文章や講演、対談記録など)を随想録としてまとめていた者。高橋是清が二二六事件…

  • 三島由紀夫 / 手長姫・英霊の声 1938-1966

    手長姫 英霊の声 1938 -1966 (新潮文庫)作者:三島 由紀夫発売日: 2020/10/28メディア: 文庫 三島由紀夫 / 手長姫・英霊の声 1938-1966 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『英霊の聲』が河出文庫からしか出ていないんだなぁと思っていたら、まさかの2020年の新潮文庫新刊で、本作が出ていた。まぁ三島由紀夫の新刊ということで、河出文庫の方と同時に購入。やはり没後50年だからそれに合わせたリリースがあったということかなぁ。 2.内容 2020年に新潮文庫からリリースされた、1938年(当時13歳)の『酸模』から晩年と言っていい1966年の『英霊の聲』まで幅広い年…

  • Caligula's Horse / Moments from Ephemeral City

    Moments from Ephemeral City (Re-issue 2017) [Explicit]発売日: 2017/06/16メディア: MP3 ダウンロード オーストラリアのプログレッシブメタル、Caligura's Horse / Rise Radiantをレビュー。 1.作品を選んだ理由 5th『Rise Radiant』と同時購入。 2.内容 2011年にインディーズリリースされたバンドのデビュー作です。その後Inside Outから2017年にリイシューされており、手持ちはリイシューの方。Metallumで調べる限り、収録曲に差はなくリマスター等もされていないようなので、…

  • 柳美里 / JR上野駅公園口

    JR上野駅公園口 (河出文庫)作者:柳美里発売日: 2017/03/03メディア: Kindle版 柳美里 / JR上野駅公園口 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 府中の書店でプッシュされていたのと、全米図書賞 翻訳文学部門を受賞したという帯タタキに魅かれて。ページ数が少なく、600円とお手頃価格だったのもある。話題書をたまには読もうと思うよね。柳美里さんの作品を読むのはこれが初めて。 2.内容 2014年に河出書房から単行本リリースされたものが、2017年に河出文庫からリリースされたもの。なんで今話題沸騰なのかというと、やはり全米図書賞受賞という点で、後追いで日本で評価され始めたってこ…

  • 半藤一利 / 昭和史 1926-1945

    昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー 671)作者:半藤 一利発売日: 2012/01/01メディア: Kindle版 半藤一利 / 昭和史 1926-1945 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻ライブラリーから拝借。以前書店で見かけて気になってはいたんだけど、買うには至っていなかった作品ではあるんだが、なんか妻が買ってました。 2.内容 半藤氏の寺子屋的昭和史講座を元に、書籍として再構成された昭和史の講話集。 元が講話だけあって、あくまで語り掛ける形式で展開される本文は非常に読みやすい。自身が戦中に少年時代を過ごしたからこそ出てくる体験談も、貴重な記録と言っていいのでは。…

  • Cultes Des Ghoules / Henbane

    Henbaneアーティスト:Cultes Des Ghoules発売日: 2013/04/16メディア: CD ポーランドのブラック/デスメタルバンド Cultes Des Ghoules / Henbaneをレビュー。 1.作品を選んだ理由 さっき1stを聞いたので、次いでに2ndも聞いている。ちな、現時点で持っているのはこの2ndまで。 2.内容 2008年の1stから何枚かのスプリットとEPを挟んで、2011年にリリースされた2ndフルアルバム。これもHells Headbangers Recordsから出ている。今出てこないけど、多分手持ちはそれだと思う。 5年経ってますが、基本的な音…

  • Cultes Des Ghoules / Haxan

    Haxan発売日: 2011/05/24メディア: MP3 ダウンロード ポーランドのブラック/デスメタルバンド Cultes Des Ghoules / Haxanをレビュー。 1.作品を選んだ理由 特に理由なくブログ書きながら聞いてたのでついでにレビュー。汚らしいプリミティブ/ベスチャルスタイルのブラックメタルを買い求めたいた時期に買ったものです。普通にディスクユニオンで見かけて買った記憶があるぞ。 2.内容 バンドのフルアルバムとしては第一作目。2008年にリリースされました。Hells Headbangers Recordsからもリイシューされているようなので、そこそこ流通しているんじ…

  • アントニイ・バージェス / 時計仕掛けのオレンジ [完全版]

    時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)作者:アントニイ・バージェス発売日: 2008/09/05メディア: ペーパーバック アントニイ・バージェス / 時計仕掛けのオレンジ [完全版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『ファイトクラブ』と同じような理由で、映画で作品は有名だけど読んだことねぇなと思ったのと。映画よりも激しくシャープ、との帯タタキにより購入。まぁ映画も見たことないんだけど。 2.内容 原作は1962年で、1980年に早川書房から単行本化。本作はそれに当時未収録の最終章を付与した「完全版」として2008年にハヤカワepi文庫からリリースされたもので…

  • バリントン・J・ベイリー / ゴッド・ガン

    ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫SF)作者:バリントン J ベイリー発売日: 2016/11/30メディア: Kindle版 バリントン・J・ベイリー / ゴッド・ガン のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『カエアンの聖衣』が面白かったので、こっちの短編集も手を出して見たよ。 2.内容 1962年~1996年にかけて発表された日本独自編集の短編集だそうです。2016年にハヤカワ文庫SFからリリースされた、比較的新しい書籍ですね。こういうの出してくれるとありがたいですね。あと表紙がカッコよくてイイですね。やはりSFの表紙はこういう、とりあえずウィトルウィウス的人体図が配されたワケの分からない絵で…

  • 松本敏治 / 自閉症は津軽弁を話さない 自閉症スペクトラム症のことばの謎を読み解く

    自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く (角川ソフィア文庫)作者:松本 敏治発売日: 2020/09/24メディア: Kindle版 松本敏治 / 自閉症は津軽弁を話さない 自閉症スペクトラム症のことばの謎を読み解くのレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻が最近の話題書として本屋で買ったものを読ませてもらったものです。自分は知りませんでした。 2.内容 なぜ自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)の子は津軽弁を…乃至放言を喋らないのか、ということに関する研究過程と説明。2017年に単行本として出ていたものが、2020年に角川ソフィ…

  • 三島由紀夫 / 英霊の聲 オリジナル版

    英霊の聲 オリジナル版 (河出文庫)作者:三島 由紀夫発売日: 2005/10/05メディア: 文庫 三島由紀夫 / 英霊の聲 オリジナル版 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『憂国』を読んでいたく感動した私は、二二六事件三部作と呼ばれる作品があると知りました。三島由紀夫って新潮文庫からいっぱい出てるけど、これは河出文庫から出てるんだよね…しばらく見つからなかった。(最近、新潮文庫からも英霊の聲の文庫が出ましたがね) 2.内容 『英霊の聲』『憂国』『十日の菊』に加え、当時単行本化にあたっての自著解説として『二二六事件と私』が収録されている。当初1966年に河出書房からこの二二六事件三部作…

  • Leprous / Malina

    Malinaアーティスト:Leprous発売日: 2017/09/01メディア: CD ノルウェーのプログレッシブメタル、Leprous / Malinaをレビュー。 1.作品を選んだ理由 2015年の『The Congregation』と2016年の『Live at Rockefeller Music Hall』までは持ってて、結構好きだった。最近のprog metal熱に乗じて本作を買ってみた。このバンドを知ったのは、多くの人がそうであるかもしれないがIhsahn人脈としてデス。 2.内容 2017年にInside Outからリリースされた5th。プログレメタル度…というかメタル度がさらに…

  • Leprous / The Congregation

    The Congregation発売日: 2015/06/05メディア: MP3 ダウンロード ノルウェーのプログレッシブメタル、Leprous / The Congregationをレビュー。 1.作品を選んだ理由 初めて買ったLeprousです。最初に知ったのはIhsahnあるいはEmperorのバックバンドとしての彼です。なんかIhsahnの義理の弟らしいね。 2.内容 2015年にInside Outからリリースされた4th。このバンドは首魁の2人であるEiner Solbergと、Tor Suhrke以外のメンバーは結構変わってるみたいなんだけど、彼らが音楽の核なのでそんなに気になら…

  • アイザック・アシモフ / われはロボット [決定版]

    われはロボット〔決定版〕作者:アイザック アシモフ発売日: 2014/09/30メディア: Kindle版 アイザック・アシモフ / われはロボット [決定版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 アジモフ(ホントは「ジ」らしい)も読んだことなかったんだよね。本当は長編を読みたかったんだけど、好評な本作を最初に手に取ってみたのでした。 2.内容 1940~50年頃に書かれた連作的な短編小説を『I, Robot』としてまとめて1950年に発表された作品です。小尾芙佐さんの翻訳です。1983年にハヤカワ文庫からリリースされたものに手を加えて2004年に再版された決定版ということです。 ロボット…

  • Caligula's Horse / Rise Radiant

    Rise Radiant -Ltd/Digi-アーティスト:Caligula's Horse発売日: 2020/05/22メディア: CD オーストラリアのプログレッシブメタル、Caligura's Horse / Rise Radiantをレビュー。 1.作品を選んだ理由 ぜーんぜん知らなかったんだけど、Inside OutのYoutubeチャンネルで出てきたのを聞いたところ、これが刺さった。2020年現在の最新作である本作を買ってみたよ。 2.内容 前作4thから3年空いて2020年にInside Outからリリースされた5thフル。本作で初めてWard Recordsから日本盤が出た。A…

  • アーサー・C・クラーク / 楽園の泉

    楽園の泉作者:アーサー C クラーク,山高 昭発売日: 2013/03/29メディア: Kindle版 アーサー・C・クラーク / 楽園の泉 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先日『幼年期の終わり』を読了し、そのスケールの大きさとリアリスティックな描写に感心してしまったので、続いてこちらを手に取ってみた。次に手に取る作品に困ってたんだけど、小川一水セレクト「新時代に読むべきSF」とか帯タタキが言ってたので、これにしたよ。 2.内容 原作は1979年、翻訳は山高昭さん。翻訳が比較的新しめだからか、新版は出ていない模様です。元の文庫は1987年に出ており、こちらは装丁も新たに2006年に再発…

  • Andromeda / Manifest Tyranny

    Manifest Tyranny発売日: 2019/02/04メディア: MP3 ダウンロード スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Manifest Tyrannyをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近プログレメタルのマイブーム中につき購入。中古を全く見かけないので、ちゃーんと新品で購入したぞ。 2.内容 前作4thから3年で2011年にリリースされた5thフル。メンバーに変更はない模様。Inner Wound Recordingsってどこなんや… 音楽性は2nd以降のリフとボーカル中心のヘヴィなプログレメタルで大勢に変化はない…ものの、なぜかこの作品はめっちゃ好印象…

  • Andromeda / The Immunity Zone

    The Immunity Zone発売日: 2008/09/18メディア: MP3 ダウンロード スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / The Immunity Zoneをレビュー。 1.作品を選んだ理由 最近プログレメタルのマイブーム中につき購入。 2.内容 前作3rd『Chimera』に続き、約2年のスパンで2008年にリリースされた4thフル。メンバーに変更はない模様。方向性は2nd~3rdの延長で、煌びやかなギターメロでよりもヘヴィなリフ中心の歌モノプログレメタル。なんかもっと地味になってないすか?1曲目から変拍子は盛りだくさんでひっくり返るようなリズムはいいんだ…

  • Riverside / Wasteland

    Wastelandアーティスト:Riverside発売日: 2018/09/28メディア: CD ポーランドのプログレッシブメタル、Riverside / Wastelandをレビュー。 1.作品を選んだ理由 Pain of Salvationの新作(Panther)を買ってから、ダウナーなプログレメタルブームが来てるんですよね。そこでこのバンドの目下最新作であるところの本作品を買ってみたよ。 2.内容 2018年、この手の音楽がお得意のInside Out Recordsからリリース。デビュー時からずっと一緒にやってきた盟友Pitorが2016年に心不全で若くして亡くなってしまったとのことだ…

  • 三島由紀夫 / 女神

    女神 (新潮文庫)作者:由紀夫, 三島メディア: 文庫 三島由紀夫 / 女神 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻の本棚から持ち出したシリーズです。 2.内容 昭和53年だから…1976年か。1976年に新潮文庫から文庫リリースされた短編集。おおよそ著者の初期の活動に属する昭和20年代の作品が収録されている。三島由紀夫の年齢は基本的に昭和の年号と一致するからね。 全体的に様々な形での愛が表現されている。本作のページ数の半分を占める中編『女神』は、美人の妻が火傷によってその美貌を失い、関心を失った夫は娘を代償品として美しく育てることに腐心し、その娘にふさわしき名家の男を引き合わせるも娘は奇…

  • Pain of Salvation / In the Passing Light of Day

    In the Passing Light of Dayアーティスト:Pain Of Salvation発売日: 2017/01/13メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Pain of Salvation / In the Passing Light of Dayをレビュー。 1.作品を選んだ理由 大ファンなので買わない理由がないです。発売日に新宿ディスクユニオンに行ったのに入荷してなかったので、仕方なく通販で買いました。 2.内容 2017年、いつものInside Out Recordsからリリース。ボーナスCD付きの2枚組輸入盤で購入しました。その後リリースされた日本盤も購…

  • 清涼院流水 / コズミック・ゼロ 日本絶滅計画

    コズミック・ゼロ 日本絶滅計画 (文春文庫)作者:清涼院 流水発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版 清涼院流水 / コズミック・ゼロ 日本絶滅計画 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 漫画『バーナード嬢曰く』で、トンデモSFとして言及されていたのはデビュー作『コズミック』の方だったか。その紹介のされ方で興味を持ったよね。 2.内容 2009年の作品で、2012年に文春文庫からリリースされた。作者の後書きと、森博嗣の解説が付記されている。大本であるデビュー作の『コズミック』は1996年に出たのかな?結構な時を経て、類似テーマに再度挑戦したというところか。 タイトルの通り、…

  • アーサー・C・クラーク / 幼年期の終わり

    幼年期の終り作者:アーサー C クラーク,福島 正実発売日: 2012/12/21メディア: Kindle版 アーサー・C・クラーク / 幼年期の終わり のレビューです。 1.作品を選んだ理由 SFマガジンのハヤカワ文庫50周年記念号で、柴田勝家さんがレコメンドしてたので。『2001年宇宙の旅』は読んだことあったけど、こっちはなかった。 2.内容 原作は1953年、翻訳は福島正美さんによるもので、解説も含め1969年。文庫化自体は1979年で、特に新訳版は出ないまま今に至っている模様。装丁の変更とかはあったと思うけどね。手持ちは2019年の41刷。ちな、Arthur.C.ClarkeのCはCh…

  • V.A / 銀河英雄伝説列伝1 晴れ上がる銀河

    銀河英雄伝説列伝1 (創元SF文庫)作者:石持 浅海,太田 忠司,小川 一水,小前 亮,高島 雄哉,藤井 太洋発売日: 2020/10/30メディア: Kindle版 銀河英雄伝説列伝1 晴れ上がる銀河 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 銀河英雄伝説のトリビュート作品ということで、妻が絶対に買うと決めていたものです。私も原作+旧アニメは通っているので、読みました 2.内容 2020年、創元SF文庫から。野良の作品ではない。田中芳樹監修(といっても序文を読む限り殆ど手は入れていないと思うけど)、レーベルは創元SF、イラストも銀河英雄伝説原作文庫と同じ星野之宣さんということで、かなりの本気度…

  • Andromeda / Chimera

    Chimera発売日: 2019/02/04メディア: MP3 ダウンロード スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Chimeraをレビュー。 1.作品を選んだ理由 長らく1st/2ndで止まってて、しばらくしてからこの3rdを買った。 2.内容 事実、2ndから4年のスパンを空けて2006年にリリースされた模様。そりゃ忘れてるわ…若者の4年は長いからねぇ。日本のAvalonからリリースされた日本盤を持っています。 方向性は2nd譲りでその延長線上。どうかなー2ndより歌モノとしての洗練がされ、演奏やアレンジはよりストレートになったように感じるかな。印象に残る歌メロは増え…

  • 遠田潤子 / 雪の鉄樹

    雪の鉄樹 (光文社文庫)作者:潤子, 遠田発売日: 2016/04/12メディア: 文庫 遠田潤子 / 雪の鉄樹 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『冬雷』を読んでいて、まぁ面白かったのと、帯タタキの「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10 第一位」に釣られクマ。 2.内容 2014年作品、2016年光文社文庫より文庫化。歪な家庭環境、愛と無関心、罪と贖罪の物語。冒頭から、主人公は他人の家に出入りしてそこの子供の面倒を見ながらも家の者には蛇蝎の如く嫌われるという理不尽なシチュエーションが示されるが、その理由は明かされない。話が進むにつれ、現在と過去を行き来しながら、なぜそうなったの…

  • Andromeda / Ⅱ=Ⅰ

    トゥー・イズ・ワンアーティスト:アンドロメダ発売日: 2002/11/21メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Ⅱ=Ⅰをレビュー。 1.作品を選んだ理由 1stに引き続き。Andromedaの中ではこれを一番最初に買ったので、結構思い入れはある。高校の頃によく聞いてたなぁ。 2.内容 2002年に日本のAvalonからリリースされた日本盤を持っています。日本リリースが先行したってことなんだろうか?その後Cenruty Mediaからもリリースされた2ndアルバム。前作ではゲストボーカルを迎えての制作でしたが、本作では正式にボーカルが加入しています。ミドル…

  • Deceptionist / Initializing Irreversible Process

    IRREVERSIBLE PROCESSアーティスト:DECEPTIONIST発売日: 2016/06/24メディア: CD イタリアのデスメタルバンド Deceptionist / Initializing Irreversible Processをレビュー。 1.作品を選んだ理由 イタリアのブルータルデスメタルって高品質でいいイメージがあるじゃないですか。これもイタリアのバンドらしくて、Unique Leaderからのリリースということですので、買ってみたのだ。 2.内容 2016年にUnique Leader Recordsからリリースされたバンド唯一のフルアルバム。なぜ唯一かというと、…

  • Andromeda / Extension of the Wish

    Extension of the Wishアーティスト:Andromeda発売日: 2001/05/29メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Andromeda / Extension of the Wishをレビュー。 1.作品を選んだ理由 PoSの新作を買ってからと言うもの、プログレメタル熱が来ているんですよね。 2.内容 2001年にCenruty Mediaからリリースされたデビューアルバム。後年正式加入したボーカルDavidくんと一緒に再録した『Final Extension』というのもあるんですが、私は持っていないので本稿は原盤のレビューとお考え下さい。 いかにもプ…

  • 伊藤計劃 + 円城塔 / 屍者の帝国

    屍者の帝国 (河出文庫)作者:伊藤計劃,円城塔発売日: 2014/11/21メディア: Kindle版 伊藤計劃 + 円城塔 / 屍者の帝国 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『虐殺器官』『ハーモニー』が大変よかったので、こちらも是非にと。 2.内容 早世した伊藤計劃氏の遺稿がプロローグ、それを引き継ぐ形で残りを円城塔が書いた、異例の長編。プロローグは20ページほどの短いものであり、トータル500ページほどあるので、ほぼ全体が円城塔の手によるものと言って差し支えない。これ河出文庫から出てたんだね。なんでハヤカワ文庫じゃなかったんだろ。企画が河出だったのかな?2014年に河出文庫から文庫リ…

  • バリントン・J・ベイリー / カエアンの聖衣[新訳版]

    カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)作者:バリントン J ベイリー発売日: 2016/03/31メディア: Kindle版 バリントン・J・ベイリー / カエアンの聖衣[新訳版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 SFマガジンのハヤカワ文庫50周年記念号での書評で。「アホやこのひと…」とまでの最高の賛辞を送られていた本書がとても気になっていたのだ。 2.内容 原作は1976年で、元は1983年に冬川亘訳で出ていたものが、この度の新版では大森望訳となって2016年にハヤカワ文庫SFから再登場。この作品を表現する「ワイドスクリーン・バロックSF」というジャンルが理解できたとは思って…

  • 本間浩輔 / 残業の9割はいらない

    残業の9割はいらない ヤフーが実践する幸せな働き方 (光文社新書)作者:本間浩輔発売日: 2018/07/18メディア: 新書 本間浩輔 / 残業の9割はいらない のレビューです。 1.作品を選んだ理由 しばらく前に買った新書。著者がヤフーの役員ってとこと、まぁタイトルに釣られたところと、働き方改革が叫ばれる昨今なので。 2.内容 2018年、光文社新書から。一言でいえば、ヤフーの役員が「働き方」及び働き方改革について述べる本である。刺激的なタイトルは耳目を集めるためのものであるが、当然ながら内容は一社員の視点ではなく、働かせ方・人事制度・評価制度・コミュニケーション・組織運営と言った、上位レ…

  • Hammerfall / Legacy of Kings

    Legacy Of Kingsアーティスト:Hammerfall発売日: 2012/09/10メディア: CD スウェーデンのパワーメタル Hammerfall / Legacy of Kings をレビュー。 1.作品を選んだ理由 1st『Glory to the Brave』と共にお安くお買い求め。 2.内容 1998年にNuclear Blastからリリースされたという2ndアルバム。リリース速いっすね。手持ちはVictorから出た日本盤。こちらも20周年記念デラックスバージョンが出ているらしい。 あぁ、一聴して質は向上したと感じますね。サウンドもボーカルも太くなった。わかりやすいコーラ…

  • Hammerfall / Glory to the Brave

    グローリー・トゥ・ザ・ブレイヴアーティスト:ハンマーフォール発売日: 1997/09/22メディア: CD スウェーデンのパワーメタル Hammerfall / Glory to the Brave をレビュー。 1.作品を選んだ理由 安く売ってた。パワーメタルでよく聞く名前だよねーってことで一つ。 2.内容 1997年にNuclear Blastからリリースされたというデビュー盤。手持ちはVictorから出た日本盤(安かった)。今では20周年記念デラックスバージョンが出ているらしいが、当然こちらはそんなんではない初期盤。 なんというか、HelloweenとかGamma Rayとか…いやもっと…

  • Heaven Shall Burn / Iconoclast

    Iconoclast (Part One: The Final Resistance)アーティスト:Heaven Shall Burn発売日: 2010/05/25メディア: CD ドイツのメロディックメタルコアバンド Heaven Shall Burn / Deaf To Our Prayers をレビュー。 1.作品を選んだ理由 4th『Deaf to Our Prayers』とまとめ買い。 2.内容 2008年にCentury Mediaからリリースの5thアルバム。前作から2年でのリリース。どうも安定して新作を出している元気なバンドらしい。 基本的な音楽性は前作譲りですね。甘すぎない程…

  • Heaven Shall Burn / Deaf To Our Prayers

    Deaf To Our Prayersアーティスト:Heaven Shall Burn発売日: 2010/05/25メディア: CD ドイツのメロディックメタルコアバンド Heaven Shall Burn / Deaf To Our Prayers をレビュー。 1.作品を選んだ理由 バンド名はかねがね。でも音楽自体は聞いたことなかったのでDisk Unionで適当に、これと『Iconoclast』を買ってみたのだ。事前の視聴はなし。 2.内容 2006年にCentury Mediaからリリースの4thアルバム。大手ですね。全然このバンドの歴史を知らないんだけど、1996年から活動しているら…

  • ガストン・ルルー / 黄色い部屋の謎

    黄色い部屋の謎【新訳版】 (創元推理文庫)作者:ガストン・ルルー発売日: 2020/06/30メディア: 文庫 ガストン・ルルー / 黄色い部屋の謎 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋で面陳列でプッシュされていたので、思わず買いました。ガストン・ルルーは『オペラ座の怪人』しか知らん(なお、読んだこともない模様)。 2.内容 原作は1908年らしい。創元推理文庫から2020年にリリースされた、平岡敦さんによる新訳版。読みやすかったよ、ありがとう。この手の新訳版はどうもジャケットがオシャレで嬉しいね。 現代の推理小説と比べても遜色ない、所謂推理小説のエンターテインメントの要素がばっちり詰…

  • フィリップ・K・ディック / 流れよわが涙、と警官は言った

    流れよわが涙、と警官は言った作者:フィリップ K ディック,友枝 康子発売日: 2013/03/29メディア: Kindle版 フィリップ・K・ディック / 流れよわが涙、と警官は言った のレビューです。 1.作品を選んだ理由 こちらもタイトルがいいよねぇ。あと、ハヤカワ文庫のこのシリーズのジャケットは本当にかっこよくてイイですね。『電気羊』『高い城』に続いて読みました。この作品を選んだ理由は…タイトルですね。 2.内容 原作は1974年。割と最近な気がするね。1989年にハヤカワ文庫からリリース。友枝康子さんの翻訳。黒ジャケでカッコイイ装丁だ。 主人公はあまり気持ちのいい人物ではない。誰もが…

  • マーガレット・アトウッド / 侍女の物語

    侍女の物語作者:マーガレット アトウッド発売日: 2014/11/28メディア: Kindle版 マーガレット・アトウッド / 侍女の物語 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 最近、続編新作である『誓願』が出たって話題だねぇ。その話題書の1作目として、こちらを買ってみた。この作者を買うのは初めて。 2.内容 原作は1985年かな? 主人公の完全なる一人称視点で語られ、時系列は飛ぶし、意図的に「起きなかったこと」も書かれるし、他者の意図はわからないし、とにかく混乱しながら読み進めていくことになる。ディストピア小説というものの、ただ読んでいる限りにおいては、そこまでのディストピア感は感じられな…

  • 東野圭吾 / 秘密

    秘密 (文春文庫)作者:圭吾, 東野発売日: 2001/05/10メディア: 文庫 東野圭吾 / 秘密 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 自分にとっての東野圭吾第一作目。理由は…ミステリーっぽい長編であること、安いこと(ブックオフで買いました。ごめんね)の両方を満たしていたこと。 2.内容 第52回日本推理作家協会賞を1999年に受賞したという作品。作者のデビューが1985年ということなので、キャリアを重ねてからの著作である。文春文庫からのリリースで、独立した長編。 冒頭から主人公が妻と娘をいっぺんに亡くすところからスタート。即物語に引き込む手腕はお見事。娘はその肉体に妻の精神が乗り移る…

  • 横溝正史 / 犬神家の一族

    金田一耕助ファイル5 犬神家の一族 (角川文庫)作者:横溝 正史発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版 横溝正史 / 犬神家の一族 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 例のシーンだけ映像として知ってるが、原典は読んだことが無かったなあと。『獄門島』に続いて読んでみます。 2.内容 1972年に角川文庫から。横溝正史作品は角川社長が作者にほれ込んで角川レーベルでめっちゃ書いてもらったってホント?金田一耕助シリーズとしてはこれが5作目の模様。ちな、『獄門島』は3作目。Amazonの表紙画像とは違って、手持ちは黒字に石みたいなもので「族」の文字がデザインされたクールな装丁です。…

  • ウィリアム・ギブスン / ニューロマンサー

    ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)作者:ウィリアム ギブスン発売日: 2017/04/30メディア: Kindle版 ウィリアム・ギブスン / ニューロマンサー のレビューです。 1.作品を選んだ理由 いろんなところで名作として推されている作品で、サイバーパンクSFの祖だということで買ってみたよー。あと、1ページ目の章タイトル『千葉市憂愁(チバシティブルーズ)』に心魅かれたのも事実。 2.内容 原作は1984年。もっと新しいかと思ってた。アメリカの作家ウィリアム・ギブスンはこの作品でヒューゴー賞・ネビュラ賞などの名誉ある賞を受賞したようである。作品名はどこで区切るのか分からなかったが、原題…

  • 法条遥 / リライト

    リライト作者:法条 遥発売日: 2013/09/30メディア: Kindle版 法条遥 / リライト のレビューです。 1.作品を選んだ理由 全然知らずに買ったので、理由はレーベル(ハヤカワ文庫JA)と表紙です。あと、薄手で読みやすそうだと思った。 2.内容 2012年の作品で、こちらは2013年にハヤカワ文庫JAからリリースされたもの。『リ-』4部作シリーズの1作目。中学生たちとその10年後の世界を舞台として繰り広げられるタイムリープもの。解説にもある通り、めちゃくちゃ面倒くさい。それは作中の構造もそうだし、作中人物の行動も大変に面倒くさい(別に悪い意味ではなく、やってることが大変ダナーとい…

  • 野崎まど / know

    know作者:野崎まど発売日: 2013/09/30メディア: Kindle版 野崎まど / know のレビューです。 1.作品を選んだ理由 ハヤカワの日本SF作品ではよく見かけるお名前でしたので、読んでみたよ。この作者を読むのは1作目。 2.内容 2013年の書き下ろし作品で、ハヤカワ文庫JAからのリリース。情報アクセス端末である電子葉が埋め込まれることが義務化された近未来日本が舞台。脳内でwebアクセスが瞬時に行えるため、「知っている」の言葉の定義は「もともと知っていた」「今調べて知った」の両方の意味が含まれ、区別の必要がなくなった。そして情報へのアクセス許可は人間のランクによって分類・…

  • チャック・パラニューク / ファイト・クラブ [新版]

    ファイト・クラブ〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)作者:チャック パラニューク発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版 チャック・パラニューク / ファイト・クラブ のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋徘徊時に妻が興味を持ったので買った本。映画でタイトルは知ってたよ。喧嘩主眼なのかと思ってたが… 2.内容 原作は1996年。こちらはハヤカワ文庫NVから2015年に出た新版。読むきっかけになるのでこういう再版は嬉しい。新版から追加されたらしい作者後書き(後書きも物語調で面白い)から、とにかくこの暴力的で退廃的な世界観は当時の若者に多大な影響を与えたらしいことが読み取れる。タイ…

  • 島田荘司 / 完全改訂版 異邦の騎士

    改訂完全版 異邦の騎士 (講談社文庫)作者:島田荘司発売日: 2014/10/31メディア: Kindle版 島田荘司 / 完全改訂版 異邦の騎士 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 読むのはこれが2作目。 2.内容 原作は1980年以前に書かれていて、10年位寝かされていて1988年に世に出た模様。この完全改訂版であるとことの文庫版は1998年に出た模様。講談社文庫です。記憶喪失となった男を巡るミステリ。御手洗潔シリーズの実質的な第一弾で、バディ石岡君との出会いが描かれている。記憶喪失の男が所謂「信頼できない語り手」というやつに相当するのかな。本人の記憶・記録が正しいのか、何が事実なのか…

  • 【ライナーノーツ翻訳】Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-

    Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-に記載されているDanielとPontus(本作のミキシング担当)のライナーノーツを翻訳します。ベースは機械翻訳で、固有名詞等を手直しした程度なので、精度は高くないです。ご了承ください。 The Perfect Element Pt1 - Original Liner Notes*1 "The Perfect Element Pt1"は子供時代と青年時代を中心に展開する、2パートで構想されたコンセプトの前半部分にあたる。私たちを個人として形成するものは何なの…

  • 島田荘司 / 完全改訂版 斜め屋敷の犯罪

    改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)作者:島田荘司発売日: 2016/02/12メディア: Kindle版 島田荘司 / 完全改訂版 斜め屋敷の犯罪 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『占星術殺人事件』だけ読んだことがあって。序盤のしんどみを除けば、大変テンポよく面白かったので、御手洗潔の三大傑作と言われるらしいこちらを読んでみる。 2.内容 原作は1982年で、完全改訂版は2008年に出た模様。こちらはその文庫化で、講談社文庫から。珍妙な屋敷が舞台で、建物の構造を見返しながらでないとどこで何が起きているか分からん。主役が遅れてやってくるというか、御手洗潔が出てくるのが物語も中盤を…

  • Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-

    The Perfect Element Pt. 1 (Anniversary Mix 2020)アーティスト:Pain of Salvation発売日: 2020/11/20メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-をレビュー。 1.作品を選んだ理由 全然知らなかった。偶々新宿ディスクユニオンに行ったら新入荷エリアに陳列されていてその存在を知った。本バンド及び本作の大ファンとしては買わないはずがないので、その場で即購入。出会えてよかった…。 2.…

  • 折原一 / 倒錯のロンド

    倒錯のロンド (講談社文庫)作者:折原一発売日: 2015/11/13メディア: Kindle版 折原一 / 倒錯のロンド のレビューです。 1.作品を選んだ理由 叙述トリックスレで見かけたので購入。『倒錯の死角(アングル)』が見つからず、最寄りの本屋にあったのは解答編が袋とじになっていたのが気に食わなかったので、とりあえずこれ。 2.内容 原作は1988年で、講談社文庫から。江戸川乱歩賞応募作だった模様。叙述トリックというのかどうかよくわからないが、とにかく作品構造が非常に面倒臭い。トリックの構造が複数の入れ子になっている。小説の盗作と賞への応募を巡る関係者が織りなす倒錯したストーリーではあ…

  • レマルク / 西部戦線異状なし

    西部戦線異状なし (新潮文庫)作者:レマルク発売日: 1955/09/27メディア: 文庫 レマルク / 西部戦線異状なし のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんでだっけ?結構前に買ったから忘れてしまったけど、名前だけ知ってて内容を知らない名作!だったからかな。 2.内容 原作は1929年、ドイツ生まれで自身も第一次世界大戦に従軍したレマルクが戦後に著した小説。反戦的と批判された、とあるが、これは反戦というよりは淡々とした事実が描かれているように感じた。全編に漂う妙な陽気さ(そうでなければ耐えられない現場)と、並行してドラマもなく理不尽に死んでいく人間。凄惨な描写が多く気が滅入る。第一次…

  • 乾くるみ / イニシエーション・ラブ

    イニシエーション・ラブ (文春文庫)作者:乾 くるみ発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版 乾くるみ / イニシエーション・ラブ のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんJの叙述トリックスレかなんかで見かけた。名前は知ってたけど、その後本屋で見かけたので縁と思って読んでみた。 2.内容 原作は2004年、2007年に文春文庫からリリースされた模様。衝撃のラストとか煽りすぎな帯はどーかと思うね。内容は至って普通なラブストーリーが99.9%なので、そのパートが面白いか?っていうと面白くはない。2度読みするほどのテンションはなかったのでザーッと読みなおした。煽りに嘘はない。章立…

  • 東野圭吾 / 容疑者Xの献身

    容疑者Xの献身 (文春文庫)作者:東野 圭吾発売日: 2020/04/24メディア: Kindle版 東野圭吾 / 容疑者Xの献身 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『秘密』を読んで、まぁあっちはそこそこな感想だったわけだが、超有名なこっちを。 2.内容 原作は2005年、オール読物に連載されていた作品が単行本化されたもの。これはその文庫版で、文春文庫からのリリース。黒字に赤薔薇の表紙がクール。2006年に134回直樹三十五賞を受賞しているという。 物理学者湯川学シリーズ、通称探偵ガリレオシリーズの1つということだが、知らなくても独立した長編ミステリーとして読める。最初から犯人の犯行…

  • 綾辻行人 / Another

    Another (上) Another (角川文庫)作者:綾辻 行人発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版 Another (下) Another (角川文庫)作者:綾辻 行人発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版 綾辻行人 / Another のレビューです。 1.作品を選んだ理由 館シリーズ・囁きシリーズはマジで面白かったわけだが、ちょっと毛色が違う感じのこちらも読んでみた。名作ということだが…? 2.内容 原作は2009年とのこと。角川文庫の上下巻のやつです。呪いにより年度中に生徒及びその関係者が死にまくる年があるという、とんでもない中学校が舞台のホラ…

  • Exhumer / Degraded By Sepsis

    Degraded by Sepsis発売日: 2013/10/15メディア: MP3 ダウンロード イタリアのデスメタルバンド Exhumer / Degraded By Sepsisをレビュー。 1.作品を選んだ理由 ブルータルデスメタルガイドブックで見たような…と思って買ったら載ってたやつだった。 2.内容 2013年リリースの2ndフルで、Comatose Musicからリリース。あー典型的なブルータルデスメタルですねー。ブラストビートぶちかまし、低音ぎゅるぎゅるのボーカルワーク、ズンズンと沈み込むような低音リフ。高速だけどスピード感ではなく重厚感のある感じ。確かにドラミングは聞いてて気…

  • Spawning Abhorrence / The Sleepless One

    spawningabhorrence.bandcamp.com イギリスのデスメタルバンド Spawning Abhorrence / The Sleepless Oneをレビュー。 1.作品を選んだ理由 高品質なブルータルデスメタルを聞きたかった。見た目で買い。Amazonにはないので、BandCamp貼っとくか。 2.内容 2016年リリースの2ndフルで、Kings of Decayというレーベルからリリースされています。ドラムはメンバーにいないみたいなのでマシンかもしれん。かなーりカッチリとした、モダンで手数のおおい典型的なデスメタルドラミングで特筆すべきところはないかな。リフは無調・…

  • Pathfinder / Fifth Element

    Fifth Element by Pathfinderアーティスト:Pathfinderメディア: CD ポーランドのシンフォニックメロディックメタル、Pathfinder / Fifth Elementをレビュー。 1.作品を選んだ理由 端的に言ってTwilight Forceっぽいクサメロを摂取したかった。 2.内容 2012年、日本盤がAvalon Recoredから出ておりますね。いやー詰め込んでるなぁ。シンフォニーが舞い踊り、ギターは細かいリフを刻み、ドラムはツーバスドコドコ・ブラストビートも交えてスピード感の演出に寄与、ボーカルは語り・シャウト・しゃがれ声・ハイノートメロディーに重…

  • Exmortus / Slave to the Sword

    Slave to the Sword発売日: 2014/01/21メディア: MP3 ダウンロード アメリカのメロディックデスメタル、Exmortus / Slave to the Sword をレビュー。 1.作品を選んだ理由 池袋ディスクユニオンで買ったんだったかな。クサメロなものが欲しかったんや。ジャケもダサいしこれは行ける!と。 2.内容 2014年、Prosthetic Recordsからのリリース。なんかデスメタル系の良盤を出しているイメージのあるレーベルである。メロディックデスメタルというよりは、ネオクラシカルスラッシュといった方がイイだろうか。リフ自体はメロディーよりもザクザク…

  • 安部公房 / 砂の女

    砂の女 (新潮文庫)作者:公房, 安部メディア: 文庫 安部公房 / 砂の女 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 名作と名高い。新潮文庫の100冊フェアで取り上げられていた。あと、『壁』は以前読んで結構好きだった。 2.内容 原著は1962年か。ドナルドキーン先生が解説を書いているが、前衛作家として捉えるのがイイのだろうか。本作では結構ミステリ調の読み味となっており、主人公は冒頭で行方不明のち死亡認定されることが分かっていて、そうなる過程とその謎が体験されていく。蟻地獄のような砂が堆積し続ける村落の家に文字通り囚われる主人公と、そこに住む(いや、こちらも囚われた…なのか)女の話。不気味で村…

  • アガサ・クリスティ / ベツレヘムの星

    ベツレヘムの星 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者:アガサ・クリスティー発売日: 2003/11/11メディア: 文庫 アガサ・クリスティ / ベツレヘムの星 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻からのおすすめ本。妻は結構気に入っている模様。 2.内容 原著は1965年?1890年生まれ結構晩年の作品だね。ハヤカワ文庫(クリスティの赤背表紙)から。タイトルはクリスマスツリーの頭についてるあれで、キリストの誕生を知らせる星です。聖書のストーリーを下敷きにしたクリスマスとキリストがテーマの児童文学的な読み味の逸話集。児童文学的といいつつ、お話はやや分かりにくい部分もあるし大人向けで、聖書…

  • 筒井康隆 / ロートレック荘事件

    ロートレック荘事件(新潮文庫)作者:筒井康隆発売日: 2018/08/10メディア: Kindle版 筒井康隆 / ロートレック荘事件 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 帯に釣られました。「未読のあなたは幸せだ。ネタバレ厳禁!驚愕のトリック」 2.内容 原著は平成2年だから1990年かな。新潮文庫からは1995年に出た模様。プロローグと本編(2章以降)で視点が異なるが、原則は一人称視点で進むミステリ小説。トリックの作りこみはスゴイが、裏表紙の通りメタ的(高次元)なトリックで、犯人がではなく、作者ががんばった類のもの。解決編の説明や動機はやや期待外れか。種明かしが詳細に過ぎるというか、「こ…

  • 小川哲 / ゲームの王国(上・下)

    ゲームの王国 上 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2019/12/04メディア: Kindle版 ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2019/12/04メディア: Kindle版 小川哲 / ゲームの王国 のレビューです。文庫で上下巻ですが、まとめて扱います。 1.作品を選んだ理由 最初に興味を持ったのは書店の陳列で、1作目『ユートロニカのこちら側』を読んでこの作者なら信頼してよかろうと上下巻を一気に購入。 2.内容 2017年に早川書房より刊行され、2019年にハヤカワ文庫JAから文庫化。帯によると、第38回日本SF大賞受賞、第31回山本周五郎賞受賞と…

  • 小川哲 / ユートロニカのこちら側

    ユートロニカのこちら側 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2017/12/06メディア: 文庫 小川哲 / ユートロニカのこちら側 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋で『ゲームの王国』がプッシュされているのを見かけた。上下巻に怯んだのと、面陳列のせいで表紙が曲がってたのがイヤで、こちらを購入。 2.内容 2015年に早川書房より刊行され、2017年にハヤカワ文庫JAから発刊。作者の小川哲さんは1986年生まれ…ワイと同い年じゃないか。はーすご。 連作小説というかオムニバスと言うか。五感を含む人間のあらゆる個人情報を提供する代わりに、豊かな生活が保障される未来都市アガスティア…

  • 有栖川有栖 / マジックミラー [新装版]

    新装版 マジックミラー (講談社文庫)作者:有栖川 有栖発売日: 2008/04/15メディア: 文庫 有栖川有栖 / マジックミラー [新装版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『46番目の密室』を読んで、別のも読んでみようという試み。 2.内容 原著は1990年発表で、こちらは2008年に新装版としてリリースされた講談社文庫バージョン。これも初期の作品でしたね。 冒頭から双子モノであることを全く隠さないし、中盤では入り組んだ時刻表トリックみたいな話が始まるしで、これホントに面白くなるのか?と思ってた。終盤のアリバイ講義のおもしろさと、解決編のドラマティックさは良かったね。 3.…

  • 有栖川有栖 / 46番目の密室 [新装版]

    新装版 46番目の密室 (講談社文庫)作者:有栖川有栖発売日: 2014/10/10メディア: Kindle版 有栖川有栖 / 46番目の密室 [新装版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 所謂本格ミステリ、というか新本格でよく名前が挙がるが読んだことなかったので。これが1作目。 2.内容 原著は1992年発表で、こちらは2009年に新装版としてリリースされた講談社文庫バージョン。新版が出ている場合は新版が欲しくなりますね。著作の中ではかなり初期の作品群に位置する。 たくさんの密室トリックを発表してきた推理小説家が別荘で殺される。孤島モノ・館モノではなく、建物そのものはフツーの建物で、刑…

  • 池上英洋・荒井咲紀 / 美少女美術史 人々を狂わせる究極の美

    美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美 (ちくま学芸文庫)作者:英洋, 池上,咲紀, 荒井発売日: 2017/06/06メディア: 文庫 池上英洋・荒井咲紀 / 美少女美術史 人々を狂わせる究極の美 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 確か美術館で『子供の絵』展かなんかを見に行ったときに、帰りに買ったんですよね。美少女の絵を見たかったというのがほんとに購入理由です。 2.内容 2017年にちくま文庫から出版された。類似シリーズに、官能・残酷・美少年の美術史があります。美術史という観点から見たとき、「子供」が題材になったのはかなり現代になってからだという。18世紀位までの子供は「大人の縮小版…

  • Pain of Salvation / Panther

    Pantherアーティスト:Pain of Salvation発売日: 2020/08/28メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Pain of Salvation / Pantherをレビュー。 1.作品を選んだ理由 私はこのバンドがトップクラスに好きだし天才だと思ってます。そんなバンドの新作が出るというのだから、買う以外の選択肢はございませんね。発売日に即買いました。まぁ、店頭に入荷するとも日本盤が出るとも思えなかったから、Amazonで買ったんだけど。 2.内容 2020年8月、いつものInside Out Recordsからリリース。ボーナスCD付きの2枚組輸入盤で購入…

  • リチャード・ブレストン / ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々

    ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 (ハヤカワ文庫NF)作者:リチャード プレストン発売日: 2020/05/22メディア: Kindle版 リチャード・ブレストン / ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 コロナ騒ぎで読む1冊。殺傷力は全然違うが… 2.内容 原著は1994年発表で、こちらは高見浩さん訳による訳で2020年にハヤカワNF文庫から発刊された。刊行時期より扱っている事件は1980年代後半から1993年頃までのもの。直近では2014年頃に西アフリカでエボラ熱の再流行(アウトブレーク)があったというが、それに寄…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ようへいさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ようへいさん
ブログタイトル
めたすらいむの舟
フォロー
めたすらいむの舟

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用