250525 BOOKレビュー 小説8050(林真理子さん) 林真理子さんの『小説8050』を読みました。 最近読んだ小説の中で、ちょっと胸に刺さったのが林真理子さんの『小説8050』。タイトルを見て「8050って何の数字?」って思った方もいるかもしれません。これは、“80代の親と50代の引きこもりの子ども”という現代の深刻な社会問題を指している言葉なんです。 あらすじはざっくりこんな感じ舞台は、とある地方都市の歯科医一家。父は真面目な開業医、母は元秘書でしっかり者。だけど、そんな一見普通の家庭にも問題がありました。息子の翔太が13歳のときにいじめに遭って以来、ずっと引きこもり状態。すでに7年…