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  • 切り札

    叔父からその名刺をもらったのは、9月のことだった。「知り合いが施設をやっている。なんでも相談のると言ってくれているから。」そう言って、名刺をくれた。名刺には、某施設のケアマネージャーと記載されていた。他の施設のケアマネに相談してもなぁ、と思ったしケアマネTさんを信頼していたから、必要ないとも思った。ところが、父がショートステイに入所すると、Tさんの態度が変わった。正確には、某サ高住に空きが出そうだ...

  • ショートステイに入所した父のその後

    早いもので、父がショートステイに入所してから、1カ月以上になる。初めは、様々な感情が入り混じっていたが、それも落ち着いた。父も寂しい思いをしていると思うが、必死に今の暮らしに慣れようと頑張っている。そして父は、元気になっていった。食べる量も増え、ベッドから車椅子への移動も、一人でできるようになり、動きも安定しているとのこと。転倒が心配なので、必ず人を呼び、見守りのもと、移動するように口うるさく言っ...

  • 母、姉と12年ぶりの再会

    昨日、母の姉から電話がかかってきた。「今から行く」と言われ、私たちは慌てた。「何しに来るんだろう?嫌だな」と。待っている間、母はあまりの嫌さに「動悸がする、具合が悪い。もう限界。」と言い出した。この伯母は、嘘つきで、金の亡者で、人柄が悪いため、私も母も嫌っている。春頃だったろうか?孫が結婚式をするから、出席してほしいと電話があった。何度かあったのだが、母は父が倒れ、パーキンソン病でもあることを話し...

  • 温泉怖い

    前回の記事の続きになってしまうのだが、数日前、機嫌が大層悪かった母が意味不明のことを言い出した。あたしが温泉行っている間、あんたはここにいるの?別にそれでもいいけど、一人で残すのは心配だし、行くのか行かないのかはっきりしろっ!ずっとお風呂に入っていないということが、どういうことかわかるか?痔が痛くてたまらないんだよ。自分のことばっかり考えてないで、少しは人のことも考えなさい!この少し前に、「温泉に...

  • 気が休まらない

    気づけば、母の布団が敷きっぱなしになっていた。たぶん、11月に入ってからだと思う。恒例といえば、恒例だ。布団の上げ下ろしをしなくていいだけ、楽かな。ただし、邪魔だ。食器棚の前に布団があるので、食器が取れない。部屋がせまくなる。汚い。どうして布団が敷きっぱなしかというと、寒くなると母は血圧が上がる。しかも夜になると上がる。それで、夜じゅう血圧を計っており、眠れないのだ。特に具合が悪くなければいいのだ...

  • ネルのシーツが好き

    いつの頃からは忘れたが、シーツはタオル地や毛足の長いものを使うようになった。家にあった貰い物のシーツを、母が渡してくれていた。ただ、寝相の悪い私は、すぐにシーツを切らしてしまうのだ。切らしては、替え、切らしては替え、そして最後に渡されたのが、ネルのシーツだった。ネルのシーツは頑丈で、結構頑張ってくれた。2枚あったのを、交互に使っていたのだが、そのうち1枚が薄くなり、ついに穴が開いてしまった。家には...

  • 私が唯一羨ましいと思った人

    人のことを羨ましいと、思うことはほとんどない。だが、一度だけ羨ましいと思った人がいる。元同僚のMさんだ。外見上の問題とか、そういう類のことではない。彼女の性格が羨ましいと思った。こんな性格だったら、生きやすいだろうな、とつくづく思ったものだ。まず、物おじしない。人のことは気にしない。マイペースなので、動じることもない。結構毒を吐くわりに、人から嫌われることもない。言いたいことをズケズケ言うのだが、...

  • 罪悪感の終息

    父が入院している間は、とにかく退院して、ショートステイに入所させようと必死だった。しかし、いざそうなると、安心したのはほんの一瞬だった。その後は罪悪感に苛まれた。父は家に帰りたかったことだろう。なのに、家に迎えず、施設への入所を選択した。そうしなければ、間違いなく、共倒れになる。とはいえ、父は家を素通りして、ショートステイに入所した。家の前で車を止めてもらったが、父は食い入るように、家をじっと見て...

  • 50代の誕生日

    数日前、誕生日を迎えた。歳とるなぞ、嬉しくもなんともない。ただ、今年は格別な日となった。毎年、誕生日には、遠方に住む友人からメールが届く。おめでとう、と。歳をとるのは嬉しくないが、私の誕生日をずっと覚えてくれて、祝ってくれる人がいる、ということは嬉しい。今年もメールが届いた。そして、例年と違っていたのは、父がいないことだ。その父の手紙には、私の誕生日に何かおいしいものでも食べてください、と書かれて...

  • 必死にならないと生きていけない

    若い頃は、なんにも考えずに毎日を過ごしていた。生活のことは考えず、自分のことしか考えていなかった。正直、つい数年前までそうだったと思う。去年の今頃、1年後にこのような状況になっているとは、思いもしなかった。父は、確かに自分の足で歩いていた。自分でトイレに行って、食欲もあり、なんでも食べていた。今は違う。人の手を借りないと、動くことができない。それでも、頑張って生きてくれている。私は手紙でずっと励ま...

  • プチうつ状態

    おとといから、プチうつ状態になっていた。気力がなくなり、体から力が抜けて、寝込んでいた。けれど、どうしても動かなくてはならない。ちょっと動いて寝て、といった生活を送っていた。発端は、母だった。また嫌味を言ってきて、張りつめていたものがぷちんと音をたてて切れた。このところ、母は体調がすぐれず、腰や足の痛みが酷いらしい。手にはリウマチの痛みが出ている。便秘になり、痔も痛みも訴えている。その痛みが、彼女...

  • 気持ちの整理がつかない

    父と会えなくなって、1週間。「面会に行く」という、肉体労働がなくなった分、楽になれるかと思っていた。しかし、そうではなかった。いろいろな思いが頭の中を駆け巡っている。不安、心配、恐れ、後悔、疑問etc…一番大きいのは、罪悪感だ。父を家に連れて来れなかったから。最後の面会の時、父は必死に涙をこらえているように見えた。退院して、ショートステイに向かう途中、家の前で車が止まった際、食い入るように家を見て...

  • 毎日出るのはおかしいのか?

    母は便秘なので、排便するのに必死である。食事中に「これ食べると、う○こが出る」などと平気で言う。毎度のことなので、私もいい加減慣れてきた。というか、マヒしてしまった。出ないと、母のお腹を揉まなくてはならない。出るまで母は必死である。私は便秘とは無縁だ。生まれてすぐに、便秘になって、保健婦さんから浣腸をしてもらったそうだ。それ以降、母が決まった時間に排便するよう、躾をした。そのかいあって、私は朝、当...

  • ねずみの頭

    玄関マットに何か落ちていた。拾おうとして、はっと息をのむ。なんとそれは、ねずみの頭だったからだ。玄関マットを持って、隣の家に放り投げた。3カ月前の私なら、大騒ぎしていたことだろう。虫がいても、ギャーギャー騒いで、父に取ってもらっていた。今では無言で処理している。強くなったものだ。しかし、ねずみの頭って…しかも玄関マットに。誰かの仕業?と人を疑えばきりがない。すごく疑心暗鬼になっている今は特に。この...

  • 歯周病が気になる年頃

    歯医者の通院を終えた。忙しいさなかに、よく行けたと思う。と言っても、4回の通院で済んだ。本当は虫歯の治療もしたいところだが、そこまではできない。今回は、歯周病の治療のみとなった。正確に言えば、歯周病になりかけている箇所がいくつかあると言われ、歯石取りに通っていたのだ。そもそものきっかけは、歯茎の皮が一部ベロンをめくれてしまい、出血があり、なかなか治らなかったことだった。気持ちが悪いと思い、歯医者で...

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