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いにしえララバイのブログ http://historyman.blog.jp/

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たつや(雑賀弘行)
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2019/04/29

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  • 卑弥呼の世界 2-2

    第2章 大海上の国 第2節 伊那部は、武斬弥に連れられて物部美世太彦の居館に入った。 「兄上が若者を送ると言っていたが、君か」 「イナべです」 「ムキヤと一緒に行ってもらいたいところがあって」 「どこですか」 「上海上の国へ」 「そこはどのようなところですか

  • 卑弥呼の世界 2-1

    第2章 大海上の国 第1節 伊那部は、香澄の里で佐古米と別れ、叔父の摩鰖部の丸木舟で内海の香取の海を渡って、沿岸の榎浦の里に着いた。 「イナべ、元気でなぁ」 「おじさん、ありがとう」 東北地方来た縄文人はこの香取の海の北側で留まり、東海地方から来た縄文人は香

  • 卑弥呼の世界 1-4

    第1章 関東の春 第4節 伊那部と佐古米は香澄の里に着いて、早速釣り上げたカツオを持って、大王の居館に向かった。弥生時代後期になると大集落が出現し、そこにリーダーとしての大王が誕生し、大集落とは別に居館を持つようになった。居館には、大王の家族と奴婢と言われる

  • 卑弥呼の世界 1-3

    第1章 関東の春 第3節 伊那部と佐古米は、カツオ漁をするため千賀ノ浦を出港して、香澄の里へ向かった。海の流れは親潮が流れ、その潮の流れにより、スムーズに進んだ。それでも、沖に流されないように慎重に佐古米は櫂を漕いで前に進ませ、伊那部は櫓で進路を定めた。 「

  • 卑弥呼の世界 1-2

    第1章 関東の春 第2節 香澄の里は、縄文時代早期から縄文人が住み着いた土地で、狭間貝塚が有名です。新石器時代に北海道の大陸からやって来た人達が、縄文時代早期に本州に渡り、縄文人として生活し始める。そして、青森県から南下して、9000年前から7000年前にこの香澄の

  • 古事記の時代背景

    古事記は、天武天皇の命により稗田阿礼が『帝紀』と『旧辞』などを誦習し、大和朝廷の重臣、太安万侶が書留、元明天皇の命により712年に編纂された日本で最初の歴史書です。日本神話から始まり、神武東征から始まる天皇家の歴史書。天皇が大和朝廷政権の中心であることを国

  • 卑弥呼の世界 1-1

    第1章 関東の春 第1節 この物語は、宮城県塩竈市一森山1番1号に鎮座している鹽竈神社・志波彦神社を舞台として始めたい。この鹽竈神社は、縄文時代晩期には松島湾の千賀ノ浦(現在の塩釜港)より深く入り込んだ入り江の岬にあった。境内には、春になると天然記念物31本の鹽

  • ひろりんとプー子の物語 2-1-4

    第二章 有明海 第一章 吉野ヶ里 第四節 「ひろりんさん、おはよう」 唐兄は、朝早くから泰凛を起こしに来た。泰凛は目を擦りながら起き上がり、枕元に置いていた青銅器の塊を持った。 「おはようございます いちすろさんのところに、連れて行ってくれるのですか」 伊知須

  • ひろりんとプー子の物語 2-1-3

    第二章 有明海 第一章 吉野ヶ里 第三節 泰凛と楓杏は、紀元前2000年頃に渤海が見える山東半島で生まれたけれど、紀元前200年頃の有明海で生活することになった。この地には、同じ故郷を持つ人達がいて、人柄も良くお付き合いできそうになった。でも、泰凛が育った生活環境よ

  • ひろりんとプー子の物語 2-1-2

    第二章 有明海 第一章 吉野ヶ里 第二節 泰凛と楓杏は唐兄に連れられて、海辺から少し山手に入ったところ、現在の佐賀県神埼郡吉野ヶ里町の吉野ヶ里遺跡辺りに唐兄の集落があった。周りには稲穂が頭を下げ、収穫期を迎えていた。 「あんた、どこに行っていたの この忙しい頃

  • ひろりんとプー子の物語 2-1-1

    第二章 有明海 第一章 吉野ヶ里 第一節 泰凛と楓杏は、青銅器の塊から出る緑の煙を吸って、意識を失っていたが、誰かの大声で気がついた。 「ひろりん、だいじょうぶ」 「プー子も」 「あれ、ずいぶん景色が違うけれど ここどこなの」 「それより、青銅器の塊は」 「こ

  • ひろりんとプー子の物語 1-6-5

    第一部 渤海 第六章 鏡 第五節 泰凛と楓杏は、良高の住居でタイユェン(太原)に出発する良高達の話を聞いていた。話が一段落した時、泰凛は青銅器の塊を持って韓鮫に話しかけた。 「かんさめさん、この青銅器の塊を鏡にできますか」 「どうかなぁ」 その時、絈帋が口を

  • ひろりんとプー子の物語 1-6-4

    第一部 渤海 第六章 鏡 第四節 泰凛と楓杏は、朝市での見学を終えて良高の住居に戻った。 「プー子、明日の早朝にタイユェンに出発するから、用意をしないと」 「塩は、少し使ったけれど、まだまだあるよ」 「もし、タイユェンで青銅器の原石を見つけたら、高価な品物な

  • 卑弥呼の世界 0-3

    あらすじ 時代背景は、邪馬台国が誕生した頃からヤマト王権が誕生する頃まで。主人公は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の付近で生まれた双子の男子。生まれてまもなく、乳飲み子の状態で弟が海洋系の種族にさらわれ、兄弟が別々の人生を送ることになる。兄は成長して、物部氏族の

  • 卑弥呼の世界0-2

    新縄文人 1884年に東京の弥生町遺跡で土器が発掘されて、今までの縄文土器とは形態が違っていたので、地名を採用して弥生土器と命名した。後に、今までの縄文時代と区別するため、弥生時代と命名。その時代の人を弥生人とした。そこで、明治時代の研究者は縄文人と弥生人を

  • 卑弥呼の世界 0-1

    自然信仰 狩猟採取で生活をしてきた縄文人が恐れていたのは、何であったのだろうか。たとえば、山で生活している縄文人だとすると小動物を狩りして、ドングリやクリを栽培して食生活をしていたと思われる。そのような縄文人が恐れたのが、地震や火山の噴火により、地形の

  • 卑弥呼の世界 0-0

    はじめに 弥生時代後期から古墳時代前期に、その当時の日本人はどのような生活をし、経済的にも自立した政権が誕生したか。勿論、文献資料じたいも文字自体もない時代。現れるのは土器に描かれたその当時の写実画だけ。話ことばはあったとしても、文字を書く習慣が無く、漢

  • ひろりんとプー子の物語 1-6-3

    第一部 渤海 第六章 鏡 第三節 泰凛と楓杏は、野宿をしながら夕方になってウェイファン(濰坊)に着いた。 「ひろりん、これからどうするの」 「りょうこうさんところに、お邪魔する」 泰凜は、良高が塩をたくさん積んで来れば、一緒に塩を売りに行きましょうと約束してく

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