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  • 我が家の柿

    昨日、我が家の柿の木を見ると、鳥が一杯集っていた。 柿の実を断りも無しに勝手に突っついている。 しかも、仲間を呼ぶためか「がーが」「チュッチュ」とか喋りながら、否、鳴きながら。 「うめえ、うめえ」って言ってたのかも知れない。 そこで、このままでは柿が全部鳥に食われてしまうと...

  • どう考えますか?

    日本に住む日本国籍を持っていない人たちから、税金を払っているのだから自分たちにも発言権なりの権利行使を認めよと。 税金という言葉が出たのだから、政治に関わる物、あるいは、選挙権を指していると考えられる。 GoogleやAmazonなどの海外企業は日本で稼いだ分の相当分税金を...

  • 核廃絶を訴え続けた人

    日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直(つぼい・すなお)さんが24日、貧血による不整脈で死去。96歳。 被爆者。私も被爆した方と1年弱交流があった。 その時の経験の一部を短編小説にした。勿論、脚色やステージも変えている。 短編小説「お好み焼き」と題して、このブ...

  • 小室夫婦会見に思う

    小室真子さん小室圭さん結婚会見。 真子さんには、少し怒りを含んだ回答に見えた部分も。 小室家と元婚約者の話し合い(?)というより交渉。 今日の会見記事で始めた知ったが、小室家は弁護士を立てて、元婚約者は週刊誌を間にいれていた。 一体どういう交渉なのだ? 弁護士同士なら然るべ...

  • 想い出

    性格的に組織内に収まる自分では無いと自覚していたので、 初めから会社組織の中に骨を埋める気持ちは無かった。 案の定、数年で商売の道に飛び込んだ。 独立、つまり店を持つとか小さくても個人事業を立ち上げるとか、 その様な夢を抱いて。 25歳前に、今で言うフリーターのような形で食...

  • 日帰り旅行

    宣言が解除されたからか、集団バス旅行が運行されています。 一応、隔離仕様にはなっていたが、ほぼ満席。 山梨です。昇仙峡です。 良い天気でした。疲れました。 と、日帰りバス旅行に行った妻と息子が言ってた。 そうなんです。自分は猫と留守番。 アングル的にも撮る景色もイマイチな初...

  • 阿蘇山噴火に因み以前の画像を

    当時、カメラを持って一人旅。若いからで来たことだった。 阿蘇山の雄大な景色に思わず感嘆。 その対比的だったのが火口。 自分が行った時は火口の底が見える程近くまで行けた。 火口中は、もうもうと立ち上る吸う蒸気。なので、良く見えなかった。 それに、落ちたらと思うと怖かったので、...

  • 何にでも挑戦

    自分が何故、作曲という無謀な世界に飛び込んだかは、以前このブログで書いたので割愛する。 只今、十数曲目の作品に挑んでいる。 正直言って苦しんでいる。メロディーに広がりが欲しいのだがなかなか納得いく 曲が浮かんでこない。 音楽の学が中学程度で止まっている自分が曲を創るのだから...

  • つい、地がー 後編

    学校では毎年、 夏休みの任意の日を登校日にしている。 これは定められた登校日と違い、この学校特別の登校日。 それ故、登校は各自の自由であって強制では無い。なのに、生徒は誰も休む者がいない。 生徒たちは朝早くから集まり、先ずは畑に植えた熟したスイカを収穫する。 手押し...

  • つい、地が・・・ 前編

    夏菜は大家族の一員。隣には仲の良い親戚が住む。この家も子供が多い家族だ。 でも、子供が多いと感じるのはこの二軒だけ。 川に沿って幾つかの集落が点在する山里は若者が少ない。それ故に、若い夫婦が少ないので当然子供たちも少なくなる。 そんな中で、夏菜の家族や隣の親戚家族...

  • 掌のぶどう パート16(最終)

    優輝は大企業には就職できず、中規模な会社に勤めた。しかし、雰囲気が合わないと数年で辞めてしまった。 その後、偶々見たスーパーの募集広告で何となくその店に就職した。商売関係が好きだとか興味があったわけでは無い。 全く知らない世界も良いのかなと言う単純な理由からだった。 ...

  • 掌のぶどう パート15

    綾香が優輝に話し掛けて来た。 「スーパーの従業員って、土曜とか日曜は休めないんですか?」 「そんな事は無いと思うけど、店長は休みは平日にしてくれと最初に言われたな」 「交渉の余地はあるのね。私、店長に掛け合ってみます」 「いいよ。俺、別に休みなんかどうでもいいんだ」 「駄...

  • 掌のぶどう パート14

    優輝はしみじみと言う。 「そうか。綾香ちゃんは俺を兄だと思って付き合ってくれてたのか」 「そうよ。優ちゃんとお相手する前、綾香がね、私に相談してきたの」 優奈は、その経緯を優輝に語る。 「パート先で私を誘ってくる人がいるの。どうしたら良い?」 綾香が姉の優奈に相談を持...

  • 掌のぶどう パート13

    優輝と綾香は、ディズニーランドの花火が終了してから園を出た。彼は綾香を車でアパートまで送る。 綾香の姿がアパートの中に消えると、優輝はゆっくりと車を発進させた。 未だ一〇〇メートルも進まない内にメールが入った。優奈からだ。 【相談したいのでちょっと待って】 優輝は車...

  • 掌のぶどう パート12

    10日位経った頃だった。珍しく綾香が笑顔で優輝に話し掛けて来た。 「優輝さん。ディズニーランド行かない?」 彼女が誘うのだが、懐が寂しい優輝は色よい返事が出来ない。 「お金、心配してるんでしょ。大丈夫。出して貰う積リは無いから」 「割り勘で行こうと?」 「うううーん」 ...

  • 提案

    現在、拉致問題は完全に暗礁に乗り上げている状態だ。 北朝鮮には様々な制裁が掛けられていて、日本からは条件を持っての交渉がしづらい。 北朝鮮も、国が生きるか死ぬかの大変な状況で拉致問題を考える余裕など無いのかも知れない。 しかし、このまま膠着状態で良いのだろうか? どうだろう...

  • 掌のぶどう パート11

    優奈に連れられ、優輝は始めて高級クラブという店に入った。 優奈の姿を見ると、バーテンダーは笑顔を作り片手を広げ、店の奥を指す。 (おお、優奈は相当な顔なじみなんだな) 彼はそう感じる。 奥の席に座る。対面に座った優輝をたしなめ、優奈は自分の隣に彼を座らせる。 程な...

  • 海を眺める老女 5

    孝明の誕生日。夏美は一人寂しくカレンダーを見た。ふと、ベンチに座る老女の姿が脳裏を掠めた。 「あれから半年。お婆さんは、寒い中今日もベンチに座っているのだろうか?」 次の休日。彼女は導かれるように彼の地に立った。 「あのお婆さんは、今でもベンチに座り続けているのですか?...

  • 海を眺める老女 4

    夏美は、手入れがされず獣道のようになった小道を進み、ベンチに座る老女を少し離れた場所から眺めた。身体を丸め小さく小さく映る老婆の後ろ姿は、まるでオブジェのように動かない。 「何がそこまでさせるよ! 遺体が上がらなかったからと言ったって、息子が生きているわけ無いじゃない! ...

  • 海を眺める老女 3

    殆ど眠ることなく、母は浜辺に立ち尽くし我が子の姿を追って海を眺め続けた。しかし、眼前の海は余りにも無情だった。我が子の元気な姿どころか、亡骸すらも飲み込んだままだった。 激烈な心労で倒れた妻に、夫はいたわりの言葉を躊躇う。夫もまた、我が子への想いで胸が張り裂けそうだった...

  • 海を眺める老女 2

    三日目の朝だった。夏美は出かける前にフロントに声を掛けた。 「ちょっと伺いたいのですが、この下の崖っぷちにある一寸した空き地に、ベンチに腰掛けたお婆さんを毎日見掛けるのですが、一体どういう方なのかご存じですか?」 「ええ。あのお婆さんはこの辺では有名な人なんですよ。荒天の...

  • 海を眺める老女 1

    海を眺める老女 夏美の婚約者孝明が、海の遙か向こうの国で亡くなった。何も出来なかった無念さと、受け入れられない心情が彼女の心を交錯する。 「想い出の場所で、もう一度彼の愛に抱き締められたい」 夏美は、彼と始めて旅した地が無性に恋しくなった。 眼下に海を見渡せるホテル...

  • 掌のぶどう パート10

    【お待たせしました。「掌のブドウ」を再開します】 優輝は、車で優奈のアパート近くで彼女と会う。 「どうだろうか、優奈ちゃんに既に彼氏がいると言う設定は?」 「それ、良いかもね」 「若いカップルなら、当然結婚も視野に入れていると思うだろうから、課長も考えるだろうと思う」...

  • 糸電話のように 15

    やっと自分なりに納得がいく文面に仕上がった頃には、既に窓の外は薄明かりが広がり始めていた。一日の始めを知らせる喧噪が間もなくやってくるだろう。 里香は、書き終わった便せんを手にし、暫し考えた。 「今日はズルして休んじゃおっと」 彼女はベッドに潜り込んだ。そして、あの頃...

  • 糸電話のように 14

    でも、少女には分からないことがありました。少女に渡そうとしなかった絵。 なぜ未完成だったのでしょうか? そして、少女に上げた絵を完結とおっしゃったのは何故ですか? 少女は悩みました。考えました。青い鳥さんの心の情景を知ろうとー。 青い鳥さんはきっと、顔出しが多くな...

  • 糸電話のように 13

    いつしか大人に成長した少女の姿を、青い鳥さんは目にされたのでし ょう。 もしかしたらその時、青い鳥さんの胸に光が差し込んだのでしょうか?、 やわらかな日の光に包まれたあの光景が浮かんだのではないでしょうか? 入選作品は、あの時の情景を描いたのではないですか。 少...

  • 糸電話のように 12

    里香は、幽才に手紙を送ろうと考えた。幽才から送られてきたメッセージに自身の気持ちを伝えたかった。感謝の意を込めたかった。 何度も書き直す里香。なかなか、自分の想いを伝える文章に仕上がらない。 「画伯が理解しがたい文面は、きっとお姉さんが説明して下さる筈。とにかく、私の思...

  • 糸電話のように 11

    しかし、取り敢えずは御礼の電話と、穂積に掛けた。 「あのー、金額はお幾らになりますか?」 里香は、最後に恐る恐る尋ねた。 「貴方の為の絵だから、貴方が今払える金額で良いのよ。それが絵の値段。金額の問題じゃ無いから」 里香は穂積の行為に甘える事とした。彼女は、携帯電話を...

  • 糸電話のように 10

    少しの間が流れた。そして、穂積は思い出したように言った。 「そうそう、例の件。 不安そうに立っている少女のように見えるって貴方が言ったあの絵。あれ、貴方に差し上げる」 「えっ! 嬉しいですけど、私、未だ殆ど貯金が無いんです」 「売るって言ってるんじゃ無いの。お金は要らない...

  • 糸電話のように 9

    「所が、何の心境の変化か、一年ぐらい前にあの入選した下絵となるえを何枚も描いた。以前の絵が暗かったせいか、その絵が輝いて見えた。上手く表現出来ないけど、心が安まるというかホッコリとしたの」 穂積は、夫にその絵を見せた。すると夫は、 「良い作品じゃないか。ダメもとで、試しに...

  • 糸電話のように 8

    穂積自身も幽才の個展を開くというのは冒険だった。それを推し進めたのは、弟を想う強い気持ちからだった。 元々、人付き合いやコミュニケーションが苦手だった悠太。彼は中学入学してから間もなく、休みがちになった。同じ様に登校拒否する子供たちが目立ち始めていた頃だったので、両親も...

  • 糸電話のように 7

    坂下幽才の個展紹介映像は、里香の渾身リポートにより大反響を呼んだ。個展会場には一目その絵を観ようと、多数の来訪者で溢れた。 それから数日が過ぎたある日、穂積から里香に電話が掛かって来た。 里香の応援パワーも得て、個展を大盛況に終えたそのお礼だった。 お礼として食事に誘...

  • 糸電話のように 6

    一通り見終わった里香を、穂積は休憩室に誘い入れた。 「貴方に観て貰いたい作品があるの」 穂積は、壁に立て掛けられた額の覆い布を取った。 「何を描いているのか、貴方には分かる?」 その作品も入選作のような明るいタッチで描かれている。だが、印象が違って見える。何かこう、不...

  • 糸電話のように 5

    「この絵は、絵画展での入選作です。入り口の作品とは、色使いやタッチが全く違うでしょ。今回の個展に於ける目玉作品です」 「いつ頃描かれた作品ですか?」 里香は穂積に尋ねた。 「最近よ。ここ、一年以内だったと思う。何か?」 「いいえ、別に」 「相変わらず、何を描いているのか私...

  • 糸電話のように 4

    「この絵は、絵画展での入選作です。入り口の作品とは、色使いやタッチが全く違うでしょ。今回の個展に於ける目玉作品です」 「いつ頃描かれた作品ですか?」 里香は穂積に尋ねた。 「最近よ。ここ、一年以内だったと思う。何か?」 「いいえ、別に」 「相変わらず、何を描いているのか私...

  • 糸電話のように 3

    作品は抽象画。おぼろげではあるが、見ようによっては何かが描かれているようでもある。だが、この絵に何かを見付け出す意味が無いように思える。 作品からは伝わってくるものを観よう。里香は無心な心で対峙する。濃淡のダーク系色を多用した絵の印象は暗く、里香の心を沈める。 (果...

  • 糸電話の様に 2

    里香は穂積の案内で、会場に展示される画伯の作品を見せてもらう。 位置が決まらないのか、作品の多くは壁に立て掛けたままだ。 幽才の作品はパターンが決まっていて、作品の手法は同じと言える。 シャボン玉のような大小様々な円が無数の色でキャンパス一杯に跳ね回っているかの様だっ...

  • 糸電話のように 1

    糸電話のように 或る日の公園だった。3~4歳位の幼女がブランコに乗っていた。その傍らには、その子を見守るように眺める中学生ぐらいの少年が立っていた。 二人は楽しそうに笑顔を浮かべている。 その時だった。二人のお巡りさんが少年に近付き、その場から無理矢理連れ去った。...

  • 掌のぶどう パート9

    優輝は仕事場のスーパーで、綾香と何度も顔を合わせている。綾香は、彼と視線が合うと不機嫌そうな顔をし、そっぽを向く。まるで優輝を避けているようだった。 優輝が店売品倉庫で作業していると、偶々綾香がやって来た。 「綾香ちゃん、俺を避けてない?」 「知らない」 「俺、綾香ちゃ...

  • 掌のブドウ パート8

    二人は再び元の席に座る。 「それにしても、優奈ちゃん、あの店から返って来たのは正解だったよ」 「私もそう思うんだけどさ、なんか後味が悪くて」 「良かったんだよ。これでその課長とか言うスケベ野郎と縁が切れたんだから」 「それが、そうじゃないの」 「どうして? 課長が嫌みの一...

  • 掌のぶどう パート7

    優奈と優輝は、かれこれ2時間以上会話を続けている。缶ビールは飲み干し、とうにストックは無くなっている。 優奈は、インパクトの強い記憶が蘇ったせいか、酔いが覚めてきたようにも見える。 彼女は妹・綾香の前に置いてあったビール缶を振る。少しビールの飲み残しがあったようで、そ...

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