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  • 新作物語 パート12

    突然現れた人物は、栖本の元妻、恵美子だ。 この持ち家は土地も含めて全て栖本が得た。栖本の両親が持っていた土地で、家屋も恵美子と結婚する以前に建てられた物だった。 「そこをどいて」 恵美子は仁王立ちして通路に立つ栖本を、追い払うようにして中へと進む。 そして、急いでトイ...

  • 新作物語 パート11

    2週間もするとその効果が現れたのか、キチキチで腹回りが苦しかったズボンが余裕で穿ける様になった。 間違いなく腹囲が引き締まって来ている。 物事を成すには結果が大事で、結果が良ければ更に頑張れる。栖本の身体は徐々に引き締まる。 妻と離婚してから半年近くが経った。栖本は...

  • 創作物語 パート10

    栖本は、麻美を別れると寄り道もせずに自宅に向かう。 当初の計画では、日本海にも足を向け、能登半島でも一周しようかと考えていた。しかし、今はそれをすっかり捨てた。 麻美に会えて、一晩過ごしたことで大いに満足する。寄り道なんかしたら、彼女との楽しい想い出が薄まる気がするか...

  • 新作物語 パート9

    旅館に着き一休みすると、取り敢えずひと風呂浴びようとなった。 麻美は、栖本の視線を気にすること無く浴衣に着替える。 (やはり歳だな。若い時より全体的にぷっくりしている。緩んでいる感じだ) 麻美の着替えを盗み見ながら、栖本は心の中で呟く。   だが、彼女の魅力が減ることは...

  • 新作物語 パート8

    車中の会話で、栖本は麻美の心を垣間見ることが出来た。 麻美が、昔の彼氏に会えた嬉しさから、単に栖本と同じ部屋の泊まると言ったのではないようだ。 彼女の人生は決して平坦では無かった。彼女なりに苦労も多かったようである。明るく話してはいるが、そこはかとなく寂しさも漂う。 ...

  • 新作物語 パート7

    旅館のチャックインには間があるので、直行せずに遠回りし、山間を抜ける道をドライブする。 「昨日は秀ちゃんの事、殆ど聞いてないよね?」 「俺か? 俺も結婚して二人の娘が生まれたよ」 「二人とも女の子なの」 「女の子って難しいね。年頃になると父親を汚らわしい生物を見るような目...

  • 新作物語 パート6

    麻美と別れてから一時間余で目的地の旅館に着いた。栖本は早速宿泊の延長を申し出た。ウイークデーなので問題なく取れる。 翌朝。栖本は早い時間帯に目覚める。浴場の開始を待って一番乗りで温泉に入る。 大浴場から続く露天風呂に入ると、暗闇の中、東の空が薄らと明るくなる。 温泉...

  • 新作物語 パート5

    麻美達が経営するパン屋は、娘の夫・光男が開いた。実は、光男はパン屋を持ちたくて娘と結婚したのでは無いかと、彼女は勘ぐっている。 その理由として、店舗の土地は実家の工務店の土地。その土地は、娘達が結婚する前から一大ロードサイド店舗として存在していた。 そこに吸い寄せられ...

  • 新作物語 パート4

    麻美は、栖本が出張を終えて本社に戻った後、暫くしてスナックの客だった男と結婚する。そして女の子を授かる。 麻美は、結婚が決まると同時に、スナックの仕事を辞める。 だが、夫はお客の時はとても良かったが、いざ一緒に住むと嫉妬心が強く、それ故か疑り深かった。 麻美を必要以上...

  • 新作物語 パート3

    栖本は、面影の残るこの地を、多少の未練を残しながら去る。 彼は昼食を摂って居ないのに気付き、次の目的地に向かう前に腹ごしらえをしようと考えた。 栖本は食事場所として、この町に入る前に見た大型店が建ち並ぶロードサイド店舗に向かう。 そこには、食べ物店も幾つか入っているの...

  • 新規物語 パート2

    栖(す)本(もと)忠(ただ)秀(ひで)はマイカーを走らせる。ハンドルを握りながら思い浮かべるのは当時の想い出。 仕事での出来事よりも、仕事を終えてから飲みに通ったスナックバーが懐かしく想い返される。 「さすがにあの店はもう、無いんだろうな」 そう呟きながら、脳裏に浮か...

  • オリジナル新作小説 1

    60歳で定年退職となった栖本忠秀は翌年、妻と離婚する。大した額では無い退職金の半分を妻に渡した。 後何年生きられるか分からないが、取り敢えずは65歳から受け取る計画の年金支給まで何とか慎ましく生活しなければならない。 幸いというか、両親から遺産として受け継いだ土地と家が...

  • 水素

    内燃式エンジンの未来は無くなった。否、そのような方針が打ち出された。 その代替はと言えば、EV車。多くの車会社がそう決めたようだ。 果たしてそれで全てが収まるのか? トヨタを除く日本の自動車会社がEV一本に絞る考えのようだ。 トヨタは、水素をエネルギー源とする燃料電池車、つ...

  • 海水浴

    今はすっかりご無沙汰だが、若い時は一応海水浴なるもに何回も出掛けている。 昨今は学校で水泳の練習をするが、自分らの時代にはそんな物は無かった。 何度か溺れ死にそうになった経験もあり、自分は泳ぐというのが嫌い。 実際、平泳ぎや背泳ぎなら少しは泳げる。問題は息継ぎが上手く出来な...

  • 自動運転

    車の自動運転がなかなか進まないと不思議だったが、これもその一つの要因だったのか? 「サイバー攻撃」 今や実に厄介な存在となっている。 アメリカだったか、パイプラインを運営する組織だか会社だかがサイバー攻撃に遭い、身代金のようなものを請求された。(うろ覚えです) 結局支払った...

  • 水は多すぎても少なすぎても

    中国には「水を制す者は国を制す」という言葉があるという。 大雨洪水にしても日照り水不足にしても、人間が生きていく上で影響が大きい。 飲み水の確保も重要だろう。 昨今、大雨情報だとか洪水と言う言葉を頻繁に耳にするようになってきた。 温暖化の影響と言われているが、果たしてそれだ...

  • チックタック?

    今日は暑さも一休み。北海道では3度ぐらいになった地域もあったそうです。 130年余ぶりだとか。不正確でご免なさい。 本題に入ります。 TikTokはどんなものなのか興味を抱いたのでダウンロードしてみた。 倅に、いい歳して何をしているんだと言われた。歳は関係無いと言い返してや...

  • あんごうしさん

    去年、ある品(外国製品)を買いたかったのでネットで検索してみた。 すると、支払い方法の欄に数社のカードと並んでビットコインと出ていた。ビットコイン、あの有名な仮想通貨、暗号資産の一つだ。 ビットコインで品物が買えるというのを始めて目にした。当然なのだろうけど。 仮想通貨(暗...

  • 夏休み

    もう少しでお盆です。また休みです。 今年は去年以上に夏を感じない。 コロナ渦の中、夏の楽しみな行事の殆どが中止。 例えば地域の夏祭りや盆踊り、花火大会、海水浴、テーマパークにも行き難い。 感じるのは暑さ。暑いから、夏なんだな~って もっと季節感を無くしたのはオリンピック。自...

  • 五輪終わる

    オリンピックも閉会式がおわり、総てが終了した。 ご存じの通り、オリンピック史上最高の金メダルと総メダル数を獲得し、我々はひとまず成功に終わったことを感じる。 普段の生活に目をやると、やはりコロナウイルスの影響は半端ない。 東京を始め、緊急事態宣言に耐性した人達が自由に行動し...

  • コロナ渦でも企業活動は着々と

    今日は暫くぶりに遠出。勿論ワクチン接種2回完了してるし、更に2週間以上経っている。 かなり車の量が多い。渋滞もした。 商業車よりも自家用車が圧倒的に多かった。 確かに、緊急事態宣言など殆どの人が意に介していない状態に見える。 ある商業施設に。(画像の店では無い) 駐車場...

  • アプリを使いこなしたい

    パソコンはOS(オペレーティング・システム)だけでも当然動く。 WindowsOSなら、一応それなりのアプリ(ソフト)が付いているので、そのままPCを使える。 例えばインターネット、ダウンロード関係、画像関係。その他、まあそれだけでも出来る。 インターネット以外にもセッティ...

  • 宇宙はUFOも迷う

    少し前、地球に宇宙人が来ている証拠があると、米国の何処かの部署が発表した。 その証拠を見ると、暗く不鮮明な画像。これがその証拠という画像なのかと呆れる。 現在、子供だって画素数の高いカメラを持っている。スマホもその一つだし。 下手に撮ったとしても、あれ以上の綺麗な画像を得ら...

  • 学ぶ

    子供に限らず、学ぶ姿勢を持つには自身の向上心や求道心が大事。 大人になってもその気持ちがあれば一定以上の能力を得られる。 ただ、そんなやる気を子供に持たせるには、親や回りの人達の関わりも重要と思う。 最近、中国では習主席の号令で教育革命とも言える変化が起きている。 特に目立...

  • 間違いはよくある

    昨日妻とお買い物。 何が辛いかって、自分の物にならない買い物に付き合わされる辛さって、拷問だー。 食品売り場で、自分の好物に目が行き、手で妻の肩をポンと叩いた。 ところが所が、傍らに居る筈の妻では無く、我がタイプの若い女性の肩を叩いていた。 多分若妻。 何てバツの悪いこと。...

  • 数値

    最近の中国は多くの災害に取り憑かれているようだ。 豪雨、それによる洪水、建築物崩壊(ダム崩壊、破壊含む)、そして武漢発コロナ。 北朝鮮と違って流石に餓死はないだろうが、それら災害による死者や自ら命を絶つ人も例年より多いのでは無いだろうか。 一般に、その国の、その地方の、年間...

  • 夢もいろいろ

    最近目覚めの悪い夢を時々見る。暑いので寝苦しいから睡眠が浅いのかも知れない。 特に記憶に残っている恐ろしい夢がある。 不思議なことに結構鮮明な夢でもあっという間に殆どの記憶が薄れてしまう。 その一つ、それはお隣の国での事。 大国の中国を制した毛沢東がその政策で多くの国民を失...

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