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三神工房 https://blog.goo.ne.jp/mikamikoubou

2006年1月11日から約8年、OcnBlogで綴った日記・旅日記・作品発表は、2014年10月gooへ移動しました。筆名・三神工房で「エブリスタ」「小説家になろう」に投稿中です。

mikami koubou
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2019/04/19

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  • 【日本の底流】「自主家畜化」

    先週NHKのBSで「FRONTIER:80億人人類繁栄の秘密」という番組を興味深く見た。そこで「自主家畜化」という耳慣れない言葉が出てきた。それは意外にも悪い意味ではなく、自ら家畜化した人類(ホモサピエンス)が他の攻撃的な種とは異なり、なんとか生き延びて現在の繁栄を築いたというものだった。(それにしても、なぜ今もなお世界では紛争や戦争が絶えないのか、不思議である)学者によれば、アフリカに生息するチンパンジーとボノボ、100-200万年前に先祖が分かれたらしいが、食料や過当競争の心配がない地域にいたボノボは、今持って雄雌共々共存共栄の生活をしているらしい。それよりももっと古くに、彼らの先祖と別れた人は、生き残る為にアフリカから世界に広がったという。それに1950年代の「ネズミの繁殖実験」が面白かった。米国で...【日本の底流】「自主家畜化」

  • 【Undercurrent of Japan】”Self-Domestication ”

    Lastweek,IwatchedanNHKBSprogramtitled"FRONTIER:TheSecretofHumanity’sProsperityat8Billion."Init,Iencounteredanunfamiliarterm,"self-domestication."Surprisingly,thistermwasnotusedinanegativesense.Itreferredtohowhumanity(Homosapiens)voluntarilydomesticateditself,thussurvivingandthriving,unlikeotheraggressivespecies.(Still,it’scuriousthat,despitethis,conflicts...【UndercurrentofJapan】”Self-Domestication”

  • 【日本の底流】 「もののあわれ」

    一般的にテレビドラマは13回、約3ヶ月で1作となり、これを「1クール」と呼ぶらしい。最近、ある民放のサスペンスドラマを見ていたのだが、最終回に違和感を覚えた。エンディングを迎えても物語が終わらず、「あれっ?」と思った瞬間に、次のようなテロップが流れた。「この続きは〇〇(有料放送)で引き続きご覧ください」昔なら、これを見て「憤懣やる方無い」と怒る人もいただろう。今の地上波テレビは、視聴率の結果だけにこだわり、特に高齢者の心情に無頓着である。今の若者は、動画を倍速で視聴することが多いらしい。また、テレビの解説者もまるで機関銃のように「早打ち」で話す人が増えている。昭和の時代には、夫婦漫才師が世情に文句を言いながら「責任者出て来い!」と叫ぶ姿があったが、今となっては、時代の流れを嘆いても虚しいばかりだ。私は今、...【日本の底流】「もののあわれ」

  • 【Undercurrent of Japan】The Trickery of Modern Dramas and the Essence of "Mono no Aware"

    Generally,televisiondramasrunfor13episodesoveraboutthreemonths,whichiscommonlyreferredtoas"onecour."Recently,IwaswatchingasuspensedramaonacommercialTVnetwork,andIfeltsomethingoffaboutthefinalepisode.Astheendingapproached,thestorydidn'tseemtoconclude,andjustasIthought,"What'sgoingon?"amessageappearedonthescreen:"Pleasecontinuewatchingthisserieson[payTV]."I...【UndercurrentofJapan】TheTrickeryofModernDramasandtheEssenceof"MononoAware"

  • 【日本の底流】「お酒というコミュニケーションツール」(プロローグ)

    日本には「酒は百薬の長」という言葉が古くから伝わっている。適量の酒が健康に良い、という意味だが、元々は紀元前の中国の書物に由来するらしい。とはいえ、この「適量」というのが厄介である。昔の話だが、私は18歳で長崎の学生寮に入った。そこは木造の2階建ての民家で、3畳から8畳までの小部屋が廊下でつながっていた。3月末に新入生歓迎会があり、寮生二十数名が8畳間に集まった。宴が盛り上がりを見せる中、黄金色のヤカンを手にした上級生が新入生の席を回り始めまた。ヤカンには日本酒が入っていて、否応もなく各自に配られたコップに、人肌の酒がなみなみと注がれた。私はまだ18歳で、飲酒は当然違法だが、いわゆる「縦社会」のため、上級生の命令は絶対だった。すでに酒の美味しさを知っていた私は調子に乗り、杯を次々に空けて、9杯まで飲んだの...【日本の底流】「お酒というコミュニケーションツール」(プロローグ)

  • 【Undercurrents of Japan】 "Alcohol as a Tool for Communication" (Prologue)

    InJapan,there'sanoldsaying:"Sakeisthebestmedicine."Itmeansthatdrinkingalcoholinmoderationisgoodforyourhealth,butitapparentlyoriginatedfromancientChinesetexts.Thatbeingsaid,thisconceptof"moderation"canbequitetricky.Alongtimeago,ImovedintoastudentdormitoryinNagasakiattheageof18.Thedormwasawooden,two-storyhouse,withsmallroomsrangingfromthreetoeighttatamimats...【UndercurrentsofJapan】"AlcoholasaToolforCommunication"(Prologue)

  • 【日本の底流】「言葉を超える音楽の力」

    昨日、再放送されたNHKのテレビ番組を見て、久しぶりに心を揺さぶられるような感動を覚えた。主人公は「ハラミちゃん」という若きピアニスト。彼女はお母さんの影響でピアノを習い始め、音大でピアノを学んだ。しかし彼女は挫折し、企業に就職するも体調を崩し家に閉じ籠もり。そんな中、ストリートピアノとの出会いが彼女を目覚めさせ、ついには武道館で単独コンサートを開くまでに至った。彼女が初めてフランスを訪れ、そこで出会った人々と片言の仏語と日本語で交流しながらピアノを弾く場面は、感動の連続だった。ある人とは地下のライブ会場で演奏し、別の人とはコラボレーションし、その人の家を訪ねた。初対面の二人が奏でる演奏の美しさは、言葉で表現するのが難しいほどである。ハラミちゃんはピアノで名を馳せたが、自らの生き方に今も葛藤を抱えている。...【日本の底流】「言葉を超える音楽の力」

  • 【Undercurrents of Japan】 "The Power of Music beyond Words"

    Yesterday,IwatchedanNHKTVprogramthatwasarebroadcastfrom2023,anditdeeplymovedme.TheprotagonistwasayoungpianistnamedHarami-chan.Shebeganlearningthepianoattheageoffourundertheinfluenceofhermotherandlaterhonedherclassicalpianoskillsatamusicuniversity.However,shefacedsetbacksandendedupworkingatanITcompany,onlytofallillandretreatintoherhome.Itwasthenthatshedisc...【UndercurrentsofJapan】"ThePowerofMusicbeyondWords"

  • 【日本の底流】 「兵庫」

    私が住んでいる神戸市は、兵庫県の県庁所在地である。この「兵庫」という名前は、武器を格納する倉庫を意味する。これは、実際に7世紀に現在の神戸市兵庫区に武器庫が設置されたことに由来する。その後、兵庫は「兵庫の津」として発展し、1868年の明治維新で「兵庫県」となり、現在に至っている。兵庫に武器庫が置かれた背景には、当時の朝鮮半島の政治情勢が深く関わっている。朝鮮半島では「百済」「高句麗」「新羅」の三国が争っており、「新羅」は中国の唐の支援を受け、「百済」は日本に援助を求めた。日本は軍を派遣したが、663年に唐・新羅連合軍に敗れ、百済は滅亡した。その後の歴史を見れば、13世紀にモンゴル帝国が九州に攻め込んだり、16世紀には日本軍が朝鮮半島へ二度の侵攻を行い、最終的に敗退した。そして1910年、日本は韓国を併合し...【日本の底流】「兵庫」

  • 【Undercurrents of Japan】 "Hyogo"

    ThecityofKobe,whereIcurrentlyreside,isthecapitalofHyogoPrefecture.Thename"Hyogo"meansawarehouseforstoringweapons.Thisnameoriginatesfromthefactthataweaponsdepotwasestablishedinthepresent-dayHyogoWardofKobeCityinthe7thcentury.Overtime,Hyogodevelopedintotheportknownas"HyogonoTsu,"andin1868,duringtheMeijiRestoration,itbecameHyogoPrefecture,whichcontinuestothi...【UndercurrentsofJapan】"Hyogo"

  • 【日本の底流】 「誰かがいて、自分がいる」

    TVで映画「ジャンヌ・ダルク」を見た。1999年公開のフランス人監督によるハリウッド映画である。我が青春のハリウッドスター、ダスティン・ホフマンが「ジャンヌの良心」役で出演している。それはともかく、今オリンピックを開いているフランスは、14世紀中頃から百年に渡って英国と戦っていた。映画の冒頭、英国兵が主人公ジャンヌの村を傍若無人に襲い、殺戮の限りを尽くす。姉の機転で物陰に隠れたジャンヌは、その姉が目の前で暴行されて殺されるのを見てしまう。25年前の映画とはいえ、しかも数百年前の歴史上のこととはいえ、現実に今のウクライナやガザの殺戮を彷彿とさせた。全編を通して、彼女は己の良心と闘い、信仰告白を切に願う。最後は為政者の怨念で火炙りに処せられる。この物語を完全に理解するには、やはり欧州の歴史を熟知することが絶対...【日本の底流】「誰かがいて、自分がいる」

  • 【Undercurrents of Japan】 "There are someone else, therefore I exist"

    Iwatchedthemovie"JoanofArc"onTV.ItwasaHollywoodmoviedirectedbyaFrenchdirector,releasedin1999.OuryouthfulHollywoodstar,DustinHoffman,playedtheroleofJoan'sconscience.Settingthataside,theFrancehostingtheOlympicstodaywasatwarwithEnglandforahundredyearsoverstartinginthemid-14thcentury.Atthebeginningofthemovie,EnglishsoldiersbrutallyattackJoan'svillage,committi...【UndercurrentsofJapan】"Therearesomeoneelse,thereforeIexist"

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