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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 変化が出てきた米国の対中戦略ーー3正面作戦は無理だと悟った

    米国の対中戦略に変化が出てきたような気がする。ウクライナとロシアの戦線は膠着状態に入っており、双方が人員の損耗はもとより弾薬などが枯渇しているという話も出ている。それでも、ウクライナとしては昨年2月24日のラインまで押し戻さないと停戦は飲めないだろう。そんな状況の中で突然ハマスがイスラエルに戦争を仕掛けた。もっともこの両者の関係は複雑で、第三者が「どちらかが悪い」と軽々に言えるものではない。お互い「喧嘩はやめろ」というしかない。米国は過去からの因縁で、公平な第三者という立場は取りにくい。どうしてもイスラエル寄りになる。 こんな状況の中で台湾危機を煽って中国と緊張状態を作り出すのは得策ではない、それで緊張緩和に動き始めた。来月にはバイデン大統領と習近平国家主席の会談が実現できそうだ。中国との緊張状態は少し緩...変化が出てきた米国の対中戦略ーー3正面作戦は無理だと悟った

  • 旧統一教会の反撃が始まるーー政治と宗教の癒着は危険

    10月13日、文科省が旧統一教会の解散命令請求が裁判所に提出された。この動きにタイミングを合わせるように、野党から「被害者の為の財産保全をする法案」の提出の動きがある。案の定、旧統一教会側は反撃に出た。自民党の複数の国会議員に対し(どの範囲までかは不明だが)、旧統一教会からファックスが送られてきた。「このような法案がまちがっても国会で成立することのないように」という内容のようだ。 この件に関し、与党にはプロジェクトチームが出来ているようだが動きが鈍い。おそらく旧統一教会をつつくと「藪からヘビが出る」可能性がある。特に選挙応援や票の協力を受けた議員、その右筆頭が萩生田政調会長だと思うが、動きについては要注意だ。法案つぶしを出来る権限を持っているからだ。 岸田首相は、この法案提出をするかどうか問われて、「各党...旧統一教会の反撃が始まるーー政治と宗教の癒着は危険

  • 引き際の美学についてーー菅直人と細田博之

    権力を得たものがどのような幕引きを行うかでその人物の評価が分かれる。舞台俳優のようにかっこよく終わるか、それともボロボロになって終わるか。衆議院議員の菅直人氏が次回選挙には出ず、引退するという。私は市民運動的な活動の中で、極めて珍しいケースかもしれないけれど総理までやらせてもらった。私は永久に市民運動家だから、原発問題に限らず元気なうちは何かあれば今までのスタンスでやれることはやりたいと思っていますよ。自分のことを市民運動家と自称するところが菅直人らしい。引退も伸子夫人と阿吽の呼吸で決めたとか、その心持に清々しさを感じる。 秋も終盤だ、イタヤカエデの黄葉が美しい。衆議院議長を体調不良で辞任したが議員は続けるという細田博之氏、その理由を、原子力発電やエネルギー問題には非常に深く関与してきた。そういうことはな...引き際の美学についてーー菅直人と細田博之

  • 景気は悪いわけではない、物価高騰が庶民生活に打撃を与えている。

    最近は原油価格も穀物価格も落ち着きを見せている。では何ゆえに、物価高騰が続いているのか?大部分の原因は円安である。その円安は、日銀が未だにアベクロミクスの「異次元金融緩和」を継続しているからだ。この数日1ドル150円を突破している。ロシアがウクライナに侵攻する前は110円台だった。単純に計算すれば110円で買えたものが150円出さなければならなくなったということだ。特に日本は食料とエネルギを大量に輸入しているからこの部分は庶民生活を直撃するのだ。 一方、輸出企業は円安で労せずして利益を上げている。その利益を何に使っているかというと、株主還元と内部留保。従業員や下請けへの還元は雀の涙程度だ。自民・公明も経済界と持ちつ持たれつだから見て見ぬふり。 非正規労働者は、自民や公明に投票すべきではない。同一労働同一賃...景気は悪いわけではない、物価高騰が庶民生活に打撃を与えている。

  • 参院本会議の「世耕発言」に与野党から驚きの声

    国会で本格的な論戦が始まった。25日の参院本会議での世耕発言が注目をあびている。「還元という言葉が分かりにくかった。自分で決断せず、検討を丸投げしたように国民に映った。首相が何をやろうとしているのか、全く伝わらなかった」岸田首相と同じ与党の幹部がここまで酷評する裏に何かあるのか? 世耕発言の裏を読むと、①与党幹部として岸田首相に対し叱咤激励した。②補正予算の内容について参院幹事長として数々の提言をしたが無視された故の腹いせ。③本格的に倒閣運動をする可能性をほのめかした。世耕幹事長はそんなに度胸のあるタイプには見えないので倒閣までの覚悟は無かろう。そうすると自分の意見が通らなかったので「俺を無視すると許さぬ」との子供じみた上から目線が妥当なところか。 世耕発言を待つまでもなく、岸田首相の迷走はなんとも困った...参院本会議の「世耕発言」に与野党から驚きの声

  • 「Gゼロ」後の世界ーー米中の覇権争い続きますます混迷が深まる

    イアン・ブレマーが「Gゼロ後の世界」を2012年に著してからもう10年以上過ぎた。Gゼロとは、世界のリーダーになる課題に対応できる、単一の国または永続的国家連合が存続しない世界秩序をいう。もっと簡潔に言えば、「誰もリーダーにならない、あるいはなれない」である。 G7というのは、アメリカ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本である。アメリカが唯一リーダーになろうとしているが世界NO1だった面影はない。単独で世界を取り仕切る力はもうない。警察官など無理なのだ。G7は何とかまとまるが、中国やロシアが入るG20は対立が激しい。アメリカの衰退と中国の勃興を横目でにらみながら、再びロシア帝国の再興を夢見ていたのがプーチンだ。案の定、ウクライナに侵攻した。しかしこれは悪いくじを引いたようなものだ。 ここにきて...「Gゼロ」後の世界ーー米中の覇権争い続きますます混迷が深まる

  • 岸田首相の演説「経済、経済、経済」と連呼すれば良くなるのか?

    臨時国会が始まった。岸田首相の所信表明演説からスタートしたが、案の定期待外れ。「経済、経済、経済。私は何よりも経済に重点を置いていく」税収増により減税や給付金で還元するというのだが、これから検討するようなので国民の手に渡るのは何時のことやら。議場内から、「増税、増税、増税」のヤジが飛んだという。 財源の裏付けのないまま防衛費増や少子化対策などぶち上げたが、また国債でというわけにもいくまい。最終的には増税せざるをえなくなる、もしくは減額だ。であるならば必要最低限の給付金で対応し、あまりバタバタしないほうが良い。税収増と言っても物価高騰による消費税収増によるもので腰を据えてやるなら消費税の減税だ。 物価高騰対策として「円安是正」をなぜしないのか?為替介入などでは焼け石に水、「ゼロ金利の解消」が本筋の政策。日銀...岸田首相の演説「経済、経済、経済」と連呼すれば良くなるのか?

  • 秋と言えば、食欲の秋かそれとも読書の秋?

    秋と言えば何を思い出すかと大学生に聞いたところ、①食欲の秋②読書の秋③スポーツの秋、④睡眠の秋⑤芸術の秋と答えた。なかなか健全である。④に睡眠の秋と答えているのが気になるが。 自宅から車で30分ぐらいのところにあるピザの美味しい店へ。石狩湾を望む高台にある。窓から見える対岸には小樽方面が。次の和歌が思い浮かぶ、見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ藤原定家  ホタテのピザ大変美味しかった。花より団子ということだろう。 ホタテ騒動はどうやら落ち着いたようで、スーパーなどの値段はあまり下がっていない。今年はすじこの値段が下がっている。昨年加工業者が沢山仕込んだせいで今年はその在庫があるかららしい。 ヤマボウシが色づいている 今年の秋バラは今一つ。夏の暑さの後、長雨と急激な気温低下のせいだろう。ピザを...秋と言えば、食欲の秋かそれとも読書の秋?

  • 経済界の劣化が進んでいる(経団連・関経連)ーー国家・国民目線の喪失

    経済界を取り仕切っているのは「経団連」で、関西には「関経連」がある。今の経団連の会長は住友化学会長の十倉雅和氏だ。9月に少子化対策や社会保障財源として何が必要か問われて、「消費税の増税から逃げてはいけない」と発言した。国民が物価高騰で苦しんでいる時に言うべき言葉かとネットでは大ブーイングが起こった。関経連の会長は住友電気工業の会長の松本正義氏だが、「PB早期達成のためには消費税率18%程度への引き上げが必要」と提言。PB(プライマリーバランス)ーー財政の収支均衡これらの発言を聞いていると、経済界の指導者たちに「国家・国民と共に歩む」という視点が決定的に欠けている。輸出企業にとって消費税の増税などは痛くもかゆくもない。かえってプラスだろう。彼らの目は株主の方しか向いていない。だから社員の給与も十分上げず、下...経済界の劣化が進んでいる(経団連・関経連)ーー国家・国民目線の喪失

  • 保守の立場と脱原発は両立する。ーーいつまでも原発にしがみつくな!

    2014年、福井地裁の裁判長として関西電力大飯原発3,4号機の運転差し止めを命じる判決を下したのが樋口英明さん。その樋口さんの言葉が胸に響く。(朝日新聞)「原発推進=保守、脱原発=革新」という見方も先入観です。福島原発事故で今も立ち入りが許されない。帰還困難区域がある。国土の一部を失ったに等しいということですよ。豊かな国土を守り、次の世代に受け継いでいく。そんな本当の保守の精神があれば、脱原発へ容易に踏み出せると思います。 私も全く同意見だ。ただ、現実論として即座に脱原発は難しい。風力や太陽光による再エネルギーの比率をもっと上げなければならない。さらには省エネ技術の推進もスピードアップが必要だ。明確な「脱原発」の意志を持って着実に具体化していく実行力が問われる。 樋口さんの次の指摘も鋭い。日本の海岸沿いに...保守の立場と脱原発は両立する。ーーいつまでも原発にしがみつくな!

  • イスラエルとハマスの戦争は長引けばさらなる紛争が

    ハマスは、パレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム主義武装組織だ。1987年創設以来イスラエルと武力抗争を続けている。それにしても、今回のハマスのウクライナへの攻撃は過去に例を見ないものだ。頑丈な壁を打ち破り、壁を越えて侵入し多くのユダヤ人を殺害・誘拐した今回の作戦は従来のハマスの力からかけ離れている。ハマスの陰にいるのは、レバノンの武装組織ヒズボラかそれともイランか? 虚を突かれたウクライナは、怒り心頭だ。ガザ地区北側から軍事侵攻を図るようだが、もしそうなれば泥沼の戦いになるだろう。ハマスはモグラのように地下道を網の目のように巡らせているという。一筋縄ではいかないのだ。 やはり役に立たない国際連合。軍事衝突の中断を促す決議案が否決されたからだ。日本や中国など12か国が賛成、英国とロシアが棄権、常任理事...イスラエルとハマスの戦争は長引けばさらなる紛争が

  • この20年間所得を延ばすことが出来なかった責任はだれにあるのか?

    日本の2022年一人当たりGDP(国民総生産)は33854ドル。20年前の2003年は35410ドル。しかしこんな国も珍しい。20年間所得が増えないのだ。その責任はだれにあるかと言えば、ほとんどの期間与党だった自民党だ。国民所得を伸ばすことの出来なかった政党が、この国を支配し続けているのは異常としか思えない。 その上、第二次安倍政権以降「異次元金融緩和」と称して日銀が国債を買いまくったが、結局残ったのは借金の山。自民党に、この国をかじ取りする気迫も能力もないということか。(ただ言い訳と目先を変える能力は優れている)自民党劣化の大きな原因は、指導者の高齢化と固定化だと言い切っても良いだろう。森元首相(86歳)、麻生太郎(83歳)、二階俊博(84歳)、細田博之(79歳)安部派のオーナーを気取ったり、岸田政権の...この20年間所得を延ばすことが出来なかった責任はだれにあるのか?

  • 戦争の愚かさーーー谷村新司の「群青」を聴いて

    この数日、谷村新司の「群青」を聴いている。(この歌は、映画「連合艦隊」の主題歌だった)いま改めて聴くとこの歌の深さがじわりと伝わってくる。一番の後半部分が好きだ。手折れば散る薄紫の野辺に咲きたる一輪の花に似てはかなきは人の命かせめて海に散れ思いが届かばせめて海に咲け心の冬薔薇 冬の薔薇(2020.11.9) 人間はなぜ戦争をしてしまうのか?息子たちを戦場に送り出した父母の思いはどうだったのか?谷村新司が問いかけてくる。2番の後半部分に父母の思いが伝わってくる。君を背負い歩いた日の温もり背中に消えかけて泣けとごとく群青の海に降る雪砂に腹這いて海の声を聞く待っていておくれもうすぐ還るよ もう秋も終盤だ。来月になれば突然のように雪が降りだす。しばし花たちの声を聞こう。アスター(ギリシア語で星を意味する) 樹々も...戦争の愚かさーーー谷村新司の「群青」を聴いて

  • 木原防衛大臣は罷免に値するーー自民候補の応援で失言

    衆院長崎補選4区に木原稔防衛大臣が応援に入った。(警察官僚への圧力があったと言われる木原氏とは別人だ、ややこしい)長崎4区には海上自衛隊の佐世保基地があり約5700人の隊員がいる。 自民党候補の応援で、野党が防衛費の増額に反対していると指摘して、私はそういう方に佐世保の代表になって欲しくない。(自民党候補)をしっかり応援していただくことが、自衛隊並びにその家族のご苦労に報いることになり、佐世保の発展にもつながっていく。この発言のどこが問題かと言えば、自衛隊法では隊員の選挙権の行使を除く政治的行為を制限しているように、特に政治的中立性が重視されている。自衛隊のトップが特定の候補への投票を呼び掛けることは、明らかに政治的中立性を侵しているからだ。 野党からの批判に対して例の如く、「もしそういう誤解を生むという...木原防衛大臣は罷免に値するーー自民候補の応援で失言

  • 岸田内閣の支持率下落が止まらないーーーどこに原因が?

    下げ止まり感のあった岸田内閣の支持率下落が止まらない。10月に入ってメディア各社軒並み下がった。時事通信26.3%(−1.7)、朝日新聞29.0%(−8.0)、読売新聞34.0%(−1.0)、共同通信32.3(−7.5)、産経・FNN35.6(−3.3)ネットウヨク界隈、特に安倍シンジャの一群は、声高に岸田批判を繰り広げている。LGBT法案を通したことをまだ根に持っているようだ。それで岩盤支持層が離れたという主張をしている。しかし、彼らが自民党の岩盤支持層かと言えばそんなこともない。ただ声が大きいだけだろう。 誰がつけたのかわからないが「増税メガネ」というあだ名がジャブのように効いている。特にインボイス制度の施行は零細中小事業者を直撃した。彼らは今まで何が何でも自民党を支持して来たから、裏切られた思いだろ...岸田内閣の支持率下落が止まらないーーーどこに原因が?

  • 時代遅れの「連合」芳野体制ーーーもはやイデオロギーの時代は過ぎた

    「連合」会長の芳野友子氏はもう少し柔軟な発想をする人かと思っていた。ところが頑なに「非自民・非共産」を唱えている。労働者の生活向上を目指すためにはどうするか、という視点がすっぽり抜け落ちている。ある時は自民党にすり寄り(麻生や茂木の古狸に会食を誘われていそいそと出かけているようだ)ある時は上から目線で国民民主や立憲民主に圧力をかけている。 そごう・西武の労働組合が決死の覚悟でストを打った時に、連合はどの程度の支援を行ったのか?他のデパートの労働組合が支援の声を上げたのにだ。最近では埼玉県県議会が「働く女性を家に縛り付ける」条例案を作ろうとした。全国から反対ののろしが上がり間一髪で条例案は取り下げられた。この時も「連合」はどのように動いたのか? 「労働者の生活を守る」ひいては「国民の生活を守る」という意識は...時代遅れの「連合」芳野体制ーーーもはやイデオロギーの時代は過ぎた

  • 細田衆院議長を見て思うーー晩年の美学とは

    名利に使はれて、閑かなる暇(いとま)なく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ。兼好法師名誉や利益のために生きている人は、しずかな自分の時間をもつことができない。それで一生を終わるなんて愚かなことだ。 安倍首相が総理在任中、安倍派の国家老として支えたあたりが細田議長の持ち味が出た時代か。議長職は荷が重く、辞退して島根で余生を送った方が良かったのではなかろうか。宍道湖のほとりに居を構え、大山をながめて暮らせば豊かな晩年を送れただろうに。赤とんぼじっとしたまま明日どうする渥美清このフーテンの寅さんのまなざしに人生の深さを感じる。 今の細田議長は、国民のほとんどから袋叩きにあって四面楚歌。ふるさとの出雲の人たちが温かく迎えてくれるかどうか、やや疑問だ。私がかって仕えた尊敬する上司は島根県津和野生まれだったが、「かばちた...細田衆院議長を見て思うーー晩年の美学とは

  • 恥と誇りを忘れた日本人ーー細田衆院議長のようにはなりたくない

    「衣食足りて則ち栄辱を知る」管子(衣食が十分満たされれば、名誉や恥辱に心を向けるようになる)衆議院議長という職は、三権分立のシステムの中では首相、最高裁判所長官と同等の重みをもつ。ところがこのところの細田議長の振る舞いは、何とも情けない。恥も誇りも忘れて、すべて問題無いの発言、何でそんなに議員の職にこだわるのだろう。 薔薇(アプリコットキャンデイ)今年購入したバラで、最初はあまり元気がなかったが(暑かったせいだろうか)、このところ良い状態に。 人は、おのれをつづましやかにし、おごりを退けて財をもたず、世をむさぼらざらむぞいみじかるべき。昔より、賢き人の富めるはまれなり。兼好法師このところテレビに映る日本人(特に政治家)の表情から「凛としたところ」が薄れてきたように思う。細田博之、麻生太郎、鈴木宗男など高い...恥と誇りを忘れた日本人ーー細田衆院議長のようにはなりたくない

  • 札幌五輪と大阪万博は白紙に戻すべきだ

    30年冬季五輪の招致を目指して来た札幌市とJOCが断念、目標を34年以降に変更すると発表した。スポーツ界と経済界は乗り気のようだが、札幌市民も道民も半数以上がしらけ切っている。当然だ。東京五輪の二の舞はしたくない。34年以降も目指す必要はないだろう。 一方の大阪万博も状況は厳しい。まず予算規模が当初よりも1.8倍ふくらんで2300億円になるという。(自前でパビリオンを立てる参加国も一けた台のようだ。とても万国などとは言えない)建設費は国、大阪市・府、経済界で3等分する。結局国民負担が増えることになる。だんだん、東京オリンピックと似たような展開だ。 当初は鼻息の荒かった維新の会だが、このところの発言には力がない。政府に責任転嫁するような発言が目に付く。このような対外交渉に手慣れた電通が、東京五輪で味噌をつけ...札幌五輪と大阪万博は白紙に戻すべきだ

  • どうなっているの?自民党埼玉県議団の頭の中は。

    自民党埼玉県議団が、県虐待禁止条例改正案を本会議に出そうとした。ところがその中身は、子供を守ることに名を借りたとんでもない条例。子供のみの外出や留守番を禁止するというのだ。こんな生活実感のない条例を臆面もなく出したものだ。県内外のさまざまな人たちから抗議が広がり、慌てて取り下げを表明した。 自民党埼玉県議会の議員たちは、子育て世代の意見をどこまで聞いたのだろう。もし自分たちの経験から「夫は会社へ妻は専業主婦」という観念に縛られているとしたら時代錯誤もはなはだしい。埼玉県議会は93人中58人が自民党だ(女性は3名のみ)。圧倒的に自民が強い。埼玉県民が古臭い家族観に縛られているとは思えない。明らかに自民党県議団の驕りによる暴走であろう。ただ、埼玉都民と言われるように県議会に関心を持たず「自民党にお任せ」にして...どうなっているの?自民党埼玉県議団の頭の中は。

  • 岸田首相は仁徳天皇の故事に学べーー消費税の減税をすべき

    高き屋にのぼりて見れば煙立つ民のかまどは賑わいにけり仁徳天皇民の家から炊事の煙が立たないことに気が付いた仁徳天皇は、3年間、税の免除をされた。その間、天皇は粗衣粗食に甘んじ、宮殿の屋根からは雨漏りがしたという。その結果、また煙が見えるようになって喜んで詠われたもの。 物価高騰で庶民が苦しんでいるのに、岸田政権は次々とステルス増税(いろいろ化粧を凝らすが一皮むけばやはり増税)ばかり。ついたあだ名が「増税メガネ」最近減税を打ち出しているが、結局大企業向けで「やってる感」ばかり。少々賃上げしても物価高騰が続いているから実質賃金はマイナスだ。年金生活者も今年度は1.9%程度上がっているが物価高騰には追い付かない。(67歳以下は2.2%)BSTBS報道1930 今年度予算で過去最大の税収増が見込まれるが、物価が上が...岸田首相は仁徳天皇の故事に学べーー消費税の減税をすべき

  • ジャニーズ事務所会見での違和感ーーー井ノ原発言に拍手する記者がいた

    先日のジャニーズ事務所の記者会見で、井野原快彦氏が次のように発言した。「この会見は子供たちも見ている。出来る限りルールを守りながら、ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せていきたい。どうかどうか落ち着いてお願します」この発言を受け、記者席からかなりの拍手がなされた。ジャニーズ事務所べったりと思しき記者たちだという。質問させてはいけない6人のNGリストも作っていたというから、本当にたいした「株主総会」なみの記者会見だ。 あるがままに咲くシュウメイギク 拍手した記者たちは、子供たちに性加害をくわえた側が子供やルールを持ち出して正義者ぶることに何の違和感も持たなかったのだろうか?もしそうだとしたら共犯者であろう。メディアの重要な役割の一つに「watchdog」がある。権力者が不正を働いていないか、監視...ジャニーズ事務所会見での違和感ーーー井ノ原発言に拍手する記者がいた

  • 日韓関係の今後を展望する

    今年は小渕恵三首相と金大中大統領が1998年日韓共同宣言を結んで25年になる。ところがこの10年来、日韓の間では常にぎすぎすした関係が続いてきた。現大統領の尹錫悦(ユンソギョル)になってから、劇的に改善した。信念を貫く一本気な性格で、酒の席が好きで面倒見が良く、愛犬家としても知られている、という。(私は愛犬家に悪い人はいない?、と思っているから、評価アップだ)バイデン大統領も愛犬家だが、彼の飼う犬は人を噛むらしい。残念だ。一方の岸田首相は、安倍晋三元首相のような「歴史修正主義者」ではなく「状況主義者」だ。原理原則にこだわらない。この点が日韓改善に幸いした。岸田首相の数少ない功績の一つだろう。 「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」ドイツ大統領ワイツゼッカ―日本と韓国とはおそらく2000年以上の付き合い...日韓関係の今後を展望する

  • 政府や自民党の減税大合唱に騙されてはいけない

    このところ政府や自民党から、「減税をする」という大合唱が起きている。税収が上がっているのでそれを国民に還元するというのが理由だが、狙いははっきりしている。そう、「選挙対策」もしくは「内閣支持率アップ」その中身をよく見れば、まさに「羊頭狗肉」羊の頭を看板に掲げておきながら、実際には犬の肉を売るという。欧米では、「葡萄酒売りますと叫びながら酢を売る」 税収が上がっていると言っても物価高騰による消費税収増加と企業収益が好調なことによる。企業収益が好調なのは値上げが割とスムーズにいっているからだ。何ということはない、もとは庶民のふところから吐き出されているわけだ。それを還元すると言うのなら「消費税」を下げるべきだ。そんなことは無理だろう。財務省は一度つかんだ税は絶対に手放さない。 夏ごろから岸田首相に「増税メガネ...政府や自民党の減税大合唱に騙されてはいけない

  • 鈴木宗男的処世術ーー維新を見限って次は何処へ?

    やはりこうなるだろうと予想した通り、日本維新の会の鈴木宗男議員の問題発言がさく裂した。維新の会に無断でロシアに渡航した鈴木議員は、「特別軍事作戦が継続されているが、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。ここは何の懸念もなく、100%確信をもって私はロシアの未来、ロシアの明日を信じており、理解している」ロシア国営通信社スプートニク配信 ロシア側にいかなる理由があろうとも、隣国ウクライナに無法に侵略した罪は消えるものではない。昨年2月のラインまで即時撤退して停戦交渉に臨むのが筋である。そのように鈴木議員がロシアに主張するならば「骨がある」と見直すのだが、この発言は何だ!いまだに日本の北方領土(国後島)にロシアから「ムネオハウス」を作ってもらった恩義を感じているのか。 維新の会は鈴木議員を除...鈴木宗男的処世術ーー維新を見限って次は何処へ?

  • トマホーク前倒し購入は無駄遣いになるーー国民的合意なし

    防衛省は、射程1600キロのトマホークミサイルを25年度に前倒し購入するという。当初は26年度に最新鋭のものを400発アメリカから購入予定であった。ところが日本側が急がせたせいなのか、現行アメリカ軍が使用している旧式のものだ。このミサイルを保有する目的は、相手のミサイル発射基地などを攻撃できるためとしている。しかし果たしてそんな能力があるのか(総合的に考えて)、疑問視されているのだ。 この計画のいい加減さを元自衛隊海将の香田洋二氏が鋭く指摘している。一口に敵基地攻撃能力と言っても、ミサイルだけを持っていればいいというわけではない。目標がどこにいるのか探し出す能力がなければ意味がないのは言うまでもない。その上で指揮統制能力も必要だ。米軍と攻撃する目標の選定を調整するネットワークをどうするのかという問題もある...トマホーク前倒し購入は無駄遣いになるーー国民的合意なし

  • 秋の声を聴くためには「沈黙」が必要だ

    秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる藤原敏行秋を感じるためには耳を澄ますことが必要のようだ。まずは「沈黙」 マム(洋菊) ジャニーズ問題は極めて不健全な「沈黙」が続いていた。物言えば唇寒し秋の風ところがこのところせきを切ったようにジャニーズ批判。「おぼしきこといわぬは腹ふくるるわざなれば」(思っていることを言わないのは腹がふくれて気持ちが悪い)あの世で吉田兼好はどのように思っているだろう。 シュウメイギク夏のあの暑さはなんだったのだろう?やっと北海道らしい冷涼な空気が戻ってきたようだ。コスモス 秋の薔薇はやや冷涼な空気の中で黙って眺めているのが良い。鳥の声が時々聞こえる。薔薇(ナエマ)薔薇(シーユーインピンク)秋の声を聴くためには「沈黙」が必要だ

  • 晩節を汚す3人の政治家ーー細田博之・麻生太郎・鈴木宗男

    かっては、功成り名遂げたあと、悠々自適の生活を楽しんだものだ。そんな楽しみを知ってか知らずか、権力欲だけは旺盛な政治家が目立つ。 その筆頭が細田衆院議長だろうか。夏前から熱中症などで入退院を繰り返していた。さすがに議長職は辞めるようだが、議員は続けるという。統一教会とのかかわりやマスコミの記者へセクハラまがいなどについて口をつぐんだままだ。地元からも不信の声が上がっているという。当然だ。 失言癖・暴言癖のある麻生太郎自民党副総理も大問題だ。台湾へ行って上から目線で、「戦う覚悟を持て」などと発言。ネットでは、「自分で行ったらどうだ」などと突っ込まれていた。行くわけがない。先日は、連立を組み公明党の幹部3人を名指しして「ガン」だとこき下ろしていたが、何とも礼儀にかけた振舞だ。 3人目は日本維新の会の鈴木宗男副...晩節を汚す3人の政治家ーー細田博之・麻生太郎・鈴木宗男

  • 「歴史修正主義」は軍国への道になるーー岸田・麻生の暴走

    歴史修正主義とは、歴史的事実の全面的否定や意図的な矮小化あるいは特定の側面のみの誇張をする。さらには政治的な意図を持った歴史の書き換えなどを行うやり方。 歴史というのは、勝者による、勝者のための物語、という側面を持っている。それだけに敗者は事実の確認を丁寧に行わなければならない。日本の場合、1945年太平洋戦争に負けてアメリカ軍の占領というところからスタートした。いわゆる「無条件降伏」である。そして日本が独立を回復したのは、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が発効した1952年4月28日だ。 占領政策下で、吉田茂という首相を得たことは、日本にとって幸運であったと考えと良いだろう。その懐刀であった白洲次郎の言がなんとも素晴らしい。(今の腑抜けた政治家に彼の爪の垢を煎じて飲ませたいほどだ)吾々の時代に...「歴史修正主義」は軍国への道になるーー岸田・麻生の暴走

  • 未だに経済成長を追い求めるのか?ーー持続可能社会への転換が急務

    この夏の暑さは異常であった。例年より3度くらいは高いと思う。化石燃料をどんどん使い成長を追い求める社会はもう限界に近付いている。「持続可能な社会はどうあるべきか」、十分に議論を尽くしたうえでその方向へ政策転換しなければならない。 岸田政権は、電力や石油業界という業界団体にがんじがらめに縛られている。ガソリンや電力代への補助金という政策は業界団体経由だ。本当に消費者に還元されているかどうかは疑わしい。なぜなら、これらの業界は軒並み増益だ。しかも今までじりじり減少してきたガソリンの使用量が増えている。 日本の最大の弱点はエネルギーを中東やロシアなどに頼っていることだ。この弱点の克服するためには、①節約を含めた省エネ技術の推進②風力や太陽光などの再エネへの転換この辺の政策の推進は、すぐ目に見えて効果が表れるわけ...未だに経済成長を追い求めるのか?ーー持続可能社会への転換が急務

  • 空気の国、日本に最近吹く風は「解散風」

    岸田首相は、解散したくてしょうがないようだ。解散できる権限を持っているのは「俺だけだ」という満足感からか、このところにんまりした笑顔?が目に付く。少し風を吹かせば、与党も野党も議員たちが右往左往する。野党は「受けて立つ」などとわけのわからないことを言っている。政権交代を目指す野党であれば、「国民生活を守るために」を旗印に解散を迫るのが使命だ。 またマスメディアも「提灯持ち」のように「解散だ、解散だ」と煽り立てる。どうしてこの時期に解散をやるのかどうかの是非も論議せず、「瓦版」のようなことばかり。「解散の大義」は何だ、とよく言われるが、そんなものは何もない。この国は「空気」が支配するわけで、何らかの教義に随って行動するわけではない。 「異論をさしはさむ」ことに、勇気がいるような国になりつつある。ジャニーズ事...空気の国、日本に最近吹く風は「解散風」

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