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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 秋の夜の過ごし方ーーラグビーを見るのもまた良し

    夜というべきなのか未明というべきなのか、この時期の午前4時はまだ暗い。ラグビーサモア戦を見るために4時起き。日本は辛勝だがよく頑張った。 エゾリス今年はクルミが豊作だったのか、動きが活発だ。家庭菜園に自分で埋めてあったクルミを探して食べている。今年はミョウガよく採れる。 独り座す幽篁(ゆうこう)の裏琴を弾じ復た長しょう深林人はしらねども、明月来って相照らす王維奥深いたけやぶのうちここに独り座り、琴を弾じまた息ながにうたう。深い林を世の人々は知らないが明るい月がやってきて私の心と照らし合う。唐の詩人李白は詩仙、杜甫は詩聖、王維は詩仏といわれた。2022,9、22 今年の秋バラは北海道らしい朝晩の寒暖差がないためか、今一つ。2018年9月の画像を引っ張り出した。ザンガーハウザー・ユビレウムスローゼマチルダ秋の夜の過ごし方ーーラグビーを見るのもまた良し

  • 中国とどのような関係であれば良いのか?ーー習政権のみを見ないこと

    福島の処理水問題でまた中国との関係が悪化して来ている。だからといって、お互い頭に血が上って罵詈雑言(ばりぞうごん)の投げ合いはやめたほうがいい。 伊藤忠商事の会長を務め、初の民間出身の中国大使だった丹羽宇一郎氏の言葉が心に響く。「私が中国大使だった時に親しくしていた中国政府の要人がいる。人格識見ともに優れた国際人である。私とは肝胆相照らす仲であった。その彼に、あるときこう言ったことがある。”たしかに戦前の日本は中国にひどいこともしたが、いつまでも過去の出来事にこだわっているよりも、未来志向でいくほうが日中にとってもよいのではないか”外交官としてではなく、中国のよき友人に対する私の率直な意見である。彼の意見も、また外交官ではない彼の本音だった。”私の家族は日本軍に殺された。日本軍はその遺体を戦車で轢いた。あ...中国とどのような関係であれば良いのか?ーー習政権のみを見ないこと

  • 日本の組織が持つ弱点ーーー自民党にその兆候が顕著だ

    「ひとたび組織を作ると家族になってしまうので、それ自体が存続理由を主張する。だから要らなくなった組織を解体できない。これは日本の組織が絶えず持っている問題点」山本七平勝ち戦の時はみんな団結するから強みが出るのだが、負け戦になるとどうしようもない。ズルズルと撤退に追い込まれる。思い切った再組織が出来ないのだ。バブル破裂以降の日本は、いまだに撤退戦の最中だ。 この撤退戦を指揮する自民党は世襲議員ばかりだ。良い知恵が思い浮かばないから、とにかく国債を発行してばら蒔くしかない。庶民は物価高騰で苦しんでいるが、景気そのものは悪いわけではない。人手不足や資材不足が進んでいるのにバラマキでは火に油を注ぐようなものだ。 今の岸田政権を見ていると「とにかくやっているふり」、半年後にどうなったかという検証はどうせやらない。な...日本の組織が持つ弱点ーーー自民党にその兆候が顕著だ

  • 戦争を煽る麻生発言の大問題ーー「公明幹部はガン」

    自民党の麻生副総裁は、福岡市内で講演し、岸田政権が昨年末敵基地攻撃能力の保有を(反撃能力)を明記した安保関連3文書を閣議決定したことをめぐり、次のような発言をした。「公明党は専守防衛に反すると反対。現実をよく見てみろ、と。専守防衛を言い始めた昔と今は違うだろうが。あのころ北朝鮮からロケットやミサイルが飛んでくると想像していた時代か。時代に合わせてきちんとしたことをしないと、ウクライナみたいに日本が戦場になるだけだ。今の公明党の一番動かなかったガンだった、いわゆる山口、石井、北側等々の一番上の人たち、その裏にいる創価学会も含めて納得するという形になって。”報復しますよ”ということを公明党に認めさせている」(朝日新聞) ※この麻生発言から読み取れるのは、日本が国是としてきた「専守防衛」はもう守らないという風に...戦争を煽る麻生発言の大問題ーー「公明幹部はガン」

  • ホタテ騒動を考えるーーー中国は藪をつついて蛇を出してしまった

    藪をつついて蛇を出す余計なことをして、かえって悪い結果を招くこと。 中国の日本の海産物禁輸は、日本をいじめる格好の材料だと思ったようだが。処理水が放出されている福島沖の海産物は今のところダメージが少ない。日本国民は比較的冷静に対応しているようだし、逆に支援の動きもある。とんでもないとばっちりを受けているのが北海道産のホタテだ。福島沖で放出した処理水は海流の流れでアメリカの東海岸の方に行く。だからほとんど処理水は関係ない。しかし中国への輸出が圧倒的に多かった。それだけに被害は大きい。もっとも海産業者はホタテで今までに利益を出していたから何とか乗り切れるだろう。政府の対応策などを待っていたらいつになるやら。当面生産調整で乗り切るべきだ。 逆にこれから痛手を被るのは中国の漁業や海産物加工業者だろう。中国と日本と...ホタテ騒動を考えるーーー中国は藪をつついて蛇を出してしまった

  • 不寛容な社会を生きやすくーーたまには贅沢も

    いまは不寛容な時代だろう。不満が満ち溢れている。高度成長していて家計に余裕があり、それこそ「明日は今日よりよくなる」という気持ちがあふれている時は寛容になる。もう一度そんな時代が来るとは思えないが、社会の在り方を立て直す必要がありそうだ。 朝早く起きた時は、日の出に出会える。最近は5時半頃か。 不寛容ということは、「少々のことを黙って許すことができない」ということだろう。ネット社会になって輪をかけて悪くなった。許すことができない矛先が自分より強い者に向かうのならばまだ健全だが、自分より弱い者に向かう。 薔薇(アルテミス)つるバラだが上へ上へと延びる。それも良いかと思い、そのまま花を咲かせた。 たまに贅沢をするというのも良い。なんとなく心に余裕が生まれる。私は魚の中で「きんき」が好きだし、一番美味いと思って不寛容な社会を生きやすくーーたまには贅沢も

  • ガソリン補助金は何時までも続ける政策ではない。

    ガソリン補助金でガソリン代が少しでも安くなれば、それはそれで嬉しいものだ。しかしこの政策は、ガソリンが急激に上昇した時に緊急で対応すべき政策で長く続ける政策ではない。それを1年以上続けるのは愚策。「アリとキリギリス」の話を持ち出せば、長期的な展望もなく目先楽が出来ればという「キリギリスのあたま」なみ。 物が高くなれば何とか節約して我慢するか省エネを考える。ガソリンをあまり使わない車に乗り換えたり、公共交通を利用するようになる。ところが補助金が出ればそんな努力などしないのだ。まったく「脱炭素」に逆行する。いままでじりじり減っていたガソリン販売量が22年度は増加している。こんな愚かな政策を続けているのは先進国では日本と英国のみだ。「明日は今日よりよくなる」などと寝言を言っている宰相がいるようだが、今のやり方は...ガソリン補助金は何時までも続ける政策ではない。

  • プーチンに勝利させれば世界の独裁者は皆真似る

    プーチン大統領がウクライナに侵攻してからもう1年半が過ぎた。戦線は膠着しているが、じりっじりっとウクライナが領土を奪還しつつある。ロシア軍の精強な部隊はかなり消耗が激しいようで、最近の戦い方は空爆中心だ。お互いに胸突き八丁の段階だ。ここでウクライナ軍に戦闘機を含む高度な武器が供与されれば戦局は一挙にウクライナ側に傾く。 ところが米国は武器供与に関しては、かなり慎重だ。一番恐れているのはロシア対アメリカの全面戦争になることだ。そうならないために、「プーチンに逃げ道を用意せよ」という主張を米国の哲学者ノーム・チョムスキーがしている。そのために「プーチンに手土産を与えよ」と主張する。ウクライナ側からしたら「とんでもないことを言う、われわれは正義の戦いをしているのだ」と言うだろう。 しかし歴史の事実として、「正義...プーチンに勝利させれば世界の独裁者は皆真似る

  • 機能不全に陥った国連ーーその元凶は常任理事国(米・英・仏・露・中)

    国際連合はその発足から重大な欠陥を持っていた。常任理事国5か国がまとまらなければ一歩も前に進まないという点だ。米ソ冷戦が始まるとその欠陥はあらわになったのだが、また再び世界大戦は起こしたくないという加盟国の意志で何とか持ちこたえてきた。ところがロシアがウクライナに侵攻するに及んで、もはや国連はにっちもさっちも行かなくなった。 過去に西側が行ってきた軍事介入にプーチン大統領は激しく噛みついてきた。「軍事力の行使は、その決定が国連で承認された場合のみ合法なのです。そして我々は、国連の代わりにNATOやEUを持ち出す必要はありません」この段階ではどちらかというとプーチンに分がある。しかし彼はこの主張をかなぐり捨ててウクライナに侵攻した。もはや「目糞鼻糞を笑う」類だ。 最近は「グローバルサウス」とかいう言葉が乱れ...機能不全に陥った国連ーーその元凶は常任理事国(米・英・仏・露・中)

  • ジャニー喜多川問題におけるメディアの対応はこれで良いのか?

    ジャニー喜多川問題を掘り下げていくと、日本が抱えている様々な問題点が浮き上がってくる。彼の性癖はずいぶん昔から問題になっていた。この問題に切り込んだメディアは、やはり「週刊文春」であった。もう20年以上前の話だ。ジャニー喜多川側から名誉棄損で訴えられたのだが、週刊文春は勝訴している。ほぼ正しい報道だったのだ。 この段階で、まともなメディアならば調査の上後追い報道をしていればさらなる被害は抑えられたであろう。ところが全くと言っていいほど口をつぐんだ。BBC(イギリスの公共放送)の東京特派員シャイマ・ハリル氏によれば、これがまさに「日本の恥と沈黙の文化」だと指摘する。公然の秘密なのに見て見ぬふりをする。 ジャニー喜多川という異常な性癖の持ち主が、タレント発掘とその売り出し方に特異な才能を有していて、「JーPO...ジャニー喜多川問題におけるメディアの対応はこれで良いのか?

  • 随処に主となれば、立処皆真なりーー今日のよりどころとなる言葉

    8月で80歳になった。しかし振り返れば一瞬だ。まさに光陰は矢の如し。私の現役時代、口下手であまりお世辞も上手ではなかった。ただ、自分の仕事は主体性をもってやるという考えだった。随処に主となれば、立処皆真なりいつ・どこにあっても、やる気になってやるなら、そこが現実に理想の場になる。 薔薇(アルテミス)ギリシア神話の月の女神の名前 母親はこんな私の性格を心配してか、「会社に入ったら大阪勤務を希望しなさい」希望通り大阪勤務になり8年間ほど「大阪の商人道」を勉強した。昭和40年代の大阪はまさに「商売の街」、東京に対する対抗心はすごいものがあった。このところの大阪はどうなんだろう? 薔薇(ジークフリート)花はやや小ぶりになったが元気は良い。 随人観美(ずいじんかんび)「人に随って美を観よ」と読んで、誰の心にもある美...随処に主となれば、立処皆真なりーー今日のよりどころとなる言葉

  • 空気を作ったものは日本を制するーー百田新党はこの閉塞感を破れるか?

    最近、ネットで盛り上がっているのが百田尚樹氏による日本保守党という新党の立ち上げだ。1か月もしないうちに26万人のフオローワーが出来たという。岸田政権によるLGBT法案成立が我慢ならない、ということが契機のようだ。そして必ず呪文のように唱えられているのが「安倍さんだったら」である。 要するにアベ信者による保守派の閉塞感が、百田新党になだれ込んだということだろう。岸田首相は保守と言われる安倍派を何とか取り込もうと林外相を切り、高市早苗や木原防衛大臣などの右寄りを取り込んだのだが、もはやアベ信者は「聞く耳を持たない」ということか。おそらく自民党の支持者が百田新党に流れ込むだろうが、政界再編論者の私からしたら「なかなか面白い展開」だ。自民党にとって代わるなど無理だろうが、蜂の一刺しくらいにはなる。百田教という新...空気を作ったものは日本を制するーー百田新党はこの閉塞感を破れるか?

  • 連合の手のひらにある国民民主党ーー玉木代表はドン・キホーテか

    国民民主党の衆院議員は10人、参院議員は11人だが、そのうちの7人(衆1,参6)は組織内候補だ。母体は、電力総連、電機連合、UAゼンセン、自動車総連。連合が「自民党との連立などまかりならぬ」と言えば、不満はあっても「ハイそうですか」と言わなければならない。母体の顔ぶれを見ればわかる通り、「原発ゼロ」などとはとても言い出せない。 代表の玉木雄一郎は人柄は良さそうだが、権力欲はかなり旺盛のようだ。だから、海千山千と言えば聞こえが良いが「権謀術数のみ」の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長に踊らされて連立入りを目指した。しかし連合の芳野友子会長から「自民との連立は許さない」と釘を刺されたわけだ。まさにリアルな事実認識が曇っている「ドン・キホーテ」並みの発想か。 その連合も組合員700万人とかいわれるが実際300万票く...連合の手のひらにある国民民主党ーー玉木代表はドン・キホーテか

  • 副大臣と政務官女性ゼロとはーー派閥に振り回される内閣改造だったのか?

    岸田改造内閣は5人の女性閣僚を登用したので、それなりに評価していたのだが。2001年にこの制度が出来て以来、女性ゼロは初めてだという。副大臣・政務官の未経験者を中心に選んだら、結果的に男性ばかりになったということらしい。この話が事実なら、自民党には構造的な問題がありそうだ。 副大臣・政務官54人のうち旧統一教会と接点のあった議員は26人だという。当選3回くらいまでの若手議員は、選挙が強くないせいもあってか旧統一教会から支援を受けているようだ。ALPSでも完全に処理しきれない福島の原発処理水を思い起こさせる。旧統一教会に汚染されていない?議員だけでと思っても、もう無理だということだ。ここまで来れば、「開き直る」しかあるまい。 さらに輪をかけて問題だと思うのは、盛山文科大臣と青山周平副大臣も旧統一教会と接点が...副大臣と政務官女性ゼロとはーー派閥に振り回される内閣改造だったのか?

  • 盛り上がらぬ岸田改造内閣ーー何をやりたいのか?

    小渕優子登用と女性閣僚5人というのを目玉にしたかったようだが、どうも空振りのようだ。小渕優子選対本部長はあい変らず「ドリル優子」の評価がついて回る。女性閣僚の方も世襲議員が3人で、そのうちの一人加藤鮎子大臣は早速政治資金規正法違反の疑い。そのほかの新しくなった大臣たちも派閥順送りだから、実力は分からない。いったい、岸田首相は「何をやりたいのか?」 どう考えても「国民生活の向上」を第一に考えている風には見えない。自民党内の派閥をうまく取り込んで、来年の自民党総裁選の再選が第一の優先事項。本音では茂木幹事長を外したかったようだが、それもかなわず。保守派に気を使って高市留任、菅・二階グループに担がれて対抗馬になり得る河野太郎斬りもままならず。内閣支持率が上がらなければ来年秋までに一波乱あるだろう。 一方の野党の...盛り上がらぬ岸田改造内閣ーー何をやりたいのか?

  • 日本語はテレビ型言語であるーー言語社会学者鈴木孝夫

    私たち日本人は、話をしている時にも文字の大雑把な形が頭のどこかに隠れていて、それが必要なときには顔を覗かせ、話の理解を助けるという複雑な仕組みを使っているということです。ーー鈴木孝夫私もこの説には全面的に同意する。漢字まじりの表記は我々の脳に心地よい。(かって高校の生物の先生が、すべてカタカナで授業をしていたのだが、理解するのに大いに苦労した)今の若い人たちは余りテレビは見ないようだがスマホなどはよく使うから同じことだ。 ユーパトリウム(キク科)秋の七草のひとつフジバカマと近縁。この花が咲き始めると秋を実感する。 最近は小学校から英語を習わせるようだが、どうなんだろう?それより漢字をしっかり覚えさせた方が良いような気がする。一般人が理解できないような英語を新聞やテレビが安易に使うなど、やめてもらいたいもの...日本語はテレビ型言語であるーー言語社会学者鈴木孝夫

  • インフレ定着の恐れが出てきたーーー危機感無き指導者たち

    インフレ(物価高騰)が怖いのは、少々の節約では追い付かないことだ。終戦後の猛烈なインフレを経験した世代は限られる。1945年10月から1949年4月までの3年6か月間で消費者物価指数は約100倍になった。とにかく物がない。あっても異常な高値だ。こんな時代が来ないとも限らない。いやな感じがするのだ。 こんなインフレを招いた主要因は無謀な戦争をしたということに尽きる。戦費を賄うために戦時国債を歯止めなく出した。いまの自民党の指導者たちの精神構造も似たようなものだ。ペギー葉山の「ケセラセラ」だ。「なるようになるさ先のことなど判らない」 アメリカも日本もとにかく見境なく「金融の量的緩和」を行った。FRBはパンデミックの間に、5兆2千億ドルほど市場にばらまいた。アメリカの国民は借金してでも物を買いたいという傾向が強...インフレ定着の恐れが出てきたーーー危機感無き指導者たち

  • 曲がり角に来た中国の発展ーーー習近平皇帝の限界

    毛沢東が1949年に中華人民共和国の建国を宣言した。建国以来紆余曲折はあったが、コロナ過が起きるまでは順調に発展し、世界第2位の大国に発展した。習近平は自身に忠実な部下を集めて、昨年10月異例の3期目に突入した。しかし、「驕れるひとも久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」だ。 習近平の頭の中は、明の時代の永楽帝のようになっているのか?(永楽帝は、漢民族として最大版図を築いた皇帝だ)独裁国家は必ずしも悪とは限らない。皇帝は、民の生活を安んじている限りにおいて支持される。民の生活が破壊されると、民は、「天の声」を持ち出して皇帝の首を据え変える。結構、したたかな国民性だ。 中国の若者が就職難に苦悩しているという。16~24歳の6月の失業率は21.3%だが、実態は50%程度ではないかと言われている。こんな状況でも若...曲がり角に来た中国の発展ーーー習近平皇帝の限界

  • いつまで円安を放置するのか?ーー金融緩和の修正に動け。

    8月の消費者物価指数は対前年比3.3%の上昇だ。こんな状態がもう1年以上続いている。しかし政府・日銀は「デフレではないが脱却した状態ではない」という認識だ。わけがわからない。要するにデフレ脱却したと言えば、日銀は利上げに動かなければならない。前にも後ろにも進めず、どうして良いか分からない「意気地なし」か? 今の物価上昇の主要因である6月の輸入品の価格上昇は、1年前に比べ46%上がっている。その要因の4割以上は円安が占める。円安というのは、放置していると「日本売り」につながる。外国人観光客が来てくれる、などと喜んでいる場合ではない。 円安が放置されているから、エネルギー価格などの支払いで日本の富が流出している。ところが、自国産のエネルギー創出はもたついている。(秋本汚職に見られる利権争いだ)価格上昇で省エネ...いつまで円安を放置するのか?ーー金融緩和の修正に動け。

  • 野党の在り方についてーー自民・公明との対抗軸を示せるか?

    イギリスの首相だったサッチャーに次の言葉がある。今の日本の政界をながめると、自民と公明の腐れ縁はなんだかんだ言いながら続くだろう。お互いに土台はかなり腐れかけているのだが、それゆえに支え合う。一方の野党は、維新と国民民主は「与党すり寄り」を隠さなくなった。そうすると自民に対抗する選択肢を示せるのは、立憲民主・共産・れいわ・社民のグループということになる。 自民党の政策の核は、新自由主義と復古主義的価値観だ。「新しい資本主義」などと目先を変えてくるが、やっていることは防衛費の増額と国債増発によるばら蒔き。ところが、見えないところで増税がなされて行く。そして何時の間にか、弱い者は徹底的に搾り取られ、強い者が総どりする。新自由主義の対抗軸は「社会民主主義」であり、かっての自民党は(小泉政権以前)この傾向が強かっ...野党の在り方についてーー自民・公明との対抗軸を示せるか?

  • 情に生きる日本人ーー歌は世につれ世は歌につれ

    日本人の生活は歌と密接に結びついている。万葉集など今詠んでも何の違和感も感じない。その中でも一番好きな歌は、岩ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも志貴皇子 この数日でぐっと秋の気配が深まった。この雲はいわし雲というのだろうか? このところユーチューブで良く聴く歌が「山河」小椋佳作詞堀内孝雄作曲次の部分が良い、顧みて恥じることない足跡を山に残したろうか永遠の水面の光増す夢を河に浮かべたろうか 薔薇(チャイコフスキー)作曲家の名前を冠したバラはかなりある。その中でもこのバラはアンティークな雰囲気が好ましい。 最近の若い人たちの歌はよくわからない。歌は世につれというから、それでよいのだろう。聞いていて気持ちよくなければ聞くこともない。小学生のころに聞いた「浪曲」などの方が感性に響く。 薔薇(ピ...情に生きる日本人ーー歌は世につれ世は歌につれ

  • 政治家のスキャンダルは放置して良いのか?

    石川や浜の真砂は尽くるとも世に盗人の種は尽くまじ石川五右衛門石川やを政治家に、盗人を収賄に変えれば今でも十分通用する。政治家のスキャンダル(特にカネ絡み)は、徹底的に追及すべきである。スキャンダルにもいろいろあって不倫とか性加害とか大いに問題だが、政治家の金に絡むスキャンダルを見過ごしてはいけない。国を守るのは道徳であり、節操や道義を守り、恥を知る心が大切だからだ。上に立つ者はそれだけ厳しい自律が求められる。 野党が与党のスキャンダルを追求するのは当然のことである。スキャンダルばかりを追求しているという批判は当たらない。指摘されて間違いがあれば潔く認めて辞任すればよいだけの話。いつまでをしらを切り通すから追求せざるを得ないのだ。 日本維新の会なども様々なスキャンダルが噴出している。そのせいもあってか与党へ...政治家のスキャンダルは放置して良いのか?

  • 秋本逮捕でうごめく自民党の利権争いーー菅・河野対岸田・麻生

    だいたい収賄で捕まる議員は世襲政治家ではない小物議員と相場が決まっている。今回6000万円の受託収賄で逮捕される秋本議員もその口だ。秋本真利議員は、法政大学大学院で、講師を務めた河野太郎と運命的な出会いをした。二人とも「反原発」での結びつきだ。「お前、国会議員になれよ。俺と一緒に働こう」と誘われたところから始まる。法政大学の同窓ということで菅元首相とも近い。 河野一族は馬好きで通っている。河野太郎は日本競走馬協会会長だったこともある。河野の子分の秋本真利議員も御多分に漏れず馬に入れ込んだ。馬を持つにはカネがいる。収賄はお決まりのコースだ。金を出したほうの「日本風力開発」という会社も風力発電ではそれなりに名前が売れているが大企業ではない。 今回の一連の動きを別の角度から見ると、菅義偉、河野太郎が仕切る再エネ...秋本逮捕でうごめく自民党の利権争いーー菅・河野対岸田・麻生

  • 労働組合の使命は勤労者を守ることにあるーー連合の迷走

    日本の勤労者の実質賃金は十数年マイナスが続いている。理由はいろいろあるだろうが、労働組合とそれをまとめる連合の力が弱まったことが大きい。ところが、そごう・西武の労働組合が、雇用維持を掲げてデパート業界としては60年ぶりにストを行った。勇気ある決断だったと評価したい。浮き彫りになったのは、親会社セブン&アイホールディングス(組合がない)のだらしなさ。そしてこのストのおかげで雇用の維持は守られることだ。 米財務省は、労組の組合員の賃金は、非組合員より10~15%高いとする調査結果をまとめた。イエレン財務長官は「労組には、この数十年間の著しい不平等の拡大を反転させ、経済全体の成長を促す可能性がある」と語った。そして米国では労組結成が相次いでいて、21年10月~22年9月前年同期を53%上回っているという。迷走を...労働組合の使命は勤労者を守ることにあるーー連合の迷走

  • 政治に新しい風をーー前明石市長泉房穂の挑戦

    与党自民・公明政権が自らの政権維持に汲々としている。岸田政権は支持率維持のために手当たり次第にカネをばらまく。最後は国民への税金として降りかかってくるのだが、国民の方も目先なんとかなれば「あとは野となれ山となれ」の心境。これでは日本はますます衰退だ。 一方の野党はといえば、維新と国民民主は自民党にすり寄り、野党としての気概などまるでなし。結局、立民・共産・社民・れいわで自民・公明に対抗する選択肢を国民に提供せざるを得ない。ところが柱になるべき立民の腰が定まらない。ここで野党結集のキーマンになるのが小沢一郎であり、もう一人は前明石市長泉房穂だ。二人の共通点は、「一点突破力」だろう。それぞれ毀誉褒貶はあるが「国民の生活が第一」という信念を熱く語れる。 日曜日の地方選で注目したのは、岩手県知事選と立川市長選だ。...政治に新しい風をーー前明石市長泉房穂の挑戦

  • 温暖多雨の気候風土はどうなるのだろうか?

    今年の夏ほど異常気象を体感した年はなかった。こんな年が毎年続くようでは、一体この先どうなるのだろうかと心配だ。それでもようやく秋の気配が感じられる。アカシヤのなみきにポプラに秋の風吹くがかなしと日記(にき)に残れり石川啄木 つりばな 今年の北海道の夏は、亜寒帯から亜熱帯へ。温暖多雨からゲリラ豪雨へ、何とも味気ない。これからは暑さに強い花を探さねば。昨日は花屋さんで元気そうな花を買ってきた。ヒャクニチソウ(ジニア)宿根ひまわりとペチュニア 十団子(とおだご)も小粒になりぬ秋の風森川許六宇津谷峠の茶店で売る名物もちかごろは世知辛く小粒になった。どの時代でも考えることは一緒のようだ。芭蕉はこの句を「しをり」ありと評価した。世知辛さを憤慨しても句にはならない。一種、いなした風情を「しをり」と考えたのだろう。 薔薇...温暖多雨の気候風土はどうなるのだろうか?

  • 維新の印象は一言で言えば「胡散臭い」

    「胡散臭い」という言葉がある。全体から受ける印象や態度が不自然で信用できないこと。日本維新の会が野党第一党の座を立憲民主党と争っているが、だんだんその実態(化けの皮)が現れ始めた。そう、「胡散臭い政党」だという実態だ。 政策を聞いているだけでは、自民党より右寄りの感じがする。しかし第二自民党で良いとか、他の野党の存在を否定するような発言は問題。もし政権を取ったり政権内に入り込んだ時に、自分たちの意に添わぬ政党を弾圧する可能性がある。それはその政党を支持している人たちを否定することでもある。民主主義というものを認めないような体質があるのではないか。馬場代表による池田克文堺市議の公認取り消し(週刊文春報道)などはパワハラまがい。 2025年に開催される「大阪万博」は、諸外国からのパビリオン許可申請がゼロだとか...維新の印象は一言で言えば「胡散臭い」

  • 補助金という麻薬を打ち続ける岸田政権ーーこれで良いのか?

    物価高騰は一向に収まる気配が見えない。その物価高騰対策として、ガソリンの値上がりについて、岸田政権は補助金を出すことしか考えつかないようだ。どうせ税金から回すわけで税収も増えている、人気取りにもなるからこれが良い、と安易なことだ。それもガソリン税の引き下げが真っ当なやり方なのだが、石油会社に補助金を出す手法だから本当に税金がまともに使われているのか、疑問だ。これでは節約することも甘くなるし、企業努力もお座なりになる。こんな「麻薬を打ち続けるやり方」で良いのだろうか? もう一つやらなければならないのが「円安対策」だ。物価高騰対策としてアメリカは数回にわたって利上げをしている。一方日銀の植田総裁は煮え切らない。利上げするのかしないのか?はっきりしないから、円安はジリジリ進む一方だ。 「疾風に勁草を知る」という...補助金という麻薬を打ち続ける岸田政権ーーこれで良いのか?

  • 原発処理水の後始末は容易でないーー地道な努力が必要だ

    原発処理水について日本と中国の間、そして国内でも今のような混乱が続くのは不幸なことだ。中国の主張は明らかに「政治的なもの」だ。その点を割り引いても、中国上層部とのパイプがほとんどないということは「岸田外交の失敗」だろう。岸田首相は余りにもバイデン大統領の「愛玩犬」に成り下がってしまった。それを苦々しい表情で眺めていた習近平の顔を想像してしまう。 中国の主張は全く評価できないが、日本の説明が十分かというとそうでもない。100%安全なものと考えるには無理がある。BS報道1930の説明が的確だ。原子力工学者で元内閣府原子力委員会委員長代理の鈴木達治郎氏の発言が極めて的を得ていると思う。日本の地政学的な位置を考えた場合、アメリカべったりは得策ではない。中国や韓国そして東南アジア諸国との間のバランスをとる必要がある...原発処理水の後始末は容易でないーー地道な努力が必要だ

  • 西武・そごうのストに垣間みられる日本衰退の原因

    大手百貨店そごう・西武の労働組合は31日にストライキを実施した。組合にとっては苦渋の選択であったと思うが、働く者の雇用を守るという点では間違っていない。憲法28条には、勤労者の団結権・団体交渉権・団体行動権(ストを行うなど)を保障している。かっては労働条件の改善のために頻繁にストが行われた。ところがバブル経済破裂以降、雇用を守るという美名のもとで労使協調路線がとられた。ここに大きな落とし穴があった。 小泉・竹中政権が労働組合側の軟化を見越して「非正規労働者の拡充」に走り始めた。この辺りが日本衰退の原点であろう。経営側は人件費を物件費に変えるという「ヒトをモノ扱いにする」手法で人件費カットを進めた。一方外国勢の株主からの圧力で、株主への配当は厚くする。まさに日本の良きスタイルであった「資本主義と社会主義の融...西武・そごうのストに垣間みられる日本衰退の原因

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