7月に入って、北陸地方は梅雨がまだ明けていないのに毎日暑いですね。この時期はどうしても雨が降って欲しいのですが
今年も一年間ありがとうございました。 2023年も残り数日。先週雪が降って30cmほど積もりましたが、この暖かさなのであっという間に雪が消え、もう冬も終わり?というような気候の福井県です。気温が10度前後もあると暖かいですね。2024年の正月は春の陽気で迎えられそうです。 2023年はというと、冬が短くなり、春と秋がほぼ無くなって、夏が半年ぐらいあったような感じで、「今年も暑かった」という一年でした。 2024年の栽培は今年よりもさらに苛酷になりそうです。水不足に猛暑、さらに今年は熊の出没で身の危険を感じながらの農作業と、作物にとっても私たちにとっても栽培環境がだんだんと厳しくなってきており、今のところあまり良い話題も無いので来年も忍耐の一年になりそうです。 今年も一年間ありがとうございました。 2024年も高山農園をよろしくお願いいたします。
稲の害獣というと主にイノシシとシカ。どちらも収穫が出来なくなってしまうほどの被害が出るので、対策をする必要があります。 10年ほど前までは収穫前になるとこのような感じで田んぼの周囲に電気柵や防獣ネットを張って、田んぼにイノシシが入ってくるのを防いでいました。電気柵は動物にとっては非常に有効で、防獣ネットと組み合わせて一気に突破できないようにすれば、ほぼ大丈夫でした。これでイノシシの被害はほとんど止まったのですが、 今度は田植え直後から鹿が出没するようになり、3mほどの支柱を立て、それに紐を張るなど、シカ対策も必要になってきました。シカは厄介で、2mでは簡単に跳び越えるのでどうしても3mの高さは必要。それゆえ作業をするのも大変でした。 害獣対策の柵をした後は草刈りも一苦労。ネットや電気柵を切断しないか、草刈り機が紐に引っかからないかなど危険なこともありました。 しかも町内の道路脇がこんな感じになるので景観も悪くなります。 かと言って、何もしないとイノシシに土手を崩される・・・・。 田んぼ1枚ごとにする必要があるのでそれだけでも大変な労力ですが、作物のことを考えるとどうしても対策をする必要のある作業でした。 しかし2020年から田んぼではなく、動物が出てくる山の麓に獣害フェンスを設置する作業を始め、今年で4年目になります。農家個人で田んぼを囲むのではなく、町民で町内ををぐるっと囲む作業で、毎年1kmづつ延長しています。 山の斜面に高さ2mのワイヤーメッシュの柵。斜面の勾配があるので、2m以上の効果があります。高さがもっと必要な場所はこの上に電気柵。こんな感じで町内をぐるっと4km囲いました。実感としてはイノシシやシカの被害はほぼ無くなり、個々の農家での獣害対策もほぼする必要が無くなりました。 山間の田んぼでも柵をしなくても良くなり、かなりすっきりしました。ただ、これで終わりではなく、定期的な補修をしないといけないということ。また、1つの町で終わるのではなく、地域全体での取組も必要なこと。もう1つ、川からもイノシシやシカは上がってくるのでこれをどうするかということ。 結果としてはかなりの効果を上げているので良かったと思います。あとはこれをどれだけ維持できるかでしょうか。また、この柵、少しでも熊から逃げる時間を作ってくれることも期待できます。  
12月に入っても冬の訪れというのを感じることが出来ず、暖かい日が続いています。夏が異常に暑かったので、今年の冬はその反動でかなり寒くなるかな?と思っていたのですが、そんな様子は全くなさそうな今年の冬です。 北陸地方でこんなにいい天気が続く12月というのは今までなかったと思います。暖かくて過ごしやすいです。 10年前の2013年12月の風景。だいたい毎日こんな感じでどんよりしているのが普段の光景。気候が変わってしまったというのを実感しています。 11月の草刈り。夏の草刈りとは違って涼しいのでかなり快適です。近年は害虫の発生も多くなっており、今年は全国的にカメムシが大発生しました。冬が暖かく短くなったので、餌も多く越冬してしまう虫が多くなったのが理由の1つで、こうやって秋草を刈るのもその対策です。虫のねぐらになる雑草を減らして、少しでも次年度の脅威になる害虫の発生量を減らしたいと思っています。 水路に刈草や泥が詰まっていると田んぼに水が流入するので、水路の清掃なども行います。冬の間の田んぼは乾かすか、水を張るかのどちらか。中途半端に水が入ってくると都合が悪いのでこの辺りもしっかりと。 また、田んぼへの出入り口の補修なども。ガタガタになっているとかなり危険なので地味な作業ですが、こんなこともしています。栽培以外でも農地の管理も大切な作業の1つです。
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7月に入って、北陸地方は梅雨がまだ明けていないのに毎日暑いですね。この時期はどうしても雨が降って欲しいのですが
梅雨入りしてから急に蒸し暑くなって、最初の数日の外作業はかなりつらかったです。ですが、人間の体はすごいものでこ
田植えが始まってから全く更新できませんでした。たいへん申し訳ございません。毎年同じことをやっているのに今年は特
今年の春はやっぱり寒いのか、雑草もあまり伸びていなかったので少し楽が出来ていたのですが、そろそろ草刈りのシーズ
ちょっと更新が遅れましたが、今年の稲の育苗が始まりました。 皆様の地域の桜はどのような感じでしょうか。日本は南
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先週は雪が積もってまだまだ冬が続くのかな?と思っていたら今週は初夏の陽気。春はどこに行ってしまったのでしょうか
やっと田んぼの雪が消えたので今年の稲作の準備を始めていきたいと思います。例年に比べると雪解けが遅く開始がかなり
今年の冬は昨年までと違ってかなり雪が降りました。数年ぶりの大雪だったので生活面での不便さも久々に実感した冬でも
日頃より、大変お世話になっております。 今年もあとわずかとなりました。 来年も、皆様の食卓に笑顔があふれるよう
収穫後のお米の後始末も一通り終わったので乾燥調製用の機械の清掃と施設の清掃を行います。 約2ヶ月間使った乾燥施
2024年の稲刈りもようやく終わりました。 水稲栽培は基本的に昨年の稲刈り後から始まって、今年の稲刈り終了まで
まだ稲刈り終わっていません。やっと残りあと3反で終わりです。 10月になると日差しも柔らかく日中もかなりさわや
今回の台風10号、太平洋側はかなり雨が酷かったみたいですが、日本海側の福井県はそよ風と適度な雨程度でほとんど被
日本は南北で結構な気温差があるので、稲刈りのシーズンというのは地域ごとに異なっています。福井県ではだいたいお盆
稲の穂が出ることを出穂(しゅっすい)と言います。近年は毎年暑いのですが、今年はさらに暑いのか、穂が出る時期が例
ようやく北陸地方も梅雨明けしました。と言っても、福井県は北陸で一番南なので、1週間ほど前からほぼ梅雨明けの状態
今年の梅雨は本当に雨が多いですね。全国各地の大雨被害のニュースが毎日のように報じられているので、稲にとってはあ
田植えから稲刈りまでの期間は、ほぼ毎日田んぼの周囲の草刈り。農家の作業のうち、作業時間の半分以上が草刈り作業の
いつも皆さんが見慣れている田んぼというのは、たぶん稲だけが水面から出ているだけの状態だと思いますが、これはほと
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7月に入って、今年は雨が多い梅雨らしい梅雨を迎えています。昨年はこの時期にほとんど雨が降らなかったので、今年ぐ
ご無沙汰しております。やっと2024年の田植えが終わりました。 ギリギリですが、今年も何とか梅雨入り前までに田
今年のGWはいかがでしたでしょうか。どこかへ遊びに行った人もいれば、お家でゆっくりされた方もいらっしゃると思い
そろそろ5月の大型連休の時期ですが、稲作農家にとっては田植え週間です。専業農家はもちろんですが、農業以外の仕事
福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替え
田植えまで1ヶ月となりました。そろそろ苗の準備に取り掛かりたいと思います。まずは種の消毒から。 いつもの温湯消
3月に入ってからというもの雨がずっと続いていて、一向に”春らしさ”というのが見えてきません。日本もとうとう雨季
2月後半からかなり暖かくなって、もう外作業をしてもいいかな?と思っていたら今までずっと雨の日。ようやく雨が上が
今年の冬は一段と暖かく、まだ2月の中旬ですが、もう4月の陽気。前回降った雪もあっという間に消えてしまいました。 例年だと3月頃から田んぼの準備を始めるのですが、今年はそろそろ始めてもよさそうな雰囲気。天気だけ見るともう雪は降らなさそうですが、他の農家さんはまだ誰も動いていないので、こっちも少し様子見です。 例年だと、福井県の田植えは4月下旬頃からがメインシーズンになりますが、2月からこれだけ暖かいと田植えの時期も早くする必要があるのかもしれません。栽培時期がずれると収穫期も変わってくるので、自然環境に合わせて行う仕事というのは難しいです。 春というと自然界の生き物は子育てのシーズン。今年のコウノトリはどうでしょうか。今年は雪解けとともにかなり早めにやってきたので期待できそうです。
2024年の冬は今年も暖かくて、雨は降っても雪にはならず、このまま春になるのかな?と思っていたら急な大雪。一晩で結構積もりました。 昨日までは全く雪が降っていなかったのに、朝起きたらこんな風になっていたら驚きます。風景がほぼ白と黒だけになって、色数も減るのか画像のファイルサイズもいつもよりも小さくなるのがちょっと面白いです。 一晩でだいたい40cmぐらいでしょうか。これくらいなら大丈夫ですが、1mを超えると屋根の雪を降ろさないといけないので大変。近年はそこまで積もることもなくなったので、だいぶん楽にはなりました。 道路はこんな感じ。田舎は車が無いと何もできないので道路は本当にライフライン。食糧はもちろんですが、救急車、消防車、電気や水道の問題が発生しても道路が通れないと死活問題なので雪国の冬は生活するのも大変。都市部の生活に慣れてしまうと不便な田舎に帰りたくないというのも理解できます。 雪は降っただけ積もるので、数時間おきに敷地内の雪を除けるもの雪国の日課。いい運動になります。