2018年角川新書 こうやってブログを書いていて言うのもなんだが、時々、スマホやパソコンや WINDOWS のない世界、すなわちインターネットのない世界に行きたいと切に思う。 生れてから30代初めまではそういう世界に生きてきて、とくに不自由を感じていなかった。 人との連
1948年大映85分、白黒脚本 伊丹万作撮影 宮川一夫 スクリーンにおける杉村春子と言えば、小津安二郎監督『晩春』、『東京物語」、『麦秋』3部作の名演が眼前に浮かび上がる。 演技なのか地なのか見分けがつかないほどの自然さで、どこにでもいそうな、お節介でお喋り好き
● 仏教セミナー『坐禅に学ぶ身心の調い』(藤田一照×細川晋輔対談)
芝増上寺と東京タワー日時 2022年9月24日(土)14:00~15:30会場 大本山増上寺 慈雲閣ホール講師 藤田一照(曹洞宗僧侶)、細川晋輔(臨済宗僧侶)主催 一般社団法人 日本仏教讃仰会 首都圏に長いこと暮らしながら、芝増上寺には一度も行ったことがなかった。 NHK『ゆ
国葬モドキが行われている武道館から、およそ2キロ離れた国会議事堂前に13:40に到着。 すでに正門に続く両並木の歩道は人でいっぱい。 通り道をつくるため歩道の幅が半分に区切られて、参加者スペースが狭くされているのがもどかしい。 ソルティは、8.31デモの時と同じ
日時 2022年9月24日(土)18:30~20:30会場 文京区民センター(東京都文京区)講師 石村修(専修大学名誉教授・憲法ネット103)主催 許すな!憲法改悪・市民連絡会 ソルティが安倍元首相の国葬に反対する一番の理由は、「国葬するにふさわしい人と思えない」に尽きる。
● ドキュメンタリー映画:『沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』(太田隆文監督)
2019年青空映画舎、浄土真宗本願寺派105分ナレーション:宝田明、斉藤とも子 戦死者20万656人。日本で唯一の地上戦が行われ、県民の4人に1人が死亡した沖縄戦。 それはどのように始まり、どのように終わったのか。 どれほどの悲惨と残虐と苦しみがあったのか。 これほど
2006年イギリス、フランス、イタリア104分 エリザベス2世女王の国葬がつつがなく終わった。 伝統に則った盛大で格式ある葬礼、弔問に訪れた多くの国民の悲しみと喪失感、亡き女王の偉大さをこぞって称えるマスコミ――それらをテレビやネットニュースで観ていて、「さすが
1953年東映130分、モノクロ ドキュメンタリー映画の俊英、今井正監督による本作は、吉永小百合主演による1968年版(舛田利雄監督)とくらべると、やはりドキュメンタリー色が強く、全編リアリズムにあふれている。 それはドラマ性が弱い、すなわちエンターテインメントとし
● 9.19大集会「さようなら戦争 さようなら原発」デモに行く
関東地方にも台風が接近中。 午前中は地元も都内も大雨だったので、行くか止めるか迷ったが、正午すぎたら雨が止んで空が明るくなってきた。 急いで身支度をして、家を出た。 JR山手線を原宿駅で降りると、明治神宮前から集会場所の代々木公園野外ステージまで続く長い
深大寺の国宝・釈迦如来仏に会いたくて、台風前の曇天を調布に出かけた。 今回は深大寺から1キロほど離れたところにある同じ調布市内の祇園寺にも足を延ばす。 もちろん、深大寺蕎麦に舌鼓を打つことも予定のうち。寺の周囲の小屋はみな蕎麦屋である深大寺門前14時半頃に
● トランス波、襲来!? 『装いの力 異性装の日本史』展(松濤美術館)
コロナ世になってはじめての渋谷。 ミキ・デザキのドキュメンタリー映画『主戦場』を見に行って以来だから、3年ぶりか。 あれから日本の政治状況はずいぶん変わったが、渋谷駅周辺の変わりようにもぶったまげる。 来るたびに新しい高層ビルが増えていく。 渋谷交差点の
● 王家の紋章 映画:『冬のライオン』(アンソニー・ハーヴェイ監督)
1968年イギリス、アメリカ137分 原作はジェームズ・ゴールドマンの戯曲。 12世紀のイングランド国王ヘンリー2世(1154-89)を主役とする歴史劇。 権謀術数と暗殺と戦闘シーン満載の派手な歴史大作かと思ったら、なんのことはない、ヘンリー2世一家の家族ドラマだった。
● 実朝はゲイだった? 本:『歴史の中の多様な「性」』(三橋順子著)
2022年岩波書店 この本、面白かった。 著者がいみじくも「あとがき」で書いているように、「文化人類学、民俗学、社会学、地理学などのごった煮」風なのであるが、それがかえって、特定の専門分野の研究書にありがちな硬直と無味乾燥から免れる結果を生み、幅広い読者の楽
● おやじ、涅槃で待つ TVドラマ:『悪魔が来りて笛を吹く』
1977年TBS系列約45分×全5回脚本:石森史郎演出:鈴木英夫 『犬神家の一族』で華々しいスタートを切った古谷一行=金田一耕助の『横溝正史シリーズ』中の一作。 1979年東映制作の映画版では、西田敏行が金田一耕助を演じ、物語のキーパーソンとなる元華族の椿秌子(あきこ
● 本:『漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷』(池上彰、佐藤優共著)
2022年講談社現代新書 池上、佐藤両氏による戦後『日本左翼史』シリーズの三巻目にして完結編。 敗戦から新左翼の誕生まで(1945-1960)の『真説編』、日米安保闘争から連合赤軍あさま山荘事件まで(1960-1972)の『激動編』に次いで、本編では、新左翼の失墜、労働運動の
1968年日活125分、白黒 太平洋戦争終結間際の沖縄でのひめゆり学徒隊の悲劇を描いたドラマ。 石原裕次郎主演の日活映画や『二百三高地』、『零戦燃ゆ』などの戦争大作、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどで知られるヒットメーカー舛田利雄監督の手堅く迫力ある演出が際
● 映画:『セールスマン』(アスガル・ファルハーディー監督)
2016年イラン、フランス125分 第89回アカデミー賞外国語映画賞はじめ数々の国際級映画賞を獲得しているミステリーサスペンス。 監督はイラン出身なので、舞台はおそらくテヘランだろう。 2018年に公開されたババク・アンバリ監督によるホラー映画『アンダー・ザ・シャドウ
● マザームーンの嫁 本:『わが父 文鮮明の正体』(洪蘭淑著)
1998年文藝春秋林四郎訳 原題は In the Shadow of the Moons――My Life in the Reverend Sun Myung Moon’s Family 「月の影――文鮮明一家における私の半生」 洪蘭淑(ホン・ナンスク)は1966年韓国生まれの女性。 もっとも初期からの文鮮明の弟子であった両親の間
久しぶりにデモに行った。 コロナ世になってからはじめてである。 感染力の高いオミクロンが爆発している中、都心に行って人混みに雑じるのは避けたいところだけれど、このデモばかりは行かなくては、と思った。 4回目のワクチンは打った。 マスクをして、その上から眼
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2018年角川新書 こうやってブログを書いていて言うのもなんだが、時々、スマホやパソコンや WINDOWS のない世界、すなわちインターネットのない世界に行きたいと切に思う。 生れてから30代初めまではそういう世界に生きてきて、とくに不自由を感じていなかった。 人との連
2019年アメリカ83分 2011年11月29日にニューヨーク州ホワイトプレインズで実際に起きた、白人警官による黒人射殺事件に基づいて制作された社会派スリラー。 殺された黒人が、68歳独り暮らし元海軍所属のケネス・チェンバレンであった。 双極性障害(躁うつ病)と心臓病を
1952年松竹97分、白黒 原作は井伏鱒二の同名小説。 戦後間もない東京のある町で病院を経営する初老の医師三雲八春。 戦争で一人息子を失った男やもめの彼は、甥を後継者として迎えていた。 今日は待ちに待った休診日。 甥っ子はじめ看護婦らは熱海に遊びに出かけ、三
1946年11月大阪新聞社東京出版局発行2020年冨山房インターナショナル 図書館のドキュメンタリー文学コーナーで、タイトルに惹かれて手にとった。 太平洋戦争中フィリピンに派遣され、地獄の戦場を生き抜き、生還した男の体験談である。 著者名を見て、「あれ? なんとな
1989年東京創元社2018年光文社文庫 やっとこの伝説の奇書を読了した。 長年、読もう読もうと思いながら、なぜか機会がなかった。 死ぬ前に読めてよかった。 いや、死んでからでも遅くなかったのか(笑) 2017年刊行されベストセラーとなり映画化された今村昌弘著『屍
1943年イギリス163分 原題は The Life and Death of Colonel Blimp 『ブリンプ大佐の生と死』 ブリンプ大佐は当時英国で人気を博した漫画の主人公で、「頭の固い保守的な人間」を揶揄する慣用句である。 本作の主人公の名はクライブ・キャンディであり、ブリンプ大佐が登
2019年NHK出版新書 佐々木閑は、おそらく現在最も著名な仏教学者の一人であろう。 『科学するブッダ』(角川文庫)、『仏教は宇宙をどう見たか アビダルマ仏教の科学的世界観』(化学同人社)はじめ、一般向けの刺激的かつ啓発的な本をたくさん書いているし、NHK『100分で
2018年原著刊行2022年草思社 この数年で10代の若者の間で、不安症、うつ病、自殺率が急増している。キャンパス文化が思想的に均質化され、研究者が真理を探究する能力や、学生が幅広い思想家から学ぶ能力が低下している。極端な右寄りもしくは左寄りの思想を持つ過激論者が
収録日時 2003年7月、8月劇場 新国立劇場(東京)キャスト ノルマ: フィオレンツァ・チェドリンス(ソプラノ) ポリオーネ: ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(テノール) アダルジーザ: ニディア・パラシオス(メゾソプラノ) オロヴェーゾ: ジョルオ・スーリ
2022年日本82分脚本 夏生さえり、竹林亮 日常タイムループSFコメディ――なんて、ジャンルあるのか? 小さな広告代理店オフィスをほぼ唯一の舞台とする低予算まるわかりの映画だが、面白さはウン十億円かけた超大作におさおさ負けていない。 どころか、「面白い映画ない
2012年幻冬舎新書 ゲイである自分にとってAV女優は意識の蚊帳の外の存在。 その名を聞いたことがあるのは、小向美奈子と蒼井そらとANRI(坂口杏里)と小松千春くらい。 島田陽子や飯島愛や元WINKの鈴木早智子をAV女優と言っていいのかどうか・・・・。 むろん、ヘテロ男
日時 2024年4月7日(日)14:00~会場 東京芸術劇場 コンサートホール曲目 G.マーラー: 交響曲第2番「復活」指揮 冨平恭平ソプラノ 中川郁文メゾソプラノ 花房英里子合唱 Chorus HA'MON このオケ、1997年発足ということだが、はじめて聴いた。 これまでの48
1963年松竹86分、カラー 神保町シアター開催中の『映画で辿る――山田太一と木下惠介』特集で鑑賞。 山田太一の脚本を師匠である木下が映画化した。 同じ寮に暮らす4人の男子学生の日常を切り取った青春ドラマ。 川津祐介、松川勉、三上真一郎、山本圭が扮する。 これが
1947年原著刊行1970年創元推理文庫(宇野利泰・訳) 表題作含む5編から成る。 ポオの短編を読むのははじめて。妖魔の森の家 扉ページの短い解説文で、「全作品を通じての白眉」、「ポオ以降の短編推理小説史上ベストテンに入る」と持ち上げられている。 「どんだけのもん
2023年ちくま新書 ブックカバーにこう紹介されている。 これまでのブッダ理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論。 まず、ここでいう「初期仏典」とはなにか? 律蔵と、経蔵の『長部』『中部』『相応部』『増支部』
1948年松竹75分、白黒 古本屋で見つけたDVD(700円)。 家計を助けるためキャバレー歌手となった元華族の娘・伸子(高峰三枝子)と、肺病で療養中の妻を持つ脇村(上原謙)の報われない愛を描く。 画質も音声も良くないが、高峰三枝子が歌う部分だけは別録りしたのか、音
1998年原著刊行2002年東京創元社より邦訳(越前敏弥・訳)2024年新装版 飛蝗(ばった)と読む。 飛蝗を飼育している一人暮らしのキャロルの農場に、ある夜突然あらわれた身元不明の男、スティーヴン。 過去の記憶を喪失しているらしい。 キャロルは、自ら怪我をさせた彼
2023年日本89分、白黒(パートカラー) 黒木華(くろきはる)という女優の芝居をちゃんと観たのは、今やっているNHK大河ドラマ『光る君へ』が初めて。 これがなかなか良い。 黒木が演じているのは、左大臣源雅信の娘・倫子(ともこ)で、藤原道長(柄本佑)の正妻である。
ひさァ~しぶりのアンデパンダン展。 友人の出品作を観るため、そして、3/23(土)に行われた北原恵氏(大阪大学名誉教授・美術史家)の講演『ジェンダーの視点から見た美術(史)』を聴くため。 アンデパンダン(INDEPENDENT)展は、日本美術会が1947年から開催している
収録日時 2008年1月、2月劇場 バイエルン国立歌劇場(ドイツ)キャストノルマ: エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)ポリオーネ: ソラン・トドロヴィチ(テノール)アダルジーザ: ソニア・ガナッシ(メゾソプラノ)オロヴェーゾ: ロベルト・スカンディウィッツィ
KADOKAWA発行作画:小梅けいと監修:速水螺旋人 第1巻 2020年1月発売 第2巻 2020年12月発売 第3巻 2022年3月発売 原作は1985年に発表されたベラルーシの女性作家によるノンフィクション。 第2次世界大戦の独ソ戦に従軍したソ連の女性たちへのインタビューがまとめら
2007年104分 ホラー映画。 怖くもないし、不気味でもないし、深遠でもないし、スピリチュアルでもないし、とくに映像が凝っているわけでもないし、ビックリ仰天が待っているわけでもない。 つまらないわけではないが、特別面白いわけでもない。 この映画を撮りたいという
2021年勉誠出版 本書によれば、日本には聖徳太子が建てたと伝えられているお寺が355あるそうだ。 いくら太子が天才で仏教を篤く信仰していたとしても、50年に満たない生涯で355は無理だろう。 その多くは、寺の開基を太子と結びつけることで寺格を高め、国家の保護を期待
今回も寄居町発行のハイキングガイドを手に歩いた。 東武東上線の男衾(おぶすま)駅を発着点とし、7つの寺を一筆書きでめぐるコース。 ちょっとした巡礼気分が味わえる。 ガイド上では全長11.5kmと表記されていたので、見物&休憩入れて4時間半あれば回れると踏んでい
2019年141分アメリカ、スウェーデン ミッドサマー(夏至)を祝うという習慣は日本では聞かれないが、キリスト教国とくに北欧では一般的らしい。 長くひと際寒い冬のある国にとって、夏の訪れは格別なものなのだろう。 この時期は白夜が続くので、遊ぶのにも祭りをするのに
1994年宝島社 1997年角川文庫 本書を読んでいる間、しきりに思い浮かんだのは、山岸涼子のコミック『日出処の天子』であり、特にそのクライマックス――主人公である厩戸王子とその思い人である蘇我毛人とが決定的に別れることになった池の辺の場面
日時: 2023年4月16日(日)会場: 光が丘IMAホール(練馬区)曲目: L.v.ベートーヴェン: 交響曲第6番 ヘ長調 作品68『田園』A.ドヴォルザーク: チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 (B.191) チェロ: 印田 陽介指揮 : 苫米地 英一 今日は、中野ZEROで同じ時間帯に催され
2020年メキシコ・フランス合作86分原題:Nuevo Orden セレブたちの集うメキシコ上流階級の結婚式。 明るい陽射し降りそそぐ豪邸で、着飾った男女がグラス片手に新郎新婦を祝い、笑いさざめく。 幸福感あふれる光景に文字通り水を差すのは、この家の主婦がひねった蛇口から
1998年角川書店2000年角川ホラー文庫 本書を読み始めてまもなく、自室の本棚から、ひときわ大きく重たい一冊を抜き出した。 スミソニアン協会監修『地球博物学大図鑑』(東京書籍)である。 植物、動物、菌類、微生物など、地球上の生き物5000種以上がフルカラーの写真入
2004年音楽之友社 ショスタコーヴィチ編に続き、マーラー編を手にとった。 ユニークなのは、著者の村井は音楽学者や音楽評論家ではなく、フロイト、ラカン精神分析学と20世紀オーストリア文学を専門とする大学教授であるところ。 神経症を患っていた晩年のマーラーがフロ
2019年アメリカ109分 エミリオ・エステべスと言えば、マーティン・シーンの息子で、チャーリー・シーンの兄である。 チャーリー・シーンは、80~90年代、トム・クルーズと並ぶイケメン人気スターだった。 『地獄の黙示録』ほか名作出演が多い偉大な父親と、暴力事件やHIV
2015年朝日出版社 『新・国防論』の著者が、2012年に福島県立福島高校の2年生18人相手におこなった講義をもとに加筆している。 同じ2015年に刊行された『新・国防論』では、シエラレオネ、東チモール、アフガニスタンなど拘束や死の危険と隣り合わせの現場で「武装解除」の
2023年吉川弘文館 2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公は紫式部(吉高由里子)で、「望月」の権力者・藤原道長(柄本佑)との関係がドラマの主軸となるようである。 式部の主人であった中宮彰子、ライバル関係にあった清少納言や皇后定子、当代最強の陰陽師安倍晴明
2010年原著刊行2013年東京創元社(訳:金原瑞人、樋渡正人) 「カオス・ウォーキンング」シリーズの完結編。 プレンティス総統が率いる男性中心のアスク隊、ミストレス・コイル率いる女性中心のアンサー隊、そして惑星の原住民スパクルの大軍が、ぶつかり合って、ついに戦
日時: 2023年4月1日(土)14:00~会場: ミューザ川崎シンフォニーホール曲目: セルゲイ・プロコフィエフ: バレエ音楽『ロメオとジュリエット』第2組曲ドミトリ・ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番《アンコール》 アレクサンドル・モロソフ: 交響的エピソード「鉄工場」
晴れの休日。 桜を見るチャンスである。 関東平野は終わりかけているので、近場の山に出かけてみた。 このコースは、埼玉県寄居町が発行しているハイキングガイドで知った。 20kmの歩きは、2019年12月の足のかかと骨折以来の最長距離。 これを克服できれば、秩父の両
2005年音楽之友社 交響曲第5番で興味を惹かれ、1番で衝撃を受け、7番で真価を知ったショスタコーヴィチ。 マーラーに次いで、演奏会を追っていく存在になりそうである。 もともと20世紀のソ連の作曲家というくらいしか知らなかった。 それも、名前の終わりに「~ヴィチ」
2022年三五館シンシャ発行、フォレスト出版発売 今回は、57歳までキリンビールにつとめ、その後8年間、東京ディズニーランドでカストーディアルキャスト(清掃員)として働いた男の体験談。 子育ても終わっている。退職金も並より高いだろうし、厚生年金もある。 他の日記
1979年ソ連142分、カラーロシア語 この映画、80年代に都内のあちこちの映画館でリバイバル上映されていた。 米国アカデミー賞の外国語映画賞ほか、数々の国際的な賞をとっている評価の高い映画なのだが、ソルティはついぞ観なかった。 3人の女性を主人公とするソ連映画で
2009年原著刊行2012年東京創元社(訳:金原瑞人、樋渡正人) 『心のナイフ』に続く英国発YA小説『混沌(カオス)の叫び』シリーズの第2部。 原題は THE ASK AND THE ANSWER 生まれ故郷であるプレンティスタウンを、地球からやって来た入植組の少女ヴァイオラとともに逃