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2019/03/23

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  • ● 70年代の中坊 映画:『博多っ子純情』(曽根中生監督)

    1978年松竹94分 70年代の博多を舞台に中学生男子の日常を描いた青春ドラマ。 原作は長谷川法世の同名コミック。 ソルティはまさに70年代に中学時代を送ったので、「周囲の男子はまさにこんな感じだったな」という感慨を深くした。 もちろん、埼玉のベッドタウンと博多と

  • ● けったいな水産ホラー 映画:『ブルー・マインド』(リーザ・ブリュールマン監督)

    2018年スイス101分 女性監督による作品。 ジェーン・カンピオン監督『ピアノ・レッスン』とウィノナ・ライダー主演『17歳のカルテ』を思わせる女子映画で、そこに往年の高部知子主演のTVドラマ『積木くずし』(最高視聴率45.3%!)とそこはかとないレズビアニズムの香り、

  • ● ブーメランのごとく 本:『永遠の0』(百田尚樹著)

    2006年太田出版2009年講談社文庫 ある人物がどういった人かを知るには、その愛読書を知るに如くはない。 もっともその人が活字を読む人間であることが前提であるが。 本書は、安部元首相の愛読書だったという。 会う人ごとに薦めていたとも聞かれる。 そういうわけで、

  • ● 東京タロット美術館に行く

    昨年11月に浅草橋にオープンしたタロット美術館なるものに行ってみた。 別にタロット占いに興味があったわけではない。 約500種類のタロットカードが展示されているというので、図柄の美術性をこの目で見たくなった。 運営は「ニチユ―」という名のタロットカード輸入販

  • ● 映画:『風の慕情』(中村登監督)

    1970年松竹93分 『古都』『紀の川』の名匠・中村登の作品というので手に取ってみたが、脚本が橋田壽賀子とある。 一抹の不安を覚えつつレンタルした。 結果的に、名匠が『渡る世間』に食われて、陳腐なサスペンス風メロドラマに終始している。 日本の庶民にとって海外旅

  • ● 三島由紀夫主演 映画:『からっ風野郎』(増村保造監督)

    1960年大映96分 当時35歳の三島由紀夫がヤクザの若親分を演じ、その素人演技が酷評された一種の珍品。 期待しないで観たのだが、まったく期待通りの学芸会レベルの芝居に、「やっぱり期待した通りの期待はずれだったな」と、よくわからない感想に追い込まれてしまった。

  • ● 本:『ケストナーの終戦日記』(エーリッヒ・ケストナー著)

    1961年原著刊行1985年駸々堂出版(高橋健二訳) エーリッヒ・ケストナー(1899-1974)はドイツの詩人・小説家。 『エミールと探偵たち』、『飛ぶ教室』、『二人のロッテ』など児童文学作家としても名高い。 劇団四季によってミュージカル化された『ふたりのロッテ』のポス

  • ● 百恵芳紀15歳 映画:『伊豆の踊子』(西河克己監督)

    1974年東宝、ホリプロ94分 山口百恵の映画初主演作であり、のちに夫婦となった三浦友和との映画共演第一作。 西河監督は吉永小百合主演ですでに『伊豆の踊子』を撮っており、脚本や基本的な演出は前回と“ほぼ”同じである。 『ひと夏の経験』の大ヒットで超多忙となった

  • ● 映画:『ザ・コーヴ』(ルイ・シホヨス監督)

    2009年アメリカ91分 和歌山県太地町のイルカ追い込み漁を批判的に描いたドキュメンタリー。 コーヴ(cove)とは「入り江」の意。 主役はリック・オバリーという名のアメリカ人。 ソルティも幼少時に楽しんで観ていたTVドラマ『わんぱくフィリッパー』に出演していたイル

  • ● 日本の黒い霧ふたたび2 本:『赤報隊の秘密』(鈴木邦男著)

    1990年エスエル出版会1999年復刻版 副題は「朝日新聞連続襲撃事件の真相」 朝日新聞記者であった樋田毅が被害者の身内の立場から赤報隊の正体を探ったのに対し、本書のポイントは、加害者と目された右翼の立場から、しかも当初警察によって作られた“最も怪しい容疑者9人リ

  • ● 日本の黒い霧ふたたび 本:『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』(樋田毅著)

    2018年岩波新書 先ごろ大宅壮一ノンフィクション賞をとった『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』(文藝春秋)の著者による、「人生のテーマ」となったと言うもう一つの事件を描いた渾身のノンフィクション。 早大キャンパスに自由と平和を取り戻すべく、仲

  • ● あの日見た花の名前をぼくは知っている

    埼玉県の小鹿野ハイキングの際に見かけた道端の花で、名前が判明しないものがあった。 これである。 記事を読んでくれた数人から、「それはサフランモドキではないか」というコメントをいただいた。 ネットで検索してみたら、まさにそう、ドンピシャ。サフランモドキ(

  • ● 大人は判ってくれない 本:『連合赤軍少年A』(加藤倫教著)

    2003年新潮社 1972年2月に起きた連合赤軍事件の当事者による手記。 加藤倫教(のりみち)は兄弟3人で連合赤軍に加わり、兄を山岳アジトにおける集団リンチで失う。 その後、警察に追われて山中を逃げ回ったあげく、弟を含む他の4人と共にあさま山荘に人質を取って立て籠も

  • ● 変しい変しいサユリ様 映画:『青い山脈』(西河克己監督)

    1963年日活93分、カラー 石坂洋次郎原作『青い山脈』は過去に5回映画化されている。 それぞれの監督と主要登場人物の配役を並べると、監督(制作年・制作会社) ① 今井正(1949東宝) ② 松林宗恵(1957東宝) ③ 西河克己(1963日活) ④ 河崎義祐(1975東宝) ⑤

  • ● もっともだあ! 本:『天皇陛下の味方です 国体としての天皇リベラリズム』(鈴木邦男著)

    2017年(株)バジリコ 『右翼は言論の敵か』を読んで鈴木邦男という男に興味をもった。 現在出ているもっとも新しい著書を読んでみた。 本書は鈴木邦男の天皇論であり、明治から大正、昭和、平成に至る近代天皇たちのスケッチであり、天皇への熱烈なるラブレターである。

  • ● 一番幸福だった時 映画:『レミニセンス』(リサ・ジョイ監督)

    2021年アメリカ116分 50代半ばで亡くなった人気作家栗本薫(1953-2009)の膨大な作品の中に『時の石』というSF短編がある。 宇宙から落ちてきた謎の石を手にすると、自分が一番幸福だった「時」の記憶が生々しくよみがえり、その中に埋没できる。ただし、石を使いすぎると

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