chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ザクロ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/03/12

arrow_drop_down
  • ■ 身体動かしてます。

    もうすでに時間がない。 名残惜しいという言葉では到底表現しきれない感情を押さえつけて馨(けい)は御影を見た。 そろそろ夢路がここへやってくる時間だ。 早々に具体的な契約の話に移ろうとした馨の言葉を、高階が「待て」と遮った。 −−− その契約だが、御影があの坊やを引き取るのはいい。 だが・・・その前に、ひとつ気になることがある。 −−− あるねぇ。 僕も聞きた…

  • ■ 一人足りない・・・?

    興味がないとは言えないが、あのストイックな現代がああなってしまうほどの薬を作り出し、 それを蔓延させ、ある意味すでに世界を征服している男に関わる勇気は御影にはない。 「ですが、僕には引き継いだ研究も・・・」 「嘘をつけ」 冷たい表情で一蹴されて、ぎくっとした。 「アカデミーは今、おまえの扱いに手を焼いている。 俺が脱退して久しいとはいえ、内部にはまだ俺に情報…

  • ■ 口うるさい世話係w

    「あのままにしたら・・・明成が、壊れそうだった」 ぽつりと零すように言うと、文明は無言になった。 そして再び動きが激しくなり、またもや強制的な絶頂へと導かれた玲良は強い快感に必死に耐える。 文明は小さく痙攣するその身体を見てどこか満足そうに瞳を細めると、 玲良の横に並ぶようにして仰向けに寝転んだ。 「私は、目が覚めた瞬間にやられたと思った」 「?」 「明成…

  • ■ 発酵バターのための運動

    「やれやれ。 私の身分証を確認しなかったのか。 見ず知らずの男を安易に自宅にあげるとは、この若い博士は随分お気楽な性格をしているらしい。 雀瓜アカデミーといえば、世界屈指の機密組織のはずだろう。 そんなことでリスク管理の面は大丈夫なのか」 嫌味というよりは心底疑問といった口調で言い、男はどこか冷めた顔で改めて御影を見た。 その瞳は数分前よりもしっかりと御影の顔…

  • ■ 本物と出会うとわかる

    「適当に座っててもらって構わない。 あ、先に言っておくが、メニューにあるようなものは期待するなよ? 味は同じだが、余っているのは肉やテリーヌの端、その他 中途半端なものばかりだ」 そういって厨房に入った櫻井が、しばらくして持ってきたのは美味そうな牛の煮込み料理と、 前菜に出されるような、野菜のジュレや生ハム、チーズの盛り合わせだった。 「・・・あんたは? 食っ…

  • ■ 雑記

    「最低だな」 「歪んでいるのは事実だな」 「なんだってそんな鬼畜なやつのところに戻ったんだ。 ここにいれば、そんな目に遭わずに済むし、大体、それが嫌で出てきたんじゃないのか」 「そんなもの、好きだから以外にないだろう」 「だとしたら とんだ筋金入りのマゾヒストだ」 「あちらのサディスト具合も同じく筋金入りだから、相性は最高ということになってしまうな。 ・・・…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ザクロさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ザクロさん
ブログタイトル
雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
フォロー
雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用