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2019/03/12

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  • ■ 結局私も無明ヶ丘の住人

    「先生、今日はありがとうございました」 「あ、お疲れさまでした。 御影さん、どうでした? 初めてのヨガってことでしたけど、やっぱり少しきつかったですか?」 「いや、僕にはちょうどいい強度だったけれど、現代と社長さんには少しハードだったかもね?」 小さく笑いながら御影が答えると、どこからともなく情けない声が聞こえてくる。 「どうしてこの僕までこんな目に・・・」…

  • ■ さぁて、書くぞ! オー!

    「私にはそれが、彼だけへの罰だとは思えないのだが」 今の志信の言葉にはとくに嘘はなかったが、だがそれだけが本心ではない。 志信はじっと明成の瞳を見据え、そして再びゆっくりと口を開いた。 「・・・そうだ。 そうして先日までのあの子をたっぷりと甘やかし、 おそらくこれからもそうするだろうきみと・・・ そして、このような方法を取ることしかできない、私自身への罰だ。 …

  • ■ 心友と祖母の夢

    「きみが落ちるのは一向に構わないが、私の友人を巻き添えにするのはやめてもらいたい。 落ちたいのなら、地獄へでもどこへでもきみひとりで勝手に落ちろ」 どこかで聞いたことのあるような声がして、千歳(ちとせ)の動きがぎくりと止まった。 「そんな、どうやってここに入っ・・・、って、あっ、おまえ、は・・・!」 目の前にいる千歳の身体が邪魔になって新参者の姿は見えなかっ…

  • ■ お尻を叩かれています。

    「今日は会長と社長に呼ばれていたんだ。 最近はデパートもなかなか厳しいからな」 東條(とうじょう)の仕事はフリーの経営コンサルタントだ。 出会いはもうかれこれ十七年前に遡る。 当時、理季(まさき)は学生でまだ十五歳。 初めて始めたバイト先で、東條は二十五歳で独立したての駆け出しコンサルタントとして雇われていた。 それが今では敏腕の経営コンサルタントとして、大企業にも…

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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
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