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2019/03/12

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  • ■ 一史と瑞貴の過去話

    志信が先日の様子を思い出しながら話していると、突然小部屋の扉が大きく開かれた。 開いた扉から強い陽光が差し込み、眩しい光の中に一人の男のシルエットが浮かび上がる。 「ああ、失礼。 静かだったからてっきり誰もいないのかと思ったら。 こんなところで大の男二人がかくれんぼとは・・・」 扉を開けた本人も少し驚いた顔をして、部屋の中の逢沢と志信の両方の顔を交互に見て言った…

  • ■ 龍の瞳

    「きみは美術部かな」 「え、アタリ・・・とはいえ、僕はピアノを習っていたからほとんど帰宅部だったけどね。 ・・・って、僕の話はいいんだよ!! きみのことを知りたいんだ」 「今さら私の何を知りたい? 私が今ここで可愛いペットたちと幸せに暮らしていることを知っているのは、 きみと、本当にごく少数の限られた人間だけだ」 「だってきみはすぐに僕のこと、なんでもわか…

  • ■ 至福のシャバーサナ

    改めて貰った名刺に視線を落とすと、字面だけは見覚えのある名前が真ん中に書かれていた。 「高階現代? というと、有名なジャーナリストと同じ名だ。 以前は主に経済関係のネタをよくすっぱ抜いていたイメージだが・・・ そういえば最近は紙面であまり名前を見かけなくなっていたな」 つぶやくように言いながら明成は男の全身をもう一度、下から上までさらりと見た。 線が細く、聡明…

  • ■ 四月初っ端の無駄話w

    「それはそうと、・・・志信、ひとつ頼みがある」 「?」 「黄金の花のエネルギーが欲しい」 「なに?」 「どうせ持っているんだろう、全部よこせとは言わない。 このキューブに入るだけでいい」 そう言って文明はサイコロより二回りほど大きなクリスタルの立方体を手のひらに乗せ、 怪訝そうな表情の志信に見せた。 「私としては直接本人を抱いて採取しても構わないのだが・・・、この…

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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
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