俳句を毎日いくつか詠んでいます。昭和の匂いをぷんぷんさせた越中ふんどし親父です。
コーヒーよ、おまえだけが頼りだ。わが友、コーヒーよ。春になったらポットに詰めて遠出をしよう。
車前草の花やゆばりの近くなりおほばこの花やかすかに漏るゆばりましな夜もあるけど、だんだんと頻尿になって行く齢になったようです。体調をコントロールするのは難しい。強い意志の、節制が大事に思います。毎日、怠けずに歩くことも。にほんブログ村頻尿俳句
元気よし子らはピンピンはじき豆空豆の莢で遊びし幼き日蚕豆の餡のまんぢう祖母の味そら豆のあんこの饅頭は、子供の時はあまり好きでなく、えんどう豆の饅頭の方が好きでした。だけど、あの饅頭が今は懐かしく、食べてみたいと思うのです。蚕豆を皮ごと食ぶる男かな皺々の蚕豆つまむ二人かなふどし解きにほふ青さやはじき豆にほんブログ村空豆よ空に向かってソラ歌へ
抜けゆきてふんどし染むる青葉風昨日はまだ五月というのに、異常な暑さでした。毎年、窓からいい風が入って来るのに昨夜は無風でした。朝の7時前頃にようやく涼しさを憶えました。にほんブログ村ふんどしになりけりかうも暑くては
白薔薇に十二の頃の友を見し白薔薇に寝起きの乱れ諭さるる白薔薇や丸めしふどし置ひてありにほんブログ村白薔薇に老いの喜び隠しけり
小仏鎮座す泰山木の花泰山木の花や褌は白にほんブログ村泰山木の花
ふんどしの竿にそよぎて桐の花桐の花仰ぎて空へ放尿す放尿のまらに触れ落つ桐の花花桐や子の放尿の高々とにほんブログ村花桐を遠く眺めて放尿す
万緑や肥へたるやうな鬼瓦万緑に越中ふんどし解き放つにほんブログ村万緑と鬼瓦とふんどし
父と湯の幼日かをる麦の秋五右衛門風呂の踏板や麦の秋にほんブログ村幼日の父のふどしや麦の秋
若武者の凛々しさや竹皮を脱ぐ竹皮を脱ぎ吾脱ぎ切れぬ鎧にほんブログ村竹皮を脱ぐ
炊き上げし身欠鰊や京の膳研ぎ汁で戻して身欠鰊炊く薄暗き身欠鰊を炊く厨夏は、おナスとよう炊きはりますなぁ鰊の味のようしゅんだお味は美味しおす鰊蕎麦も京の名物どす(*´艸`*)汗かきて越中ひとつになりゆけりにほんブログ村身欠鰊と、汗かき親父の越中ふんどし
ふんどしの汗ばむ頃となりにけり汗ばみしふんどし替ゆる朝の床にほんブログ村ふんどしを着替ゆる朝の清和かな
気丈なるをみな独りゐ杜若ひるがへる和服の裾や杜若かきつばた士の妻のごと凛と立つ
くもり空なんじゃもんじゃの追ひ払ひまっ白にひとつばたごの風に揺れ風が吹くと、白いひとつばたごが、より白く輝くように、細波のようにそよぎます。見ていると涼しさを誘われます。別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれています。にほんブログ村なんじゃもんじゃ
薔薇を嗅ぎ若き日のこと思ひ出すばら嗅げば膨らんでゆく老いし胸薔薇を手に老いゆくことに向き合ひぬにほんブログ村君を抱き寄せれば頬に薔薇かをる
ふんどしに麦の秋風入り来たり鱗粉の付きしふどしや夏兆す越中ふんどし
夏めくやふんどしのごと飛行雲清々と越中ふんどし夏めけり夏めいて来ました。昨日など、午後からは越中ふんどし一つで家の中うろつきました。気温が30度近く上がりました。越中一つでも動けば汗をかくほどでした。まだ五月の半ばなんですね。この夏が思いやられます。夏めくやふどし縫ふ母ミシン掛け
マロニエの花やカフェにて書く葉書マロニエの花を見上げて生まる恋今、僕はパリのカフェ「与作」で絵ハガキを書いています。バンドネオンの調べを聴きながら。哀愁ある曲に酔いながら。曲は「聞かせてよ愛の言葉を」「ラメール」「小雨降る径」「波止場だよお父つぁん」などです。二人の恋はまだ終わっていないと僕は思っています。今夜は、裏通りの酒場「ロートレック」で、ワインを浴びるほど飲みます。忘れられない君を忘れたくて。親友のミッシェルポルナレフと、ムスタキと。飯炊きではありません。「シェリーに口づけ」歌います。「しぇーしぇーいふほホへふンがふンが;:xm:;」酔っぱらってうまく歌えましぇん。にほんブログ村マロニエの花や二人のセーヌ川
ふんどしと茨の花や白清し越中をちょいと引きたる花うばらふんどしに穴あひてをり花茨越中をちょいと引きたる花うばら
咲き競ふ椎上向きの若々し花椎の青き匂ひや森に満つしばらくは椎の香に包まるる村雲のごと椎咲きし丘もくもくと椎の花
ジャスミンの香や誘惑の昼下がりまどろみのジャスミン香る窓辺かな茉莉花や手ほどきされし昼下がり茉莉花や娼婦が股を開きゆく裏窓にジャスミン香るホテルかな茉莉花の匂ふふどしの掛けてありジャスミンを嗅ぎて生まれし淡き恋
少年の目覚めし性や花いばら十代は傷つきやすし花いばらにほんブログ村十代は傷つきやすし花いばら
青葉寒ふどしさらりと今朝の床引き締まる今朝の洗顔青葉寒にほんブログ村青葉寒
五月来る町の楽団ひき連れてにほんブログ村五月来る
夏立つやふどしはみ出す朝の床にほんブログ村夏立つ
花は葉に色濃くなりし池の面寅さんの去りゆく背なや花は葉に母のこと遠く気になり花は葉に桜が咲いていたのが、つい昨日のようです。でも、池の面に花びらを探しても、もう一片も見つかりません。深い緑色になった池の水が、静かに過ぎし時を抱いてるようです。花は葉に
野で学ぶ子らの遊びや子供の日ベビーカーの王女様や子供の日わくわく冒険探検こどもの日ちんぽこを見せ合ひし日や子供の日おしっこの飛ばしっこせし子供の日貸し切りバスの村総出こどもの日こどもの日
行く春を車の下で見てる猫行く春や武井武雄の黒電話にほんブログ村行く春や猫いこひたる駐車場
潤みたる君の眸ぞ春逝かす行く春や「土神と狐」の読後ゆく春や三面六臂阿修羅像行く春
春惜しみ奈良公園を散策す公園の雀と鳩と春惜しむ惜春や群れに痩せたる鳩のゐて池の面に波紋ひろがり春惜しむ惜春の雀寄り来るベンチかなホルモンを噛んで噛み切り春惜しむ平成の終りし空に春惜しむ春惜しむ君のうなじのほつれ髪春惜しむ喜ぶ老いの顔見つつにほんブログ村春惜しみ奈良公園を散策す
健やかに老いの気合や緑の日明るく「お山の杉の子」みどりの日目を洗ひ心を洗ふ緑の日今朝も早くから起き出しました。昨夜、9時過ぎに寝たので夜明けに目が覚めました。それほど飲んだわけでもないのですが。近ごろは酔うのが早いし、酔うともうすぐに眠くなります。しんぼうして1時間起きてるのがやっとです。(すぐ寝ると太るから)太ると医者がうるさいし。暦を見て、今日は「みどりの日」と気づきました。五月みどりさんとか「今日は私の日よ。」なんて言うんでしょうね。「おひまなら来てね」「一週間に十日来い」を歌ってたような。まだ子供の頃でしたがヒットしてたのでよくテレビやラジオで耳にして覚えて友だちと歌ってました。子供心に「色っぽさ」を感じてましたね。男の子が歌うと、妙な色気がありました。この時代は、「お座敷ソング」が流行っていましたね。...みどりの日
夏近し潤す喉のごくごくとごくごくと鳴る鳴る喉や夏隣にほんブログ村夏近し
藤房の瑞々しきや老いの肌藤棚や懐かしき歌「女学生」藤棚を寝て見上げればうとうととやっと晴れ。久し振りの晴天です。五月らしい今朝の天気です。連日の深酒であまり良い目覚めではないのですが。今朝のこの日の光に、五月の瑞々しい空気に癒されております。が、昨日、コーヒーが切れてたのに買って来るのを忘れてしまい、お間抜けな朝です。仕方ないので、今朝はお茶です。それももう随分前のものだから香りもなく美味しくはありません。もう少ししたら新茶が出回るようになりますね。そうしたら少し買って楽しみたいと思います。(新茶は高いから。一番少ない袋を。)思えば、子供の時は祖母が毎年お茶を摘んでこしらえていたから贅沢に飲めていたんですよね。(大人ならね。)でも、子供はあまりお茶は好みません。「美味しいお茶ですね。」なんて言ってる子を見たこと...藤棚
せんべろの梯子や憲法記念日コーヒーの苦さや憲法記念日軍歌のカラオケや憲法記念日可愛いスーちゃんの憲法記念日迷子の犬のゐて憲法記念日にほんブログ村わからないけれども憲法記念日
並びても白いたんぽぽの静けさ白たんぽぽや真っ直ぐな目をした子白いたんぽぽ
平成を見つむる空や春北斗新元号の始まりや春北斗にほんブログ村春北斗
街灯の青き灯影やリラの冷えリラ冷えや口づけしまま脱ぐ上着なーに言ってんだかにほんブログ村恋心はかなく散りてリラの冷え
リラ咲いて昭和親父の帽子かなライラックなりきり歌ふ裕次郎ライラック逢瀬はいつものスナックライラック有無を言わせず奪ふ口ライラック
山峡の宿の窓から春惜しむ旅に出て気の向く宿で春惜しむ
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