ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
混戦模様が続くクルスク方面の戦い、双方とも決め手に欠ける状況
DEEP STATEはクルスク州コレネフスキー地区について「ロシア軍がオブホフカの南でウクライナ軍を押し戻した」と、RYBARはグルシコフスキー地区について「ここが最も困難な状況」と報告したものの、ロシア軍はリュビモフカ方向への突破、ウクライナ軍はグルシコヴォ方向への突破が阻止されている。
侵攻949日目、ロシア軍がポクロウシク・クラホヴェ方面で前進を続ける
DEEP STATEはポクロウシク・クラホヴェ方面について29日「ロシア軍がノヴォホロディフカから西に支配地域を広げ、マリ二フカを占領し、ヒルニク北西の鉱山一帯にも到達した」「グレーゾーンがセリダブ南郊外とツクリネ郊外まで伸びた」と報告した。
エストニアで高まるロシアへの恐怖、弾薬確保のため計35億ユーロを投資
エストニアではロシアへの恐怖が高まっており、ペフクル国防相は27日「2025年~2028年まで最低でもGDPの3.3%を国防分野に投資(総額56億ユーロ)する」「これとは別に長距離兵器システムの弾薬調達に16億ユーロを追加投資する」と表明、2031年までに弾薬調達へ投じる金額は35億ユーロに達した。
K9向け国産エンジンが完成、海外輸出におけるドイツフリーを達成
韓国は2020年からK9向け国産エンジン開発に取り組んでいたが、Janesは27日「韓国の防衛事業庁がSTX Engine製エンジンのK9搭載を発表した」と報じた。これによりK9は海外輸出におけるドイツフリーを獲得した格好で、この効果は主に中東地域の顧客を増やすのに役立つ可能性が高い。
Hanwha Aerospace、Chunmoo向けの対艦弾道ミサイルを発表
Hanwha Aerospaceはフィリピンで開催されたアジア防衛・安全保障展示会でChunmoo向けのASBM=対艦弾道ミサイルを公開、コンセプト的にはLockheed MartinのPrSM Increment2(開発中)に相当するもので、HIMARSと競合する市場で生き残るのに役立つだろう。
ノルウェーの新型フリゲート艦調達、現地企業はコンステレーション級押し
ノルウェーはフリチョフ・ナンセン級フリゲートの後継艦調達を発表、現地企業は「コンステレーション級を国内建造すればリードタイムが短縮される」とアピールしているものの、米ディフェンスメディアは「この認識はコンステレーション級の現実と食い違っている」と指摘した。
侵攻947日目、ロシア軍がニューヨーク、ポクロウシク、クラホヴェ方面で前進
DEEP STATEは「ロシア軍がニューヨーク方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面で前進した」と報告したが、ヴフレダル方面については新たな報告はなく、ここ数日間のロシア軍の前進範囲は以前と比べて緩やかになっている。
ゼレンスキー大統領のスター性が低下、将来のウクライナ支援は不透明
New York Timesは26日「ゼレンスキー大統領の議会に対するスター性は極端に低下しており、将来のウクライナ支援に悲惨な結果をもたらすかもしれない」「26日発表分の支援を使い果たせば再び『議会が支援資金の補充に応じるかどうか』にウクライナの運命は左右される」と指摘した。
ゼレンスキー大統領に今必要なもの、戦争に負けていると認める勇気
Economistは26日「ウクライナと支援国が勝利するためには『現時点で戦争に負けている』と認める勇気を持つことだ」「ゼレンスキー大統領は新たな武器や資金を要求する勝利計画を携えて米国にやって来たが、ウクライナに今必要なのは野心的で緊急の方向転換だ」と指摘した。
包囲される寸前のヴフレダル、ロシア軍が接続道路を物理的に遮断
DEEP STATEは「ロシア軍がヴフレダルに接続する主要道路を遮断した」と報告、さらにRadio Libertyの取材にDEEP STATEは「数日から数週間以内にヴフレダルは失われる」と、ブトゥソフ氏も「上級司令部はヴフレダルから計画的撤退を用意していない」と指摘した。
バイデン大統領、計80億ドルのウクライナ支援とJSOW提供を発表
バイデン政権は25日に「大統領権限経由による3.75億ドル相当のウクライナ支援パッケージ」を発表したばかりだが、26日に「大統領権限経由と安全保障支援イニシアチブ経由を合わせた計80億ドルの支援実行」と「Joint Standoff Weapon=AGM-154 JSOWの提供」を発表した。
急速に萎む勝利計画への期待感、目新しい内容が1つもなく印象的ではない
Kyiv Independentの取材に応じたウクライナ人兵士らは勝利計画について「目立った進展は期待できない」と語り、Bloombergも24日「驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない」と報じたが、Wall Street Journalも25日も「目新しい内容が1つもなく印象的ではない」と報じている。
オランダ海軍、フリゲート艦の追加弾薬庫として機能する支援艦を購入
オランダは防衛白書の中で「戦車大隊の再導入」「F-35Aの追加取得」「対潜用フリゲート艦とNH90の調達」に言及して注目を集めたばかりだが、今度はフリゲート艦の追加弾薬庫として機能するプラットフォームを購入すると明かし、イスラエル製のBARAK-ERやHaropを統合するらしい。
イスラエル、緩衝地帯を創設するため南レバノンに侵攻する可能性
ヒズボラはイスラエル領攻撃に弾道ミサイルを初めて使用し、イスラエル国防軍のハレヴィ参謀総長は「緩衝地帯を創設するための地上侵攻」を示唆、海外のディフェンスメディアは「イスラエルによる南レバノン侵攻の可能性が高まっている」と警告している。
GPIの主契約者にノースロップ・グラマンを選定、日本も開発に参加予定
国防総省はロシアや中国の極超音速滑空体(HGV)に対応するため専用迎撃弾=GPIの開発を進めて来たが、米ミサイル防衛局のコリンズ中将は25日「ノースロップ・グラマン案を採用してGPIの開発を継続する」と発表、計画に参加する日本はノースロップ・グラマンと手を組むことになる。
バイデン政権、空対地弾薬が含まれるウクライナ支援パッケージを発表
バイデン政権は3.75億ドル相当のウクライナ支援パッケージを25日に発表、この中に含まれる空対地弾薬が何なのかは今のところ不明だが、kyiv Independentは「F-16で運用可能なAGM-154 JSOWが含まれ、これをウクライナに提供する初めてのケースだ」と報じている。
ロシア軍がヴフレダル市内に侵入、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊
RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がヴフレダル市内の一角に侵入した」と報告、ウクライナ軍は人員不足が解消していない段階でクルスク州に侵攻したため、数的優位を生かしたロシア軍の攻勢拡大に対応出来なくなり、東部戦線の各所で防衛ラインが崩壊している格好だ。
西側当局者は勝利計画への期待感を否定、戦争の流れを変えるものではない
Bloombergはゼレンスキー大統領が提示する勝利計画について「驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない」「これは希望リストに過ぎない」と報じ、これを受けてウクライナメディアも「一部の西側当局者は勝利計画に多くの期待をしないよう忠告した」と報じている。
ロシア軍がクラホヴェ方面で大きな前進を遂げ、ウクライナスクも陥落
DEEP STATEは24日「ロシア軍がスバトボ・リマン方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面で前進した」「ロシア軍がウクライナスクを占領した」と報告、特にクラホヴェ方面ではロシア軍の前進距離が大きく、セリダブ、ヒルニク、クラホヴェを取り巻く状況は悪化する一方だ。
ハルキウ州ボルチャンスクの戦い、ウクライナ軍が市内の工場一帯を奪還
ウクライナ国防省情報総局はハルキウ州ボルチャンスク市内の部品工場について24日「GURの特殊部隊が完全に解放して部品工場をウクライナ軍支配下に戻した」と発表、DEEP STATEも「ウクライナ軍が部品工場一帯を奪還した」と報告した。
チェコ大統領、ウクライナは目標と支援について現実的になるべきだ
チェコのパベル大統領はNovinky.czのインタビューに「戦争を終結させる代償としてある種の妥協的な解決策が必要」と述べたが、New York Timesとのインタビューでも「ウクライナは設定する目標と得られる支援について現実的になる必要がある」と語り「軍事力による占領地奪還は困難」と示唆した。
期待と疑問が半々、ウクライナ人兵士が見守るゼレンスキー大統領の訪米
Kyiv Independentは23日「ウクライナ人兵士らは勝利計画が提示される数日前、まもなく訪れる戦争の重要に瞬間に『何を望み』『何を期待しているか』について語った」と報じ、取材に応じた兵士は長距離兵器の重要性に同意したものの、勝利計画から得られる成果については意見が分かれた。
ゼレンスキー大統領の認識と異なる東部戦線、ロシア軍がウクライナ軍を圧倒
ゼレンスキー大統領は「クルスク侵攻が東部戦線の状況改善に役立っている」「兵士らも攻撃を受ける回数が減ったと言っている」と主張したが、Financial Timesの取材に応じたウクライナ人指揮官や兵士らは異なる認識を示し、第15特務旅団の司令官も「ロシア軍がウクライナ軍を圧倒している」と述べた。
ロシア軍がポクロウシク方面でクルティ・ヤルを占領、ヴフレダル方面でも前進
RYBARは23日「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面、ヴェリカ・ノボシルカ方面で前進した」と報告、現在の東部戦線全体の動きは「この戦争中で最も激しい」と断言してもよく、DEEP STATEとRYBARが1日に報告する動きの量は本当に異常だ。
米国が間もなくウクライナ支援を発表、JASSMではなくJSOWを提供か
Reutersは今月3日「米国とウクライナはJASSM提供で合意に近づいている。まだ最終決定は下されていないものの秋に発表されるかもしれない」と報じていたが、Politicoは20日「月曜に発表されるウクライナ支援パッケージにJSOWが含まれる可能性がある」と報じた。
侵攻942日目、ロシア軍がヴフレダル包囲に向けた大規模攻撃を開始
DEEP STATEは22日夜「ロシア軍がトレツク・ニューヨーク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、特にヴフレダル方面については「包囲に向けた大規模な攻勢が開始された」と示唆しており、ヴフレダルの状況は急速に悪化している。
ボロボロのウクライナ東部戦線、ロシア軍がトレツク市内中心部に到達
DEEP STATEとRYBARはトレツク・ニューヨーク方面について「ロシア軍がトレツク市内中心部に到達した」と、さらにRYBARは「ロシア軍がレオニディフカ集落内に入った」と報告、これは視覚的証拠によっても裏付けられており、ニューヨーク・ネリピフカ方向の守りは突破された可能性が高い。
ロシア軍が全方位で前進、特にクピャンスクとクラホヴェが危機的状況
DEEP STATEとRYBARはクルスク、クピャンスク、スバトボ・リマン、クラホヴェ、ヴフレダルで「ロシア軍が前進した」と報告、特にクピャンスクとクラホヴェは危機的な状況に拍車がかかっており、クルスク侵攻によって状況が緩和したという主張は前線の動きとリンクしていない。
イラクが韓国製防空システムを選択、Cheongung-II導入国は3ヶ国目
イラクは広域をカバーできる高度な防空システムにSAMP/TではなくCheongung-II(約28億ドルの契約)を選択、韓国製防空システムは中東地域で成功を収めつつあり、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イラクと締結したCheongung-IIの契約額は95億ドル(1.3兆円以上)に達した。
ウクライナ軍、トヴェリ州とクラスノダール地方で数千トンの弾薬を破壊
ウクライナ側はトヴェリ州オクチャブリスキーの弾薬庫攻撃について「イスカンデルとトーチカが保管されていた」と、クラスノダール地方カメンニの弾薬庫攻撃について「北朝鮮製を含む2,000トン以上の弾薬があった」と明かし、RYBARも「敵の無人機生産が軌道に乗っているため今後も攻撃が激化するだろう」と報告した。
米空軍の次世代戦闘機、ネットワーク化された能力分散型になる可能性
ケンドール米空軍長官はNGADの調達コストについて「1機あたり数億ドル」から「1億ドル程度に抑えたい」と認識を変更、さらに自己完結タイプのスーパー戦闘機から「CCAに能力を分散させてネットワーク化したものになる可能性」を示唆し、これに対する業界関係者の反応は様々だ。
ウクライナ空軍のF-16墜落原因、IFF不使用、ミサイルの破片、訓練不足
Breaking Defenseは関係筋の話に基づいてF-16墜落原因について考察しており、ウクライナ軍がIFFを使用していない点、ミサイルの破片に巻き込まれて4機の戦闘機を失っている点、旧ソ連製戦闘機から西側製戦闘機への移行が口で言うほど容易ではない点を墜落原因に挙げた。
再びロシア領内の弾薬庫が爆発、露当局は無人機の残骸が原因と説明
18日にロシア領トヴェリ州の弾薬庫で大爆発が発生したばかりだが、21日未明にトヴェリ州オクチャブリスキーの弾薬庫とクラスノダール地方カメンニの弾薬庫でも爆発が発生、特にカメンニの爆発を映した映像がTelegram上で複数出回っている。
ロシア軍がポクロウシク方面のフロディフカをほぼ制圧、ヴフレダル包囲の動き
DEEP STATEは21日「ロシア軍がスバトボ方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、特筆すべきはロシア軍がポクロウシク方面のフロディフカをほぼ制圧し、ヴフレダル包囲の動きが目に見える形で明確になってきたことだ。
ロシア軍の弾薬庫爆発、ウクライナで消費する弾薬2ヶ月分以上を失う
エストニア国防軍情報センターのキヴィセルグ大佐は19日「ロシア軍はトヴェリ州トロペツの弾薬庫爆発で3万トン分の弾薬を失った。これはウクライナで消費する弾薬の2ヶ月分~3ヶ月分に相当し、この影響を今後数週間以内に目撃することになるだろう」と述べた。
ウクライナメディア、ウメロフ国防相が大規模な軍の粛清人事を計画中
ウクライナメディアは一斉に「ウメロフ国防相がブダノフ中将との調整なしに国防省情報総局(GUR)の副局長2人を解任した」「ウメロフ国防相が大規模な粛清人事を計画している」と報じ、ブダノフ中将解任の噂まで出回っているが、まだ大規模な粛清人事が行われるかどうかは確定していない。
9月に予想されたロシア軍の疲弊、その兆候はなく寧ろ攻勢は激しさを増す
DEEP STATEはロシア軍が仕掛ける攻勢の勢いについて「9月に入っても激しくなるばかりで19日の交戦回数は過去最高となる226回を記録した」「1日あたりの平均交戦回数を月別に見ても右肩上がり」「残念ながら敵にはまだ余力がある」「9月に予想されていた敵の疲弊は見られない」と報告した。
米空軍向けの無人戦闘機を披露、Lockheed Martinは現行のCCAに否定的
CCAの第1弾調達でAndurilとGeneral Atomicに敗れたLockheed Martinは「現行のCCAはサバイバビリティを重視しておらず、何れ財政的に破綻するだろう=実戦で使用すれば未帰還率が高くなり費用対効果が悪いという意味」と指摘した。
侵攻940日目、ウクライナが領土を毎日失う状況に歯止めがかからない
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、スバトボ方面、コンスタンチノフカ方面、トレツク・ニューヨーク方面、ポクロウシク・クラホヴェ方面の状況について「ロシア軍が前進した」と報告し、ウクライナが領土を毎日失う状況に全く歯止めがかからない。
ウクライナメディア、ポクロウシク方面の状況は依然として危機的
Kyiv Independentのフランシス・ファレル記者はポクロウシク方面での取材結果をまとめた記事を18日に公開、この中で「シルスキー総司令官はポクロウシク方面でロシア軍の攻勢が止まったと主張したが現地の状況は依然として危機的だ」と報じ、現地部隊が直面している問題を赤裸々に伝えている。
カナダが潜水艦調達に関するRFIを発行、国内建造ではなく海外建造を予定
カナダは最大12隻の通常動力型潜水艦を調達するため情報提供依頼書(RFI)を発行、2028年までの契約締結、2035年までの1番艦の引き渡しを、さらに「技術移転による国内建造」ではなく「海外建造=完成品の輸入」を予定しており、長距離攻撃兵器による精密攻撃能力も要求している。
ウクライナ軍はクルスクで後退、ロシア軍はドネツクとザポリージャで前進
DEEP STATEはクルスク州コレネフスキー地区について18日夜「オブホフカ一帯のウクライナ支配地域が後退してグレーゾーンになった」と、ドネツク州トレツク方面、ポクロウシク方面、ザポリージャ州フリアイポレ方面についても「ロシア軍が前進した」と報告した。
エストニアで高まるロシアへの恐怖、数年以内に侵略してくる可能性も
ロシア軍はウクライナとの戦争で消耗したため「NATOと戦う余裕はない」と見る向きもあるが、エストニア陸軍の指揮官は「ロシアは数年以内に国境付近の戦力を4万人まで増やすつもりだ」と述べ、スペインメディア=EL PAÍSは「エストニア人の間でロシアに対する恐怖が高まっている」と報じている。
イタリアのF-35調達数は90機から115機に拡大、新型タイフーンも取得
イタリアは17日に発表した予算文書の中で新型タイフーンの調達、F-35の追加調達、GCAPへの投資、F-35プログラムにおけるワークシェアの規模、カーメリに設置されたF-35 FACOの売上、未確定の海上哨戒機取得に言及し、F-35の調達数は90機から115機に拡大することが判明した。
ゼレンスキー大統領の勝利計画、米国連大使と米国務省は機能すると評価
ゼレンスキー大統領は来週に勝利計画を提示する予定だが、トーマスグリーンフィールド米国連大使は「ゼレンスキー大統領の勝利計画を見た」「これは上手く機能する戦略と計画を示していると考えている」と、米国務省の報道官も「米国連大使と同じ評価だ」と述べた。
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍が主要な防衛拠点2ヶ所をほぼ制圧
DEEP STATEは16日と17日に「ロシア軍がクピャンスク方面、スバトボ・リマン方面、ポクロウシク方面で前進した」と、特にポクロウシク・クラホヴェ方面では「ロシア軍がフロディフカとウクライナスクの大部分を支配している」と報告した。
ゼレンスキーがクルスク侵攻を主導、ザルジニーを含む一部の軍高官は反対
Politicoは16日「ゼレンスキー大統領はロシア領攻撃を今年初めに提案し、ザルジニー総司令官を含む一部の軍高官が作戦実施に反対したものの強行した」「ザルジニーは『橋頭堡を確保した後どうするのか?』と大統領に尋ねたが明確な回答は得られなかった」と報じた。
米空軍の作戦能力を左右するNGAS、燃料補給の問題解決が最も重要
米空軍は2024年に予定していたEMD契約締結を保留してNGADを構成する(設計コンセプトを含む)全要素見直しを決断したが、NGADの再定義より先に「空中給油能力自体の増強」と「生存性の高い空中給油能力の実現」に何らかの解決策を見出さなければならない。
Lockheed Martin、予告していたAGM-158 Xtreme Rangeを発表
米空軍協会主催のAir Space&Cyber Conferenceが16日に開幕、Lockheed Martinは予告していたAGM-158 Xtreme Rangeを発表して大きな注目を集めており、これはAGM-158の全長を変更して弾頭と搭載燃料を増やし破壊力と射程距離を向上させたものだ。
侵攻936日目、チャシブ・ヤールの南でロシア軍兵士が軍旗を掲げる
ロシア軍がドネツク州チャシブ・ヤールの南で運河を渡河したことを、ロシア軍がクルスク州オブホフカ集落に到達したことを示す視覚的証拠が登場、DEEP STATEは注目が集まるクスルス州クレミヤノエの状況について16日「そこでロシア軍部隊は包囲されている」と報告した。
ボーイングがMQ-25Aの陸上バージョンを発表予定、米空軍採用を期待
ボーイングはMQ-25Aの陸上バージョン(LBV)を発表予定で、主翼幅の拡大と折りたたみ機構の廃止によって翼内燃料タンクの容量が40%増加し「LBVはKC-46Aが運用できないリスクの高い空域での空中給油を想定している」と主張した。
BAEがブラッドレーA4派生型を大量受注、APS搭載のM2A4E1か
BAE Systemsは12日「ブラッドレーを追加生産するため4.4億ドル以上の契約変更が確定した」「この契約には200輌以上のA4派生型が含まれる」と発表、このA4派生型とはアクティブ保護システム=Iron Fistを統合したM2A4E1である可能性が高い。
クルスク州でウクライナ軍が敵拠点を包囲か、東部戦線ではロシア軍が前進
DEEP STATEは15日夜に更新した戦況マップの中で「クルスク州クレミヤノエでロシア軍を包囲した」と示唆、さらにDEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、コンスタンチノフカ方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面でロシア軍が前進したと報告した。
ヴァンス構想はプーチンへの贈り物? それとも現実的な和平プラン?
New York Timesはヴァンス副大統領候補が言及した戦争終結の構想について13日「ヴァンス氏を批判する人々は『ロシアの勝利を描写した』と否定的に、彼を支持する人々は『平和への現実的な道を提示した』と肯定的に受け止めた」と報じた。
DEEP STATEは14日午後「ロシア軍がクピャンスク方面、コンスタンチノフカ方面、二ューヨーク方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面で前進した」と報告、さらに「ウクライナ軍が奪還した」と報告していた二ューヨーク市中心部=フェノール製造工場もロシア軍に奪われてしまった。
クルスク方面の戦いは混戦模様、ウクライナ軍が新たに6拠点を占領
DEEP STATEはクルスク方面について14日午後「ウクライナが軍がクレプナ川周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍がスナゴスト一帯を占領してリュビモフカまで前進した」「ベセロエ~グルシコヴォ方向とテトキノ市内でグレーゾーンが広がった」と報告した。
パキスタン向けAH-1Zの数奇な運命、最終的に誰の元に行き着くのか?
スロバキアはMiG-29提供の補填としてAH-1Zを格安で購入する予定だったが、フィツォ政権は「もはやAH-1Z調達は優先事項ではない」と述べており、これに目をつけたウクライナは「もしスロバキアに必要ないなら出来るだけ早くウクライナに引き渡して欲しい」と主張している。
ロシア軍が採用したタイヤによる欺瞞、米軍の技術責任者が有効だと認める
2023年秋頃にタイヤで覆われたSu-34、Tu-95、Tu-160が確認され注目を集めたが、米中央軍で最高技術責任者を務めるシューラー・ムーア氏は「タイヤで覆うと多くのコンピュータービジョンモデルは物体を航空機と識別するのが困難になる」と述べ、ロシア軍が採用した対処法が有効だと認めた。
ウクライナ軍がクルスク州グルシコフスキー地区に侵攻、ベセロエを攻撃中
RYBARはクルスク方面について13日夜「ロシア軍がリュビモフカ方向に攻勢を仕掛けている最中、ウクライナ軍がロシア軍の右翼に攻撃を開始した」「ウクライナ軍がノヴィ・プットを占領してベセロエに攻撃を仕掛けている」「兵站ルート遮断のためグルシコヴォに向う可能性が高い」と報告した。
信じられないような報告、ロシア軍がクラホヴェ方面の大釜の蓋を閉じた?
DEEP STATEはポクロウシク・クラホヴェ方面ついて12日夜「クラスノホリフカ郊外からホレスト方向にグレーゾーンが伸びた」と報告していたが、RYBARは13日午後「ロシア軍が大規模な攻撃を行いロゾヴァ川の南部分制圧に成功した」「ロシア軍が閉じられた大釜の中を掃討中」と報告した。
トランプ陣営の戦争終結アプローチ、ウクライナは中立と引き換えに独立維持
トランプ大統領候補の副大統領候補=ヴァンス上院議員はウクライナとロシアの戦争について「現在の境界線で非武装化地帯を創設する」「ウクライナは中立と引き換えに独立を維持する」「ウクライナはNATOに加盟することはなく占領地を取り戻すこともない」と語った。
ロシア軍の反撃が続くクスルス方面、ウクライナ軍はグルシコフスキー地区に侵入か
ロシア軍関係のTelegramチャンネル=Старший Пограннарядаは13日「ウクライナ軍がクルスク州グルシコフスキー地区に侵入して交戦中だ」と報告、地雷処理戦車が対戦車障害物を除去する様子や、ウクライナ軍車輌がオブホフカ郊外に到達したことを示す視覚的証拠も登場した。
ロシア軍があらゆる方向で前進、クラホヴェ方面で新たな大釜が登場
RYBARはクルスク方面について12日夜「ロシア軍の反撃が成功を収めている」と、DEEP STATEはロシア軍がクピャンスク方面、スバトボ方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴフレダル方面、ヴェリカ・ノボシルカ方面で前進したと報告した。
ゼレンスキー大統領、クルスクでのロシア軍反撃について計画通りと主張
ウクライナメディアですら「クルスク方面で何が起きているか?」と報じる中、ゼレンスキー大統領は12日「ロシア軍がクスルスで反撃を開始した」「これはウクライナの計画通りだ」と述べて注目を集めており、何が計画通りなのかは誰にも分からない。
Anduril、超大規模生産と大量使用を前提にした巡航ミサイルを発表
ウクライナとロシアの戦争は「安価で生産効率の良い兵器」の重要性を思い出させ、米軍も低コストで大量生産が可能な巡航ミサイルの取得を模索中だが、Andurilは「超大規模生産」と「大量使用」を前提に設計された巡航ミサイル=Barracudaシリーズを発表した。
BAE Australia、ブッシュマスター搭載の自律型戦闘車輌を発表
豪メルボルンでは11日にLand Forces 2024が開幕、BAE Australiaは全額自社負担で開発したATLAS CCV(無人砲塔システムと8x8UGVを組み合わせた自律型戦闘車輌)を公開、豪陸軍の採用やインド太平洋地域への輸出を想定しているらしい。
侵攻931日、ポクロウシク方面でウクライナ軍の後退が止まらない
RYBARはクルスク方面について11日夜「ロシア軍がコレネヴォの南東で領土を奪還した」と、DEEP STATEも「ウクライナ軍の支配地域がスナゴストまで後退した」と報告したが、ポクロウシク方面でもウクライナ軍の後退が止まらなくなってきた。
ロシア軍の反撃、ウクライナ軍部隊がクルスク方面で包囲された可能性
RYBARはクルスク方面について11日昼「ロシア軍がスナゴストとアパナソフカを解放してクラスヌクチャブリスコエ方向に大釜を作り出した」と報告、これが事実ならクラスヌクチャブリスコエ周辺のウクライナ軍部隊は退路を絶たれた格好で長くは持たないだろう。
米空軍が開発中の無人戦闘機、来週のイベントで実物大モックアップを披露
米空軍は有人戦闘機に随伴可能な無人戦闘機=CCAの開発にAndurilとGeneral Atomicを選定し、Andurilは「Fury」と呼ばれる未知の機体、General AtomicはXQ-67Aを提案していると噂されてきたが、ケンドール空軍長官は「来週のイベントでCCAの実物大モックアップを披露する」と予告した。
ロシア軍がクルスク方面で反撃、ポクロウシク方面でもkm単位の前進
RYBARは10日夜「ロシア軍がクルスク方面で反撃を開始した」「これが成功すれば敵の一部を包囲することが出来る」と報告、DEEP STATEも「ポクロウシク方面でロシア軍が複数方向に前進した」と報告し、重要な防衛拠点=ウクライナスクが包囲の危機に直面している。
ポクロウシク方面の状況は依然として厳しく、ウクライナ軍の損害も甚大
ウクライナメディアのRBC-Ukraineは「本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?」と疑問を投げかけたが、Economistも「依然として東部戦線の状況は厳しい」と報じ、取材に応じたウクライナ人兵士も「我々の損害は甚大で派遣された増援部隊が3日間で全滅した」と明かした。
台湾国防部、F-16V向けのVIPER SHIELD調達に13.3億ドルを配分
ノースロップ・グラマンのIVEWSとL3ハリスのVIPER SHIELDはAN/APG-83搭載のF-16向け電子戦システムで競合しており、トルコはIVEWSを選択したが、台湾の国営メディアは「国防部がVIPER SHIELDの調達に13.3億ドルを割り当てた」と報じた。
侵攻929日目、10年も前線を支えてきたクラスノホリフカ市が陥落か
DEEP STATEは9日夜「ロシア軍がポクロウシク方面のノヴォホロディフカからリシフカ方向に前進し、クラスノホリフカ郊外の住宅地で支配地域を広げ、クラホヴェ方面ヴフレダル方向で炭鉱を占領した」と、RYBARは「ロシア軍がクラスノホリフカ市全体を占領した」と報告した。
中国エンジン産業の進歩、WS-15を搭載するJ-20の鮮明な写真が登場
WS-15を2基搭載するJ-20の鮮明な写真が登場し、WARZONEは9日「J-20のエンジン問題が解決に向っているのは明白だ」「WS-15によって性能上限が引き上げられJ-20の評価はトップクラスに近づく」「WS-15の成熟は中国航空エンジン産業の進歩を反映している」と報じた。
ウクライナメディア、本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?
ウクライナメディアのRBC-Ukraineは9日「本当にポクロウシク方面から危機が去ったのか?」と疑問を投げかけ、取材に応じたウクライナ人兵士は「敵の前進が鈍化した、状況が安定してきたという誤解を与えるべきではない」「敵にポクロウシク占領を断念させたわけではない」と述べた。
米国防長官、ウクライナと共同でS-300とR-27の代替品を開発中と言及
オースティン国防長官はラムシュタイン会議で「米国とウクライナは複数の欧米企業から協力を得てS-300とR-27の代替品設計と製造に取り組んでいる」と言及、ルーマニアのディフェンスメディアは「西側産業界によるS-300の発展型である可能性が高い」と報じている。
侵攻928日目、ヴフレダル包囲を狙うロシア軍がヴォディアンを占領
RYBARは8日夜「ロシア軍がクピャンスク方面でシンキフカを解放した」「トレツク市内の刑務所を占領した」と、DEEP STATEは「ロシア軍がポクロウシク方面のフロディフカ集落内で前進した」「ロシア軍がクラホヴェ方面ヴフレダル方向のヴォディアンを占領した」と報告した。
ウクライナメディア、大統領が参加したラムシュタイン会議に低評価
ゼレンスキー大統領は自らドイツに赴いてラムシュタイン会議に参加したため「何らかの重要な決定」や「武器支援に関するサプライズ」が期待されたものの、Kyiv Independentは「長距離攻撃兵器の追加提供も使用制限の変更もなかった」「支援規模も小規模だった」と報じた。
侵攻927日目、ポクロウシク・クラホヴェ方面でロシア軍の大釜が登場
RYBARはクスルス方面について7日夜「ロシア軍がコレネヴォ村の郊外地域を奪還、ウクライナ軍がクラスヌクチャブリスコエを占領して複数方向で前進した」と、DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク・クラホヴェ方面について「ロシア軍がネベルズケを占領して複数方向で前進した」と報告した。
ポーランド空軍のF-16アップグレード、IVEWSかVIPER SHIELDか
ポーランド空軍は保有するF-16 Block50+/52+のMLUを予定しており、このアップグレードに含まれる新しい電子戦システムを巡ってノースロップ・グラマン製のAN/ALQ-257(IVEWS)とL3ハリス製のAN/ALQ-254(VIPER SHIELD)が激突している。
米陸軍に続きオランダ陸軍もAPSを採用、CV90向けにIron Fistを選択
米陸軍はブラッドレー向けのAPSにIron Fistを選択、改良を加えたIron Fist Light Decoupled搭載のM2A4E1を今年3月に公開して注目を集めていたが、オランダもCV90向けのAPSにIron Fistを選択し、主力戦車以外の戦闘車輌にもAPSの採用が広がっている。
侵攻926日目、ロシア軍のウクライナ東部に対する攻勢が止まらない
DEEP STATEとRYBARは6日夜にハルキウ州ボルチャンスク方面、ドネツク州コンスタンチノフカ方面、トレツク方面、二ューヨーク方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面の戦況を報告、ロシア軍の攻勢は現在も続いており、特にポクロウシク・クラホヴェ方面の状況は悪化するばかりだ。
シルスキー総司令官、ポクロウシク方面で敵の前進を食い止めること成功
シルスキー総司令官はCNNの取材に「過去6日間、敵はポクロウシク方面で1mも前進しておらず、ロシア軍の前進を食い止めることに成功した」「ロシア軍から機動能力と増援能力を奪うことに成功し、この弱体化は他地域にも及んでいる」「砲撃の量だけでなく攻勢の激しさも減少している」と述べた。
オランダが廃止した戦車大隊の復活を発表、Leopard2A8取得が有力
オランダは5日に発表された防衛白書の中で「戦車大隊の再導入」を発表、現地メディアは「約50輌で構成される戦車大隊の再導入が決定された」「国防が政治的優先順位の最下位にぶら下がっていた時代が確実に終わりを迎えた」と報じている。
ロシア軍がチャシブ・ヤールで前進、ポクロウシク方面でもヒルニクに急接近
DEEP STATEは5日夜にハルキウ州リプシ方面、クピャンスク方面、二ューヨーク方面、コンスタンチノフカ方面、ポクロウシク方面の戦況を報告、ロシア軍はクピャンスク方面でオスキル川までの距離を縮め、チャシブ・ヤールのカリニナ西地区に侵入、ポクロウシク方面ではヒルニクに急接近した。
侵攻924日目、ロシア軍はトレツク、二ューヨーク、クラホヴェ方面で前進
DEEP STATEはトレツク・二ューヨーク方面について「ロシア軍がドゥルジバ集落内、ピヴ二チネ市内、二ューヨーク郊外で支配地域を広げた」と、クラホヴェ方面について「ロシア軍がプレチスティフカの南で支配地域を広げた」と、RYBARもクラホヴェ方面についてDEEP STATEに近い内容を報告した。
米報道官、ATACMSならロシア軍機を地上破壊できるというのは間違い
米当局者はWSJの取材に「ロシア軍は航空機の約90%をATACMSの射程圏外に移動させている」と述べていたが、ホワイトハウスのカービー報道官も4日の会見中「ATACMSを使用すればロシア軍機を地上で破壊できるという見方は間違っている」と指摘した。
ゼレンスキー大統領、ロシアが交渉に応じるまでクルスクから撤退しない
ゼレンスキー大統領はNBCの取材に応じた中で「クルスク侵攻はウクライナ東部からのロシア軍撤退が狙い」「戦争を終わらせる勝利計画においてロシア領の保持は不可欠な要素」「プーチン大統領を交渉テーブルに着かせるため占領したロシア領を無期限に保持する計画だ」と語った。
ロシア軍が前進するドネツク州ヴフレダル方向、急速に状況が悪化
RYBARは「ウクライナ軍がクルスク方面スジャ方向で前進した」と、DEEP STATEは「ロシア軍がクラホヴェ方面ヴフレダル方向で前進してプレチスティフカを占領した」と報告、特にヴフレダル周辺の状況は目に見える形で急速に悪化している。
ウクライナメディア、ドンバスからの敵戦力撤退は達成出来なかった
Kyiv Independentは3日「ロシア軍によるポクロフスクへの前進はアヴディーイウカ陥落直後に始まり、参謀本部はクルスク侵攻前まで『困難だが状況は安定している』と言い続けたものの、実際には制御不能になっていた」「敵戦力をドンバスから撤退させることは達成出来なかった」と報じた。
ポクロウシク市軍政長官、街を守る最後の希望だった敵戦力移動は叶わず
New York Timesは1日「ウクライナはクルスクに侵攻することでポクロウシク方面からロシア軍を引き剥がせることに賭けたが実現しなかった」と指摘し、ポクロウシク市のドブリャク軍政長官も「それが最後の希望だった」「何れロシア軍は大砲を持ってきて街を破壊するだろう」と述べた。
ドネツク州ヴフレダル周辺で状況が悪化、ロシア軍が8日間で10km前進
RYBARはクルスク州スジャ方面について2日夜「ウクライナ軍が前進した」と報告したが、DEEP STATEはドネツク州クラホヴェ方面について「ヴフレダル周辺で状況が悪化している」と報告しており、ロシア軍は8日間でパヴリフカ西郊外からプレチスティフカ方向に計10kmも前進した。
侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領
DEEP STATEは1日夜「クルスク方面でウクライナ軍がマラヤ・ロクニャ~ポグレブキの一帯を制圧し、ネチャエフ方向とチェルカスコエ・ポレチノエ方向に支配地域を広げた」「トレツク方面とポクロウシク方面でロシア軍が前進した」と報告した。
侵攻920日目、クピャンスク方面でロシア軍の突出部がじわじわと拡大
DEEP STATEは31日夜「ロシア軍がポクロウシク方面のフロディフカ集落内で前進し、ハリツィ二フカ集落の北部分を占領した」「ロシア軍はクラホヴェ方面やクピャンスク方面でも前進した」と報告、特に3日連続でハルキウ州クピャンスク方面について言及している点が目を引く。
ロシア軍がセリダブ市内に侵入、軍人や専門家はゼレンスキー大統領を批判
RYBARはドネツク州ポクロウシク方面について31日夜「ロシア軍がセリダブ市内の一角、ドリ二フカ、ハリツィ二フカを占領した」と報告、Financial Timesも「ゼレンスキー大統領はロシア軍が東部戦線で急速に前進したため軍人、議員、アナリストから猛烈に批判されている」と報じている。
F-16墜落と司令官解任は無関係、ウメロフ国防相は通常の交代と主張
ゼレンスキー大統領は30日夜「オレシュチュク空軍司令官の解任」を発表、多くのメディアは「F-16墜落に司令官解任が関連している」と見ているが、CNNの取材に応じたウメロフ国防相は「通常の交代でF-16墜落とは無関係」と主張した。
「ブログリーダー」を活用して、航空万能論GF管理人さんをフォローしませんか?
ドイツは欧州最強の抑止力を手に入れるため先月24日「今後5年間で総額6,490億ユーロを国防費に投資する法案」を承認していたが、Bloombergも4日「ドイツは最大1,000輌のレオパルト2と最大2,500輌のボクサー調達を計画している」と報じており、ドイツの安全保障に対する動きは本物だ
豪国営放送のABC Newsは4日「我々は予測不可能なホワイトハウスの態度、関税問題、AUKUS問題などトランプ政権の不確実性に直面している」「アルバニージー首相は土曜夜の演説で豪州の独立を擁護するつもりだ」と報じ、まだ表現は穏やかなもののカナダと同じことを言い始めた。
ポーランドと韓国は2022年7月「K2を1,000輌購入するための枠組み」で合意し、8月に一次契約(180輌分)を締結したが、現地生産分が含まれる二次契約の交渉が難航していたものの、コシニャク・カミシュ国防相は2日「K2の二次契約に関する交渉が完了して合意が成立した」と発表した。
RYBARはクピャンスク方面について3日夜「ロシア軍がミロヴ集落を解放した」と報告、視覚的にロシア軍兵士が集落の中心部で国旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEも「ロシア軍がミロヴ、トポリ、ストロイフカを占領した」と報告し、ロシア軍が新たな方向で突破口を開いた可能性がある。
米陸軍は長距離精密射撃と近距離間接射撃のギャップを埋める「中距離射撃能力の取得」に動き出しており、ミンガス陸軍副参謀長は「迫撃砲、105mm砲、投射型弾薬、徘徊型弾薬、FPVドローンを組み合わせたものが長距離射撃と大砲のギャップを埋める未来を想像している」と明かした。
米空軍は2026会計年度予算案の中でF-22Aに対する「新たなアップグレード」を発表し、さらに有人プラットフォーム統合プログラムの中で「F-22AでCCA制御を可能にするための改修を行う」と明かし、F-22AはCCAと協調する最初の戦闘機になる予定だ。
オーストラリアはクリスマス前までにフリゲート艦入札の勝者を決定する予定で、Breaking Defenseは3日「防衛省は渡航費と宿泊費を負担し、オーストラリア人ジャーナリストを長崎に招待してもがみ型護衛艦の能力をアピールした」「保守的な日本にとっては異例の措置だ」と報じた。
ロシア空軍の長射程空対空ミサイル=R-37Mは「ウクライナ空軍機の運用を制限できる」と実戦で証明、中国もAIM-120の射程を上回るPL-15の実用化に成功し、米国もPL-15に対抗可能なAIM-260の開発を進めていたが、米海軍は2026会計年度予算でAIM-260Aの調達を開始すると判明した。
メドヴェージェフ元大統領は今月2日「1月から7月までに21万人以上がウクライナとの戦いに参加するため国防省と契約した」「さらに1万8,000人以上が志願兵部隊に入隊した」と明かし、ロシアとウクライナの動員率には「毎月1万人」「年間12万人」のギャップが生じている。
国防総省のパーネル報道官は2日「ウクライナへの武器支援停止に関する報道やホワイトハウスの言及は事実」「我々は自国を守りながら全ての人に武器を与えることは出来ない」「米国の利益を最優先するという決定が下された」と述べたが、まだ見直しの最終結果は出ていないとも付け加えた。
DEEP STATEはザポリージャ方面について2日夜「状況が複雑化し始め、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と、RYBARもコンスタンチノフカ方面について「チャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」と報告した。
米メディアは「国防総省が武器備蓄の消耗を懸念してウクライナ支援を停止した」と報じ、PAC-3、GMLRS、155mm砲弾、スティンガー、空対空ミサイルなどの供給が止まった可能性が高く、米国のNATO大使も「これがAmerica First主義の真の姿で自国のニーズを最優先する」と述べた。
防衛装備庁は3月末「小型の機雷捜索用水中無人機=OZZ-7の14基調達について日立製作所と契約を締結した」と、HIIも1日「日立から12基以上のREMUS300を受注した」と発表、OZZ-7の用途、発注数、REMUSシリーズの導入実績を加味するとOZZ-7の正体はREMUS300である可能性が高い。
米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
ロシア人ミルブロガーのRomanov氏は5日「ハルキウ方面の戦いは非常に激しい」「ボルチャンスクを巡る戦いの犠牲者はアウディーイウカを巡る戦いの犠牲者の1/3だ」と明かし、露独立系メディアのМедиазонаはロシア軍兵士の戦死者数を約12万人と発表した。
イタリアのメローニ政権は議会に提出したTyphoon追加調達案の中で「Tranche1を更新するためTranche4かTranche5を24機取得しなければならない」と述べており、ドイツがTornado ECRの後継機として開発しているTyphoonベースの電子戦機も選択に浮上しているらしい。
DEEP STATEはホルリウカ方面について「ロシア軍がドゥルジバ方向と二ューヨーク方向で前進した」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」と報告、ロシア軍が二ューヨーク市内に存在するのも視覚的に確認された。
ニューヨークを守る第206大隊の小隊長は「市内南部をロシア軍に奪われたのは第206大隊の兵士不足、不適切な第41旅団の指揮、準備された陣地の欠如が原因」と述べ、Ukrainska Pravdaも「諜報機関はホルリウカ方面への戦力や物資の集積に気づいていなかった」と報じた。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がニューヨーク方向に3km以上前進して市内に侵入してユリウカ集落の大半を支配している」と、RYBARも5日「ロシア軍がニューヨーク市内のザンニアリ駅を占領した」「ロシア軍が墓地付近まで前進した」「ロシア軍がユリフカ集落を制圧した」と報告した。
米海軍はパイロット養成に使用しているT-45 Goshawkの後継機について「2026年度から調達を開始する」と公言していたが、米海軍は入札開始を2026年度に延期する方針で、T-7Aの開発に手間取るBoeingにとっては幸運としか言いようがない。
イタリアのLeopard2A8導入はLeonardoとKNDSの対立によって御破算となり、LeonardoとRheinmetallは3日「主力戦車と歩兵戦闘車輌の開発・製造に関する合弁会社の設立で合意した」と発表、イタリア陸軍はPantherとLynxを導入する見込みだ。
DEEP STATEは4日夜「残念ながらWeb上に出回っている第206大隊の情報は事実だ」「我々は兵士からニューヨークやユリフカの状況について批判的かつ失望的な情報を多く受け取っている」と報告し、改善が無ければトレツクとニューヨークの喪失を招くと警告した。
DEEP STATEとRYBARは3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告していたが、ホルティツィア作戦軍も「カナル地区を失った」と公式に認め、ウクライナメディアも一斉に「チャシブ・ヤールのカナル地区からウクライナ軍が撤退した」と報じている。
DEEP STATEはアウディーイウカ方面について「ロシア軍がソキルとボスホートを占領して複数方向に支配地域を拡大した」と、ハルキウ方面について「ロシア軍がソトニツキー・コザチョクに進軍した」と報告した。
RYBARはホルリウカ方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がドゥルジバ集落内に足場を築いた」と報告、ロシア軍がピヴニチネ市内に存在する視覚的証拠も登場し、郊外でロシア軍を食い止めるウクライナ軍の防衛ラインは崩壊した。
米国は総額23.5億ドルのウクライナ支援を発表、Ukrainska Pravdaは「ゼレンスキー大統領はシュミハリ首相にうんざりしており、恐らく大統領は首相を解任するだろう」と報じ、ホルティツィア作戦軍はチャシブ・ヤールについて「敵との交戦が運河沿いで発生している」と明かした。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。
露独立系メディアのASTRAは先月13日「ロシア空軍は過去4ヶ月間で滑空爆弾をベルゴロド州と占領地に93回も誤って投下した」と報告していたが、Washington Postも1日「ロシアの内部文書によって滑空爆弾が自国領内にも落下していることが明らかになった」と報じた。
New York Timesは29日「荒野を移動する最中に少しでも攻撃を受けにくくするためロシア軍は様々な方法を試している」「その最新アプローチがオートバイによる攻撃だ」「この新しい戦術は無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じている。