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kame710のブログ https://kame710.hatenablog.com/

55歳の時 胃がんと仕事中に頭部外傷、の人生の大きな転機があり、後遺症とつきあいながら まるで「カメ」のような歩みでここに至っています 出来ることは少ないけれど 日々の想いを書き連ねています

カメキチ
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2019/02/15

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  • 2024.8.30「貧乏」と「貧乏くささ」

    『だからあれほど言ったのに』 内田 樹・著 という本を読んだ。 (グーグル画像より) ものごとの肝心かなめを見極めようとされる内田樹さん。 著者の視点を強く感じ、考えさせることが多かった。 (本にはいろいろな話があったが、強く印象に残った五つだけ書きます。 3回に分け、今日は二つです。次回一つ。残りの二つは最終回) ーーーーーーーーーー ①「〈「貧乏」と「貧乏くささ」の違い〉 (初めに「1950…60年代の日本人は「貧乏」だったけれど、「『貧乏くさく』」はなかった」ことを 指して作家の関川夏央さんが「共和的な貧しさ」と呼んだことが紹介される)… 皮肉なことだが、1964年の東京オリンピックの頃…

  • 2024.8.27 おもしろかった、暑かった旅③

    (続き 今回で終わりです) 翌日もカンカン照り。 これからの予定。 初めはJR「名松線」に乗ること。 「伊勢八知」駅でディーゼル車(一両)に乗り、二駅先の終点「伊勢奥津」駅で降り あまり時間がないので駅周辺でちょっと過ごし、再び(先ほど乗ったディーゼルで) 折り返し、こんどは終点の「松坂」までの車窓を楽しむ。 (名松線→「名」は「名張」。 当初は、「松」の「松坂」を結ぶ予定でしたが事情があって変更、 「伊勢奥津」が終点となった) 次。 松坂駅から近鉄電車で「伊勢中川」駅経由で「榊原温泉」駅で下車し、 迎えのワゴン車で榊原温泉の「榊原館」という宿へ行き、宿泊。 最後の日。 榊原温泉からの帰りに室…

  • 2024.8.23 おもしろかった、暑かった旅②

    (初日の続き) 外はカンカン照り。 だけど、昼食に唐揚げ定食、カレーを食べたら、フロントに荷を預け外に出た。 (フラフラしても、まだ「夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナカラダ」を持っているとは信じ、 部屋に入れる3時までの2時間余、近くの散策《自然や街の観察》を楽しむのだ) 陽射しを受けるだけで、玉のような汗が噴き出す。 けれど、散策は(絶対に痩せ我慢でなく)おもしろかった。 (そうはいってもやっぱりカンカン日照りの中を歩いたので、楽《ラク》した思いはない。 で、「楽しんだ」というより「おもしろかった」という感覚) ーーーーー ところで、旅の計画はいつもツレがしてくれる。 (もちろん私の希望を聞いてくれ…

  • 2024.8.20 おもしろかった、暑かった旅①

    7月10日は私の(障害者にはなったけど)生還記念日ということで、 だいたい毎年、その前後に旅をする。 (前に書いたように、私たちの旅はNHKの番組「小さな旅」のように素朴で華やかではないけど、 旅の途中で気になったこと見つけても「いま何をしているんですか?」と図々しく聞くことはない) 伊勢方面(伊勢神宮ではありません)に行った。 1泊2日で初日は「火の谷温泉」、翌日は「榊原温泉」。帰り「室生寺」へ寄った (火の谷温泉と榊原温泉は、お隣同士というくらい近い。室生寺も帰り道に寄るのに便利だった。 室生寺は有名ですが、温泉は二つとも全国的には知名度は低いと思う) 旅はホント、おもしろかった。 そして…

  • 2024.8.16 『生きなおすのにもってこいの日』(後)

    今日は残り二つの話です。 (ちょっとおどろおどろしい感じ) 「〈死体をバラす理由〉 現代人は精神的ストレスが過剰に大きい…石器時代の人々と…質は違うがどちらもストレスであり、… ストレスによって肉体、あるいは精神に起こる変化は共通している。 … 獣への恐怖であれ、上司への憎悪であれ、強いストレスによって相手を殺そうとする衝動が発動する。 殺さなければ死ぬという条件反射は、人間が科学文明をもたずに生きてきた長い歴史のなかで 脳にインプットされている。 … 動物の屠殺…バラバラ殺人はいつの時代にもあり、それは「死体を隠すため」とか「運ぶため」という 理由をつけられてきたが、殺して解体するのは、それ…

  • 2024.8.13 『生きなおすのにもってこいの日』(中)

    今日も二つの話です。 「〈同じ穴のムジナ〉 支援を目的にした支援は、ほんとうに被支援者を食い物にしていく。 そういう構造が出来てしまうのであって、誰が悪いということではない。 すべての人間が善意であっても構造が悪を生みだす。 … 就労を支援することが、このNPOの目的だからだ。目的が就労支援だから就職支援をする。 就職以外の選択肢については触れない、それは目的の外だから。 … 誰が悪いというのでもないが、支援を目的にしていると、だんだんと支援者の方が主役になっていく。 支援する者は善であり正義であり、支援者はいつも正しくて、支援される方がへりくだっていなければ ならなくなる。…支援どころではな…

  • 2024.8.9 『生きなおすのにもってこいの日』(前)

    お名前だけは聞いたことのある田口ランディさんの本を読んでみた。 『生きなおすのにもってこいの日』 という。 私は「生きなおす」にはあまりに歳をとり過ぎているので、自分のことを思うと 「死ぬのにもってこい」のほうがいい。 書かれていることは(死がテーマであっても)生きることを深く考えさせる話が多く 年齢なんか勘定に入れずに読め、ウンウン…何度も深くうなずいた。 (印象に残った話は六つありました。一つの記事に二つ触れ、3回に分けて書きます) ーーーーーーーーーー 「〈けして一般的ではないものの見方〉 被害者として生きるかどうかは、その人が自分で決めることで、 私はあまり誰が被害者で、誰が加害者かと…

  • 2024.8.6 なにも願わない手を合わせる

    『なにも願わない手を合わせる』 藤原新也・著 を読んだ。 藤原新也さんは人々が暮らし、生活する場所なら何でも題材にされる写真家。 何かを自分の心が感じれば、シャッターを押す。 本は、著者が家族(とくにお兄さん)の死を弔って四国八十八寺巡礼の旅をされた とき感じ、思い、考えたことを著したもの。 いろいろな話があった。 どの話も、人が生きるということを温かいまなざしで見つめられたもの。 (いろいろあったなかで、私にいちばん印象深かった「童顔」と、本題にもなっている「なにも…」 についての感想のみ書きます) 「〈童顔〉 この世に生を授かったすべての生き物は、罪を重ねずして生きて行くことはできない… …

  • 2024.8.2 南木佳士(後)

    前回の最後で書いた「人権」思想。 「人間は全能だから、人間が人間を自己統治することもできるという考え方も 含まれています」ということ。 唸るだけではなく、後から何度もため息をついた。 ーーーーー 検査と治療の「アンバランス」を、「星のアレンジをしている」神さまが、 「自分勝手に死さえも制御できると思いあがった人間たちに課している試練」と 入院中の癌患者は言う。 考えれば、検査と治療の「アンバランス」のようなことは「イタチごっこ」。 「全能」の人間はいつかは問題を解決し、また新たな問題を迎えるけど、いつかは それを解決し、またまた新たな問題を迎える。 (こういうのも人間の「宿業」?) ーーーーー…

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