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matsudama blog https://matsudama.hatenablog.com/

社会で起こっているさまざまな現象を自分なりに読み解きます。哲学、社会、教育など幅広い分野を扱います。

松玉
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2019/02/10

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  • いろいろ雑記

    なんか合わない人嫌な人っているんよな、他の人とどう違うのだろう、もやもやと心に残るからさらに嫌な気分になる。めったに会わないし、名前も知らないし、向こうも知らないだろうから、お互いあいさつもしない。だけど、なんか嫌な感じが心に残る。 数年前、ネット上の仕事で、なんかの記事を読んで感想を書くという単純な作業をして報酬120円くらいもらった。その記事を書いた人はおそらく情報商材を売っている人で、商材屋はその感想を書いた人間に商材を売りつけるために、感想を書くという仕事でカモを探していたのだと思う。そこから商材屋のメルマガというか不定期に来るメールを楽しみにしている。 20時から【新企画】を始動させ…

  • タイミーを初めて利用して働いてみた

    タイミーで昨日きのこ工場で働いた。 菌床栽培に興味があったので、どういうものか知りたくて応募した。 始業5分前に着いてQRコードを読み込んで出勤時間を打刻する。 仕事内容は、菌床と呼ばれるきのこの菌が打ち込まれたおがくずとかの塊を棚にのせる。そして、菌床を小さなプールに置いていく。すごく単純な作業だった。菌床は1個3㌔くらいあるので、いい感じの筋トレになった。 3時間勤務で交通費込の3250円。菌床栽培がどんなものかなんとなく分かって勉強になった。 単純作業は苦痛なので、3時間で済んだのは良かった。途中単調さに飽きて精神的に厳しかった。親は何十年も工場勤務してきて親のすごさを思い知る。 作業内…

  • フレネミーという言葉を知る

    昨日、又吉児玉向井のあとは寝るだけの時間を聴いていたら、フレネミーについての相談が寄せられていて、初めてフレネミーという言葉を知った。 フレンド(友達)+エネミー(敵)でフレネミー。友達を装っているが、実は裏で自分の悪口を言っている人間のことをフレネミーというらしい。 フレネミーという言葉、初めて知ったが、あーこういう奴いるなぁと何人か自分の周りにもいたことを思い出した。 番組に寄せられた相談は、職場にフレネミーがいて、自分はどう対応したらよいかという内容だった。 それに対する又吉の回答が素晴らしかった。相手は人の悪口を言うかもしれないけど、自分は逆に褒めたらいいだろうという回答。悪口言われて…

  • 何もしてなくても怪しまれない方法

    朝起きて顔洗って歯磨いて、台所に行くと犬が椅子の上にいる。グラノーラ食べてコーヒー飲んで、片付けようとすると、犬は椅子を飛び降りてさぁ散歩だというようなニヤケ顔でこちらを見ている。犬を散歩に連れてくと、近所を散歩してるじいさんとか車とかが近くを通り過ぎていく。 こういうときふと思う。自分がもし犬を散歩させてなくて、ただそこら辺に佇んでいるだけだと、散歩するじいさんも犬を横目に見ていく運転手も、「こいつは何をしているのだろう」と思うだろうということを。 何か目的を持って行動している人間を見るとき、そこに疑問や疑念をはさまない。あぁこいつは犬を散歩させているのだなと思うだけだ。しかし、何もせず道端…

  • 単発バイト

    この前インディードで単発バイトを募集していたから応募してバイトした。 イベント会場の設営と撤去の仕事で、9時から17時で日給15000円。田舎のバイトでこの金額はけっこう大きい。 面接というか説明会に行き、仕事の内容を聞き、マイナンバーカードのコピーをとられ、振込先の通帳のコピーを提出し、契約書だったか誓約書にサインした。 仕事は想像以上に楽で、待機という名の休憩時間がとても長く、作業が順調だったからか早く終わった。これほどコスパのいいバイトは初めてだ。 今回のこの仕事は、自治体が主催するイベントで信用できるものだった。仕事内容ももちろんちゃんとしたもので、会社の人たちもまともな人ばかりだった…

  • 素晴らしい言葉

    スマートニュースで、この前芥川賞を受賞した朝比奈秋のインタビューが載っていた。 https://l.smartnews.com/m-7kd3H/zJ4Ru3 この方に起こった出来事からしてすでに摩訶不思議なんだが、発する言葉にもまた力があっていいなと思う。 子供の頃から、人間とは、生命とは、自分とは、一体なんなんだろう、といったどうにもしようがないことに疑問や興味を持つタイプだったので。生まれもった能力の範囲内で器用に効率よく生きている人たちよりも、秀でた能力がなくても、どうしようもない困難を抱えながらも一生懸命生きている人、苦しみに耐えている人に凄みを感じます 特に、後半の言葉がいいなーと思…

  • いい加減すぎる

    母親の話がいい加減で辟易する。 地元であった駅伝大会が5年ぶりらしいよ、コロナの影響で。いや、去年も一昨年もやってたし。 優勝した学校は7年ぶりとか言ってた。いや、初優勝だし。 この前、家の軒下にアシナガ蜂が大きな巣を作ってるのを発見してスプレーで退治してたら、「そんなことしないで、ミツバチだから」と言ってきた。いや、どう見てもアシナガ蜂だし、おまけにキイロスズメバチも集まってきてて危ない状況だった。 母は巣ができていることに前々から気づいていたらしいが、ミツバチの巣だと思ってそのままにしておいたと言う。 協会けんぽから案内が来ていて、マイナ保険証の案内だった。母は中身をあけもせずに、勝手に健…

  • やっぱり日本人だなぁ

    この前、不動産の取引で弁護士とズームでミーティングすることになって、予定時刻の一分前に入室したら相手はすでに準備していた。 今、車の調子が悪いので整備工場に預けて代車に乗っている。自分の車にはドライブレコーダーをつけていたが、代車には付いておらず運転するのがちょっと怖い。 この前ネットニュースかなにかで、グーグルだかアップルがインドに法人を作ったが撤退したというような記事があった。現地で雇ったインド人たちは、給料をもらうと金がなくなるまで出社しないらしい。めちゃくちゃである。 日本人は病的に真面目なんだと思う。良く言えば凝り性で、悪く言えば神経質。 飯がうまいのも、トイレにたくさんの機能がつい…

  • 久しぶりに山に登った

    920メートル 2時間で登る 以前はよく登っていた山だけど、仕事やらなんやらで忙しくなり登っていなかった。2年ぶりくらいに登った。 だいたい三合目くらいまでがきつくて、途中から平坦になったりちょっと下ったりするところがあって、そこから呼吸が落ち着く。リズムが出てきて、スタスタ進めるようになる。 七合目あたりから視界が開ける場所があり、そこで休憩。当たりまえっちゃあ当たりまえだけど、眼下の道路を行く車はゆっくり走っているように見える。 景色を見ていて、ツァラトゥストラはなぜ山にいたのか理解できた。すべてが見えるからだ。 天才と秀才の違いがよく言われる。ショーペンハウアーは、秀才は誰にも当てられな…

  • 動かないと始まらない

    ふぅ、やっと山を手に入れることができる。 山が欲しくて田舎に帰ってきて、しかしいい山が見つからずずっと探していた。田舎に山は、それこそ山ほどあるが、だからといって簡単に手に入れることはできない。道に接していない、山の中腹にあるとか条件が悪いところが多いし、条件がいいところは金がかかる。 今回、理想の山が見つかって譲ってもらえることなった。譲渡にあたって税金がかかってくるわけだが、売買か贈与で払うべき税金の種類が変わってくる。 今まで税金のことをちゃんと調べようとトライしてきたのだが、調べても全然頭に入らなかった。それが今回はすんなり頭に入ってきて一発で覚えられた。やっぱり自分事として覚える動機…

  • 社会と世間

    この前図書館で斎藤環の『中高年ひきこもり』を読んだ。 中高年ひきこもり (幻冬舎新書) 作者:斎藤 環 幻冬舎 Amazon この本の中で、ひきこもりが恐れているのは社会ではなく世間という記述があり、ひどく納得した。 自分はひきこもりではないが、ひきこもりと同じ気質がある。世間が恐い、嫌い、関わりたくない。 本で、ひきこもりのなかには海外旅行はできる人がいたり、東日本大震災のあと避難所で率先して水を受け取り行く人もいたとあった。海外は世間ではないし、避難所はいったん人間関係がリセットされて世間がなくなったかららしい。でも、しばらくして避難所のなかにも世間が形成されてくると仕切りの外にでなくなっ…

  • なぜネガティブな側面しか見ないのだろう

    https://news.yahoo.co.jp/articles/d1faca457407728c2e6b7110b3a47263a8fbc2b2 ヤフーニュースで小泉進次郎が失速かという記事があった。コメントで、識者は進次郎の受け答えが評価されていないとか、立憲民主党で野田が代表になって自民が刷新感だけでいいのかと思われている等の要因があると述べている。一般のコメントでも、石破や高市は長い議員生活で勉強してきて知識に裏付けされた説得力ある受け答えをするが、進次郎は付け焼き刃的だというコメントが多くの共感を集めていた。 小泉進次郎の肩を持つわけではないが、国民の多くが若い議員がリーダーになる…

  • 如是我聞と誤配と田舎

    『哲学の誤配』を読み終わった。 哲学の誤配 (ゲンロン叢書) 作者:東 浩紀 ゲンロン Amazon 韓国人の批評家による東浩紀へのインタビューが収録されている。東浩紀の作品を読んだのは初めて。この本には韓国の人文学や哲学の歴史が書かれていて興味深かった。 「誤配」というのは東浩紀の言葉で、ジャック・デリダの「脱構築」と意味は近い。彼の著書『存在論的、郵便的』の郵便から来ていて、文字通り間違って配送されることを意味している。ネットワークにおける偶然の出会い、予期しない出会い、作為されなかった出会い、つまり誤配によって構築されるつながり。目的地からはずれること。無駄。 無駄があるからこそ豊かにな…

  • 世界が変わるのか、自分が変わるのか

    本屋で見つけた一冊。 霊界: 五十年の記録 (河出文庫 な 51-1) 作者:長田 幹彦 河出書房新社 Amazon 作者の長田幹彦は1887年〜1964年の人で、幼少期からの心霊体験が本書で綴られている。 創作ではなく実話で、彼だけでなくその周りの人たちも霊を見ている。 この本を読んでいる最中に、内山節の『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』を思い出しこちらをあわせて再読した。 日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書) 作者:内山 節 講談社 Amazon こちらの本は、1965年以降日本人がキツネにだまされなくなった理由を考える一冊。内山によれば、お年寄りの話…

  • これじゃあ東京一極集中は終わらないわけだ

    今日仕事に出る前にシャワーを浴びていたら、外からおしゃべりが聞こえてきた。 たぶん近所の人のおしゃべりだったと思うが、大きな声で、こことここの子は同級生だとか、ここのは上が大阪、下が神戸の運送会社で働いてるとか話していた。 まぁそれぐらいならまだいいが、あそこの家の子はみんな家を出てない、まぁ実家なら家賃払わなくていいし、飯も親が作ってくれるし、飲みに行っても父親が迎えに来る、洗濯もしてくれて畳んでタンスの中にいれといてくれるらしいとか、他人の家の事情を大きな声で話していた。 当方、中国地方の田舎に住んでいる。本当に田舎はヤバいな思った次第。デリカシーのない人間ばかりだ。他人の家のことをよく大…

  • 『ひぐらしのなく頃に』感想 ネタバレなし

    ユーチューブで『ひぐらしのなく頃に』が期間限定無料公開されていたので、毎日少しずつ観た。 計20 時間くらいのアニメ。長かったが、観てよかったと思う。 名前だけは以前から知っていて、なんとなく怖いイメージがあって、でもそこまで興味はなかったから今まで観ていなかった。今回も無料公開していたから観ようかと思っただけで、なんとなく見始めた。 絵柄が美少女ゲームに出てくるような、顔の半分が目であまり受けつけなかった。そして、最初は男子一人と女子校や小学校の女の子数人が仲良く遊ぶだけのアニメで、なんだこれ?という感じだった。 ただ、徐々に不穏な感じが出てきて、綿流しというお祭りの日に各編の主人公が突然首…

  • 映画『うんこと死体の復権』を観てきた

    青春18切符を使って大阪まで行って、十三にある第七藝術劇場で『うんこと死体の復権』を観た。 映画チラシ ドキュメンタリー「うんこと死体の復権」+最新映画チラシ3点 ノーブランド品 Amazon 監督は、グレートジャーニーでおなじみの関野吉晴。最初、伊沢正名のいう糞土師のところに行く。この人は野糞の達人で、この何十年か自分の所有する山で野糞をし続けている。 この人のことはすでに知っていて本も読んだことある。驚いたのは、この人に弟子ができていたこと。しかも若い女性! 映画では、関野さん、伊沢さん、あと弟子の女性の野糞シーンも映っている。もちろんカメラは遠目に映すだけだが、人が野糞する光景を生まれて…

  • 雨の日は自由

    昼になったらザーッと雨が降ってきたので、竹やぶ整備を終えて図書館に避難する。 雨の日はいい。ずっと続くとうんざりしてくるが。雨の日、平日の午後、図書館で雨を眺めつつ、芥川賞を受賞した『サンショウウオの四十九日』を読んだ。 雨が降ると、少し自由になってワクワクしてくるんだよな。自分だけかもしれないが。 なんでだろうと考えた時、雨の日は動きが制限されるからではないかと思った。 キャンバスに何でもいいから描いてみてと言われると、逆に何を描いていいか分からず困惑する。でも、校庭の木を描いてと言われると、どれか木を選んで描くことができる。制限してもらったほうが、自由に描くことができる。 雨の日もこれと同…

  • わけの分からん親戚付き合い

    母親に、9月某日に認知症の祖母の面倒を見てほしいと言われた。 なんでも、父親の弟(母にとっては義弟)が還暦祝いで、わざわざこちらに来て祝賀会をするから同席しなければいけないらしい。 まず意味が分からないのは、なぜ義弟の祝賀会なのに、主役の義弟が遠くからはるばるやってくるのかということ。義弟は東海地方に住み、こちらは中国地方に住んでいる。主役が住んでいる土地でやるのが普通じゃないのか? あと、参加者も意味がわからない。筆者の弟の嫁の実家の人間(義弟からみれば、兄の息子の嫁の実家)が、毎年お中元やらなんやら贈ってくれるからということで、主催するらしい。はぁ? 筆者にとって叔父さんであるその義弟が、…

  • 新しい人間は疲れる

    昨日、仕事の関係で、大阪からインターンシップにきている大学生と一緒に壁の塗装をすることになった。 ハキハキとした誠実な子で、敬語もちゃんと使える好青年だった。 以前、空き家の片付けを一緒にした地元の大学生は、主体性がないというか受け身というか、やりづらいなぁという印象しかなかったから、あまり年下とか大学生とは関わりたくなかったのだが、今回の子は自分から話しかけてくる積極的な子だった。これならたぶん社会にでても、うまくやっていくだろうなと思わせる子。 いろいろとおしゃべりしながら作業していたのだが、非常に疲れた。普段は一人で黙々と仕事しているから、人と一緒に作業するといろいろと気を遣わないといけ…

  • いろんなタイプの町を実験的に作ってみてほしい

    クラウドファンディングで、女性だけのまちを作るというプロジェクトが募集されている。 https://camp-fire.jp/projects/745198/view 個人的には、このプロジェクトがぜひとも実現してほしいと思っている。女性しかいないまちというのが、どのように機能するか気になる。 よくよく考えてみれば、こういうタイプの特殊なまちは日本に普通にある。 たとえば、芦屋市、特に六麓荘町は金持ちだけで構成された町だし、長野の軽井沢は別荘がたくさんあって、つまりは二拠点生活をしている人の町である。軽井沢は行ったことないから分からないが、六麓荘町は本当に豪邸ばかりで道路に信号が一つもない。コ…

  • 何十年も前の本を読む価値

    ドストエフスキーとか夏目漱石とか、昔の文豪の本は読む価値がある。一方で、時代の流れに淘汰され、今ではあまり読まれていない、話題にならない本でも、読む価値があると思わせてくれる本はある。 新装版 ザ・詐欺師 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-118) 宝島社 Amazon この本は文庫版で2009年に発売されているが、もとの本は1993年に発売されていて、だから内容は1980年代から90年代の初めくらいのものばかりである。内容はいろんな詐欺の話で、今から30年以上前の詐欺の手口について書かれている。 この本を読んでて思ったのは、今とあまり変わってないなーということ。時代が目まぐるしく変わり、それ…

  • 映画『聲の形』感想

    昨日の地上波放送で映画『聲の形』を観た。 映画 聲の形 入野自由 Amazon マンガは十年前くらいに読んでて、読んだときのあの衝撃は今でも覚えている。衝撃、いやちょっと違うか、なんだろうな、うーん、どう形容したらいいのか分からない。とにかく、いろんな感情や言葉がないまぜになった複雑な心境になって、鬱っぽくなった。マンガ喫茶でたまたま手にとって読んでみたら、物語に引きずり込まれて、その後全巻一気買いした。大学生で金もあまりないのに、これは今後何回も読む作品だと思い大人買いしたのだった。 映画は今回初めて観た。やっぱりマンガを読んだときと同様、揺さぶられた。 この作品の何がこんなに人を揺さぶるの…

  • 『ことば、身体、学び』感想

    本屋で大人買いしたなかの一冊 ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか (扶桑社BOOKS新書) 作者:為末 大,今井 むつみ 扶桑社 Amazon 元陸上選手と言語学者の対談。良かった。 自分も陸上をやってたからもちろん為末さんのことは知っているし、テレビのコメンテーターもやってるから頭もまわる人なんだろうと思っていたが、想像以上に言葉の表現力が素晴らしくて、すげーと思った。トマピケティの『21世紀の資本』も読んでるとか、本のチョイスもレベルが高い。 為末さんは子どものときからたくさん本を読み、自分の身体の動きを言語化する習慣があったとのこと。普通はコーチをつけるが、為末さ…

  • 最近の雑感

    あーオリンピック終わっちゃったな~。 夜更かし観戦はしなかったが、なんだかんだザッピングしながら観てた。クライミングを初めて観たが、すごかった。いろいろ話題になっている森秋彩さんのやつ。手に汗握った。よくあんなん登れるなぁ~と。 東京もパリも、やっぱり選手たちは、人間性も素晴らしくて、でも残念なのは環境というか、運営側。東京は開会式の件や賄賂など、大人の汚いところが露見したが、パリはパリで、向こうの人間のアジア人の見下しや、露骨な審判のイカサマが酷くて、権力を持つ人間の醜さに辟易した。それでいて、平然と平和だの友好だの言ってるんだから、どういう神経してるんだろうと不思議に思う。 今回活躍した日…

  • Z世代化する社会は知の成熟した社会なのか

    新聞で紹介されていて気になったので読んだ。 Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち 作者:舟津 昌平 東洋経済新報社 Amazon まず、著者は1989年生まれのゆとり世代で、「ついにゆとり世代がZ世代を批評する時代になったのか…」と不思議な感慨を覚えた。時代というのはいつだって、上の世代が下の世代を奇異に思いながら、自分らとは相容れないが故に、肯定よりも否定したくなるものらしい。 でも、ゆとり世代の著者が書くこの本は、ゆとり世代だからなのだろうか、完全にZ世代を否定するのではなく、寄り添おうとしつつも相容れない、分からないけどもなんとか理解しようみたいな感じが伝わってきた。あと、たぶん…

  • 村上隆『芸術起業論』感想

    ブックオフで見つけた本 芸術起業論 (幻冬舎文庫) 作者:村上隆 幻冬舎 Amazon まず何がすごいって、表紙がすごい! アイドルよりもドアップの顔を表紙にもってくるてのがもう、日本人ばなれしている。申し訳ないが、正直ブサイクである。しかし自分の顔をドアップで表紙にして人目をひいているという時点でもう彼の勝ちである。 それはさておき、内容もけっこう読み応えがあって面白かった。 現代アートはもう何が何なのか分からんという感じだったのだが、この本を読んで、分からないのは自分が作品の置かれている文脈や物語を知らないからだと理解した。 現代までの作品というのは、絵画にしろ彫刻にしろ何にしろ、見たらそ…

  • 「意味」があるとかないとか

    この前書いたブログ記事について言及されていた。 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/07/31/001903 上の記事は、 https://matsudama.hatenablog.com/entry/2024/07/21/163453を受けてのもので、この記事は以下の本を読んだ感想である。 美しき少年の理由なき自殺 作者:藤井 誠二,宮台 真司 KADOKAWA(メディアファクトリー) Amazon ところで、このテクストを読んで、再度「意味」とは何かということを考えてみたいと思った。「奇妙に真面目な人間は、無意味とはいえ意味を見いだせない…

  • 最近の出来事と考えたこと

    アパホテル広島新幹線口の試泊会に当選した。時期的に青春18切符も使えたので、広島に行くついでに電車旅をすることにした。 アパホテルには15時にチェックインしてなるべく長い時間滞在したいなと思って前日入りすることにした。僻地に住んでいるので、電車で行くとなると広島に到着するのが夜になるのである。 着いたらすぐに駅内のお好み焼き屋に行く。やっぱり、広島のお好み焼きは最高にうまい。大阪のはべつに普通だなと思うが、広島はうまい、すばらしい! 広島駅前の、広島のお宿という安いカプセルホテルに1日目は泊まった。安いが、クオリティが低いわけではない。広島駅前という最高の立地でありながら、平日は3000円をき…

  • 青春18切符でアパホテルの試泊会に行ってきた

    7月26日開業のアパホテル広島新幹線口の試泊会に行ってきた。試泊会といっても特別な催しがあるわけではなく、普通に宿泊してその感想をアンケートで答えるだけの簡単なものだった。 アパホテルのアプリから申し込んで当選した。同時期に京都や東京秋葉原も募集していて、そちらも応募したけど落ちた。当選発表は試泊会の1週間前と直近だったから、地元や近県に住んでいる人が優先されたのかもしれない。落ちても100円割引券がもらえるからどんどん応募すべし。 自分の泊まった部屋はシングルスタンダードタイプ。普段は自分の泊まる部屋しか見られないが、試泊会ということで、最上階でいろんなタイプの部屋を見学できた。 一番ゴージ…

  • 1990年代発刊の本を読む

    何かの本で紹介されていて気になったので読んだ。 美しき少年の理由なき自殺 作者:藤井 誠二,宮台 真司 KADOKAWA(メディアファクトリー) Amazon 社会学者である宮台真司の主張や思考に取り憑かれ自殺したS。自身の主張が彼を自殺へ導いたと悔やむ宮台とライターの藤井が、Sの死後、周辺の関係者に話を聞きながら、彼がなぜ自殺に至ったのか分析しようとした一冊。 1990年代の空気感を自分はよく知らないが、バブル崩壊とか阪神大震災、オウムや酒鬼薔薇の事件があったりして、人々の生き方や人生観が揺さぶられ続けた年代だったのだと思う。だからなのか、こういう類の本や『完全自殺マニュアル』のような、今だ…

  • ダルビッシュとビートたけしの観点から見た政治

    ダルビッシュは人のいいところを見つけて伸ばすタイプで、ビートたけしはむしろ否定するタイプ。ビートたけしは、出てきた芽は徹底的に摘む、それでも伸びてくるやつが本物と言っている。 教育的にどちらがいいか分からないけど、少なくとも否定するほうが本人は楽である。というのも、自分が相手より上であると見せるためには、自分が努力して相手より上に行くよりも、否定して相手を下げるほうが楽だから。 ダルビッシュが雑誌ナンバーで日本球界について苦言を呈している。OBは自分の持っている技術を誰にも教えたがらないと。せっかく素晴らしい技術を持っていても、それを他人に伝えず個人のもので終わらせてしまうと球界全体にとってマ…

  • wikipedia三大文学『死の貝』を読む

    素晴らしいノンフィクションだった。 死の貝―日本住血吸虫症との闘い―(新潮文庫) 作者:小林照幸 新潮社 Amazon これはとても面白いし、勉強になった。 世の中には数多の病気があふれていて、人間はいろんな病気になる。病気になったら、何が原因だったのかとか考えるし、安静にするとか、病院に行って薬をもらうとか、あるいは自分でいろいろ調べたりする。そういう行動がとれるのは、先人たちが自らを犠牲にする可能性があるなかで、必死に研究してくれたおかげである。 激しい下痢に襲われ、その後腹が風船のように膨らみ、最後は死に至る。子どものときにかかったら成長がとまり、二十歳をこえても見た目は子どものまま、頭…

  • 鶴見済『完全自殺マニュアル』と安楽死

    前々から読んでみたかった一冊を読んだ。 完全自殺マニュアル 作者:鶴見 済 太田出版 Amazon いろんな自殺の方法が事例とともに紹介されている。 この本は、タイトルからして自殺したい方向けの本のように思えるが、著者の本音はそうではない。 僕の知人に、それを飲んだら平気でビルから飛び降りちゃうほど頭のなかがメチャクチャになっちゃう“エンジェル・ダスト”っていう強烈なドラッグを、金属の小さなカプセルに入れてネックレスにして肌身離さず持ち歩いてる人がいる。「イザとなったらこれを飲んで死んじゃえばいいんだから」って言って、定職になんか就かないでブラブラ気楽に暮らしている。 この本がその金属のカプセ…

  • 日本の暗闇を表わした3冊を読む

    NHKスペシャル ルポ 車上生活 駐車場の片隅で 作者:NHKスペシャル取材班 宝島社 Amazon 車上生活を送る人たちのルポルタージュ。 道の駅に行けば、だいたい県外ナンバーのキャンピングカーとかバンを見る。そういう、車で旅をしている人たちではなく、車で生活を送る人たちに焦点を当てたルポ。 自分の知り合いにも一人、車上生活を送るのがいる。彼は住所はあるが、人目が気になるから車上で生活している。彼は付き合いにくい人間で、人と関わりたくないという雰囲気を発している。この本でも、人付き合いが苦手な人たちが車上生活を送っている。 車の中で母を亡くしそのまま放置していた、死体遺棄の罪で逮捕された娘の…

  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか 感想

    なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 作者:三宅香帆 集英社 Amazon 今話題の新書。 確かに働いていると本が読めなくなってしまう。本が読めなくなるだけじゃなくて、自炊もしなくなる。平日は働くだけの一日になるし、休日はぐったり何もしない一日になる。 なぜ読めなくなるのか、それは労働時間があまりにも長いからというのが理由だが、本書ではそこをさらに深掘りし、以前からそうだったのかという疑問から労働史の話になる。そして、本は読めないけど、スマホはだらだらとやっている、この違いは何なのかという疑問にも迫る。 労働史の件を読んでいて意外だったのが、自己啓発本は昔から親しまれてきたとい…

  • 仕事についての雑感

    今日起きたら10時だったので、面倒くさくて仕事は休みにした。倉庫の内装は急いでないらしいし、竹やぶの間伐も雨が降っているから行きたくない。明日行くことにして今日はだらだらしている。 あーいつまでもこんな働き方ができたらいいなと思っている。自分のペースで、一人で黙々とできる仕事。自分の性に合っている。 世の中のほとんどの人が働きたくないと思っているが、自分が思うに、働きたくないわけではないと思う。自分に合う仕事であれば、定年とか関係なく死ぬまで働きたい人もけっこういるんじゃないかな。 この、自分に合うというのが難しい。就活で自己分析をさせられるが、20そこらでアルバイトしか経験のない若造が自分の…

  • どちらがいいのか…

    今日の新聞に、元京大総長でゴリラ研究者の山極さんのコラムが載っていた。 アフリカでフィールドワークしたときの話が載っていて、山極さんがフィールドワークする際に迷子にならないようガイドを雇ったという内容。日本でも山や森でフィールドワークしていたから迷子にならない自信はあったが、アフリカの森はそれが通用しないほど複雑だから雇ったという。 ガイドは自然の知識が豊富で、象などの大型の動物が通った後を進んだり、ここは毒を持つ生物がいるから避ける、あそこは人間に危害を加える動物がいるから迂回するなど、山極さんには見えないものを見ていた。そして、的確にガイドしてくれた。 翻って、山極さんがこの前沖縄に行った…

  • 最近観たアニメや読んだ本の感想

    ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 (まんがタイムKRコミックス) 作者:はまじあき 芳文社 Amazon アマプラで一気見した。 ぼっちの女の子がギターを始めてバンドを組む話。面白かった。 ぼっちの主人公である後藤ひとりの、超ネガティブな妄想ギャグが笑える。 自分はぼっちではなかったけど、ぼっちってこういうしんどさがあるのかーと思いながら観た。バンドメンバーには気遣われているけど、現実ではこの気遣いさえしんどいだろうな。アニメだから、そこらへんはギャグに昇華されている。 ぼっちちゃんは登録者数三万人のユーチューバーでもあり、ギターの実力は折り紙付き。仲間からも一目置かれている。 オードリー若林のエッ…

  • 自分が今までに出会ったいい人すぎる人をあげる。

    ・レジに並んでたら、「少ないから先にお会計イイよ」と先に会計させてくれた人。 これ、今までに何回かあった。みんなおばちゃんだったはず。カゴ一杯に商品入ってるから時間かかりそうだなーと思っているときに譲ってくれるから嬉しくなる。何回もお辞儀しながら先に会計させてもらう。 逆に、神戸のスーパーで「うちのほうが先に並んでたよな」と言ってきたおばちゃんもいた。 ・地図持ってきてくれた新聞配達のおっちゃん 自転車で日本を旅してた時、道に迷って適当な公園で野宿して、朝起きてぼーっとしてたら新聞配達のおっちゃんが近づいてきたから、「ここはどこですか?」と聞いたら「羽咋市だよ」と答えてくれた。おっちゃんは配達…

  • 新しい概念に出会う感覚

    今日、ネットサーフィンしてたら「ソリタリー」という概念に出会った。一人でいても寂しくない人のことをソリタリーというらしい。自分やんと思って調べてみたら、ソリタリー診断というのがあって、やってみたら全部当てはまったので、自分は完全ソリタリー人間だということが分かった。 https://one-sheep.org/solitary-features/ 新しい概念に出会って、それが完全に自分を表現している。ソリタリーが明石家さんまの番組で紹介されたとき、多くの人が「救われた」と思ったようだ。自分は、自身がソリタリーと分かったとき、へぇ〜と思っただけだった。 自身が何らかのマイノリティに属するとき、周…

  • オードリー若林の『完全版社会人大学人見知り学部卒業見込』を読んだ感想

    ブックオフをうろついていたときに何気なく手に取った一冊。110円。 完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫) 作者:若林 正恭 KADOKAWA Amazon 感想。素晴らしい!本当に、素晴らしい! えー!まじで、オードリー若林の文才がこんなにすごいとは知らなかった。自身の人見知りを、こんなに鮮やかに表現できる人、他にいるのだろうかと思うくらいの凄さ。 そういえば、何年も前に、知り合いと本屋で待ち合わせしてたときに単行本のほうを立ち読みしてて、その時も面白いと思ったのだった。でもそのときは購入せず、こうしてブックオフでふと手に取るまで、若林の文才のことなど忘れていた。 若林はお笑…

  • 映画を観るためにホテルに泊まる

    時々、映画を観るためにホテルに泊まる。 自分はだいたいアパホテルに泊まる。テレビが大きいし、vodが無料だからだ。 vodに観たい映画がないときは、ユーネクストとかアマゾンプライムの映画をキャストしてテレビで観る。 チェックインする前にお菓子とかツマミを買い込んで、部屋を暗くして、ベッドの上でだらだらしながら観るのがいい。 昨日はアパホテルに泊まって、アマプラの鬼太郎と市子を観た。 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 関俊彦 Amazon 市子 杉咲花 Amazon アパホテルに泊まったときはなぜかアクション系を観たくなる。ジョン・ウィックを観たのだが、途中でこれ観たことあるなと気づきやめた。 鬼太郎は、…

  • サルじゃなくなってきている

    カスハラをするのは、60代の男性、続いて50代男性、70代男性でこれが全体の7割を占めている。 https://l.smartnews.com/E6gpP このデータをみて思うのは、われわれがサルじゃなくなってきているということ。 理性で感情を制御できない人間をサルと定義すると、今の高齢者はまさしくサルである。もちろん高齢者全員がサルではなく、高齢者のなかにサルが多く、その結果が上のデータとなって表れている。そして、裏を返せば、今の若者にサルは少ないという事実も示している。 「老害」という言葉が一般化したが、老害という言葉は昔存在しなかった。おそらくそれは、昔は社会が老害で満たされていたからで…

  • 読んだ本の感想

    電通マンぼろぼろ日記 作者:福永 耕太郎 三五館シンシャ Amazon 電通といえば誰もが知る悪名高い広告の企業で、でも大企業だから就活生に人気がある企業でもある。 このシリーズは、社会の底辺で働くうだつの上がらない労働者(でも本にできるほどの観察眼や記憶力を持つ才能ある人)の語りが主だったのに、今回は電通マンが主人公だから気になって読んでみた。 主人公の福永さんは相当優秀な人間らしい。電通は基本コネ入社らしいが、この方は違う。でもおそらく、この人は学生時代にアルバイトで世話になっていた業界人に推されて電通に入社できたんだと思う。しかしそれは他の就活生と違って親の七光りによるものではなく、自分…

  • セゾン自動車保険のロードサービスを初めて利用した

    今週のお題「最近、初めて〇〇しました」 まさに今日の話。 初めて自動車保険のロードサービスを利用した。 仕事で竹やぶを整備することになり、そこに至る道を軽トラで走っていたら脱輪した。幅が1.5メートルくらいしかないところがあり、行きは大丈夫だったが、帰りにバック走行してたら左が脱輪してにっちもさっちもいかなくなった。 任意保険でセゾン自動車保険に入っているので、それで頼めなかったかなと思い出しスマホで調べる。 電話は問題なくつながり状況や現場の位置を伝える。JAFに入っているかと聞かれて入ってないと答える。40〜50分くらいかかります、また連絡しますのでお待ちくださいと言われ電話が切れる。 竹…

  • 読んだマンガと本の感想

    路傍のフジイ(1) (ビッグコミックス) 作者:鍋倉夫 小学館 Amazon いいタイトルだ。たぶん『路傍の石』からとっているのだと思うけど。ネットニュースでこの作品を知った。どこかで新しいヒーローの誕生と書かれていたような覚えがあって、ん?ヒーロー?って思ったのだが、たしかにまぁヒーローといえばヒーローなのかもしれない。 SNSの普及などでみんな承認欲求を満たすことに追い立てられ、でもキラキラした自分を演出することに疲れている人間か多い中、フジイのような存在はたしかに新しいヒーローというか、いやでも、いつの時代においても、結局フジイのような人間が実は一番充実した理想であると思う。 自分もフジ…

  • ダルビッシュと大企業とゲーム理論

    ダルビッシュが日米通算200勝を達成した。すごいことだと思う。インタビューでは日本の皆さんに育ててもらったと感謝していた。謙虚だなと思う。 ダルビッシュを特集したNumberでも、随所に謙虚さや視野の広さがうかがえる発言があって、選手としてだけでなく、人間としても一流だと思わされる。 Number(ナンバー)1014号「ダルビッシュ進化論。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) 文藝春秋 Amazon この雑誌のインタビューで、自分の持っている知識を敵味方関係なく伝えたほうが、球界全体でレベルアップできると話していた。彼は、OBは敵のチームには自…

  • 読んだ本の感想

    コールセンターもしもし日記 作者:吉川 徹 フォレスト出版 Amazon このシリーズは面白い。 今回はコールセンターで働く吉川さんの話。ドコモに派遣されたときの話が多い。案の定、頭のおかしいクレーマーがたくさん登場する。自分がケータイ料金を払わないから止められているのに、コールセンターに電話して料金を払わないのに再開させるというのは、本当にクズである。夫が自衛隊なのに電話が止まって何かあったときつながらなかったらどうしてくれるのよって、知らんがな。ならちゃんと料金払えという話である。 でも、こういう頭のおかしいクレーマーの要求をつっぱねず受け入れることで、クレーマーはさらにつけあがるわけで、…

  • ブックオフで初めて購入した本の感想

    これまでブックオフはマンガを立ち読みするかいらない本を売る場所で、買う場所ではなかった。だけど、たまたま本棚をぶらぶらと見てみると、面白そうなのが目に入ってきたので、それを全部購入した。 西成で生きる~この街に生きる14人の素顔 作者:花田 庚彦 彩図社 Amazon 定価792円 ブックオフ550円 西成はいろんな訳ありの人が集まってくる街で、この本は西成を支える人から訳ありの人までいろんな人にインタビューしたものが載っている。 西成は今、介護や福祉の街になっている。かつて日本経済を支えた日雇い労働者が高齢となって生活保護となり、介護や福祉が必要となっているからだ。 介護や福祉の会社を経営す…

  • 20回以上は観た『わたしを離さないで』

    今週のお題「名作」 なんとなく観た作品だったが、とてもすばらしい作品で、たぶん20回は観ている。 わたしを離さないで (字幕版) Andrew Garfield Amazon 主演のキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイの演技も、映画全体に漂うあの雰囲気もとても良かった。 原作者がカズオ・イシグロというノーベル文学賞受者で、それもあって監督は日本のわびさびを取り込んだとどこかで語っていた。 彼らが演じるのはクローン人間で、将来自らの臓器を提供することによる死が予め決まっている。3回、ないしは4回目の臓器提供で、彼らの生は終わる。生の目的が生まれた瞬間から決まってい…

  • AIは日本人になれるのだろうか

    今日、仕事で倉庫の片づけをしていたときのこと。 Mさん「この蜂の巣箱持ってかえらない?」 俺「そういえばミツバチが倉庫の前飛んでましたよ」 Mさん「…」 俺「はい、持ってかえります!」 Mさん「まぁここはべつにハチミツいらないからね」 あとで、このやりとりを思い返してみると、かなり高度なコミュケーションだなぁと思った。 まず、Mさんの提案に対して、自分はかなり遠回しに断った。ミツバチが周辺を飛んでいたのだから、巣箱を置いてハチミツを作ったらいいんじゃないかと。言外にそうしたニュアンスを含ませて、やんわりと断る作戦。 Mさんはそれに対して微笑みながら無言。いやここには必要ないから持っていってほし…

  • 読んだマンガや本の感想

    葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス) 作者:山田鐘人,アベツカサ 小学館 Amazon 宿泊したホテルに置いてあって、読んでみたら面白くて一気に12巻まで読んでしまった。 まず設定が見事だと思う。魔王を倒した後から物語が始まるという発想、すごくない!?主人公が仲間を集めていってラスボスを倒しに行くというのが普通の発想で、冒険もののアニメやゲーム、映画はそういう構造なのに、葬送のフリーレンは違う。 さらにすごいと思ったのが、主人公のフリーレンはエルフで1000年以上をゆうに生きて、冒険をともにした勇者ヒンメルは人間である点。冒険をともにした期間は10年で、人間にとってその10年はと…

  • 名古屋のJK・JDを見て思ったこと

    4月の10日間、関東から九州まで青春18きっぷでひたすら電車旅をした。 電車に乗ってたらもちろんJKJDも乗ってくるわけだが、名古屋だけちょっとおかしいな。スカートがみな一様に短いし、ティックトックやってるのか知らんが、スマホに向かってピースしたり、ずっと髪を直したりしていた。自分の目の前に座っていた四人組の子たちは、みんな可愛く垢抜けていて、目の保養になったと言いたいが、それ以上に疲れた。 自分は基本、電車のなかではスマホを触らずずっと外の景色を見ている。名古屋行きの電車はロングシートの向かい合わせだったので、目の前に女子たちがいたことになる。だからずっと目線を上にあげていた。JKJDを見て…

  • はぁ、疲れるなぁ

    竹やぶ、なかなか手にはいらん。 竹やぶを間伐して、たけのこ取ったり、間伐した竹でいろいろ作ろうと思い、まずは町役場に相談したら、「たけのこ振興会に相談してみたらどうですか」と言われたのが昨年12月。 その振興会の会議で、県の総合事務所の農林課や竹林を整備するグループを紹介されたのが今年3月。 自分は、一人で黙々とやりたいので、グループの整備する竹林は見学だけにしておいた。県の事務所の方に、森林組合を紹介され、その森林組合から教えてもらった人に今日会いに行った。 てっきり竹やぶを紹介してくれるのだと思って行ったが、ポッと来ただけの人にいきなり紹介するわけにはいかないと言われた。冷たい人ではなく、…

  • 久しぶりに旅行ではなく旅ができている

    今、長野の松本にいる。 昨日の夕方、横浜から電車に乗ってやってきた。青春18きっぷのおかげでこういう旅ができている。行き先をその時の気分で適当に決めている。 松本は初めて来るのでいいところなのかどうか分からなかった。ビミョーだったらぶらぶらせず大阪まで行こうかと思っていたが、駅を出てキレイな街だったので、連泊して今日は松本城を散歩しようかと思う。 今はカプセルでダラダラしているが、カプセルの外から外国人観光客どうしの会話が聞こえてくる。松本が外国人によく知られている街で驚いた。このカプセルホテルは駅から近いし、安いしキレイだから外国人もよく泊まるのだろう。外国人は東京か京都ばかりだと思っていた…

  • 読んだ本の感想

    精神科医が教える「静かな人」のすごい力 内向型が「秘めたる才能」を120%活かす方法 作者:大山 栄作 SBクリエイティブ Amazon 自分は、友達を必要としていないし、人が集まるところには行きたくない内向的で静かな人間で、でも社会は外向型の人間を求めているから生きづらい。ということで、内向型人間を励ましてくれそうな本書を読んでみた。著者自身も内向型の人間で、期待どおり内向型を励ましてくれる一冊となっている。 内向型と外向型は、脳の作用からして違うというのはなかなか驚いた。脳内の血流が内向型のほうが多くなるらしく、思慮深く物事を考えられるという。落ち着いていて、じっくり物事を考え、人の話に耳…

  • 久しぶりに飲み会に行ってきた感想

    竹やぶが欲しいなーと思い、地域でたけのこを生産している会に連絡したところ、竹やぶの紹介をしてくれる人に取り次いでもらった。昨日竹林整備している人に普段活動している竹林の案内をしてもらい、少し手伝いもした。作業後、今日の夜、情報交換したいし、ホウトウを作るから家に来ないかと言われ、いろいろ聞けるしいいかと思い行くことになった。 自分は友達づきあいをもうしていないし、誰かと飲みに行くこともないので、飲み会というものに参加するのは何年かぶりで、時間が近づくにつれだんだん行くのが憂うつになってきた。たかが飲み会なのに緊張してお腹がはってきた。学生のころ、ゼミで食事会があったとき、途中で食べ物を飲み込め…

  • 阪神電車版弾丸フェリーで大分・別府に行ってきた

    阪神電車版の弾丸フェリーを利用して大分・別府に行ってきた。 阪神電車各駅から阪神御影駅と御影駅からフェリー乗り場までのバス、神戸大分間のフェリーの往復代がしめて一万円ぽっきりという破格の値段で弾丸旅行できる最高のツアーを利用して、大分と別府に行ってきた。 当方、これから竹やぶを入手して竹を間伐してタケノコ農家になる予定。間伐した竹でいろいろ作りたいなと思い、竹細工で有名な別府に行ってみることにした。 19時に神戸を出港し、翌朝6時20分に大分市に到着する。商船三井のさんふらわぁ。出港する際に流れる「さんふらわ〜さんふらわ〜太陽に守られて〜♪」が頭を離れない。 弾丸フェリーはツーリスト用の部屋で…

  • 年齢を重ねた今のほうが知識が身についている

    子どものときは脳がスポンジのように知識を吸収していって、年をとると覚えられなくなっていくとよく聞くけど、自分に当てはめるとそれは一概にそうともいえないんじゃないかと思いはじめた。というのも、30をこして数年たつが、今のほうがむしろいろんな知識を吸収できているからだ。 本を読んでも人の話を聞いても、すんなり理解できてイメージできるようになったことが大きい。これまでは、何を言っているのか理解できないから知識として定着しなかった。数学が苦手だと、何が何なのか分からないから解けないわけで今まではそういう状態だった。それがいつの間にか、コツを掴んだのか、解く手順がイメージできるようになったため、一つが解…

  • 読んだ本の感想

    矛盾社会序説 矛盾社会序説 作者:御田寺圭 イースト・プレス Amazon あー痛いところついてくるなーという本。 noteに書かれた文章がまとめられた本で、大ざっぱにいえば、あちらをたてた結果こちらがたたなくなったという具体例が各章で述べられている。 私たちは自由に生きたいと思う。そして社会はそれを少しずつ叶えてきて、その結果べつの問題が発生してしまいました、残念。 女性の社会進出を促進することは正しい。家で専業主婦させて、しかも家事育児に給料はない、これは明らかにおかしなことだ。社会進出したい女性の権利を守ることは大事だ。そしてこれは、晩婚化や非婚、少子化とトレードオフなのも仕方ない。子ど…

  • 『ゴジラ −1.0』観てきた

    以前テレビで録画した『シン・ゴジラ』を観たら面白くて、今やっている『ゴジラ −1.0』を観に行った。面白かった。 あぁいう迫力のある映画はやっぱり映画館で見るべきだな~と思った。厚着していったわけじゃないのに、終わったらめっちゃ額に汗かいていた。『JAWS』のオマージュかなというシーンもあった。邦画を観ていると、このくだりいる?みたいなシーンがあって辟易することが多いのだが、『ゴジラ −1.0』は物語としてまとまりがあって良かった。ゴジラの迫力とかリアル感もすごくて圧倒された。 『ゴジラ −1.0』では、ゴジラは災害扱いされていた。ゴジラをどうするかの会議が災害対策本部で行われていたのだ。まぁ…

  • 過程と結果とキャンセルカルチャー

    給食でうずらのたまごを食べた小学生がのどをつまらせて亡くなった。それに対して保護者は、予見できなかったのかと学校を批判している。 亡くなった事自体は悲しいことだが、それからのいろんなできごとや対応については、なんだかなぁと思う。自分の住む県の各自治体も、当面うずらのたまごをだすことを控えたり、通常どおり提供したりと、対応はさまざまだ。 事故が起きたという結果が起こるまでの過程で、誰一人たまごをのどにつまらせて亡くなった子はいなかったわけで、何も起こっていない段階でうずらのたまごを提供しないと決定するほうが逆におかしい。もちろん、遺族や同じ子をもつ親からしたらやりきれないから、批判したくなる気持…

  • 学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか

    広田照幸『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』を読む。 学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか (ちくまプリマー新書) 作者:広田照幸 筑摩書房 Amazon 中高生あたりの若い読者や、教員など教育に携わる人を対象としているようだ。読みやすい一冊で、なるほどと思う箇所もあれば、うーむという箇所もあった。 学校はなぜ退屈なのか。これに関する話はなるほどと思った。学校ができる前の伝統的社会においては、基本的に農家の子は農家になり、鍛冶屋の子は鍛冶屋になる。親の背中にくっついて仕事を覚え、一人前になっていく。こういう社会では、生活と学習と仕事が一体化している。 ところが、近代資本主義が発達し、伝統的な社会が崩れ…

  • 読んだ本の感想

    疫病神(新潮文庫) 作者:黒川 博行 新潮社 Amazon 面白かった。 建設現場の入り口にヤクザが車を停めて妨害をする、その車をどけてもらうという「サバキ」の仕事を建設会社から請負った主人公が、そこからヤクザどうしの揉め事に巻き込まれていくという話。 総会屋にしても、この小説の揉め事にしてもそうだが、ヤクザってのは重箱の隅をつつくような金儲けをするなぁと思った。この小説は、産廃埋め立て場をめぐってのヤクザどうしの争いが描かれている。ゴミというのは絶対出るものだから、ヤクザがそこに目をつけるのは当然といえば当然だ。人間も埋め立てられるから都合もいい。 黒川博行は『後妻業』という小説で知った。こ…

  • ヤフーニュースとマンガに嘆息した一日

    今日は仕事で人の家の片づけをし、休憩中に家主とコーヒーを一緒に飲んでいると、家の前を散歩でおばあちゃんが通りかかった。そのおばあちゃんを見て、家主が「あの人は介護でとても苦労した」と聞いてもいないのに教えてくれた。 仕事を片づけ、帰りしに快活CLUBに行ってマンガを読む。かたわら、スマホでヤフーニュースを見ていると、広島の転出超過問題で、特に若い女性の転出が際立っているというニュースがあった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/76e3ce4553282543753c71a29386b65fe2f65ba2 記事では、都会のほうが選択肢が多くてキラキラしている…

  • ダルビッシュ有の考え方に感動する

    Number1014号、ダルビッシュ進化論を読む。 Number(ナンバー)1014号「ダルビッシュ進化論。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) 文藝春秋 Amazon WBCのダルビッシュを報道とかで見ていて、考え方が素敵だなと思って、Numberも読んでみた。 トップクラスの成績を残した誰もが認める成功者なのに、謙虚で研究を怠らないというのがすごい。WBCの合宿とかでも、一番年上で、でも山本由伸や佐々木朗希など若手からも何かを吸収しようとする探究心がありながら、若手からアドバイスを求められたら余すことなく教えようとする。自分個人が、ではなく…

  • 中途半端な仕事のマッチングサイトがあればいいな

    自分は、会社員や公務員のように、朝から夜まで週5や週6で働くことは無理な人間で、とにかく自分のペースで、自分の都合で働きたい。バイトレベルの時給でいいから、自分本位で働きたい。自分本位というのは、働いている途中に、今日はもうめんどくさいから3時で切り上げて温泉入って帰ろうとか、今日は午前だけやろうかと思ったけどやる気がでてきたから午後もやろうみたいな、そういう働き方。 こんなの、雇う側からしたらたまったもんじゃねえなと自分でも思うわけだが、運良く自分はそういう働き方ができている。個人からもNPOからも頼まれる。仕事の量的にもちょうどよくて、今は理想的な働き方ができている。 最近では、NPOから…

  • 資本主義が生み出した最高傑作、大谷翔平

    SHO-TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男 作者:ジェフ・フレッチャー 徳間書店 Amazon 『SHO-TIME』を読み終わった。 この本は2021年までの活躍しか記していない。きっとこの本の著者も、度肝を抜かれただろう、その後の22年も23年も、エグい活躍だったのだから。しかも23年に関してはWBCでもMVPをとってるわけで、イレギュラーなシーズンインであの活躍だからなぁ。本当に怪物である。 大谷翔平をみてても、藤井聡太をみてても思うが、彼らは資本主義が生み出した最高傑作だ。というのも、資本主義というシステムがなければ、大谷翔平も藤井聡太も生まれていなかっただろうから。 …

  • もう『人間失格』のような作品は出てこないかもなぁ

    今日ヤフオクで落札された商品を佐川で発送しようかと思ったら200グラム重量オーバーで発送できなかった。代わりに西濃運輸で発送しようと思って、でも西濃は営業所どめになるから落札者にきいてからじゃないとなと思い連絡し、連絡を待っている間、近所の図書館で今月発売の文藝春秋を読んで時間を潰すことにした。 今月は芥川賞受賞作の『東京都同情塔』が掲載されていたり、松本人志の件について鈴木涼美と三浦瑠麗の対談が載っていたりとなかなか興味深かった。 文藝春秋2024年3月号[雑誌] 作者:藤原正彦,塩野七生,保坂正康,佐藤優,鹿島茂,清武英利,京極夏彦,内館牧子,柳田邦男 文藝春秋 Amazon ヤフオクの連…

  • 二文字屋脩『トーキョーサバイバー』感想

    トーキョーサバイバー 作者:二文字屋 脩,小田 青空,小泉 勇輔,佐藤 しおん,柴田 菜帆,須賀 美和子,高谷 健人,辻本 健治,津田 美優,藤賀 樹,西村 明 うつつ堂 Amazon 何気なしに手にとった本だが、いい本だった。人類学の視点からトーキョーに生きるホームレスの生き方を考察した本。 最初は著者が名古屋でホームレス支援とホームレス体験をした経験が綴られる。途中、著者が教鞭を執る早稲田の学生たちが、ホームレスと語ってみて何を感じたか考えたかの手記が載っていて、その後に、著者が人類学の視点をもとに学生の手記をより掘り下げた解説を書くという構成。ホームレス関係の本は何冊も読んでいるが、学生…

  • 『ひきこもりの国』感想

    ひきこもりの国 作者:マイケル・ジーレンジガー 光文社 Amazon 2007年発行。17年前に発行されたものなので、本に書かれていることと現在の日本の状況が違うところもあるが、本質的な部分は何も変わっていないと感じた。 本では女性を取り巻く状況の悲惨さについて書かれているが、フェミニズム関連のところは最近日本でも取り上げられているし、ひきこもりはインターネットをあまりしていないとあるが、2007年以降にフェイスブックとかのSNSが日本を席巻したから、それも引きこもりの生活を変えたと思う。今ではひきこもりもインターネットは普通にやっていると思うけどな。 読めば読むほど陰鬱な気分になってくる。出…

  • 東京横浜くたくた散歩滞在記

    1月27日にKアリーナ横浜で進撃の巨人アタックフェスがあり、どうせ関東まで行くならということで東京もぶらぶらすることにした。『池袋ウエストゲートパーク』が好きなので池袋に行こうとか考えていたが、その時の気分で行く場所や泊まるところも決めることにした。 1月26日 バスで新大阪まで行ってそこから横浜まで新幹線で行く。新大阪で待ち時間があったので、お好み焼きを食べた。広島に行ったときに食べたお好み焼きは美味すぎて感動したが、新大阪で食べたお好み焼きは普通だった。新幹線から見た富士山はやはり美しかった。裾野が広いせいか、本当に3776メートルもあるのかなと思った。横浜に夕方について、関内駅近くにある…

  • 読んだ小説の感想

    雪がすごくて、雪かきと読書に励む。 劉慈欣『超新星紀元』と鈴木涼美『ギフテッド』を読む。 超新星紀元 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon 宇宙の彼方で星が爆発し、放射線がばらまかれ、それが地球に到達する。13歳以上の大人は染色体が複製できなくなり、数ヶ月以内に死ぬ。残された子どもだけの世界で、どうサバイブするのか。 『三体』シリーズがあまりにも壮大で素晴らしい作品だったのでこの小説にも期待していたが、途中からつまらなくなってしまった。 子どもだけの世界になって、でも大人たちが量子コンピュータのような子どもたちの意見をまとめるAIを残しておいてくれたおかげで議論ができるようになる。子どもだけ…

  • 斎藤幸平『ゼロからの『資本論』』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』感想

    斎藤幸平著の二冊を読む。 ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた (角川学芸出版単行本) 作者:斎藤 幸平 KADOKAWA Amazon 『資本論』の解説本を何冊か読んでいて、斎藤幸平の本も『資本論』の解説なんだが、とても読みやすい一冊だった。難しい言葉は出てこないし、本当にゼロレベルでも読めるのでオススメできる一冊。 マルクスは実は環境問題にも関心をもっていて、資本主義による環境の破壊を防ぐためにどうすればいいのかということに、彼はちゃんも言及しているのだと斎藤幸平は指摘している。マルクスは…

  • コンサート運営の単発バイトはちょうどいい

    イベント派遣系のアプリに登録していて、昨日初めて、ある歌手のコンサート運営のバイトをしてきた。人手が足りなかったのか、やったことのない自分に連絡がきて、やってみようかと思った次第。 15時から22時30分の予定が、30分早く終わって22時までだった。時給は1000円。休憩は45分引かれていた。とはいえ、ちょくちょく待機という名の休憩がたくさんあったから、実際は食事休憩含めてもっと長かったと思う。 15時すぎにスタッフのほうから運営の手順の説明やお客様案内のやり方説明があった。初めてだったのでメモをけっこうとったが、まぁそんな難しいものでもない。会場のどこにトイレがあるかとか、再入場はできないと…

  • 平野啓一郎『ある男』感想

    平野啓一郎『ある男』を読み終わった。 ある男 (コルク) 作者:平野啓一郎 コルク Amazon 映画のほうはすでに観ていて良い作品だったので原作も読んだ。原作も同様に、すばらしい作品だった。 なんていうか、中身がかなり詰まった作品だった。ピッチャーの投げる球で、同じ150キロでも軽いとか重いとかというふうに表現されるが、この作品は重い150キロだった。ドーンってきた。そういうふうに思ったのは、価値観の違いから起こる人間関係のすれ違いの機微がすごく丁寧にえがかれていたり、作者が法学部出身ということもあって裁判の事例とか法や国家に対する解釈やものの考え方がいろいろと記されていることとかがあるのだ…

  • 村上龍『共生虫』感想

    村上龍の『共生虫』と合わせて『共生虫ドットコム』を読んだ。 共生虫 (村上龍電子本製作所) 作者:村上 龍 村上龍電子本製作所 Amazon 共生虫ドットコム 作者:村上 龍 講談社 Amazon 考えてはいるけれどまだ言語化できていないことを、読んだ本のなかで表現されていたりすると、なるほどと思ってノートにそのまま書き写すようにしている。日常で、こういったブログにではなく、紙に書くという行為をほとんどなくしてしまっているが、紙に書くという肉体行為でないと心に染み込んでいかない気がするのは気のせいだろうか。 以前『共生虫』を読んだときに、真実というのは細い川を流れていて、たしかな目的を持った者…

  • 1月11日放送アウトデラックス観た感想

    アウトデラックスを観た。 かなり久しぶりに観た。TVをザッピングしてたらやってて途中から観た。 あのちゃんがゲストで出ててTVでよく観るがいまだにどういう存在か分からない。 マツコデラックスと話してて、あのちゃんがマツコに「死に向かって歩いてる」と言ってて草だった。 あのちゃんもマツコも、いつ干されても構わないそうだが、あのちゃんにはマツコが何かを諦めてそうに見えるらしく、マツコは本当にそのとおりで私は人生に飽きていていつ死んでもいいと思いながら生きているという。 それであのちゃんも人生を諦めそうになる予感があるらしく、マツコに諦めたその空間には何があるのだろうときいていた。 これ、すごい感性…

  • 少子化を加速せよ

    人類がこの先も存在し続けるなら、地球環境がもたないということは明白である。SDGsや脱炭素、再生可能エネルギーなどは焼け石に水である。だから、人類が絶滅する以外に、生物が生きられる環境が維持されることはない。 人類がこの先も存在し続ければ、人間も含めてすべての動植物が生きられなくなる。一方、人類が絶滅すれば、人間以外の動植物は絶滅しないと思われる。人間以外に環境を破壊する生き物はいないからだ。 合理的に考えれば、人類が絶滅するという選択肢をとるべきで、人間がその選択肢をとることを先延ばしにすればするほど、その分多くの動植物が絶滅していく。時間は限られている。 人類が穏やかに絶滅するために、少子…

  • 千と千尋の神隠しと名前

    高校生のとき、英語の先生が英和辞典よりも英英辞典を使ったほうが英語力がつくと言っていた。でもそこでふと疑問に思った。ある英単語の意味が分からなくてその意味を調べたとき、その英単語をべつの英単語で説明してあるのを見たところで、その語の意味が正確にわかるものなのだろうか。それならまだ、日本語で説明してあるほうがその語を正確に理解できそうな気がする。これを同級生に話したら、そもそも最初に言語自体をどうやって理解するのか疑問に思ったことがあると言っていた。 言語のイメージは閉じた球のような感じで、たとえば日本語を話せる人間は日本語という閉じた球のなかにいて、日本語を全く知らない人間は球の外にいる。ほか…

  • 浅田彰『構造と力』感想

    年末年始の暇を利用して読んだ。 構造と力-記号論を超えて (中公文庫 あ 51-2) 作者:浅田 彰 中央公論新社 Amazon 名前を知ってはいたけれどずっと読んでなかった本。はじめのほうは大学の新入生向けの本なのか、なら読めそうだなと思って進めていたのだが、だんだん意味が分からなくなります。途中から飛ばし読みして、結局意味が分からなかった。 解説は哲学者の千葉雅也。解説を読んでやっと何が書いてあるのか理解した。千葉雅也、すごい。この人、やっぱりめちゃくちゃ頭がいいな。こんなに分かりやすい解説ははじめてだ。このたった数ページの解説だけでも、本を購入した価値があった。もし『構造と力』を読もうと…

  • ブログを5年やって分かったこと

    2018年の年末にブログを始めて5年たった。 ブログをはじめて1年以内にやめる人が9割のなか、5年続けることができたのは良かった。 継続は力なり、というが5年続けたことでついた力というのはなんだろうか。 とりあえず、ある程度の長さの文章が書けるようになった。ブログを始めたころは、書きたいことや伝えたいことがたくさんあった。でも、いざ書き始めると全然書けなかった。1000字書くのもかなり苦労した。頭のなかにある書きたいことを、言語化して文章にするということができなかったのだ。 今は、書きたいことや伝えたいことが特になくても文章が書けるようになった。本を読んだから感想書こうかなと思い立って、何を書…

  • モリス・バーマン『神経症的な美しさ』感想

    モリス・バーマン『神経症的な美しさ』を読み終わる。 神経症的な美しさ 作者:モリス・バーマン 慶應義塾大学出版会 Amazon 最近観たNHKの番組にモリス・バーマンが出ていて、ひきこもりに対してポジティブな解釈をしていたので驚いた。番組で上の本が紹介されていたので読んでみようと思った次第。 自分も、ひきこもりや、あるいは不登校に対してポジティブな意見を持っているが、自分以外で日本にひきこもりや不登校にポジティブな考えを持っている人を知らない。 そんななか、アメリカ人であるモリス・バーマンが、日本のひきこもりに対して以下のような表現をしているのは素晴らしい。 …社会が「ひきこもり」を治療するの…

  • 映画『正欲』感想

    小説が素晴らしかったので映画を観に行った。 正欲 ノーブランド品 Amazon 感想としては小説のほうが良かったかな。全体的に、小説を抑制的にしたのが映画だった感じ。あの小説の、言葉の強さがとても心に刺さったので、映画ではだいぶその角が取れてしまっていて少し残念だった。とはいえ、小説はえぐみがきつかったから、抑制的な映画のほうが良かったという人もいたので、人それぞれだと思う。 新垣結衣と磯村勇斗の演技は良かった。新垣結衣を久しぶりに見たんだが、あんな顔だったかなぁ。素がああなのか、役のせいか知らないが、夏月演じる新垣結衣も、佳道演じる磯村勇斗も、人生に徒労感を感じる顔や雰囲気がとても良かった。…

  • 朝井リョウ『正欲』感想

    正欲(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 素晴らしい作品だった。 新垣結衣が水に性的興奮を抱く役をやった映画という番宣をテレビで観て、へぇ~と思っただけだったのだが、なんか本のほうを読んでみようと読んでみたらすごい作品だった。今度映画も観てみようと思ったほどの作品。 自分自身も、アセクシャルというマイノリティなんじゃないかと思っているし、価値観にしても思考にしてもマイノリティの自覚がある。だからこそ、心にかなり響くような描写や人物の思考が至る所にあって、でも、本にでてくる人物たちは、水に性的興奮を抱くという、認められはじめたLGBTなどの多様性の網の目さえもこぼれ落ちてしまう人…

  • 観た映画やマンガの感想

    アパホテルに泊まって『ある男』を観た。 ある男 妻夫木聡 Amazon みんないい演技するなぁと思った。にしても、窪田?さんだっけ、木こりやらボクサーやら殺人犯やら、振り幅広いけど、精神がもつんかなと心配になってしまった。 よく分からんが、どうして戸籍交換したら罪になるんだろうか?今は認知症関連で行方不明者が多いが、そういうのを悪用して年金をだまし取っとりとかあるから? 『ザ・ファブル』 ザ・ファブル The second contact(9) (ヤングマガジンコミックス) 作者:南勝久 講談社 Amazon 素晴らしい作品だった。本当に面白い。何回も読み直している。なんでこんなに面白いのだろ…

  • 読んだ本の感想

    『哲学の冒険』 哲学の冒険 (平凡社ライブラリー) 作者:内山 節 平凡社 Amazon 何年かぶりの再読。再々読かも。 内山節の本は何冊か読んでて、本を読むと、この人は地に足つけて哲学してるなぁと思うんだよなぁ。哲学者ってまぁひねくれてるから、小難しい話をこねくり回す。現代思想なんかは特に、現代アートと同じく、内容がよくわからん、内容がないということに意味があるかのような、一見ふざけたものが多くて辟易する。 一方で、内山の本は、特にこの本は中高生向けに書かれているので、分かりやすい。読者と同じ目線で、いろんな哲学者に触れていくので、入門書としては一番オススメできる。 今回読むと、自分が以前読…

  • 最近読んだ本や漫画、観た映画の感想

    『進撃の巨人という神話』 進撃の巨人という神話 (RealSound Collection) 作者:宮台真司,斎藤環,藤本由香里,島田一志,成馬零一,鈴木涼美,後藤護,しげる blueprint Amazon 8人の論者がそれぞれの視点から『進撃の巨人』を読み解いたものが収録されている。面白く読めた。 タイトルが進撃の巨人という神話で、「神話」としてあるのは秀逸だなと思う。本当にその通りで、この物語は古今東西の神話に匹敵するほどの壮大で深く完璧な物語だった。これはただの面白い話ではないのだ。すべてのあらゆる要素が詰まっている。だからこそ、どんな学者や批評家評論家が読んでも、解釈ができてしまう。…

  • やっぱり夢は深層心理を反映しているのだろうか

    昨日見た夢。高校と浪人時代の同級生と一緒に、海外映画で観るような白の大理石の明るいパーティ会場にいた。外には広いプールがあって、中には白の長い高価なソファがあり、そこに自分は座っていた。横には同級生がいて、彼がパーティを主催したのかもしれない。他にも人がいて、みんな社会で成功している人だった。同級生も成功していた。ただ、まだ若いのに、ザビエルのようにてっぺんがはげていた。でも彼は成功者で、その会場にいる人間で、唯一自分だけが何者でもなかった。劣等感と居心地の悪さと恥ずかしさをずっと感じていた。小説家の伊坂幸太郎もいて、彼と話したが、朗らかな彼の、謙遜した話を聞きながら、自分はずっと劣等感に苛ま…

  • 芸人に救われる

    ヤフオクに自信のあった商品を出品して、しかも金かけて注目のオークションにしたというのに、ウォッチが全然つかない…。ウォッチすらつかない…入札はもちろん入っていない。終了まであと6日あるが、ここまで反応が悪いと入札が入る気がしない。自分への期待値が高かっただけにショックが大きい。他の商品は数百単位でウォッチがついている。それは入札が入らず、ひたすら再出品しているからだと思うが、他が数百ウォッチついてて、自分のはわずか2。恥ずかしい… あとは寝るだけの時間を聴いている。ピースの又吉がまだ売れていないときに、先に売れていた後輩を行きつけの店に連れて行ったら、自分には出されたことのない特別メニューが後…

  • 責任を負うということ

    サウナがとりあえず完成したので今日ヤフオクに出品した。今日出品したからというのもあるが、まったく反応がなくてショックである。近所の人はみんな見に来るし興味あるんだなぁと思うけど、ヤフオクではまだ反応がない。 技術はともかくアイデアには自信があるし、知り合いの一級建築士は、「送料無料で40万は安すぎる。100万はいくと思う」とお世辞抜きに言っていた。正直出品してすぐにたくさんの人が星マークするだろうと思っていただけにショックである。これに限らずだいたいいつも、高い期待を持っているとその期待は裏切られて、その落差の大きさ分だけショックを受ける。あれ一体何なんだろう。いつもそうなんだよな。 午前に出…

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 36日目

    今日はまずは内壁の塗装をし直した。どうやらダークな色のほうがコーキング材を塗装しやすいらしい。明るい茶色だとコーキングの白が隠れなかったが、ダークな茶色にしたらキレイに消す事ができた。 それが終わったらベンチをつくった。35ミリ材で組んでいって座面は竹にした。縦37.横112.高さ40にした。 炉台も作る。 6ミリのケイカル板を縦70.横45にカットし、3枚重ねる。その上に余っていたガルバリウム鋼板をカットし重ねる。そして、余っていたワンバイ材をカットし枠を作って囲む。 次に、屋根に登るようのロープはしごをつくる。木の棒に穴を開けロープを通す。50センチごとに固結びし、棒を留める。とりあえずで…

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう35日目

    今日は中に置くベンチを作りつつ、壁にステンシルで塗装した。風が強くてステンシルシートを貼るのに苦労したがどうにかできた。 スプレーで塗装しようとしたら垂れたので、筆で塗装した。 床の床の隙間に入れたコーキング材も塗装した。床材を塗装した塗料でコーキング材を塗ると塗料が弾かなかったので、これでドアや内壁を塗装し直すことにした。

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 34日目

    今日は着いたらまずマスキングテープを外し状態を確かめた。大きな問題はなくて安心した。コーキングや塗装が足りなかったところを補修し、ビス打ちしてコーキングしたところを塗装する。 その後、中もコーキングしつつ塗装していく。 それが終わったら、窓とドアの戸当りをつける。ドアにはローラーキャッチもつけた。 床の隙間もコーキングしといた。 あとは、外の壁にステンシルアートをやり、中にベンチと炉台を設置し、屋根に上がるはしごを作り終わる予定。その後もう一度一級建築士に見てもらいたりないところを補修して完成させたい。

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 33日目

    今日はコーキングの続き。 ドア枠を調整したあと、マスキングしてコーキングする。中もコーキングする。 昨日貼った防水テープはちゃんとくっつかないので貼るのは角と隙間がない継ぎ目だけにした。貼った後はとれないようにタッカーを打った。他のはコーキングする。 コーキング材の説明を見たら、施工後に塗装する場合は早めに塗装する旨が記してあった。なので、施工後すぐに塗装を開始した。 窓枠まわりやビス、防水テープなどを全部塗装。 暗くなってきたので、最後ドアの内側にも取手をつけて今日は終わりにした。

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 32日目

    今日からは細部をやっていく。 まずは窓をはめこんだ。オーダーしたポリカーボネートを枠に入れ、セメダインスーパーXゴールドで貼り付ける。 その後、キャビンに組み込む。ビスで固定。 その後、枠の周りをコーキングする。 知り合いの一級建築士によれば、本当は枠と合板の隙間をもっと空けてコーキングしないといけないそうだ。しかしもうどうしようもないので、あいだにコーキング材を詰めていく。難しい。 窓周り他、ビス打ちした箇所や、開け窓の箇所もコーキングしていく。 変性シリコンシーリングはホームセンターにて748円とちょっと高めだが、硬化後に塗装できるのがいい。 その後、合板の継ぎ目に防水テープを貼っていく。…

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 31日目

    今日も窓とドアをやる。 窓のポリカーボネートをはめる木に3ミリの溝をトリマーで作る。 ヤフーで買った安物のトリマーのベース、ネジが閉まらなくなって使えなくなった。はぁ、安かろう悪かろうだな。不幸中の幸いだったのは、溝を掘り終えた後に、使えなくなったことだった。 ポリカを嵌め込みネジで締める。その後、蝶番をつける。 キャビンに嵌め込むのは、一番大変な作業だった。蝶番を窓枠につけるのに、枠をいったん外して窓に取り付けてから再び嵌め込んだ。そしたら左によりすぎてて左右で少しだけ隙間の広さがかわってしまった。左下の部分が横の枠に擦るので、紙やすりとカンナで削った。下が入らなかったので、ノコギリで3ミリ…

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 30日目

    今日も窓とドアの続き。 ドアの窓枠を固定するための材を入れ忘れていたので、それを入れスタイロフォームを切断して入れ直す。 残りの部分にも材を入れ、スタイロフォームを入れた。 合板を貼り、窓枠を入れビスで固定する。ビスをパテで埋める。ドアは外側の合板の窓部分を大きめにカットし、スタイロフォームを合板にセメダインで貼り、なおかつ窓枠から打ったビスでも固定させる。枠の周辺に変性シリコンシーリングを施し防水加工する。シリコンが固まったら塗装する。 ドアをいったん終え、窓に移る。 窓枠をもう一度調整する。曲尺で直角を測りながら調整。何ミリかずれていた。なんで今まで曲尺で直角を測ることを忘れていたのだろう…

  • 軽トラサウナキャビンを作ろう 29日目

    今日はドアをやる。 ドア枠、戸当りを調節するところから。ミリ単位で合わせるのは難しい。合板をかませたりしながら合わせる。縦1510ミリ、横499ミリで合わせる。 ドアは縦1495ミリ、横495ミリで作る。 合板をカットしてから、それに合わせて35ミリ材を切る。トリマーで蝶番の場所を削り、丸い窓枠をやる。ジグソーでカットし、スタイロフォームはカッターで切る。 外側の合板は少し大きめの径でカットし、スタイロフォームの上にコーキング処理をして防水したいと思う。

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