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matsudama blog https://matsudama.hatenablog.com/

社会で起こっているさまざまな現象を自分なりに読み解きます。哲学、社会、教育など幅広い分野を扱います。

松玉
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2019/02/10

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  • 雨の日は自由

    昼になったらザーッと雨が降ってきたので、竹やぶ整備を終えて図書館に避難する。 雨の日はいい。ずっと続くとうんざりしてくるが。雨の日、平日の午後、図書館で雨を眺めつつ、芥川賞を受賞した『サンショウウオの四十九日』を読んだ。 雨が降ると、少し自由になってワクワクしてくるんだよな。自分だけかもしれないが。 なんでだろうと考えた時、雨の日は動きが制限されるからではないかと思った。 キャンバスに何でもいいから描いてみてと言われると、逆に何を描いていいか分からず困惑する。でも、校庭の木を描いてと言われると、どれか木を選んで描くことができる。制限してもらったほうが、自由に描くことができる。 雨の日もこれと同…

  • わけの分からん親戚付き合い

    母親に、9月某日に認知症の祖母の面倒を見てほしいと言われた。 なんでも、父親の弟(母にとっては義弟)が還暦祝いで、わざわざこちらに来て祝賀会をするから同席しなければいけないらしい。 まず意味が分からないのは、なぜ義弟の祝賀会なのに、主役の義弟が遠くからはるばるやってくるのかということ。義弟は東海地方に住み、こちらは中国地方に住んでいる。主役が住んでいる土地でやるのが普通じゃないのか? あと、参加者も意味がわからない。筆者の弟の嫁の実家の人間(義弟からみれば、兄の息子の嫁の実家)が、毎年お中元やらなんやら贈ってくれるからということで、主催するらしい。はぁ? 筆者にとって叔父さんであるその義弟が、…

  • 新しい人間は疲れる

    昨日、仕事の関係で、大阪からインターンシップにきている大学生と一緒に壁の塗装をすることになった。 ハキハキとした誠実な子で、敬語もちゃんと使える好青年だった。 以前、空き家の片付けを一緒にした地元の大学生は、主体性がないというか受け身というか、やりづらいなぁという印象しかなかったから、あまり年下とか大学生とは関わりたくなかったのだが、今回の子は自分から話しかけてくる積極的な子だった。これならたぶん社会にでても、うまくやっていくだろうなと思わせる子。 いろいろとおしゃべりしながら作業していたのだが、非常に疲れた。普段は一人で黙々と仕事しているから、人と一緒に作業するといろいろと気を遣わないといけ…

  • いろんなタイプの町を実験的に作ってみてほしい

    クラウドファンディングで、女性だけのまちを作るというプロジェクトが募集されている。 https://camp-fire.jp/projects/745198/view 個人的には、このプロジェクトがぜひとも実現してほしいと思っている。女性しかいないまちというのが、どのように機能するか気になる。 よくよく考えてみれば、こういうタイプの特殊なまちは日本に普通にある。 たとえば、芦屋市、特に六麓荘町は金持ちだけで構成された町だし、長野の軽井沢は別荘がたくさんあって、つまりは二拠点生活をしている人の町である。軽井沢は行ったことないから分からないが、六麓荘町は本当に豪邸ばかりで道路に信号が一つもない。コ…

  • 何十年も前の本を読む価値

    ドストエフスキーとか夏目漱石とか、昔の文豪の本は読む価値がある。一方で、時代の流れに淘汰され、今ではあまり読まれていない、話題にならない本でも、読む価値があると思わせてくれる本はある。 新装版 ザ・詐欺師 (宝島SUGOI文庫 A へ 1-118) 宝島社 Amazon この本は文庫版で2009年に発売されているが、もとの本は1993年に発売されていて、だから内容は1980年代から90年代の初めくらいのものばかりである。内容はいろんな詐欺の話で、今から30年以上前の詐欺の手口について書かれている。 この本を読んでて思ったのは、今とあまり変わってないなーということ。時代が目まぐるしく変わり、それ…

  • 映画『聲の形』感想

    昨日の地上波放送で映画『聲の形』を観た。 映画 聲の形 入野自由 Amazon マンガは十年前くらいに読んでて、読んだときのあの衝撃は今でも覚えている。衝撃、いやちょっと違うか、なんだろうな、うーん、どう形容したらいいのか分からない。とにかく、いろんな感情や言葉がないまぜになった複雑な心境になって、鬱っぽくなった。マンガ喫茶でたまたま手にとって読んでみたら、物語に引きずり込まれて、その後全巻一気買いした。大学生で金もあまりないのに、これは今後何回も読む作品だと思い大人買いしたのだった。 映画は今回初めて観た。やっぱりマンガを読んだときと同様、揺さぶられた。 この作品の何がこんなに人を揺さぶるの…

  • 『ことば、身体、学び』感想

    本屋で大人買いしたなかの一冊 ことば、身体、学び 「できるようになる」とはどういうことか (扶桑社BOOKS新書) 作者:為末 大,今井 むつみ 扶桑社 Amazon 元陸上選手と言語学者の対談。良かった。 自分も陸上をやってたからもちろん為末さんのことは知っているし、テレビのコメンテーターもやってるから頭もまわる人なんだろうと思っていたが、想像以上に言葉の表現力が素晴らしくて、すげーと思った。トマピケティの『21世紀の資本』も読んでるとか、本のチョイスもレベルが高い。 為末さんは子どものときからたくさん本を読み、自分の身体の動きを言語化する習慣があったとのこと。普通はコーチをつけるが、為末さ…

  • 最近の雑感

    あーオリンピック終わっちゃったな~。 夜更かし観戦はしなかったが、なんだかんだザッピングしながら観てた。クライミングを初めて観たが、すごかった。いろいろ話題になっている森秋彩さんのやつ。手に汗握った。よくあんなん登れるなぁ~と。 東京もパリも、やっぱり選手たちは、人間性も素晴らしくて、でも残念なのは環境というか、運営側。東京は開会式の件や賄賂など、大人の汚いところが露見したが、パリはパリで、向こうの人間のアジア人の見下しや、露骨な審判のイカサマが酷くて、権力を持つ人間の醜さに辟易した。それでいて、平然と平和だの友好だの言ってるんだから、どういう神経してるんだろうと不思議に思う。 今回活躍した日…

  • Z世代化する社会は知の成熟した社会なのか

    新聞で紹介されていて気になったので読んだ。 Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち 作者:舟津 昌平 東洋経済新報社 Amazon まず、著者は1989年生まれのゆとり世代で、「ついにゆとり世代がZ世代を批評する時代になったのか…」と不思議な感慨を覚えた。時代というのはいつだって、上の世代が下の世代を奇異に思いながら、自分らとは相容れないが故に、肯定よりも否定したくなるものらしい。 でも、ゆとり世代の著者が書くこの本は、ゆとり世代だからなのだろうか、完全にZ世代を否定するのではなく、寄り添おうとしつつも相容れない、分からないけどもなんとか理解しようみたいな感じが伝わってきた。あと、たぶん…

  • 村上隆『芸術起業論』感想

    ブックオフで見つけた本 芸術起業論 (幻冬舎文庫) 作者:村上隆 幻冬舎 Amazon まず何がすごいって、表紙がすごい! アイドルよりもドアップの顔を表紙にもってくるてのがもう、日本人ばなれしている。申し訳ないが、正直ブサイクである。しかし自分の顔をドアップで表紙にして人目をひいているという時点でもう彼の勝ちである。 それはさておき、内容もけっこう読み応えがあって面白かった。 現代アートはもう何が何なのか分からんという感じだったのだが、この本を読んで、分からないのは自分が作品の置かれている文脈や物語を知らないからだと理解した。 現代までの作品というのは、絵画にしろ彫刻にしろ何にしろ、見たらそ…

  • 「意味」があるとかないとか

    この前書いたブログ記事について言及されていた。 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/07/31/001903 上の記事は、 https://matsudama.hatenablog.com/entry/2024/07/21/163453を受けてのもので、この記事は以下の本を読んだ感想である。 美しき少年の理由なき自殺 作者:藤井 誠二,宮台 真司 KADOKAWA(メディアファクトリー) Amazon ところで、このテクストを読んで、再度「意味」とは何かということを考えてみたいと思った。「奇妙に真面目な人間は、無意味とはいえ意味を見いだせない…

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