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自閉症のけんと家族の日常 https://hotnews8.net/autism-blog/

我が家の長男けんは自閉症です。私たち家族の日常を通して、自閉症や療育について、また夫婦や親子について綴り、ポジティブな要素を発信するブログです。

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2019/02/02

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  • 自閉症児の特殊能力!?

    おはようございます。 今日はママがしてくれたビックリな話をひとつ。 つい先日の月曜日のことです。 もともとその日は長女の運動会の振替休日で、ママと二人で水族館に行く計画でした。 ところがけんは蕁麻疹が出たり治ったりしていたため、学校を休んで、一緒に水族館へ。。。 (長女の振替休日を逃したくないので、計画自体は変更しましぇーん) 水族館を満喫して、夕方になって帰宅。時刻は17:00になりました。 普段ならけんは、放デイから車で家に送ってきてもらう時間です。 すると突然、けんはママの手を引っ張って玄関に行こうとし始めました。 ベランダに出ようとすることはあっても、玄関から外に出ようとすることは、私たちが覚えている限りほとんどない、珍しいことです。 玄関にママを引っ張っていくと、今度は自分のサンダルを出して、玄関のドアを指差し、 (外、そと!) とアピール。 「何?何?」 とママ。とりあえず一緒に外に出てみました。 するとけんはまっすぐ駐車場へ。 駐車場へ出てみると、そこにはなんと、先日お別れした放デイのS先生がいました・・・! (4月いっぱいで、二つ利用していた放デイを、療育メインの放デイ一つにまとめました) 「あら、S先生!」 S先生は けんを一対一で見てくださっていた先生です。 聞くと、ちょうどその放デイを利用している同じマンションの子どもさんを送ってこられたところだったそうです。 しかも、今月いっぱいで小学部の担当から中学部の担当になるので、一軒一軒、利用者の家に最後の挨拶をしてまわっているところだったとか! そんな時に けんがいきなり出てきたので、先生もビックリされたことでしょう。 S先生は、けんとの思いがけぬ再会を涙で喜んでくださいました。 ・・・こんなこと、あります!? 偶然とは思えません。 自閉症児であることとの関係は分かりませんが、もしもけんが分かって行動していたとするなら、すごい能力! お喋りの力はまだまだ途上ですが、愛情を感じ取る感性は、人一倍豊かに育っていって欲しいと祈っています。

  • 【自閉症と生活リズムと運動】

    おはようございます。 けんの生活リズムが戻るのに、苦戦している我が家です。 一昨日に蕁麻疹が出て夜寝られず、寝不足になって、昨日は学校を欠席。 蕁麻疹は収まったものの、学校と放デイに行っておらず運動不足で、昨夜も夜中の3時くらいからリビングで遊んでいるけんです。 覚醒は覚醒でも、意識が覚醒して眠れない時というのは、独り言を繰り返したり、ウロウロして多動だったりと、落ち着かない様子であまり良い傾向とは思えません。 つまり、自分を制御できない感じがします。 放デイで運動(歩行訓練)をして、その後で課題に取り組む時などは、独り言が少なく、着座して課題に集中できるようです。 そしてよく運動した日の夜は、すぐに寝付くことができます。 意識が「空想や記憶の中」にあるような時と、意識が「今、ここ」にあるような時。そんな感じでしょうか。 もしかすると、お年寄りの認知症の症状が出ている時と出ていない時のような感じなのかも知れません。 放デイの先生によれば、「歩行訓練」の後は、明らかに子ども達の課題への集中力が違うということです。 恐らく、脳への血流がアップしているのだと思います。 自閉症児の生活リズムを整えてあげること、その中で運動を取り入れてあげることの重要性を感じます。 多少、生活の中で調子を崩しても、極力頑張っていつも通りの生活をさせてあげることが、結果的には本人の為になるのかも。

  • 【自閉症と生活リズム】蕁麻疹が出た~

    おはようございます。スゴイ暑いですね。 今日も暑さに負けずに頑張りましょう。 今日は「自閉症と生活リズム」というタイトルにしました。 特に睡眠に関することです。 けんは今までのところ、自閉症児の中では 割とすっきりと寝られるタイプだと思います。 確かに布団に入ってから覚醒してしまって、ゲラゲラ笑っている時もありますが、 大抵は1時間もすれば寝てしまいますし、よく運動した日などはすぐに寝てしまう方です。 私は若い頃から生活リズムがバラバラな方でしたが、 ママは毎日一定のリズムで生活する習慣がありました。 それで、けんも含めて我が家の子どもたちは 生活リズムが安定しています。 それに、放デイでは毎日「歩行訓練」をして下さっているので、 けんは小学校3年生にしては、よく運動している方です。 お陰様で身体もスリム。 なので、夜9時にはだんだんと眠くなって、うまく寝れているようです。 生活リズムが崩れると・・・ ところが先日、けんの生活リズムが崩れたことがありました。 放デイが終わって帰宅すると、いつになく疲れた様子のけん。 ママが「ずいぶん疲れてるな~」と思い、すぐに寝かせました。 けんはぐっすり。 いつもなら夕食時には起こすのですが、その日は疲れがひどそうだったので、 「朝まで寝るかも」と、起こさずにいました。 ところが、夜9時を過ぎて起きてしまい、 そのまま寝つけなくなってしまいました。 けんは起きて布団の上に座ったり、立ち上がったり、 さらにリビングの電気をつけて一人で遊んでいたり。。。 それで再び寝付いたのが朝方4時。。。 こりゃあ大変だということで、学校にも遅れて11時に登校させました。 けんが学校の始業に遅れたのは初めてのこと。 疲れがたまった原因は・・・ 我が家は夜9:30くらいには就寝する家族なのですが、 最近、いろいろな事情でどうしても平均 夜10:30くらいになってしまうことが続いていました。 恐らく、その積み重ねで疲労がたまってしまったのだと思います。 (それと、最近の暑さも関係あるかも。。。) 一度生活リズムが崩れると、想像以上にその影響が大きく、 けんは週末(長女の運動会の後)に蕁麻疹を発症・・・!

  • 「パン食い競争」

    1学年1クラスの長女の学校 おはようございます。 昨日は長女の運動会(普通学校)。 けんも一緒について行きました。 ところで長女の通う小学校は、1学年1クラスしかありません。 政令指定都市なのに!?っていう感じですが、そうなんです。 知り合いに言うと必ず「〇〇市なのに!?」と言われます。 私が思うに、近くに県営住宅群があり、一昔前はたくさん子どもがいたんでしょうね。 「こんなに近くに!?」という距離に、小学校が3つもあります。 長女の学校は歩いて5分。 (楽してんな~。パパが子どもの頃は30分歩いてたぞぉ~) ところが県営住宅の子ども達がみんな大きくなり、小学校はガラガラに。。。 ということだと思います(推測)。 長女の学校は、近くに水や緑がたくさんあって、いい学校なんですけどね。 けん、「パン食い競争」に出る! そんなわけで小さい学校なので、運動会もコンパクト。 地元の町内会と学校の協力のもとで開催されます。 けんは学校が違いますが、 「町内会に所属していれば、誰でも出て良い競技」というのがあって、 「パン食い競争」に出場。 退屈そうにしていたので、ちょうど良かったです。 ルールが分からないだろうということで、 ママと一緒に子ども達の列に並びました。 「え、何かやるの?」 昨日は暑かったですし、ちょっとダルそうなけん。 よーい、スタート! 特に1位を目指そうという気がないけんは、ゆっくりスタート。 パンがぶら下がっているところにビリで到着。 ママが「口でやるんだよ」というと、 一応、パンの袋に口を近づけ、、、 手で取る! やっぱりね。。。 反則ですけど、ママが付き添っているので、周りの人も分かってくれているようです。。。 パンをゲットしたけんは嬉しかったのか、 そこから急にスピードアップ! 猛ダッシュで一人を抜き去りゴールイン!! 3位でした。 速くゴールしてパンを食べたかったんでしょうか。。。 反則のくせに抜いちゃってすいません。本気で走るとけっこう速いんですよね~。笑 その後、ごきげんでパンをたべまくる けんでした。

  • 【発語】「ただいま」「やって」

    おはようございます。だいぶ暖かく(というか暑く)なってきました。 最近、放デイでは、けんが到着時に「ただいま」を言っていると聞きビックリ。 親が思っている以上にだんだんと発語が進んで、ありがたいことです。 放デイの先生も けんの発語を楽しみにして下さっています。 そういえば先日、連絡帳に「(大塚愛の)さくらんぼを歌ってました!」と書いてあって、家でも聴かせてないし、学校でもたぶん聴かせてないし、いきなり歌う理由もないので不思議に思っていました。 後でよくよく聞いてみると、「さくらんぼ」かどうかは分からないけど、何か鼻歌を歌っていて、その先生は「これ、さくらんぼだよね!?」という感じですが、他の先生は「そ、そうかな~?(汗)」という感じだそうです。笑 パパとママが聴いても「さくらんぼ」には聞こえないかなぁ~。笑 それくらい、けんがしゃべったり歌ったりすることを楽しみに、聞き耳を立てて下さってるんですね。 この先生、明るく楽しい方なんですが、 「あんたは親か!?」 と言いたくなるくらいの愛着を持って下さっていて、感謝ですね~。 そしてそして、、、 家では、「やって」を言うようになってきました。 以前は手をたたいたら「やって」のジェスチャーで、「『やって』は?」と促してやる程度でした。 最近は「黒ひげ危機一髪」ゲームの剣をきれいにまとめて片付けるのが、けんの中でブームになっており、 その剣をゴムでまとめる作業が苦手なので、やって欲しくてパパのところまで持ってきます。 相当 やって欲しいのか、自発的に「やって」と言ってきます。 「言葉で伝えることで相手を動かせる」ということを習慣づけていきたいです。 そしてやはり、能力というのは「好きなこと」を通して伸びていくんだなということを実感しました。

  • 【発語】「ただいま」「やって」

    おはようございます。だいぶ暖かく(というか暑く)なってきました。 最近、放デイでは、けんが到着時に「ただいま」を言っていると聞きビックリ。 親が思っている以上にだんだんと発語が進んで、ありがたいことです。 放デイの先生も けんの発語を楽しみにして下さっています。 そういえば先日、連絡帳に「(大塚愛の)さくらんぼを歌ってました!」と書いてあって、家でも聴かせてないし、学校でもたぶん聴かせてないし、いきなり歌う理由もないので不思議に思っていました。 後でよくよく聞いてみると、「さくらんぼ」かどうかは分からないけど、何か鼻歌を歌っていて、その先生は「これ、さくらんぼだよね!?」という感じですが、他の先生は「そ、そうかな~?(汗)」という感じだそうです。笑 パパとママが聴いても「さくらんぼ」には聞こえないかなぁ~。笑 それくらい、けんがしゃべったり歌ったりすることを楽しみに、聞き耳を立てて下さってるんですね。 そしてそして、、、 家では、「やって」を言うようになってきました。 以前は手をたたいたら「やって」のジェスチャーで、「『やって』は?」と促してやる程度でした。 最近は「黒ひげ危機一髪」ゲームの剣をきれいにまとめて片付けるのが、けんの中でブームになっており、 その剣をゴムでまとめる作業が苦手なので、やって欲しくてパパのところまで持ってきます。 相当 やって欲しいのか、自発的に「やって」と言ってきます。 「言葉で伝えることで相手を動かせる」ということを習慣づけていきたいです。 そしてやはり、能力というのは「好きなこと」を通して伸びていくんだなということを実感しました。

  • 【支援学校か支援学級か】阿多義明先生の著書から

    先日、けんを支援学校から普通学校の支援学級へと転校させることを検討していると書きました。 放デイの先生の反応は「それがいいと思う」というものでした。 私がこのような発想をするようになったのは、以前、ある本を読んでいたからです。 一般的に「支援学校の先生の方が、専門知識を持っていたり、障害児が過ごしやすいように環境も整えられている」と考える親御さんが多いと思いますし、私も元々はそのように考えていました。 ところが、知人からの勧めで読んだ阿多義明先生という方の本には、逆のことも書かれていました。 抜粋しながら、少しだけ紹介します。 「普通の子供に育ってほしい」という希望があるのに、毎日、療育センターや養護学校で普通でない生活をさせている人もいます。普通の保育生活・普通の学校生活を経験させていないのに、普通の子供、普通の社会人に育つとは考えられません。 自閉症候群は、社会性が伸びにくいハンデです。それならばよけい「普通の生活」をさせなければいけないのです。一般社会から隔離して育てることはマイナスです。隔離して、いつ社会性がつくのでしょうか。…(中略)…社会性をつけたければ、まず「みんなと同じ普通の生活」をするのが前提です。そのうえで、その人のハンデが克服できるように、身体・言語・理解力…などの支援訓練を行うことです。訓練があって生活があるのではなく、生活があって訓練があるのです。 伸びる基礎能力はあっても、健康な活動をしていない世界で暮らすと、社会性が低くなり、理解力も伸びません。社会生活の楽しさや厳しさ、勉強の大切さを知る環境にないからです。…(中略)…そのためには、「特殊な施設ではなく、健全な仲間と接する普通の生活」「好き勝手に動き回るのではなく、情緒がコントロールできるようなルールを守った行動」「様子をみているだけでなく、きちんとコトバが使えるような言語訓練」…をしなければなりません。 (『自閉症の治し方!』阿多義明著) この先生、ハッキリした物言いが、私は好きです。笑 特にけんは「模倣」が得意です。 普通学校では支援学級だったとしても、教科によっては普通学級の子ども達と一緒に学ぶ機会もあります。運動会や発表会も一緒。 今のけんには、そういう環境の方が合っているのではないか、と思えるのです。 家族の協力

  • 【自閉症と意思表示】「ビミョ~」な気持ち(笑)

    昨日、お寿司屋さんで、興味深いことがありました。 (お寿司屋さんと言っても、回る方しか行きませんけどね、我が家は。 というか、最近、回るお寿司屋さんが十分美味しいと思いませんか?笑) 食べられるメニューが増えていく! 自閉症のけんは、偏食傾向があります。 お寿司屋さんでは何を食べるかと言うと、 最初は「牛カルビ」くらいしか食べませんでした。 「牛カルビ」「牛カルビ」「牛カルビ」「牛カルビ」、最後に「バニラアイス」! 親としては、「寿司屋なんだからさぁ、魚を食べようぜ、魚を~」と思うわけです。 そんなけんですが、学校と放デイで食事の指導を受けながら、 徐々に食べられるメニューが増えてきました。 次に食べられるようになったのは、「いくら」とか「とびこ」の魚卵系。 それからとびこをまぶした「ロール寿司」みたいなメニュー。 ロール寿司は中にアボカドとか玉子焼きも入っています。 「お、だいぶ食べられるようになったな。いいぞいいぞ」 さらにお姉ちゃんが好きな「サーモン」を食べさせてみると、これもヒット。 ちょっと困るのは、男子なのでだんだんと食欲旺盛になってきて、 放っておくとパパ・ママのお財布事情が。。。 そこで「納豆まき」の登場。これは100円で量が多い!笑 そんな訳で、「牛カルビ」「いくら」「とびこ」「ロール寿司」「サーモン」「納豆まき」 これくらい食べられたら、けっこう「普通の子」と変わらないかな~。どうでしょう? メニュー選びと「No!」の意思表示 さて、ここから本題。 ご存知の通り、最近の回るお寿司屋さんは、タッチパネルでメニュー選択をします。 ところで我が家のけんは、「選択する」ということに少し難しさがあります。 例えば好きなお菓子が二つあるとして、一つずつ 「こっち(A)がいい?」というと、Aを指さします。 次に「それともこっち(B)がいい?」というと、やっぱりBも指さしてしまいます。 「どっちかを選んで欲しいんだけどな~」 それでAとBを両方持って同時に見せると、Aを取って食べたりするのを見て、 「Aの方がより食べたかったんだな」 ということになります。 これがお寿司屋さんではどうなるかというと、タッチパネルです。

  • 【支援学校か支援学級か】放デイの先生と面談

    おはようございます。 昨日は放デイの先生と面談がありました。 放デイの先生方は、親以上にけんのことを真剣に見て下さり、いつも感謝しています。 まだ小学3年生であるけんの「就労」まで見据えて療育を考えて下さるので、頭が下がります。 私はできるだけ、放デイの先生との面談がある時は仕事を休んで、妻と一緒にお会いすることにしています。 夫婦のそれぞれの視点から感じていることを先生にお伝えし、先生のお話も夫婦二人で聴いた方が、その後の療育により良く定着するように思うからです。 昨日の面談の中で私が印象に残ったのは、 「けんは今、特別支援学校に通っていますが、私は時々、長女と同じ普通学校の支援学級に通わせてあげた方が良いかもしれないと感じるんです」 と私が話した時、放デイの先生がお二人とも 「それがいいかも知れない」 という反応をされたことです。 特別支援学校が悪いわけではありませんし、大きな不満がある訳でもないのですが、 やはり いわゆる「普通の子」「できる子」と一緒に生活できる方が、 「模倣」が得意なけんにとっては、プラスの影響が大きいのではないかと思うのです。 元々、小学校入学前に支援学級を見学に行ったことがありましたが、 当時はおしゃべりができる子たちばかりが通っているのを見て、 「けんには難しいかな」 と判断しました。 しかし今は発語も始まり、ある程度着座して過ごせるようになってきたため、 当時とは少し状況が変わってきました。 (放デイの先生のお話だと「着座していられること」は支援学級での療育がはかどるかどうかのポイントになることが多いそうです。着座が苦手だと特別支援学校の方が良いこともあるとか。) また、特別支援学校に通わせることは、今後 学年が上がってもいくらでも可能ですが、 普通学校の支援学級に通わせることは、学年が上がると(差が開いて)段々と難しくなります。 将来の自立に向けても、やはり特殊な守られた環境よりは、できるだけ普通に近い環境でチャレンジさせてあげたいとも思います。 とは言え、学校が変わることは けんにとって大きな変化。。。 妻と話し合ってベターな選択をしたいと思います。

  • 「こだわり」は過ぎ去っていく?

    おはようございます。 東田直樹さんの著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』の中から引用してみます。 「そのこだわりが永遠に続くことはありません。あんなにやめられなかったのにどうしてと思うほど、ある日突然しなくなります。僕は、きっかけは脳が終了のサインを出すからだと思います。終了のサインは、まるでお菓子を一袋食べてしまった後のように、こだわる必要が何もなくなることです。 サインが出れば僕はもう、昨日見た夢を全て忘れてしまった人のように、こだわりから解放されるのです」 この部分は私の頭の中にかすかに残っていました。 以前、けんが何かと妹を押す、というこだわりについて書いたことがありました。 多分、一日に十回以上、押していました。 その度に妹は転んで泣いたり、機嫌を悪くしたり。 泣く妹もストレスだったでしょうし、家族もストレス、そして やってしまうけん自身もストレスだったかも知れません。 ところが最近、けんは滅多に妹を押さなくなりました。 「最近、妹を押さなくなったよね」 「あ、そう言えば。。。」 改めて東田直樹さんの本の価値の大きさを確認すると共に、 家族を悩ませる「こだわり」があっても、見守っていれば過ぎ去っていくものもあるんだということが分かりました。 こういうことが分かると、親が自閉症児のこだわりに過度に心配したり怒ったりして、療育的なマイナスを与えなくて済むのではないかと思います。

  • 土日の耐力(たいりょく)

    おはようございます。新しい一週間の始まりですね~。 平日の場合、けんは学校や放デイで頑張って発散して帰宅します。 でも土日は「スケジュールが分かりにくい」ことや、「発散できる時間が不足しやすい」のもあり、ストレスを溜めがちです。 以前は、土日に泣きわめいたり腕かみしたり、床に頭突き(!)したりしていたので、 「次の土日、どうしようか!?」 というのは、夫婦の重大な相談事項でした(汗)。 ところが最近は家族の事情が色々あり、気が付けば毎週お出かけばかりはできなくなってきたのです。 けんが偉いな~と思うのは、土日にお出かけできないならできないで、少しずつ適応していくことです。 昨日の日中、けんの「ストレスアピール」が始まりました。 弟(7カ月)の手からおもちゃを取ってみたり、 妹(4歳)を軽く押してみたり。 (姉(10歳)には全く手を出さないんだな~。要は「弱い者いじめ」だな。笑) でも、パパが気が付かない程度。 ママが最初に気づいて「パパ、お散歩いける?」 「え?ストレス溜まってる感じ?」 私もやることがあったので、近所の道をぐるっと散歩。 ちょっと走らせて、ほんの500mくらいですかね。 笑いながら走ってました。 最後に自販機で「午後ティーミルク」。 それで機嫌よくなってくれました。ありがたし。 考えてみると、最近、ストレスがたまった時の「荒れ方」が小さくなってきたように思います。 自分なりの過ごし方を色々と覚えてきたかな? ストレスに強くなることは、自立に向けてとても大切。 一歩一歩、成長して行って欲しいです。

  • 「ママだいすき」

    こんにちは。いつもは朝、出勤前に書いてますが、ちょっと夜勤が入ったりして今日は昼に。 昨日、けんが学校から持ち帰った物があります。 透明のプラスチックシートに、マジックで「ママ だいすき」と書いてあります。 以前から学校や放デイで、点と点を線で結んだり、平仮名を指でなぞる課題などをしていました。 それで母の日を前に「ママだいすき」と、たぶん、先生が書いた文字をなぞって作ったのだと思います。 けんが現時点でどれくらい意味を理解しているのかは分かりません。 でも「ママだいすき」という気持ちがけんの中にあるのは本当だと思います。 そして書かれた文字や言葉には意味があることを徐々に理解して、 いつか、筆談でも、声に出してでも、 けんが自分の気持ちをしっかりと伝えられるようになったらいいなと思います。 この「ママだいすき」という文字を見た時、 何か将来に対するそんな期待や希望を感じたので、書いてみました。

  • 車内泊(けんの家族旅行)

    おはようございます。 皆さんは、車内泊での旅行をしたことはありますか? 我が家は数年前に一度、偶然にも車内泊することになり、それがきっかけで今回のGWも車内泊での旅行計画を立てました。 今日はけんのことというより、車内泊について。 数年前、家族で初めて車内泊 数年前、川崎に住んでいた頃、私たちは山梨の山中湖に向かってドライブをしていました。 途中、小田原の公園で子ども達(当時はまだ長女とけんの二人)を遊ばせてから、箱根の山を登って山中湖に向かう計画でしたが、 途中の道が予想外に混み、小田原の公園ですでに夕方を迎えていました。 箱根の山を登り、山中湖についたのですが、 すでに日没を過ぎて真っ暗。。。 パパ「あのね~、みんな。目の前に山中湖があるんだけどね~」 ママ「え?見えないじゃん」 ・・・せっかく山梨まで来たのにもったいない。それで日帰りの予定を、車内泊の一泊二日に切り替えました。 コンビニで歯ブラシや大きめのタオル(子供の布団代わり)などを買い、車の後部座席を倒して、道の駅で就寝。 長女はこれがとても楽しかったらしく、 「クルマの中で泊まったよね!」 というのを、その後も何度も言っていました。 今回もやってみよう! 長女が車内泊が好きなこともあり、節約もあり(笑)、今回のGW旅行も車中泊に決定。 子どもが四人になった時に購入したワゴン車も、車内泊を意識して、後部座席を跳ね上げてフラットにできるものです。(「箱舟」的な車種ね~) 夕方前にスーパー銭湯に行った後、夕食を済ませ、 道の駅に移動し、 歯磨きなどは道の駅のトイレで。 寝袋を完全に開いて床に敷きつめ、 毛布をかぶって寝ます。毛布は人数分持っていきました。 寝る向きは、「クルマの前後に対して横」です。 赤ちゃんは寝かして助手席に移動させたチャイルドシートに。 他の5人はパパとママを端っこに、3人の子ども達をサンドウィッチ。 え?きつくないのかって?きついですけど、なにか?笑 (ちなみにスーパー銭湯は夜になるほど混むので、GWのような時は、夕方前に行く方がベターです) 子ども達は身体が柔らかいせいか、床が硬くて眠れないということはないようで、 けっこう朝までぐっすりでした。

  • 楽しそうだけど、諦める(けんの家族旅行)

    アンビリーバボーな遊具 おはようございます。 GWの家族旅行に関する話題を続けます。 今回利用した子供向けの室内遊戯施設で、アンビリーバボーな遊具に出会いました。 その名も「なまはげフリーフォール」! こいつはマジで信じられない! 子どもにやらせる!?なんで小学生以上は可なの!? という遊具です。まずは動画をご覧ください。☟ (この動画、最初だけ見ればOK。あとは同じ動画の繰り返しです。) 動画の中ではみんな余裕で滑っているように見えますが、実際は挑戦を試みて怖くて断念する人もけっこういました。。。 「5メートル」は、普通の二階よりちょっと高いくらい! ほぼ垂直ですから、「のぼらないでね」って書いてありますけど「登れねーよ!」と突っ込みたくなります。 まさかの「やりたいモード」 そして厄介なことに、 この遊具を見て、けんが「やってみたくて堪らない」感じになってしまいました。 まぁ、男の子ですから、私も小学生の頃なら絶対にやろうとしましたし、今もちょっとやってみたいですからね~。 男はつらいよ~。 (ちなみに係の人に「これ、オヤジもやっていいんですか?」と訊いたら「はい、大丈夫です!」とのこと。。。) それで、けんは「なまはげフリーフォール」の列に並んでしまいました。 一応、「この遊具は安全に作ってあります」と書いてあるものの、ルールを理解して滑らないと、怪我をする恐れがあります。 まして けんは自閉症児です。果たして理解できるのか。。。 「けん、本当にやるの?怖いよ!?」 と、やめる方向に持っていく質問を何回も投げてみましたが、 「やりますけど、何か?」 みたいな表情・・・! こいつ、わかってんのか!? ついに順番が来てしまいました。 係のおばさんには、「この子は障害があってしゃべれないんですけど、親がつきますので」と説明。 ヘルメットをかぶり、ひじ当てをつけて、準備します。 (きっと崖の上に座れば、怖さでやめようとするだろう) と、淡い期待。 ところがフツーに麻袋に入って、崖に座りました。 (やんのかい!!??) ここで係のおばさんから説明が・・・

  • 待ち時間に強くなる(けんの家族旅行)

    おはようございます。 昨日からGWの二泊二日の家族旅行について書いています。 今回、けんはとても我慢強く行動できました。 特に「待ち時間」に強くなってきたことが確認でき、大きな成長を感じました。 初日は「動物園」「スーパー銭湯」「お寿司屋さん」などに行きましたが、 その各所でことごとく女子たち(長女、次女、ママ)に待たせられることになりました。 女子たちもGWを思う存分満喫しているので、仕方がありません。 けんはパパと一緒に先に車に移動するなどして待機です。 一時間の待ち時間をどうすごすか?? 特に「スーパー銭湯」に行った時のこと。 とりあえず風呂から上がったとたん、けんの目が「セブンティーンアイス」にくぎ付けに。笑 アイスを食べるところまでは、だいたいいつものパターンで大喜び。 問題はその後です。 我が家の女子たちがなかなか出てきません。 「あれ?もう一時間だぞ。。。女子たち、満喫しとるな~」 と、今回の待ちは私ですら待ちくたびれ気味。。。けんも大変だったはず。 アイスを食べ切った後はどうやって時間を過ごすか。。。(アイスは5分以内に完食) 今回は待ち時間対策で「ぬりえ」と「小さいホワイトボード」を持参していました。 それらを使い、最初の30分は銭湯の休憩スペースで過ごします。 けんを見ていると、時々、手の甲を噛んで我慢する様子がありました。 「ママたち、遅いな。早く行きたいな。でも我慢だな」 そんな気持ちが感じ取れました。 30分が経ち、さすがにきつくなって来そうなタイミングで、クルマに移動。 移動を挟むと、少しストレスが緩和。 今度は助手席に座りホワイトボードで過ごします。 一時間以上が経ち、ようやく女子たちがクルマに。。。 けんの手の甲には「噛んだ痕」がついていましたが、 泣いたり叫んだりすることなく、何とかゴールインです。 ちょっとした達成感 けんは待ち時間のイライラが限度に達すると、パニック気味になることもあります。 そこまで行くと本人も自分に落ち込むでしょうし、 家族も少し大変になってしまいます。 今回、手の甲を噛みつつも絵を描きながら、取り乱さずに長い待ち時間を耐えられたのは、かなりの頑張りでした。

  • 自閉症児に合わせない(けんの家族旅行)

    おはようございます。 GWも何かと忙しく、やや久しぶりの投稿となります。 我が家はGWを利用して二泊二日の家族旅行に行ってきました。 自閉症で環境の変化に弱い けんにとっては試練の二日間。 今回の旅行で感じたことを数回に分けて書いてみたいと思います。 「車中泊」に子ども達は大はしゃぎ 今回、我が家ではミニバンの中で車中泊。 これが立派なホテルに泊まるよりも子供にとってはエキサイティング! 長女は「クルマの中に泊まる!」というだけで楽しみで仕方がなかったようです。 なんて経済的なんでしょう。笑 でも「6人家族で車中泊」って、客観的に考えるとかなり無理がありますよね。 「ギュウギュウ詰め」 とは正にこのことです。笑 我ながらよくやったものだ。 自閉症児に「合わせない」 特に、けんは自閉症であるため、環境の変化が苦手な面もあります。 普通の家族だったら「自閉症児とゼロ歳児を含む四人の子どもを連れて、しかも車中泊」なんていう旅行の計画は立てないかも知れません。 もしもけんが一人っ子、あるいは二人兄弟くらいなら、けんに合わせてあげることもできますし、そうすることでしょう。 でも我が家は子どもが四人もいます。 子ども達みんなを喜ばせることを考えれば、 けんに負担をかけないことばかりを優先できません。 なので、けんにとってはチャレンジングな経験になるようなことも、思い切ってやってみることがあります。(そうせざるを得ないというか。。。) 今回はそんな選択をしました。 しかし経験上、そうすることで「意外とけんは〇〇ができた」とか「意外と大丈夫だった」というようなことも実際に出てきます。 時には けんに「合わせない」ことが、けんの可能性を広げることもあるようです。 そういう面で、四人兄弟であることは、幸いする面があると思います。 環境の変化に対する「耐力」 私自身、新しいことを体験することはとても好きです。 この年になっても、新しい物事を吸収し、自分の成長を実感できるからです。 けんにも自分の人生を楽しんで生きて行って欲しいのですが、 そのためにも、「環境の変化」に強くなっていって欲しいです。 新しい物事に出会って「戸惑い」や「不安」を感じた時、

  • 【自閉症と自己肯定感】LITALICO発達ナビを読んで

    おはようございます。 令和の初日は疲労の蓄積で朝ダウン。ブログを書く時間と体力がありませんでした。。。 LITALICO(リタリコ)という障害者の支援をしている会社をご存知でしょうか? そのLITALICOさんのHPにあるコラムを読んで感じたことを書きます。 『ほめても自己肯定感が上がらない理由とは?』 「べき論」を伝えていないか? このコラムの中で言いたいのは、 長所やうまく出来たことを褒めることは、一方で「そうするべきだ」という「べき論」を子どもに伝えていることがある。 できることもできないこともひっくるめて認めてあげること・受け入れてあげることが、自己肯定感を育てるのには重要。 ということじゃないかと思います。 「褒める教育」と良く言いますが、それが子どもに対する「要求」になってはいけないということですね。 親として考えさせられるところです。 けんの自己肯定感 けんもそろそろ、自分を客観的に理解し始める年齢です。 自分よりも妹の方がしゃべれることとか、姉の学校に行ったら、そこにはできる子ばかりがいることなど、どんな風に感じているのでしょうか? (※うちの自治体では、支援学校の子が定期的に普通学校に行って交流する制度があります) 私は「自己肯定感」は基本的に、親の愛情をどのように理解しているのか?ということだと思います。 できる子だから愛しているのか、存在そのものを愛しているのか。 けんはしょっちゅう「こだわり」が出てしまい、 パズルをしているのに、途中でお風呂に入るだとか、途中で夕飯を食べるというようなことが、できないことがあります。(切り替えができない) そんな時はイライラした様子を見せます。 きっと自分でも「自分はまたこだわっている」とか「次のことをやるべきなのに」と思っていると思います。 親としても、確かに次の行動に移らせてあげるべきなのですが、 こういう時の親の態度が、子どもの自己肯定感を育てるには大切なのだろうと思います。 口に出さなくても、親の態度には 子どもに対するメッセージが含まれています。 「切り替えができないのはダメだ」「お前はダメな子だ」「そういうお前には腹が立つ」 というメッセージではなく、

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