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自閉症のけんと家族の日常 https://hotnews8.net/autism-blog/

我が家の長男けんは自閉症です。私たち家族の日常を通して、自閉症や療育について、また夫婦や親子について綴り、ポジティブな要素を発信するブログです。

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2019/02/02

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  • バランス感覚がスゴイ

    おはようございます。 今日は平成の大晦日ですね。 令和の日本が心も経済も豊かな国になりますように・・・! さて、GWに入りまして、昨日は家族で大きな公園に行ってきました。 最近気が付いたのですが、けんはバランス感覚がスゴイ! 学校の先生からも言われたことがありましたが、昨日はそれを実感するような場面が。 どうでしょうか?これ、結構スゴイと思いませんか? (スゴイと思った方は、記事下のボタンを押してね!) ローラーすべり台で立ち乗り自体がけっこう怖いですが、 それを段ボールの板に乗ってやってしまうという。。。 (「良い子は危ないからやめましょう」的な行為ですが、すごかったのでついつい止めずにやらせてしまいました。。。) 他にも、ママが動かすシーソーの上に直立不動でまっすぐ立ち、微動だにせずということもありました。 こっちは顔がモロ見えなので、写真です。 この状態でどんなにシーソーが動いても「きをつけ」を維持できるという。。。 公園で元気に走り回っている時の けんは、普通の子と全く区別がつきません。 というか、普通以上に運動神経の良い子に見えます。 子どもが持っている素質をどんどん伸ばしてあげたいですね。

  • いつかお礼を

    昨日、一つのお別れがありました。 それは、けんが今まで2年間お世話になった放デイ事業所の一つとお別れしたことです。 けんは二つの放デイ事業所に通ってきました。 一つは療育中心のA事業所(週四日)。 もう一つは楽しく遊べるB事業所(週一日)です。 今回、B事業所を辞めて、平日すべてをA事業所に通うことにしました。 心のこもったアルバム B事業所の先生たちが、けんの二年間の写真とメッセージを収めたアルバムを作ってくれました。 アルバムを見ると、今よりも幼い顔をした けんが たくさん映っていました。 水遊び、料理体験、雪遊び、餅つき。。。 このアルバムを見ているだけでも、B事業所の先生方がけんをとても親身に見てくださったことが伝わってきて「本当にありがたい」と感じました。 辛い選択 事業所を一つにまとめることについては、妻と何度か話し合って結論を出しました。 けんの様子を見ながら、やはり療育的な側面を考えると、今のけんにはA事業所に専念する方が適していると感じたのです。 そうは言っても人情がありますから、結論が出てからB事業所に連絡を入れるのに、かなり時間がかかりました。 妻は「どうしても電話できない」という感じだったので、私が仕事の昼休みに電話を。。。 けんはいつもと同じように。。。 けんは「B事業所は今日が最後だよ」と言っても、深く意味が分かりません。 昨日、いつもと同じようにB事業所に行き、いつもと同じように帰ってきました。 恐らくしばらく過ごしてみて「あれ?最近Bに行かないな。もう行かないの?」となるのかも知れません。 しかし保育所でお世話になったW先生のことも良く覚えているけんですから、きっとB事業所の先生たちのことも忘れないだろうと思います。 いつか「当時はありがとうございました」とお礼を言えるようになったらいいなと思います。 本当にありがとうございました。

  • 腕かみ

    おはようございます。 我が家の長男 けんは自閉症です。(知的障害もあり) 自閉症の場合、お子さんが「自傷行動」をしてしまうことが多いだろうと思います。 けんの様子を見ていると、これは健常者の自傷行為とは異なり、コミュニケーション能力の発達が遅れているため、 その「もどかしさ」から自傷行動をしてしまうようです。 けんの場合は「腕かみ」です。 つい先日は、 リビングでキックボードをして発散している最中に、 「ごはんだよ~」 と言われて、切り替えができずに腕かみをしてしまいました。 お風呂で見ると、腕に青いあざが。。。 「嫌だ!」 もどかしい気持ちが堪らなくなって腕かみする姿とか、 青くなった腕を見ると、 腕かみしないで済む方法を身につけさせてあげたいと感じます。 腕かみをしてしまった場合、 あまり親が過剰反応してしまうと「こうすれば構ってくれる、解決してくれる」という癖がついてしまうそうです。 根本はコミュニケーションなので、 「『嫌だ』って言うんだよ」 などと、表現方法を教えてあげることが大切なのだと思います。 けんの場合「嫌だ」は時々、言える時があります。 今度は「嫌だ」を使うタイミングを教えてあげたいと思います。 パパもママも夜には疲れが出てきますが、 療育のタイミングを見逃さないで、頑張ることが必要ですね~。

  • 自閉症と「選択する力」

    おはようございます。 今朝、ママとの会話で「最近 けんは選択することができるようになってきた」という話になりました。 「選択することができる?」というのは、自閉症のお子さんを持たない方々には不思議に聞こえるかも知れません。 でも自閉症の人は「好きな食べ物を選ぶ」とか、「やりたい遊びを選ぶ」というようなことが苦手です。 「自閉症 選択」で検索して、興味深い記事を発見しました。 「自閉症の人『見通しや選択示すこと大事』専門家語る支援のコツ」 この記事で自閉症の息子を育てた経験を持つ社長さんが 「自閉症の人は選択肢を示されなければ、前にした行動を倣って同じ行動を繰り返す」と指摘し、 「選択肢を示すためにメモ帳などのアイテムが必要だ」としています。 (発達障害者のためのアイテムを製造する会社の社長さんだそうです) この方の指摘の通り、けんも最初は選択することが困難でした。 例えば「どっちのお菓子がいい?」と選ばせるために 「こっち(A)がいい?こっち(B)がいい?」 と親がAとBを指さしして質問しても、 けんは親がやったようにAとBを交互に指さすだけで、選択するということができませんでした。 「これって、何なんだろう?どうして??」 と思いませんか? 「見通し」と「選択」 私の勝手な推論ですけど、、、 自閉症の人が「見通しが立たないと不安」ということと「選択が苦手」ということは関係しているように思います。 周知のとおり、自閉症の人はスケジュールを分かりやすいように示してもらわないと、不安を感じてイライラすることが多いです。 でもスケジュールを確認できると「今日もこういう感じね」と安心して、 「じゃあお昼ごはんもちゃんと食べられるし、暇になったら、いつも通りパズルでもやるか~」 という感じで安心につながるのだと思います。 ところが自分で「選択する」ということは、「未来を自分で決定していく」ことになります。 「え?こっちを選ぶとどうなるの?なんか嫌なことが起こらない?」 というような不安がよぎるのではないかと思うのです。 ちょっとモヤっとした理論ですが、どうでしょうか? 自閉症児の親御さんとぜひ、意見交換したいテーマです。 「選択する力」

  • けんの「お兄ちゃん業」

    おはようございます。 今日は軽い話題。 我が家は四人の子ども達がいます。 まぁ「やや子沢山」。笑 長女(10歳)、長男(けん8歳)、次女(4歳)、次男(6カ月)。 一番下の子は けんの弟ということになります。 昨日、初めて寝返りを打ちました。(パチパチパチ。祝) (少し前、みんなが気が付いたらうつ伏せになっていた時があって、たぶん寝返りだったんですが、それ以降はせず。「公式記録」にはなっていませんでした。) 兄弟が多いことは、親以外の人とのコミュニケーションを促す意味で、 けんにとってプラスじゃないかなと思っています。 せっかく弟がいるので、けんにもお兄ちゃんらしくなっていって欲しいと願っています。 7カ月の弟は最近、離乳食も食べ始めました。 10歳と4歳のお姉ちゃん二人から離乳食を食べさせられる6カ月の末っ子。笑 ほとんど「おままごと」の人形のような扱いです。 その様子をちらりと見ていた けん。 昨日の夕食で隣に座っていた弟の口に、自分の食べていたご飯をぶっこもうとします。笑 「いや、まだ離乳食だから!」 それにしても、せっかく「お兄ちゃん業」をやろうとしてるし、他者に興味を持ったり、働きかけたりというのは貴重な機会。 ほっとくと何を食べさせるか分からない。スプーンを使う場合、力加減が心配。などなど 心配な部分は多々ありますが、せっかくの機会をつぶさずに、「お兄ちゃん」にさせていってあげたいと思います。

  • 【環境の変化】授業参観に行ってきました

    おはようございます。 一昨日は けんの授業参観。 クラスの先生が3人とも変わったこともあり、私も行ってきました。 学校に到着して教室のドアを開けようとすると、 鍵がかかっていて開かないし、教室内に誰もいません。 「あれ?どこに行ったんだろう?」 少しウロウロして探していると、三年生は中庭で遊んでいるところでした。 先生によれば、土曜日なのに登校させられ、親も来ているし、 いつもと違う環境に みんな朝から落ち着かなかったようです。 それで落ち着かせるための中庭遊び。 先生もいろいろ大変ですね。。。 予定より少し遅れて教室に戻り、朝の会が始まりました。 けんは みんなで机を並べる時、 机をわざとに「バタン」と倒していました。 「おい、おい・・・」 これは注意引き行動。 たしかに少し落ち着かないようですが、先生の冷静な対応はさすがです。 男の先生が即座に何も言わずに机を起こしていました。 下手に反応すると、もっとエスカレートしてしまうので、派手にやらかした時ほど冷静に。。。 (これが結構、親には難しいんですけどね。。。) 先生の対応のお陰で、 授業が始まると立ち上がることも無く、しっかりと制作活動をしていました。 入学時には少しもじっとしていられなかったので、これでも大きな成長です。 おしっこ事件、再び! 授業が終わって先生から話しかけられました。 「今日、バスから降りた後、おしっこをしてしまいまして・・・」 「え!?トイレじゃないところでですか?」 「はい」 「あ~、すみません。たぶん、注意引きです」 前にも調子の悪い時に、注意引きでおしっこをしたことがありました。 連絡帳には先生から「朝に飲む水の量をへらしてみてください」と書いてありましたが、 長時間のドライブでもおしっこは我慢できる けんなので、 恐らく水の量のせいではありません。 何らかの不満があって注意引きでやったことだと思います。 こういう連絡帳でのやりとりも、先生にけんを理解していただく材料になるので、 コツコツやっていきます。 他のお子さんも、春休みまではお喋りが増えていたのに、新学期になってまたジェスチャーに戻ってしまったとか、

  • 【自閉症と平均寿命】西川先生の記事を読んで

    おはようございます。 今日も西川伸一先生の記事を参考に書いてみます。 ちょっとドキッとする内容かも知れません。 元記事「Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介Ⅲ」 私が注目したのは特に「自閉症と早死に」という項目です。 このレポートで用いている調査結果では、自閉症者の平均寿命は36歳。他のスウェーデンでの大規模調査では54歳とされているそうです。 これは自閉症児の親として、少しは考えていたというか、そんな気がしていた統計ですが、改めて示されるとショックを感じる方もいると思います。 (しかし、ショックを受けて落ち込むためではなく、前を向くためにこの記事を書きたいと思います。) 記事を読むと、早死にの原因は主に3つくらいに分けられると、私は解釈しました。 ①事故死 ②健康問題(病気) ③自殺(精神的な問題) 死因のトップは事故死 死因として最も多いのは、「事故死」だそうです。 我が家のけんも、まだ一人で外を歩かせることはできません。 信号機のルールがちゃんと分かっていないと共に、注意力が不足しているからです。 放デイでは毎日(雨の日も風の日も!)、「歩行訓練」をして下さっています。 交差点では信号機に注目できるように指導してくださっていますが、これも事故死が多いことを考えると、とても大切な指導だと改めて分かりました。 「交通公園」で自転車に乗らせると、けんはまだ信号無視で突っ走ってしまいますが、あきらめずに教えてあげたいと思います。 全身疾患なので病気にかかりやすい 西川先生は自閉症は「全身疾患」なのだという見解を示しています。 脳の働きだけでなく、消化器官をはじめとする内臓や、目・耳・口・喉・手足など、健常者と比較して機能が劣ったりバランスが悪かったりします。 その為、将来的に病気にかかって早死にするケースも多いそうです。 病気にかかる例としては、冠動脈疾患、消化器疾患、呼吸器疾患が挙げられています。 だから、けんの将来に向けては、食事指導を通した「腸内環境の改善」や運動の習慣づけを通した「全身の健康維持」が必要不可欠・・・! 精神障害にも気をつけるべき 自閉症の人は長年にわたって

  • 自閉症と食生活

    おはようございます。 今日も西川伸一先生の記事を参考に書きたいと思います。 元記事は『Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介Ⅱ』 けんの偏食状況 この記事(特に「自閉症と摂食障害」の部分)を読んで、私がけんに当てはまっていると思ったことがいくつかあります。 まず、自閉症児の70%は何らかの摂食障害を抱えており、36%は重い摂食障害とあります。 けんの場合、重くはありませんが、やはり偏食があり、摂食障害と言えると思います。 納豆やカレーライス、お好みソースなど、 「色が濃いもの」「味が濃いもの」が好きです。 以前はそれしか食べなくて野菜などはほとんどダメでしたが、最近は嫌いではあっても促せば食べるようにはなって来ました。 こうした偏食の原因を「自閉症児は食べ物の匂いや口当たりに感受性が高く・・・」と書いてありますが、 たしかに けんもカレーライスの匂いを嗅ぐと「今すぐ食べたくてたまらない」という雰囲気です。 これは匂いに敏感だということかも知れません。 あまり考えたことがありませんでしたが、匂いによっても極端な好き・嫌いがあって偏食につながっていたのかも。。。 また、「運動障害によって咀嚼や嚥下機能が低下・・・」とあるのも当てはまります。 要は噛んだり飲み込んだりが苦手。 だから大きいものを食べるのは疲れるようです。 小さく刻んであげると食べたりするのは、きっとそのせいもありますね。 さらに、自閉症児は「満腹感が欠如」している場合もあるようです。 たしかにけんも、場合によってカレーライスを5杯くらい食べたり、 「おいおい、そんなに食べて大丈夫?」 と思う時があります。満腹感を感じにくいのかも。。。 偏食の解決策 けんの場合、今までのところ 硬いものを食べさせて「噛む力」をつけてあげる というのが効果的でした。 放デイでも「あたりめ」とか「堅パン」を食べさせてくれています。 家では強烈に硬い「グミ」。 また「奥歯で噛んで食べる」というのに慣れていないので、硬いものを食べさせる時には、 「こうやって食べるんだよ」 と奥歯の上に置いてあげると、だんだんと奥歯で噛むことに慣れてくるようです。

  • 【自閉症は全身疾患】西川先生の記事を読んで

    おはようございます。 昨日、西川伸一先生の記事を紹介すると共に、けんの様子を見ている親としての私の感想や考えを書きました。 内容に興味を持って下さる方が多かったようですし、 私自身ももっと専門知識を深めた上で けんを見ていきたいと思っています。 ということで、今日も西川先生の記事を紹介させていただくことに。 「Autism Speaks 特別レポート(自閉症の健康)紹介Ⅰ」 Autism SpeaksというNPOは、自閉症の孫を持つ専門家の先生が米国で設立した団体のようです。 引用したのは、そこでの特別レポートを西川先生が紹介・解説している記事です。 今回も私が理解できた要点を挙げますが、間違いはご勘弁。尚、正確に知りたい方は元記事を参照ください。 米国では自閉症の人の平均寿命は36歳。 自閉症者は「てんかん」「消火器異常」「不眠」「精神衛生の問題」など様々な疾患と隣り合わせ。 よって自閉症を全身疾患として捉えなおす必要あり。 自閉症児は正常児の8倍、慢性の消化器症状を呈する。(腹痛、ガス、下痢、便秘、排便通など) 腸内の細菌の毒素が脳に影響を与えることが分かった。腸の細菌叢の異常が自閉症児の行動を悪化させることがある。 意思疎通の難しい子供の場合、消化器の変化が自損行動や反抗的な態度として現れることもある。 これを読んでの私の印象ですが、 自閉症の人の平均寿命が短いことから見ても、療育は全身の健康を考えて行う必要がありますね。 また、全身の健康が向上することで、自閉症の症状が改善されていく可能性も感じます。 けんの食事と排便 昨日も書きましたが、けんは元々、うんちが硬くてとても大変でした。 まだオムツをしている時だったと思いますが、あまりにうんちが硬くて苦しんでいるので、 私がティッシュでお尻から出かかっているうんちを掴んで、 「おりゃ~!」 と引っ張り出してあげたことがあります。笑 当時は食事と言えば「納豆ご飯」くらいしか食べなくて、かなりの偏食でした。 西川先生の記事からすると、偏食は腸内環境に悪影響でしょうし、脳にも影響があったのかも知れません。 ワカメを食べるようになった! 最近は学校や放デイの指導もあり、けんの偏食はだいぶ改善されました。

  • 【腸内細菌と自閉症】西川伸一先生の記事を読んで

    おはようございます。 今日はちょっと、科学的な話題。 先日、知人からあるネット記事を紹介されました。 「自閉症の科学27:腸内細菌叢を操作して自閉症を改善させる」 この記事を書かれたのは西川伸一先生という方です。私は全く知りませんでした。 記事の内容はとても興味深いものです。 難しい内容もありますので、私が理解できたことをシンプルに紹介します。 自閉症の人の多くは、慢性の消化管症状がみられる(下痢、便秘) 自閉症の人の腸内を調べると、ロイテリ菌という菌が不足しているそうです。 ロイテリ菌は、脳からオキシトシンというホルモンが分泌されるのを誘導する。 健康人の便から採取した細菌を移植するという方法で治療を試みた結果、6割の子どもに消化管症状の改善とASD症状の改善が認められた。 (間違った理解もあるかも知れませんが、ご勘弁ください。正確に知りたい方は元記事をご覧ください。) けんの「腸内環境」と「オキシトシン」 けんも、最近はだいぶ良くなったのですが、元々うんちが硬くて大変でした。 トイレで20分くらい、泣きながら苦しむという。。。 最近は色々な物を食べられるようになったせいか、そこまで苦しんでいる姿は見なくなりました。 西川先生の記事から考えると、腸内環境が普通の人と違うというのは、確かに言えると思います。 それと意外だったのは、腸内環境とオキシトシンの分泌が関係しているということです。 オキシトシンはテレビで「幸せホルモン」などと呼ばれていましたが、マッサージを受けている時などにも分泌されます。 多分、お風呂に入っている時とか 「あ~極楽ぅ~」 みたいなときに出ているホルモンですね。 自閉症の人は、オキシトシンの分泌が不足しているために、多動や繰り返し行動が起こるようです。 自閉症児に毎日一定時間のマッサージを施すことで、症状が改善されたという論文も読んだことがあります。 知人から西川先生の記事を紹介されて 「腸内環境の改善」を考えてあげること マッサージなどを通して、「オキシトシンの分泌促進」を考えてあげること この二点が大切なのではないかと考えさせられました。

  • 実は「普通の人」と一緒

    無線のように聴こえにくい耳? おはようございます。 以前、「もしかしたら けんの耳は無線で聴くときのように、聴こえにくいのではないか?」と書いたことがあります。 健常者の私でも、無線で聴くときには苦戦します。 私の場合、高い声は聴こえやすく、低い声は聴きとりにくいです。 また、高い声でも方言でしゃべられると、無線ではフランス語にしか聞こえません。 低い声の人が方言でしゃべると最悪で、無線ではそれはもはやドイツ語です。笑 毎回、聴き返すのも悪いですが、理解しないと仕事ができないこともあり、困ってしまいます。 ところが無線を介さず、その人と直接話すと、問題なく聴きとることができるのです。 人間の耳はとても精密なもので、 これだけ技術が発達しても、無線では耳の代わりを完全には果たせません。 自閉症児の場合にも「何かを言われている」ということは分かっていても、 耳の機能に微妙な狂いがあるだけで、内容が聴きとれないということがあるようです。 聴き取りやすい声や言い方もあれば、聴きとりにくい声や言い方があるようです。 けんを見ていると、言葉がハッキリと聴きとれない分、相手の表情やシチュエーションから、何を言われているのかを理解しようとしているようです。 私も職場で無線の相手が何を言っているのか分からないとイライラを感じますが、 けんも新学期になり先生が代わって、同じ指示でも違う声で言われると聴きとれず、イライラするようです。 「新しい環境が苦手」・・・? 自閉症児は「新しい環境が苦手」とか「変化に弱い」とよく言われます。 でも実は「新しい環境」になったことで 「今までうまく出来ていたことが、出来なくなって不安定になる」 たとえば「聴こえていたはずの指示が聴こえない」「わかっていたはずの次の行動が、どうすれば良いか分からない」 ということがあるのではないかと思います。 「新しい環境が苦手」とだけ言われると、まるで異星人のように不思議な感じがしますが、 新しい環境が苦手な「理由」まで考えてみると、視覚・聴覚・触覚などの微妙なズレによって、誰でも戸惑うような不快感を感じているのだと理解できます。

  • 『チューリップ』ブーム【発語に向けて】

    お花見に行く車中で おはようございます。 昨日は家族でお花見に。 移動の車中で、けんが今までにないことをしました。 それは『チューリップ』の歌を頻繁に歌ったことです。 まだ歌詞の発音ははっきり出ないのですが 鼻歌のような、でも「赤~白~黄色~」という歌詞の「あ~か~」のところは歌いやすいのか、ちゃんと発音します。 音程とリズムの方はかなり上手に取れていて、誰が聞いても『チューリップ』と分かる歌でした。 以前にも少し書きましたが、 我が家では普段から、けんの発語の訓練も兼ねて、夕食前に『チューリップ』を歌ってから「いただきます」をしています。 ところが昨日はなぜか、コンビニで買ったジュースのペットボトルの蓋を開けて飲む前に『チューリップ』。 夕食前の習慣を真似て「ごっこ遊び」のような感じなのか、あるいは「飲む前だから『いただきます』だし、『チューリップ』でしょ」と思ったのかは分からないのですが、 ペットボトルを片手に、4回くらい「『チューリップ』を歌ってから『いったっき(いただきます)』を言ってジュースを飲む」ということを繰り返していました。 突然のチューリップブーム。。。笑 入学の頃は。。。 思い返せば2年前、特別支援学校の入学式の時、在校生が「歓迎の言葉」を読み上げるのを見て、 「あの子はうちの子より障害が軽くて、ちゃんと字も読めてしゃべれるんだな。。。」 と感じたのを覚えています。 当時は、けんが発語し始めるということに対しても、親として自信がありませんでした。 桜まつりで、チョコバナナを食べる けん しゃべって伝えたい ところが今、学校の先生や放デイの先生からも、「しゃべって伝えたい」という気持ちがずいぶん出てきたと言われる けん。 発音はぎこちないものの、歌を歌うことは、プラスじゃないかなと思います。 「しゃべる」というコミュニケーションが定着すれば、ずいぶんと世界が広がるだろうに。。。 兄弟や友達との関係性も今までよりぐっと深まるはず。 本人の自信にもつながるでしょう。。。 頑張れ けん!

  • ごっこ遊び・・・!

    おはようございます。 昨日、けんが珍しくごっこ遊びをしていたと、ママが教えてくれました。 我が家では けんの発語の訓練も兼ねて、夕食前に「チューリップ」の歌を歌っています。 (学校で「チューリップ」を口ずさんでいたと教えてもらったので始めましたが、けんはたまに気分が乗っている時しか歌いません) 昨日の夕方、けんは突然「チューリップ」を歌い始めました。 (あ、歌ってる!) と思って一緒に歌うママと長女。 歌が終わると、けんはそのまま両手を合掌のように合わせています。 (あ、これは「いただきます」だな) 「いただきます」 「いったっき!(いただきます)」 どうやら、「チューリップ」を歌ってから「いただきます」といういつもの流れを再現しています。 そしてその後、 「ばぅばぅばぅ(パクパクパク)」 と言いながら、お気に入りのパズルのピースを使って食べる真似をしています。 ママと長女も一緒に 「パクパクパク」 ママが笑っていると、ママの口にもピースを持って行って 「ばぅばぅばぅ」 っていうか、マジでパズル突っ込んでくる!笑 実年齢と精神年齢の違い 以前、学校の先生と面談があった時、 先生がふと「実年齢と精神年齢の違い」という言葉を口にされたことがありました。 私はなぜその言葉が印象に残っていたのですが、 昨日のけんの様子は、正にそれを感じさせました。 けんは今年度から小学3年生。 でも、小学3年の男の子が「チューリップ」を歌って「パクパク」の真似は、冷静に考えると少し幼い感じがします。 幼稚園児くらいでしょうか。。。 でも、一歩ずつ成長している けんです。 「ごっご遊び」は連合遊び? ママによれば 「ごっこ遊びをしますか?」 というのは、3歳児検診で訊かれることだそうです。 遊びの成長は ①「一人遊び」 →②「平行遊び」(みんなといるけどそれぞれ遊ぶ) →③「連合遊び」(みんなで遊んでいるけど、それぞれが自己中心) →④「共同遊び」(みんなでルールを守って遊ぶ) という風に成長すると言われています。 普段のけんは、せいぜい「平行遊び」までが多いのですが、 「ごっこ遊び」となると、「連合遊び」に入っているのかな~

  • トーストを焼けるようになった けん

    おはようございます。 まずは我が家の次女(三番目、4歳)の話から。 うちの次女は根がひょうきん者。 狙ってないのに、やることなすことがなぜか面白い方向へ、というキャラクターの持ち主です。 昨日、次女は歯医者の帰りに「お腹が空いた」というので、ママと一緒にコンビニへ。 「ジュースか、お菓子か、アイスの中から一個選んで」 と言われて、 「めっちゃお腹が空いたから、おにぎりにする」 と、鮭おにぎりを選択。 ママと一緒にレジに並んでいると、やっぱり気分が変わってきた様子。 「やっぱり、めっちゃお腹が空いたから、『にんにくマン』がいいな♪」 (にんにくマン???・・・あ~、肉まんのことね。プププ・・・) ところが中華まんは「準備中」。。。店員さんに訊くと15分はかかるということ。。。 「今は作っている途中で、時間がかかるんだって」 そう言われて納得のいかない次女は、大きな声で、 「にんにくマンが食べたいな~、にんにくマンがいいな~」 「いいから いいから」(プププ・・・。面白いから、直さないでおこ) 店員さん「・・・(プププ)」 こうして次女は「肉まん」を「にんにくマン」と勘違いしたまま、新年度の登園を迎えていくのでした。(大人になる前に直してやれよ~。プププ・・・) ハイ、ちょっとでも「ニヤリ」とした方は、あとで記事下のバナーをクリックしてください! 突然、トースターを使う 私が仕事から帰宅すると、ママは一日の出来事、特に子ども達のことを教えてくれます。 昨日は「けんが突然、トースターを使ってパンを焼いた」という話。 今まで食パンが食べたい時には、けんは親の手を食パンの袋の方に引っ張っていきアピール。 「パンが食べたいの?じゃあ、焼いてあげるね」 こんな感じでした。 ところがその後、数週間で自分で焼けるようになっていくまでのストーリーを紹介します。 「シュガートースト」を知る 数週間前の朝、けんは目の前のごはんになかなか手をつけようとしませんでした。 こういう時は、だいたいパンかうどんを出してあげると食べたりします。 そこでママがパンを焼いたのですが、この日は珍しく「シュガートースト」にしてみようと考えました。

  • 新年度、「人を見る」けん

    おはようございます。 昨日から、けんの新年度の登校が始まりました。 クラスの3人の先生も、全員が人事で入れ替わりました。 昨年度の先生たちにすっかり慣れてペースを作っていたところですが、 変化に対応できるようになるのも、療育の一つ。 さて、どうなることやら。。。 人を見てるな。。。 18:20 けんが学校と放デイから帰宅。 学校からの連絡帳をチェック。 特に混乱はなく、落ち着いて過ごしていたようですが、 給食の残し(食べなかったもの)が気になります。 「スープ2/3残し、パン、ポテト半分残し、牛乳飲まず」 おっと、最近は ほとんど残すことは無かったのに・・・! これは、「人を見てる」な。。。 昨年度のスタートもそうでしたが、けんは先生が交代すると最初は「人を見ている」ところがあります。 つまり 「この先生はどこまで許してくれるのかな?許してくれないのかな?」 というのを色々と試しているようなのです。。。 それで少し決まりを破ってみたりしながら、 「ここまでなら許してもらえるライン」 を探っていきます。 こういう時だけ、空気を読む けん。笑 最初の一か月が肝心 ここで「まぁ最初だから」と甘くしてしまうと、 本当は頑張れるところを、頑張らなくなってしまいます。 「厳しくしすぎると可愛そう」という意見もあるかと思いますが、 けんの様子を見ていると、 「その場所(この場合は学校)はしっかりやるべきところ」だということがしっかり分かれば、あとは不満を持つこともなく頑張れるのです。 最初は優しくして 後から厳しくしても、 「許してくれるはずだったじゃん!」 と機嫌を悪くします。 なので、学校の先生たちにもしっかりとお願いしたいところ。 ただ、先生と親の面談は一か月以上先。。。 なので、連絡帳を通じてお願いしてみようと思います。 親が責任者 よく親の間で「今度の新しい担任の先生はどうだこうだ」という不満の声を聴くことがありますが、 私はそれほど気にはなりません。 これはコミュニケーションの問題だと思っています。

  • けんが自閉症だと分かったころに観た動画

    おはようございます。 今日は 私たち夫婦が けんが自閉症だと分かった頃に観た動画を紹介したいと思います。 『そこまでやるかマン』というテレビ番組です。 小児麻痺でほとんど動けない息子のために、父親が息子の車いすを押してトライアスロンを走り続けているというお話です。 ☟こちらから、どうぞ。(約15分) 『今世紀、世界最強の父親』 ☟時間がない方は、あらすじが分かるこちらの動画をどうぞ。(約5分) 『感動の物語、お父さんの愛』 ・・・いかがだったでしょうか? 私はこの動画を観てとても感銘を受けました。 親子が「愛」や「幸せ」を感じられるかどうかは、息子が健常者か障害者かということだけで決まるのではなく、 「努力の量」に比例するのではないかな?と思うのです。 「自閉症の息子を授かったことで、またとない努力の機会を与えられている」 そして 「多く努力できれば、その分、喜びもたくさん感じられるはず」 動画を観て、そんな風に考えることができました。 どんなことでも、肯定的な側面は必ずあるはずで、そちらを見つめ続ける強さを持ちたいですね。

  • 【問題行動】「その場面を再現したい気持ち」

    おはようございます。桜の季節ですね~。 東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』から、興味深い項目を発見しました。 「何度注意されても分からないのですか?」 これは、けんの様子を見ていても感じることです。 けんがしゃべれるなら、ぜひ質問してみたい。 多くの自閉症児の親御さんも同じだと思います。 東田さんによれば、 いけないことだと分かっていても「自分が何かをしでかして怒られる」という場面が脳内に強く記憶され「いけない」という思いよりも、その場面を再現したい気持ちが強くてやってしまうというのです。しかも、それ(再現すること)が自分の中でとても気持ちの良いことだと言います。 この「再現すること」が「気持ちの良いこと」だという説明が、私にはとてもしっくりきます。 もちろん、いわゆる「注意引き行動」として問題行動をすることもあると思いますが、私はどうもそれだけでは説明がつかないと感じてきました。 自閉症児はいつもと同じであることが安心や心地よさにつながると言いますが、問題行動を繰り返すことも、それと似ているということなのでしょう。 理性では「いけない」と分かっていても「気持ちの良いこと」を求めて、ついやってしまう。。。 「繰り返しの快感」とでも呼びましょうか。。。 それを我慢するのはとてもエネルギーのいること。 「繰り返しの快感」を逆手に取る・・・? 我が家の場合、けんが何かを出来た時には些細なことでも「ハイタッチ」をします。 トイレをできてハイタッチ 手を洗えてハイタッチ 片付けをしてハイタッチ ・・・など。 最初は、親が褒めてあげたくてハイタッチしていたのですが、 最近は けんの方からハイタッチを求めてきます。 結構、頻繁です。笑 今まで何気なく行っていましたが、東田さんの本を読むと、 実はこれも「繰り返しの快感」なのではないか、と思えてきました。 どうせ快感なら、問題行動ではなく、良い行動を通して得られた方がいいですよね。 「繰り返しの快感」を逆手にとって教育するのが療育なんだな という気がしてきました。

  • 多動じゃなかったの???

    おはようございます。 最近、けんの家での様子で、不思議なことがあります。 それは「動かない」ことです。 革命的な出来事 けんは、もともと「多動」です。 保育所の頃などは、じっと座ってみんなと一緒に過ごすことが苦手で、先生がお話をしていても、立ち上がってフラフラ歩いて行ってしまうこともありました。 特別支援学校に入り、療育の甲斐もあって 集中すべき時間には席に座っていられるようになってきました。 それでも、基本的には「多動「であり、我慢してその場にいる感じです。 家にいる時はやることがないと落ち着かないので、リビングでキックボードをしたり、パズルや塗り絵をしたり、とにかく何かしていることが必要でした。 ところが最近一週間くらい、家で過ごす時、 けんはうつ伏せに寝た状態でずっと動かないことがあります・・・!? 最初の数日はうつ伏せで、手は「気をつけ」の時のようにまっすぐに伸ばして、あごを床につけて寝転んでいました。 その後 あごが痛くなってくるのか、あごの下に手を添えたり、額の下に手を添えてみたりしながら、 ずーーーっと、そのまま動きません。30分とか。。。 「疲れて寝てるのかな?」 と思いましたが、呼ぶとニコニコして顔を上げます。 「死んでるの?」 と思いましたが、死んでませんでした。笑 じゅうたんのある所じゃなく、必ずフローリングの床でやってます。 ずっと突っ伏しているので、普通の子なら「落ち込んでるのかな?元気ないのかな?」という姿ですが、 呼ぶとニコニコなので、そうでもなさそうだし。 動いたり何かしていないと落ち着かない けんが、何かをやるでもなく、じーーーっと突っ伏している。。。 これは革命的な出来事です。 うつ伏せスタイル 動かなくても、落ち着ける?? 自閉症児は多動の傾向が多くみられます。 良く知らない人は、多動な様子を見て、頭がおかしいのだと思うかも知れませんが、ちゃんとした理由があります。 「動かずにいると落ち着かなくて、居ても立ってもらいられない」 そんな状態だそうです。けんもそうだと思います。 特に土日はずっと家にいると機嫌が悪くなるので、必ず公園などに連れ出すというのが、我が家の通例でした。

  • 微調整が難しい

    ハンドクリーム おはようございます。 私がけんを見ていて「あーー!ちょっと!!」となる場面の一つ。 それはチューブ状の容器を絞って液体を出す際に、出しすぎでしまう時です。 例えば昨晩の出来事。 けんはどちらかと言うと乾燥肌なので、ハンドクリームが欠かせません。 昨晩、私が目を離した隙に けんがハンドクリームの容器を自分で。。。 私が見たときには、けんの手に考えられない程大量のハンドクリームが。 「こ、これは10回分だな。。。」 そんな時、どうしても反射的に「けーん!」となってしまうのですが、 わざとじゃないし微調整が苦手なのが分かっているので、 改めて一緒にハンドクリームの容器をもって「こうやって、ちょっとだけ。。。」 と力加減を教えてあげるしかありません。 メープルシロップ さらに今朝の出来事。 ホットケーキにメープルシロップをかける時、 「これも微調整ができないだろうな」 と思った私は、試しに けんにやらせてみることに。 「ちょっとだけでいいんだよ~」 ちょびっ、ちょびっ 「お、今日は慎重にやってるね」 ドバーーー!! 「こらー!」 ・・・・・・。 まあ、こういうこともあります。。。 それで今回も手を一緒に持って、ゆっくりゆっくり、やってみました。 一緒にやってるから、もちろん成功。 最後に自分でやらせてみようと思って、けんに一人でやらせてみたら、、、成功! 「おー、上手。はい、タッチ」 と、思ったら ドバーーー!! ・・・人生、こんなもんです。 粘り強くやっていくしかないですね~。 今日も頑張ります。

  • わざとに繰り返しているのではない

    おはようございます。 自閉症児は「ダメ」と言われても、何度も同じことを繰り返してしまうことがあります。 けんもそうです。 もちろんそれが「注意引き行動」である場合もあります。 そういう場合には、親があまり反応しないようにして、 「そういう方法では関心を持ってもらえない」ということを理解できれば改善されることも。 しかし、そうではなく「自分でも自分をコントロールできてなくて、繰り返してしまう」ということもあるようです。 昨晩、そんな一件がありました。 ハンバーグを細かく砕く癖 たとえば、けんは食べ物を細かく砕いてしまうことがあります。 しかも、砕くだけ砕いて、食べない。。。 支援学校の給食で苦手な食べ物を克服するために、細かく切って食べさせるということをして下さっています。 お陰で食べられるものが増えたのですが、逆に何かと食べ物を細かくする癖もついています。 昨日の夕飯のハンバーグもミンチにしてしまい、みんなのお代わりの分まで手を出してミンチにしてしまって怒られました。 一度怒られても、目を離した隙に 数分後にはまた別のハンバーグを。。。 ゲンコツでも懲りない そんな時、私はけんに「ゲンコツ」を落とす時があります。 決して褒められたことではありませんが、 急いで止めなければならない時、人に迷惑をかけそうな時、止めないと家族の行動が次に進めない時など、どうしても「ゲンコツ」を用いる時があります。 (そんな時、私も気持ちよくありませんし「ゲンコツ」はやめた方がいいかなと思うんですが。。。) ところが、けんはゲンコツでも懲りる様子はありません。 ゲンコツされるのは嫌そうですし、実際に痛がってもいますが、それでも同じことを繰り返してしまいます。 それで「多分、どうしてもやってしまうんだな。。。」と思い、久しぶりに東田直樹さんの本を開いてみました。 本当にわざとじゃないんだ。。。 東田直樹さんは「どうして何度言っても分からないのですか?」という質問に対して以下のように答えています。

  • 明日も元気に、エイ、エイ、オー!

    おはようございます。 今日は、我が家の習慣について。 三番目の娘は4歳、幼稚園児です。 参観に行った時、帰りの会の様子を見ました。 帰りの会の終わりに、恒例の掛け声があります。 先生「明日も元気に!」 子ども達「エイ、エイ、オー!」 この様子がとても可愛らしくて、見ている私も元気が出ました。 「グー」を突き上げる姿に、思わず笑顔にさせられます。 「感謝」を探す 我が家では夜 みんなが布団に入ると、その日一日の良かったこと、感謝していることをお互いに話します。 「ご飯が美味しかった」とか、「お菓子を買ってもらって良かった」とか、「公園で遊べて楽しかった」とか、そんな他愛もないことです。 けんは発言できません。だから誰かがけんの代わりに言います。 「今日は、〇〇(放デイ)で課題をたくさんやって、頑張ったので、良かったです。あと、晩御飯のカレーが美味しかったです♬」 (ちょっと声を変えて、けんがしゃべってる風に) 楽しく明日に向かおう そして、最後の挨拶は幼稚園の掛け声をします。 長女か次女が 「明日も元気に!」 と言ったら、みんなで 「エイ、エイ、オー!」 です。 けんも、「グー」を上げる時があります。(上げさせられている時も。笑) ある本によれば、寝る直前の考えや気持ちを、人間の脳は寝ている間に何度もリピートするようになっているのだとか。。。 自閉症児を育てている他の親御さんのブログを読むと、皆さん それぞれの苦労があり、とても共感します。 我が家も色々ありますが、 元気を出して毎日を積み重ねていきたいと思っています。

  • 【誤学習】(続)自販機押しちゃった

    二日連続で押す・・・! 昨日、けんが他の人がお金を入れた自販機のボタンを押してしまった事件について書きました。(自販機、押しちゃった~!) 実はその翌日、また家族でイオンモールに出かけました。 その際にも、子ども達が疲れてきたタイミングで「セブンティーンアイス」。 その時、けんは自分の分をもう買っているにも関わらず、私がお金を入れると またボタンをプッシュ! おーーーい!またかぁ~!! 今回はさすがに ほっぺを思いっきりつねっておきました。プンプン。 ・・・お陰でパパの分はクッキー&クリームになりました。本当はチョコレートのやつが良かったんだけどな~。笑 まぁクッキー&クリームも美味しかったですけど。。。 どうやら けんは、自販機にお金を入れるとボタンが光るので、「じゃあ、押すね~」みたいな感じで反射的に押してしまっているようです。 でも 今回は私が入れたお金で良かった~。。。 「誤学習」の典型・・・ 昨日のブログを読んだ方から、メッセージをいただきました。 「誤学習の典型例だと思います。 僭越ながら打開策の例として、お子さんのサイフからお金を出すという流れを組み込むとか有効かと思えます。 あくまでも例ですが。」 なるほど、なるほど。 けんは「自販機のボタンが光ったら、押す!」という風に「誤学習」しているのかも知れない、と考えると、納得できる部分があります。 今後はけんの財布を準備して、そこからお金を出してアイスを買うという流れを試してみたいと思いました。 こうして他の方から教えていただけることは、とてもありがたいことです。 今回コメントをくださった方、ありがとうございました! ちなみに、私の家族や友人もこのブログを読んでくれているので、けんと会った時に、ある程度理解をして接してくれるので助かります。 ブログの思わぬ効果ですね。 これからも頑張ります。

  • 自販機、押しちゃった~!

    子だくさん家族同士の交流会。 最後は室内遊戯施設に移動して子ども達は遊びまくり。 お互いに四人ずついる子ども達も、この頃にはずいぶんお互いに馴染んで、違和感なく遊んでいました。 でも けんはやっぱり、ひとり我が道を行く。笑 ところでけんは、「若くて髪の長いお姉さん」が大好き。笑 巨大すべり台に並んでいる時、係のお姉さんの髪をなでなでしてしまいました。。。 おいっ!正直すぎるぞ!! だんだんと身体が大きくなっていくので、そろそろこういうことも教えていかないと、です。(汗) トランポリンで、リラックスしすぎの けん 自販機をロックオン ところで、けんの外出と言えば、しめはやっぱり「セブンティーンアイス」。 子どもが集まる場所にはだいたい、「セブンティーンアイス」の自販機があるんですよね~。うまいな~。 今回もけんはしっかり、アイスの自販機をロックオン。 最初に食べさせてしまうと、後でもう一回食べるとかなりそうなので、 「まず遊びます。それからアイスを食べます」 と伝えると、納得した様子。 いつも遊んでから食べさせるので、 「よし、遊んだら食べられるな」 と理解できたのでしょう。 けん、久しぶりに大きくやらかす ひとしきり遊んだ後、アイスを食べてご満悦。 こうなると けんは「そろそろ帰ろうぜ~」というモードに。 でもこの遊戯施設は広くて、四人の親たちはそれぞれ8人の子ども達を追いかけていたので、少しゆっくり話したい気分。 私もAさんと積もる話をしていました。 けんはその間、フロアをふらふら。 すると、けんがママのところに戻ってきました。 そしてその直後、他の家のお母さんがけんについてきて、ママに話しかけます。 「お母さんですか?」 「(え!嫌な予感。。。)はい、何かやりましたか?」 「アイスの自販機にお金入れてたら、押しちゃったんですよね~」 「(ぎょえ~!)あ!すいませんでした。お金払います!」 私も少し離れたところでAさんと話をしながら様子を見ていましたが、これは一大事。 「すいませんでした~(汗)」 ・・・・・・ 最後にやらかしてくれました。。。 ママ曰く

  • 親が勝手に子どもの限界を決めない

    絵本の読み聞かせ『おトイレさん びょうきになる』 運動神経を伸ばせば・・・? 昨日の続きです。(子だくさん家族同士の交流会) お昼ごはんの後は、みんなでアスレチック。 けんは、アスレチックはお手の物です。 誰よりも素早くアスレチックを駆け上がったり、ピョンピョン飛び移ったり。 けんの様子を見ながらAさん夫婦が「運動神経が良い」「足が速い」などと言ってくれました。 そうなんです。 けんはよく人から「運動神経が良い」と褒められます。 雑談の中で「せっかくだから、何か運動(陸上競技とか)をさせたら大成するのでは?」とAさんから勧められました。 親だけだと余裕がなくてそこまで本格的に考えられませんでしたが、他の人から言われると「そうかもな~」と考え始めます。 Aさん自身も支援学級にお子さんを通わせています。 そして「親が思っているよりも子どもが成長することがあるので、親が勝手に子どもの限界を決めない方が良い」という体験談を語ってくれました。 何か運動系でけんの得意種目を作って上げられれば、自信にもつながり、脳の発達の助けにもなるかも。。。 女の子6人で滑り台! 色んな人の意見を聴く 自閉症は特に、まだ原因が特定されていない障害です。 しかも「自閉症とは何なのか?」ということ自体が曖昧で、実際には全く別々の障害を現時点では「自閉症」「自閉症の仲間」として一括りに診断してしまっている可能性すらあります。 (「自閉症」って本当は何なんだろう?) でも大抵の親御さんは、自分が住んでいる地域の療育センターのようなところでお話を聴いて、それが自閉症だと信じてしまっていることが多いのではないでしょうか? 「自閉症は治らない」という人もいれば「自閉症は治る/良くなる」という人もいます。 他の親御さんが自分の知らない情報を持っていることもあるので、色んな人の意見を聴いて、我が子の療育について考えることが大切だなと感じさせられます。

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自閉症のけんと家族の日常
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