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2019/01/30

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  • 歴史的快勝!『アーセナルvsPSV』アウェイで7発の衝撃~UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16 1st leg~

    『アーセナルvsPSV』~UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16 1st leg~ 7サリバのタイトな守備生きるな11オフサイやけどライスの引き出し見事や20サーモンの切り返しがレベチだな、何度かありそう21ヌワネリもあのコース、あのパワーでようやるわ28マガリャンも対応が早い、準備出来とる29ヌワネリのプレスバック効いたな31なぜゴール前であんなに落ち着けるのだメリーノ42ウーデのラヤへのタッチ、気遣い感じる43ライス今日は積極的だな43ティンバーって改めてタフだよな、バランスも崩さんし 47サーモン、カラフィオ流れが全てパーフェクト50サーモン見えてるな54ヌワネリのドリブル、メチャクチ…

  • 『ロスト・ハイウェイ』狂気と夢幻の迷宮へようこそ

    『ロスト・ハイウェイ』 www.youtube.com 「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」以来5年ぶりに長編映画のメガホンをとった不条理サイコスリラー。 妻と平凡な生活を送るサックス奏者フレッドは、ある朝、自宅のインターホン越しに「ディック・ロラントは死んだ」という謎の声を聞く。それ以来、彼と妻の生活を盗み撮りしたビデオテープが届くなど、不可解な出来事が相次ぐように。やがて妻の惨殺死体が映ったビデオテープが届き、彼は妻殺しの容疑で逮捕されてしまう。 「インデペンデンス・デイ」のビル・プルマンが主人公フレッドを演じ、「トゥルー・ロマンス」のパトリシア・アークエットが共演。「イレイ…

  • 『マルホランド・ドライブ』4Kリバイバル鑑賞—音響に震え、理想と現実の狭間に迷い込む

    『マルホランド・ドライブ』 www.youtube.com 「ブルーベルベット」「ワイルド・アット・ハート」の鬼才デビッド・リンチが、ハリウッドを舞台に2人の女が織りなす物語を悪夢のように不条理な展開で描いたミステリードラマ。 ロサンゼルス北部の山を横断する曲がりくねった道路“マルホランド・ドライブ”。ある夜、車の衝突事故が起こり、唯一の生存者である女は傷を負ったままハリウッドの街にたどり着く。 高級アパートの一室に身を隠した彼女は、そこで女優志望のベティと遭遇。女はとっさに“リタ”と名乗り、事故に遭って記憶を失っていることをベティに打ち明ける。リタのバッグには大金と青い鍵が入っており、思い出…

  • 謎の個体M65M51フィッシュテール

    ミリタリーアイテムの魅力として、個体ごとの細かいディティールであったり時折出てくる変な個体だったりにも魅力を感じるわけですが、今回の私的名品はこちら。 『謎の個体M65M51フィッシュテール』 パッと見M51フィッシュテールかと思ってみたらちょっと違う。 M65なのかと思ってもなんか違和感がある。 そんな感じで試着してみると着用感は完全にフィッシュテールの感じなんですよね。サイズ感の問題もあってか、肩はそこまで落ちるわけでは無いがオーバーサイズ。 着丈感は完全にハーフ丈で、身幅も広め。 このバランス感がどのモデルなのかということを見誤せる。 ディティールに関しても襟元はM65のスタンドカラーで…

  • 『アーセナルvsフォレスト』高強度×ハイテンション!見応えは抜群だが・・・

    『アーセナルvsノッティンガム・フォレスト』 8ジョルジやっぱ上手っ、なターン9ライスの鬼寄せ14マガリャンの判断力17ウーデのいなしも今日は冴えてる32ヌワネリ、ワンタッチ上手い40ヌワネリのターンお見事です 47ティアニーはああいう外でのプレーはクロス以外でも質高いな52ティアニー良さ出るな、さすがのクロス54ティンバーのフェイクはキレがあるな71サリバの度胸と間一髪の判断83メリーノのフリックは痺れたわ 試合としてはかなりハイテンションで良き。ただドローというのがいただけない。 優勝争いの観点から言えば正直ドローは負けに等しいところ。ですが、前節と大きく異なり、チーム自体のテンションが高…

  • 『オン・ジ・エアー』(On the Air)—予測不能な笑いとリンチ的美学の融合

    『オン・ジ・エアー』(On the Air) www.youtube.com 『オン・ジ・エアー』(On the Air)は、マーク・フロストとデヴィッド・リンチによって企画されABCで放送されたアメリカ合衆国のシットコム。 7エピソード撮影されたが、アメリカでは3エピソードのみ放送された[1]。生放送バラエティ番組『レスター・ガイ・ショー』を放送しようとする1950年代の架空のテレビネットワークZBC(Zoblotnick Broadcasting Company)の製作スタッフの滑稽さとその惨憺たる結果を描く。 デヴィッド・リンチが制作に関わった1992年のテレビシリーズで、架空のテレビ局…

  • 『アーセナルvsクリスタル・パレス』ラヤ爆走!疲労と歪みが限界を迎えた夜

    『アーセナルvsクリスタル・パレス』 11メリーノ前線いると空中戦は強いな21カラフィオーリの思い切りの良さはわりと好き41メリーノの判断とライスの飛び出し抜群 57チェンコくらいテンポ良く放した方がいい気がするな82サーモンの切り返しのキレ 正直厳しい。 今シーズン見てきて、ポジティブ要素が少なすぎるというか、無いというか。 パレス自体がそこまで良かったかと言われればそういうわけでもなく、単純にアーセナル側の歪が露出してきたというか。 まずもって疲れですよ。 このハイプレス、奪還、保持からのチャンスメイクという構図の強度が高過ぎでして、ターンオーバーが適切に成されていればそれもまた悪くないと…

  • デヴィッド・リンチの“静寂”が語るもの──『ストレイト・ストーリー』の魅力

    『ストレイト・ストーリー』 www.youtube.com アメリカ・アイオワ州に住む73歳のアルヴィン・ストレイトは、娘のローズと二人暮らし。ある日、10年来仲違いしていた76歳の兄ライルが心臓発作で倒れたという電話が入り、アルヴィンは兄に会いに行くことを決意する。 ライルが住むウィスコンシン州までは560キロ。車で行けば1日の距離だが、何とアルヴィンは時速8キロのトラクターで旅に出た。 リンチが描くハートウォーミングストーリー。なのになぜだからしさが滲み出る面白さ。 作家性の強さがあるのは承知ですが、こういう作品でもそれを感じるというのは相当に作家性が強いからなのでしょう。 ストーリー自体…

  • 理屈抜きで最高!Charli XCX『BRAT』の魔力

    最近聴いているアルバム、楽曲なども振り返れるよう、ぼちぼちと書いていこうかなと思いまして。 そんな一発目、年明けから異様に聴いているのが Charli XCX『BRAT』 発売こそ昨年のものですが、なぜか今最も聴いているアルバム。 発売当初も聴いていたのですが、今の方が自分の方が気分に合っている。 ありますよね。そういうの。 まあ音楽も気分とタイミングこそが正義と思っているわけでして、だからこそ、今気分ならばそれで良い。 そして本題、まずこのアルバムですがファーストインプレッションからしてジャケットが目を惹く。 ライムグリーンのようなカラーはPantone 3570-C、フォントもArialと…

  • 理解不要、感じろ──『ワイルド・アット・ハート』で彷徨うリンチ的“暗黒夢物語”

    『ワイルド・アット・ハート』 www.youtube.com 鬼才デビッド・リンチ監督がニコラス・ケイジ主演で放つバイオレンスなラブストーリー。 ある日、恋人ルーラの目の前で襲いかかってきた男を返り討ちにし、殺してしまったセイラー。その男は、娘に異常なほどの愛情を持つルーラの母マリエッタが送り込んだ刺客だった。2年間の刑期を終え出所したセイラーは、ルーラを連れてカリフォルニアへと旅に出る。マリエッタは再び彼らの元に2人の男を送るが……。 カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。 リンチ追悼を思い、少しづつ再視聴していこうかなと思いたち、まずもっての作品。 ニコケイがクレイジーなのは想定内なわけですが、…

  • 『ウォーレン・バフェット氏になる』──成功を生む「読書・ルーティン・集中力」の真髄

    『ウォーレン・バフェット氏になる』 この魅力的なドキュメンタリーは、世界で一番リッチな人物の一人であるにも関わらず、生まれ故郷のネブラスカ州オマハで質素で慎ましくさえある生活を送るウォーレン・バフェット氏の驚くべき人生・キャリア・信条を描く。 HBOらしく、魅せるドキュメンタリー。 名前を聞いて知らない人はいないのではないかというほど有名になったウォーレン・バフェット。あくまでも投資や金融界隈ではでしょうけど。 そんな彼の生い立ちから、公開時までの成り上がりを語るドキュメンタリー。 幼少期からしてやはりというか数学的な思考であったり、物事の考え方、捉え方が変わっていたというのはさすがとしか言え…

  • 『アーセナルvsレスター』ヌワネリの神プレー炸裂!アルテタ采配の魔改造劇とは?

    『アーセナルvsレスター』 11スターリングとサーモンの関係性悪くないな21ヌワネリこういうプレー距離感わかってるな32マガリャンの鋭い縦パス最近間々あるけど良い39体制崩したとこであのパスの選択はさすがウーデ 50サリバのハイ目のチェイス押し込みは効いてくる56ティンバーの小技効いた感じ良き60あのテンポで打てるってヌワネリさんヤバい67やっぱりサリバ69トラップの上手味、ヌワネリ72スケリーの絶妙な判断につき一命を取り留める83この時間のキャプテンのキープ力よ86ウーデここで繋げる以上スタミナ技術力90ライスのこの時間の奮闘もエグい 予想が現実となり、それが紡がれる。 まさか思っていたこと…

  • 『final ZE3000SV』購入レビュー|高音質とコスパの最強バランス!

    以前使っていたものが壊れてきたので購入したのがこちら。 『final ZE3000SV(FI-ZE3SDPLTW)』 有線時代からfinalの製品というのは使用しており、玄人向けのデザインと削ぎ落したようなブランディング、では何を残すのかという時にリスニングに一番重要となってくるサウンドに焦点を当てたようなモノづくり。 このスタンスにグッとくるんですよね。 結局色々な機能が付くよりも本質を見失わないで欲しい。 それがこのブランドの根底にはあるというか。 コスパが良くてサウンドがグッド。 ただし無線となるとまた話が変わるところではあるのかなと思っており、有線での音響技術と無線でのそれは似てるよう…

  • パンキッシュな語りと落語的余韻!『くっすん大黒』の妙

    『くっすん大黒』 奇想天外にして日常。 まさにそうとしか言いようの無い物語性が詰まっている。 語り手のパンキッシュな部分と独特な感性が成せる技があり、描かれる物語の日常に異質さが垣間見える。 時代性というか、落語的な面白さもあり、だらだら進むようなお話にあって、顛末の潔さが心地良い余韻として残る。 なんだろう、文章的なリズムも独特だし、文体の軽妙さも相まり、本当にコミカルななにかを見せられているような。 一番印象的だったのが会話文における改行の無さ。 連綿と連なる会話劇に、ある種のテンポが生まれ、流れるように物語の日常に入り込める。 間合いとでも言いましょうか。 武術におけるそれのように、相対…

  • アニメ版『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は希望か絶望か?映画との違いを語る

    『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 www.youtube.com 東京でハイテンションな女子高生ライフを送る、小山門出と“おんたん”こと中川凰蘭。ふたりが暮らす街の上空には、3年前の8月31日、突如宇宙から出現し未曽有の事態を引き起こした巨大な〈母艦〉が浮かんでいた。 非日常が日常に溶け込んでしまったある夜、仲良しクラスメイトに悲劇が起こる。衝撃と哀しみに打ちのめされるふたり…。 その後、大学に入学した門出と凰蘭は竹本ふたば、田井沼マコトと意気投合、尾城先輩がいるオカルト研究会に入り浸り、大学生生活を謳歌するが…一方、宇宙からの〈侵略者〉は東京のそこかしこで目撃され、上空の母…

  • 『決壊』が暴き出す“わからなさ”という不安の正体

    『決壊』 上下巻合わせて1,000ページ近くもある作品ながら、さくさくと読めてしまう。 ドストエフスキーからの影響を受けていたころ、書かれたと述べられている通り、その内容には根源的な”罪と罰”めいたテーマが横たわる。 となると読みづらそうに感じてしまうところ、それでも読み易いというのは舞台設定の現代性や事象の近接さによるところなのか。 展開のフックやにおわせの文脈が連綿と繋がっていくところにも、その興味をドライブさせ続ける面白さがある。 主人公はおそらく崇ということになると思うのだが、基本的にはこの人物を中心とした界隈の人物でもって話は進む。ただ、実際に関係する人物もそこまで多くなく、故に展開…

  • 無印の「シンプル美」とMAWAの「滑らなさ」で完成するハンガー最適解

    『無印の「シンプル美」とMAWAの「滑らなさ」で完成するハンガー最適解』 ハンガーを色々と試していたのですが、いったんはこれだというものにいきついたので備忘録的に。 通常使うもの、洗濯を干すときからそのままクローゼットへかけれるもの。出来るだけ手間は少ない方が良いですからね。 まずもっての絶対条件が洗濯後の肩出てしまう問題。 乾燥後に肩のラインなどが出てしまうものは出来るだけ避けたい。完全にと言うのは不可能なので肩の傾斜がなるべく緩いものを。 素材に関してもステンやらプラやら試したんですが、アルミがベスト。なにせ軽い。 しかもシンプルで取り回しがしやすい。幅は40cmだと狭く45cmだと広い。…

  • パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅳ~

    『パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅳ~』 blcrackreverse.com blcrackreverse.com blcrackreverse.com さらに下の階に降りると日の入り方がマイルドで陰りと調和がとれてきた時間帯。 そうした時間、フロアによる、経過した光のニュアンスを楽しめるというのも階層がある建物ならでは。 濃淡入り混じるカラーリングがいっそう魅力的に映り、対比的な色合いが光と柔和に溶け込んでいく。 今は何もないというのに確かに何かがそこにあったと思えることも空間の余白が見せる残像のなごりなのか。 アンバランスが余計に印象的に映るガラスのエッジ。 鈍い光と物質によ…

  • 『アーセナルvsマンチェスターシティ』神試合!瞬殺ミドルと伝説の逆転劇が炸裂!

    『アーセナルvsマンチェスターシティ』 とんでもないことになりました。 週明け早々、兎にも角にもお祭り騒ぎが止まらない。 前回の激戦からこの流れ、実に痺れました。 入りから両者ともにバチバチだったわけですが、現状の調子の良さ、ノリに乗っているというのはアーセナルの方が感じられたスタートでした。 プレスのハメが特に顕著で、ヌニエス側を高めにしたシティの意図を汲み取りつつ、的確、高速なプレスがとにかく効いていた。 特にスケリー、サーモンサイドでのデュエルが目立ちました。 この二人は攻撃に関してもかなりキーとなっており、左サイドが機能するようになったのも彼らが調子を上げており、かつライスが適宜適切に…

  • パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅲ~

    blcrackreverse.com blcrackreverse.com 扉を開けるとパノラマの日差しを浴びたような光景が広がる。 ギリシャの神殿を思わせる退廃と建築の美学、燦然とした光が充足した空間に冷えた空気が心地良い。 吹き抜ける空気の寒さを孕んだ天空の庭園とでも言おうか。 この高さでオープンに開かれた人工的空間というのは室内であって室内で無い、独特の解放感に満ちている。 片隅にあるのは時代の産物というべくVHSの塊。 なぜここに、こんなに大量に存在しているのか。そうした疑問はあるものの、この様自体、どこか奇妙なテクスチャを纏った雰囲気があり、なぜだか惹かれる 反対側には厨房と思しき空…

  • ガンダムとエヴァが邂逅!『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が映画界に新旋風

    『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』 www.youtube.com 「エヴァンゲリオン」シリーズのスタジオカラーと「ガンダム」シリーズを手がけるサンライズがタッグを組んだアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の劇場先行上映版。日本テレビ系列で放送予定のテレビシリーズから一部話数を劇場上映用に再構築した。 宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれる。「マチュ」というエントリーネームでクランバトルに参加したア…

  • パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅱ~

    『パステル舞う天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅱ~』 さあどうしたものか。blcrackreverse.com 同行したKによるとさきほど見えた2Fのドアがとんでもない形に変形しているとのこと。 なので活路を見出しつつ、引き続き周辺を撮ることに。やはりというか周辺だけでも画になる。 計器類の鈍い輝きに映える金属模様。廃墟と計器はどうしたって相性が良い。 そしてここでもパステルが生き生きと。なぜこのローヤルにはパステルが多いのか。 木漏れ日のまだら模様も場所と時間を微睡わせ、ここがどこなのかを惑わせる。 ということで一旦除外していた2Fへリトライ。何度周りを見渡しても、ここしか行けそうなところが…

  • 香港映画復活の狼煙!『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』がヤバい!

    『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』 www.youtube.com 黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描き、香港で大ヒットを記録したアクション映画。 1980年代。香港に密入国した青年チャンは、黒社会のルールを拒んで己の道を選んだために組織から目をつけられてしまう。追い詰められた彼は運命に導かれるように、黒社会に生きる者たちの野望が渦巻く九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った3人の仲間たちと深い友情を育んでいく。しかし九龍城砦を巻き込む抗争は激化の一途をたどり、チャンたちはそれぞれの信念を胸に命をかけた戦いに身を投じる。 「SPL 狼たちの処刑台」のルイス・クーが主演…

  • 天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅰ~

    『天空の城ホテルローヤル~相模湖編Ⅰ~』 廃墟theリバイバル。 以前のトライからおよそ5年。 今回は神奈川県相模湖にあるホテルローヤルへ。 最初からこちらへ向かったように思われるような書き方ですが実は「ホテルサンヒルズ相模湖」こそが当初の目的地でした。 ではなぜ目的地が変わってしまったのか。 いつも通り無計画につき、近くまで到着するも見つからず。絶対この辺だというところまで突き詰めても見当たらない。 そこで気付くわけです。 「そもそもまだあるのか?」と。 そして、新し目の情報を探ったところ火災で焼失。今は上層部をたて壊し、既存部を企業が使用しているとのこと。 はい、これにて終了。 とはならず…

  • 映画オタクの青春!『I Like Movies』で甦る2003年の記憶

    『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』 www.youtube.com レンタルDVD全盛期の2003年カナダを舞台に、他人との交流が苦手でトラブルばかり起こしてしまう映画好きな高校生の奮闘を描いた青春コメディ。 カナダの田舎町で暮らす高校生ローレンスは映画が生きがいで、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズ監督から映画を学ぶことを夢見ている。社交性に乏しい彼は唯一の友人マットと毎日つるみながらも、そんな日常が大学で一変することを願っていた。高額な学費を貯めるために地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始めたローレンスは、かつて女優を目指していた店長アラナらさまざまな人た…

  • 『アーセナルvsウルブス』スリル満点の逆境劇!退場者続出でも勝利を掴む展開とは?

    『アーセナルvsウルブス』 こんな試合になるとは思っても見ませんでした。 終わってみれば勝利ながら、試合中は展開に次ぐ展開。 序盤からアーセナルが押し込み、まさかのスケリー退場。からの後半は何故か人数が足りないアーセナルの猛攻に人数減を感じさせない攻撃。そしてゴメス退場でアーセナル優勢。フィニッシュ。 色々な意味での展開が多く、振り幅が広い。 それにしても一人足りなくなってからのアーセナルのプレーぶりには驚かされましたね。 ハヴァさんの圧倒的なデュエル数。(チャンスを尽く防がれるのは何かツイて無さは感じるところ) ライスの神出鬼没なポジションとロールの変幻自在さ。(マジでFW、MF、DF全ての…

  • 『H BEAUTY&YOUTH』のダブルライダース、革の質感とディティールが極上だった話

    『H BEAUTY&YOUTH エイチ ビューティーアンドユース LEATHER DOUBLE RIDERS』 兎にも角にもライダース。 学生時代からずっと憧れがあり、スタイルとしても常に憧れてきた一品、それがダブルのライダース。 以前にもシングル、ダブル、何度か購入していたのですが、どうしても生地感やディティールに満足のいくものと出会えておらず。 それもそうで、価格に連動してクオリティが決まり、その質感で圧倒的に差が出るのが革製品。 そんな中、ついにこれはと思うものに遭遇しました。 本当は牛革、馬革といった無骨で固い革質のものが欲しかったのですが、結局購入したのは羊革のもの。 なぜ羊革を敬遠…

  • スタイリングで語る『ジョゼと虎と魚たち』、冬に響く空気感と名作の記憶

    『ジョゼと虎と魚たち(2003)』 色褪せないあの頃。 当時観た時、とにかくスタイリングが格好良く、妻夫木聡が一番輝いていたように見えた印象があった本作。 寒々しい2025年の幕開けと共になぜだか無性に観たくなるのは映画自体が纏う空気感の成すところだろうか。 とりわけスタイリングでの印象が大きく、クレジットを観ていた時に出てきた”伊賀大介”という名前を忘れられなかったのも思い出の一つ。 その後色々な雑誌で伊賀さんを追うようになり、同時にファッションへの興味も高まって今に至る。 伊賀さんは本作が初めての映画でのスタイリングだったこともあとで知り、今にして思えば初作であのスタイリングはかなり攻めて…

  • バディ映画の新境地!『ウルフズ』クルーニー×ピット再共演が炸裂するApple TV+の注目作

    『ウルフズ』 www.youtube.com ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが「バーン・アフター・リーディング」以来16年ぶりに共演し、同じ事件現場で鉢合わせした2人のフィクサーの共闘を描いたクライムアクション。 重大事件を隠蔽する裏社会のもみ消し屋=フィクサーのジャックは、ある男を始末する依頼を受ける。早速現場へ足を運んだものの、そこへもう1人のフィクサーであるニックが現れ、なぜか同じ依頼を受けていたことが判明。これまで一匹狼として暗躍してきたジャックとニックは渋々ながらも2人で仕事に取り掛かるが、死んだと思われていたターゲットの男が生きており、逃げ出してしまう。慣れないタッグでター…

  • 妖怪が映す現実の歪み──『ようきなやつら』の魅力

    『ようきなやつら』 【むかし、どこかに半分置き忘れてきたお化けの魂。ここにあったのか。 京極夏彦】 WEB上で話題騒然の岡田索雲妖怪読切シリーズ、待望の単行本化!! 描き下ろしの表題作『ようきなやつら』40P収録!!怪異なのは、この物語か。それとも、我々が生きるこの世界か。 WEBにもちょいちょい公開されていた作品があったので気になっていたのですが、こちらの単行本を恒例のdigで見つけたので読んでみることに。 漫画であって漫画でない。漫画でしか出来ないようなことをしているのに、漫画では見たことがないような読後感。 そうとしか説明できないようなお話の連作なのですが、それら全てに共通しているのが”…

  • 勝利の女神が微笑まない夜…『アーセナルvsアストン・ヴィラ』で見えた突破口は?

    『アーセナルvsアストン・ヴィラ』 60分までは良かった。 そこからこのような結果になるとは。 全然悪かったわけではないんですよ。でも、決めきれなかったことが響いてきた典型的な形なのかなと。 テンション感に関しても全く問題なく、むしろ前節、トッテナム戦を経てブーストされた感すらあったくらい。 ただ、トータルシュート18本に対し、ビッグチャンス2本というのは少な過ぎる。 相手GKのセーブが4つあったことを鑑みればというところでもあるんですが、あれだけ押し込んでいたのにという残念さが際立つ。 ボックス内でのシュートをこれだけ放っているのにというところもありますからね。 この試合はわりと決定機でも決…

  • 『アーセナルvsトッテナム』赤く燃えるダービー!勝利を呼び込む若手の覚醒劇

    『アーセナルvsトッテナム』 2スケリー良い出足からのスルー3ウーデ、ライスのわかってる感5良いハメ具合だぞ12サリバのこの局面での自信はなによ18ライスのケアさすが事前に予測出来てた29今日初めてサーモンのハマったプレーじゃないか43トーマスの丁寧なスライディング素晴らしい43これぞサーモン!久々にやってくれた 48ライス落ち着いた対応良いよ52こういう局面はサリバの十八番55スケリー早い、強い62スケリー体の入れ方上手いのよ72マガリャンよく耐えた80マジで成長したよ。マガリャンの対応は87サリバのキャリー迫力あるな テンションこそが命。 ノーロンダービーは兎にも角にもテンション次第。これ…

  • 頭脳と心理戦が鍵!短時間で極上の駆け引きを楽しむ『バトルライン』の魅力とは?

    『バトルライン 日本語版 2023 (新版)』 年末年始で人と会うことも多かったこともあり、二人で出来るボードゲームを探していたんですよ。 そこで評判が良く、内容を読んでいても面白そうだったのがこちらの「バトルライン」。 www.youtube.com バトルラインとは? 「バトルライン」は、古代の戦場をテーマにした2人用の戦略ボードゲームです。プレイヤーは9つのフラッグ(陣地)を取り合い、より多く制圧した方が勝者となります。ルールはシンプルながら、戦略的な深みと心理戦が魅力の作品です。 基本的なルール カードを使って陣地を争うプレイヤーは、手札のカードを使って9つのフラッグに「役」を揃えます…

  • 『コンタクト』が示す答えとは?未知と人間模様の壮麗な交錯

    『コンタクト』 www.youtube.com 地球外の知的生命体と接触した女性の姿を描くSF超大作。科学と宗教、頭脳と心、ヒロインの心の成長、恋人たちの物語などさまざまな要素を盛り込んだ多面的な物語の構造が魅力。 96年に他界した宇宙科学者カール・セイガンの同名小説(邦訳・新潮文庫)に基づき、セイガンと妻アン・ドルーヤンが映画用原案を作り(共同製作も)、「フック」のジェームズ・V・ハートと「マンハッタン花物語」のマイケル・ゴールデンバーグが脚色。 監督には「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキスがあたった。製作はゼメキスと、彼のほとんどの作品に参加しているスティーヴ・スターキー、…

  • 『くしゃみ 浦沢直樹短編集』の洒落た装丁とシュールな短編の魅力

    『くしゃみ 浦沢直樹短編集 (ビッグコミックススペシャル)』 装丁がどうなのかということも本には重要な要素ですよね。 本作のマットな質感とエンボス加工が施された表紙に、女の子のくしゃみ寸前の画。 浦沢直樹というとどうしても子供の存在は欠かせないわけで、その女の子を表紙に、イエローとパープルのコントラストというカラーリングも含めて洒落ている。 内容自体も”くしゃみ”にあるようなふいに出てしまうものといったような偶然性、思いつきによる、遊び心溢れる短編集。 個人的に好きだったのが「DAMIYAN」「月に向かって投げろ!」の二作品だったんですが、どちらも浦沢らしい小悪党、ミステリー、B級感に満ちてい…

  • 『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド』劇的PK決着!伏兵GKの奇跡と10人の魂の戦い〜FAカップ3回戦〜

    『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド〜FAカップ3回戦〜』 いやいや。 これはまずい流れですよ。 ユナイテッドファンの友人と観たのですがこんな展開になるとは思いもせず、まさか延長、PKまで流れ込むとは。 しかもこのモメンタム。 これだけ見るとアーセナルの圧倒的な展開に見えるんですが、全然そんなこと無く、ポゼッションのアーセナル対カウンターのユナイテッド。 一点決められ、逆にすぐさま取り返したまでは良かった。 そこからですよ。 カードが出てのダロート退場。 ですが、そこからですよ。 前半ビッグチャンス0でシュート数にしても両者で7本。 後半のになり、ビッグチャンス4にシュート数も14とな…

  • 2024年映画館で観た映画ベスト5

    『2024年映画館で観た映画ベスト5』 2024年に映画館で観た映画で面白かったものを順不同で、今年は5つ。 基準としては映画そのものの面白さは然ることながら、それ以上に自分への響きであったり、印象の残像の濃いものであったり生活や思考への影響の色濃いものを中心にセレクト。 まず『ザ・バイクライダーズ』 現代的でない主題をあえて現代的にリフォームし、現代にもカッコ良く映るオースティン・バトラーのライダー姿がとにかくバチくそにキマっている。 blcrackreverse.com 続いて『インターステラー』 公開時に観たシネコンサイズで得られなかった極上の体験がIMAXにはあった。さらに自分自身も映…

  • 『陪審員2番』──クリント・イーストウッドが描く真実と正義の狭間

    『陪審員2番』 www.youtube.com 「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッドが、94歳を迎えた2024年に発表した監督作。ある殺人事件に関する裁判で陪審員をすることになった主人公が、思いがけないかたちで事件とのかかわりが明らかになり、煩悶する姿を描いた法廷ミステリー。 ジャスティン・ケンプは雨の夜に車を運転中、何かをひいてしまうが、車から出て確認しても周囲には何もなかった。その後、ジャスティンは、恋人を殺害した容疑で殺人罪に問われた男の裁判で陪審員を務めることになる。しかし、やがて思いがけないかたちで彼自身が事件の当事者となり、被告を有罪にするか釈放す…

  • 『夢印』で描かれるルーヴル美術館と浦沢直樹の異色の世界

    『夢印 (ビッグコミックススペシャル) 』 浦沢直樹×ルーヴル美術館プロジェクト!! ある一つの家族。 ある一枚の絵。 ある一人の謎の男。 多大な借金を負った父と娘が、藁をもつかむ気持ちで訪れた古い館。看板には“仏研”と書かれている……館内の暗がりを親子が歩き進むと、一人の男が静かに座っていた。その男は初対面の親子に告げた。「夢を見る人にしか、ルーヴルから美術品を拝借した話なんて、してあげないざんす」と………“ざんす”? 世界騒然。浦沢直樹、最新作!!! 【編集担当からのおすすめ情報】今から4年あまり前、2014年頃にルーヴル美術館から浦沢直樹氏に漫画作品の執筆依頼がありました。ルーヴルは漫画…

  • 『アーセナルvsブライトン』疲労と課題が浮き彫りに―救世主ヌワネリの輝きもあるよ

    『アーセナルvsブライトン』 4ジェズス良い抜け出しやな9ジョルジらしさ15メリーノのポジショニングからのヌワネリの個40こういう時のサリバのケア41ジェズスのこの動き好き、体の当て方42これまた上手いなサリバ46今の体の入れ方は良い、カラフィオーリ 71サーモンのこのランニングは良い 何故か強度の落ちてしまった試合。この時期特有のあれなのか。 先発からウーデ、サカを欠いた試合となりましたが、個人的に一番大きかったのが実は右SBを欠いたことだったんじゃないのかと。 つまりはティンバー。 ホワイトがいればまた別だったんでしょうが、正職のSBが不在というのが結果として苦しんだ要因だった気もしており…

  • ジェズス復活とマルティネッリの奮闘!『アーセナルvsブレントフォード』の熱戦

    明けましておめでとうございます。 良き年明け、良き勝利となりましたね。 『アーセナルvsブレントフォード』 6ヌワネリあそこにピンポイントで入れる嗅覚27ウーデもヌワネリもボディバランスどうなってるん47打点高っメリーノ 51サリバ上手く手を使えてるな54アウトでこういうパスも出せるってウーデ59ジェズスのフィーリングの良さ確認62いい狙い72トーマスのプレス早いし強い サカが2ヶ月ほど不在の可能性がある中、今のスカッドは厚みも増し、形も見えてきている気もするこの頃。 攻撃時のサイドを見てもこの試合は均等な感じで、適度に両サイドから攻撃出来るような仕組みも出来てきているからでしょう。 ウーデが…

  • 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が突きつける現実―なぜ国家は分断され、内戦が勃発したのか?

    『シビル・ウォー アメリカ最後の日』 www.youtube.com 「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー。 連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。戦場カメラマンのリーをはじめと…

  • これ買ってよかった2024年〜アマゾン編〜

    年末だしアマゾンで2024年に買って良かったものでも紹介しようかなと。 個人的に使ってみて、本当にこれは良かったなというものしか選びたくなかったのでこちらの5点。 まずは 『パナソニック 自動アイロン(ドライアイロン) ブラック NI-A66-K』 これはとにかく家にアイロンが欲しくて、でも、高くなく、それでいて適当に出しておいても見栄えが悪くないものが良かったんですよ。 その際候補に挙がったのがパナソニックとDBKのこちらのもの。 DBK アイロン 小型 軽量 ドライアイロン コード付 The DRY2 ブラック ディービーケー J78D DBK Amazon 正直色々な機能は不要で、ドライ…

  • マドラスチェックの裏地が輝く!『L.L.Bean Hunting Jacket』の80〜90年代デザイン

    『L.L.Bean Hunting jacket SizeL(Womens)』 元々は古着屋にて友人が発見したこちらのジャケット。 友人は見送るとのことで試着してみたところ、何故か自分がしっくりきちゃったんですよ。 古着のこうした出会いというのは唯一無二で、新品では感じられない一着感があるんですよね。 これも常に訪れるわけではなく、たまたま訪れるもの。 そんなこちらなんですがタグを見るとどうやら80~90Sの物のようなんですよね。 まあ別にヴィンテージコレクターでは無いのでそこに深いこだわりはないのですが、最近は古着のそういったディティールも気にはなってきてしまうというのも何故なのか。 この一…

  • ライスのアンカー力が光る守備の堅城『アーセナルvsイプスウィッチ』

    『アーセナルvsイプスウィッチ』 2ウーデの空中利用出ました4マルティのクロスはモーション早いんよね9さっきもだけどスケリーほんと奪われんな11トランジション早え18逆にこういうプレー効きそうだな21ジェズスの両足使える細かいタッチはさすがやね33サーモン今日はフィーリング良いのでは40良いターンやで、スケリー 47こういう局面で狙ってくれるウーデがもっとみたいわけです53ハヴァさんのこういうファール好きよ60マガリャン良い対応61ウーデの引き出し方が絶妙なのよ86ティンバーの球際 ここまで苦戦するとは思いませんでした。 決められる脅威というより、決めきれない焦り。 前半に関して言えばこのスタ…

  • 『ザ・バイクライダーズ』写真集からの着想!バイクカルチャーの美学と栄枯盛衰

    『ザ・バイクライダーズ』 www.youtube.com アメリカの写真家ダニー・ライアンが1965~73年にかけてのシカゴのバイクライダーの日常をとらえた同名写真集にインスパイアされた作品で、伝説的モーターサイクルクラブの栄枯盛衰を、「エルヴィス」のオースティン・バトラーと「ヴェノム」シリーズのトム・ハーディの共演で描いた。 1965年、シカゴ。不良とは無縁の日々を送っていたキャシーは、ケンカ早くて無口なバイク乗りベニーと出会って5週間で結婚を決める。ベニーは地元の荒くれ者たちを束ねるジョニーの側近でありながら群れることを嫌い、狂気的な一面を持っていた。やがてジョニーの一味は「ヴァンダルズ」…

  • 鉄壁ラヤ神と輝くジェズス!『アーセナルvsクリスタルパレス』激闘を振り返る

    『アーセナルvsクリスタルパレス』 14ジェズスの絶好調なシュートフィーリング16サリバ、ファールながら必要なプレスわかっとる18ここでマルティが追うから判断の時間を与えない20ラヤ神38ハヴァさんがここでポジション取って狙えるとこういうことになる43スケリーのこういう背負ったプレー良いな 48ジェズスのこういう気の利いたプレーも光る52二度目のラヤ神58マガリャン流石だけどサーモンの対応も中々61ラヤ準備万端や65あのレンジからカバーできるサリバカラフィオーリあの局面で器用だな88ヌワネリあそこ出せるんだよな またしてもジェズスがジーザスなプレーを。 カラバオ戦での得点は見事の一言でした。け…

  • 塩試合から一転!ジェズス無双の『アーセナルvsクリスタルパレス』劇的勝利~カラバオカップ 準々決勝編~

    『アーセナルvsクリスタルパレス~カラバオカップ 準々決勝編~』 8メリーノの受けてからの出す流れベスト21サーモンの内外の使い分けは判断が良い24ヌワネリのキープ助かる33ジェズス出し方上手いな36形としては今のところ1番良い 50久々のティアニーらしさまでは良かったが53ウーデの素晴らしきスルー53ジェズスのジーザスループ62ジェズス悪くないぞ70ウーデ鋭っ72サカの見事なターンからのジェズス80またまたウーデからのシュートうま男 午前中は塩試合。 全体的に締まらない感じもありで、スタメン組との違いなのかなんなのか。 ホームとは思えないほど静かで覇気を感じない展開が続きました。 失点に関し…

  • 鎌倉ロマンスLight backⅡ〜まんだら堂やぐら群編〜

    前回まで blcrackreverse.com トンネルを抜けてから方向はわかっていたものの到達できず。 何故か畑やら、牧歌的な風景の道を行くやらしつつ徐々に接近していきます。 そんな中、この道中一番の抜けるような景色が。 晴天の空をバックに黄金色に透けて映る美麗さ。 なるべく抜けを重視し、透明感を出せるように狙ったのですが、思った以上に見たままのイメージを焼き付けられた。 そこからの牧歌的な開けた風景もまたメローな時間を感じるのに十分な景色。 そこからさらに進むとヒップホップ系のジャケットにすらなりそうな埋もれたセダンを発見。 この退廃と陽光のバランスも雰囲気を演出し、木々による影と光がその…

  • 鎌倉ロマンスLight back〜鎌倉まんだら堂やぐら群編Ⅰ〜

    『鎌倉ロマンスLight back〜鎌倉まんだら堂やぐら群編Ⅰ〜』 年始以来写真を撮りに行っていないのが驚きだったわけですが、最近は写真欲も戻りつつありまして。 ということでいざ”鎌倉”へ。 観光地であるが観光地として楽しみたいわけでも無い。 ただ疲れた日常にちょっとした旅情も味わいつつ、ゆるりと散歩でもしてみたい。そんな感じで鎌倉にしたわけですが、出だしから友人が電車の遅延により、遅れてのスタート。 まあこんなこともありますよ。 今回鎌倉に決めてからたまたまSNSで流れてきて気になっていた場所、それが「まんだら堂やぐら群」というところ。 これが鎌倉駅から徒歩圏に存在するのかというのも驚きだっ…

  • 『アーセナルvsエバートン』ピッチを支配してもゴール遠し…決定機に潜む見逃せない問題

    『アーセナルvsエバートン』 2スケリーのボールキープ力5マガリャンの粘り勝ち8ライスもここで耐えれるからこそなんよ16完璧過ぎるやつ18サカ守備でもこのトランジション、この献身性よ28ハヴァさんからサカまでは完璧なのに30サリバわかってんな32ウーデあの体勢であのパス出せる安定感36スケリーやっぱ強い43秒でみんな戻ってる。戻り早いな44マルティここまでは毎回完璧なのよ 47マガリャンの体の入れ方54ウーデ良い守備や59サカとウーデの関係性が完璧なのに やはり気になっていたところが仇となった感は否めない。 支配率からしても試合の雰囲気にしても完全に押していたのはアーセナルでした。 なのに圧倒…

  • さすがのサカとハヴァーツ『アーセナルvsモナコ』躍動する若手と残る課題~UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ第6節~

    『アーセナルvsモナコ』 5ラヤこの局面で落ち着いてるしフィード正確20あの際からのキャリーってライス23スケリー、センス感じるな24キヴィはフィードやはり良い28トーマスやっぱ慣れてきてる?30メリーノとマルティの関係性良いな33スケリーこれは魅せた40スケリーはプレーに弾力性あるよな 51ジェズストラップ上手し57メリーノターンからの流れ最高65ジョルジ入ると攻撃のオプションは増えるわな86ヌワネリそこ抜けるんか88マジかハヴァさんそのコース 精彩を欠くが結果的に終わってみれば。 そんな試合だったのがCLモナコ戦ですが、本当に色々とヤキモキさせられました。 つい最近もそんな決定力の部分が気…

  • レアな出会い!『フランス軍モーターサイクルオーバーパンツM35』黒染めで魅せる極太シルエット

    出会いがあるから古着のDigはやめられない。 今回はこちら 『フランス軍のモーターサイクルオーバーパンツM35』 comoriなど、サンプリングソースとしても人気のあるこのパンツ。 ベルトとパンツが一体化されており、それらが共地になっている仕様で、その存在感が半端じゃない。 生地の重厚感によるところも大きいとは思いますが、物としての佇まいが風格あるんですよね。 とまあ存在自体は知っていたんですが、中々値段も高騰してきており、しかもベストなサイズ感のものに出会わなかったんです。 それが出会ってしまうとは。 まず、カラーに関してですが、通常であればカーキを採用している。それが後染めによりブラックに…

  • 谷崎潤一郎の『文章読本』が教える、簡素で美しい文の哲学

    『文章読本 (中公文庫 た 30-28)』 正しく文学作品を鑑賞し、美しい文章を書こうと願うすべての人の必読書。文章入門としてだけでなく文豪の豊かな経験談でもある。〈解説〉吉行淳之介 文章読本 (中公文庫 た 30-28) 作者:谷崎 潤一郎 中央公論新社 Amazon 文章読本改版 (中公文庫) [ 谷崎潤一郎 ]価格:682円(税込、送料無料) (2024/12/2時点) 楽天で購入 文章の書き方と言えば小手先の方法論が先行していたり、技術的な部分に特化しているようなものが多いと感じるのですが、本著のような構成になっているものは初めて読んだかもしれない。 しかも書き手が谷崎潤一郎という大御…

  • 『インターステラー』の衝撃再び!IMAXで体感する至高の映画体験

    『インターステラー』 www.youtube.com 「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナルSF大作。地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく男の姿を描く。 近未来、地球規模の異常気象と飢饉によって人類滅亡の危機が迫っていた。元宇宙飛行士のエンジニアで現在はトウモロコシ農場を営んでいるクーパーは、NASAの要請に応じて人類の未来を懸けた前代未聞のミッション「ラザロ計画」に参加することになる。計画の内容は、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、新しい惑星へと人類を移住させるという…

  • ライスの奮闘と惜しさ際立つ「アーセナルvsフラム」戦記

    『アーセナルvsフラム』 3ライス強し20ジョルジいるとこういう裏一発もあるからな25サーモンはあのタイミングであの精度だからな 47守備になるとサリバの強さが光るんよね54サカ受けてからの準備できてる感良いね83ヌワネリターンうまっ84マルティの静から動って見てる以上なんだろうな あと一歩が決まらない。 そんなフラストレーションの溜まる一戦。 ただ、終始完全に押していたのはアーセナル。 圧倒的な支配を誇りながらも決めきれない。 支配率はもとより、このスタッツを見てもそう。決めるべき時に決めきれないとこうなるというのがサッカーの常なわけでして。 何度経験しても何度でも起きる。 これはアーセナル…

  • サプレックスナイロンの虜に!『アメリカ軍トレーニングパンツ』がなぜ愛されるのか?

    スポーツMIXがわりと好きで、そんな中、特に欲しかったアイテムがこちら。 『アメリカ軍トレーニングパンツ(U.S. Military Training Pants)』 探していたとはいえ、何かきっかけが無いと中々買わないようなアイテムだったんですよね。 そんな折、古着を好きになったきかっけともいえる古着屋の中の一つ、「サンタモニカ」が閉店と聞きまして(かなり前にはなりますが)行ってきました。 特に渋谷店の思い入れが強かったんですが、その渋谷店が閉店ということで。少し前に表参道店も閉店してしまったので、残るは原宿と吉祥寺のみ。 ただ、思い入れはダントツで渋谷店だったので。 このマークが忘れがたく…

  • セットプレーが勝敗を分けた!『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド』驚異の戦術展開

    『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド』 完全なるコーナー祭り。 試合自体は拮抗と言っても良い展開だったものの、決め手となったのは完全にセットプレーからでした。 ユナイテッド、まさかのコーナー数0って。 前半、両チームシュート数5本というのも今季のプレミアで最低数だったようですね。確かに前半は膠着感が否めないところもありました。 とりわけ攻防の焦点となったのは中盤でのやり取り。 相手のブロックも3-4-2-1という布陣からぶ厚く、明確に中盤で処理しようとしているのがわかりました。 アーセナルで言うと右側が主戦場となったのはいつも通り。 とはいえ、この試合は左がマルティネッリだったこともあ…

  • 現実が追いついた!『her 世界でひとつの彼女』が描く愛の新形態

    『her 世界でひとつの彼女』 www.youtube.com 「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の奇才スパイク・ジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。 近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。主人公セオドア役は「ザ・マスター」の…

  • 「書物に毒された状態」とは?筒井康隆の『短篇小説講義』を読み解く

    『短篇小説講義(岩波新書)』 「短篇小説を書こうとする者は、自分の中に浸みこんでいる古臭い、常識的な作法をむしろ意識して捨てなければならない」。 その言葉どおりに数かずの話題作を生み出してきた作家が、ディケンズら先駆者の名作を読み解き、黎明期の短篇に宿る形式と技法の極意を探る。 自身の小説で試みた実験的手法も新たに解説する増補版。 短篇小説講義 増補版 (岩波新書 新赤版 1792) 作者:筒井 康隆 岩波書店 Amazon 短篇小説講義 増補版 (岩波新書) [ 筒井 康隆 ]価格:858円(税込、送料無料) (2024/12/3時点) 楽天で購入 何となく最近短編小説に興味が湧き、どういっ…

  • 『アーセナルvsウエストハム』流動性とサカ無双が光った一戦

    『アーセナルvsウエストハム』 6ティンバーやっぱ足元上手い10あのスピードとコースでもブレないマガリャンのヘディング力18サリバの読み26ウーデは思考の具現化精度が半端ないな26サーモンの嗅覚もさすが35サーモンって地味にパス精度も高いんだよな 71ウーデのポジションの動き直しはホント的確だわ75キヴィの守備タイトで良い86ヌワネリ良いとこ出すな 激動の前半からの後半へ。 前半のあの猛攻は凄かったですよね。 終盤でのウエストハムもこれまた凄かったですが、アーセナルの流動性込みでの連動性というのは素晴らしい限り。 ちなみにウエストハムのあの2得点は正直共にノーチャンスですよ。 あれはハムが凄か…

  • 人間の曖昧さに迫る『アンダーカレント』がもたらす余韻の波紋

    『アンダーカレント』 www.youtube.com 「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉監督が真木よう子と初タッグを組み、フランスを中心に海外でも人気を誇る豊田徹也の長編コミック「アンダーカレント」を実写映画化したヒューマンドラマ。 かなえは家業の銭湯を継ぎ、夫・悟とともに幸せな日々を送っていた。ところがある日、悟が突然失踪してしまう。かなえは途方に暮れながらも、一時休業していた銭湯の営業をどうにか再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が銭湯組合の紹介を通じて現れ、ある手違いから住み込みで働くことに。かなえは友人に紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに悟の行方を捜しながら、堀との奇妙な共同生活の…

  • コミカルでシュール、そして爽やかに──『夢中さ君に』の妙味

    『夢中さ君に』 夢中さ、きみに。 (ビームコミックス) 作者:和山 やま KADOKAWA Amazon 夢中さ、きみに。 (ビームコミックス) [ 和山 やま ]価格:770円(税込、送料無料) (2024/11/28時点) 楽天で購入 異性とか同性とかそういうことを抜きにしたような清々しくも淡い感情の機微が際立つ作品。 タイトルにもあるような「夢中さ君に」というのはその通りだなと思うわけで、連作のような人間関係が続く中、独立した人間模様の「誰かが誰かにふと夢中になる」そんな瞬間を集めた短編集。 現代的な画のタッチに00年代を彷彿とさせるようなタッチを織り交ぜ、そこになんとも不可思議なホラー…

  • ポール・メスカル主演!『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が示す新時代の剣闘士像

    『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 www.youtube.com 古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として苛烈な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション「グラディエーター」。巨匠リドリー・スコットが監督を手がけ、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門を受賞した同作の24年ぶりとなる続編。 将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはロー…

  • サカ・パーティ・ヌワネリ爆発!『アーセナルvsノッティンガムフォレスト』守備堅守&右攻め快勝劇

    『アーセナルvsノッティンガムフォレスト』 14ウーデのあの玉の出し方からのサカ25ジェズスのボックス内での振る舞いはやはり良い30サリバ堅し37ジョルジらしい良いアイデアよ44ウーデあの姿勢からあれ出せるんか48カラフィオーリの体の入れ方上手し 50ラヤのパントキック良き79サリバのあの時間の作らせ方はホント助かる83ヌワネリのドリブル異次元 久々の快勝。リーグ戦だと10/5日のサウサンプトン戦以来の勝利じゃないでしょうか。 最近調子が良いフォレスト相手だったので、不安しかなかったわけですが、終わってみれば完勝ということで非常に気持ちが良い。 しかも得点全てがゴラッソと言っても差し支えないレ…

  • 『攻殻機動隊 S.A.C.』20年経ても色褪せないアジア×近未来の美学

    『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)』 www.youtube.com 2002年10月1日 - 2003年11月30日(全26話)第一シリーズ。2002年10月からパーフェクト・チョイス(ペイ・パー・ビュー形式)で放送され、2004年には日本テレビ系列数局で放送された。主に「笑い男事件」を扱っている。他、2010年代前半頃よりファミリー劇場において、4:3映像(SD)を上下カット処理をして16:9サイズ化し、更に画素変換(約34万画素→約210万画素)アップコンバートを施し、HD映像化されている。 相変わらず古びない世界観。 なんとなく攻殻機動隊な気分になった…

  • 『美しい星』――三島由紀夫が描くSFと純文学の絶妙な融合

    『美しい星』 純文学とは荒唐無稽とすら思われる題材を扱い、そこにすら三島だからこその文学性を付与する力量が素晴らしい。 そもそも硬質で純然たる文学作品を書こうと思う人物がある種の対局的な存在にあるようなファンタジーやSF作品を描くというのはどういったことから想像するのか。 読んで納得な部分として、あくまでも表層上の扱いはSF的なるものでありつつ、その実、至って現実的で、根源的な発想から着想しているのかということが垣間見える。 文章の構成自体も特段難しくなく、シンプルに物語を追っても楽しめる側面があり、そのワクワクさせられるような展開から最後までテンポ良く転がっていくのが心地良い。 そんな中、S…

  • 滑らかな映像美に酔いしれる!『マッチスティック・メン』が描く詐欺と家族の物語

    『マッチスティック・メン』 www.youtube.com ロイは相棒フランクと組むやり手の詐欺師だが、潔癖性に悩み精神科医に通う日々。 そこにかつて別れた妻との間の娘アンジェラが登場、ロイは彼女に翻弄されていく。 原案は、恐竜が主人公の異色ハードボイルド小説「さらば、愛しき鈎爪」シリーズで人気のエリック・ガルシア。 名監督リドリー・スコットが、フランク・シナトラやハーブ・アルパートなど50年代の音楽に乗せて軽妙に描く親子詐欺師コメディ。 コメディタッチなのにどこか上品さ溢れるところもありで。 リドリー・スコット作品というと重厚さというかゴシック調の重さみたいなものを感じるものが多いかと思うん…

  • 戊辰戦争の闇を暴く!『十一人の賊軍』が問いかける義

    『十一人の賊軍』 www.youtube.com 江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。 1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広…

  • ジブリ隠れた名作『海がきこえる』──青春の瑞々しさと心揺さぶる物語

    『海がきこえる』 www.youtube.com 「月刊アニメージュ」に連載された氷室冴子の小説を、「魔女の宅急便」「おもひでぽろぽろ」のスタジオジブリがアニメ化した青春ストーリー。 高知県に暮らす高校生の杜崎拓。2年生のある時、東京から武藤里伽子という転校生がやってくる。勉強もスポーツも万能で美人の彼女は、瞬く間に学校中で知られた存在となるが、里伽子自身は周囲になじもうとしなかった。拓の中学以来の親友である松野は里伽子にひかれていたが、拓にとっての里伽子は、松野の片思い相手という、それだけの存在だった。しかし、高校3年のハワイの修学旅行で起こったあることをきっかけに、拓は里伽子が抱えている家…

  • 『水は海に向かって流れる』が描く恋愛と人生の流れ、その深遠な魅力

    『水は海に向かって流れる』 水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:田島列島 講談社 Amazon やはり田島列島さんの作品は言葉のパンチラインが響きますね。 以前読んで以来、わりとほとんどの作品を読んでいると思うんですが、本作が一番響いたかなと。 日常系であり、あり触れた恋愛系。と思いきや設定や状況などが一筋縄にはいかないところも田島列島さんっぽい。 現代的な価値観を織り交ぜつつ、そこだけにフォーカスしない過去との親和性。古き良きと新しきを知るをマッシュアップしたような展開も心地良く、時代は変わっても普遍的なものがあるということを知らせてくれます。 タイトルにある…

  • 『エイリアンVS.プレデター(AVP)』壮絶アクションの裏側!SFファンを熱狂させる異星人の生存戦争

    『エイリアンVS.プレデター(AVP)』 www.youtube.com 南極の地下深くに地球最古のピラミッドが発見されるが、そこは宇宙からやってきたプレデターが、成長の儀式のためにエイリアンと戦う場所だった。 企画は10数年前から存在していたが実現しなかった、人気SFシリーズ「エイリアン」と「プレデター」の主役クリーチャーの対決映画。 「モータル・コンバット」「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督によって脚本がまとめられ、映画化に至った。 こういう類の作品ってバランス感覚、ようは本家にある作品の旨味を抽出しながらも、どこにどういったスパイス、変化を加えるかが重要だと思っていて、…

  • 『グラディエーター』の壮絶な闘いと復讐の美学から見えるもの

    『グラディエーター』 www.youtube.com 「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコットが、古代ローマを舞台に復讐に燃える剣闘士の壮絶な闘いを描き、第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門に輝いた歴史スペクタクル。 古代ローマの皇帝アウレリウスは、信頼を寄せる将軍マキシマスに次期皇帝の座を譲ろうと考えていた。それを知った野心家の王子コモドゥスは父を殺して玉座を奪い、マキシマスに死刑を宣告。マキシマスは故郷へ逃れるが、コモドゥスの手下に妻子を殺されてしまう。絶望の中、奴隷に身を落としたマキシマスはやがて剣闘士として名を上げ、闘技場で死闘を繰り返しながらコモドゥスへの復讐の機会…

  • フェデ・アルバレスが描く『エイリアン ロムルス』の新境地

    『エイリアン ロムルス』 www.youtube.com リドリー・スコット監督による1979年の傑作「エイリアン」の“その後”を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコットは製作を手がけた。 人生の行き場を失った6人の若者たちは、廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」を発見し、生きる希望を求めて探索を開始する。しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、人間に寄生して異常な速さで進化する恐怖の生命体・エイリアンだった。その血液はすべての物質を溶かすほど強力な酸性であるため、攻撃することは…

  • キャプテンウーデ復活!『アーセナルvsチェルシー』激戦90分の攻防ドラマ

    『アーセナルvsチェルシー』 13早速ホワイトとサカの連携の良さ14こういう時にタメれるのライスなんだよな31抜かりなきこの動き、ハヴァーツ 54ここで粘れるライスの眼59さすがウーデ、そして落ち着いてマルティ65ティンバーの胆力と技術73ウーデのパスの精度86下げずに前向けるメリーノ87ジェズスの良さ出たけどな89ここで食い止めてくれるサリバの心強さ 両者ともにテンションの高い試合へ。 終始白熱の一戦でした。 一色触発でとにかく攻守の切り替わりが激しい。チェルシーってこんなにメリハリあってソリッドなチームだったかと思わされるほど。 スカッドを見れば凄味は感じるわけですが、今まではムラがあり、…

  • 『クルージング』—覗き見る地下カルチャーの深淵

    『クルージング』 www.youtube.com 「フレンチ・コネクション」でアカデミー賞を受賞し、「エクソシスト」が世界的大ヒットを記録したウィリアム・フリードキン監督が1980年に発表した作品で、当時のニューヨークの、アンダーグラウンドのゲイカルチャーを背景に描いたクライムサスペンス。 夜のニューヨークで、ゲイの男ばかりが狙われる連続殺人事件が発生。密命を受けた市警のバーンズは、同性愛者を装い、ゲイの男たちが集うSMクラブへの潜入捜査を開始する。そこで毎夜、男たちによる性の深淵をさまようバーンズは、身も心もすり減らしていくなかで、ついに犯人の手がかりをつかむが……。 1973年から79年に…

  • 『アーセナルvsインテル』CL対決!失われた攻撃のバリエーション~UEFAチャンピオンズリーグ Matchday 4~

    『アーセナルvsインテル』 24潰されてもサカ26やはりこの形は得意か34ハヴァさんのこれは強みではあるのだが45サリバ固ぇ 73ティンバーの心意気95ヌワネリの引き出しのうまさからのターン またあの感じが戻ってきたのか。 そう思わされる連敗の悪夢。実際のスタッツ以上に負けが立て込むということがここまで精神を侵食するとは。 まあアーセナルファンならいつものことではあったわけですが、最近はその感が薄れ、勝者のメンタルを身に着けたように思われていた分、剝落のギャップが。 そんなアウェイ、インテル戦。 はっきり言ってそこまで良いところは無し。 モメンタムを見ると押しているように見えますが、これも何故…

  • 部屋を通して見るアメリカの詩情『アレック・ソス 部屋についての部屋』

    『アレック・ソス 部屋についての部屋』 アレック・ソスと言えば確か最初に目にしたのはポパイで連載されていたコラムなどだったような。 それは確かこの写真だった。 風景に馴染んでいるようで何故か不思議な印象を受けたのを覚えている。 カラーリングの配色と手触りを感じる解像度。とある人物の日常風景が背景に垣間見え、なんとも絶妙なバランスで品よくまとまっているなと。 ちなみにアレック・ソスの簡単な説明を。 アレック・ソス(Alec Soth)は、アメリカの現代写真家で、特にドキュメンタリースタイルの作品で知られています。彼の作品はアメリカ中西部を中心に、アメリカの片隅で暮らす人々や場所の「孤独」と「詩情…

  • リドリー・スコットのSF美学炸裂!『プロメテウス』の未来感と哲学

    『プロメテウス』 「エイリアン」のリドリー・スコット監督が、同作の前日譚として描いたSF大作。 地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、その謎を解明するため宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れる。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていた……。 出演はノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアースら。脚本を「LOST」のデイモン・リンデロフが手がけた。 オリジネーターだからこその解釈と含み、エイリアンという異種を媒介とした人間に関するお話。 続編って徐々にそうなる傾向があると思っているんです…

  • 圧倒的映像美!リドリー・スコットが描く『エイリアン コヴェナント』の壮大な恐怖

    『エイリアン コヴェナント』 www.youtube.com リドリー・スコット監督が自身の傑作SF「エイリアン」の前日譚を描いた「プロメテウス」の続編。 新たな主人公となる女性ダニエルズを、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で注目されたキャサリン・ウォーターストンが演じ、「プロメテウス」でアンドロイドのデヴィッド役を演じたマイケル・ファスベンダーが続投。前作に続いてスコット監督がメガホンをとった。 滅びゆく地球から脱出し、人類移住計画を託された宇宙船コヴェナント号には、カップルで構成された乗組員が搭乗していた。やがて人類の新たな楽園となるであろう未知の惑星にたどり着いたコヴェナン…

  • 現実が非日常に!『Cloud クラウド』が描く狂気の連鎖

    『Cloud クラウド』 www.youtube.com 黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎え、憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。 町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介は、転売について教わった高専の先輩・村岡からの儲け話には乗らず、コツコツと転売を続けていた。 ある日、吉井は勤務先の工場の社長・滝本から管理職への昇進を打診されるが、断って辞職を決意。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借りて、恋人・秋子との新生活をスタートさせる。 地元の若者・佐野を雇って転売業は軌道に乗り始めるが、そんな矢先、吉井の周囲で不審な出来事が相次ぐように。吉井が自覚のないまま…

  • 心が揺れる瞬間とは?『生きる理由を探してる人へ』の核心

    『生きる理由を探してる人へ (角川新書) 』 生きる理由を探してる人へ (角川新書) 作者:大谷 ノブ彦,平野 啓一郎 KADOKAWA Amazon 意外に思っている人が多いと感じる、”生きる理由”とは何なのかということ。 理由なんか無いということはわかっているし、幼少時はそんなことすら考えていないのが当たり前ですよね。 それが思春期あたりを境にうっすらと考えだす節もあり、社会人になるとその傾向は一層強くなってくる。 結局それまでは敷かれたレールを走るじゃないですけど、一定のラインが見えていた状態で物事が進むのが当たり前。それがある時からレール自体が不確かなものになり、様々な形で分岐していく…

  • 『アーセナルvsニューカッスル』痛恨の敗北!何が勝敗を分けたのか?

    『アーセナルvsニューカッスル』 8ライスの守備範囲の広さよ35サーモン狙いは良し45メリーノの最良のスルー 55ラヤ落ち着いてるな 明らかに熱量として劣っていたとしかいいようのない試合になってしまいました。 カラバオのプレストン戦にしろ、リヴァプール戦にしろ悪くなかっただけに、ここでこの感じになってしまうとは。 セント・ジェームズ・パークの圧というのは確実にあるでしょうし、ニューカッスルのホームでの強さはピカ一なわけですよ。 それでも勝たなければいけないのが今のアーセナル。そして勝てる実力は必ず持っていますからね、と信じている。 正直あの失点に関しては完全にゴードンの技アリのドンピシャクロス…

  • 17歳の才能が輝く!ヌワネリの未来を感じた『アーセナルvsプレストン~カラバオカップ ベスト16編~』

    『アーセナルvsプレストン』 3ヌワネリやはり受けてからの判断が早いな6ジェズスのトランジションの速さ9スピード、クロスのテンポが良い33さっきのタッチを修正しての完璧なゴール41ティンバーのアイデアは良い 51絶妙な加減でパスも出せるんよね56キヴィのクロス綺麗過ぎて痺れたわ63スターリングの見たいのこういうのなのよ69ジョルジのこういうのもやっぱええ75強い、これが本来のサリバ83ジョルジ良いカバーリング87ハヴァさんって意外に早いし強いところが魅力 ヌワネリの躍動を感じさせる一戦となりましたね。 押していたのは終始アーセナル。 守備陣が安定しているとやはり違いますね。ティンバーも平気なよ…

  • 気味悪さNo.1!『エイリアン4』の魅力と狂気

    『エイリアン4』 www.youtube.com 名作SFシリーズの第4作。 前作「エイリアン3」から200年後を舞台に、リプリーとエイリアンの最後の戦いが描かれる。惑星フィオリーナで溶鉱炉に消えたリプリーだったが、エイリアンの軍事利用をたくらむペレズ将軍率いる一派が、残されていたDNAからクローンを生み出し、リプリーは復活する。リプリーの体内に宿っていたエイリアンをもとに宇宙船オリガ号の中で養殖が開始されるが、成長したエイリアンが脱走。オリガ号は緊急事態のため地球へ向けて動き出してしまう。リプリーはエイリアンを地球に降ろすまいと戦うが……。 「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」など独創的…

  • 囚人惑星で迎える地獄とフィンチャーの辛酸が交錯する『エイリアン3』の衝撃

    『エイリアン3』 凶暴な宇宙生命体と女性宇宙航海士リプリーの戦いを描く名作SF「エイリアン」シリーズ第3作。 2270年、エイリアンの脅威から逃れたリプリーの乗る救命艇が囚人惑星フィオリーナに不時着。唯一の生存者だったリプリーは男ばかりの惑星に波紋を起こす。そんな中、エイリアンが惑星に紛れ込んでおり、囚人たちを次々と襲撃。武器のない不利な状況に加え、リプリーは自分の体がエイリアンに寄生されていたことを知る……。 監督はミュージックビデオやCMを手がけてきた新人デビッド・フィンチャー。03年に30分長い「完全版」が発表。劇場公開版ではエイリアンが寄生した宿主は犬だったが、完全版では牛になるなど本…

  • 勝利は逃すも充実の内容!『アーセナルvsリヴァプール』サカの記録更新と攻守の妙技

    『アーセナルvsリヴァプール』 結果だけ見ればあれなんですが、試合の展開としては中々に楽しめ、アーセナルというチームの現在地を垣間見たような気もしないでもない。 実際試合自体は楽しかったですからね。 前半に関して言えば、それこそ善戦したといっていいような展開でしたし、どちらかと言えば押していたのはアーセナル。 これを見ても前半の中盤以降は完全に押し込んでましたからね。 そこから後半に入りマガリャンが交代になるまでは。 後半に入ってからは守備面というより、攻撃面。特にビルドアップに苦戦していた印象でしたよね。 ミドルゾーンまでは運べてもそこからペナルティまで繋げられず、フィニッシュまで結びつかな…

  • 『エイリアン2』:キャメロンが描く究極の戦闘と恐怖

    『エイリアン2』 www.youtube.com 大ヒットSFスリラー「エイリアン」のシリーズ第2作。 「ターミネーター」のジェームズ・キャメロンが監督・脚本を手がけ、エイリアンの大群と海兵隊の死闘を緊張感たっぷりに描く。宇宙貨物船ノストロモ号での惨劇から57年後。唯一の生存者である航海士リプリーが、催眠カプセルの中で眠りながら宇宙を漂っているところを発見された。目を覚ました彼女は、かつて自分たちがエイリアンと遭遇した星が現在は植民惑星となっていることを知り、がく然とする。リプリーがエイリアンの危険性を訴える中、植民惑星との通信が突如として途絶えてしまう。原因調査を依頼されたリプリーは、海兵隊…

  • 美と恐怖が交差する宇宙ホラー!『エイリアン』に秘められた美学

    『エイリアン』 www.youtube.com 逃げ場のない宇宙船のなかで、襲い来る未知の生命体=エイリアンの恐怖を描いた、SFホラーの金字塔。「デュエリスト 決闘者」で映画監督デビューしたリドリー・スコットの長編監督第2作で、世界的ヒットを記録。エイリアンと戦う航海士リプリーを演じたシガニー・ウィーバーの出世作にもなった。 地球を遠く離れた広大な宇宙で就業していた宇宙船ノストロモ号は、ほかの宇宙船からの救難信号を受けて、未知の惑星に降り立つ。そこには異星人の宇宙船があり、船内には卵のような謎の物体があった。その卵の中から奇怪な生き物が飛び出してきて乗組員に寄生し、やがてそれは宿主の腹を食い破…

  • 偽殺し屋が恋に落ちた!『ヒットマン』リチャード・リンクレイター監督のブラックコメディ

    『ヒットマン』 www.youtube.com 「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督と「トップガン マーヴェリック」のグレン・パウエルがタッグを組んだクライムコメディ。警察への捜査協力のため偽の殺し屋を演じていた大学教授が、殺しを依頼してきた女性と恋に落ちたことから運命を狂わせていく様を描いた。 ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソンは大学で心理学と哲学を教える一方、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急きょ代わりを務めることに。さまざまな姿や人格になりきる才能を思…

  • 河合優実主演『ナミビアの砂漠』—観察される日常と不穏な魅惑

    『ナミビアの砂漠』 www.youtube.com 初監督作「あみこ」でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待されるなど高く評価された山中瑶子が監督・脚本を手がけ、「あんのこと」の河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した。 21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに過ぎなかった。同棲している恋人ホンダは家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を…

  • 『妄想代理人』―狂気と社会の闇が支配する現実と幻想の境界

    『妄想代理人』 www.youtube.com 東京武蔵野で発生した通り魔事件。被害者である月子の不明瞭な供述から、周囲は本人の自作自演によるものと疑う。だが、第二の被害者が出て事態は一変。存在するはずがないと思われていた犯人は“少年バット"として事件を取り巻く人たちを次々と襲っていく。“少年バット"とは一体何者なのか? そして次なる標的は? 『パーフェクトブルー』のような鬱展開となりつつ、アニメならではの映画とは異なる深みを持った展開。 まずオープニングとエンディングですよね。 一目見たEDの印象がラース・フォン・トリアーによる『キングダム』を彷彿とさせるような予告で、次回を暗示しているのか…

  • 「わからなさ」こそ醍醐味!『インヒアレント・ヴァイス』が生む誤謬と混沌

    『インヒアレント・ヴァイス』 www.youtube.com 「ザ・マスター」のポール・トーマス・アンダーソン監督とホアキン・フェニックスが再タッグを組み、米作家トマス・ピンチョンの探偵小説「LAヴァイス」を映画化。 1970年代のロサンゼルスを舞台に、ヒッピーの探偵ドックが、元恋人の依頼を受けたことから思わぬ陰謀に巻き込まれていく姿を描いた。 元恋人のシャスタから、彼女が愛人をしている不動産王の悪だくみを暴いてほしいと依頼された私立探偵のドック。しかし、ドックが調査を開始すると不動産王もシャスタも姿を消してしまう。ドックはやがて、巨大な金が動く土地開発に絡んだ、国際麻薬組織の陰謀に引き寄せら…

  • サリバ不調で波乱!10人で戦った『アーセナルvsボーンマス』その結末は?

    『アーセナルvsボーンマス』 13サリバ寄せ強いな19ストーリングの良さ出たな23こういう瞬時のライスの判断素晴らしい32さすがの思い切りサリバなきマガリャン34トーマス確実に視野もプレスも良くなってるよな 45メリーノ、キープできるの強いな 最近は厳しい試合が多い印象でしたが、この試合がこんなに厳しい展開となることを誰が予想したことでしょう。 ついにサカも不在ということでスタメンもわりと変更あり。 とにかく、ボーンマスの勢いが凄まじく、こういうプレス強度が高くて、引いて守らないタイプは厄介でしたね。 加えてメンタリティもタフときたので厄介of厄介。 おまけにまだ8試合しかしていないのにそのう…

  • 映画的展開と異様な面白さ!『パンティストッキングのような空の下』の魅力

    『パンティストッキングのような空の下』 パンティストッキングのような空の下 作者:うめざわしゅん まみあな出版 Amazon 全然知らずに読み始めたんですが、調べてみたらまさか『ダーウィン事変』の作者だったとは。 出会うところで出会うというのはこういうことなのかもしれないなと思わされます。 そんな『ダーウィン事変』に関しても知り合いからオススメされて読んでいた程度ではあったのですが、目の付け所と発想が見事な作品でして、テーマ含め、中々面白い作者の方だなと思っていたところでした。 それがこんな形で偶然に再会することになろうとは。 本作は恒例の中古Diggの際に見つけたんですが、表紙と帯の内容が強…

  • 文学の深淵へ:三島由紀夫短編の詩的表現力とシュールな世界観『花ざかりの森・憂国』

    三島の短編は初めて読んだんですが、これはこれで色々な試みが見られて面白かったですね。 『花ざかりの森・憂国』 花ざかりの森・憂国 (新潮文庫) 作者:三島 由紀夫 新潮社 Amazon 好き嫌いも当然出てきますし、書かれた年代なんかによって、左右されるところもあるなと思いつつ、響く作品は響いてくる。 短編の良いところって、そうした変化であったり、試み、様々な角度からのフックアップがあるところが面白いんですよね。 長編にしろ短編にしろ、三島作品を読むとその表現の幅というものの凄さは感じるわけですが、短編となるとさらにそのテーマ、文体も多岐にわたってくる。 コメディ、詩的、純愛、シュールレアリスム…

  • LOVEとHATEが交錯する狂気の寓話 『狩人の夜』」

    『狩人の夜』 www.youtube.com ある狂信者に命をつけ狙われる幼い兄妹の恐怖を描くサスペンス映画。 製作はポール・グレゴリー、監督はチャールズ・ロートン。 デイヴィス・グラブの原作を基に、脚本はジェームズ・エイジー、撮影はスタンリー・コルデス、音楽はウォルター・シューマンが担当。出演はロバート・ミッチャム、リリアン・ギッシュほか。 以前なにかの雑誌で目にしてからずっと脳裏に焼き付いていたのが本作『狩人の夜』。 当時の単純な印象はカッコ良く、なぜだか惹かれる部分があったんですよね。それで観てみたというのが最初のきっかけ。 ロバート・ミッチャム演じる伝道師、パウエルの出で立ちと指に入れ…

  • 『デッドマン』— モノクロ映像と無彩色の美学が魅せる西部劇

    『デッドマン』 www.youtube.com ジム・ジャームッシュ監督がジョニー・デップを主演に迎えて描いたウェスタン。 19世紀、アメリカ西部の町マシーンにやってきた会計士ウィリアム・ブレイク。そこで、街の有力者の息子と花売りの娘の喧嘩に巻き込まれ、胸に銃弾を受けたブレイクは、殺人の濡れ衣を着せられ、そのまま追われる身となる。 追っ手から逃げる山の中でネイティブアメリカンのノーボディーと出会ったブレイクは、次々と襲いかかる敵をノーボディーとともに打ち負かしていくが……。 「ダウン・バイ・ロー」でやり残したモノクロ撮影をとことん追求したかったというジャームッシュ監督がふたたび撮影監督にロビー…

  • 森田芳光監督が描く『それから(1985)』の情緒豊かな世界

    『それから(1985)』 www.youtube.com 漱石の名作の映画化。 生きるためだけに働くのは非人間的だとして“遊民”の生活を送る代助(松田)は、かつて友の本望に殉じて密かに愛し合っていた三千代(藤谷)を平岡(小林)に譲るが、三千代は代助を愛し代助を待ちながら、世俗的な平岡のもとで苦しんでいた。 やがて代助は愛を告白するが、友と家からの絶縁が待っており……。 明治末期の雰囲気を忠実に再現し、森田独特のリズムと映像美に貫かれた恋愛映画の傑作。国内の多くの映画賞を獲得した。 夏目漱石自体はそこまでではあるんですが、本作の映画として含みある芳醇さは十分に堪能させてもらいました。 こうした松…

  • 『恋愛とは何か』愛のとろ火に秘められた真実

    『恋愛とは何か 初めて人を愛する日のために (角川文庫)』 恋愛とは何か 初めて人を愛する日のために (角川文庫) 作者:遠藤 周作 KADOKAWA Amazon 初めて人を愛する貴女へ。 愛についてのエッセイ・方法論は数多い。本書は豊かな恋愛経験と古今東西の文学に精通する作者が、わかりやすく男女間の心の機微を鋭く解明した、全女性必読の愛のバイブル。 この年になると、徐々に恋愛の本質に気付かされてくると言いますか。 でも、言語化すようとするとそれは難しくも有り、わかっていないことを知らされたりもするものなのだと。 遠藤周作というと映画、『沈黙』などから知ったわけですが、視点、考察が知に富んで…

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