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2019/01/30

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  • 『アーセナルvsブレントフォード』ホワイト神アシストとメリーノMOM級支配の全記録

    『アーセナルvsブレントフォード』 2インカピエ切り替え早くて入り良し6スペース見つけて降りるの上手いウーデ10ホワイトの良さしか出ないクロス19ホワイトが体張るのいいわ27日に日にボックス内での連携高まって恐ろしいわ36さっきもだけどライスのプレーアガるな 55メリーノとライスのパワフルさどうなってるん57こういう仕掛けはピカイチのマルティ68メリーノいるんだよな79ライスのフィニッシュの意識身について来たな88カラフィ交わすまでは完璧90またメリーノ。パスエグ、そしてサカの振り早っ 白熱冷めやらぬチェルシー戦のその後。 この試合も相変わらず強度が高い。 あのトッテナム、バイエルン、チェルシ…

  • 詩が日常を殴り返す――『ポエトリーエンジェル』に見る妄想と葛藤のリアルな成長ドラマ

    『ポエトリーエンジェル』 リングの上で自作の詩を朗読し、どちらの言葉が聞き手の心に届くかを判定して勝敗を決める「詩のボクシング」を通し、成長していく人々の姿を描いた青春エンタテインメント。「合葬」「ディストラクション・ベイビーズ」の若手個性派俳優・岡山天音と、「non-no」専属モデルで映画「暗殺教室」などにも出演した武田玲奈が主演を務める。 高校卒業後、実家の梅農家で働く玉置勤には妄想癖があり、自分の妄想を発揮できる場所を探し求めていた。ある時、声と言葉のスポーツである「詩のボクシング」の存在を知り、興味を抱いた玉置は、「詩のボクシング教室」に通うようになる。教室にはラッパーや暗そうな女性、…

  • 『アーセナルvsチェルシー』チェルシー強度激変!バチバチすぎた究極の死闘

    『アーセナルvsチェルシー』 3ライスええよ。チェック早いしバチバチ15ライス冷静に鋭く21ティンバーよく絞って体張った21サカマジで強いな29カラフィよく戻った31カラフィ良い狙い44サカ上手いなぁ、背後を感じつつの45流れ完璧だったんだけどなぁ48安定感と強度、サカ 62インカピエの気迫と判断ええよ80どうなってるんだメリーノ、スタミナよ、さっき一列下がったのに当然のようにボックス内いたし おいおい、チェルシーの強度の高さこんなだったかよ。 まさかここまでソリッドになっているとは想像以上、以前対戦した時とは全く別のチームかと見間違うほどの完成度とバイタリティ。 まずはスタメン。 CB2枚が…

  • 『Knuckle Puck Live in Japan11/29 横浜BuzzFront』空が見える音像に震えた夜

    『Knuckle Puck Live in Japan11/29 横浜BuzzFront』 やはりKnuckle Puckは最高という結論。 Knuckle Puck (ナックル・パック) 概略 ジャンル: 主にポップ・パンク、エモ、イージーコアに分類されます。 結成: 2010年(活動開始は2011年) 出身地: アメリカ合衆国、イリノイ州シカゴ郊外 特徴: 現代のポップ・パンク・シーンを代表するバンドの一つとして知られています。感情豊かでメロディックな楽曲と、力強いバンドサウンドが持ち味です。 代表的なアルバム: Copacetic (2015年) Shapeshifter (2017年)…

  • 『アーセナルvsバイエルン』交代が流れを変えた瞬間と今季の強さ〜UEFA Champions League, Round 5〜

    『アーセナルvsバイエルン〜UEFA Champions League, Round 5〜』 3ライスの気合7メリーノ見えてる20スビもいつも以上24サカ背負ってのプレーはさすが26メリーノからの配球が面白い29足元にボールが付いているエゼ29スビのチェック早し30エゼトラップレベチ 55ラヤのエグい縦61ライスらしい運び68カラフィのこういう絡みマジで上手い86モスケラのしつこさOK リーグフェイズでもバイエルンに勝てたのはかなり大きい。自信という意味でも。 激闘でした。そして面白かった。 まずはスタメンから。 トッテナム戦からの変更はスケリーとモスケラ。 スケリーは何故かCLでは先発しがち…

  • 年齢を重ねると沁みる“人生の分岐点”――『天使のくれた時間』が語る愛の確かさとは

    『天使のくれた時間』 www.youtube.com 多忙なビジネスマンが別の人生を生きることで愛の大切さを知るラヴ・メルヘン。 監督は「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。脚本はデイヴィッド・ダイアモンドとデイヴィッド・ワイスマン。撮影は「ワンダー・ボーイズ」のダンテ・スピノッティ。音楽は「プルーフ・オブ・ライフ」のダニー・エルフマン。衣裳は「あの頃ペニー・レインと」のベッツィ・ハイマン。 出演は「60セカンズ」のニコラス・ケイジ、「ディープ・インパクト」のティア・レオーニ、「ミッション・トゥ・マーズ」のドン・チードル、「ベリー・バッド・ウェディング」のジェレミー・ピヴェンほか。 サムネか…

  • 決勝で“問題0文字”の正解は可能なのか?『君のクイズ』が描く究極の推理

    『君のクイズ』 君のクイズ (朝日文庫) 作者:小川 哲 朝日新聞出版 Amazon クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか? 推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、圧巻のエンターテインメント。文庫化に際し短編小説「僕のクイズ」を収録! 解説は田村正資氏。 クイズを題材にした切り口、作品自体の構造がクイズになっているとも言える多重メタ視点も相まり、本への没入度合いを高める。 今まで読んだどの小説とも異なる読後感。 クイズという世界の知っているようで知らない世界を覗かせてもらったような、体感させてもらったような、クイズなるもの…

  • 海ダメージも即回復?『フィーノ(fino) プレミアムタッチ 濃厚美容液ヘアマスク』が反則級

    『フィーノ(fino) プレミアムタッチ 濃厚美容液ヘアマスク』 フィーノ(fino) プレミアムタッチ 濃厚美容液ヘアマスク つめかえ用+おまけ ヘアケア ヘアパック ダメージ 補修 ツヤ カラー持続 保湿 トリートメント 洗い流す 【Amazon.co.jp限定】 フィーノ(fino) Amazon 【Amazon.co.jp限定】フィーノ(fino) 【まとめ買い】 プレミアムタッチ 濃厚美容液ヘアマスク 230g×3個 +おまけ ヘアケア ダメージ 補修 ツヤ カラー持続 保湿 フィーノ(fino) Amazon 結局これが最強。 冬場であれば入浴することも多くなるわけですが、シャワー…

  • 『アーセナルvsトッテナム』47年ぶり快挙!エゼの“理不尽10番”が全てを変えた

    『アーセナルvsトッテナム』 2エゼの技アリ29ティンバーの速さ強さ39メリーノとサーモンの呼応力が 前半中盤までの冷ややかな冷戦から一点、一気に牙を向く展開に。 代表ウィーク開けということもあり、そもそも前節のサンダーランド戦が壮絶だったこともあり、このノーロンダービーは如何ほどなのかと思っていた次第だったのですが、ふたを開けてみれば。 まずスタメンから。 両チームとも怪我人が多かったものの、アーセナルはわりと替えの効くようになったチームとなり、この並び。 正直ファーストゴールまではモーメント的にアーセナルが押していたというような印象もそれほど無く、トッテナムも別段悪い印象も無く。 なのでこ…

  • 『L.L.Beanフィッシングベスト』古着の“絶妙なダサさ”が刺さる理由とは

    『L.L.Beanフィッシングベスト』 ベストは以前から探していたアイテムながら、中々これだというものに出会えてこなかったアイテムの一つでした。 ダウンベスト、ジレ、ワークベスト、ニットベスト、フィッシング、ユーティリティ、種類も多分にあり、サイズ感というのも実際着てみないとわからないものが多い。 だからこそ出会いというのが重要であって、故に出会えてこなかったというのも書いていて納得できる。 そんな中出会ったのがこちら。 手に取った時はLLビーンのタグが印象的だったくらいなのですが、その質感、立体的なポケット、サイズ感等の要因が重なり、ダメージ、色落ち込みで妙に気になってしまった。 試着してみ…

  • 『火の華』レビュー──花火と戦争が同一線上に重なる“二項同一”の衝撃と余韻

    『火の華』 www.youtube.com 「JOINT」の監督・小島央大と主演・山本一賢が再タッグを組み、元自衛官の想像を絶する経験とその後の宿命を、実際の報道に着想を得てオリジナルストーリーで描いたドラマ。小島監督が企画・脚本・編集・音楽を手がけ、日本伝統の花火をモチーフに、「戦う」ということや平和の在り方、人間の本質を問いかける。 2016年、PKO(国連平和維持活動)のため南スーダンに派遣された自衛官・島田東介は、現地傭兵との銃撃戦に巻き込まれる。同期で親友の古川裕司が凶弾に倒れ、島田はやむを得ず少年兵を射殺。さらに退却の混乱のなかで隊長の伊藤忠典が行方不明になるが、この前代未聞の「戦…

  • 時代を超える名作『メゾン・ド・ヒミコ』を語る──差別・自由・性差を越えて見えるもの

    『メゾン・ド・ヒミコ』 www.youtube.com 「ジョゼと虎と魚たち」の監督・犬童一心と脚本・渡辺あやのコンビ作第2弾。 ゲイの父親が家を出て、母は病死し、ひとりで暮らす沙織。彼女のもとに、ある日、父親の恋人である青年が訪ねてくる。青年は沙織に彼女の父親は癌で死期が近いことを告げ、父親が経営するゲイのための老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコで働かないかと誘う。最初は借金返済のために手伝いを始めた沙織だったが……。 人気俳優オダギリジョーと柴咲コウが初共演。 ゲイというある種独特なコミュニティを媒介にし、人間の生を本質的に炙り出す。 ただのゲイものと思って観ると意外に面食らう、というのが当時…

  • 『Indera Mills 839LS』が最強。古着好きが辿り着く「究極のコスパ」サーマル

    『Indera Mills 839LS Heavyweight Thermal L/S』 肌寒い時期になると無性に欲しくなるアイテムがある。 そう、サーマルだ。 最初は古着に始まり、その後Nハリなどへも手を伸ばし、新品も少々。 結果的に古着やセレクトショップなどでのものは状態や価格が見合えば手に取るのですが、最終的に無地T同様、新品での古着良きブランドに落ち着くところが大部分を占めている現在。 そして、『ワン・バトル・アフター・アナザー』の影響もあり、一度も買ったことが無いダークカラーのサーマルが無性に気になる。 blcrackreverse.com ちなみに今一番着ていて着心地、コスパの面で…

  • 『フランケンシュタイン』レビュー|人間の傲慢、孤独、そして愛――ギレルモ・デル・トロが紡ぐ現代的寓話

    『フランケンシュタイン』 www.youtube.com 「シェイプ・オブ・ウォーター」「パンズ・ラビリンス」で知られるメキシコの鬼才ギレルモ・デル・トロが、19世紀イギリスの作家メアリー・シェリーが生み出し、後世の多くの創作物に影響を与えたゴシック小説「フランケンシュタイン」を映画化。 己の欲望に駆られたヴィクター・フランケンシュタインは、新たな生命の創造という挑戦に乗り出す。そして、その果てに誕生した「怪物」の存在が、人間とは何か、そして真のモンスターとは何かを問いかけることとなる。 フランケンシュタイン役は「スター・ウォーズ」シリーズや「DUNE デューン 砂の惑星」のオスカー・アイザッ…

  • 『リーバイス70505』アメリカ製とは違う“香港製”が放つ清潔なフェード感

    『リーバイス Gジャン 70505』 絶妙な色感と生地厚、良き個体に出会えたので。 最近デニムモチベーションが何故か高まってきており、トップスもショート丈が好み。 そんな折にこのGジャンを発見し、これも何かの縁だしということで購入。 70505は以前から欲しかったのですが、これだという個体に出会わなかったのと、色味やサイズ感、何より価格帯のバランスが中々合わずで。 昨年購入したGジャン(これも挙げねば)は色味に惚れて購入したのですが、これはまた全然異なる色味と質感。 通常のアメリカ製であれば生地は厚めで、色落ちももっとハードなものが多く、ザ・アメリカというような差の激しい色落ちが魅力。 一方で…

  • 『アーセナルvsサンダーランド』──全得点ゴラッソ、プレミアの狂気を見た夜

    『アーセナルvsサンダーランド』 15さすがライス、エグいの蹴るな24エゼのアグレッシブなプレスは単純にアツい50エゼうまっ 51スビ良いワンタッチや53自由にしたら終わり、サカ逆足でも最高57この侵入増えてきてるな60ようあれで振れるわ、エゼ70スビの判断73カラフィのランに揺動されさすがのトロ84ラヤ早い 恐るべきサンダーランド、そしてスタジアム・オブ・ライト。 試合前のスタジアムの雰囲気からして嫌な予感は漂っていましたが、ここまでとは。 まずはスタメンからいきましょう。 予想通りではある5-4のブロック形成。アルテタ的には完全にブロック形成で引いてくるのは予想外だったのでしょうか。 前半…

  • 『飢餓同盟』レビュー:滑稽で冷酷な“権力の寓話”は今なお私たちを映す

    『飢餓同盟』 飢餓同盟(新潮文庫) 作者:安部公房 新潮社 Amazon 権力への羨望が、人を町を狂わせる。地方都市を舞台に、人間の滑稽なまでの生態に迫った傑作。 眠った魚のように山あいに沈む町花園。この雪にとざされた小地方都市で、疎外されたよそ者たちは、革命のための秘密結社“飢餓同盟”のもとに団結し、権力への夢を地熱発電の開発に託すが、彼らの計画は町長やボスたちにすっかり横取りされてしまう。それ自体一つの巨大な病棟のような町で、渦巻き、もろくも崩壊していった彼らの野望を追いながら滑稽なまでの生の狂気を描く。(解説・佐々木基一) 皮肉的であり、現実そのものでもあり。 過去と現在というものが変わ…

  • 『Todd Hido写真展へ行くの巻』――郊外の闇に灯る“記憶の残光”

    『Todd Hido写真展へ行くの巻~Light and Shadow in the Suburbs: selections from 25 Years~』 写真が好きになった初期から好きなフォトグラファーの展示があるということで行ってまいりました。 まず彼のざっくり情報を。 Todd Hido(トッド・ヒド、1968年生まれ)は、アメリカの現代写真家で、静謐でありながら不穏な空気を漂わせる風景や人物写真で知られています。 🔹作風 主に夜の郊外の家、モーテル、曇天の道路など、どこにでもありそうな風景を撮影。 被写体はほとんど「人の気配」はあるが「人そのもの」はいない。 光(特に窓から漏れる人工…

  • 『アーセナルvsバーンリー』ライスが支配したターフ・ムーア――馬力と静寂の90分

    『アーセナルvsバーンリー』 10ライス良いクロスあげるわ12カラフィ良いランや20サーモンよく見てるな26こういうスピード、狭いところでのエゼ31ライス強っ、からの猛攻よ34このカウンターはクオリティ高いわ 75ライスの馬力はほんとなんなんだ81ターンからのヌワネリ、狙いは良い 猛攻であったが、熱量はそれほどに。 まずはスタメンから。 バーンリーはアーセナルへのリスペクトもありつつ、完全なベタ引き5バックでの布陣。 アーセナルはカラバオから変わっていつものAチームに。エゼくらいですかね、連戦は。 前半からこんな感じですよ。 押しに押して決める。 1点目はセットプレーからのいつものガブ活躍によ…

  • 『アーセナルvsブライトン〜カラバオカップ Round 4〜』ケパ神セーブ連発!若手台頭と共に感じたチームの“層”

    『アーセナルvsブライトン〜カラバオカップ Round 4〜』 4スケリートラップからのさすが13モスケラタイトなマーク15ノアゴー出足良し19ホワイトのこういうあがるタイミングは抜群29ダウマンのこういうの見たいわよ38モスケラ気付きが良いな45メリーノチャンス 46さすがダウマン48モスケラやっぱ出来る49ケパ王52ナイスなエゼ55ようやくのヌワネリらしさ56最高の流れ67スケリーマジゴリやな73良いコンビネーション75ティンバーランド炸裂79ライスの馬力 Aチームだけでない良さが見れる面白さがある。 一方でBチームとの差であったり、課題やAチームの当たり前に行う凄さを突きつけられる。 ブ…

  • 『ファイナル・デスティネーション』再考:不穏な音と運命の美学を刻むシャーリー・ウォーカーの魔力

    『ファイナル・デスティネーション』 www.youtube.com 高校生アレックスは修学旅行に旅立つ離陸前の飛行機の中で居眠りし、飛行機が離陸直後に大爆発するという悪夢を見る。飛び起きて「この飛行機は爆発する!」と叫ぶアレックスに周囲は騒然。この騒ぎに巻き込まれた数人の同級生と先生、アレックスの7人は飛行機から降りるが、彼の言葉通り飛行機は大爆発。それから数日後、生き残りの1人である親友トッドにまたも奇妙な予兆を感じたアレックスはトッドの家に急ぐが、彼はすでに帰らぬ人となっていた。 新作公開ということで久々に初期作からぼちぼち観返そうかと思っての一作目。 2000年制作と言うことで、もう25…

  • D'Angelo『Chicken Grease』とマザー2──揺らぐビートの系譜とブラック・ファンクの遺伝子

    D'Angelo『Chicken Grease』 Voodoo [Explicit] Virgin Records Amazon open.spotify.com 追悼、そしてドラムを行うに際し、異種の尊敬と影響を鑑みずにはいられないのがディアンジェロという存在だった。 兎にも角にもその独特なリズムとフローに衝撃を受け、何がどうなるとこのような音楽が作り出せるのか、それを最初に抱いたのがD'Angelo『Voodoo』という屈指の名盤。 今にして聴いても全く古びず、違和感が鮮明に蘇る。 この名盤については別で語るとして、今回追悼も兼ねかなりヘビーリスニングを繰り返しているのですが、アルバム内の…

  • 『聖の青春』に宿る静かな熱。雪の夜の居酒屋シーンが語る“孤独の対話”

    『聖の青春』 www.youtube.com 難病と闘いながら将棋に人生を賭け、29歳の若さで亡くなった棋士・村山聖(さとし)の生涯を描いた大崎善生による同名ノンフィクション小説を、松山ケンイチ主演により映画化。 幼い頃から腎臓の難病・腎ネフローゼを患い、入退院を繰り返した村山聖は、入院中に何気なく父から勧められた将棋に心を奪われる。師匠との出会い、そしてプロ棋士として羽生善治ら同世代のライバル棋士たちと死闘を繰り広げ、まさに命を削りながら将棋を指した村山聖の壮絶な一生が描かれる。 監督は「宇宙兄弟」の森義隆、脚本を「リンダ リンダ リンダ」の向井康介がそれぞれ担当。羽生善治とは「東の羽生、西…

  • 『アーセナルvsクリスタルパレス』止まらぬライス、冴え渡るティンバー──アルテタが築く“勝者の構造”

    『アーセナルvsクリスタルパレス』 2サーモンのアウト使ったボールタッチ上手いなぁ19サリバ縦パス精度も大したもんだよ22こういうシーン絶対止めるもんなライス28ティンバーCLからキレあるよな、ただ1人はきつい 49コーナーからの怒涛のオモロい仕掛け55やっぱライス57サーモントラップ良59サーモン収まるな62技術よサーモン66ティンバー、エゼの鋭さ69ラヤのパントも良いね75いやはやライス パレスの徹底した守備陣形、結果セットプレーからの得点という。 堅守が映える昨今のアーセナルですが、オープンプレーでの得点、もう少しゴリゴリした流れからの豪快なのが見たいと思ってしまう。 かつてユナイテッド…

  • 18分で崩壊する世界、静かに燃え続ける“覚悟”──『ハウス・オブ・ダイナマイト』を観て

    『ハウス・オブ・ダイナマイト』 www.youtube.com 女性監督として初めてアカデミー監督賞を受賞した「ハート・ロッカー」や、アカデミー賞5部門にノミネートされた「ゼロ・ダーク・サーティ」で知られるキャスリン・ビグローが手がけたポリティカルスリラー。 ごくありふれた一日になるはずだったある日、出所不明の一発のミサイルが突然アメリカに向けて発射される。アメリカに壊滅的な打撃を与える可能性を秘めたそのミサイルは、誰が仕組み、どこから放たれたのか。ホワイトハウスをはじめとした米国政府は混乱に陥り、タイムリミットが迫る中で、どのように対処すべきか議論が巻き起こる。 「デトロイト」以来8年ぶりと…

  • 『アーセナルvsアトレティコ・マドリード』―プレミア強度が戦術を凌駕した夜、アーセナルは“本物”を証明した〜UEFA Champions League, Round 3〜』

    『アーセナルvsアトレティコ・マドリード〜UEFA Champions League, Round 3〜』 2ライスタイミングええな8ティンバー対応良き25スケリー、ティンバーゴリゴリだな27ギョケ今の入りは良い29ティンバー今日キレある32ギョケのこういうプレーは上手い35スビキレとるな 52スビ絶妙につき63スケリーこういう良さある67スビのパスよ92ヌマネルなぁ。オンザはさすが 結果的に圧倒的。 こういう他リーグの強者と当たるといよいよかと思うところなわけですが、この試合でもそれはそれで。 まずスタメン。 スケリーくらいですかね。最近のスタメンと異なるところは。 始まってみればわりと危機…

  • “すべては繋がっている”──『マグノリア』が映す不条理と救済のメタファー

    『マグノリア』 www.youtube.com 死の床で息絶えんとするテレビの大物プロデューサー、彼が昔捨てた息子、プロデューサーの若い妻、看護人、癌を宣告されたテレビのクイズ番組の司会者、彼を憎む娘、彼女に一目惚れする警官、番組でおなじみの天才少年、かつての天才少年……。 ロサンゼルス、マグノリア・ストリート周辺に住む、一見何の繋がりもない12人が、不思議な糸に操られて大きな一つの物語に結び付けられていく。 そして……“それ”は、起こる! ポール・トーマス・アンダーソン監督(以下PTS)の長編にしてある種の到達点とも言える群像劇。 1999年に製作され、187分という3時間越えの本作は当時の…

  • 『砂の女』──「反復」と「希望」が同居する、安部公房の不条理の底で

    『砂の女』 砂の女(新潮文庫) 作者:安部公房 新潮社 Amazon 昆虫採集で砂丘を訪れた教師の「男」が、集落に伝わる風習によって砂穴の底にある家に閉じ込められる。その家には一人の「女」が住んでおり、男は女とともに、絶えず流れ込む砂を掻き出し続ける奇妙な共同生活を強いられる。 荒唐無稽にして、あり得なくもない。寓話のような話にも見える独特な世界観の構築が素晴らしく、心に残る。 砂というモチーフと重ねられる人間の根源的な問いの輪唱。 主人公である男は学校の教師をしており、特段仕事にやり甲斐も感じず、プライベートでも昆虫の標本を勤しむような人柄であって、それも自分が生きてきた功績、足跡を残したい…

  • 可愛らしいモチーフと凶暴な性能──『モーリス・コール』Shivaモデルで体感する“速さと深み”

    今回2本目のオーダー。 かねてより念願だったモーリス・コールによるサーフボード。 まずモーリスの説明を少々。 モーリス・コール(Maurice Cole)はオーストラリア出身のサーフボードシェイパーで、ハイパフォーマンスボードの革新者として有名。 出自と背景1950年代生まれ、ヴィクトリア州トーキーを拠点に活動。自らもサーファーで、コンテスト経験も持つ。 革新性1990年代初頭、トム・カレンやトム・キャロルら世界トップサーファーにボードを提供し、特に1991年のフランス・ホセゴー大会でカレンが彼のボードで優勝したことは有名。彼のデザインは「リバースVEE(逆V字ボトム)」など独創的なボトムコン…

  • コメディの皮を被った人間ドラマ『ルームロンダリング』に見る、“感情の置き場”の行方

    『ルームロンダリング』 www.youtube.com 池田エライザが訳あり物件を浄化するオカルト女子を演じたファンタジー。新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化。 18歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、…

  • 狭いピッチで試された『アーセナルvsフラム』――パス精度の低下は偶然か

    『アーセナルvsフラム』 5ライスよく見えてたし正確なフィード9この局面で前向けるエゼ15オフサイやけど手数と精度20ティンバーの地味に上手いターン22サリバ身のこなしがホント上手いわ34狙えるなら打つカラフィ好きだわ36形最高43エゼの凄トラップ 48サカの受けてからの上手さ53サカもコントロール異常74ガブのビタ付きの見事さ82ティンバーおもろいアイデア93マルティのこの隙の無さね 代表ウィーク明けというのは意外な展開というのが起こりがちなわけですが、今回は一応免れるという。 そんなスタメンから。 個人的には4-2-3-1でエゼがトップ下のような感じに見えたのですが、まあいいでしょう。 フ…

  • “個の消滅”を実験した男――安部公房『箱男』と現代社会の奇妙な一致

    『箱男』 全国各地には、かなりの数の箱男が身をひそめている。どうやら世間は箱男について、口をつぐんだままにしておくつもりらしい――。 ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、実験的精神溢れる書下ろし長編。 以前読んだのはいつだったか。 その時はそこまでピンときていなかったわけですが、今にして読むと深みがあ…

  • 『Love Like This』に感じた至福と螺旋――藤井風が誘う“多幸感”の正体

    『Love Like This』 www.youtube.com 9月5日にリリースされた藤井風の3rdアルバム『Prema』からの2ndリードトラック。 アルバム全体を通しての流れも秀逸だが、まずもってこの楽曲の印象が忘れられないのでひとまず。 イントロから漂う70~80年代のソウル、R&B感。ミドルテンポにしてレトロな音色のエレクトリックピアノが良く似合う。 シンセやドラムマシーンといった電子楽器と生音が混然一体となって絡みつく。 藤井風の甘さと緩さ、どことなくハスキーなトーンが絶妙に調和し楽曲に深みが与えられる。 楽曲に合わせて唄い分けるセンスというのは彼独特のものであり、声色の豊かさが…

  • 『日本代表vsブラジル代表』伊藤が魅せた圧巻36分──初のブラジル撃破に刻まれた閃光

    『日本代表vsブラジル代表』 代表戦からはしばらく遠ざかっていたのですが、現ブラジル代表とどこまでやれるのかが気になり(マガリャンとマルティネッリが出るかもというのもあったので)、久々に鑑賞。 ブラジル代表はアンチェロッティ監督なんですね。しかも初の外国人監督という。 そんな代表戦、まずはスタメンから。 完全に5バックの感じでしたね。まあブラジル相手ということもあり、守備的になるのは想定通り、守る時間の方が長いのも予想通り。 とりあえず前半はしんどかった。 ブラジルもそこまで攻撃に傾倒していたわけでは無いものの、要所では確実に狙ってくる。 特にマルティネッリの仕掛けが変わらずのエグさだったのは…

  • 「想像しろ」――李相日が描いた未完成な若者たちの疾走、『スクラップ・ヘブン』を観て

    『スクラップ・ヘブン』 www.youtube.com 復讐代行業に手を染めた青年ふたりと、密かに爆薬を作る若い女が繰り広げる騒動劇をシニカルに描く青春映画。「青~chong~」「69 sixty nine」で高い評価を得た李相日監督が、加瀬亮、オダギリ ジョー、栗山千明を迎えて製作。ロックバンド、フジファブリックが主題歌『蜃気楼』を書き下ろした。 今にして斬新、今だからこそ斬新に映るのか。 「そういえば、当時はこういう映画を撮っていたんだよな」などと思いつつ、今では「国宝」を撮った李相日監督ということを忘れてのオダギリジョー観たさで。 blcrackreverse.com 公開は2005年。…

  • 『ワン・バトル・アフター・アナザー』に見る「自己防衛と自己犠牲」──革命はいつも個人から始まる

    『ワン・バトル・アフター・アナザー』 www.youtube.com ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えて手がけた監督作。トマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得た物語で、冴えない元革命家の男が、何者かにひとり娘を狙われたことから次々と現れる刺客たちとの戦いを強いられ、逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇を展開する。 かつては世を騒がせた革命家だったが、いまは平凡で冴えない日々を過ごすボブ。そんな彼の大切なひとり娘ウィラが、とある理由から命を狙われることとなってしまう。娘を守るため…

  • 『懲戒免職』──オダギリジョーが放つ、00年代の空気と“大人”の本質

    『懲戒免職』 高校生・萌の学校の美術教師・小田切が懲戒免職になった。小田切は授業中でもたばこを咥えているような、下品で粗野な教師だ。萌は、親友・真央の先生に対する恋愛相談を受けていた。一方、萌は自分は先生には恋愛感情を抱くことはないと信じていた。 『僕らの時代』にて久しぶりにオダギリジョーを見た影響から、少々観たくなりまして。まずはサクッと。15分の短編作品を。 2006年公開と今からおよそ20年前。 オダギリジョーのこの雰囲気は当時相当憧れました。 唯一無二の独特のオーラ。ファッション、スタイル、煙草の吸い方、全てがオリジナルで今見てもカッコいい。 そんなファッションから。 ヘアスタイルは無…

  • 『Not Like Us』ケンドリック・ラマーが放つ“ディスなのに踊れる”最強ビート

    『「Not Like Us」Kendrick Lamar』 このビートメイク動画を見たら無性に聴き返したくなりまんまとハマるという。 なぜこんなにもキャッチーでソリッドなのか。 フレーズのシンプルさとビートの反復による中毒性、ケンドリックの鋭いフローと対比する形でのキャッチーさが際立つ。 DJ Mustardがプロデュースに関わっており、ウエストコースト経由の跳ね感が特徴的。 クラブやライブなどでの相性が良さげで、ドレイクを攻撃するような印象的パンチライン「Certified Lover Boy? Certified Pedophile」。 ドレイクのアルバム『Certified Lover …

  • 友だち以上、孤独未満―『友だち幻想』で考える本当のつながり

    『友だち幻想』 全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位! 「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本!友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係…

  • 『アーセナルvsウエストハム』エゼが示した万能性、ティンバーとカラフィオーリの強度

    『アーセナルvsウエストハム』 度重なるキャプテンの怪我は心配なところだが、今はそれでも勝ちきれる戦力もあるという。 まずはスタメン。 先に書いたキャプテンウーデ、30分の出場ながらキーパス1とギョケへの期待できるパスも見られ、プレスも気の利いたところが見えていただけに、怪我の程度は気になります。 この試合ではエゼがスタメンで入ったことでやはりというか彼はどこでも、何でも出来ますね。 卒なくこなす精度が高く、ボックス内への進入、ポジションの取り方、シュート時も枠なりにほぼほぼ飛ばすなど、全体を見て自分をフィットさせる能力と技術が備わっている。 そろそろ得点見たいですけどね。 その意味ではギョケ…

  • 『アーセナルvsオリンピアコス〜UEFA Champions League, Round 2〜』鬼強ギョケと冴え渡るウーデが攻撃を牽引

    『アーセナルvsオリンピアコス〜UEFA Champions League, Round 2〜』 4ギョケ粘れるな11スケリーの縦パスは魅力11ギョケ強し16マルティ良い落とし19ラヤ神降臨31サーモン受けてからの判断良き40サーモンなんだこのパス 64ライス→ウーデまでは完璧だが68スビ引き付け方上手し81サカはレベチだがしかし91ウーデの出すタイミングと位置 ウーデに復活の狼煙。 まずスタメンから。 最近はターンオーバーも適度に行いつつというところがあるので、今後の激戦を考えればいい傾向ですかね。 この試合だとスケリー、ウーデは良かった。 デュエル数チーム1、ロングボール3/4、キーパス1…

  • 『ひゃくえむ。』岩井澤健治監督が描く走りの哲学と映像による波動

    『ひゃくえむ。』 www.youtube.com 「チ。 地球の運動について」で知られる漫画家・魚豊の連載デビュー作で、陸上競技の世界で「100メートル」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いたスポーツ漫画「ひゃくえむ。」をアニメーション映画化。 生まれつき足が速く、友達も居場所も当たり前のように手に入れてきたトガシと、つらい現実を忘れるためがむしゃらに走り続けていた転校生の小宮。トガシは小宮に速く走る方法を教え、放課後に2人で練習を重ねていく。打ち込めるものを見つけた小宮は貪欲に記録を追うようになり、いつしか2人は100メートル走を通じてライバルとも親友ともいえる関係となる。数…

  • 『キムズビデオ』消えた映画聖地の数奇な運命と奪還劇

    『キムズビデオ』 www.youtube.com 映画ファンの聖地となっていたニューヨークのレンタルビデオ店「キムズビデオ」の膨大なビデオコレクションの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。1987年、韓国系移民のキム・ヨンマンがニューヨークに開業したキムズビデオには、世界中から収集された5万5000本もの貴重な映像作品が取りそろえられ、多くの映画ファンたちが通い詰めていた。しかしビデオレンタルの時代は終焉を迎え、2008年に惜しまれながらも閉店。数年後、キムズビデオの元会員デビッド・レッドモンがコレクションの行方を捜索すると、イタリアのシチリア島にある村サレーミに移設されていたことが判明する。…

  • 『アーセナルvsニューカッスル』死闘を制したアーセナル、勝負を分けた好判断連発

    『アーセナルvsニューカッスル』 4エゼのファーストタッチからの技あり6サカ上手い13エゼこういう判断抜群だな24全員の好判断が揃ったな27エゼ無理効くな 59アイデアの応酬だが63サカとエゼのコンビネーションエグいな64ライス冷静にコースへ68ティンバーのこういう突破力頼もしい94ウーデ、ここしかないやつ96パンチングより高いマガリャン97ライスこの時間に効いてるな この勝ちはデカい。 勝てる試合を勝ち切ることも当然重要ですが、勝てなそうな試合こそ勝てるということが優勝への布石。 正直レフェリーのジャッジ、運に突き放されたような試合展開に、「これは負けるんだろうな」と暗雲立ち込めたのは言うま…

  • 体毛・猿人・科学者…カオスと知性が共存する『ヒューマンネイチュア』

    『ヒューマンネイチュア』 ビョークの「ヒューマン・ビヘイビア」などのクリップで知られるゴンドリー監督は、スパイク・ジョーンズとNYのチボマットのライブで出会い、カウフマンを紹介され、彼に見せられた脚本が気に入って本作が誕生。 ちなみに、撮影のティム・モーリス=ジョーンズはゴンドリーとはクリップで組んできた仲だが、ガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と「スナッチ」のカメラマンでもある。 風刺的であり、現代に通じる部分もありというのは奇想天外な物語を考える彼ならでは。 カウフマンのような脚本家というのは大好物で、奇人、変人というような類の独創性を持った人物は本当…

  • ヴィンテージ家具の極み『ソファ購入記』──エアボーン社と出会ったバラガンmeetsミッドセンチュリー

    『ソファ購入記』 念願のソファを。 ヴィンテージショップやリユースストア、ネット上なども含め、ずっと探して早5年ほど。 これまたフロアスタンド同様のテイストで探していた中、思うようなものには中々出会えない。 予算を全く気にしなければそれはあるわけですが、そこも度外視は出来ない。 まず探していた絶対条件として、全てファブリックで覆われ、カラーはグレーもしくは生成りに近いベージュというもの。 あくまでもこれは最低条件で他にもあるにはある。 難しいのがそうしたもので、状態も悪くなく、バラガンmeetsミッドセンチュリー的なるデザインを欲していたので非常に難しい。 ルイス・バラガン 空間の読解 作者:…

  • 『ハックルベリィ・フィンの冒険』から『ジェイムズ』へ続く文学の系譜

    『ハックルベリィ・フィンの冒険』 かつてヘミングウェイは言った。「アメリカ近代文学の散文のスタイルは、ハックルベリイ・フィンという一冊の書に源を発した」子供だけでなく、大人にも愛読され続ける、アメリカ文学の傑作。 トムとの冒険で大金持になった浮浪児ハックは、未亡人の家に引きとられて教育を受けることになった。固苦しい束縛の毎日――。飲んだくれの父親が金をせびりに現われるに及んで、逃亡奴隷の黒人ジムとハックの脱出行が始まった。筏でミシシッピー川を下る二人を待ち受けるのは、大暴風雨、死体を載せた難破船、詐欺師たち……。現代アメリカ文学の源泉とまで言われる作品。 新刊で発売した「ジェイムズ」を読む前に…

  • 『ガンズ・アンド・キラーズ』感想|西部劇×ファッション×親子の宿命、95分の美学

    『ガンズ・アンド・キラーズ』 ニコラス・ケイジが主演を務めた西部劇アクション。 かつて凄腕のガンマンとして名を馳せたブリッグスは、現在は家族と雑貨店を営みながら平穏に暮らしていた。ところがある日、妻が無法者たちに殺されてしまう。復讐を果たすべく再び銃を手にしたブリッグスは、12歳の娘とともに凶悪武装集団に立ち向かう。 主人公の娘役に「ブラック・ウィドウ」のライアン・キーラ・アームストロング。「アクト・オブ・バイオレンス」のブレット・ドノフーが監督を務めた。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。 なんとなくニコラス・ケイジ観たさでの鑑…

  • 『アーセナルvsマンチェスター・シティ』ペップ流5バックを打ち破った一瞬の美学返し

    『アーセナルvsマンチェスター・シティ』 3カラフィオーリ足元も上手いな27マドゥのギリ攻め、誰かいてくれ31スビの絶妙なボール保持がスペース生むな36ライスこういう局面で進軍トライできて、奪われないやつ39ライスのパワフルキャリー42ティンバーめちゃくちゃ良いクロス50サリバやっぱりハーランドと相性良いのか 47サーモンのサイドチェンジうまっ49スビの流し気味の受け方52エゼの受けさり気ないグッド60エゼタイミングコントロール力62サカのこれよ、身体プロフェッショナル93マルティ、お前が決めたのが大きい 策と策、その狭間で揺れ動く。 師弟関係の対戦はいつも通りの膠着状態、一瞬の駆け引きで決す…

  • ネオン、暴走、反抗――『狂い咲きサンダーロード』が刻んだ日本映画の異形の魅力

    『狂い咲きサンダーロード』 www.youtube.com 鬼才・石井岳龍(石井聰亙)監督が1980年、日本大学藝術学部映画学科在籍時に卒業制作として発表したインディペンデント映画で、同年に東映セントラルフィルムの配給で劇場公開もされた作品。幻の街「サンダーロード」を舞台に、暴走族や政治結社に反抗する若者の戦いをバイクやロック音楽、バイオレンスを満載に描いた。 暴走族「魔墓呂死」の特攻隊長・仁は、警察の取り締まりに対して平和的な路線を歩もうとしたリーダーの健に反発し、実力行使で反抗を試みる。やがて抗争の中で右腕と右足を切断され、バイクに乗れない体になってしまった仁だったが、それでもなお抗うこと…

  • 『ロゴ決めたでの話』廃墟の色と星の符号、BLCRACKREVERSEの核が誕生

    『ロゴ決めたでの話』 ついに誰も望んでいないロゴが決定した。 別に何をするでも無い、それなのにこの”BLCRACKREVERSE”という文字を使いだしてどれくらい経つだろう。 かれこれ15年以上だろうか。 そんなロゴフォントとロゴマークもついに完成。 必用も無いわけだから、勢いもあるだろうし、それ以上でも以下でも無いというのが正直なところ。 自分の中に煮詰めていた考えとネーミングの断片を集積し、旧来の盟友KYOの協力の元、共に完成。 フォントに関しては 2000年前の石碑や古文書にも使われていた、「Trajan」をベースにカッティングと細かな調整でこのフォントに。 やはりというか長年の付き合い…

  • 『ウムヴェルト』に宿る五十嵐大介の“環世界”──精緻な短編集の神秘を読む

    『ウムヴェルト』 『ディザインズ』『リトル・フォレスト』『海獣の子供』などで絶対的な支持を獲得している五十嵐大介の作品集、待望の登場! 2004年から2014年にかけて描かれた短編は、「この世界のどこかにいる、かもしれない」──そんな「未確認生物」をモチーフとした珠玉の10タイトル。『ディザインズ』の原型となる読み切り『ウムヴェルト』も網羅し、五十嵐大介の環世界が惜しみなく放たれた1冊! これぞ五十嵐大介な世界を堪能できる珠玉の短編集。 精緻なタッチ、独特の世界認知、彼が作り出す漫画の世界というのは、本当に独特で重層的な世界観に溢れている。 10本の短編が掲載されているわけですが、全てにおいて…

  • 甘すぎない神チョコ味!『Gold Standard 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート』レビュー

    『Gold Standard 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート 』 【国内正規品】ON Gold Standard 100% ホエイプロテイン ダブルリッチチョコレート 主原料WPI 907g(2lb) 「ボトルタイプ」 オプティマムニュートリション(Optimum Nutrition) オプティマムニュートリション(Optimum Nutrition) Amazon Gold Standard 100% ホエイ プロテイン ダブルリッチチョコレート 2.27kg (5lbs) [米国メーカー正規品] [海外直送品] オプティマムニュートリション(Optimum Nutr…

  • 『KNEECAP ニーキャップ』感想:暴力とユーモアが混じる北アイルランド発ヒップホップ映画

    『KNEECAP ニーキャップ』 www.youtube.com 2022年まで北アイルランドでは公用語として認められていなかったアイルランド語でラップをし、過激なリリックとパフォーマンスで注目を集める北アイルランド出身のヒップホップトリオ「KNEECAP」の誕生を、アイルランド語法制化を求める抗議活動を背景にたどった半自伝的ドラマ。北アイルランド紛争の傷跡が残る西ベルファストの労働者階級の若者たちの姿を、ユーモアを交えながらスタイリッシュな演出で描き出す。 ベルファストで生まれ育ったドラッグディーラーのニーシャ(MCネーム:モウグリ・バップ)と、幼なじみのリーアム(MCネーム:モ・カラ)。麻…

  • 『アーセナルvsノッティンガム・フォレスト』マドゥエケの衝撃!攻守に輝き放つ新たな右翼

    『アーセナルvsノッティンガム・フォレスト』 9マドゥ、コーナーもいけそうだな15モスケラの予測と対応26ヌワネリのワンタッチ良き30マドゥもう一歩を持ち出せるの魅力48エゼ狭い局面エキセントリックだな 45これが新しい形の一つではあるだろうな52遅らせることに意味がある62マガリャン体の使い方69縦パスええな、モスケラ 圧倒、しかし少々の不安の残る。 試合感というか、同じチームの試合をずっと観ていると、途中でなんとなくテンションが伝わってくるという時がある。 この試合でのそれは押しているけど熱しきれないという感覚。 ポゼッションは54%と試合通して保持していたのはアーセナルですし、攻めきれて…

  • ヨンスの気分を纏う『The River半袖シャツ』リネン感夏コーデ

    『The River半袖シャツ』 夏前のEPによる復帰から、フジロックを経て、なぜだかSuchmosのヨンスファッションが気になり、細身の着こなしが多い中でそれでは無い感じ。 ちなみにそのEPは個人的にSuchmosの中でもトップクラスに好きな作品。 リンク トップスをタイト目な開襟シャツスタイル+ボトムは程よいストレート。 このスタイルがメチャクチャ今の気分でして、ということでのこのシャツ。ヨンスが着ている藍染的なシャツと色は異なるが質感は割と似ている。 これまたメンズノンノモデル時代からとりわけ好きだった「jun hagan」のブランド「The River」。 The River(ザ・リバ…

  • 映画『コンティニュー』感想|死のループが快楽に変わる瞬間、アクションとSFの絶妙なミルフィーユ構造

    『コンティニュー』 www.youtube.com 「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのフランク・グリロが主演を務め、ナオミ・ワッツ、メル・ギブソンが共演したSFアクション。 元デルタフォース特殊部隊員のロイは、毎朝、目覚めた瞬間に謎の殺し屋に襲われ、殺される日を繰り返していた。銃で撃たれ、爆弾で吹き飛ばされ、刃物で刺され、何度殺されても生き返るロイは、生と死のループを繰り返し、同じ1日を無限に生きていた。死のループから抜け出すために何度もトライ&エラーを重ねる中、科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画の手掛かりをつかむ。真実を暴き、追われる身となった元妻を救うため…

  • 『悪いものが、来ませんように』に潜む日常の恐怖と家族の歪み

    『悪いものが、来ませんように』 緊迫感あふれる二人の関係から目を逸らせない。――作家 小野不由美 助産院の事務に勤めながら、紗英は自身の不妊と夫の浮気に悩んでいた。誰にも相談できない彼女の唯一の心の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も母や夫と理解し合えず、社会にもなじめず紗英を心の支えにしていた。二人の強い異常なまでの密着が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺体で見つかったのだ。これをきっかけに二人の関係は大きく変わっていく! 一気読みが止まらない、そして驚愕のラスト! 「絶対もう一度読み返したくなる!」「震えるような読後感!」と絶賛された傑作心理サスペンス…

  • 『Reverb Time 60』で出会う虚像の彫刻と織物――マシュー・モナハン×黒瀧藍玖

    『マシュー・モナハン×若手作家・黒瀧藍玖による展覧会「Reverb Time 60」』 SNSで流れてきて気になっていた展示へ。 馬喰横山にある「SOM GALLERY」という所で行われていたのですが、中々興味深い展示でした。 somgallery.com 独特な造形と、表現、認知における解釈。 そもそもマシュー・モナハンはMoMAに展示などもされている方なようで、存じておらず。 マシュー・モナハン(Matthew Monahan, 1972年生まれ)は、ロサンゼルスを拠点に活動するアメリカの現代美術作家です。 特徴 彫刻やインスタレーションを中心に制作。 発泡スチロール、ガラス、金属、布、紙…

  • 黄緑のフェードが秀逸すぎる『Bear Tシャツ』の魅力

    『Bear Tシャツ』 今回は某西海岸にて。 全体的なフェード感とカラーリングが秀逸。 手に取った瞬間、この何とも言えない黄緑がフェードした色味と、細部の綻び、ボディの質感にやられた。 袖口はシングルステッチになっており、80~90年代と考えられ、おそらくは「Bear Surfboards」というブランドのものではなかろうかと。 「Bear」は、1970年代にアメリカ・カリフォルニアで誕生した サーフブランド「Bear Surfboards(ベアーサーフボード)」 のアパレルラインのひとつです。 ブランドの概要 起源1970年代のカリフォルニアで設立されたサーフブランド。特にサーフボードが有名…

  • 『IKEA STOCKHOLM 2025 フロアライト』トラバーチン台座が映えるヴィンテージと調和する照明美学

    『IKEA STOCKHOLM 2025 ストックホルム 2025 フロアライト』 間接照明を探し始めてかれこれ数年。 元々は海外の夜の過ごし方に憧れ、映画内でのそれを着想に部屋との調和で探しておりました。 部屋のテイストはルイス・バラガンwithミッドセンチュリーという感じで、彩度は抑えつつ、要所でPOPなカラーリングを持たせる。 そこにスペースエイジであったり、ミッドセンチュリーの要素をうざくならない程度に。 ということを考えておりまして、デスクライトorスタンドライトが欲しかったんですよ。 これもヴィンテージを中心に探していたのですが、これは新品だが見た時にありだなと。 発売前からテイス…

  • 新恐竜の造形と人類のエゴ『ジュラシック・ワールド 復活の大地』レビューと余韻

    『ジュラシック・ワールド 復活の大地』 www.youtube.com 1993年にスティーブン・スピルバーグが生み出した第1作「ジュラシック・パーク」から始まり、これまでのシリーズ6作がいずれも大ヒットを記録してきた「ジュラシック」シリーズの通算7作目。スカーレット・ヨハンソンら新たな顔ぶれのキャストで、前作「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」から5年後を舞台に、新章の幕が開ける。 熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネットは、信頼する傭兵のダンカン・キンケイド、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士らとともに、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島へ足を踏み入れる。そこはかつ…

  • 『1999展 ―存在しないあの日の記憶―』に浸ると分かる「どんな今であっても今がある」理由

    『1999展 ―存在しないあの日の記憶―』 夢か虚構か、そう問われた時に浮かぶものは何なのだろうか。 あの頃思っていた”ノストラダムスの大予言”を再びに思う時、浮かび上がるもの、あの時思っていたこと。 当時、小学生〜中学生にあった自分にとって、都市伝説や、怪談といったものは身近で、わくわくさせられるもの、恐怖を抱くもの、表裏一体の感情が混濁した対象として存在していた。 そんな折に、誰しもが耳にしていたあの予言。 あれは何だったんだろう。 この展示の詳細を見た時にまず思ったのがそうした印象だった。 「もし1999年7月、本当に世界が終わっていたら?」という“if”の世界を体験できる、没入型ホラー…

  • 『アーセナルvsリヴァプール』激闘レビュー|アンフィールドで示した成長と課題

    『アーセナルvsリヴァプール』 激アツな試合、そして結末はいかに。 ホント煮えたぎりました。 結果だけ見れば残念ではありますが、試合内容はほぼ互角。 序盤でサリバ負傷(練習時から怪しかったらしい)、キャプテン不在、エースサカも同様に不在ということを考えるとまあまあというところ。 そうした中、アンフィールドとあって、不安材料しかないわけですよ。でも、試合後はそう思っていた自分を恥じたいくらい、よくやってくれました。 ハッキリ言って、もう不安に思うスカッドでは無いんですよね、実際のところ。 今ではダブルチームを組めるくらいになったかと思うと、感慨深いほどに成長したわけで。 とまあそんな試合展開です…

  • 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』ファンサービスと混乱する世界観の行方

    『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』 www.youtube.com 現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集めるメガヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章。 2015年の「ジュラシック・ワールド」でメガホンをとったコリン・トレボロウが再び監督に復帰し、シリーズ生みの親であるスティーブン・スピルバーグが引き続き製作総指揮を担当。「ジュラシック・ワールド」シリーズの主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で中心となったサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士もカムバックする。…

  • 『ジュラシック・ワールド 炎の王国』感想|恐竜映画とゴシックの交錯、シリーズの宿命とは

    『ジュラシック・ワールド 炎の王国』 www.youtube.com シリーズ14年ぶりの新作として2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった「ジュラシック・ワールド」の続編。 前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の…

  • 新たなる世界の幕開け『ジュラシック・ワールド』|綺麗事は抜きに描かれた“サバイブの哲学”

    『ジュラシック・ワールド』 www.youtube.com スティーブン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目。前作「ジュラシック・パークIII」以来14年ぶりの新作で、スピルバーグは製作総指揮を担当。新鋭コリン・トレボロウ監督がメガホンをとった。 事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもっ…

  • 『ジュラシック・パークIII』92分で味わう恐竜×冒険×家族愛のジェットコースター映画体験

    『ジュラシック・パークIII』 www.youtube.com 現代によみがえった恐竜と人間たちの攻防を描く大ヒットシリーズ「ジュラシック・パーク」の第3作。 古生物学者のアラン・グラント博士は実業家を名乗る男ポールとその妻アマンダから、恐竜が生息するイスラ・ソルナ島を上空から見学するツアーのガイドを依頼される。多額の報酬を積まれ仕方なく引き受けるグラントだったが、ポールたちはグラントとの約束を破って島に着陸してしまう。 実はポールとアマンダの真の目的は、8週間前に島の近くでパラセイリング中に消息を絶った息子エリックを捜すことだった。 第1作でグラント博士を演じたサム・ニールが再び同役を務め、…

  • 『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』恐竜の冒険と“ファッションの妙”を再発見する

    『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』 www.youtube.com インジェン社のハモンドより、恐竜生産の拠点だった「サイトB」の存在を知らされたマルコムは、すでに出発したという恋人の古生物学者サラを追って現地へ。するとハモンドの甥でパーク再建を目論むルドローの部隊も上陸し、次々と恐竜を生け捕りに…。 これまたオープニングの期待値は高い。 カメラワークと人の重なり、そこからあの島でのバカンス風景。わかっているようでわからない、未知なるミニ恐竜の登場。 そして物語の幕開けは前作の地続きから。 あいも変わらず人間は欲に塗れているなというゲスさを孕みながら、当然の流れへと進んでいくわけです。…

  • ワクワクでぶっ飛ばす快感!『ジュラシック・パーク』が教えてくれる映画体験の原点

    『ジュラシック・パーク』 www.youtube.com スティーブン・スピルバーグ監督がマイケル・クライトンの同名小説を実写映画化したSFパニックアクション。 現代によみがえった恐竜と人間たちの戦いを、当時最先端のリアルなCG映像で描き、世界的ヒットを記録した。生物学者グラントと恋人の古代植物学者サトラーは、大富豪ハモンドがコスタリカ沖の孤島に建設した施設に招待される。 そこは、最新テクノロジーによってクローン再生された恐竜たちが生息する究極のテーマパークだった。グラントたちは同じく招待された数学者マルコムやハモンドの孫である2人の子どもたちと一緒に、コンピュータ制御された車に乗り込んで島内…

  • ヴィンテージ×モーターカルチャー『ハーレーダビッドソン』的なるTシャツ制作記

    またまたこの季節。 最近は年間行事となった、夏T1枚チャレンジ。 夏になったら必須のアイテム、Tシャツを自作するという完全に個人的な備忘録。 その時、その時期にアツいものにフォーカスして作成するわけですが、今回は車、バイクといったモーターカルチャーものが何故だか気になる。 車映画やそうしったものには以前から惹かれる何かがあると書いたと思うのですが、去年~今年にかけては一層その感が強かったんですよね。 映画の影響は大きいと思いますが、ファッション誌、インスタなどでもそういったモータースポーツのものをちょいちょい見るようになってまして。 最初はチェッカーフラッグ柄で作成したいなと思っていたところに…

  • 『アーセナルvsリーズ』スビメンディが中盤支配、サカの一撃で試合が激変

    『アーセナルvsリーズ』 5スビ身のこなしはさすが7ウーデ、こういうシュートは続けてほしい15スビの目の付け所28ラヤ良きフィード32マドゥとカラフィの関係性悪く無い45サカらしい一撃、ファーハイ48スビのスペース作り上手いな 48この強引さを欲していた54マドゥもキープ力あるな67マジでスビはどこにでもいるな74サーモンさっきから気が効くな 徐々にブーストされるモチベーション、正直得点はしたものの、前半アディショナルでのサカのスーパーなゴールが入るまでは展開に面白みを感じず。 それがそこから一変するという。 まず、サカが通常運転のサカをしてくれ、あんばファーサイドのハイを利き足でない右でブチ…

  • 人生にハッピーエンドはあるのか?『天使の分け前』が示す生き方の本質

    『天使の分け前』 www.youtube.com イギリスの名匠ケン・ローチが、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。 スコットランドを舞台に、恋人や家族からも見放されていた青年が、信じられる仲間を得たことで前向きになっていく姿を、笑いや涙を交えて描く。 ケンカの絶えない人生を送るロビーは、恋人レオニーや生まれてくる赤ちゃんのために人生を立て直そうとするが、なかなかまともな職に就けず、またもトラブルを起こしてしまう。服役の代わりに社会奉仕活動を命じられ、そこで3人の仲間と出会ったロビーは、奉仕活動指導者でウイスキー愛好家のハリーからスコッチウイスキーの奥深さを教わり、テイスティングの才能…

  • 『おもひでぽろぽろ』が示す“思い出の意味”――忘れていた日常こそ人生を形作る

    『おもひでぽろぽろ』 www.youtube.com 「火垂るの墓」の高畑勲監督が、岡本螢・刀根夕子原作の同名コミックを映画化した長編アニメーション。 1982年、夏。10日間の休暇を取った27歳の会社員タエ子は、姉の夫の親戚が暮らす山形へ旅に出る。東京で生まれ育った彼女には、小学5年生の時、田舎がなくて寂しい思いをした記憶があった。旅の途中、彼女は当時の懐かしい思い出を次々と蘇らせていく。小学5年生の自分を連れたまま山形に到着した彼女は、親戚の家の息子トシオや農家の人々と触れ合う中で、本当の自分を見いだしていく。 主人公・タエ子の声を今井美樹、トシオの声を柳葉敏郎がそれぞれ演じた。 何年ぶり…

  • 文庫・カクヨム・映画で変わる恐怖体験『近畿地方のある場所について』

    『近畿地方のある場所について』 www.youtube.com 「このホラーがすごい!2024年版」で第1位を獲得するなど大きな話題を呼んだ、背筋によるホラー小説「近畿地方のある場所について」を、「貞子VS伽椰子」「サユリ」の白石晃士監督が映画化。 オカルト雑誌の編集者が行方不明になった。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。同僚の編集部員・小沢悠生はオカルトライターの瀬野千紘とともに彼の行方を捜すうちに、それらの謎がすべて“近畿地方のある場所”につながっていることに気づ…

  • 『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド』新章開幕!3rdユニの勇姿とラヤ神話

    『アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド』 9ウーデの即座のスルー17ウーデぽさ37ラヤの良さ 52こういうギョケのポストは強さでるな63ラヤの良きリスタート73ラヤマジ神 ついに新章開幕。 長かったようで短かったと毎年思うわけですが、今年もそれ。 このカード、オールド・トラッフォードにて幕開けというのも落ち着かないところではあったのですが、結果的にはとりあえず勝利できて一安心。 純粋にアウェイでユナイテッド相手に勝てたというのはそれだけで大きい。なので結果はさておきということですよ。 スタメンはこんな感じ。 それにしてもユナイテッド気合入ってましたね。 マジで強かった。 セットプレーでの…

  • 映画『国宝』レビュー|李相日が切り裂く「芸を生きる」という宿命

    『国宝』 www.youtube.com 李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ。 任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名し…

  • 『儚い羊たちの祝宴』暗黒童話のような優美で残酷な五つの事件

    『儚い羊たちの祝宴』 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。 翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。 甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。 暗黒ミステリというのはまさにであって、個人的な読後感としては学生時代に読んだ暗黒童話的なるものに近似を感じる。 当時中学生だった自分にとって、本を読むのは授業のみというようなもので、そこまで面白いと思ったことなど…

  • プレシーズン最高傑作!『アーセナルvsアスレチック・ビルバオ〜プレシーズン編〜』で見えた開幕布陣

    『アーセナルvsアスレチック・ビルバオ〜プレシーズン編〜』 6ダイナミックな展開ありやな11さっきもだけどサカが良い、ロングフィードからの14カラフィオーリ守備も攻めてるな30カラフィからのマルティ、ギョケ、関係性悪くない35スビがポケット取るのも新鮮36この得点の流れヤバい、ウーデ、ギョケ、ウーデ、マルティ、サカ39スビの際強し 57爆速のラヤフィードからの66ラインブレイク上手いギョケ69ウーデのこれが欲しいのよ77スビのスキルと判断79スビ見えてんな82覚醒後ハヴァーツ85ヌワネリ負けてない86マドゥエケもリズム感良い88スビ嘘だろ、そこに 終わり良ければ全て良し。 まさにそんなような一…

  • 『アーセナルvsビジャレアル〜プレシーズン編〜』新シーズンを占う若手躍動と厚みの証明

    『アーセナルvsビジャレアル〜プレシーズン編〜』 3ヌワネリ上手し6ギョケ、プレス早っ27サカ、ホワイトのこういう関係は抜群28久々のスケリーのこの推進力 51メリーノ顔出しナイス66ウーデのスペースを利用させるスルー77スビの良き縦パス83ダウマンやり切れるところが良い 前半序盤のエンジンと後半の起爆、プレシーズンならではの試行錯誤は見えたので、まあその点に関しては楽しめたのではないでしょうか。 まずスタメンから。 かなりいじってるなという印象ですが、気になったのは当然ギョケですよね。 63分の出場でタッチ数14。 正直なところ、まだ色々と不明ですが、左に流れてのプレーに関しては何度か良い局…

  • 『学校の怪談』はなぜ今も心をつかむ?純度100%のジュブナイル怪談

    『学校の怪談』 www.youtube.com どこの小学校にも、ひとつはある怪談話。子供たちの間で秘かなブームを呼んでいるそれらの話をベースに、お化けが出ると噂される旧校舎に迷い込んだ先生と生徒たちの一夜の恐怖の体験を描く。監督は「よい子と遊ぼう」の平山秀幸。脚色を「お引越し」の奥寺佐渡子、撮影を「Mr.Children in FILM【es】」の柴崎幸三が担当している。主演は「大失恋。」の野村宏伸。 夏のお供といえば怪談、ホラーなわけですが、定期的に見返したくなる作品というのも確かに存在する。 本作もその一つで、ジュブナイル的なストーリー、青臭いような恋愛、拙さも飲み込んでの世界に浸りたく…

  • 『アーセナルvsトッテナム〜プレシーズン篇〜』 ギョケ仕様のクロスと攻撃設計の試行錯誤

    『アーセナルvsトッテナム〜プレシーズン篇〜』 17ライス運動量エグいな18サリバトラップがCBじゃないんよ31サカあれでも突破するからね37プレスは全体的に早いな 57小柄なのにスケリーやっぱ強いな68このホワイトのクロスはギョケ用か?70キヴィのこれもだな81ダウマン凄いとこ出すな 悪かったというわけでは無いが、良くもない。 プレシーズンマッチとはいえ、このカードになると熱が入らざるを得ないわけで、そんな状況で観ていると、正直シーズン中並のテンションになってしまうんですよね。 とりあえずスタメンはこんな感じ。 ノアゴー、キヴィがいつもとは変化ありという感じで。ウーデも初スタメンですかね。 …

  • 『総合開館30周年記念 ルイジ・ギッリ 終わらない風景』|記録ではなく記憶を撮るということ

    『総合開館30周年記念 ルイジ・ギッリ 終わらない風景』 写真を撮る際に影響を受けているというか、価値観、構図、写真への姿勢、そうした印象と共に、何よりもまず写真そのものに惹かれるという感覚。 彼の写真にはそれがあって、何も知らずとも惹かれてしまう何かがあったのが印象的なフォトグラファーの一人。 そんな彼の展示があると聞けばまあ行くわけで、結果的には大満足。というか予想以上。 まずルイジ・ギッリって誰よ。というところについてですが ■ ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)略歴生年:1943年1月5日 出身地:イタリア・エミリア=ロマーニャ州 レッジョ・エミリア近郊のスカンディアーノ 没年…

  • ダウマン、15歳の衝撃!『アーセナルvsニューカッスル〜プレシーズン編〜』で見せた天才の片鱗

    『アーセナルvsニューカッスル〜プレシーズン編〜』 プレシーズンとは思えぬ強度、両者全く引かずでしたが、今勝利は歓喜。 とにかく白熱しました。 メチャクチャ盛り上がった試合というわけではないのに、何故か選手たちの熱量はビンビンに感じたような試合展開。 スタメンはサーモン意外は変わってなかったですね。 ただ今回も交代のオンパレード。これだからプレシーズンは面白い。 まずサーモンとマルティネッリの違いが出た前半でしたね。 というのも色々なタスク、オプションや形をこなすにはサーモンに分がありますが、一対一のサイド突破に関してはマルティネッリに分があるという。 これは前々からわかっていたようなところで…

  • 『アーセナルvsミラン』プレシーズン初陣!進化見えた若手と補強陣の今

    『アーセナルvsミラン』 5ライスの推進力変わらず何より14ホワイトよく通したな17サカの突破力やはり力になる21この関係はもはや定番22ヌワネリさっきのプレーもだけど随所にキレあるな26サリバ間に合い、落ち着きの対応27ヌワネリ準備は出来てたな29狙いはサカ通り30ライス寄せ早いな39ラヤのパント、スピード感、狙い41マルティもお得意の突破炸裂 49サリバ手抜かんな53キヴィこの位置からのクロス良いんだよな58スビとウーデの関係性悪くない75ダウマンもターンとか落ち着いてるのよね81サーモン、パンチあるな85ネルソンも調子良さそう プレシーズン一発目ということで正直試合云々というよりも久々に…

  • “ただリアル”が心を打つ|ショーン・ベイカー初期の傑作『プリンス・オブ・ブロードウェイ』

    『プリンス・オブ・ブロードウェイ』 www.youtube.com 「ANORA アノーラ」でカンヌ国際映画祭パルムドールおよびアカデミー作品賞を受賞したショーン・ベイカー監督が、2008年に手がけた長編第3作。 ニューヨークの路上でブランド品の偽物を売り、生計を立てる黒人青年ラッキー。ある日、かつての恋人が現れ、彼が存在すら知らなかった“息子”を連れてくる。突然“パパ”になったラッキーと幼い子ども、そんな彼らを取り巻く人間模様をチャーミングに描き出す。 後に「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」の製作総指揮を務めるダーレン・ディーンがベイカー監督と共同で脚本を手がけ、ベイカー監督が撮影も担当…

  • 『13階段』で試されるのは犯人探しじゃない――あなたの“信じる力”だ

    『13階段』 宮部みゆき氏絶賛!!!手強い商売仇を送り出してしまったものです。――(本書解説より) 犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。 思い描く犯人像が移り変わる。 話の始まり、徐々に明かされる真実、そこかしこに散らばった伏線が頭をかき乱し、そのどれが真実で、というよりも何を信じればいいのかの輪郭が曖昧にぼやけてくる。 正直読み始めての感想と…

  • 『Bluetooth 5.1 SHOKZ OpenMove』は走る快感を変える骨伝導イヤホン

    『Bluetooth 5.1 SHOKZ OpenMove』 underTOWNのクルーであり友人のhr-d氏からオススメされていたランニングに纏わる諸々。 最近特に力を入れているらしく、その界隈の話もするわけですが、その時、というか以前から気にはなっていたが手を出せていなかったランニング中のお供を購入いたしました。 ランニング中というのは音楽やラジオを聴く絶好の機会とあって、何かしらは聴いているわけですが、今までは使用しなくなったワイヤレスイヤホンを使っていたんですよ。 それがついに壊れてきて、メイン機もまだ買ったばかりなのでランニング用にするのは気が引け、そこでついにランニング用をと。 ち…

  • 『本陣殺人事件』──赤の構図と無音が魅せる異形のミステリー

    『本陣殺人事件』 横溝正史の同名推理小説の映画化で、地方の由緒正しい旧家で行った“密室殺人”を描いた推理映画。脚本・監督は「餓鬼草紙」の高林陽一、撮影は「子連れ狼 冥府魔道」の森田富士郎がそれぞれ担当。 横溝正史原作といえば市川崑監督のイメージが強いところがありますが、最近のミステリー熱から、こちらも観てみることに。 監督は高林陽一、そう聞いてもピンとこないというのが正直なところなのですが、予想以上に市川崑的というか、要所要所で似ているところがあるなという印象。 まず、OPのカラフルなルックが印象的で、最初はあれが何を表しているのか、美しい火花のような、閃光のような。 それが終盤で何によるもの…

  • なぜ『オールドスパイス』は“フィジー”に帰結するのか?香りと記憶の関係

    『オールドスパイス フィジー』 制汗剤として、海外のものって何故だか魅力的に映るといいますか、匂いがそうさせるのか、ビジュアルがそう見せるのか。 オールドスパイス自体は学生時代から憧れであり、マイスタンダードでもあり。 わりと色々なものを試してきたんですが、やっぱり戻ってくるのがこちらの”フィジー”。 大抵はピュアスポーツに落ち着く人が多いかなという印象なのですが、私的には断然”フィジー”。 ルーティンで使用しているのはこのデオドラントのみなのですが、夏などはボディソープもあり。 南国をイメージさせるような香りと、そこまで強くない、でも確実に異国感漂う雰囲気。 なんか好きなんですよね。 オール…

  • 『しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術』が仕掛けたマジシャン作家の罠とは?

    『しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 』 驚愕! こんなことが出来るとは。マジシャンでもある著者が企んだ、「紙の本ならでは」の仕掛け。 未読の人には、絶対に本書のトリックを明かさないで下さい。 二代目教祖の継承問題で揺れる巨大な宗教団体〝惟霊(いれい)講会〟。超能力を見込まれて信者の失踪事件を追うヨギガンジーは、布教のための小冊子「しあわせの書」に出会った。41字詰15行組みの何の変哲もない文庫サイズのその本には、実はある者の怪しげな企みが隠されていたのだ――。マジシャンでもある著者が、この文庫本で試みた驚くべき企てを、どうか未読の方には明かさないでください。 この作りは奇想天外。 マジ…

  • 『屍人荘の殺人』は綾辻×ロメロのハイブリッドだ!

    『屍人荘の殺人』 神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通うもう一人の名探偵、剣崎比留子と共に曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。初日の夜、彼らは想像だになかった事態に見舞われ荘内に籠城を余儀なくされるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。たった一時間半で世界は一変した。数々のミステリランキングで1位に輝いた第27回鮎川哲也賞受賞作! ミステリーは面白い。 何事にもタイミングというものがあるわけで、好きなもの、ことにもタイミングがある。 何故か唐突にミステリー系が読みたくなり、積読本から手に取ったわけですが、惹きこま…

  • 記憶は曖昧でこそ美しい|『話の終わり』の文体の魔法が心に残る理由

    『話の終わり』 書くことをめぐる無二の長編 「翻訳の仕事をしていると、たまに「自分が今までに訳したものの中で一冊だけ自分が書いたことにできるなら何か」と質問されることがある。そんなとき、私はいつだって「『話の終わり』!」と即答してきた。それくらい私にとっては愛着の深い作品だ」(本書「訳者あとがき」より) 語り手の〈私〉は12歳年下の恋人と別れて何年も経ってから、交際していた数か月間の出来事を記憶の中から掘り起こし、かつての恋愛の一部始終を再現しようと試みる。だが記憶はそこここでぼやけ、歪み、欠落し、捏造される。正確に記そうとすればするほど事実は指先からこぼれ落ち、物語に嵌めこまれるのを拒む――…

  • 『So Long, Astoria』はなぜ夏に聴きたい?アタリスの名盤に宿る“青春の郷愁”

    夏が来た。 そして何故かアタリスが聴きたい。 01. So Long, Astoria 02. Takeoffs And Landings 03. In This Diary 04. My Reply 05. Unopened Letter To The World 06. Saddest Song, The 07. Summer '79 08. Hero Dies In This One, The 09. All You Can Ever Learn Is What You Already Know 10. Boys Of Summer, The 11. Radio #2 Album 12.…

  • トニー・スコットの映像美と爆音が交差する『デイズ・オブ・サンダー』の魅力

    『デイズ・オブ・サンダー』 www.youtube.com 「トップガン」の製作者、監督、そして主演が再集結。ストックカー・レースに賭ける青年の姿を、迫力のレースシーンを盛り込んで描く青春ロマン。天性の才能を持つ青年コールはレースカーのビルダーとして名を博したハリーの教えを受け、そのドライブテクニックを磨いていく。悪童ぶりも徐々にエスカレートする一方、クラッシュ事故に巻き込まれてしまうコール。やがて彼は女医クレアとの出会い、そしてライバルとの争いを経て、デイトナ・レース挑戦の決意を固める……。 戦闘機とくればその次はカーレースという流れは自然なわけで。 それにしてもトニー・スコット作品は今にし…

  • 『underTOWN再始動?』あの謎紫が今、カルチャーになる

    『underTOWN再始動?』 最近また三人で会うようになり、以前以上にディグ熱が高まっていたということもありまして。 そんなこんなで以前というか数年前、「ロゴやアイコンとかあったらいいよね」と話していたのを思い出し、その時考えていた”underTOWN”という名称を使用して、ちょっと作成してみることに。 イラストは描けないが、Aiの力を駆使すればという考えもあってか、中々満足のいくものができたので書いておこうかなと。 ちなみに考えていた内容としてはこんな感じ。 「underTØWN」ブランドロゴデザインコンセプト 【コンセプト概要】 おもちゃ箱をひっくり返したような雑多感:様々なカルチャーが…

  • 『F1(R) エフワン』|音とスピードが脳を撃つ、リアル撮影の衝撃

    『F1(R) エフワン』 www.youtube.com モータースポーツの最高峰である「F1(R)」に挑むレーサーたちの姿を、ブラッド・ピット主演で描いたエンタテインメント大作。監督のジョセフ・コシンスキー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、脚本のアーレン・クルーガーら「トップガン マーヴェリック」を手がけたスタッフが集い、F1(R)の全面協力を得て、グランプリ開催中の本物のサーキットコースを使って撮影を敢行。世界チャンピオンにも輝いた現役F1(R)ドライバーのルイス・ハミルトンもプロデューサーとして参加している。 かつて世界にその名をとどろかせた伝説的なカリスマF1(R)ドライバー…

  • ロゴと配色の中毒性──『HERSHEY'S』キャップが持つ“いなたさ”の魅力

    これはもう見つけた時即買いでしたね。 個人的に思い入れのあるというか、印象的な食べ物だったり、なにかだったり。 それにまつわるロゴやカラーリングが忘れられないものってあるじゃないですか。 このHERSHEY'Sは自分にとってまさにその一つでして、子供の頃に食べていたアイスで一番好きだったのがこれ。というか単に印象的だったとも言えますが、なんか好きだったんですよね。 いまだに箱売りされていますが、当時よりも今の方がこのパッケージ、カラーリングに対する興味がそそられるという。 ファミレスで働いていた時のパフェに使用していたチョコソースもこちらでしたし、なによりフォントの印象が強いんですよね。 いな…

  • 健康より旨さが勝つ!でも健康も『エレ片のポッ!』で知った『でん六 小袋ロカボナッツチョコ』

    『でん六 小袋ロカボナッツチョコ』 最近これがメチャクチャ美味くて。 きっかけはこのラジオ。「エレ片のポッ!」 エレ片のポッ! TBS RADIO コメディ ¥0 podcasts.apple.com こちらのラジオは以前から聴いているのですが、この中で紹介されていたこちらが異様に気になり、買ってみたところ、言われている通りメチャ美味しい。 小分けになっているので仕事中などの間食に良いんですよね。 毎日食べるというわけでは無いものの、小腹がすいたり、頭が疲れた時にこそ丁度良い。 ナッツベースなので、食べ応えもありますし、でん六がやっているだけ豆感があって美味いんですよ。なんせ豆のメーカーですか…

  • 『ルノワール』が暴く大人の偽善と子供の純真──美しすぎる混沌

    『ルノワール』 www.youtube.com 長編初監督作「PLAN 75」が第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でカメラドール(新人監督賞)の次点に選ばれるなど、国内外で高い評価を得た早川千絵監督の長編監督第2作。日本がバブル経済のただ中にあった1980年代後半の夏を舞台に、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女フキの物語を描く。2025年・第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、早川監督にとってデビューから2作連続でのカンヌ映画祭出品となった。 1980年代後半。11歳の少女フキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときに大人たちを戸惑わせるほどの豊か…

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