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  • 江國香織について

    10代の頃から読み続け、今でも変わらず面白いと思える作家は少ない。 江國香織を初めて読んだのは確か、高校2年の頃だった。あの時の私は1年間で100冊の本を読むと決めていて、しかも1冊読んだ作家の別の作品はなるべく100冊の中に入れないようにしていた。100人の著作を読む、と言い換えてもよいのだろう。 初めて読んだ時から、この人の物語の印象はあまり変わらない。どの作品にも独立した世界観があり、なのに必ずこの人が描いた作品だとどれを読んでもわかる文体が1本筋を通している。 個人的に、この人の一番の魅力はその文体だと思っている。「やわらかく冴える」とか「思い出はおはじきのように丸く可憐」とか、一見つ…

  • 読書について

    字を読みながら生きてきた。 趣味というよりもう中毒なので、大体の場面において字が目の前にないと落ち着かない。一人で食事するとき、風呂、トイレ、電車に乗っているとき。本が無くてもスマホを見てしまうし、スマホの充電が無くなればメニューや車内広告やシャンプーの成分を読んでしまう。誰に言われるまでもなく行儀が悪い。読まないのは歩いているときと寝ているときくらいだ。 ここ最近はミステリー小説を読んでいるが、面白ければなんでもいい。加えてなんとか面白い部分を見つけようとする性分なので、大抵の字は面白く読める。エッセイも新書も、興味深いものはたくさんある。 だから、読書をしたらブログ記事を書きたいと毎回思う…

  • 阿・吽 おかざき真里/小学館

    川崎大師に参ったらこの漫画について書こうと決めていた。最澄と空海(後の弘法大師)の物語だ。今、個人的に一番新刊を楽しみにしている作品でもある。 出家する前から優等生で、しかし出家する前も後も、苦しみの中に居続ける最澄と悟りの境地を求める余り体を蔑ろにしてしまう野生児のような空海。各々が仏の教えに対する「才能」(と呼んでいいのかわからないが)がありすぎて、二人がそれぞれに思うことを完全に理解できるのがお互いしかいない。 最澄は既にたくさんの弟子を抱えているし、空海は「人たらし」とまで呼ばれ、友人に多く恵まれている。 それでも、周りの他の人間は、彼らの思想を完全には理解できない。 主人公二人は要所…

  • 厄払い/川崎大師

    期せずして2週連続で神仏に詣でてしまった。 こんな書き方だと失礼な気がするが、心情としてこれ以外の言いようがない。 どうも最近ツイていないことが重なっていた。詳しく書くとまた落ち込んでしまうので止めておくが、どうにも理不尽な災難が降りかかってくることが続いていた。 そういえば今年から厄年だったな、と思い出したのが昨日の昼あたりだ。 厄年の厄払いは節分までに行うのが望ましいとされている、と聞いた。昨日2/2はフラメンコの後歯医者の予約を入れていたので行く暇がなく、2/3は節分である。そして払うならば早いところ払ってしまいたい。ならばもう行くしかない。 川崎大師駅から川崎大師に行くまでの道は非常に…

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