chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 天からの手紙

    今週のお題「雪」 『雪は天からの手紙』とはよく言ったもの。中谷宇吉郎という科学者による本の題名である。こんなにしっくりくる言葉はないと思う。 この本は、厳冬の十勝岳のふもとで、中谷氏が雪の結晶を作り出すプロセスなどをやさしく語る味わい深いエッセイ集だ。岩波少年文庫から出版されているので、10代の子どもたちでも読める・・・はずなのだが、正直に言うと科学オンチの私にはちょっと難しい。頑張って読もうと思わないと、頭に入らない。それでも「雪は天からの手紙」というフレーズは、それこそ天から降りてくる啓示のように、すとんと頭の中に収まった。なぜか。 天からの手紙はロマンチックだ。昨日までの灰色の街を、一夜…

  • バレンタイン義理チョコ事情

    今週のお題「わたしとバレンタインデー」 根が生真面目なのかもしれない。私は義理でチョコを贈るのは失礼なのではないかと、ずっと思っていた。だから、職場で女子グループから男性陣に贈る「組織的義理チョコ」以外は、義理チョコを贈ったことはない。 しかし先日、「義理でも貰うのは嬉しかったなあ・・・」という声を聞いて、「あ、そうか」と思った。 この辺りのこと、実は前回のブログに書いたのでよかったらお読みください。 www.lupinus-satoutubo.com 「義理」の中に相手を大切に思う気持ちがこもっているならば、義理チョコもまんざらではないのだろう。 例えば「組織的義理チョコ」。「いつもお世話に…

  • バレンタインデーの義理と人情

    今週のお題「わたしとバレンタインデー」 バレンタインデーと言えば思い出す光景があります。 中学生の頃だったでしょうか。父が、バレンタインデーにチョコレートをいただいてきました。手のひらにちょこんと乗るような小さな包みで、金色のラッピング。おもちゃのカギもついています。「私のハートを開けられるのはあなただけ」というメッセージカード付き。 「お掃除のおばさん(この言い方、適切ではないのですが、再現させていただきます。すみません。)にもらったんだよー」という父をチラリと見た母は、包みをひっくり返し、ためつすがめつした後に、「フン」と言いました。それから私に、「あなた食べれば?」。 おしゃれな包みに心…

  • 『また、同じ夢を見ていた』を中学生が好む理由(わけ)

    『また、同じ夢を見ていた』(住野よる/著 双葉社) 私は学校司書をしています。学校司書とは学校図書館(図書室・・・と呼ばれることが多いですが)の担当者で、小学校などでは「図書の先生」とか言われたりしている人たち、と言えばイメージいただけるでしょうか。 私の場合は中学校で働いていますが、昨年11月に、朝の全校一斉読書でクラスの友だちに読んでもらうために、生徒が家から(あるいは図書館で借りて)本を持ってくるという試みがありました。終了後、生徒およそ600人が実際に持参した本について冊数を集計してみたところ、ダントツの1位が『君の膵臓をたべたい』(住野よる)でした。そして以下、次のように続きます。 …

  • 折り紙で作るハートのしおり

    バレンタインデーに、折り紙のハートのしおりはいかがですか? 作り方はとてもカンタン。 折り紙は、10㎝×10㎝に切ったものを用意します。いろいろ試してみましたが、この大きさがちょうどいいです。 まず、折すじをつけます。ていねいにしっかりつけると後が楽です。 ①角と角を合わせて半分の三角に折ります。 ②いったん広げて、残りの対角線の折筋もつけます。 ③広げます。このように山折りの筋がついています。 ④白い方が表になるように、辺と辺を合わせて半分に折ります。 ⑤広げて、④でつけた折筋に合わせて、折筋をつけます。 ⑥広げます。このように折筋がついていることを確認してください。 これより、ハート型に折…

  • 東京郊外野鳥の追っかけ 2019.02.02

    バードウォッチングが好きです。休日の午前中は、自宅周辺の川沿いの遊歩道を、デジカメ片手に散歩します。前回、前々回のブログでは、サギさんにカモさんと大きめの鳥さんだったので、今日は小型の野鳥をカメラに収めようと張り切って出かけたのですが・・・ 難しいですね。メジロさん、コゲラさん、シジュウカラさんなど、チラリと見かけたものの空振りでした。動きが速いし、樹の上の方でズームが効かないし、比較的近くにいても逆光だったり。さえずりが聞こえて、そうっと近づいていくと,途端に鳴きやむ鳥さんたち。し~ん・・・ 嘘のような静寂。このくらい用心深くないと、小型の鳥さんは生きていけませんね。さすが。 そういうわけで…

  • 冬の夜は怖いから

    今週のお題「わたしの節分」 クリスマス・イブ、除夜の鐘、節分。これらの共通点は、冬の夜、家の窓を開けた時に頬に当たるキーンと冷えた空気。そしていずれも、何かが起こりそうでミステリアスな雰囲気。子どもの頃、冬の夜が怖かった。 とは言っても、クリスマス・イブは、怖いというよりはわくわく感が先立つもの。絵本などで、小さな男の子が窓辺で、トナカイのそりがやってくるかと夜空を眺めているシーンがよくありますが、私も同じようなことをしました。サンタさんはたぶん本当にはいないとわかっていたけれど、「もしかしたら鈴の音が聞こえたりして・・・。聞こえたらどうしよう?」なんて考えていました。しかも結構大きくなるまで…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、mayaさんをフォローしませんか?

ハンドル名
mayaさん
ブログタイトル
本と砂糖壺
フォロー
本と砂糖壺

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用