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  • 本屋大賞ノミネート作品を読む! ③

    3回目に取り上げるのは、『さざなみのよる』(木皿泉 河出書房新社)です。 今、ブログを書くにあたり気がつきました。タイトルの『さざなみのよる』、全部ひらがなですね。「さざ波の夜」でも「さざなみの夜」でもなく、「さざなみのよる」。しかも表紙の題字は「さざ なみ の よる」という配置になっています。ひらがな表記でゆるい感じにして、さざ なみ よる と漂っているような感じ。何が漂っているって、「いのち」かなあ? 表紙の絵、よーく見るとこれも不思議。タイトルのある表面が都会の夜の街、裏面が昼の山里。カンバスに描かれた油絵風のタッチで、抽象画っぽい。(誰の画かなと思って奥付を見たら、絵本作家の荒井良二さ…

  • アラフィフの未来、占います。

    アラフィフに未来予想図が描けるか? 未来は若者のもの? いやいや、われらアラフィフの未来も、案外捨てたもんじゃない。 若いときは、未来はどこまでも続いていて、つかみどころがなかったけれど、人生の折り返し点はとっくに過ぎた(たぶん)今となって、かえってやることが見えてきた気がする。「やること」っていうか、「これだけはやりたい」とか、「これならできる」とかいうことが・・・ 仕事運 今からバリバリの正社員になることはできないけれど、ささやかな一歩を踏み出すことはできる。このブログのプロフィールで公言してしまっているが、一応ライター志望。「シュパッ!(点火する音)のライターではないよ~」などと、ダジャ…

  • 本屋大賞ノミネート作品を読む! ②

    今回取り上げる作品は『ひと』(小野寺史宜 祥伝社)です。 高校生の時に事故で父親を亡くし、女手一つで育ててくれた母親を、故郷の鳥取に残し上京してきた主人公、「僕」の日常は、ある日突然変わってしまいます。母親が、原因不明の突然死をしたというのです。きょうだいもなく、身を寄せる親戚もなく、文字通り「天涯孤独」。仕送りもなくなり、大学を辞めて友だちも去りました。安売りのカップラーメンでしのぐ日々の中で、ある日、商店街の総菜屋で、最後の一つの50円のコロッケをおばあさんに譲ったところから、物語が始まります。総菜屋でアルバイトを始め、調理師免許取得を目指して、一歩を踏み出したのです・・・ とまあ、こんな…

  • 本屋大賞ノミネート作品を読む! ①

    2019年本屋大賞ノミネート作品を読む! ①ということで、たぶん②③と続く予定です。よろしくお願いします。 一作目は、『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ 文芸春秋) 主人公は森宮優子17歳。3歳になる少し前に母親が交通事故で亡くなり、父親に育てられるも小学校4年生で別離。父親の再婚相手で今はもう別れている「義母」に引き取られることに。その後も親と呼ぶ人は次から次へと変わり(いずれも血はつながっておらず)、現在は「森宮さん」と二人暮らしです。 父親が3人、母親が2人、苗字は4回変わるという数奇な運命を背負って生きてきたわけですが、全然不幸ではないという優子の言葉に、「ウソでしょ!」とツッコ…

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