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京都童心の会 https://blog.goo.ne.jp/dousinkyoto

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会 代表 金澤 ひろあき 俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同

京都童心の会
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2019/01/12

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  • 暴れ神輿

    暴れ神輿暴れ終わってかしこまる金澤輝荒魂が和魂に変わるように、世界の争いもおさまってほしいです。暴れ神輿

  • さよならまたね

    さよならまたね金澤ひろあき空白黒く塗り偽名で生きた半世紀本名告白冬の果てだった戦死より餓死多い日本の戦禁色の髮なびかせる藤の房ナルシズムの塊牡丹立ち姿卯の花腐し原子炉腐りませんかさよならまたね振り返っている花吹雪ふらっと来てふらっと去る四月雨の五月一日削減された社員の行方ゴールデンウイーク働く人の数の内さよならまたね

  • 風の蝶

    流されど休む意志なし風の蝶ひろあき※飛んでいる蝶を初めて撮りました。難しいですね。風の蝶

  • 暴れ梅雨

    日記より金澤輝4月28日。大雨警報。JRの一部などが止まった。一日中、ずっと振り続けている感じだった。夕方より小降りになったが、風が強い、翌朝、カラッと晴れた。出勤途中、ある神社の社殿が壊れているのを見て驚く。そんな荒天だったのか。近年、自然災害多くなったと実感。暴れ梅雨諸行無常を深くする輝暴れ梅雨

  • フリー句(自由連句)「バイオリン」の巻

    フリー句(自由連句)「バイオリン」の巻バイオリン若葉が踊り出す輝跡金澤輝若葉影介護の要らぬ終活を佐久間照三ポックリ寺参り友達にぎやかに輝遠足の園児駆け回る五月晴れ照三思い出の甘さを集むソフトクリーム輝雀の枕と子供の頃聞いたと連れの手の小判草照三フォークギター身の上ぽつり語り出す輝ハーモニカとドラムスが加わって照三町興しイベントもう一度青春輝野次馬も舞台の上が眩しいな照三マクベスの妻睦言で唆す輝一夜の夢自壊して復讐される照恨みもて恨みに報いずマンデラ氏輝※マンデラ氏は南アフリカ、アパルトヘイト反対で投獄された。後、大統領になった時、復讐ではなく、和解を説いた。止まぬ雨傘さして行く花山稲荷照三布団のような青葉包んでいる古墳輝地を包む雲を蹴散らし宇宙へと照三オーロラ輝く空の曼陀羅輝田植えに園児挑戦泥だらけ照三一...フリー句(自由連句)「バイオリン」の巻

  • 2024年5月 京都童心の会 通信句会作品

    2024年5月京都童心の会通信句会作品この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。特選句の選評をいただけるとありがたいです。1さくらさくらスケッチに色を差す2上から見おろす桜異人たち3桜の帯です同世代の話題です4しばらくはじっとして桜と青空と5花見スポットゆっくりほどけてゆく私6少年に道ゆずるハキハキと「ありがとうございます」と良い子やなあー7朝日さす雪やなぎ映す様な道歩く8あと何回61段登り下り朝の出発足たたく9小銭入れ友達仰ぎ迎へチャラリーンどや顔に10エイプリルフール問題おこし頭を下げる笑いでごまかすな!11政界汚染よごれた布で何度ふけどもきれいにならぬ12華やいだワンピース見て春想ふ13淡い緑のブラウス君に届けます「胸おどる春ですよ」14色気づいた時を思えば動悸かな?今年「古...2024年5月京都童心の会通信句会作品

  • 六角堂 五月

    六角堂五月金澤輝青葉包む京のお臍にお賽銭金澤輝臍石の由来六角堂、もとは京のど真ん中に建っていたそうな。桓武天皇が平安京を造られる時、六角堂に移動を願ったところ、六角堂自ら北へ移動したそうな。その徳を讃えて臍石を置いたとか。六角堂五月

  • 2024年4月 京都童心の会 通信句会結果 【選評】後半

    2024年4月京都童心の会通信句会結果【選評】後半○野谷真治特選66雨上がり虹を仰いでペダル漕ぐ佐久間照三漫画家永島慎二さんの作品に、自転車を漕いで、少年が空へ舞い上がるシーンがあった。そこには、虹はなかったが、この作者は、雨上がりの虹を見たのだろう。引き付けられた一句です。〇蔭山辰子特選55春の海どこかに地震の巣がひそむ金澤ひろあき日本列島の周囲にはいくつもの活断層が押し合っていると聞きます。どこで地震に見まわれても不思議でない。テレビやスマホに地震予報にハッといたします。海はおだやかでも、心配です。39リュックにはマフラー手袋でも今日は日傘がほしい岡畠真理子冬から春、そして夏へ駆け足の日々。今年の夏も思いやられます。どうぞお元気で!〇佐久間照三選特選55春の海どこかに地震の巣がひそむ金澤ひろあき日本に...2024年4月京都童心の会通信句会結果【選評】後半

  • 2024年4月 京都童心の会 通信句会結果 【選評】前半

    2024年4月京都童心の会通信句会結果【選評】前半○遠藤修司特選5糸桜応じる公衆電話野谷真治ケイタイに押され、すわりの悪い存在になりつつある公衆電話。糸桜のエールにしっかり応えて立派な糸電話(公衆電話)になってほしいです。○野原加代子特選49逢い別れ雨の乗換駅ホーム金澤ひろあき父が私の高校卒業後、京都に出てくるのに西舞鶴駅まで大きな風呂敷に包んだ電気こたつを持って改札口まで見送りに来てくれたのが、この句でその時の情景が目に浮かびました。私の父は生涯寡黙な人でしたが、物言わない優しい人だったように思います。親でも筋目には別れが来ますが、この情景は忘れられない人生の一コマです。○中野硯池特選1自転車倒す草の上の春眠野谷真治「春眠暁を覚えず」などと詩句にあるように眠り心地の最もよい季節である。名のある草も雑草も...2024年4月京都童心の会通信句会結果【選評】前半

  • 2024年4月 京都童心の会 通信句会結果

    2024年4月京都童心の会通信句会結果お水とりの音金澤輝奈良東大寺二月堂のお水とり。お松明で有名ですが、「音」も心ひかれます。芭蕉さんが、水とりや氷の僧の沓(くつ)の音と詠まれたぐらい。今年は三月、少しあたたかい日に、お松明を見たのです。平日なのですが、二月堂の前には人がいっぱい。警備の人も出ています。夜七時に電灯が消され、二月堂は闇の中に浮かび上がります。遠くから鐘の音が。鐘に合わせて二月堂の回廊を松明と練行衆と呼ばれる僧侶が上堂します。僧侶の沓音も響いて来ます。二月堂から松明を突き出すと、観衆の歓声。上堂した僧侶が二月堂に飛び込む激しい音。懺悔行で板に体を打ち付けるそうですが、その音も激しい。松明十一本が全て済むと、やがて静寂へ。参道の暗がりの中へ観衆は吸い込まれて行きました。水とりの氷の僧の沓聴きに...2024年4月京都童心の会通信句会結果

  • フリー句(自由連句)「もつれずに」の巻

    フリー句(自由連句)「もつれずに」の巻もつれずに絡み合えるね紋白蝶佐久間照三なかなか覚めぬ春のうたた寝金澤輝若返った二人の恋物語照三5月真夏日ショートパンツで輝若者も負ける短パン老夫婦照三*白人夫婦青い目も担ぐ神輿の粋な露地輝割り込んだ女神輿も花となる照三鰻屋へ行って打ち上げ冷やし酒輝酔った勢い高瀬川に飛び込む照三唐十郎のアングラ劇にはまった友輝病院内祝日ですので明日どうぞ照三空気を運ぶ送迎のバス輝マスク着用でビルにお入り下さい照三眼下広がる薔薇の公園輝人垣呼ぶ弾き語りの若者照三バイトでタコ焼焼いてますねん輝みんなの笑顔が輝くのが嬉しいねん照三真打ち憧れ座布団運ぶ輝心ここにあらずの男の子照三彼女待つのに長引く会議輝長い髪オープンカーに飛び乗る照三女性首相専用機で行く輝フリー句(自由連句)「もつれずに」の巻

  • そのわりに

    そのわりに金澤ひろあき講師の先生足りない誰かお知り合いいらっしゃいませんか何人かの旧知に電話かけてみた「いやもう別口があって」断られること三件「いやもう年とっちゃってムリだわ」断られること二件京都駅に向かうバス停の貼り紙「運転手不足のため減便しております。ご迷惑をおかけしますが、ご理解下さい。」そのわりに私のまわり正採用になれずに苦労している人あまたそのわりに

  • 日記より 「雨の5月1日」

    日記より「雨の5月1日」金澤ひろあき銀行のキャッシュカードにヒビが入った。長年使っていたからか。四条烏丸の京都支店で再発行手続きをする。今、都市銀行は次々に支店を無人化している。窓口業務を行える支店が激減している。近所から無くなっている。人件費カット・収益を優先している。利用者との、人と人とのつながりを薄くしている。これは長期的に見ると、企業の衰退に向かうのではないか。経済活動は基本的には市場原理で動くが、人の心(動向や予測)も大きいことを忘れてはならない。「物を買うのは人間」という当たり前のことを忘れてはならない。その人間の本音が見えなくなった時、物は売れなくなる。企業の社員も、人と触れ合う機会が減ると、営業力も落ちてゆく。また、行員数を減らすぶん、行員一人当たりの仕事量は増える。ゆとりが無くなるとミス...日記より「雨の5月1日」

  • フリー句(自由連句)「禁色の」の巻

    フリー句(自由連句)「禁色の」の巻禁色の髪靡かせて藤の房金澤輝ゆるし色若者皆んな手を繋ぐ佐久間照三名刹の娘斎王代となり輝※今年は、壬生寺のお嬢さんだそうです葵祭の行列追いかける自転車照三cs牛歩む都大路に舞う燕輝行列も人波もみな一幅の絵照三八つ橋とアーチを描くかきつばた輝空と海一筋に切る海峡橋照三港町瀬戸の潮風帆に満ちる輝南国の筏の家で昼寝する照三メロディは雲の流れのような笛輝まだ出来ない整理整頓寝ぼけ眼照三ゴールデンウィーク中日の出勤は輝青空に鳶群れ無双人の指照三ナルシズムの塊牡丹立ち姿輝朝日浴ぶ飛行機雲が空をチョキチョキ照三新緑の犬も一緒に泊まれる宿輝誘われてイルカと遊ぶ大型犬照三ビール売るバイトアイドル水族館輝彼女(つれ)から目を離したら足踏まれる照三花火大会橋の上には月も出て輝野球帽とペットボトル...フリー句(自由連句)「禁色の」の巻

  • フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻

    フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻花の舞う遍路の境内握り飯佐久間照三地蔵の足元風車増え金澤輝ビル増えて京都の街はどこ目指す照三予測したはず観光公害輝道路整備の遅れに花盛り照三万博会場メタンガス爆発輝※事故があったのですが、大丈夫なのかな。メガ都市の生ゴミ埋め立て地の第一幕照三ローマの繁栄パンとサーカス輝夢の跡今日も発掘土の山照三鏡と古墳卑弥呼の本家争い輝西と東に別れても切磋琢磨の本願寺照三流浪の果てに蓮咲いたよ輝珊瑚の白化を防ぐ台風小さく咳払い照三黒潮に乗る椰子の実届く輝ありがとう鳥居を抜ける朝日浴び照三疫病去って神輿復活輝葉桜や神籤の結び増えている照三ビジネス街を渡る涼風輝バイクにはまた乗りたいと杖をつく照三一歩一歩とリハビリの夢輝台所何年ぶりに床掃除照三窓を開けたら青田広がる輝※写真は伏見稲荷の神輿...フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻

  • フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻

    フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻花の舞う遍路の境内握り飯佐久間照三地蔵の足元風車増え金澤輝ビル増えて京都の街はどこ目指す照三予測したはず観光公害輝道路整備の遅れに花盛り照三万博会場メタンガス爆発輝※事故があったのですが、大丈夫なのかな。メガ都市の生ゴミ埋め立て地の第一幕照三ローマの繁栄パンとサーカス輝夢の跡今日も発掘土の山照三鏡と古墳卑弥呼の本家争い輝西と東に別れても切磋琢磨の本願寺照三流浪の果てに蓮咲いたよ輝珊瑚の白化を防ぐ台風小さく咳払い照三黒潮に乗る椰子の実届く輝ありがとう鳥居を抜ける朝日浴び照三疫病去って神輿復活輝葉桜や神籤の結び増えている照三ビジネス街を渡る涼風輝バイクにはまた乗りたいと杖をつく照三一歩一歩とリハビリの夢輝台所何年ぶりに床掃除照三窓を開けたら青田広がる輝※写真は伏見稲荷の神輿...フリー句(自由連句)「花の舞う」の巻

  • 箒掃く音

    箒掃く音町屋の雨上がりひろあき箒掃く音

  • 箒吐く音

    箒掃く音町屋の雨上がりひろあき箒吐く音

  • 祭近し

    祭近し金澤輝最近よく立ち寄っている三条大宮商店街を少し南に下がった武信稲荷社。一寸法師や坂本龍馬ゆかりの地だそうですが、お祭があるようです。お祭りのカウントダウン地元の子輝祭近し

  • フリー句(自由連句)「さよならまたね」の巻

    フリー句(自由連句)「さよならまたね」の巻さよならまたねふりかえっている花吹雪輝クローン犬にはクローン犬の心が宿る照三おかえりの声が癒してくれました輝犬との朝の散歩がいい運動となるお腹照三花水木紅の道軽やかに輝排気ガスにも強い細腕のお嬢様照三パリ五輪選考会に名の残る輝55年かけてのマラソン完走照三*1912年マラソンに参加した金栗四三。熱中症にかかり民家で保護され目覚めたのは翌日。ゴールは諦めて帰国。1967年記録上競技継続となっていいることが確認され本人に連絡。競技場一周し晴れてゴールとなった。でんでん虫雨の日晴れの日マイペース輝鍼灸院から炭火とワインに看板変わっても表札変わらず照三お月見は江戸の町並残る関輝※関宿は東海道五十三次。伊勢への道でもあった。鳥居から拝む朝日の春霞照三絵葉書のモデルになった同...フリー句(自由連句)「さよならまたね」の巻

  • 「あまのがわ」278を読んで

    「あまのがわ」278を読んで金澤ひろあき空に黄砂海の底には地震の巣ひろあき1月の能登に続き、4月には四国と九州に大きな地震。御地、大事はありませんでしたか。次々と起こるので心配です。大きな地震の起こるたびに、「南海トラフ」という語も出て不安です。地震に限らず、戦争も起こり、私達が生きていくことがしだいに困難になっている気がしてなりません。天地の災いは止められませんが、人が起こした災いは止められると信じています。さて、いつも「あまのがわ」をお送り頂きありがとうございます。NO、278、表紙絵の中にも「あまのがわ」が描かれていて、配色と被写体のバランス、奥行き、本当に芸術の扉という感じがします。星も月も叩くと氷の音がするかな裏文子もしも、この句の情景を絵で表現すれば、どんな絵になるのでしょう。空想して楽しんで...「あまのがわ」278を読んで

  • 雪舟さん

    雪舟さん金澤ひろあき涙でねずみを描いた小僧さんが明に渡って絵を学んだああ、これ教科書に載っていたねなんて声もするモノクロの中に色がうかんで違う時間に入ってしまう長谷川等伯、狩野探幽伊藤若冲、尾形光琳おや、北斎さんあなたまでもがお手本にしたのですか雪舟さん日本に大きなものを残しましたねところで、今の私達子孫に何を残しているやら雪舟さん

  • 私に合わせた

    私に合わせた花道作ってくださるかひろあき私に合わせた

  • 雪舟伝説展覧会

    雪舟伝説展覧会金澤ひろあき涙で描いたねずみが本物に見えたという雪舟さん。京都国立博物館で「雪舟伝説」というテーマで見せてくれています。「天橋立図」「四季山水図」などの風景画、「慧可断臂図」の宗教画など、代表作が並びます。雪舟さんは明に行き、名画を模写して技量を高めているのですが、雪舟さんの絵を模写した日本の画家も多いこと。安土桃山時代の長谷川等伯さんは、「雪舟より五代の直系」と称しています。長谷川等伯のライバルだった狩野派も模写。雪舟の「四季山水図」を、徳川吉宗が狩野古信に模写させたものが国宝になっているというから、ややこしい。江戸時代には「画聖」化して、尾形光琳、伊藤若冲、葛飾北斎、曾我蕭白などが影響を受けたといい、スター勢揃いですね。涙のねずみだけでなく、日本の美が動いたのです。「天橋立図」の中の宮津...雪舟伝説展覧会

  • 松尾芭蕉 『野ざらし紀行』 口語訳 <後半>

    松尾芭蕉『野ざらし紀行』口語訳金澤ひろあき<後半>桑名本統寺にて冬牡丹千鳥よ雪のほととぎす旅寝の枕に寝あきて、まだほの暗いうちに浜のほうへ出て、明ぼのやしら魚しろきこと一寸熱田神宮に詣でて社頭は大いに破れ、土塀は倒れて草むらに隠れている。色々な所に縄を張って小さな社の跡を記し、あちこちに石を置いて神の名を記している。よもぎ、しのぶ草が伸び放題に生えているのは、かえってすばらしい状態よりも心がとまるなあ。しのぶさへ枯れて餅かふやどりかな名古屋に入る道中に風吟する。狂句こがらしの身は竹斎に似たるかな草枕犬も時雨るるかよるの声雪見に歩いて、市人よこの笠うらふ雪の傘旅人を見る馬をさへながむる雪の朝かな海辺に日が暮れて、海くれて鴨の声ほのかに白しあちらで草鞋を脱ぎ、こちらで杖を捨てて、旅暮らしのまま年の暮となったの...松尾芭蕉『野ざらし紀行』口語訳<後半>

  • 松尾芭蕉 『野ざらし紀行』 口語訳 <前半 2>

    松尾芭蕉『野ざらし紀行』口語訳金澤ひろあき<前半2>大和の国(奈良)に行脚して、葛下(かつげ)の郡、竹の内という所にこの同行人ちりのふるさとがあるので、数日とどまって足を休める。わた弓や琵琶になぐさむ竹の奥二上山当麻寺に詣でて庭の松を見ると、たぶん千年も経ているのだろう。『荘子』の大木の話と同じく、大きさは牛を隠すとも言っただろう。この松は心がないといっても、仏縁にひかれて伐採の罪を免れたのが、幸いであって貴い。僧朝顔幾死にかへる法の松ひとり吉野にたどり着いた時に、まことに山深く、白雲は峰に重なり、霧雨は谷を埋めて、きこりの家がところどころ小さく、西に木を伐る音が東に響き、寺々の鐘の音は心の底にこたえる。昔よりこの山に入って世を忘れた人が、多くは詩に逃れ、歌に隠れた。いやもう唐土の聖地盧山と同じようだと言...松尾芭蕉『野ざらし紀行』口語訳<前半2>

  • 松尾芭蕉 「野ざらし紀行」口語訳 前半1

    松尾芭蕉『野ざらし紀行』口語訳金澤ひろあき<前半1>千里にわたる旅に出て、太平の世だから旅路のための食糧を持たず、夜半の月の下、『荘子』の説く理想郷に入ると言った昔の人の教えの杖にすがって、貞享元年甲子の年、秋八月、墨田川のほとりのあばら家(芭蕉庵)を出る時、風音がむやみに寒げである。野ざらしを心に風のしむ身かな秋十とせかへって江戸を指す古郷箱根の関をこえる日は雨が降って、山はみな雲に隠れている。霧しぐれ富士をみぬ日ぞ面白きなにがしのちり(千里)という人は、今回の旅路の助けとなって、万事いたわり心を尽くしています。常に心許した友情が深く、親友の誠実さがあるな、この人は。深川や芭蕉を富士に預け行くちり富士川のほとりを行くと、三歳ぐらいの捨て子で、あわれな様子で泣く子がいる。この川の早い流れにたとえられる浮世...松尾芭蕉「野ざらし紀行」口語訳前半1

  • フリー句(自由連句)「蔵之介の」の巻

    フリー句(自由連句)「蔵之介の」の巻蔵之介の大願成就枝垂れ桜佐久間照三定め受け入れ行雲流水金澤輝花冷えやコートの数がまた増える照三ふたば餅前絶えぬ人波輝花吹雪人波何処タクシー乗り場照三待ちぼうけしてぶらんこを漕ぐ輝雨降れば傘さしかける影に笑む照三二人のナイショ小さな指切り輝花筏分け漕ぎ池の真ん中で照三黄砂の空に消える風船輝雨の降る葉桜になり元気増す照三今年の四月現役続行輝雨の日も京都タワーは天を向く照三インスタ映えする撮影ポイント輝宇宙からまた地球の一枚届く照三戦火の廃墟傷塞がらず輝縄文時代にもあった殺戮の跡照三神話の中に語り継がれて輝人はいつ変われるのだろうワンネス照三サナギを脱いで飛翔する蝶輝未来はそれぞれの手の中にある照三日本人初月面着陸輝フリー句(自由連句)「蔵之介の」の巻

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