2025.07.16 一日一季語 洗膾(あらい《あらひ》) 【夏―生活―三夏】 ひた殴る映画の彼等洗ひ鯉 彌榮浩樹 鯉の養殖には4つの方法があり、それぞれ…
2023.10.1一日一季語 新米(しんまい) 【秋―生活―三秋】
2023.10.1一日一季語 新米(しんまい) 【秋―生活―三秋】 一合に満たぬ新米研ぎにけり 大塚美孝 新米は水分量が多くやわらかくて粘りがあり、香り…
2023.9.30一日一季語 稲(いね) 【秋―植物―三秋】
2023.9.30一日一季語 稲(いね) 【秋―植物―三秋】 カーナビの指示右に逸れ稲穂道 谷添睦手 先日、栃木県への出張で、稲刈をしているのを見かけ…
2023.9.28一日一季語 待宵(まつよい《まつよひ》) 【秋―天文―仲秋】
2023.9.28一日一季語 待宵(まつよい《まつよひ》) 【秋―天文―仲秋】 待宵のはじかみの端噛みにけり 山田六甲 はじかみとは、和食の魚料理に盛…
2023.9.27一日一季語 運動会(うんどうかい《うんどうくわい》) 【秋―生活―三秋】
2023.9.27一日一季語 運動会(うんどうかい《うんどうくわい》) 【秋―生活―三秋】 幼稚園の目の前に住み運動会 甲田夏湖 平日である今日、近く…
2023.9.29一日一季語 名月(めいげつ) 【秋―天文―仲秋】
2023.9.29一日一季語 名月(めいげつ) 【秋―天文―仲秋】 人肌の燗こそよけれ月今宵 梅村すみを 古来より秋の収穫を神々に感謝し、月の下でお酒…
2023.9.26一日一季語 秋の雲(あきのくも) 【秋―天文―三秋】
2023.9.26一日一季語 秋の雲(あきのくも) 【秋―天文―三秋】 父居らぬこの世に秋の雲ひろがる 市堀玉宗 「天高く馬肥ゆる秋」やっと秋らしい気…
2023.9.25一日一季語 秋簾(あきすだれ) 【秋―生活―仲秋】
2023.9.25一日一季語 秋簾(あきすだれ) 【秋―生活―仲秋】 づかづかと日の射してをり秋簾 鷲谷七菜子 今年の夏、残暑は厳しい。暑さ寒さも彼…
2023.9.24一日一季語 栗(くり) 【秋―植部―晩秋】
2023.9.24一日一季語 栗(くり) 【秋―植部―晩秋】 武蔵野の今はむかしや栗拾ひ 小張昭一 日本栗は大粒なのが特徴で、縄文時代から茹でて潰して…
2023.9.23一日一季語 秋分の日(しゅうぶんのひ《しうぶんのひ》) 【秋―行事―仲秋】
2023.9.23一日一季語 秋分の日(しゅうぶんのひ《しうぶんのひ》) 【秋―行事―仲秋】 わが旅の秋分の日は晴るゝ筈 日元淑美 秋分の日を前に、…
2023.9.22一日一季語 秋分(しゅうぶん《しうぶん》) 【秋―時候―仲秋】
2023.9.22一日一季語 秋分(しゅうぶん《しうぶん》) 【秋―時候―仲秋】 秋分や雲のゆきかふ始発駅 鈴木藤子 夏の入道雲から、少しもやもやし…
2023.9.21一日一季語 秋彼岸(あきひがん) 【秋―行事―仲秋】
2023.9.21一日一季語 秋彼岸(あきひがん) 【秋―行事―仲秋】 掛け直す母の釦や秋彼岸 関道子 「暑さ寒さも彼岸まで」というように、このこ…
2023.9.20一日一季語 蟋蟀(こおろぎ《こほろぎ》) 【秋―動物―三秋】
2023.9.20一日一季語 蟋蟀(こおろぎ《こほろぎ》) 【秋―動物―三秋】 音がして蟋蟀のゐる畳かな 岩田由美 田畑、草原、森林、人家の周囲な…
2023.9.19一日一季語 蟷螂(かまきり) 【秋―動物―三秋】
2023.9.19一日一季語 蟷螂(かまきり) 【秋―動物―三秋】 音たてて蟷螂の雄食はれたり 四方由紀子 交尾後にオスのパートナーを食べたメスのほう…
2023.9.18一日一季語 秋祭(あきまつり) 【秋―行事―三秋】
2023.9.18一日一季語 秋祭(あきまつり) 【秋―行事―三秋】 ひよつとこに御神酒を注ぐ秋祭 山崎祐子 古来、米には特別な力が宿ると信じられて…
2023.9.17一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】
2023.9.17一日一季語 秋風(あきかぜ) 【秋―天文―三秋】 「銀化」創刊色なき風聚め千年待つとせむ 中原道夫 銀化は平成10年10月10日に…
2023.9.16一日一季語 秋刀魚(さんま) 【秋―動物―晩秋】
2023.9.16一日一季語 秋刀魚(さんま) 【秋―動物―晩秋】 殿様がよろこぶやうにした秋刀魚 北大路翼 北大路翼の第4句集『流砂譚』 邑書林 2…
2023.9.15一日一季語 鶏頭(けいとう) 【秋―植物―三秋】
2023.9.15一日一季語 鶏頭(けいとう) 【秋―植物―三秋】 鶏頭の両手で測る頭蓋かな 森泉理文 トサカ系、クリスタータグループに分類される鶏頭…
2023.9.14一日一季語 カンナ 【秋―植物―三秋】 皆どこに往つたのか白昼のカンナ 奥坂まや 奥坂まや 第4句集『うつろふ』「うつろひゆくもの」…
2023.9.13一日一季語 菊(きく) 【秋―植物―三秋】
2023.9.13一日一季語 菊(きく) 【秋―植物―三秋】 金輪際兵とならずに菊として 坊城俊樹 句集「壱」より「壱」こそが宇宙創成のビッグバンであ…
2023.9.12一日一季語 螇蚸(ばった《ばつた》) 【秋―動物―初秋】
2023.9.12一日一季語 螇蚸(ばった《ばつた》) 【秋―動物―初秋】 きちきちを捕ったと猫が見せにくる 山田六甲 室内飼いの猫でも、ベランダや室…
2023.9.11一日一季語 秋の蝶(あきのちょう《あきのてふ》)【秋―動物―三秋】
2023.9.11一日一季語 秋の蝶(あきのちょう《あきのてふ》)【秋―動物―三秋】 秋の蝶付けてくれたる形見分 大島雄作 日本では、昔から「死者は蝶…
2023.9.10一日一季語 紫式部の実(むらさきしきぶのみ) 【秋―植物―晩秋】
2023.9.10一日一季語 紫式部の実(むらさきしきぶのみ) 【秋―植物―晩秋】 遊行僧空也の行方実むらさき 野見山ひふみ 空也は、観想を伴わず、ひ…
2023.9.9一日一季語 重陽(ちょうよう《ちようやう》) 【秋―植物―晩秋】
2023.9.9一日一季語 重陽(ちょうよう《ちようやう》) 【秋―植物―晩秋】 重陽や坂の奥からバスが来る 野名紅里 初句集 トルコブルーより古くは…
2023.9.8一日一季語 木の実(このみ) 【秋―植物―晩秋】
2023.9.8一日一季語 木の実(このみ) 【秋―植物―晩秋】 木の実降る根方に小さき道祖神 岡本尚子 村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を…
2023.9.6一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】
2023.9.6一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】 実柘榴や本堂に釣る巨き魚鼓 芦澤一醒 魚鼓 (ぎょく) は、魚板と同じ意味。魚の形に…
2023.9.5一日一季語 狗尾草(えのころぐさ《ゑのころぐさ》) 【秋―生活―三秋】
2023.9.5一日一季語 狗尾草(えのころぐさ《ゑのころぐさ》) 【秋―生活―三秋】 利かん気の人を遠目に猫じやらし 杉山久子 第四句集 「栞」よ…
2023.9.4一日一季語 九月(くがつ《くぐわつ》) 【秋―時候―仲秋】
2023.9.4一日一季語 九月(くがつ《くぐわつ》) 【秋―時候―仲秋】 公園に静けさもどる九月かな 島田教夫 2023年の夏休は、各地で違いがある…
2023.9.3一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】
2023.9.3一日一季語 露草(つゆくさ) 【秋―植物―三秋】 空のいろ湖のいろとも露草は 今井妙子 鮮やかな青色の色水ができり露草。古名を「つきくさ…
2023.9.2一日一季語 相撲(すもう《すまふ》) 【秋―行事―初秋】
2023.9.2一日一季語 相撲(すもう《すまふ》) 【秋―行事―初秋】 水入りの大一番の草相撲 三村純也 宮中において旧暦7月に相撲節会が行われたため…
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2025.07.16 一日一季語 洗膾(あらい《あらひ》) 【夏―生活―三夏】 ひた殴る映画の彼等洗ひ鯉 彌榮浩樹 鯉の養殖には4つの方法があり、それぞれ…
2025.07.15 一日一季語 草刈(くさかり) 【夏―生活―三夏】 草を刈る関東平野の一部分 金子敦 日本一広い平野である関東平野では、昔から野菜の…
2025.07.14 一日一季語 山椒魚(さんしょううお《さんせううを》) 【夏―動物―三夏】 つわり悪阻つわり山椒魚どろり 神野紗希 痛みを人と共有する…
2025.07.13 一日一季語 舟虫(ふなむし) 【夏―動物―三夏】 船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク 佐山哲朗 主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下…
2025.07.12 一日一季語 玉葱(たまねぎ) 【夏―植物―三夏】 肉うどん煮る玉葱の青き葉も 村上佳乃 玉ねぎは、生食ではサラダやマリネなどによく…
2025.07.11 一日一季語 盛夏(せいか) 【夏―時候―晩夏】 伏見には千の鳥居や夏旺ん 牧内登志雄 篠 2025 VOL.213ご恵贈いただき、…
2025.07.10 一日一季語 扇風機(せんぷうき) 【夏―生活―三夏】 こころざし低く首ふる扇風機 佐山哲朗 扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせな…
2025.07.09 一日一季語 ががんぼ 【夏―動物―三夏】 がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり 杉山久子 「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返…
2025.07.8 一日一季語 夏蒲団(なつぶとん) 【夏―生活―三夏】 三笠山ほどの膨らみ夏布団 岡田由季 岡田由季句集『中くらゐの町』第1回 日本俳…
2025.07.7 一日一季語 冷し中華(ひやしちゅうか《ひやしちゆうくわ》) 【夏―生活―三夏】 仮通夜や冷し中華に紅少し 櫂未知子 空飛ぶ冷し中華 全…
2025.07.6 一日一季語 斑猫(はんみょう《はんめう》) 【夏―動物―三夏】 斑猫の歩に砂粒の転がれる 若林哲哉 若林哲哉 第一句集 『漱口』山地の…
2025.07.5 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―動物―三夏】 流し針仕掛け夜舟の穴子釣る 鵜飼紫生 北海道でアナゴが良く釣れる釣り場は内浦湾(北海道…
2025.07.4 一日一季語 冷房(れいぼう《れいばう》) 【夏―生活―晩夏】 冷房の今際忙しき音立てて 阪西敦子 阪西敦子 第一句集『金魚(きんぎょ…
2025.07.3 一日一季語 麦飯(むぎめし) 【夏―生活―初夏】 麦飯や拭ひて卓に水のすぢ 若林哲哉 2023年、第14回北斗賞第1句集 漱口 …
2025.07.2 一日一季語 木下闇(こしたやみ) 【夏―植物―三夏】 哲学の小径凸凹青葉闇 杉山加織 現代俳句 2025年7月号翌檜篇 青年部編 達磨…
2025.07.1 一日一季語 山開(やまびらき) 【夏―行事―晩夏】 山開き神酒「富士山」のひとしづく 百合山羽公 霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野…
2025.06.30 一日一季語 名越の祓(なごしのはらえ《なごしのはらへ》) 【夏―行事―晩夏】 神田川越えて夏越の祓かな 遊橋惠美 6月(水無月)には…
2025.06.29 一日一季語 穴子(あなご) 【夏―時候―初夏】 穴子裂く目打ち一本残りをり 広渡敬雄 角川俳句 2025年7月号作品12句 阿弓流…
2025.06.28 一日一季語 萍(うきくさ) 【夏―植物―三夏】 萍の動くことなく増えてをり 山口昭男 角川俳句 2025年7月号作品21句 コント…
2025.06.27 一日一季語 蛭(ひる) 【夏―動物―三夏】 痛痒の極みは快楽蛭療治 西村和子 角川俳句 2025年7月号巻頭作品50句 みづからを…
2024.7.18一日一季語 尺蠖(しゃくとり《しやくとり》) 【夏―動物―三夏】 尺蠖の道ひろびろと使ひけり 堀切克洋 堀切克洋句集『尺蠖の道』堀切…
2024.7.17一日一季語 万緑(ばんりょく《ばんりよく》) 【夏―植物―三夏】 万緑に埋るる御師の句碑を祝ぐ 粕谷容子 神代植物園に写真の会の方と…
2024.7.16一日一季語 仙人掌の花(さぼてんのはな) 【夏―植物―晩夏】 サボテンの花ばかり見て行水す 仙田洋子 俳句の基本は定型と季語。季語は…
2024.7.15一日一季語 登山(とざん) 【夏―生活―晩夏】 臍固め山頂仰ぐ登山口 荻巣純子 6月30日、富士山の山梨県側で、7月1日山開きとな…
2024.7.14一日一季語 巴里祭(ぱりさい) 【夏―行事―晩夏】 巴里祭乳房の美しき女神像 岡本尚子 この句の女神像からは、民衆を導く自由の女神(…
2024.7.13一日一季語 五月富士(さつきふじ) 【夏―地理―仲夏】 見て育つ文化遺産の五月富士 小島禾汀 日本人の自然観や日本文化に大きな影響を…
2024.7.12一日一季語 アイスクリーム 【夏―生活―三夏】 本はあとがきソフトクリームは頭から 石寒太 「炎環」主宰・石 寒太「炎環」のモットーは…
2024.7.11一日一季語 青芒(あをすすき) 【夏―植物―三夏】 その若さ昔の我か青芒 林翔 若き日の想い出を青芒に託しているのであろう。*…
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】 鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸 7月9日・10日、浅草寺境…
2024.7.9一日一季語 ピーマン 【夏―植物―三夏】 ピーマンの中のみづみづしき山河 辻美奈子 独特の苦味があるピーマンには、ビタミンC・ビタミンK…
2024.7.8一日一季語 兜虫(かぶとむし) 【夏―動物―三夏】 思ひ出は過ぎてゆくもの兜虫 稲畑汀子 “ビートルズを解雇された男”が語るバンドの…
2024.7.7一日一季語 浴衣(ゆかた) 【夏―生活―三夏】 並べられ宿浴衣選る旅心 片野光子 7月7日は、日本ゆかた連合会が1981年に制定した…
2024.7.6一日一季語 朝顔市(あさがおいち《あさがほいち》) 【夏―植物―仲夏】 市へ出す朝顔車夜をこめて 水原秋櫻子 朝顔はその名前から、朝に…
2024.7.5一日一季語 夏の風邪(なつのかぜ) 【夏―生活―三夏】 夏風邪や倒れやすくて空気入れ 杉山久子 身体の不調、弱々しさの響きあい。今日の杉…
2024.7.4一日一季語 水虫(みづむし) 【夏―生活―三夏】 水虫や客の話へ空答へ 長山順子 私はこのように辛い水虫にかかったことがないが、かゆ…
2024.7.3一日一季語 サンダル 【夏―生活―三夏】 お揃ひの白きサンダル双生児 斎藤夏子 サンダルは古くからある履物の種類で、動物の皮革、天然…
2024.7.2一日一季語 鮓(すし) 【夏―生活―三夏】 圧石の力うつりし鮎の鮓 長谷川櫂 鮎の保存食として作られてきた「鮎なれずし」は、塩漬…
2024.7.1一日一季語 祇園祭(ぎおんまつり《ぎをんまつり》) 【夏―行事―晩夏】 人に酔ひ祇園囃子に酔ふ今宵 池田光子 メインの山鉾巡行などの期…
2024.6.30一日一季語 向日葵(ひまわり《ひまはり》) 【夏―植物―晩夏】 向日葵やサツクスの音たどたどし 向江醇子 口語ではサックス(sax)と…
2024.6.29一日一季語 掛香(かけかう) 【夏―生活―三夏】 青々と夜の来る匂ひ袋かな 鈴木節子 鈴木節子能村登四郎・林翔に師事。鈴木鷹夫の妻。…