2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.28一日一季語 鰺(あじ《あぢ》) 【夏―動物―三夏】 鯵つりの竿を向けたる荒磯海 延川五十昭 ブランドアジの産地として全国的に有名な…
2024.5.27一日一季語 蛍袋(ほたるぶくろ) 【夏―植物―仲夏】 有刺鉄線の中のほたるぶくろかな 島田和子 日本全国に分布し、やや乾燥した草原…
2024.5.26一日一季語 沙羅の花(しゃらのはな《しやらのはな》) 【夏―植物―晩夏】 必衰の色を上枝に沙羅の花 舩越美喜 沙羅の花は,平家物語冒…
2024.5.25一日一季語 編笠(あみがさ) 【夏―生活―三夏】 平安貴族は顔を見られるのを嗜みが無いとされましたので、市女笠でしっかりと顔を隠していた…
2024.5.24一日一季語 桜の実(さくらのみ) 【夏―植物―初夏】 参道に実桜踏まれ黒ずめる 三澤いつ子 昨年の5月10日の写真を使ってこの季語を取…
2024.5.23一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の夜空混み合ふ電波かな 仲 寒蟬 電波とは、電磁波のうち、比較的…
2024.5.22一日一季語 春蟬(はるぜみ) 【夏―動物―初夏】 松蝉や海風抜ける沼津垣 高田幸枝 沼津垣潮風を防ぐために江戸時代以前から用いられ…
2024.5.21一日一季語 十薬(じゅうやく《じふやく》) 【夏―植物―仲夏】 雨となること十薬の知つてをり 海輪久子 5月20日の関東地方は雨。道…
2024.5.20一日一季語 麦刈(むぎかり) 【夏―生活―初夏】 麦秋といふに足らざる麦を刈る 百合山羽公 百合山 羽公(ゆりやま うこう 、19…
2024.5.19一日一季語 若楓(わかかえで《わかかへで》) 【夏―植物―初夏】 弟子達の弓の稽古や若楓 中村吉右衛門 散はてし桜が枝にさしまぜて盛…
2024.5.18一日一季語 鵜(う) 【夏―動物―三夏】 海鵜捕りの鳥屋の灯海へもらしけり 古里蝶次 この句は、鵜飼用の海鵜を捕る場面のようです。鵜は、世…
2024.5.17一日一季語 新茶(しんちゃ《しんちや》) 【夏―生活―初夏】 新茶の香宇治十帖を巡りたり 金田美恵子 日本茶に関する知られた歌で「色…
2024.5.16一日一季語 葵(あおい《あふひ》) 【夏―植物―仲夏】 雨降りてあたりしづかや立葵 岸本尚毅 京都、三大祭りの一つ「葵祭」が五月1…
2024.5.15一日一季語 葉柳(はやなぎ) 【夏―植物―三夏】 夏柳ベンチは池を囲みけり 廣畑育子 この句のような景は東京だと、不忍池を思います。不…
2024.5.14一日一季語 蟻(あり) 【夏―動物―三夏】 木洩れ日の蟻の門渡り一里塚 堺昌子 蟻の門渡りとは、尾根の幅が狭く左右に切れ落ちた地形。登…
2024.5.13一日一季語 麦の秋(むぎのあき) 【夏―植物―初夏】 「縄文のビーナス」に逢ふ麦の秋 浅田光代 初夏、眩い陽光に麦畑がきらめき、爽やか…
2024.5.12一日一季語 水喧嘩(みずげんか《みづげんくわ》) 【夏―生活―仲夏】 提灯を胸につきつけ水喧嘩 西村果畝 地元の郷土資料館の展示に、水…
2024.5.11一日一季語 風薫る(かぜかおる《かぜかをる》) 【夏―天文―初夏】 大川の薫風かよふ相撲部屋 池森昭子 先場所優勝の尊富士など、注目…
2024.5.10一日一季語 母の日(ははのひ) 【夏―植物―初夏】 母の日や日比谷花壇の新品種 荻原美保子 母の日に実用的なプレゼントを贈る場合、一般…
2024.5.9一日一季語 愛鳥週間(あいちょうしゅうかん《あいてうしうかん》) 【夏―生活―初夏】 地場産材駅舎開業愛鳥日 野島正則 2019年…
2023.5.30一日一季語 昼顔 (ひるがお《ひるがほ》) 【夏―植物―仲夏】 昼顔や縁側広き祖父の家 高倉和子 夏になると、頼みもしないの…
2023.5.28一日一季語 団扇(うちわ《うちは》) 【夏―生活―三夏】 やはらかに人を否める団扇かな 長谷川櫂 儀式などに用いられた物が、江戸…
2023.5.29一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 白樺の根方にあまた梅雨きのこ 濱谷和代 切株をみると、こうした梅雨菌がびっし…
2023.5.27一日一季語 金魚(きんぎょ《きんぎよ》) 【夏―動物―三夏】 一番に愛称を得て屑金魚 土生重次 夏祭りで先ず目に付く「金魚すくい…
2023.5.26一日一季語 水馬(あめんぼ) 【夏―動物―三夏】 水馬流され水輪流されし 倉田紘文 足先の毛だけを水面につけて、毛が水を撥…
2023.5.25一日一季語 桑の実(くわのみ《くはのみ》) 【夏―植物―仲夏】 桑の実や餓鬼大将でありし頃 大西よしき 昭和40年ころ、現在の我…
2023.5.24一日一季語 枇杷(びわ《びは》) 【夏―植物―仲夏】 この町はみな出払って枇杷熟れて 寺田良治 ビワの出荷量が一番多いのは長崎県…
2023.5.23一日一季語 迎へ梅雨(むかえづゆ/むかへづゆ) 【夏―天文―初夏】 手習の文字の滲めり走り梅雨 林佳枝 気象庁は5月20日か…
2023.5.22一日一季語 新緑(しんりょく《しんりよく》) 【夏―植物―初夏】 新緑の雨けぶる湯にひとりゐて 入船享扇橋 2023年は5月6日…
2023.5.21一日一季語 栗の花(くりのはな) 【夏―植物―仲夏】 一村を圧して匂ふ栗の花 三村純也 長い穂の白い花は雄花で、実をつける雌花は穂…
2023.5.20一日一季語 翡翠(かわせみ《かはせみ》) 【夏―動物―三夏】 翡翠の一閃湖を彈ませて 小澤克己 渓流や池沼などを見下ろす木…
2023.5.18一日一季語 睡蓮(すいれん) 【夏―植物―初夏】 睡蓮や鯉の分けゆく花二つ 松本たかし 岐阜県関市板取にある名もなき池(通称 …
2023.5.17一日一季語 山法師の花(やまぼうしのはな《やまぼふしのはな》) 【夏―植物―晩夏】 ゆきあひの谷をうづめて山法師 山口登 夏…
2023.5.16一日一季語 夏の旅(なつのたび) 【夏―生活―三夏】 何もかも散らかして発つ夏の旅 大高翔 松尾芭蕉が歩いたとされる奥の細道…
2023.5.15一日一季語 蛇苺(へびいちご) 【夏―植物―初夏】 蛇苺ほどの嘘つく齢かな 長谷川鉄夫 小さな小さな蛇苺。これに対して作者の年齢…
2023.5.14一日一季語 薔薇(ばら) 【夏―植物―初夏】 やや冷えて薔薇の五月のはじまりぬ 岡本眸 GWを過ぎて、雨の日があり、やや寒くなった…
2023.5.13一日一季語 十薬(じゅうやく《じふやく》) 【夏―植物―初夏】 測量の人十薬に踏み込みぬ 稲畑汀子 測量とは、土地の形や高さを正…
2023.5.12一日一季語 牡丹(ぼたん) 【夏―植物―初夏】 本ひらくやうに牡丹の崩れけり 金子敦 先日贈呈いただいた、金子敦句集(現代俳句文庫…
2023.5.11一日一季語 桜の実(さくらのみ) 【夏―植物―仲夏】 桜の実紅経て紫吾子生る 中村草田男 桜の実の季語は、観賞用の桜の花の後…
2023.5.10一日一季語 愛鳥週間(あいちょうしゅうかん《あいてうしうかん》) 【夏―行事―初夏】 愛鳥日まだ封切らぬ映画あり 皆吉司 日本野…