chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
新刊の森
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/11/13

arrow_drop_down
  • 顔の科学から顔の哲学へ「第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?」

    第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?単行本–2019/1/17アレクサンダー・トドロフ(著),作田由衣子(監修),中里京子(翻訳)今日は科学もので面白いものが多いですね。この本は心理学的なスタンスから顔がもつ力を考察するという興味深いものです。第一印象は外れないものだといいます。偏見には違いないのですがわたしたちが偏見によって動かされる生き物であるかぎり偏見は必ずしも謬見にはならないかもしれないのです。そこでこうした考察は顔の科学から、やがては顔の哲学に近いところに赴くことになります。単行本:408ページ出版社:みすず書房(2019/1/17)言語:日本語ISBN-10:4622087626ISBN-13:978-4622087625発売日:2019/1/17¥4,104内容紹介「すばらしい本...顔の科学から顔の哲学へ「第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?」

  • カッシーラーの懐の深さを示す「現代物理学における決定論と非決定論 」

    現代物理学における決定論と非決定論[改訳新版]――因果問題についての歴史的・体系的研究エルンスト・カッシーラー(著),山本義隆(翻訳)1994年に学術書房からだされていたものを山本さんが訳しなおしたもののようです。カッシーラーの懐の深さを示す科学史的な研究書で山本さんが指摘しているように、「現代物理学の世界認識」に取り組んだ書物として『実体概念と関数概念』の延長線上にある書物として興味深いものです。「不自然な宇宙宇宙はひとつだけなのか?」の問いともどこかで響きあいますね。単行本:394ページ出版社:みすず書房;改訳新版(2019/1/17)言語:日本語ISBN-10:4622087367ISBN-13:978-4622087366発売日:2019/1/17単行本¥6,480内容紹介「カントのとらわれていた、近代...カッシーラーの懐の深さを示す「現代物理学における決定論と非決定論」

  • 思想的に深い意味を帯びた問い「不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか?」

    不自然な宇宙宇宙はひとつだけなのか?(ブルーバックス)須藤靖(著)哲学の世界には可能世界論というものがあって複数の世界の可能性を考えるが現代物理学的においても、複数の宇宙の可能性を考えている。どちらもわたしたちの世界がこのようにしてあることの背後にある謎に取り組もうとする試みだ。「わたし」がいまどうしてここに、この「わたし」として存在するのかというのはわたしたち人間にとっての尽きない問いであり、物理学もまた思想的な意味をおびたこの問いにつき動かされている。新書:240ページ出版社:講談社(2019/1/17)言語:日本語ISBN-10:4065144655ISBN-13:978-4065144657発売日:2019/1/17Kindle版¥1,080新書¥1,080この宇宙が「不自然なほど」よくできているのはな...思想的に深い意味を帯びた問い「不自然な宇宙宇宙はひとつだけなのか?」

  • 買うしかない「終末論の系譜: 初期ユダヤ教からグノーシスまで」

    終末論の系譜:初期ユダヤ教からグノーシスまで大貫隆(著)グノーシス研究の専門家である大貫さんがユダヤ教からキリスト教への終末思想の継承を跡付けた書物です。576ページの大冊ですから、大いに読み応えがありそうです。お値段も抑え目で、これは買うしかないかも。筑摩選書のフーコー論といい、今日は筑摩書房が冴えてます。単行本:576ページ出版社:筑摩書房(2019/1/15)言語:日本語ISBN-10:4480847472ISBN-13:978-4480847478発売日:2019/1/15¥4,536内容紹介ユダヤ教の中から生まれた終末思想はいかにしてイエスに継承されたのか。聖書正典のほか外典偽典等の史料を渉猟し、現代思想との対話も試みる渾身の書き下ろし。著者について1945年生まれ。静岡県出身。東京大学大学院人文科学...買うしかない「終末論の系譜:初期ユダヤ教からグノーシスまで」

  • 読む前からワクワク「フーコーの言説: <自分自身>であり続けないために 」

    フーコーの言説:<自分自身>であり続けないために(筑摩選書169)慎改康之(著)タイトルはちょっと古い感じですが(笑)内容はフーコーの生前には発表されていなかった「性の歴史」の第四巻「肉の告白」の精読を含めた新しいもののようです。どんな思考の全貌が描かれるのか読む前からワクワクします。単行本:270ページ出版社:筑摩書房(2019/1/15)言語:日本語ISBN-10:4480016740ISBN-13:978-4480016744発売日:2019/1/15¥1,728商品説明知・権力・自己との関係の三つを軸に多彩な研究を行ったミシェル・フーコー。その言説を貫くものとは何か。前史ともいえる50年代のテクストから「性の歴史」第4巻「肉の告白」までを精読し、思考の全貌を明らかにする。知・権力・自己との関係の三つを軸...読む前からワクワク「フーコーの言説:<自分自身>であり続けないために」

  • 「精神科医が教える 忘れる技術」

    精神科医が教える忘れる技術岡野憲一郎(著)2006年刊『忘れる技術――思い出したくない過去を乗り越える11の方法』(創元社)を新装・改題ではありますが、忘れることは大切な技術なので、注目しましょう。わたしたちは忘れたいことほど、忘れることができず、心を腐らせていものです。きちんと忘れること、それは良く生きるためにも大事なことだと思います。単行本:208ページ出版社:創元社(2019/1/15)言語:日本語ISBN-10:4422114883ISBN-13:978-4422114880発売日:2019/1/15¥1,512内容紹介一刻も早く楽になるための具体的な処方箋PTSDを引き起こす外傷記憶、恨みや罪悪感、うつ病や強迫神経症、依存や中毒など、あなたの心をいつまでも蝕み、ときには日常を支配してしまう、思い出すの...「精神科医が教える忘れる技術」

  • ジッドの時代を掘り下げた大冊「ジッドとその時代」

    ジッドとその時代吉井亮雄(著)ジッドはフランスの戦後文学と戦後思想に大きな影響を及ぼしているのですがそのことはあまり明確にされてこなかったように思われます。本書は674ページの大冊で、ジッドにかかわるさまざまなテーマを掘り下げていて読み応えがありそうです。わたしたちの知らないフランスの時代の諸相や文学事情も解き明かされそうで、楽しみです。お値段もはるので、図書館に注文したいですね。単行本:674ページ出版社:九州大学出版会(2019/1/11)言語:日本語ISBN-10:4798502499ISBN-13:978-4798502496発売日:2019/1/11¥9,720目次凡例・略号一覧序第Ⅰ部「自己」の探求と初期の文学活動第1章自伝による幼少年期・青年期の「再構成」『一粒の麦もし死なずば』の冒頭と末尾につい...ジッドの時代を掘り下げた大冊「ジッドとその時代」

  • 日本人の死生観を問う「増補 死者の救済史: 供養と憑依の宗教学 」

    増補死者の救済史:供養と憑依の宗教学(ちくま学芸文庫イ61-1)池上良正(著)元版は2003年に角川書店から出版されたものです。それに「靖国信仰の個人性」を増補したもの。民間信仰の死生観から日本人の根っこのところにある思想を取り出そうとするのは柳田や折口以来の民俗学の伝統にのっとったものですが本書はとくに宗教学の観点からこの問題に取り組むもののようです。西洋のキリスト教の教えはかなり明確ですが、私たちは死んだらどうなると思っているのでしょうか。そのことは私たち日本人にもよく分かっていないことなのかもしれません。文庫:338ページ出版社:筑摩書房;増補版(2019/1/9)言語:日本語ISBN-10:4480098992ISBN-13:978-4480098993発売日:2019/1/9文庫¥1,296内容紹介未...日本人の死生観を問う「増補死者の救済史:供養と憑依の宗教学」

  • まことにタイムリーな一冊「人口問題の正義論」

    人口問題の正義論松元雅和(編集),井上彰(編集)人口の減少に悩む日本のような国もあれば、人口の爆発的な増加が深刻な問題となるアフリカ諸国のような国もあります。どちらにとっても人口は重要な社会・経済的な問題に、そして政治的に問題になってきました。人口の総数だけではなく、世代的なバランスの問題も重要な倫理的な問題を引き起こしています。「人口の問題は正義の問題である」と断言する本書はまことにタイムリーな一冊と言えるでしょう。単行本:264ページ出版社:世界思想社(2019/1/11)言語:日本語ISBN-10:4790717259ISBN-13:978-4790717256発売日:2019/1/11¥3,888内容紹介人口の問題は正義の問題である!どれくらいの人口規模が理想的なのか?どのような人口政策が正しいのか?哲...まことにタイムリーな一冊「人口問題の正義論」

  • オースティンの古典的な名著の新訳「言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか」

    言語と行為いかにして言葉でものごとを行うか(講談社学術文庫)J.L・オースティン(著),飯野勝己(翻訳)言語行為論の開祖とも言えるオースティンの名著「言語と行為」はここしばらくは入手しがたくなっていたのですがこのたび新訳が刊行されました。しかも文庫です。これは朗報ですね。お値段も手ごろですし、すでに持っている人も、これから読もうという人も、早速注文しましょう。(おいおい、講談社の回し者かよ(笑))文庫:312ページ出版社:講談社(2019/1/12)言語:日本語ISBN-10:4065143136ISBN-13:978-4065143131発売日:2019/1/12文庫¥1,274内容紹介本書は、哲学に不可逆的な影響を与えた記念碑的名著、待望の文庫版での新訳である。ジョン・ラングショー・オースティン(1911-...オースティンの古典的な名著の新訳「言語と行為いかにして言葉でものごとを行うか」

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、新刊の森さんをフォローしませんか?

ハンドル名
新刊の森さん
ブログタイトル
新刊の森
フォロー
新刊の森

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用