集中力の無いはぎしんが注意散漫に書き綴るブログ。ラーメン、小説、創作、健康、仮想通貨、ITなど。
_僕はセンスだけで生きてる。 _そういう人間がどれくらいいるか知らないけど、きっと活躍が限られた人生を送ってきたのだと思う。努力するには有り余り、怠けるには隙があるこの才能を僕たちはもてあましてる。 「リノウ、リノウ」 _と僕の前で犀が鳴く。ずっと横を向いて、角を気に擦り付けて、落ち着かない様子の灰の犀。僕は毎日上野公園の犀と話す職に就いていた。 _僕は以前日本語をサイに教える仕事をしていた。でも思ったような仕事内容でなかったのと、待遇に不満があってやめた。ある日経験を活かせる職はないか探していたら、偶然今の仕事を見つけた。僕は早速履歴書をしたため、面接した。面接は滞りなく進み、すぐに採用通知…
あー家系が食べたい。 でも最寄り駅から遠いし、池袋よるのもめんどう。 そういえば川越市駅に新店ができてたな。しかも家系っぽかったな。ということで会社の帰りに寄ったこちら。チャーシュー麺をオーダー。豚薫るスープをずると一口。うみゃーで。豚だいばくはつ。かなり豚が濃厚に出ていて、醤油のエッジも効いている。正直川越でこんなきれっきれの家系を食べられるとは思わなかった。武蔵家もうまいけど、これはまた別。武道家とか無鉄砲に近い。チャーシューも安い割りにかなり分厚い。ていうか、mustでしょ。大満足でかえった。また来ないと。
右隣でイビキかいて寝ている人がいた。 しかも太っていて、横に座る人のスペースか侵害されている。私は腰が悪く、姿勢制御邪魔されて甚だ不快だ。 左隣は一級建築の勉強をしている人。 前には傘を持った60くらいのおじさん。 今日は雨が降って混雑している。 社畜空間だ。
部屋から出ると電車。 横で誰かが寝ていて、前で誰かがスマホ打っている。小竹向原、と電車が言う。 もう30度を越えたと言うのに社内は弱冷房で、脇の下がじっとり濡れている。 座席に座った誰もが寝ている。ベッドでは寝ない。自分の部屋で寝たはずなのに。 僕のHUAWEIから軽い音がしたので、Pinコードを打ってTwitterを見る。 「君って自分のディスコード持ってんの?」 「持ってないよ」 ゲーム好きのスコットが国境を超えて絡んでくる。 「じゃあさっきRTしたのは何」 「何でもいいじゃないか」 「そんなことよりゲームしないか? 楽しいからさ」 来月買うよ、と言ってアプリを閉じる。江戸川橋と電車が言う…
今考えていることはなんですか? それはたぶん、オイルサーディンのこと。ラトビア産の、おいしいやつ。あとは成城石井で買った、さくさくのポテチ。 僕はおそらくそう答える。 「暇なのね」 そうとも言う。 「なら、一緒に踊りませんか。どうせ、こんなところ、誰も来ないだろうし」 彼女はそういって、ソファに腰かけた足をぱたぱたさせる。僕は指を意味もなくぱっちんぱっちんさせる。 「僕は躍り方知らないよ。知っていても踊らない。シャイだから」 「じゃあ、なんならするの?」 彼女はそう言う。 僕はなにも言わない。 僕はフリーマーケットに持ち物を出品してる。家の全部とテレビと車。それで、今は売り物のソファに腰かけて…
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