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なまさんのプロフィール

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図書館司書の資格を取りました。本を読むようになったのは大学を出てからです。もっと早く本と出会ってたらなぁって思います。読書家と呼ばれるように、本を片手に頑張ります。

ブログタイトル
荒ぶるタマシイ
ブログURL
https://araburutamashii.blog.ss-blog.jp/
ブログ紹介文
図書館司書の書く書評や、本の感想。本との出会いや、備忘録。読書記録。
更新頻度(1年)

64回 / 365日(平均1.2回/週)

ブログ村参加:2018/10/26

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荒ぶるタマシイ

なまさんの新着記事

1件〜30件

  • ならずもの

    私がインターネットを利用し始めたとき、その検索サイトといえばyahooだった。 確かに、今はキーワード検索が主になっていたが、昔は多くのカテゴリーの中から、自分の興味のあるものを選択していき、ホームページにたどり着くという方法だったなぁと、この本を読みながら思いだした。 このパソコンが世に普及し始めたのは1980年ごろから、そして1995年のWindows95によって爆発的に世に広まった。ピ-ヒョロロロという電話回線の音が懐かしい。 インターネットと発展と、自分の過去と今をつなぎ合わせてみると、本当に社会を一変させてしまったと思う。 そして、その牽引役だったのが、yahooであり、創業社長がこの本で書かれている井上雅博である。 一般的な家庭に生まれ、ちょっとした出会いが人生を変え、雇われ社長でありながらも時代の中で新しいものを生み出したことで、莫大な資産を築き上げた。そして、ya..

  • 未来の学校のつくりかた

    著者はバングラディッシュで教育活動をしてきた若者。 彼自身のきっかけはともかく取り組みもとても興味があるが、バングラディッシュの教育を考える中で日本はどうなっているのか?を考えた時がスタートライン。 日本の教育分野の公教育、私学教育、教育支援団体、などいろいろな分野の教育で新しい取り組みを始めた人たちをインタビューしてできた本だ。 どの人にも思うことには「志」があるということ。そして、それに向かって前向きに進んでいるということだ。震災後であっても、何年も困難を抱えてきていたとしても、そして、自分以外には何もない状態であっても、前向きさと志してそれぞれの教育を体系化してきている。 そのためにはやはり仲間づくりが大切だ。志を共有する仲間が居てこそ、志が形になっていく。人たらしなのかもしれない。 こういう教育がどこでも当たり前になってほしいと思う。 学力というものを5教科という小さな..

  • 破局

    芥川賞作品である。 どうしてこうやって性的なことを物語に混ぜるのだろうか…そう思いながらも一気に読み進めてしまった。 そういう気持ちがどこかにあることはよくわかる(と言うと語弊があるだろうか)。ただ、大学生が破局と言うよりも、冷静さを欠いて破滅していくストーリーである。 ラグビー部だった大学生が、一人の女性に偶然出会い、そして、元カノと別れて幸せな生活を送ることになるのだが・・・・。 なんだか、そうなるのか。という感想が何度も出てくる物語だった。 若い作家の書いた物語なんだろうなぁと思いながら読み進めた。 破局 [ 遠野 遥 ]ショップ: 楽天ブックス価格: 1,540 円 破局作者: 遠野遥出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2020/07/04メディア: Kindle版

  • 夜と霧(新版)

    太平洋戦争からどれだけの時が流れただろう。 日本にも悲惨な状況はかなり語り継がれている。シベリアへ抑留された人たちもいる。 ナチスにより一つの人種を絶滅させようという大虐殺が行われた。 事実として文字で書いても、現実に起こったことだとは想像しがたい。 アウシュビッツにおいて、いつガス室に送られるのか、いつ餓死するのか…そういう恐怖の中で、それでも生きるということについて見方を変え、考え方を変えながら生き抜いた人達がいる。日々続く強制労働の中に、それでも希望を持つこと…希望を持ったとしても叶うことを夢見ることすら困難な状況で、悪夢を見ながらもだえ苦しむ人を起こして現実に引き戻すことの方が悲劇だと思わせる状況。 実際にその体験をしたユダヤ人精神家医師の自己と集団分析である。感情をできるだけ切り離し冷静に分析しようとする中に、その心の強さと感情を織り交ぜたときに分析などできようもないこ..

  • 学ぶ意欲の心理学

    一言でいえばモチベーションをどう高めどう維持するのかについての本ではあるが、その方法が基礎研究の説明と、話題の研究者との対談を中心とした本であった。 一つの事柄を研究によって証明することができるが、果たしてそれが本当にその要因によっておこるのか…。これは特に心理学という世界ではかなり怪しいことがわかる。いや、心理学はまだ学問として研究されるが、教育の領域である教育心理学となると、そもそも良いこと、目指されることというものがあって、それに向かって研究がなされる。その目指されるものがなぜ良いのかということや、一つや二つの要因によって効果があったのかということは計り知れない。それでも基礎心理学としては学校教育に大きく貢献しているのが教育心理学なのだという。 一つのものを多方面から見る人がいて、学術的に論ずるというよりも、実践として家庭や学校に受け入れられやすいように論じられることで一般化され..

  • 失敗の科学

    多くの専門家は、その専門的な知識を用いて私たちを有益な方法へ導く。そう思っていたが…。権威や地位にこだわる人は自分の地位を守るために、失敗をむしろ隠ぺいする方向への力が働く。 何か事故が起これば誰か一人の責任者を見つけてきて、その人の責任を問うことですべてが解決してしまう。 私の周りでも実際に起こっていることばかりである。 ミスを許さない環境では、ミスは隠される。 ミスを学びの機会と考える環境であれば、多くのミスが小さなうちに解決されていく。 私たちはすべてを自身の失敗から学ぶには人生が短すぎる。だから、多くの人の失敗を学習の機会として学ばせていただく。特に学校というところはそういう場所なんだと思う。ところが多くの学校では、失敗を笑い厳しく指導し、脅す。その環境で育てば、将来も社会はそういう場所だと考える。 開かれた社会、失敗に寛容な社会をつくることで、多くのことが学び..

  • 夜間中学へようこそ

    ノンフィクションかなぁと思って、図書館で手にした本。 小説でした。でも、ノンフィクションだったらもっとよかったなぁと思わせる本でした。 どこかでこういう物語が起こっているのだと信じたい。 中学へ入学する女の子のお祖母ちゃんが夜間中学に通うと言い出したってところから始まる物語。 小説なんだけど、学ぶってこういうことだよなぁ。いつまでも学ぶってことが生きがいになるんだよなぁって考えさせられる小説だった。 学校に通うことは義務ではない。私たちが学ぶことは権利であって義務ではない。 大人には子供を学校に通わせる義務があるだけだ。 学ぶことは義務ではない。学ぶことは喜びなんだと思う。 そういうことが中学校の頃からわかるような学校にならなきゃいかんと思う。 どうして、学ぶことが義務だと、いやいやでも学ぶんだとなってしまったのだろうか…。 いろいろ考えさせられる物語。確かに、起こる事..

  • 過去と和解するための哲学

    題名を見て、手に取った本である。 一日で一気に読み終えた。そして、私が自身の過去とどう向き合うべきかを考えるためにこれまでに多くの同様の本を手に取った。そう、アドラー心理学もその種の本である。 ただ、今回は哲学である。心理学と哲学は似たような領域を行き来するが、その語り方は違うように素人ながら感じる。 この本は「哲学」とあるだけに、一つのキーワードをもとに難しく展開する。そのキーワードはハビトゥス(心の習慣)であった。ネットで調べてみると、行為によって獲得された習慣ともある。 読むにつれて思うことは、つらい過去を持つもの(すべての人が過去を持ち、それをどうとらえているかの違いなのだと思うが)にとって、その状態、その感覚、その憎悪、その苦しみ…よくわかると感じる部分がかなりある。ところが、これを解決する方法は、「和解せよ」となる。 結局は、自分で向き合って未来志向で過去を捉えなおす..

  • 心理学の名著30

    こういった本はあまり手に取ることはなかった。 夏の読書などのような、例えば角川文庫や本屋さんにある本の紹介用の冊子には手を伸ばすことはあっても、専門書の名著を紹介するような本は、それを読んで理解したつもりになるのが情けないと思ったからか、興味のある本にはいつの間にかたどり着くと考えていたのか・・。無料配布されていれば手に取るが、お金を払って読む本ではないと思っていたのか(とはいっても図書館で借りてきたのだが…。) 今回は、著者(サトウタツヤ)に興味があった。人間心理学とはどんなものかと思い著書を調べたところ、この本が出てきたのだ。そして、この本がとっても面白く学びになった。 紹介された本の中で読んだり、見かけたりした本は何冊かある。あの厚みのある本をこれだけの文章で、しかも、サトウタツヤらしく紹介するのだ。って、サトウタツヤという人物にあったことがあるわけでもなければ、この著書しか読..

  • 生きてるかい?

    題名が気になって手に取る。お医者様で作家のエッセイ集だった。そして題名については、最初のエッセイで解説があった。他の女医さんから聞いた往診談から頂いたようである。浅間山や登山と自身のうつ病の経験から書かれた内容が多かった。普段の生活の本の一部を切り取ったようなそんなエッセイ。それにしても、南木佳士という作家の本を一冊も読んだことがないのは申し訳なくもある。芥川賞も受賞し、NHK番組の「ようこそ、先輩」にも出演された著名な方のようだ。作家にしろ、書かれた内容にしろ、まだまだ、知らぬことが多いことを自覚する。なんとなく読み進められる、そんなそんな内容の、お医者様のエッセイ集だった。「生きてるかい?」はどこへ…。 生きてるかい? (文春文庫) [ 南木 佳士 ]ショップ: 楽天ブックス価格: 594 円 生きてるかい? (文春文庫)作者: 南木 佳士出版社/メーカー: 文藝春..

  • いちご同盟

    どんな青春ドラマが始まるかなぁと思いながら読み始めた。野球を題材にしたものかと思ったがどうもそうではない。同級生が重い病と闘う中で、寄り添うもののストーリーである。 中学三年の彼らは進路や自分の内面、そして生死に向き合いながら進む。母がやっていることから始めて続けていたピアノに違和感を持ちながら向き合い、ある時にピタッと母が言うことが理解できる。そこに成長がみられる。成長とは何か...との経験がどの思いがそうさせたのだろうか。 多くのことと広く浅く向き合わせる物語だった。でも、読んでいる自分はその都度、深く考えてしまう。 中学三年の複雑な心模様と大人のたちの姿が見え始める時期ちつでもある。

  • 友罪

    薬丸岳の書く小説を初めて読んだ。 重い…。たまたま出会った友人が元殺人犯だったら…。 この小説の趣旨は、最初は知らなかった過去を知ってしまったことで、友人という関係が変わっていくことを題材にしている。 ただ、それだけではない。 登場人物の何人もが過去の自分を後悔し向き合っているのだ。 時に、その元犯罪者に励まされたり、罪状の大小に悩んだり、罪ではない好奇の目にさらされて、えぐられてる女性も登場する。 読めば読むほど重い。 故意に起こした殺人と、偶発的な事故による事故死と、その違いは何だろうか。 罪を償った人と、過去を捨てたい人との間にあるものは何だろうか。 答えがない。 物語の途中に出てくる、「親子関係の中で生まなければ犯罪者の親になることはない。」という趣旨の言葉に親の責任と家族とは何かを考えさせられる。 どの十字架も背負いたくない。 しかし、背負う可能性もあ..

  • フードバンクという挑戦

    知り合いが、南アフリカのボランティア活動に参加したいと言っていた。世界を変えたいのだと。そんな時に図書館で出会った本である。読みながら愕然とした。フードバンクという組織事態をこれまで知らなかった。そして、アメリカの話ではなく日本国内にも飢えに苦しむ人がいて、フードバンクという組織が存在し活動する。しかも、活動を引っ張ったのは日本人ではない。日本にはボランティアというものに馴染みや基本的な考え方に欧米との違いがある。だから、浸透していかない部分が多分にあるのだ。この文化的な問題がこれからのグローバルな社会では問題となるだろう。 なんだか、社会貢献についてもっと真剣に考える必要があると感じる。 フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで (岩波現代文庫) [ 大原悦子 ]ショップ: 楽天ブックス価格: 1,100 円 フードバンクという挑戦――貧困と飽食のあいだで ..

  • いちいち不機嫌にならない生き方

    いちいち不機嫌になる生き方を実践しているのかなぁと自分が嫌になった時に、手に取った本。 自分の感情を良くも悪くも扱いづらく、周りにすぐに反応してしまう自分の感受性をどうにかしたいと思いながら…。 こうやって本を読んでみると、その時は落ち着いて、「そうだよなぁ」「そんなふうに考えればいいよなぁ」と思うものの、現実世界ではやはり自分の扱いに困るものです。 しかし、今どきのといえば失礼かもしれませんが、若い子たちを見ていると、私もいろいろなことを諦めれるようになったなぁと思います。若いころはもっと周りをコントロールしようとしていたのが、今は自分は自分と思えるようになり、そして、周囲に巻き込まれないように自分を保とうとするようになりました。 こうやって後何年ほど、心配を繰り返せば、それを笑って考えられるようになるのか。 自分自身の持つ責任と自分自身の中にある怠け心と、今の自分への不満と、..

  • 物語のおわり

    湊かなえの小説。 ある人に薦められて読み始める。 「あっ、読んだことある。ハムさんだ」 そう思いながら、内容を思い出せない…。そうして最後まで読み切った。 湊かなえらしい物語だなぁ。この後、どうなるのかなぁ。そんなことばかりを思う。 一つの物語の終わりは、新しい物語の始まりである。そして、物語がバトンのように渡されて、最終的には元の所へ戻ってくる。 いろいろな人の物語があるから、自分の中に物語ができるんだろうなぁ。こちらはその物語の行く末を知っているが、最初にバトンとして渡した萌は知らない。そう考えると、自分の周りにいる人たちの物語について私も知らない…。でも、私の物語は終わらない…。 物語のおわり (文庫) [ 湊かなえ ]ショップ: 楽天ブックス価格: 704 円 物語のおわり (朝日文庫)作者: 湊 かなえ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 20..

  • ラストレター

    好きだった人が亡くなるところから始まる物語。 最初にハッピーエンドはありませんといわれてスタートしているように感じる。 学生時代の恋人、それも別の男性との人生を選んだ女性を、求め続けながら小説家になり、その女性を追いかけ続けて、小説は売れず…。 そんな小説家の恋の物語。 恋物語は読んでいて、読む側にもいろいろな感情が生まれる。 それでも、その相手はなくなってしまった。残された家族と、その妹を交えて、いくつかの話題が一つに集約されていく。 きれいにまとまったなぁというのが読み終わった感想である。 そして、恋人の残した遺書とは…。 ある人に勧められた本で、、ここまで読んだよと話しながら読み進めていく作業がとても楽しかった。最後はあっさりと完結。この続きは…というよりも、物語に登場する題材となった元の小説を読んでみたいと思いながら…。 ラストレター (文春文庫) [..

  • 13坪の本屋の奇跡

    「オシムの言葉」を書いたノンフィクション作家の作品である。ある人との会話の中で、本を進められたわけでもなく、あっちは知らないだろうが私は知っているというくらいで木村元彦というノンフィクション作家の話を聞いた。その時に僕の返答は「オシムの言葉」は確かわが家の本棚にある。ただ、内容は全く覚えていない。そういう話をした記憶はある。 さて、そんな作家が書いた本を図書館で借りた。あまり期待もせずに読み始めてみると、これが面白い。 大阪のサイズとしては小さな、志としては大きな本屋さんの取り組みや、生き様が書かれた本である。町の本屋さんが、とても理不尽なルールの中でそれでもその場所で咲き続けようとしているのだ。この本屋さんだけの話ではない、町の本屋さんはみんなそういう境遇の中で営業を続けている。チェーンをたくさん持つ大きな本屋ともルールは違う。よくやっているなぁ、この思いはすごいなぁ。これは司書の仕..

  • 世界史を変えた13の病

    新型コロナという言葉を、いやというほど聞く。 知らないことは恐ろしい。見えないことも怖い。恐怖が先行することで、集団ヒステリーのような状態が起こる。不安の幅は人によって違う。それを揃えようとすれば、軋轢が生まれる。それでも、幸せなのは感染症という概念を持っているからだ。決して、何もないところに病気が生まれるわけではないことを知っている。感染症対策をすれば蔓延を防ぐことは可能であることも知っている。感染源のウィルスを特定もできている。それでも、世の中はこれほどのパニックになってしまう。 さて、今回の本はそういうことがわからない時代に何が起こったかを嫌味を交えながら伝えてくれる。今聞けば、そんなバカげた対応があるのか?隠ぺいして拡大させてどうするのか?医学的根拠がどこにあるのか?そう疑問を投げかけたくなることばかりだ。そういう時代のリーダが良かれと思って行ったことが、後々歴史として評価され..

  • その科学があなたを変える

    「笑えば幸せになる。」 精神的な影響を受けて行動が変わるのではなく、行動から影響を受けて気分が変わる。 なりたい自分になるためには「アズイフの法則(As ifの法則)」あたかもそうであるかのようにふるまえば実際に精神的にも変化する。 これまでの常識を破り捨てて、私たちは変わりたいと思った時に自分を変えようとせず、目の前の行動を変えればいい。そのことをいろいろな場面から科学実験のエビデンスを踏まえて説明してく本書はとても面白い。 恋人をつくるためには、自信をもつためには、性格を変えるには・・・。興味を引く項目が続くとともに、読んでいくとすでにいろいろなところで使われている。 営業の人が、まず自分の手で引き寄せて触ってみてくださいという一言が、こういった科学に裏付けさせているのかと思うと、思った以上に身近に感じる。 よし、ここから自分を変えるきっかけを作ってみよう。まずは姿勢か..

  • 告白の余白

    紹介されて読んでみました。 この物語…面白い。そして題の通り「余白」が果てしなくある。京都の歴史と地名や伝統文化を感じながら読み進めていくと、その京ことばの難しさと怖さがわかってくる。 きれいな言葉に見せた「回りくどい嫌味」は、額面通り取れば、誉め言葉であり、裏を読めば嫌味。そんな世の中で生きていくのは苦しそうだ。 こういうことは日本文化の中でも京都ほどではないにせよたくさんある。 そして、聞いた側がどうとらえるかによってその意味は全く変わる。そんな一言一言ひ余白がある言葉で繰り広げられていく物語は、何重にも意味を付け替えることができ、どこまでが本音でどこまでが嘘なのか、それともそもそも本音が含まれた部分があるのか…振り返って考える解釈はいく通りにもなる。 そもそものストーリが終わって、また混乱させるストーリーが現れる。読んでいて、「え?」もしかして結論はそうじゃないのか?と思わ..

  • 問いからはじめる教育学

    図書館にある本を手に取ってみた。 専門書のようで読みやすそう。 教育というものを多面的に見ながら、それでいてさすがは教育学の先生が書かれているだけあって、しっかりと制度や法律、歴史が紹介されている。 一つ一つの項目に対して学校の先生が、これを子供に分かりやすく教えるにはどんな風に伝えたらいいかなぁって考えながら書いてあるように感じた。 まぁ、教育って何?と思った時の入門書だ。そして、あまり難しいことを書かずに、さらに掘り下げたければこの本を読んでみようという流れだった。 読みながら「ハッ」と気づかされるところもあり、有意義な本だった。 問いからはじめる教育学 有斐閣ストゥディア / 勝野正章 【全集・双書】ショップ: HMV&BOOKS online 1号店価格: 1,980 円 問いからはじめる教育学 (有斐閣ストゥディア)出版社/メーカー: 有斐閣..

  • 不可能を可能にする大谷翔平120の思考

    申し訳ないが面白くない。どちらかというと写真集かしら?大谷翔平の言葉というよりも、かなり編集されている。しかも、編集してる人もかなり限られた場面を見ての言葉でしかない。こういう本は割と心が熱くなって一気に読む方だが、これは読んでても頭に入ってこないし眠くなる。 簡単に言えば大谷翔平が語ってきたことに密着して作られておらず、本を作るために、これまでの発言を探してきたような感じだ。がっかり。 不可能を可能にする大谷翔平120の思考 [ 大谷翔平 ]ショップ: 楽天ブックス価格: 1,078 円 不可能を可能にする 大谷翔平120の思考作者: 大谷 翔平出版社/メーカー: ぴあ発売日: 2017/02/23メディア: 単行本

  • 食堂かたつむり

    料理がテーマになった小説を探していて、出会ったのがこの小説である。 失恋からぬか漬け以外の全てと、声すらも失った倫子が主人公となる物語。料理がキーワードになりいろいろなエピソードを創り出していくが、最後は親子の絡まった糸をほどいていく。 おいしい料理が多くの人を幸せにする。その向こうには母親の思いがある。そして、そんな母親との確執を乗り越えるためにも料理が登場し、最後には倫子自身の課題も解決していく。 一つのエピソードをどうとらえるかはその人次第である。読みながら、そう考えるのかぁ、やっぱり物語だなぁなんて思いながらも登場人物の人となりを素直に受け入れて寄り添うのが小説を読む楽しさである。料理の持つ力と、食材や料理そのものの作り手の思いがこもった料理を味わうことの喜びを感じる小説であった。 なんか、切ないけどほんのり温かい小説だったなぁ。 食堂かたつむり (ポプラ文庫..

  • 脳を鍛えるには運動しかない

    アメリカのある学校で、毎朝、有酸素運動をさせたところ、体力の向上とともに学力も向上したという。人間は動くことによって学ぶ。それは狩猟時代に、私たちは運動することで食料を獲得し、そして食料を獲得するために学んだからだ。人間も動物だということだ。そして、今のように運動しなくとも食料が手に入るようになったのは、数世紀前からのことであり、人の中にある遺伝子はそんなに簡単に更新されない。学力を上げるために、体育の授業を減らして数学や理科、国語の授業を増やした実験では残念ながら学力試験の結果は上がらなかった。しかし、運動をすることで脳は刺激され学力が上がるという。 それは、学力に限らず、ストレスや注意欠陥障害、うつ病や認知症など、運動によって改善されるものがたくさんある。強度の高い有酸素運動を続けることが大切だが、強度でなくとも運動をすることが脳を刺激して発達させる。 こういう本を読むといよいよ健..

  • 豊田章男

    言わずと知れたトヨタ自動車社長である。 芸能人の名字を打てば名前まで変換予測されるのに、とよたあきおと打っても文字変換で章男がなかなか出てこないのが腹立たしいくらいな有名人だと思う。 トヨタの社長というだけではなく豊田章一郎の息子であり、豊田喜一郎の孫である。 世界のトヨタの社長は、これまでの社長像を常に壊しながら、自動車会社をどんどんバージョンアップさせるために改革を続けている。同じことを3年続けたら会社が潰れるという危機感を持ちながら、常にチャレンジ精神をもって、まずはやってみる精神がどのように生まれたのかを垣間見ることができる一冊だった。御曹司という立場は、周りから見れば恵まれているが、その本人にとってはどんな努力をしても御曹司の色眼鏡で見られるという、そして章男社長はそれを個性だと捉えなおして、突き進む。 いろいろな人とフランクに付き合い、真摯に向き合う。自分の感性を信じな..

  • 木曜日の子ども

    はぁぁぁ、ため息がでる。重松らしい小説。そういわれればそう。 話し言葉よりも、頭の中での回想が心に染みる。物事への見方が似ているからなのか、それとも、逆に思いもよらない見方をするからなのか。こういう言葉でも説明でもない、想いがつづられる重松小説は好きだ。しかし、今回は少し苦しかった。 木曜日の子ども、ある中学生が起こした教室の給食へ入れた毒物による無差別殺人が始まりである。そして、いじめられ傷つく少年の心にその事件が深くかかわってくる。「たまたま」の偶然が、その閑居を作り、ありえない展開から事件は起こされていく。そして、家庭の持つ意味と外から見た家族と、内から見た家族のギャップ、社会的な課題をいくつもだしながら、中学生の真っ直ぐな部分と、子どもの持つ不安定さが、入り乱れ、それを理解できない大人たちが翻弄されていく。 中学生や二十歳ぐらいの子ども?がどんなに大人として冷淡な仮面をかぶっ..

  • 勝利を呼び込む身体感覚の磨き方

    怪我をすると自分の動作に問題があることがわかる。ちゃんとした病院に行くと、理学療法士や作業療法士が教えてくれる。そのリハビリはイコール、トレーニング。 でも、そうしているうちに痛みは消える。なんとなく言われたことをやっているうちに、動作が変わっているのだろうが、それは本人には漠然としかわかっていない。 さて、そういうことを経験してくると、自分の動作についてもっと知りたくなる。 そんなことから、今回この本を手に取ったのだが、肩甲骨の使い方や、股関節の使い方について多く書かれている。が…言葉で内旋外旋、内転外転と言われてもちんぷんかんぷん。読みながらできる範囲で、ごそごそ動いているから周りにいる人は「こいつ何やってんだ?」というように見られているんだろうな。 しかし、写真をどう駆使してもやはり理解ができないことが多い。身体感覚を言葉にするとは本当に難しいことだと思う。著者である小山田さ..

  • ジヴェルニーの食卓

    私は美術館や美術品に興味がない。中でも絵画をみて感動したことがない。 20代のころ、海外旅行に行き、有名な美術館をいくつか訪れた。しかし、美術品の前をするするとすり抜けていくばかりで、入場料を払う価値があるのか?と疑問に思ってから行くことが無くなった。 40歳をこえて、そんな自分が情けなくもある。 さて、今回は美術品や有名な画家にまつわる短編小説集である。 横文字の名前はどうも頭に入ってこない。どの小説も、最初は何を言っているのか情景が浮かんでこない。それでも読み進めていくとパッと一つの情景が浮かび上がる。 ん??これって絵画と同じか?なんてちょっとした発見をしたような気になり、その画家と作品をネットで調べてみる。この物語の向こうに、この絵画があるのか…いや逆かな、この絵画を見てこの物語が生まれたのかと思うと、絵が点ではなく線や立体に感じる。 おお、初めての感覚だ。 原田..

  • ユダヤ人大富豪の教え

    こういう自己啓発本は好きである。これまでにも何冊も読んできたし、その度に納得し頷きながら、変わらない人生を送っている。それをどこかで自分自身が望んでいるのかもしれない。そうかこんな簡単なことで人生は変わり、夢のような未来が...と思いながら読み進め本を閉じて、変わらぬ現実を同じように生きている。 たくさんの言葉をノートに書き写し、確かにそうだよなぁと納得しながら...。 やっぱり今が変えられない。だから未来も変わらない。 不満足ではない...不安だからやれないと思いながら、今の自分にある種の満足もある、 これからもまたこういう本を何冊も読むんだろうなぁ。面白い読み物として。 最後まで読んで、実際のことを振り返りながら、書いたとある。求める人は求めたものを手に入れる。強く求めることが必要なんだなぁ。 ユダヤ人大富豪の教え幸せな金持ちになる17の秘訣幸せな金持ちになる17の..

  • 奇跡の人

    久しぶりに読み終わってゾクゾクと心臓が高鳴る。 すごい小説に出会ってしまった…という思いである。人を育てる、人を愛するということの先にこういう物語があるのだろうと、ページをめくるたびに残るページ数にもっと教えてほしい、その先はどうなるのか、どうやってこの物語を閉じるのか・・・ページをめくることがもったいないと思う一方で、その先を知りたくて仕方ないという思いが混ざり合うとても良い感覚である。 この物語は、ヘレンケラーとサリバン先生の話を日本に場面を移して、見事な小説にしている。これまでに読んできた原田マハとは趣の違う小説であった。 日本初の「無形文化財」として、津軽三味線の老女を推薦するために真冬の東北へ向かうところから始まる。なんとも読みにくいなぁと思いながら読みだしたのだが、突然物語は、弱視で将来は全盲になるであろう娘を日本初の海外留学させるシーンへ変わる。障碍を抱えながらも強く生..

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