『静かに、ねぇ、静かに』-本谷有希子著 世界中のあらゆる場所をくまなく探したとして、果たして完全に1人になれる場所など存在するのだろうか。 出張で大阪に滞在している今、ふとそんなことを考えてみる。 食事に外へ出ればたくさんの人々で賑わう繁華街があることはもちろん、ホテルに1人でいたとしても完全に1人になることは難しい。 TwitterやらInstagramやらFacebookやらへアクセスし、食べた料理の写真を載せたり、今の気持ちを140文字以内でつぶやいたり、友達のコラム記事を追いかけてコメントなんぞをして繋がりを確認したりしちゃう。 物理的距離は離れていれど、息を吸うかのように誰とでもコミ…
『手のひらの音符』-藤岡陽子著 私は本屋通いを趣味の一つにしている。 仕事終わりや何もない日でも本屋へ赴く。 先日いつものように家の近くの紀伊國屋書店へ散歩に行くと、素敵な装丁に魅かれた。 独特な人形の写真。 暖かく優しさを感じるこの人形に見覚えがあって手にとってパラパラめくりながら、 どこかで見たことあるなぁと思ってない頭で考えてみる。 .................................................................思い出した。 "にしおゆきさん"だ!! (にしおゆきさんは陶芸人形作家さんです) twitter.com 先日高円寺で個展を開か…
あまからカルテット-柚木麻衣子著 音楽の不思議なところの一つは、演奏する人数によってその集団の呼び名が変わるところではなかろうか。 1人で演奏するならソロ。 2人ならデュオ。 3人ならトリオ。 4人ならカルテット。 5人ならクインテッド。 聞き馴染みはないが6人目以降の呼び名も存在するらしい。 (ちなみに6人で演奏することはセクステットと呼ぶみたいだ。頭が中学生で止まっている私には卑猥な響きに聞こえる。) 川が海にたどり着くように、演奏する人数最終形態はオーケストラになるのだろうか。 あれは調べたところ一般的な編成でも70人にが必要なのだそうだ。 生音を聞けば圧倒されるのも納得である。 しかし…
ちいさなちいさな王様 アクセル・ハッケ作 ミヒャエル・ソーヴァ絵 もうすぐ体重が3桁に差し迫っているわたくしぽんぽこである。 85kgを通り過ぎ、90kgの壁を突破すると、早いのなんの。 アッという間に95kgだ。 このままいけば気づかぬうちに体重が100kgに到達してしまう。 鯉が滝を登りきると龍になるが如く、私の体重が100kgを超えると何になるのか。 読者諸君にはぜひ期待してもらいたい。 きっと名実ともに”ぽんぽこ”になっていることだろう。 そんな私にも小さなころがあった。 白球を追いかけ、夢を語り、友人とかけっこをするような少年時代が存在していたのである。(悲しいかな今は追いかけすぎて…
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