【書評】『小気味好いテンポでボヤキ倒し!?食事のあれこれ考えたくなる一冊』
メロンの丸かじり-東海林さだお著 最近少しハマってるものがあるんです、私。 なんだと思います? 講談なるものなんですけどね。最近話題の。 ところで講談ってなんだと思います? 落語に良く似たアレですよ。 落語とよく間違われる講談ですが、落語と講談の違いって"事実かそうでないかの違い"だそうです。(私も初めて知りました) 落語は歴史のフィクションで講談は歴史のノンフィクション。 言わば講釈師は歴史の語り手と呼べるような芸人さんなわけです。 そんな講釈師の人口は落語家さんの10分の1だそうです。 若い人が全然門を叩かない世界みたいですよ。 そしてそんな希少価値の高い若手講談師の代表格が"神田松之丞"…
【書評】『発酵食品ブーム到来!?意外と知らない発酵についてのトビラが開ける一冊』
発酵文化人類学 ~微生物から見た社会のカタチ~-小倉ヒラク著 先週あたりですかね、営業で千駄木にいたんですよ、私。 私ね、いつもは真面目なもんですから用事が済んだらすぐ会社に帰るんですよ。 でもね、たまにはまっすぐ帰らずにぶらつきたいときもあるわけです。 ともあれ厳しい暑さが続く9月ではただブラブラしていてもつらいだけ。 私、悩みました。 悩みました。 悩んだ末に。 思ったのです。 そうだ、本屋へ行こう。 以前より気になっていた往来堂書店が近くにあるのを思い出し、午後の日差しを感じながら闊歩して向かったのです。 入店して一発目に飛び込んでましたのが今日の一冊。 発酵やら微生物やらって普段触れな…
【書評】『ブラックユーモアも癖になる!可愛い動物たちの短編集』
ほんの豚ですが-佐野洋子著 この作品の名前を見ましてね、"ほんの○○ですが"って思いのほかいろんな場面で使う言葉なんだなぁって感じたんですよ。 ほんの"気持ち"ですが ほんの"僅か"ですが ほんの"お口汚し"ですが 気になって調べてみたらほら。色々あるものですねぇ。 いろいろある中でも今回紹介するのがこちら。 "ほんの豚ですが" はい、どーん。"ほんの豚ですが"。 なんでしょうね。 普段使いませんよね。 聞いた事あります? 人間界に置き換えるなら… 日本人に置き換えるなら"ほんの佐藤ですが"。 アメリカ人なら"ほんのレベッカですが"。 とか いや、違和感!!すこぶる違和感!! 謙遜して使うよう…
『退屈をあげる』坂本千秋著 猫のように生きたい。 そんな風に思うときが皆さんにもあるのではないだろうか。 何となく堕落して自由に出かけ、ぐったりとしたい。 暖かい素敵な天候の中であくびでもしながら塀の上で眠ったりしたい。 そんな事を思うときがある事でしょう。 私はそんな日々にあこがれ日々過ごしています。 そんなことを思いながら高円寺を散歩していたときに立ち寄った本屋さんで購入した本作、『退屈をあげる』である。 以前、有名な校閲者の方が紹介して気になってはいたのだが手に取る事はなく、大手書店で出会う事はなかったので出会えた喜びもあり、迷わず購入。 そしてなんと坂本さんの直筆サイン入り。にゃんとも…
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