こんにちは、23期生の永岡伸一です。引き続き裁判員裁判の経験談をお伝えします。私の関わった事件は偽札事件です。コンビニなど複数店舗で偽札を使用したと思われる人物についての裁判です。一連の事件は複数箇所、何日間かに分かれて発生。他の実行犯も複数います。被害者もバラバラ。他の実行犯についての裁判の内容は一部しか証拠提出されていません。裁判は証拠で決まるという原則により、限られた情報のみで審理する難しさを感じました。1.法廷での審理11日間の日程のほとんどは10:30に集合しました。時間になったら法廷に向かいます。法廷では検察、弁護士、被告人が既に着席していました。初日は傍聴席が満杯かもしれないと言われていましたが、実際にたくさんの方が座っていました。学生の団体などもいました。裁判官が壇上の前列中央、その左右に...補充裁判員に選任されました(後編)