撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
大谷翔平選手がドジャーズ移籍にしたが、その契約金額が約1000億円だったそうだ。しかも97%は契約が切れる10年後の後払いという異例の契約内容だった。この給料後払いはアメリカでは珍しくても日本では普通の支払い制度だ。サラリーマンなら誰でも経験し、選択を迫
ここ1~2年という短期間で考えると、日米株価ともに利益と離れた、高PERで株価が上昇してきた。①予想利益の停滞=成長性の低下、②FRBの金利引き上げ=益回りの低下要因、③量的引き締め=資金需給のタイト化という三つの逆風にもかかわらず、PERは日米ともに上昇を続けて
ドルコスト平均法とは、例えば、毎月コツコツと等金額で同じ株式を買い続けるという買い方だ。一方、相場格言に「下手なナンピン、すかんぴん」というのがあるが、ナンピン買い(株価が下落した時、さらに買い増し平均コストを引き下げる)は「NG」とされている。ドルコスト
この三つのケース、何か似ているなと思った。それは「ヤクザ組織の上納システム」だ。ヤクザ映画は日本映画の人気ジャンルだが、その中で子分は親分に忠誠を誓い犯罪をして稼いだカネを上納する、親分は子分がヤクザ闘争に巻き込まれれば子分を守る。この「上納システム」に
NYダウと日経平均この1年のNYダウも日経平均も上昇要因は、ほぼすべてPERの上昇で説明できる。そこでPERの基礎から考えてみると、①1年先予想利益が横ばいなのにPERが上昇②金利の引き締め下で株価上昇、金利上昇はPERの低下要因③FRBの量的引き締めが進む現在では需給要因
ある政治学者が「三人寄れば派閥ができる」と政治家から派閥は絶対になくならないと断言した。なんか「ことわざ」とか「格言」かなと思ったが、そうでもないようだ。よく言われる言葉には「三人寄れば文殊の知恵」、凡人でも三人集まれば良い知恵が出るという意味だが、「
食品の物価高が直撃。東京都区部の物価は全体では前年同月比+2.4%をこのところ2%台で横ばいだが、食品や家庭グッズが急上昇している。食品全体は∔6.6%だが、野菜+16.8%、鶏卵+22.7%、りんご+29.%、フライドチキン+19.2%と急上昇。フライド
NYダウと日経平均は、だいたい3000~4000ポイントの数値差があった。2024年初の日本株の急騰劇で、NYダウと日経平均の数値差が1000ポイントちょっと縮まった。歴史的な接近で終わるのか、それとも歴史的な再逆転が起こるのか、その場合にどんな経済になるの
NYダウと日経平均上のグラフはNYダウと日経平均の比較チャートだが、何も加工していない生の数字だ。日経平均は90年代初頭に4万円近い最高値があったが、失われた20年でドンドン下落し、リーマンショック後2010年にはドル建てNYダウと円建て日経平均の数字が一致し
企業は長い歴史の中で変わっていく必要がある。どんな巨大企業でも時代の変化に合わせて変わらなければ、時代に取り残されてしまう。典型的な事例は、子会社、孫会社、ひ孫会社が次々と成長し、長期的な業態変貌を実現した古河グループだろう。古河財閥ー古河電工ー富士電機
米国市場は堅調でFRBの5%高金利政策の下で2021年の高値に接近している(上のグラフ)。ソフトランディングを達成し高値を更新し、2025~2026年に好景気が訪れればここから大きな上昇トレンドに入ることができる。ソフトランディングが成立するか?・・・それが
証券セールス(以下S): 今年はいきなり強烈な外人買いで日経平均がとんでもない状態になったな。儲かったかな?ファンドマネージャー(以下F): そうだな、ソコソコは儲かった。でも半導体株ばかり上がるのがちょっとムカつく。S: 海外投資家の買いをどう見ている?
香港ハンセン指数 日足1か月前、12月8日に「女神を失った香港はどこへ?」を書いた。民主化運動の女神、周廷さんがカナダへ移民するというのは、香港の民主化運動の終わりを意味すると同時に「民主主義香港の死」を意味する。という事は、香港経済を支えてきた経済層が
S&P500と予想PERFRBの経済前提は、2024年実質GDP成長が+1.4%、失業率4.1%、PCEコア+2.4%というものだ。この前提で12月FOMCで5.5%の政策金利を維持した。実際の24年の米経済が前提以上に強ければ利下げは当面ないだろうし、これ以下の弱い経
台湾総統選は大方の予想通り、民進党の頼清徳氏が当選、さらに副総統に民進党政権の中米代表を務めた蕭美琴氏が就任する。これで頼氏の「民主主義と権威主義の間で、台湾は民主主義の側に立つ」という路線が明確になる。でも立法府の獲得議員数では民進党51、国民党52、
冬の清里は寒い、氷点下10度になる時もある。でも八ケ岳の南斜面なので雪は少なく、根雪になることもない。この寒い清里の冬、マイブームは「蕎麦と温泉」のスタンプラリーで温泉巡りと蕎麦屋巡りを楽しむことだ。今年のスタンプラリーには北杜市・富士見町・原村の蕎麦屋
S&P500と予想EPS今年の米国市場はソフトランディングとハードランディング・シナリオの隘路を行くのかもしれない。なぜなら当面一方的にどちらかのシナリオになるとは考えにくいから。米雇用は比較的堅調で賃金も4%ペースで伸び、インフレも緩やかに鈍化している一方
親子上場を解消するのは非常に困難だろう。東証が上場を承認して子会社株が上場されたわけで、上場基準に抵触しないかぎり東証が上場を取り消すことはできない。さらに現行法が子会社による資金調達を認めているともいえ、子会社上場は違法でもない。親会社が50%以上の子
組織の不祥事が起こった時、アメフト部の麻薬逮捕を引き起こした日本大学も、不正修理で問題となったビッグモーターも、性加害問題を引き起こしたジャニーズも、ほとんどの企業や組織は「第三者委員会」を設置して、利害関係のない弁護士などが公平な調査や原因究明を行う。
日経平均とSQ値1月オプションSQを前にして、2日間で日経平均は1200円の急騰を演じている。半端じゃない!急騰はどのようなメカニズムで生じているのだろうか?昨年5月末から6月に日経平均が急騰したが、それと同じ仕組みが今回繰り返されたと見ている。簡単にいえば
FRBバランスシートとS&P5001月オプションSQを前に日経平均が急騰している。昨年6月メジャーSQ前と同じで、株価上昇とともに日経VTが上昇している。これはオプションのガンマ・スクイーズが起こっているものと思われる。詳細は明日のブログで分析してみたい。というこ
子会社や持分法関連会社株式を使った資金調達というと、ソフトバンクGが最大だろう。以前から大株主になっている「アリババ株」で先渡し契約などで資金調達をしてきたが、通信子会社の「ソフトバンク」を上場させ、鳴り物入りで買収した「アーム」も部分的にNY上場したり、
紬山荘という超人気の蕎麦屋が北杜市にある。ここの蕎麦はいろいろ工夫ざれたいて、「黒胡麻のつけ蕎麦」「すだち蕎麦」「鴨とねぎのつけ蕎麦」などなど、ビックリするほど美味しく「ハマる」メニューが多くあった。この紬山荘は普通の蕎麦屋とはちょっと違い、夜はフレンチ
最近、驚いているのは3年前、2021年3月に書いたブログ「銀行員の不遜な態度で口座解約って…昭和の話?」にアクセスが増えていることだ。内容もよく覚えていなかった過去のブログがなぜ突然アクセスが増えたのだろう?分かりにくかったと思うので、もう一度、再考して
日経高配当50指数今年の正月早々、NASDAQの重い足取りを横目に・・・なんと日本株が上昇している。なんなんだろ???と思っていたが、NY株に振り回され過ぎて投資家にフラストレーションがたまっているのかもしれない。こうしたフラストレーションが「新NISAラリー」
NASDAQ100と予想PER2024年の株式相場がスタートしたが、年初から波乱展開になっている。でもこれは調整というより、NY市場、特にNASDAQ市場のバリュエーションが正常化する過程と見ていいのだろう。3月にも利下げが開始され5回も6回も利下げが行われるという金利
サラリーマンをやっていると、突然姿を消して誰も知らない場所に行ってみたくなる時がある。でも多くの人たちは想像するだけで実行しようとは思わない。家族がいたり、友人や知人もいるし、周りに迷惑をかけるかもしれないし、やらなければならない仕事もあるからだ。でも何
前回「親子上場」の話題を書いてから時間が経ってしまったが、前回の要点は①親子上場は東証の上場承認によって日本だけ特殊に増えてしまった、②実効支配する子会社を上場させると、他の株主は支配証券の株主権を行使できない、③過半数の株主が実行支配している会社では少
霧島神宮日本の田舎は非常に奥深い。田舎を旅していると「こんな山の中にこんな店があるんだ」という場面に出会うこともある。香川県には「こんな田舎にこんなうどん店」ということもあるし、山形県には「こんな田舎にこんな団子や」ということもあった。そして最近行った鹿
2024年が始まったばかりだと言うのに、能登半島で大地震が起こった。この地震がどれぐらいの地震被害が生じ、どのぐらいの津波被害を誘発するのかはまだ分からない。でもこの新年早々の地震騒ぎ、津波懸念、あらためてテールリスクを考えさせられる事になる。テールリス
2024年元旦新年おめでとうございます!今年も「株山人」のブログをよろしくお願いします。今年も1月の富士山は美しく、清里の正月は寒い。何もかも高速で変化する世の中にあって・・・変わらないモノほど貴重な感じがします。最高値圏で始まる株式市場。発射台が高いだ
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撮影するほどのサクラじゃない、と言われそうな小さいヤマザクラ。我が家で初孫が生まれた時にヤマザクラの苗木を庭に植えた。その時は近所のホームセンターで買った高さ50cm程度の苗木だった。それから5年経ち、高さ2m以上に育った。サクラの花も以前はチョロチョロ
日銀決定会合の結果は大方の予想通りの「現状維持」だったが、その後の植田会見は凄まじかった。「金融政策は為替レートを直接コントロールの対象とするものではない」外国為替市場で円安が進んでいることによる基調的な物価への影響は無視できる範囲かと問われたのに対し「
消滅可能性自治体の調査が公表された。我が山梨県では上の11市町村が含まれた。ちょっと意外だったのは、東京都に近い山梨県東部に多くの消滅可能性があることだった。上野原や大月はちょっと1時間程度の通勤時間をガマンすれば東京で仕事ができる。安い不動産価格で子育
長期金利とFANG指数チャート天邪鬼は単なる人の性格ではなく、れっきとした運用戦略の一つでもあり「コントラリアン投資」と呼ばれる。コントラリアンは市場の人気とは逆にポジションを取ったり、大多数の投資家とは逆のポジションを取る投資戦略だ。「上げ相場で買い/下げ相
ドル建て日経平均と円建て日経平均証券セールス(以下、S): おカネの動きで市場が振り回されているみたいな感じだな。ファンドマネージャー(以下、F): 米景気はいいしファンダメンタルというよりおカネの動きが激しいな。S: この半年の上昇相場で株式はいろいろ
日米実質金利差とドル円相場上のグラフは日米実質金利差とドル円相場のチャートだが、2022年までは両者の動きに乖離があったものの、2022年以降は両者のグラフがほぼきれいにパラレルに動いている。2022年はFRBが引き締めが開始した時期で、日米金利差が急速に拡
信用買残と日経平均「天邪鬼」であることは投資の面では自己防衛につながる。でも実社会で「天邪鬼」は嫌われるのは間違いない。集団で意思決定する時、「天邪鬼」が一人いるだけでなかなか全員一致での結論にはいたらなくなる。サラリーマン社会では「赤信号をみんなで渡る
新型コロナ禍で病院に行くのが心配だったので、ここ3年人間ドックを受けていなかったが、久しぶりに一日ドックを受診した。結果は?全部で7つの指摘されたのだが、一番心配なのが「心臓」だった。人間ドックのメニューで「心電図」を取ったが、この波形に少し懸念があると
投資の世界に38年、その後個人投資家として丸5年・・・きちんとリターンを出し続けてこられた理由は自分ではたった一つだと思う。それは「天邪鬼(あまのじゃく)」であったことだ。・他人の言うことはいつでも疑い自分で考える。評論家の言うこと、株式ストラテジストの
近所にある通称「ハナミズキ公園」だが、桜が散り葉桜になると同時に、ハナミズキの花が少しづつ開花に向っている。この公園で見られる「花主役の交替」だが、今年は桜の開花が遅れたので桜とハナミズキが同時に見られるということが起こった。上の写真では手前がハナミズキ
ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
清里にも暖かさが戻ってきたある日、散歩の途中でひさしぶりに「田舎師匠」に会った。この「田舎師匠」は清里開拓者の家系で生まれ、学校卒業後に自衛隊に入隊、その後全国の駐屯地を転々とし退職してから甲府に住んでいる。清里にも親の自宅が残っていて、たまに来ては家を
野村証券・日足(3か月)三井住友銀行・日足(3か月)株価の動きだけで判断するのは自分のスタイルではない。チャートは好きだが、チャートの形に囚われることは嫌いだ。でも気になるのが、最近の大型株の日足チャート。直近の動きを大きく見るために、過去3か月の主要株
米国コアCPIとPPI上のグラフは米国のコアCPIとコアPPIを比べたグラフだが、CPIに比べてPPIの方が大きく、PPIの動きが先行指標となっている。注目点はコアPPIが今年1月をボトムの底入れした雰囲気があることだ。PPIのボトム、2015年や2020年を見ると、その後、コ
NASDAQのPERと米10年債利回り4月初の予想EPSは前年比でNASDAQ+32%、S&P500+11%、NYダウ+10%、ラッセル2000+11%と立ち上がってきた(下の一覧表参照)。昨年10月以降、米景気の堅調⇒業績上昇の期待で株価が上昇してきたが、その原動力はPERの
だんだんと事件の内容が公にされてきている。水原氏はLAの連邦裁判所に出廷し罪を認めている。大谷選手は被害者であると認定され訴追はされない。でも、なんか腑に落ちない。筆者は賭け事好きでロンドン駐在時には会社同僚とともによくカジノに出入りしていた。カジノは顧客
日米10年金利差とドル円相場米国CPIが前年比+3.5%とほんのちょっと高めに出ただけだが、ドル円は152円/ドルの抵抗水準を抜けつつある。今まで「円独歩安」を分析してきたことは・・・①ドルインデックスは昨年から横ばいで「ドル高局面」はすでに終わっている、で
テレビでは毎日毎日、たくさんの「便利グッズ」が紹介される。整理整頓に欠かせない「小物入れ」「整理のための棚や引き出し」など、整理整頓が苦手は視聴者に次々を紹介され、多くの視聴者が買っている。でもよく考えてみよう。どんなモノでも時間が経つと劣化して「ゴミ」
日本全国、いたるところにサクラの名所がある。我が家のある地域にもいくつかの名所がある、目黒川の川面を覆い尽くすサクラ、かむろ坂のサクラのトンネル、西小山から碑文谷神社のサクラ参道。目黒川のサクラは人でゴッタ返すので、あまり行かない。むしろ、目黒線の電車の
今年のグローバル市場を見ていて感じることは、米国株、特に大型成長株、GAFAやその他のIT株が高値圏で往来相場に入ると同時に、本来連動性が低いかゼロ相関であった「金価格」や「ビットコイン」が急上昇し、さらに景気懸念のあったドイツ株など欧州株が買われるという状
東証リート指数のチャートだが、12月20日に大陰線をつけた。これは日銀決定会合で黒田氏がYCCを従来の0.25%上限から0.5%上限に変更した時のもので、金利上昇をマイナスと見たヘッジファンドなどの海外投資家が急激なショートを積み上げたためだ。東証の売買
上はブルームバーグが報じた日銀決定会合の「政策運営方針」だが、けっこう見所満載という感じだ。黒田さんの異次元緩和を継続すると表明してきた植田日銀だが、ここまでとは思わなかった。政策金利はマイナス0.1%、長期金利は0.5%を上限として10年国債を買い入れ
ちょっと前だが観光庁が今年3月の訪日観光客数を181万人と推計し、コロナ前2019年の65%まで回復した。関係者は強気で中国の団体旅行が解禁されれば、中国からの観光客の増加でコロナ前の水準も回復可能と見ている。でも一方、日本人の出国、海外旅行はコロナ規制
このところ、多くの評論家が日本株を強気になってきている。その根拠は二つ・・・①ウォーレンバフェット氏が商社株を買ったこと、②東証がPBR1倍割れ企業に改善策を要請したことだ。そのうち②の東証の「バリュエーション改革」はすぐに何か変化するわけではない。ずっ
これは、個人的には衝撃のニュースだった。「不動産経済研究所によると、3月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンション1戸当たりの平均価格は1億4360万円で、去年の同じ月と比べておよそ2.2倍に上昇」たまたま港区などの高額新築マンションが相次いで売
個人投資家にも様々なタイプがいると思うが、大半の投資家はNISAやiDeCoなどの積立投資スキームを使って老後の資産形成をしたいと考えているだろう。前回の「運用ゴールの決め方」では厚生年金や国民年金の不足分を補うためにNISAやiDeCoを使う場合の運用目標の設定を考えて
「CRE不況に突入?」で書いた通り、今回の金融不安は今までの経験的な感じとちょっと違う。今回は価格の急落というより米地方銀行の預金流出と不動産ファンドの解約が原因だからだ。上のグラフは米銀の預金量だが、ピークの18兆ドルから現在17.1兆ドルを大きく減少して
3月の特殊月については2月時点から警戒感を持って見ていた。2/20に「日銀トレード、3月特殊需給で波乱あり?」を書いた。3月の市場は途中でシリコンバレー銀行やシグネチャー銀行の破たんがあり、日米市場ともに大荒れになった。銀行不安から来る海外投資家の売りだけで
産経新聞社が2019年に続き、120人のリストラをすると報じられている。新聞社の経営は厳しく、表向きは120人の希望退職といいながら実際には数百人規模のリストラに膨れ上がると見られている。普通の個人でもネット経由で官公庁データや各種研究機関のデータに簡単
現在、統一地方選挙の最中だが、住宅街をうるさいほどの音量で街宣車が走り回っている。その中には、ある下請け工場の社長もいる。彼の工場ではとうに仕事がなくなり、社長自身が区議会議員に当選したことで倒産を免れ何とか生き残っている。若い女性の候補者もかなり増えて
儲かれば儲かるほど良い・・・あたりまえの話だ。でも投資についてはこれは当てはまらない。大儲けの話ほど注意が必要で、過去いくらでも「儲かりまっせ」という投資話があったがそのほとんどが「ウソ」か「詐欺」だった。「儲かりまっせ」の投資話にハマって資産の大半を失
最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。ニュースフローを確認すると・・・・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産4
米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を
NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時
十分な睡眠が取れてますか?安眠対策はしてますか?世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネス
証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビット
昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。スイス・プライベートバンクの顧客はこうし
チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話
そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期
東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬に