chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
【自閉症新聞】自閉症サンプル67才 https://mindblindness2.blog.ss-blog.jp/YUUKI

当ブログは独立媒体であり、ニキリンコ・発達障害コンテンツファーム とは無関係です

2000年 よこはま発達クリニックにて私も妻もアスペルガーの診断を受けました。 自分が一体どう言う行動をとっているのか。それは妻の行動を観察する事で初めて理解できるのです。

Chip
フォロー
住所
未設定
出身
小樽市
ブログ村参加

2018/07/06

arrow_drop_down
  • 片岡聡さんの見ると聞くのまとめ

    これからの記述は片岡聡さんへの批判では無い。 私が妻を観察して漸く自分の事が分かる様に、やはりホンモノの自閉症である片岡聡さんの この一連のスライドを見て、自分自身の特性として見えて来た事を書き並べてみる。 1.なぜ自身の事をASD者と記するのか。 片岡聡さんはDISCOでもADOSでも「自閉症」と診断された。 「自閉症」とは世界自閉症啓発デーでも自閉症とされる様に広く認知された言葉だ。 片岡聡さんは日本「自閉症」協会役員でもある。 その当事者である片岡聡さんがなぜ言葉狩りの様な表現を取るのか。 医学的にASDとするのは非常に理解出来る。そして最近は親を中心にカナー型を指して自閉症と 表現する。 しかし、知能が低い自閉症の彼らは、たまたま知能が低いだけで私達と繋がる存在。 知能が高く、自閉症協会の役員であ..

  • 片岡聡さんの聞くのまとめ

    片岡聡さんのスライド29、30を見ると 自分ではどうしようも無い生体的悩みを持っている事が良く分かる。 その片岡聡さんが持つ悩みを、この講演の内容に絡めてその原因を安易に自閉症に求めて結論付けているが、厳密に検証すると前に述べた様に全てが自閉症を原因とするモノでは無い。 ただ、片岡聡さんが持つ先天的な悩みが相当大きい事は良く分かる。 私も妻も知能が高い自閉症であるし、自閉症を起因としない、 脳機能の障害と思われるモノが多くある。 以前、専門医に「自閉症の小奇形」について聞いたところ「小奇形は多いのよ」と一言で済まされて しまった。見て分かる小奇形だけでは無く、脳内の小奇形及び、 脳の機能障害は、ほとんどの自閉症が持っているのでは無いか。 自閉症に..

  • 片岡聡さんの聞きたくない

    片岡聡さんが感覚過敏と決めつけてしまっている事については、 私は別の認識もありこちらとこちらで詳しく書いている。 無論、片岡聡さんの感じた事を尊重した上での私の考えだが、さらにスライド31、32について考えてみる。 片岡聡さんの悩みの種、騒音なのか話し声なのか日差しなのか風なのかは分からないが、 とにかくその悩みの種から逃れられない。 その事を片岡聡さんは「感覚過敏」の一言で済ましているが、妻を観察していても同様な事がある。 それは「感覚過敏」の一言では説明しきれないし正常な人たちに理解して貰えない。 感覚の敏感性も見られるが、それと同時に「こだわり」もある。この「こだわり」とは何か。 こちらでも解説しているが、英文の論文上はFix、これが日本語では「こだわり」。 ..

  • 片岡聡さんが聞こえた話

    私が最も重要だと考える、片岡聡さんの当事者の話スライド37。 この片岡聡さんのPTSDによるフラッシュバックと幻聴を取り違えられ向精神薬を処方された?のは実体験と思われる。 自閉症者が、本来持っている知能からは考えられない程 自分の事を上手く説明出来ない事から、この間違いは数多く報告されている。 例えば、「部屋に居ない人の声が聞こえる」に「YES」と答えるのだが、隣の部屋の人の声だったと 言う例が顕著だ。 片岡聡さんも、自分がその時感じたまま医者に言っただけなのに、医者は、「幻聴」と判断し向精神薬を処方する。 一方、大量に居るネット上の統合失調症の患者は、幻聴幻覚を持ちながらも 「アスペルガーと診断された」と主張する。 ス..

  • 片岡聡さんの今も聞くモノ

    片岡聡さんの発表の中で私が一番注目したのがスライド37。 私が壊れた原因である様々な出来事は、テレビや新聞や考え事の何かをトリガー(きっかけ)にして、 状況(画像)が浮かび、それに言葉と口調が付随してくる。 だから、その時の口調にしてもエコラリアでそのまま再現出来るが、その聞こえ方は 片岡聡さん程のリアルさと切迫感は無い様な気がする。 一方、私と違い片岡聡さんは、未だに自身を罵倒する声が頭の中で再生される。 これは、本当に貴重で重要な発言。知能が高く言葉を得た自閉症者でなくては表現出来なかった事だ。 つまり、壊れたカナー型の子供達の中にも、片岡聡さんの様に療育の過程で叩き込まれた「声かけ」 が、部屋に引きこもっていても突然再生されたら、その場で飛び..

  • 片岡聡さんの聞こえない

    片岡聡さんの当事者としての発表スライド8から。 コミュニケーションの上での選択的な声の抽出について書いた。 そして片岡聡さんのトイレでの携帯電話の話のつづき・・・ アスペルガー症候群の診断を受けている妻も、片岡聡さんと同様に電話を受けているときに 外野の声に非常に惑わされる。 そこで長いOL生活の中で生み出した対応法は、電話口を手でふさぎ、有無を言わせぬ毅然とした態度と 声で「うるさい!聞こえない!」と言い放つのだ。 この、振る舞い、声質、態度、声の大きさ。ドコの誰から学んだのか、恐らく誰かのエコラリアなのだろうが、その見事さ、普段の姿とのギャップで、必ず誰もが口を閉ざす。 しかし、そのエコラリアも、職場での緊張の中使える手法であり、仕事を辞め20年。すっかりその 緊張..

  • 片岡聡さんの聞いてるモノ

    これも片岡聡さんの当事者としての発表スライド8から。 前回、コミュニケーションの上での選択的な声の抽出について書いたが、 今日の片岡聡さんのトイレでの携帯電話の話もこれに関わる。 前提条件として、スマホや携帯の場合、音が出る穴を耳の穴にキチンと合わせないと、耳で穴を ふさいでしまう場合がある。 妻の場合、そもそもコレが苦手で、昔の大型の固定電話なら、海外営業の最前線で働いた杵柄で、 耳にぴたっと合わせられるが、様子を観察していると、スマホを耳に合わせる事が大変苦手だ。 だから、「聞こえない聞こえない」と言いながら、顔をグイグイスマホに押しつけると、今度は顔で ピポパピポパとキーを押してしまう。結局高い値段で買ったスマホは捨ててしまった。 話は逸れ..

  • 片岡聡さんの聞く

    片岡聡さんの当事者の発表スライドがあまりに面白いので、予定を変更して「聞く」の話へ。 スライド8に園児の声が洪水の音に聞こえたと言う話。 これは、非常に重要な事項を含む事例だと私は考える。 人間は、不思議なモノで、例えばパチンコ屋の騒音の中でも、工場の中でも、それこそ片岡聡さんが 言う洪水の中でも、「選択的に音を聞き分け」会話をする事が出来る。 この能力はその状況下では選択的に音を聞き分けられても、これが一旦録音されると、すべて同じ 騒音に掻き消されて聞き取れなくなる。 それこそ、現場ではもっと騒音が大きかったのに、キチンと聞き取れて、さらにその場で会話をして いたのだ。 つまり、音を聞き分けるのは、音の大きさでは無く、コ..

  • 見るの付録(脳貧血)

    私は子供の頃から脳貧血?に悩まされていた。 学校で「起立!」の声と共に立ち上がると、いつも頭がクラクラした。両手を左右に開きイカが 泳ぐような格好をしてフラフラするから、ひょうきん者だと思われていたかもしれない。 「あっち見て」と言われて、振り返る時も頭がクラクラした。 ある日「もっとゆっくり立ち上がりなさい」と言われ、ゆっくり立ち上がる様にしたら大分良くなった。 振り返る時もゆっくり振り返る様にしてクラクラしなくなった。 実は、妻と知り合った時、妻ももの凄い早さで振り返るのを見て驚いた。 聞くと、やはり頭がクラクラするという。もう25才過ぎているのに、まだそんな状態。 急に振り返るのを止める様に言ったが、少しは良くなったかな? ..

  • 片岡聡さんの見たモノ

    さて、やっと本題。 スライド40で片岡聡さんが「感覚過敏」と訴える現象。 講演会では医師による補足説明がなされているのかもしれないがこのスライド原稿では分からないので、 私の解釈を勝手ながら。 片岡聡さんが「光が急にまぶしくなりスマホの画面も見えなくなる」と訴えている。 片岡聡さんが訴えているんだから、その症状が出ているのは間違い無い。 ただし同様の診断を受けている私にはその症状は出ない。 つまり、この時点で「ASDの感覚過敏症状」とは言えないと言う事。 では、原因は何か。この講演会の席に同席した医師たちもそうだろうが、 私もその原因は「てんかん」に依るモノだと考えるのが自然だ。 私たち自閉症と、..

  • 片岡聡さんの言葉の選び方

    この原稿を書く前にもう一度読み返してみた。 するとスライド31にこうある。 ◎「感覚過敏」というよりも、健常者にとっては問題ない感覚刺激によって、 思考が中断するほどの影響をうけるというのが実態 まさしく私が常々訴えている「感覚過敏」と「自閉症児の感覚の敏感性」の違いを 片岡聡さんもきちんと認識した上で訴えている。 では何故片岡聡さんは、「感覚過敏」と表現したのか。 これもマインドブラインドネス、自閉症の特徴で、 1.本質的に言語を使用するコミュニケーションは出来ない。 2.コミュニケーションを求められるので、知能で対応する。 3.本来持たない言語は、広く使われている用語を使いたがる。 結果4.その単語の概念を精密に理..

  • 片岡聡さんと同じ事違う事

    片岡聡さんも私たち夫婦も同じ自閉症三つ組の障害が完備したマインドブラインドネスだ。 一番の問題はマインドブラインドネスであるが故に、自分自身の状態が「誰にもある事」 なのか、私、或いは片岡さんだけに起きている事かが分からない事なのだ。 だから、自分の感覚過敏について、補装具を付けて自分が大変だった事に初めて気付いた と言う事になる。小島慶子さんが薬を飲んで初めてADHDの脳を知った事と同じだ。 本来は、周囲の誰かが気付いて「この子は感覚過敏だ」と認識されればその子の環境は配慮され 格段に環境が良くなる。 片岡さんの講演を聴いた訳では無いので、詳細まで分からないが、片岡さんの言う「感覚過敏」の 例には二つの原因が考えられる。 ひとつは、少しだけ触れ..

  • 片岡聡さん その前に

    例えば、人を体重で精密にクラス分けをする。ミドル級ならミドル級。それ以外ナニモノでも無い。 しかし同じミドル級でも、サッカー選手や、ボクシングの選手。スワットのスナイパーかもしれないし、 ひよこ鑑別士かもしれない。 そうなると、「ミドル級で目が良い人がいる」と言う事になるが、「目の良い人はミドル級だ」とは 絶対ならない。 こんな事あまりにあたり前で誰も問題にしないが、事「発達障害」と単語が付くと、誰も疑問に 思わなくなる。 つまり、「自閉症には感覚過敏がある 人もいる」が「感覚過敏があれば発達障害だ」 と言う事になり、誰ひとり疑問にも思わず、異議も唱えない。 さらに、「感覚過敏にはサングラスを掛けると大丈夫」「感覚過敏には耳栓で対処できます」と 対..

  • 片岡聡さん

    2005年には私のブログは荒れに荒れ、その代わりアクセスも増えた。 2006年には非常にお金の掛かった精密なニセメール(なりすまし)も届いた。 さらに、ネットマガジンでは杉山登志朗先生にニセアスペと診断された。 そんな中でも、ブログにはホンモノのエピソードを持つ人が数人だが集まってきた。 荒れた分アクセスランキングで一位になったところ、突然予告なくブログの強制表示停止、 何度かのクレームで解除されながらも遂に消し去られた。 私の文章が消えるのは大した事は無いが、貴重なエピソードと僅かなネットワークを壊されたのが 残念だった。私たち夫婦は数少ない話し合える相手を失った。 その後2009年にはスラップ訴訟を起こされ、家宅捜索を受け、資料を没収され、実刑1年執行猶予4年が付き、 完全に生活環境をも破..

  • 片岡聡さんとは

    片岡聡さんを見たのは国立精神・神経医療研究センターの かかりつけ医対応力向上研修テキスト2018.3.1の当事者資料だ。 それこそ誰でも学会では無く、まともな学会だね。 その中で感覚過敏について多く語られている。私は感覚過敏という言い方は、 非常に誤用誤解を招き易いので感覚の敏感性として貰いたいところだが、 流し読みしただけでも、まさしく「ホンモノの当事者」 「ホンモノのエピソード」なので本当に驚愕した。 さらに、キチンと診断を受けて、自分自身も納得してから当事者活動を行うと言う所が、 まさしく自閉症のメンタリティだな。先例の当事者達とは大きく違う。 こんなエピソードに巡り会うのは、ブログを強制削除されて以来なんと10年振りだ。 なぜ、世の中に..

  • ゴッホが見た世界

    統合失調症の人が見る世界の詳細な情報を知る機会はほとんどありませんが、草間彌生と並ぶ統合失調症の 画家の作品は見る事が出来ます。 ゴッホの作品。初期の作品は特別な部分はありません。何故か人物の顔に非常に惹かれていた様です。 タッチが変わるのが、自画像を描き始めてから。作風を変える為の習作と言うより、見え方が変化する 自分の顔、その瞬間を何とか再現しようと苦闘しているように感じます。 それから、どんどん筆致が激しくなり、死後有名になる作品を次々書き始めました。 ついに幻聴に耐えかね自分の耳を切り落とすと、病状が一旦収まったのでしょうか。耳を治療中の自画像は とたんに静かな筆致となります。 しかし、その病状は一進一退の様で、その画風は時期により激しくな..

  • 誰かが見ている世界

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 「正常な人が見る世界」を知る統合失調症と「正常」を知らない自閉症との差は 非常に大きな差があるのです。 「自閉症者」のアドバイスによって創られた、「自閉症が見ている世界のバーチャル映像」 しかし、不思議な事にその映像は、草間彌生さんが幼い頃から見ていた世界を再現。 草間彌生さんは統合失調症の芸術家です。 1.自閉症は想像力の欠如がある。つまり判定テストで想像力の欠陥が認められたから 自閉症の診断が下るのである。 2.自閉症は「他者のこころの理解」に問題がある。 3.バーチャル映像のアドバイスをした「自閉症者」はどうやって正常な人間の見え方を想像したのか。 私は医療機械メーカーで医学部..

  • 誰が見ている世界?

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 「正常な人が見る世界」を知る統合失調症と「正常」を知らない自閉症との差は 非常に大きな差があるのです。 自閉症の私が見ている世界は、私が考える全く正常な日常の世界。 妻ならどうでしょう。妻も自閉症です。 ★「こうだよ。こう。今。見てるまま。分からない?」 一方、「想像力の欠如」の自閉症なのに、正常な人の見え方と比較した「自閉症の見え方」をアドバイス する「自閉症当事者」も実在します。 ある企業がその人のアドバイスで「自閉症が見ている世界」を再現して販売を始めたそうです。 ところが、その映像サンプルを見たところ「自閉症である私が見ている世界」とは全く違うモノです。 ..

  • 私が見ている世界

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 統合失調症は「正常な人が見る世界」と「病気の時に見る世界」の両方を体験。 「正常」を知らない自閉症との差は非常に大きな差があるのです。 ここで私が「自閉症のバーチャル映像」のアドバイザーになったとします。 私が見ている世界は、私が考える全く正常な世界。なんの変化もありません。だから、私が要求する バーチャル映像は、ひたすら精密でまさしく立体そのモノに見える映像装置です。技術者でもある私は、 「8Kでも不可能」と言います。 妻ならどうでしょう。妻も自閉症です。 ★「こうだよこう。今見てるまま。分からない?見えているまんま。今見てる事がアナタ分からない?」 では、私たちが正..

  • アナタが見ている世界

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 病気として親戚筋にある「統合失調症」と「自閉症」しかし全く違うのです。 統合失調症は「正常な人が見る世界」と「病気の時に見る世界」の両方を体験。 「正常」を知らない自閉症との差は非常に大きな差があるのです。 そして、自閉症は「想像力の欠陥」があります。だから、自閉症の私が見ている世界は、 私にとって「あたり前。日常の世界。正常な世界」です。 他の人がどう見えているかは分かりませんが、私が見ている普段の世界と、恐らく他の人が見ている 普段の世界は同じだろうと考えています。 要するに 「他者のこころの理解」に問題がある自閉症なので、自分が考えている通り。 自分が見ている通..

  • 見える違い

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 病気として親戚筋にいる「統合失調症」と「自閉症」立体視しないと言う所は非常に似ていますが、 全く違う事があるのです。 それは、自閉症は生まれ落ちてからずーっと自閉症であり続ける事に対し、統合失調症は「正常な人」 として生まれ落ち成長し、そしてその途中で統合が壊れる病気になってしまうのです。 ですから、彼らは「正常な人が見る世界」と統合が壊れた後に「病気の時に見る世界」の両方を体験して いるのです。 この2者の違いは、この「正常」と「異常」両方体験をしているかしていないかであり、その差は非常に 大きな差なのです。 つづく

  • 統合失調症と自閉症の混同

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 「統合失調症も発症すると立体視が出来なくなる」 そんな事もあってか、自閉症と統合失調症が間違えられて取り扱われる事が多いのです。 現場の精神科医にとって、患者が自閉症なのか統合失調症なのかはさほど重要ではありません。 重要なのは、患者の病気の症状を静め安定した生活を送らせる事が出来る様にする事です。 ただ、私の様になんとか自閉症のデータを集めたいと言う人間には「診断名・正規の診断」は重要です。 間違った情報は、子供達に間違った教育支援を与え、悪影響を与えてしまうからです。 医師の中にも、統合失調症と自閉症の混同について多数意見が出ています。 その一例が、こちらの論文です。 つづく..

  • 立体が平面になる統合失調症

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 実は、他にも立体視していない一群が居るのです。 それは統合失調症の人なのです。 統合失調症の人はこう訴えます。「景色が書き割りの様にペッタリと平面的に見える」 「景色に生き生きした感じが無くなる」 統合失調症とは、物事の統合が上手く取れなくなった人です。 生まれつき「中枢性の統合」に問題がある自閉症が、立体視していない事と、正常な人が後天的に 「統合が壊れた」統合失調症の人が、「世の中が平面的に見える」と言うのは象徴的です。 脳内の障害と言う事では、自閉症と統合失調症は非常に似通った部分があります。 さらに血縁関係でも、私のイトコが統合失調症である事を見ても、何か脳内..

  • 自閉症は立体視していない

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 目が悪くないのに全然立体視していない妻★。抗うつ剤で老眼が始まり立体視しない自覚が出た私◎。 脳梁が細いと言われている自閉症。それ故に、右目の情報と左目の情報を上手く合成出来ず立体視 していない可能性を否定出来ない。 2つの実例と、1つの推論で「自閉症は立体視していない」として良いのでは無いでしょうか。 「自閉症が立体視していない」と言う事になれば、自閉症の子供が幼児の頃に親に対してや、その他の 事について、他の子供達と反応が違う事も説明が付きます。 自閉症(少なくとも私たち夫婦)は立体視していません。 ピカソも本当は幼い頃から立体視していなかったのでは無いかという話は書きましたが、 実は、他にも立体視していな..

  • 手を差し伸べない幼児

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 さて、話が役に立たない私の立体視に話が逸れてしまいましたが、自閉症児が立体視していないのでは 無いかという話に話を戻します。 自閉症が立体視しないというのは、脳構造の発達の具合からも予測できます。 自閉症の脳が脳幹部海馬脳梁に発達の遅れが見られる事が分かってきました。 脳梁とは脳の左右を繋ぐ部分で、右脳と左脳の情報交換をすると言われています。 この情報交換に、右目からの情報、左目からの情報を考えた場合、その合成能力が劣っている事が 考えられます。 自閉症の幼児が生まれた時、立体視していないとしたらどうでしょうか。 残念ながら幼児の視覚については憶測するしかありません。..

  • 無駄な超立体視

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 ◎「自閉症の私は、画像情報の多さから立体視を獲得した」 この二つの話の矛盾は、画像情報の量が多ければ解決出来る事を理解して頂けたでしょうか。 たまたま、目から得る画像情報が多く取り込めたために獲得出来た「超立体視」。 人為的に脳内で計算ソフトで計算しなければ、立体を把握出来ません。 その処理速度は非常に遅いため、いくら高速処理をしようと努力しても気付いた時にはボールが 顔に当たっています。 つまり日常人並みの生活をする上では、何の役にも立たないのです。 ところが非日常的な場面。つまり、三面図(一般的な紙に書かれた図面)をチョット見ただけで、 私は何の苦も無く立体がどんな形になって..

  • 立体視の手掛かり

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 では何故同じ自閉症なのに、私だけが立体視をしていて立体視を獲得できたのでしょうか。 恐らく、目から受け取る情報料が異様に多かった事に関係すると考えられるのです。 例えばスマホで取った写真に小さく写った人の肌の具合は、いくら拡大しても良く分かりません。 しかし8Kの60インチモニターに超アップで写った人は、それこそ肌のキメから、ニキビ跡のほんの少しの くぼみまで分かると思います。 目が異様に良い、目からの画像情報が異常に多いとはそう言う事です。 本当は、12インチの白黒ブラウン管テレビと60インチの8Kテレビと言いたいところなんですが、 この例ではかえって分かりにくいでしょ。 本当ならテレビは平面画像ですから..

  • 立体視ソフトウエア

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 では何故同じ自閉症なのに、私だけが立体視をしていて立体視を獲得できたのでしょうか。 私の記憶の始まり、3才児の頃、或いは4才児の頃、立体視していたかどうかは分かりません。 確認のしようがありません。 ところが、4才児になり転居という刺激もあったのでしょうか。指差しに異様に惹かれ、 自分なりに獲得しました。 それを編み出す経緯は今でもはっきり憶えていますが、その方法はその遙か後に学校で習う事になる 三角測量の原理であり、数学的解決法でした。 その指差しを理解する過程を、論理的に分解、図解するとこのロジックになるのです。 では立体視出来ないのに、なぜ目玉の飛び出しが分かったか。な..

  • 立体視の回路

    ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 では「正常な人」はどうやって立体視しているでしょう。誰もが気付いたら持っている能力です。 それをロボットを作るつもりで電気回路で再現するとこうなります。 この立体視専門アンプは、超高性能で、その処理速度は恐ろしく早く、そして超省エネで疲れと言う モノを知りません。 中には、前段の視神経アンプ部が弱く、「目の疲れ」を訴えやすい人がいますが、トータルでは 素晴らしい能力を持っています。 一方、他の自閉症児を含む私の回路はこうなります。 視神経から入った情報を、「私が作り上げた解析ソフト」でデータ化して取り込みます。 その後「私が作り上げた立体化ソフト」で立体に仮想します。 ..

  • 立体視の獲得

    ★「人は本当は立体視してないんだよ」 それから発展して私◎は、 ◎「自閉症、アスペルガー症候群は立体視していない」 すると、私が今まで言っていた「超立体視」の話と大きく矛盾するように思えますが どう言う事でしょうか。 まず他のアスペルガー症候群の子供達の様子、妻の例を考えると、私の視覚、視線についての捉え方が 特殊、異常である事が分かります。 それは、すでに4才にして三角法を基準に視線を見出す方法を会得していた事で分かります。 もちろんこの時点で数学的解法を会得したと言うのでは無く、実生活の中でその仕組みを理解していた と言う事です。 なぜ立体視できない自閉症なのに、目玉の向きを知る事が出来るのか。ここに「超立体視」のヒントが あります。 簡単に..

  • 超立体視の矛盾

    ★「人は本当は立体視してないんだよ」 自閉症アスペルガー症候群だからと言って運動が出来ない訳ではありません。 私◎はスキースケートが大好きで水泳も得意です。妻★は空手2段の黒帯ですし、かけっこが得意で 陸上部で真っ黒になっている子もいます。 しかし、何故か私の知っている限り球技、特に野球やテニスが苦手です。 何故か。 私は、ここに「立体視していない」事に原因を求めます。だから苦手なんだと考えています。 スティーブン・ウィルシャーの絵。苦手な球技。 それらの事から、妻★が言うところの「人は本当は立体視してないんだよ」を私◎は修正します。 つまり、◎「自閉症、アスペルガー症候群は..

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Chipさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Chipさん
ブログタイトル
【自閉症新聞】自閉症サンプル67才
フォロー
【自閉症新聞】自閉症サンプル67才

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用