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2018/06/28

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  • 愉話§一日一句~晴耕雨読~

    季語は・・・文月尽 文月が 尽きて隠居の 四畳半 【去年の今日】別話§終活のおはなし~我々はお先に失礼~

  • 過話§備忘録的な何か~2023年7月31日付~

    7月22日……関東地方が梅雨明け(したと思われる)宣言が出た。 この週に入って晴れ続きだったが、梅雨前線が存在していたからかなかなか梅雨明けしたと言わなかったのは、相変わらず日和見な気象庁なのである。 九州や東北は豪雨が続いて大きな被害が出てしまったが、梅雨末期の関東周辺は、少雨となって真夏日、猛暑日が続いたのだった。 7月26日……初めて“酷暑日”という表記を目にした。気象庁が2022年8月に打ち出したもので、最高気温40度以上を酷暑日と決めたのだそうだ。 そうして酷暑日という予報は出たが、幸いなことに同市の最高気温は40度に届くことはなかった……それでも38.9度に達してしまったのは、さすが近年の猛暑地域の“実力”であるか? この猛暑は日本だけでなく、ヨーロッパも北米も気温の高い日々続きで、ギリシャのロードス島、カナダ南部などで森林火災が発生、大き..

  • 文話§2023年七月も終わりですか

    淡々と始まった七月が淡々と終わる。そして、お決まりのように“今年も、とうとう残りが半分以下になってしまった”と思うのである。 誰だったか……酒瓶の残りを見て“もう半分しかない”と思うか“まだ半分も残っている”と思うかで、人の気持ちは変わってくると言ったことを思い出す。 年月にそのことがあてはまるかどうかはわからないが“もう半分もない”と思うか“まだ半分近くある”と考えるか。さすがに年齢が年齢なので、前者のほうに傾いてしまうのはしかたないか。 そうして思い返してみれば、宮仕えしていた時、仕事柄で季節云々については考えていたけれど、一か月が始まるとか終わるとか、そうしたことを考えたことはなかった。 それよりも、次々に迫って来る“納期”とやらをどのように切り抜けていくか、頭の中はそのことしか存在していなかったのである。幸いにして、納期に間に合わなかったことは一度もなかった..

  • 愉話§一日一句~真夏の葬儀~

    季語は・・・片蔭 片蔭や 喪主を気遣う 野辺送り 【去年の今日】週話§土曜有閑~七月終了~

  • 週話§日曜枯寂~もっぱら最近は銀行関連~

    このところ届くスパムメイルの“トレンド”は、銀行からと称して届く奴でメガバンクから地方銀行まで色々と揃っていました。内容は以下のとおりで「口座が動かなくなったので、動くようリンクから操作して復帰させてください」というところ。 まあ、自分の口座がある銀行からのメイルはちょっと心が騒いだが、それ以外については「そんなの関係ねぇ!」でゴミ箱行きとなる。いくら数打ちゃ当たるにしても、これはかなり非効率的なやり方ではなかろうかと思うが。 そして当然ながらメイルボックスに届いたのを見つけた瞬間、スパムメイル認定でゴミ箱送りとなる。 スパムメイルなるものと対峙して、間もなく30年が経過することになるが、これまで一度として引っかかったことはなく、この先老いぼれても、騙されることなくゴミ箱に送っていきたい。 《日常のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~稜線で見晴らせば~

    季語は・・・雲の峰 小休止 しても動かず 雲の嶺 【去年の今日】街話§神保巷塵[92]岩波ホール閉館

  • 週話§土曜枯寂~疲れなかったの~

    同居人が、四十代半ばから後半あたりの日記をひっくり返して読んでいた。時折、その中身を読み上げてくれるのだが、それがまあ我々の何とも元気なことよ!なのである。 その頃、コンサートや歌舞伎を観に出かけ、その終演後に“軽く1杯”とか称して食事をして帰宅していたのだ。コンサートは21時頃に終演するから、そこから食事と考えても22時過ぎまではグダグダしていたはずで、帰宅するのは0時前ということではないか。 ちょっと笑ったのは、歌舞伎座夜の部を一幕見席で観た時のことで、演目は『伽羅先代萩』だったが、一幕だけ観るつもりが、あまりにもおもしろく、結局幕見席を買い足して先代萩を全部観てしまい、その後に勘九郎(当時)と勘太郎(当時)親子の『連獅子』まで見届け、終演後はビアホールに繰り出して酒食を楽しんだのだった。 そんな様子に、単純に“若かった”で済むようなものではなく、よくもまあと我が身な..

  • 愉話§一日一句~甘く瑞々しく~

    季語は・・・メロン 小惑星 網目模様の メロンかな 【去年の今日】別話§終活のおはなし~我々はお先に失礼~

  • 異話§土潤溽暑~七十二候~大暑

    大暑の次候“土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)”である。 7月も最後の候となった。蝉も賑やかに鳴いて、夏の役者が勢揃いした……これで、湿気が少なくてカラリとしていてくれれば過ごしやすいのだけれどと思う。暑い夏と寒い冬を繰り返して間もなく70年。よくもまあ生きてきたものである。 隙間風が吹き抜けていた実家に始まって、最終的に一番長い27年ほど住んでいる今のマンションは鉄筋コンクリート造り。そんな鉄筋コンクリートの建物に40年以上住んでいるから、当然暮らし始めた時からエアコンのお世話になっていて……これはもう、お迎えが来るまで真夏のエアコンとの腐れ縁が切れることはなかろう。 もちろん、日本家屋に未練などあるわけもなく、これまで住んだ中では一番に住みやすい家に住み続けているのは、高齢者の身にとってもありがたく、残る課題は3階までの上り下りということだろうか。 《七十二候..

  • 顧話§今日の歴史~ヨーロッパの極小国~

    1993年7月28日、アンドラが国際連合に加盟。 ヨーロッパは不思議な世界である。日本でいえば市町村レベルの面積でしかない小国がいくつもある……バチカン市国をはじめとし、合わせて5か国が存在している。 その中、フランスとスペインに挟まれたアンドラという国がある。面積は、金沢市とほぼ同じ、およそ468平方キロメートルというもの。 そして何とも不思議な統治システムで“歴史的理由”により、フランス大統領とカタルーニャのウルヘル司教の2人を共同国家元首と仰いでいるのだ。 共同統治は、1993年3月、憲法が国民投票で可決され、共同元首による議会民主主義制国家となる事が決定され独立国家となり、この年の7月には国際連合に加盟したのだった。 ↓首都ファドゥーツの山上にはリヒテンシュタイン公爵の居城が アンドラなどは未訪問だが、ちょうど20年前の2003年にリヒテンシ..

  • 愉話§一日一句~方向見失って~

    季語は・・・日の盛り 立ち尽くし 迷う影あり 日の盛り 【去年の今日】尺話§祇園祭の風景

  • 呟話§ツイッターの迷走

    電気自動車で大儲けしたおかしな男が買収してこのかた、ツイッターの迷走が続いている。あの“おかしな男”はいったい何がしたいのか? そして、つい4日前にはツイッターの青い鳥から“X”のロゴに替えてしまった……もはやツイッターではなくなってしまったと言ってもいいだろう。 ちなみにツイッターを始めたのは2007年の夏。日本でツイッターが拡大し始めたのが2010年頃だったから、かなり早いほうだと思う。ただし、早いというだけで、ツイッターで何をするのかはわからず、しばらくは放置状態が続いた。ツイッターが広く認知されるようになったのは2011年の東日本大震災で、140字という文字制限が日本人の感覚に合っていたと言われた。 一企業が開発して開設したとはいえ、ここまで大きく拡大成長したSNSのツールは、いわば“公器”の立ち位置を確立したがゆえに、オーナーの気まぐれでツイッターが迷走..

  • 落話§ブログの読者減

    2年ほどは比較的順調だった拙ブログの閲覧数が減ってしまった。こちらに移転して2年ほどは月間アクセスが5ケタに達し、毎日の読者数も3ケタを記録していたのだが、一年ほど前から閲覧数が半減しちゃったのである。 調子がよかった頃の勝手な皮算用としては、毎日の訪問者数3ケタ&閲覧数1000くらいまで上がってくれればだった。それが意に反して半減したのだ。 我がブログは、それで利益をという目的もなく、まあできるだけ多くの人に読んでもらえればそれでOKなだけ……それ以上でも以下でもない。 もちろん、何か特定のテーマがあるわけでもない、単なる雑文の羅列ゆえに固定した読み手が付くわけでもないのはいたしかたがないことである。ただちょうど一年前に、あまりにも顕著に閲覧数が半減したので、ブログ主が戸惑ってしまったのだ。 この先に何が待っているか、それはまったく予想できないが、現状においてブロ..

  • 愉話§一日一句~独酌しみじみ~

    季語は・・・冷奴 定年の 日や行きつけの 冷奴 【去年の今日】毒話§腹は減ってもひもじゅうない

  • 呟話§一言つぶやき~頭が使えない役立たず~

    東京の中心部あたりに棲息している人たちだが、さぞやさぞや超優秀な…… ……成績で学業を終えて、自分たちが望む職業に就いたにもかかわらず、実に不思議なことに、その学業の成績ほどの結果を出せないばかりか、国民の足を引っ張るに及んでは“君たちの仕事は何なのか?”と問わずにはおられず、まさに害悪以外の何物でもないから、潔く職を辞して、人の為になるようなボランティアにまじめに取り組んで心を入れ替えるほうがいいだろう。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 喰話§食欲のおはなし

    ごくごく普通に食欲はあるはずだ。毎日三食きちんと食べていて、おかげで健やかな日々を送っているのだ。 食欲はあるけれど、食べる量は明らかに減っている。五十代に入った頃からそれは顕著に表面化してきた。 問題は海外旅行に出かけた時で、主な目的地であるドイツやオーストリアの典型的な料理は量が多い。冗談ではなく草鞋大の肉が皿にドーン!とのっているのを見るだけで食欲は消え失せ、戦意喪失となってしまう。ドイツ料理だってうまいやつもあるのはわかっているが、その態だけでげんなりするようになるのは無理からぬことだろう。 それでも食べないわけにはいかないから、メニューをにらんでは、どうにか食べられそうな料理を注文する。 まあ、肉料理の類を避けさえすれば、選択肢は少なくなるけれど、自分でも食べられそうなのは見つけられる……シーザーサラダに割いた鶏肉が少しばかりトッピングされているようなもの..

  • 愉話§一日一句~雨上がりは虹~

    季語は・・・雷雨 拠水林は 逆光となり 雷雨過ぐ 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2022年7月25日付~

  • 暮話§暑い夏があったか?

    築80年超で“崩壊”したポンコツの実家は、風通しだけが取り柄のボロ家なのだった。 まだまだエアコンが縁遠かった1960~1970年代は、扇風機1台で過ごしたが特に不満を感じたことがなかったのは、今ほどの猛暑の日々がなかったからだと考えている。 実際、40年ほど前の実家付近の夏の様子を調べてみたが、昨今は当たり前のように猛暑日が記録されるが、その当時は真夏日になることはあっても35度超の猛暑日など記録されていない。 だから暑かったとはいっても、地球温暖化と言われる今時の暴力的殺人的な暑さとは、質がまるで違っていたような気がする。 合わせて、水分を積極的に摂取するようにという今の風潮とは違って、それほど水などを飲まなかったような記憶で、それでも大丈夫だったのはなぜなのか、理由がわからない。せいぜい、おやつの時間に粉末ジュースを溶かして飲んだり、お中元でいただいたカルピス..

  • 老話§優先席・・・・・・

    あと一年ちょっとで古希七十歳を迎える。色々とガタがきてはいるけれど、まあまあな状態にあるのではないか。 それで、電車の“優先席”である。これまで一度として座ったことはない。自分の中で、勝手に優先順位を決めていて、自分自身は、その中でも下位に属している。 よく「空いているから座って、お年寄りとか“該当する人”が来たら譲る」とか言う人がいて、だがそういう人が席を譲るものだろうか。そんな居心地の悪い状況の中でよく座り続けられるものだと思う。 というわけで、このところ……年に一度くらい席を譲られそうになってきて……うーむ、いよいよ高齢者認定かと己が姿を眺めるのだが、これでまあ、ステッキでも持ってうろついていれば、100%席を譲られることを間違いないところだが、さすがにステッキのお世話になるのはまだまだ先の話である。 だが、痩せ我慢とか空元気のつもりなどないけれど、まだもう少..

  • 愉話§一日一句~芥川龍之介~

    季語は・・・河童忌 河童忌や ついと小爪の 気にかかり 【去年の今日】週話§日曜有閑~来週はもう・・・・・・~

  • 稲話§お米は野菜です

    日本人にとって“米”は主食という位置付けをされているが、ヨーロッパを旅行していて“あれっ?”と思うことがあった。 彼のエリアにおいて“米が主食”という概念は存在せず、あくまでも野菜の一つとして捉えられていたのだ。 我々にとって寿司は、主食である米とおかずが一体化したものとして捉えているが、酢で味付けされた米はサラダの野菜という認識ではないかと感じたのである。 機内食で申し訳の巻き寿司が2、3個出ることがあるが、彼の国の人間たちにすればサラダのようなものという受け留め方をしているのは間違いない。 我々日本人が主食という概念を持っているからといって、他国の人間たちが同様の発想で食生活を送っているわけではないのだ。 重ねて付け加えておくが、彼らには“主食”という概念はない。いつだったか、西洋史の偉い先生がテレビ番組の中で「フランス料理はソースがうまいので、彼らはそれ..

  • 杯話§ビアマグのこと

    下の写真は、2008年にバイロイトのショップで購入した錫製のビアマグだ。 かねがね、いいビールジョッキを手にしたいと思っていて探していたのだがなかなか出合うことができなかった。土産物屋の類に行こうものなら、土地の名所などが彫られている、まあ“土産物”ばかりが並んでいて、そんなの恥ずかしくて使えないと無視し続けてきた。 ミュンヘンのような観光地では、そんなものばかりしか目にすることがなくて、諦めかけた時に、バイロイトのホテル近くに錫食器を扱う店があるのを見つけたのである。 ショーウィンドーにはいくつかビアマグが飾られていたので、おずおずと店に入って、ビアマグが並んでいるコーナーで、物色を始めたら、すぐに、自分が思っていたような蓋付きのシンプルな半リットルサイズがあったのだ。 これはもう!と迷うことなく買うことにした。写真を見ればわかるとおり、どこにも無駄な装飾..

  • 愉話§一日一句~さっぱりと気持ちよく~

    季語は・・・西日 射す西日 三十九度の さら湯かな 【去年の今日】週話§土曜有閑~やった・・・・・・だけ~

  • 異話§桐始結花~七十二候~大暑

    大暑の初候“桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)”である。 暑さ本番である……まあ、とうの昔に暑くなってはいるけれどね。 身の回りもことごとく真夏仕様で、年齢も考えつつ御身大切で過ごせるように、我慢は禁物&無理しないように日々を送っている。 とはいえさすがに一日中エアコンを動かすわけにもいかず、午前中から日中の間は小型扇風機でしのいで、夕方からお世話になることに、それを楽しみに、暑さと対峙しているのだ。 それこそ毎夕方の一時間くらいは夕立が降ってくれれば、エアコンを動かす時間もいくぶんか遅れさせられるのだが、そうそううまく降ってくれない。降ってほしい時にはカンカン照りで、よくもこんな時にというタイミングで降るものだから、世の中はうまくいかない。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§日曜枯寂~ネタ切れ・・・・・・時折~

    時折やって来る“ネタ切れ状態”が発生した模様。 自分自身の中に、それこそ無尽蔵に書きたいあれこれがあるはずなどなく、翌日のエントリーに書きたいテーマを思いつくぐらい……せいぜい翌々日あたりまでで、だから数テーマくらいのストックを自転車操業しているに過ぎない。 できるだけ似たような中身にならないように気は遣っているが、エントリーが1万5千を超えているような状況だから、テーマダブりは気にしないことに決めている。 おもしろそうなテーマであれば、切り口さえ変えれば繰り返してもいいとは考えているが、そこはまあ過度にならずほどほどに。 まだまだ“平日3本、土日2本”のペースで続けるつもりでいるが、それは肩肘張っているわけではなく、日常の中で気楽に進めていくものなのだ。 《私事のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~尾瀬ヶ原を縫って~

    季語は・・・晩夏 木道は 尾瀬の晩夏に 湾曲す 【去年の今日】調話§エアコン要注意

  • 週話§土曜枯寂~歌舞伎座の常設展示~

    歌舞伎座の各階ロビー、特に2階の大間付近には、数多くの絵画や松竹創立者である大谷竹次郎、白井松次郎、九世團十郎、五世菊五郎、初代左團次といった名優の胸像が飾られている。 休憩時にそれらを眺めるだけでも、けっこうな目の保養になってくれるが、そんな中にあって、3階西側の“休憩コーナー”がミニギャラリーに仕立てられて、錚々たる画家や名優の小さな作品が額装されて並んでいて、これがなかなか楽しい。 特に目を惹かれるのが上の額で、見れば横山大観、下村観山、小林古径、川合玉堂、松林桂月、高村光雲といった面々が、興に任せて描いたと思われる“板絵”がずらりと並んでいて、これはもう壮観である。 歌舞伎座が単なる入れ物の芝居小屋ではなく、どれほどの歴史を積み重ねてきたかを知る一端が、こうした“常設展示”なのだ。 《歌舞伎のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~逆光眩しく~

    季語は・・・晩夏光 西向きの 部屋に傾く 晩夏光 【去年の今日】寛話§毎年のことですが

  • 律話§開場時刻には

    どちらかというと“まじめ”なほうなので、おおよそ30分から40分前に開場するクラシックの演奏会だが、開場時刻のタイミングで到着していることが多い。 開演10分前に着くとか、それはさすがに余裕がないと感じてしまう。だから30分前には入場して、時間によってはビュッフェでコーヒーを頼んで、持参したサンドイッチなどを腹に収めておく。そうして、開演近くにはトイレを済ませ“万全”の態勢で臨むのである。 これがラグビー観戦となると、観戦者も多く、開門が1時間半から2時間前となるので、遅くとも一時間前には到着するように心掛けていて、そうした時間に着くと、スタジアムの入りは三分の一にもなっていない。 席にたどり着いても、冬であったら様々な防寒具を用意し、セッティングが完了したところで、おにぎりを頬張り、お茶を飲む。 キックオフ15分くらい前にはトイレを済ませ、準備OKである。もちろん..

  • 筆話§絵心ゼロです

    人の顔をよく覚えていて、記憶の中から引っ張り出すことができるとか、頭の中の地図でナビゲーションができるとか、そうした画像認識は優れているほうだと自らを任じている。 だが、そうした画像を描いて再現することはまったく苦手で、はっきり言えば、とんでもない絵しか描くことができない。 小学校の“図画工作”の授業以来、絵はまったくだめで、見るも無残な出来になるのは、これはもう最初から作画のセンスが皆無であるとしか思えず、きちんとした絵を描ける人を本当に羨ましいと思うのだ。 まずもって対象物を正しく写し取ることができず、さらに色彩感覚がまったくないから、色も正しく塗り分けること無理筋なのである。 かくのごとく、絵の態を為すことなく他人様にお見せできる絵など描けた試しがなかった。通知表の図画工作の成績も3がデフォルトで、間違って4が付いたときは首を傾げたことさえあった。 某テ..

  • 愉話§一日一句~艶めいて~

    季語は・・・百日紅(サルスベリ) 百日紅の 幹ぬらぬらと 雨の後 【去年の今日】大話§枝豆おいしい

  • 働話§キャリアアップは幻想か~転職サイト~

    転職エージェントのコマーシャルや転職サイトが賑やかである。転職すれば誰もがキャリアアップできるような甘言が散りばめられていて、夢のような話のオンパレードなのだ。 だが、ちょっと待て!うまい話には裏がある……そうそう誰も彼もキャリアアップが実現するはずなどないだろう。 とりわけ、日本の企業体質は今だに転職を繰り返していくような態勢になっていると思えないのは、37年半の宮仕えからの実感である。いわゆる終身雇用的なものが日本の企業を形づくっていて、それが機能してきたのだった。 もちろん、先々のことはわからない。ただ日本の企業においては、8割以上の従業員が終身雇用で働き、彼らの蓄積で企業が成り立っていると考えられる……もちろん、その態勢が阻害しているあれこれもあることだろうが。 いずれにしても、終身雇用であれ転職を厭わないことであれ、一長一短があるのは言うまでもないが、転職..

  • 連話§ワタシの酒肴[175]とんかつ

    [承前] “ワタシの酒肴”で、とんかつを取り上げたことがあったかな……ダブったかどうか……記憶にないけど……まいっか(←死語 揚げ物が酒、なかんずくビールに合うということは、しつこいくらい繰り返し繰り返し書いてきたことである。そして、うまいものほど危険だということもまた。 酒量も食欲も落ちてきた今、それでもとんかつをつまみにビールをぐびぐびするのは気持ちがいい。 その昔、神保町に学生&若い勤め人御用達の“とんかついもや”なる店が存在していて、ちょっととんかつが食べたくなった時にはお世話になっていたが、五十代を過ぎたある日、完食して満足したのはよかったが、帰宅してみたら夕食が食えず、その日限りでとんかついもやを引退したのだ。 いもやのとんかつは豚ロースが150gから200g近くあったと思われ、それを完食するには“ヤング”のパワーが必須だったのである。 今、..

  • 愉話§一日一句~食欲半減~

    季語は・・・夏負け 夏負けて 湯漬けやうやう 納めけり 【去年の今日】浪話§藤山直美~松竹新喜劇~大阪ぎらい物語

  • 租話§ふるさと納税に断固反対する

    ふるさと納税という“寄付”をすると、確定申告で住民税から還付を受けることができる。 だが、これが大問題で、寄付をした人間が住む自治体の住民税が減っていくことになるのだ。しかも、そんなふるさと納税のノウハウを指南するところまであるに至っては何をかいわんや! 顕著なのは世田谷区で、およそ97億円が流出していってしまった。これこそ由々しき問題で、こうした状態が頻出するようでは健全な財政運営などできるはずがないではないか。 こうした“からくり”に気がついて以降は、ふるさと納税に関しては断固反対の立場をとってきている。 そして税制の詳細に詳しいわけではないが、この先もふるさと納税を継続したいのであれば、住民税からではなく、国税から還付すれば?という考え方もあるのではないか?いやそれは税制の流れからしておかしいというのなら地方交付税という存在だってあるのだから、税収増に頭を悩ま..

  • 索話§スマホが変えた旅行の形

    コロナ禍が落ち着いたとはいえないのだが、外国人観光客の姿を見ることが珍しくなくなった昨今である。 そして彼らのほとんど全員がスマホを手にしていて、まさに魔法の絨毯よろしく、彼らを目的地に誘ってくれるのだ。 スマホ以前、観光客が手にしていたのは、紙の地図かガイドブックだが、それは実に心許ないもので、まずもっと自分の現在位置が把握できるわけではなく、もちろん表示板の類を見ても、わかるわけでないことのほうが多い。 数年くらい前までは、道に迷っていそうな外国人観光客を見かけたら、ヘルプしてやったことも少なくなかった。だが今や、そんな道案内を手伝うことなど余計なお世話ではと思うようになってしまった。 そうして旅行者たちは何とか目的地にたどり着いて、念願を果たすのだが、それもまたネットのレビュー頼りだったりするのもまた、しかたのないこととは思いながら、その選択を見ていると正直首..

  • 愉話§一日一句~後継者おらず~

    季語は・・・打ち水 打ち水や 明日閉店の 町中華 【去年の今日】清話§食器洗い乾燥機~ブラックボックス~

  • 異話§鷹乃学習~七十二候~小暑

    小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。 既に、東京の日の出時刻は4時半を過ぎ、5時に近づきつつある。 夏至を挟んで1か月半ほどだが、日の出の太陽が北側の窓から入るようになるので、本の背表紙に当たらないように、カーテンを半閉じにしてやる……朝の太陽は本当に眩しいのだ。 5時前に眼が覚めると、窓の外で一日が始まっていく様子を見ることができる。朝の散歩をする人、朝刊配達を終えて帰っていくバイク。始発バスで出勤していく人と、毎日変わらぬ朝の風景が展開していく。 気温はとっくに25度を超え、今日もまた猛暑日かとうんざりするのである。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 過話§備忘録的な何か~2023年7月18日付~

    7月3日……夕方、ニイニイゼミの“ジーーーー”という持続音の初鳴きを聴いた。例年だと6月中には初鳴きしていると思うが、まさに盛夏の先駆けである。我が家周辺の“蝉の夏”はニイニイゼミが先駆けである。 夕方、風呂に入りながら電子音的な彼らの鳴き声を聞くと、本格的な夏到来を実感するのだ。 7月13日……アブラゼミが鳴いていたようだ。そして今年の初鳴き。鳴いていたのは一匹だけだったから、それほどうるさいという感じはしなかった。 いずれほどなく、一大勢力となって蝉時雨を降らせることになるだろう。 7月14日……そしてクマゼミが“シャーシャー!”と初鳴きしているのを聞いた。 新しい世紀になった頃、箱根の関所破りを果たし、我が家あたりで鳴き出した時は耳を疑った。まさか関東周辺まで進出してくるとは思いもよらないことだったのである。 7月17日……早朝、ミンミンゼ..

  • 愉話§一日一句~朝顔の柄で~

    季語は・・・絵日傘 絵日傘が一人 骨董通り行き 【去年の今日】週話§日曜有閑~ありがたき哉エアコン~

  • 練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行

    土曜日の“宵々山”に始まって、宵山は土曜日。前祭の山鉾巡行が行われる17日は海の日で祝日という巡り合わせゆえ、京都はさぞかし混雑の極みであろう。 山鉾巡行を観たのは1回だけだが、宵山は2回歩いている。最初に歩いた時は、四条通で突然のゲリラ豪雨に見舞われてしまい、慌てて雨宿りをしたこともあった。 そして京都の夏である……何より暑い、本当に蒸し暑い。動かずにじっとしていても、じわりじわりと汗が噴き出してくる。 そんな中、京都の大学に通っていた高校時代の同級生の下宿に転がり込んで四条烏丸を中心にした山鉾町を辻から辻へと、せっせと歩き回ったのだ。 そこには、京都という“千年の都”ならではの、長く継がれ継がれてきた、様々な事象を眼にすることができたのは、関東平野の北の端に生まれた身にとっても十分に刺激的な体験ではなかったか。 《京都のトピックス一覧》

  • 闘話§七月大歌舞伎昼の部~宙乗り中車~

    七月大歌舞伎昼の部を観てきた。三代猿之助四十八撰の内『菊宴月白浪~忠臣蔵後日譚~』を、市川中車が主役の定九郎を務めた。原作は鶴屋南北。 早野勘平に撃ち殺されたはずの斧定九郎が、浪士討ち入りの後も生き残って御家再興のために奔走するという“義士外伝もの”なのだが、ただの外伝ではなく、あちらこちらに忠臣蔵の場面や台詞が散りばめられてのパロディー劇として楽しむものである……仮名手本忠臣蔵だけでなく、伽羅先代萩から摂州合邦辻、はては河内山の台詞まで使われていて、これはもうある程度は歌舞伎観劇経験がないと理解できない“応用編”であると思ったのだ。 もしもこれを20年前に観ていたら、訳若布だったことは間違いなく、よくも20年の間を頑張って観続けたものだと、我が身を褒めたい。 さて、塩谷(塩冶)家が高野(高)家の家宝を巡って芝居は進むのだが、主要な役を若手が務めているがゆ..

  • 愉話§一日一句~斑猫(ハンミョウ)のこと~

    季語は・・・道をしへ 迷い径 教えてくれろ 道をしへ 【去年の今日】週話§土曜有閑~氾濫する“様”~

  • 週話§日曜枯寂~耳掃除の顛末~

    先月下旬、左耳の中が、ガリゴリと音が出るようになった。そういえば、長いこと耳掃除をしていなかったのだ。そもそも多くの耳鼻科医が「耳掃除をあまりしないように」と注意喚起しているではないか。 同居人にお願いして見えるところだけは取り除いてもらったが、さらに奥で音がしている。さすがに音が出続けるのは困るので、用事があって外出したタイミングで耳鼻科に赴いた。 待つこと一時間。耳を見た医者が「ああ、奥のほうにありますねえ」と言うや、吸引器具でさっと吸い取っておしまい。治療時間は数分足らずである。お代は1400円也。 どれほどの耳垢があったのか、大昔に除去してもらった時は、耳の穴にぬるま湯を注入し、柔らかくなったところで耳垢を取り出したのだが、吸引されてはわからない。 というわけで、耳の中がずいぶんと軽くなったようだ。そういえば、耳垢が溜まっていて外耳の奥が狭まっているからかど..

  • 愉話§一日一句~尾瀬ヶ原からもはっきり~

    季語は・・・夕立 夕立や 至仏沢筋 白く伸び 【去年の今日】富話§豆腐の日常

  • 告話§ビッグイシュー459号発売中!

    ビッグイシュー459号は7月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。マネスキンが表紙。 表紙&スペシャルインタビュー マネスキン リレーインタビュー 李琴峰(小説家) 特集 20代女性のポリティクス 2022年7月の参議院選挙の投票率は52.05%。中でも10代は35.42%、20代33.99%、30代44.80%ときわめて低い。選挙だけでなく、若い人たちが政治に関心をもち、政治に自分たちの意見を反映しながら、誰もが住みやすい社会にするためには何をどのようにしたらいいのだろうか? そう考え、政治を身近なものにしていく活動を始めたり、自身が政治家になった、4人の20代女性に注目し、取材をした。 岩本菜々さん――若者の住まいや労働、奨学金などの問題に取り組み「奨学金帳消し..

  • 週話§土曜枯寂~我が宗教なるもの~

    一応は実家のあった町の寺に家の墓はある。ゆえに、第三者から見れば、あるいは統計上は仏教徒として扱われていることだろう。 だが、自分としてはどうなのかと問われれば“無宗教”という立ち位置だと任じている。ちなみに“無神論”と“無宗教”は別物である。神様がいるかどうかということとは別に、神社で手を合わせもするし、そのあたり微妙な立ち位置である。 定年退職の年に、3年ほど応募し続けていた都営霊園の散骨墓地に夫婦二人そろって当選した。よって実家の墓には入らない。もちろん、戒名などもなく、無宗教で埋葬されるのだ。 死後の世界がどうだとかこうだとか、その類のこともほとんど信じることはしないし、自分自身の意識が消えた後は“無”でしかない。 そりゃあ、宗教によって心の平安を保つことができる人もいるだろう。だが始末の悪いのもまた宗教で、特に新興宗教の性質(たち)の悪さについては、もはや..

  • 愉話§一日一句~雨にかまけて~

    季語は・・・半夏雨(はんげあめ) ゴミ出しを つい失念し 半夏雨 【去年の今日】旅話§オペラハウスの引っ越し公演の黄昏

  • 紅話§カンパリソーダLOVE!

    いつの頃からか、カンパリのソーダ割りが好みになっていた。ミーハーだと言えなくもないが、あの赤い液体にそそられてしまう自分がいるのだ。 酒好きの言い訳になってしまうが、カンパリは胃にいいと言われている。製造元が原材料を公開していないが、一部だけ公表されている中に、コリアンダーやキャラウェイ、オレンジピールといった胃によく、整腸作用もある薬草が含まれている。 だから食前酒にはうってつけで、まず1杯がカンパリソーダであることは少なくない。 といって、意外にも自宅でカンパリを呑む機会は多くなく……一番の理由は手近な店にカンパリを置いていなかったりするからなのだが、炭酸水もこの数年は頻繁に家で飲むようになったが、それまでは飲んでいなかったので、それとそれの合わせ技で、自宅カンパリをしていなかったのだ。 帰り道、笹塚で電車を降りて軽く呑みに行っていたバーには、カンパリを..

  • 定話§大学の学部選び

    大学では文学部教育学科で学んだ。確たるモチベーションがあって専攻したとか、そんなことなどまったく考えず、同じく文学部系統をいくつか選んで受験したら引っかかってきたのが、教育学という専攻だけだった……かなり正直に白状するなら、一浪している間に志望がわからなくなってしまった。 いかに先々のビジョンを持ち合わせていなかったか、バレバレではないか。自分の適性がどこにあるものかもまるでわかっておらず。一応は何ちゃって進学校だったから、3年の時に進路指導はあったはずだが、教師もおざなりなアドバイスしかしてくれなかったという記憶である。 教育学科に入った当初は、殊勝に教職の道に進もうと考えたりもしたが、ある年の4年生が教育実習をする現場を見て“こりゃあ、自分はできない”と見切りをつけた後は、さらに混迷を深めていってしまった。 そんな宙ぶらりんの大学生活を、ほぼ4年間続けた挙句、就職活動..

  • 愉話§一日一句~ひんやり冷やして~

    季語は・・・水無月 “水無月”や 京都老舗の 店の列 【去年の今日】顧話§今日の歴史~優勝はウルグアイ~

  • 悼話§享年六十一・・・・・・

    先月中旬のこと、SNSで薄く繋がっていた知り合いが急逝した。詳しい病名や様子は知らないが……61歳という、還暦を過ぎたばかりの逝去だった。 当たり前といえば当たり前のこととして、年齢の順で旅立っていくものだと思っているので、毎度毎度のことながら自分より年若い人間の死は、何ともやりきれないものがある。 自分自身を考えても、この先20年も30年も生きるなどとはほとんど考えられなくなってきてしまった。もう既に、いつお迎えが来ても何もおかしくない年齢になっているのだ。 今時は、七十代で亡くなっても“ちょっと早い”と感じてしまうこと多い。八十代になってようやく“寿命”と考える昨今ということか。 達者でいるのなら、八十代の人生も悪くはないと思うが、多くの人の手を煩わせるような状況となると話は別なのである。 まあ、人生が自分の思い通りに幕引きとなってくれるとは限らず、ここま..

  • 鳥話§ホーホケキョ!~ウグイス鳴く~

    今年の寒い時期から、我が家の周りでウグイス(鶯)が鳴き続けている。一羽なのか複数なのかはわからないが、一羽だったら場所を頻繁に移動して鳴いていると思われる。言うまでもなくウグイスなどの飼育は禁止されている。 2月、3月の鳴き初めは、どこか覚束ない鳴き方で“ホーホケキョ”が中途半端に終わってしまって……例えば“ホーケキョ”といった感じだろうか。 それがゴールデンウィークのあたりから“正調”で鳴けるようになってきたのだ。 ↓もっと端整に鳴いてくれてますよ そして夏になっても……こんな時期まで留まって鳴くものかと思うけれど、今だに鳴き声がどこかからか聴こえてくる。本当にこれまでは夏のウグイスなど聴いたことがなかったのが、7月に入っても聴こえてくる。あるいは、このところの気象の変動で、生物の行動にも変調が生じているものか……。 まあ、春先は5月頃までのウグイスは風..

  • 愉話§一日一句~既に存在感はない~

    季語は・・・夏掛け 夏掛けや あまりに軽き 寝苦しさ 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2022年7月12日付~

  • 異話§蓮始開~七十二候~小暑

    小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。 暑い!暑いぞよ!! “夏は暑いのがあたりまえ”と身も蓋もないことを言う人がいたが、じゃあどうしたらいいのさ?である。 高校生の時まで暮らした実家は、戦前に建てられた本当に朽ち果てそうなオンボロ家で、小都市のど真ん中に数軒の長屋が寄り合った、そんな一軒なのだったが、もちろんエアコンなどあるはずもなかった。障子を開け放てば、ほとんど素通しとなって、扇風機を回せば何とかしのげたのだ。 もっとも、暑かったといっても、半世紀以上前はそこまで気温が上がることもなく、せいぜい“普通に暑い夏”程度で済んでいた。それが今は、北関東の外れが高温記録地域と化してしまったのだ。 そんな暑さをエアコンなしで過ごせたのは、おそらく年齢的なこともあったかもしれず、同じ状況を今現在に持ち込んでどうなるか……古希を目前にした高齢者にはきつい夏..

  • 逍話§最後の登山靴

    今履いているのは、登山靴というにはいささか大げさな、浅めのトレッキングシューズみたいなやつである。おそらく最後の山靴になるだろう。 登ろうと思えば――登らないが――燧ヶ岳や至仏山ぐらいなら無問題だし、真っ平らな尾瀬を歩くには十分過ぎるのだ。 アルバイトをしていた頃は、身分不相応なくらい足首までの立派な登山靴を履いていたが、まさに“宝の持ち腐れ”というやつだった。 その後、しばしのブランクがあって、久々に山靴を新調したのが定年退職で尾瀬行をした時。あまり大げさな靴は……と考えて選んだのが、写真にあるようなタイプの靴である。 重さもほどほど、そして足首の下までの靴なので、足首の自由が利いてくれるのはありがたい。そしてまあ“身分相応”かなと思う。 尾瀬ヶ原を歩くのであれば、ウォーキングシューズ程度のほうが楽といえば楽なのだが、ほんの少々とはいっても、山道のよ..

  • 愉話§一日一句~さり気なく吹き過ぎて~

    季語は・・・日傘 坂道を 下りる日傘に とほり風 【去年の今日】蹴話§密集の中の・・・・・・何があった?

  • 街話§ヨーロッパの大都市を訪ねる

    初めてベルリンを訪れたのは1998年の冬だった。我々にとって、それまでに訪れた中で一番の大都市である。人口は四百万人近くで、横浜市とほぼ同じである。 さすがに大都会だと驚いた。それまで訪れた中での大都市はミュンヘンで、人口147万人は京都と同じくらいだ。 人口100万と400万人の都市とは、やはりというか規模がまるで違っていて、個人的には京都やミュンヘンくらいの規模の都市のほうが“使い勝手”がいいと感じるとは、何回か書いた気がする。 その程度の都市だったら、ある程度徒歩で目的地までたどり着けるけれど、ベルリンは東西に長く、おまけに旧東ベルリンと旧西ベルリンの間に広大なティアガルテンという公園が広がっているので、Uバーンがバスを利用するのが必須なのだ。 そして大都市は、その場所その場所で表情が違う。だが、やはり都市の像を結びかねる……そんな大きさなのだ。だから、都市の..

  • 優話§有給休暇三昧

    宮仕え37年半のうち、前半20年近くは、有給休暇を取るどころではないくらい、年に一度でも取れたことがあったかというくらいの忙しさだった。 それほどガチガチの会社人間などではなかったが、それでも仕事に穴を開けるということは避けようと思った、その結果が会社に出て行くことだったのである。 まあ、そういう勤務をしていても何とか働き通せるくらいのタフさと健康は維持できたのだ。 それがまあ、自分的にはずいぶんと余裕ができたと感じた最後の17年ほどの間だが、不思議なことに有給休暇を取ることは少なかった。せいぜい、年末年始休暇の始まりと終わりに一日ずつ足したり、ゴールデンウィークの中の平日の穴埋めに使ったり、後は夏季休暇に一日か二日足して伸ばしていた。 だから最後は年間65日持っていた有給休暇だが、実際に取得したのは一年で10日あったかどうかではなかっただろうか。 ただし、さ..

  • 愉話§一日一句~個人的には痩せたほうが~

    季語は・・・夏痩せ 夏痩せて 体重計の 数値かな 【去年の今日】週話§日曜有閑~京都祇園祭山鉾建て~

  • 黒話§日本XV対オールブラックスXV[秩父宮]

    結果を先に書く・・・・・・6対38と惨敗である。キックオフ前、同居人と「30点差がついたら帰る」と話していたが、ノーサイドのホーンが鳴った80分過ぎにラインアウトのボールをファカタヴァが華麗なステップで切り込んでトライを決め、ちょうど30点差となり、結果として帰りそびれてしまったのだ。 ↓キックオフ一時間前。客の集まりは早い ↓オールブラックスXVのアップ風景 ↓日本XVのアップ風景 ↓よく入りましたが・・・・・・ この日の観客は22,283人。秩父宮で観たこれまで試合の中では、おそらく最多ではなかったか。ワールドカップ・フランス大会開幕まで2か月となり、期待の表れがこの日の“満員札止め”となったのだろう。 だが、結果は最初に書いたとおり。トライ一つもあげられず、オールブラックスXVのフィジカルの強さの前に敗退した。敗因はいくつもありそうで、..

  • 雅話§平日に遊べること

    宮仕え時代は、勤務時間が通常の9時30分~17時30分より、およそ数時間は後ろ倒しだったので、定時に帰るなどとは夢のまた夢……もちろん定時出社などほとんどしたことはなかったのだが。 それゆえ、平日の演奏会には行きたくても行けるはずなどなかったのだ。もちろん、どうしても聴きたい演奏会があった時は、何とかやり繰りして出かけていたが、場合によっては終演後会社に戻ったりしたこともあったのだ。 いわば我慢の三十数年……定年退職で、縛りがすっかり消えてなくなった。 もちろん予算に限りはあるが、平日に行われるクラシックの演奏会ならば、値段も安くて我々の好きな上方の席を取ることができるし、歌舞伎だったら平日の席は選び放題に近いものがある。 そもそも歌舞伎座で行われる歌舞伎興行は、一か月25日(休演日2日)昼夜の二部制で、昼の部は11時開演……そんな昼の部に、ましてや平日に出かけられ..

  • 愉話§一日一句~樹々の緑濃くて~

    季語は・・・青葉闇 青葉闇 木下闇の 午後三時 【去年の今日】週話§土曜有閑~七月ですぞ~

  • 週話§日曜枯寂~尾瀬は夏だろう~

    ニッコウキスゲ目当てで7月の尾瀬に出かけたのは、ちょうど5年前の今頃だった。 残念ながら尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは、鹿に喰い荒らされて見る影もないくらい。辛うじて尾瀬沼で愛でることはできたが、かつてのような大群落とまではいってくれず、不完全燃焼なまま下山したのである。 ↓尾瀬沼のニッコウキスゲ 今年は、6月中から咲き出しているであろうことは間違いなく、尾瀬ヶ原も鹿柵の設置が進んでいて、場所にもよるが柵の効果でニッコウキスゲを堪能できるかもしれない。 いやもう、盛りは過ぎつつあるかもしれず、今年の尾瀬の花の状況が、先々どうなのか、まるで予測がつかないのだ。 《尾瀬のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~沖縄の風~

    季語は・・・泡盛 酔い心地 佳き泡盛の 度数かな 【去年の今日】甘話§アンナミラーズ閉店

  • 週話§土曜枯寂~泳げしこと~

    何度か書いていることだが、運動神経はそれほどでもない。ちょっとだけだが、走るのは速かったりしたが、それは運動神経とは無関係だろう。 そんなついでに、水泳もまあまあできた。速く泳げはしなかったが、平泳ぎに始まって、クロール、背泳ぎまでは何とかこなした。バタフライができなかったのは、力がなかったというよりも、どういう風に手と足を使ったらいいいのかわからなかったからである。 バタフライ以外の3つも自己流で覚えたから、本当に正しく泳いでいたのかはわからない。きちんと教えられるような人は身近にいなかったのは何とも残念なことだった。もしいたならば、あるいはバタフライまでマスターできたかもしれないが。 泳ぎを覚えたのは小学校3年。それに先立つ2年の夏休みに浮くことを覚えた。それで翌年に平泳ぎができるようになったのだった。 それからクロールと背泳ぎまで覚えたわけだが、自己流であるが..

  • 愉話§一日一句~ビール追加~

    季語は・・・梅雨籠 酒過ごす 言い訳となる 梅雨籠 【去年の今日】三話§ロト&ケルン・ギュルツェニヒ[2022.7.4]

  • 異話§温風至~七十二候~小暑

    小暑の初候“温風至(あつかぜいたる)”である。 夏至を過ぎれば晩夏……なんとも迂闊なことに、立秋のほうが近くなっていたことに気がついた。 そうか、7月で晩夏なのかと思う。太陽暦の7月なんて、まだまだ夏の入口に過ぎず、この先8月、9月、さらに10月くらいまでは夏の暑さが続くではないか。 既にエアコンが必須の日常となって、電気使用量に一喜一憂する日々延々となのである。 できるだけエアコンの利用を抑えたいとは思いつつも、そこは自分たちの健康を維持させるべくというせめぎ合いの高齢者なのだ。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 顧話§今日の歴史~ファミレス事始め~

    1970年7月7日、ファミリーレストラン・すかいらーく国立店が開店。 日本人はすぐに長い英単語を短縮して使ってしまう。ファミレスもおそらくあっという間にファミリーレストランが押し縮められたことだろう。 ファミレスの立地は郊外のバイパス沿いみたいなところが多く、家族揃ってドライブに出かけ、その途中で気軽に食事ができる店というコンセプトで展開していった……モータリゼーションの発達と並行して順調に店舗が増加していったと考えられる。 店内も小ぎれいで、これまであったような町場の食堂やレストランとは違い店員もマニュアルで動いて、オペレーションもスムーズだったりしたのだ。 ちなみに初めてファミレスに入ったのは、1978年の晩秋の頃のロイヤルホスト。どうして記憶がはっきりしているのかといえば、会社に入って7か月で荻窪から西武新宿線沿線に引っ越したからである。 アパート近くの..

  • 愉話§一日一句~我が身も染まって~

    季語は・・・万緑 谷あいの 湯は万緑を 映しけり 【去年の今日】麵話§パスタソース~ケチじゃないよ~

  • 連話§ワタシの酒肴[174]小海老のね・・・・・・

    [承前] 以前にも書いたことがあるだろうか……まあいいや。 小海老を使った料理が好きである。代表的な料理を3つ。まずは小海老のフライ。これはデパ地下のとある総菜専門店で売られていて、都心に出かけた時にいそいそと買って帰っている。 大海老のフライよりは、はるかに食べやすく、添付のタルタルソースだけでなく、醤油やソースを垂らしても、佳き酒の肴になってくれる。 そして小海老のアヒージョだ。これは洋物も出していて、小型フライパンに入れたオリーブオイルとにんにくの中に小海老を泳がして熱くしたやつだ。 これも、初めて食べた時から病みつきになったやつ。にんにくのエキスがオイルに溶け込んで、これは“マジヤバイ”レベルである。初めて食べたのはたぶん今世紀に入ってからではなかったか。 最後、小海老かき揚げである。これは蕎麦屋か天麩羅屋で、蕎麦屋の御品書にある時は“蕎麦前”と..

  • 疑話§ネットのクチコミは信じられるか

    インターネットのあちらこちらにおびただしいユーザーレビューが書き込まれていて、参考にしようと思うが、これがもう真逆のレビューのオンパレード状態となっていて、参考にしようにも、迷ってしまうことのほうが多い。 それこそ、食事がうまいかまずいかに始まって、サービスがいい悪いまで、よくもまあここまで分かれるものだと感心してしまう。 そうして、どちらのレビューも信じなくなってしまうのだ。高い評価を与えているレビューは店の側からのやらせっぽく見えてしまうし、悪意ばかりのレビューは貶めるためで、どちらも意図的なレビューではないかと考えるのである。 実際に行ってみた店のレビューを見ることがあるが、そこまでひどくもないし、そこまで絶賛するほどまでもないと、結局はレビューページそのものの信頼性が限りなく薄れてしまっているような気がするのだ。 ……評価点数を操作していると非難されている某..

  • 愉話§一日一句~汚さぬように~

    季語は・・・宵宮 宵宮や 稚児の白足袋 白きこと 【去年の今日】暮話§自宅度高い

  • 明話§マチネー度高く

    本来、マチネー(フランス語)は午前中という意味で、休日の午前11時開演の公演をそう呼んでいた。今でもウィーンフィルの日曜日に行われる定期演奏会は11時開演である。そして元旦のニューイヤーコンサートも11時開演だ。 そんなマチネーという呼称を拡大して、14時開演の午後の公演もマチネーと呼ぶようになったのである。 個人的には、マチネーはありがたい公演で、定年退職このかた、就寝時刻が早まってしまい、21時頃にはベッドに潜り込んでいる。東京の一般的な演奏会は19時開演で21時頃にはお開きだから、最近はいささか辛い。 そんなこともあって、14時開演のマチネーがありがたくなった昨今なのだ。歌舞伎座昼の部は11時開演で、宮仕えの頃は朝早く出かけるのが辛かったが今はむしろありがたい。 出がけに軽く昼飯を食べ、30分前には到着して開演を待つ。コンサートがはねても16時頃。ターミナル駅..

  • 能話§他の言語で・・・・・・

    例えばドイツ・リートであったり、英語のミュージカル・ナンバーを他言語の人間が歌おうとするのは実に困難なことである。 実際、日本人がそれらの曲を歌う時の不自然さは、残念ながらこの先も未来永劫変わらないままのような気がしてしまう。 上は、ちょっと前久々に聴いたウィーン生まれのバリトン歌手エーリヒ・クンツが歌う『ウィーン、我が夢の町』だが、実に実にドイツ語は自然に耳に入ってくる……当たり前といえば当たり前なのだが、これが他言語の使い手には手も足も出ない。何とも美しいドイツ語である。 ドイツ語に疎い我が身の耳にも、言葉のほとんどがほとんどすべて耳に入ってくれるのだ。 イギリスのテナー歌手イアン・ボストリッジはドイツ・リートを手の内に入れている歌手だが、彼の歌うドイツ語はなかなかにユニークな印象だとは、何度も聴いた上での感想を持っていて、ゲルマン語系という親戚のような..

  • 愉話§一日一句~16時くらいか~

    季語は・・・昼寝 夕刊の 届く音して 昼寝醒め 【去年の今日】購話§チケットサイトの使い勝手

  • 水話§2023年6月の天気模様を振り返る

    2023年6月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。 このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。 それほど気温の高い日はなかったが、雨がちでぐずつき気味の6月だった。毎日外出するわけではないので、日々の表の様子を把握しているわけではないが、思った以上に気温が上がらないと感じた6月だったようだ。 スーパーマーケットで買い物をするのは一週間に3回くらいだから、その日に雨が降らなければ、それでOKなのだが、そうそう降らない日に当たるわけではない……まあ、単に傘をさすのが面倒というだけのことなのだが。 ところで、尾瀬の季節は進行が早くて、いつもであれば7月上旬に咲き始めるニッコウキスゲが、先月の終わりには既に咲き出している。池塘には真っ白なヒツジグサや、黄色いオゼコウホネも咲き始めていて..

  • 復話§嗅覚が鈍い

    嗅覚が鈍い……たぶん、普通の人の半分以下の嗅覚しか持ち合わせていないのではと思われる。 実例としては、ミルで挽いたばかりのコーヒー豆の香りが、あまり感じられない。あたりまえのことだが、多くの人は嗅覚と味覚をリンクさせていて、コーヒーの香りと味を同時に楽しんでいるのだが、もう長いこと香りを感じないでコーヒーを飲んでいるが、それでも困ったことがないのは不思議だ。 もちろん嗅覚ゼロということではなく、それぞれの匂いがわからないわけではない。そんな時は嗅覚があるじゃんと思うのだけれど、もっと肝腎な時に嗅覚が鈍いと困るだろうと思ったのは、ガス漏れが起きた時のことである。 それは、ある意味致命的なことで、それくらいは感じられないと困る以上の生死に関わる状況になってしまうではないか。 “匂いのリハビリ”があると知ったのは、つい最近のことで、アロマオイルを何種類か嗅ぎ分けることで、..

  • 愉話§一日一句~手が届かない~

    季語は・・・枇杷 恨めしく 枇杷の実見上ぐ 下校時 【去年の今日】週話§日曜有閑~ラグビー観戦~

  • 像話§米津玄師 2023 TOUR/空想

    ラグビワールドカップ日本大会の頃『馬と鹿』を頻繁に耳にした。そうしたところで、まずは同居人がはまり込み、それを横で聴いていて、米津玄師に興味を抱くようになった。 ヒリヒリするような乾いた暴力性と、裏腹な叙情性、そして言葉遊びの歌詞……そこに展開する表現豊かな音楽。 CDも何枚か手に入れて、車を走らせるたびに聴きまくっているうち、同居人がライブを聴きたいと言い出した。去年、久々に行われたライブは抽選に外れたが、あーら不思議……2023年のライブには見事に当選してしまった。 というわけで横浜アリーナまで行ってきた。横浜アリーナ参戦は、1994年の米米CLUBライブ以来。奇しくも“米から米”繋がりという“偶然”だ。 メイルで電子チケットが送られてきて、会場入口で提示するのが、普段通りであれば、スクリーンショットしたQRコードを出すところ、それはNG。QRコードの上..

  • 文話§2023年7月の予定あれこれ

    月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。 7月1日の日の出は4時27分で日没は19時4分、月末の日の出は4時46分で日没は18時49分。これまで使っていた計算ページだと、19時1分頃の日没とあったが、標高なども入力できるようになって、若干変わってきている。 さて、今月のお楽しみは、七月大歌舞伎の昼の部『菊宴月白浪』を観る。これは忠臣蔵後日譚と銘打たれて、主役は斧定九郎という興味深いものだが、最初は猿之助が主役を務める予定が“あの”事件で従兄の中車が斧定九郎を務めることになった。 ラグビーは“テストマッチ”的なゲーム、JAPAN XV対All Blacks XVを観る。9月のラグビワールドカップ・フランス大会を前に、強化試合として6試合が戦われるのだ。 そしていよいよ“夏本番”である。 《日常のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~外出時は念の為~

    季語は・・・夏帽子 夏帽子 プラスマスクで 謎の人 【去年の今日】週話§土曜有閑~七月ですぞ~

  • 異話§半夏生~七十二候~夏至

    夏至の末候“半夏生(はんげしょうず)”である。 ブログで七十二候をエントリーとして取り上げるようになって、とっくの昔に10年を超えていた。 最初はもちろん、候の名称にちなんだ話題でまとめていたが、そんなものは一年で終わってしまうから、その後は毎年毎年どんな話題で繋げていくかで頭を悩ましている。 何やかんやと逃げ道を探っては、そこに逃げ込んで痴れっとしているのだ。そうはいっても逃げてばかりいられるわけでもないから、時節の話題を探しだしては、これ幸いとまとめたりすることも多い。 こんな言い訳じみた文章になったのは、ちょっと今日は“白旗”で、どうにもらしき文章が書けそうもなく、しかたなく――あくまでもしかたなく――こんな舞台裏みたいな文章で済ませることになってしまった……許されよ。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§日曜枯寂~暑さしのぎは~

    夏である。暑いのである。あたりまえである。 自宅滞在度が高く、どうやって暑さをしのいでいるか。さすがに、四六時中エアコンを動かし続けるわけにはいかない。エアコンを動かすのは、夕方から就寝中で、朝起きたら切っている。朝から、一番暑い日中は卓上扇風機とかそんなあれこれでごまかしているのだ。 あとは、週四日くらい買い物しているスーパーマーケットでしばし涼んでというのがあるけれど、往復歩いている間は、きつい陽射しの中を歩かなくてはならないから、効果としてはプラスマイナスゼロか。 いずれにしてもエアコンに頼る以外に暑さから逃れる術はないわけだから、課題としては、エアコンの稼働時間がどれくらい短く抑えられるかなのだ。 まだまだ夏は始まったばかりのようなもので、この先は暑さと我々老夫婦の体力との相談なのである。 《日常のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~午後七時過ぎ~

    季語は・・・蝉 暮六つは 暗き巷や 蝉二匹 【去年の今日】文話§2022年7月の予定あれこれ

  • 告話§ビッグイシュー458号発売中!

    ビッグイシュー458号は7月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。西加奈子が表紙。 表紙&スペシャルインタビュー 西加奈子 リレーインタビュー 三木那由他(哲学者) 特集 海をこえて小笠原へ。鳥とカタツムリ 小笠原諸島は、一度も大陸とつながったことのない「海洋島」だ。東京から南南東へ約1000km、「大陸島」の沖縄とは違って、約4800万年前頃に太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込み、火山活動によって生まれた。2013年には西之島で火山噴火が起き、溶岩が大地を覆い尽くし、新たな生物相も生まれている。 鳥類研究者の川上和人さん(森林総合研究所鳥獣生態研究室長)は「生き物が皆無になった西之島で、カツオドリなどが営巣を始めた」と言う。進化学者の千葉聡さん(東北大..

  • 週話§土曜枯寂~さても文月七月~

    2023年も後半戦である。 宮仕えだった頃は、何月が何月が……などと考えたことなどなかったような記憶で、極端に言えば“暑いから夏”であり“寒いから冬”みたいな感覚で生きてきたようだ。 それはまあ大げさといえば大げさな物言いだが、仕事の結果をスケジュール通りに反映させることが最優先だったから、カレンダーは頭の中に叩き込まれてはいても、そこに何月が何月がという“月”は存在していなかった。 ただ、3月半ば頃からゴールデンウィーク・スケジュールが、11月半ばには年末年始スケジュールが始まって、そのタイトなスケジュールに音を上げながら、どうにかこにかやり過ごした20年ほどがあったのである。 自分なりの区切りは、ひと仕事が終わってくれた時なのだが、最初の13年ほどの間は、ひと仕事が終わった時には、既に次の仕事が始まっていて、同時進行で我が身をやり繰りしていたのだ。 《日常..

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