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2018/06/28

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  • 愉話§一日一句~漉し餡あっさり~

    季語は・・・葉月尽 大福餅 ひとつおやつに 葉月尽 【去年の今日】涼話§立秋の候の尾瀬

  • 連話§コース料理は~根が根なので~

    いわゆるコース料理とか和食のおまかせとかは、食べる身にすれば不安要素が大きい。単純にどれほどの量なのか、最後まで食べ切ることができるものだろうかと考えてしまって、たぶん最後にコースを食べたのは数年前、高校の同期会のイタリア料理だった。 その時は、それぞれ量もほどほどだったので、残すことなく食べることはできて楽しいものだったが、いつもそうだとは限らない。 というわけで、年齢的な食欲事情もあるのかどうかはわからないが、例えば居酒屋の小皿料理とか、とんかつ屋とか天麩羅屋あたりのワンディッシュで料理が出てくるというのがありがたかったりする。 そして、たまには小洒落た旅館に泊まってみたいなどとも考えたりするが、そうした旅館にありがちなのが、これでもかと出てくる料理のオンパレードで、既にしてそんなに出されても食べ切れるものでないのは明らかなのだ。 せっかくの“おもてなし”である..

  • 伝話§葉月八月・・・・・・終わります

    今日で8月も終わり。明日から長月九月となるが、暑さが変わることなし。 Tシャツとハーフパンツの日々が引き続き、まだまだこの先当分はそれらの世話になるのは言うまでもなく、日常を過ごすのに気楽な時季ではあるが。 ところで“5類”に移行したコロナウイルスのその後だが、各地で感染者の増加が認められて、場所によっては薬剤が不足していたりという事態も起きているようだ。 5類移行によって、感染者データなども発表されなくなり、正確かつ詳細な現状を一般人が把握することが難しいことは問題ではないか。 年齢が年齢なので、外出時のマスクは必携だが、電車に乗っていると7人掛シートでマスク着用は、4人いれば上の部で、自分ともう一人などということもあったりする。 コロナが日常化したといえばそれまでだが、対策は進んだとはいえ、感染しようものなら当事者の不安は隠しようがない。 今の政府は..

  • 愉話§一日一句~朝霧薄く~

    季語は・・・秋澄む 尾瀬沼の 朝玲瓏と 秋は澄む 【去年の今日】麥話§エーデルピルスが呑みたい・・・・・・なあ

  • 街話§神保巷塵[98]一人すき焼きの店

    [承前] “ぼっち食”だなどと揶揄されるお一人様の食事だが、個人的には必要でない限りは、一人で呑み食いするほうがずうっと気楽と感じている。 神保町は比較的一人で食事しやすい場所ではないかと考えているが、そんな中にあって、世紀が変わる頃まで“すき焼きはらの”という一人鍋を提供する店があった。 確か一度だけ入った記憶で、カウンター一つ一つに一口ガスコンロが置かれていて、すき焼きあるいはキムチチゲなどなどを食べることができた。お勘定は1000円でお釣りがくるというお得さだった。 隣が人生劇場という名のパチンコ屋だったので、おそらくはそこのお客さんが食事をするのにうってつけということもありそうだ。 そこそこ流行っていたと思っていたが、ある日“しゃぶっち”というしゃぶしゃぶの店に変わった……そのあたりの迷走の理由はよくわからないが、それからほどなく店は閉じられてしまった..

  • 情話§電子チケットのやる気

    日本のチケット予約システムは相変わらずの旧態依然で、購入したチケットをコンビニなどの端末があるところか郵送かの選択が主流になっていて、自宅でプリントするような電子チケットへの移行が遅々として進んでいない。 理由は単純で、200円とか300円とかの法外な手数料目当てではないかと……これはもう犯罪的ではないか。 手数料不要の自宅プリントがなかなか進まない理由についてチケット業者は「受け入れ態勢が遅れている」みたいなことを挙げるかもしれないが、日本はIT先進国と言われていなかったか。ドイツあたりはIT化が遅れているというが、そうしたサービス面ははるかに先を行っているように感じる。 要は“やる気”で、日本の実現場を見る限りでは、サービスが充実していてユーザーの視線に立っているようにはとてもとても思えない。 ↓自宅でプリントアウトしたドレスデン・ゼンパーオパーのチケット ..

  • 愉話§一日一句~耳を傾けよ~

    季語は・・・鉦叩(カネタタキ) 鉦叩の 警鐘を聞く 夜更け過ぎ 【去年の今日】刻話§正確な時計

  • 酔話§八月納涼歌舞伎第一、二部~勘九郎~

    東京の最高気温32.3度の真夏日。立秋を過ぎてもまだまだ暑い中を歌舞伎座八月納涼歌舞伎千秋楽の日に第一部と第二部を観てきた。 第一部は次郎長外伝『裸道中』と『大江山酒呑童子』の二本立。まずもって勘九郎の酒呑童子が抜群のすばらしさ。萩原雪夫が十七代目勘三郎のために作り、中村屋の芸として孫の勘九郎まで引き継がれている。 前ジテの童子では、酒を呑んで狂ったように踊る様子が、圧倒的に見事……稚気と踊りの凄味に見惚れるばかり。今さらながら、歌舞伎界随一の踊り手であるのは言うまでもないが、勘九郎の踊りの中に古臭さのようなものは微塵もなく、シャープな所作の中に現代性が横溢しているように感じられるのだ。歌舞伎の舞踊を観ていてそれが感じられるのは勘九郎ただ一人なのだ。 第一部一本目『裸道中』は、かつて次郎長の世話になった一文無しの博打打ちが、自分の家で次郎長一家をもてなそうと悪戦苦..

  • 謀話§弾丸登山はやめろ~山のルール~長文

    尾瀬の山小屋でアルバイトしていた時から、山をなめた行動をする人たちを散々見てきたので、昨今の富士山弾丸登山が後を絶たないというニュースを眼にしても驚きはしない。 やりたい人は懲りもせず、勝手次第に繰り返していくだろうが、何かあった時、多くの人の手を煩わすことを腹立たしく思うのだ。 話は単純で、3000m級の山に登るに見合った装備で臨むこと、完全予約制の山小屋なのだからきちんと予約して登っていけ、天候が芳しくなかったら、無理をせず潔く撤退しろ……それが富士登山における三大基本ではないか。 話を尾瀬のほうに戻す。もちろん、厳しさは富士山の比ではない。まして、鳩待峠から尾瀬ヶ原までは下っていくだけという簡単さに、軽装の人たちを多く見かけるのも当然だと思うしかない。 だが、下界では桜が散って新緑になろうとする頃、尾瀬ヶ原や尾瀬沼はまだ雪の下にある。そして、東京あたりで30度..

  • 愉話§一日一句~ある日晩夏の午後~

    季語は・・・蜩(ヒグラシ) 蜩に カナカナカナ?と 問われけり 【去年の今日】週話§日曜有閑~1950年代生まれは既に~

  • 異話§天地始粛~七十二候~処暑

    処暑の次候“天地始粛(てんちはじめてさむし)”である。 8月も終わりに近づいたが、もちろん相変わらずTシャツとハーフパンツの日々である。 夏の洗濯が楽だとは、同居人の弁で、衣類の量は少ないし天気はよいしで、昼を過ぎればさっさと乾いて取り込める。 どうして、衣類の量が多くて厚手ばかりの冬がそんな天気でないのだと……そう思うのも無理はない。こればかりは天気と気温と洗濯物の質と量が相反していて、何とも悩ましいとしか言えない。 それこそ真冬の洗濯物は、15時を過ぎても今一つの乾き具合だったりして、せめてはもう少し風でも吹いてくれればと思いたくなるのである。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 圧話§東京の道の狭いこと

    運転免許を取って実家を往復するのに車を使うようになった。だが、時間がやたらかかったのである。 自宅から、府中街道を所沢まで。所沢から関越自動車道で東松山を降りて、その後は熊谷や太田の下道を走り、合わせて4時間近くを要してたどり着いていた。 そのうち府中街道を所沢ICまで1時間半から、ひどい時は2時間近く要してしまうのだ。片道一車線が延々と続き、時にはバスが前を走っていたりで、ストレスフルこのうえなく、やっと乗った関越道もせいぜい30分程度走って降りるしかなかったのだ。 そんな道は都内近郊にはいくらでもあって、モータリゼーションの急激な進捗に現実が追いつけないという否定できない状況があちこちから噴き出したのである。 だからといって、おいそれと片道2車線の道路をほいほいと作れるはずもなく、慢性的な渋滞が延々と放置されているのだ。 その昔、外国の道路の広さのようなこ..

  • 愉話§一日一句~西日の台所~

    季語は・・・とろろ とろろ芋 すり下ろす手に 夕焼(ゆやけ)かな 【去年の今日】週話§土曜有閑~八月終わります~

  • 週話§日曜枯寂~間もなく八月終了~

    暑いまま8月が過ぎていく。 この夏休みも水の事故が多かった。多くは誤って深みにはまるケースなのだが、知識不足と過信も多いのではと感じる。 小学校、中学校の頃は、夏休み直前に川遊びについての注意書が配られていて、市内に2つある中小の河川の危険箇所などが詳しく図示されていた。 元より、学校にプールがあったので、わざわざ川で泳ぐ必要もなく、たまに自転車に乗って小さいほうの川に遊びに行くことはあったが、注意書にあるような淵のような場所、カーブで流れの早い場所などは避けていたのだ。 今でも、そうした注意書は各所で配布されていると思うが、わかっていてもということは少なくないということか。 そしてあと2週間足らず……9月になれば、ラグビワールドカップ2023フランス大会が始まる。日本のプール戦の対戦相手は、チリ、イングランド、サモア、アルゼンチン(日程順)と、侮れない相手ば..

  • 愉話§一日一句~陽射しに煌いて~

    季語は・・・滴り 滴りは プリズムなりて 岩清水 【去年の今日】顧話§今日の歴史~ナポレオンの石~

  • 週話§土曜枯寂~ホワイトボードからメモ~

    日常使いのスーパーマーケットに買い物メモを持参するようになって久しいものがある。時にはメモ書きした物すら買い忘れたりすることもあるから、どうあっても買い物メモは必須である。 そうして、冷蔵庫には小さいホワイトボードが貼られていて、あらかじめその日に買うあれこれを書き込んでおき、それで買い物メモを作成するのだ。 そんな風にしても、思わぬ買い漏らしが起きるのは、チェック不足なのか、すっかり買ったと思い込んだりしたり、まるで眼中になかったり……これが加齢によるもので、物忘れもあるが、そこに“うっかり”という要素も加わり、状況を複雑にしている。 もちろんレジに並ぶ直前に、メモと籠の中身を照合することは忘れないけれど、ごくたまに――“ごく”ですぞ――チェック漏れが起きてしまうのは、本人としても忸怩たるものがあるのだ。 この先、我が身の状況が好転するとは考えられず、そうであれば..

  • 愉話§一日一句~味わい軽やか~

    季語は・・・新豆腐 沢水に 冷やし沈めて 新豆腐 【去年の今日】貧話§JR東日本の赤字線

  • 遭話§被害者を叩く人たち

    “被害者が悪い”といったようなニュアンス、もしくはその言葉のままを発して、被害者を責めるような風潮が日本には(日本だけ?)あるようだ。 至極当たり前のことだが、加害者が全面的に悪いに決まっている。ちょっとことをあげつらって被害者にも非があるなどと、どんな理屈なのかと思う。 もちろん、日頃から注意していれば防ぐことが可能な犯罪行為もないとはいえないが、家に帰るために暗い夜道を歩かなくてはならなかったりして……そんな状況でも被害者を責めるのだろうか。 何度も繰り返すが、加害者がすべての責を負うべきもので、被害者には一片の落ち度もないのである。 《日本のトピックス一覧》

  • 珈話§エスプレッソ・マシーンを

    大学時代の2年間ほど、デパートのフランス風“カフェ”で、ギャルソンのアルバイトをしていたとは何度か書いていること。 黒蝶タイに黒ベスト、長い前掛け“サロン”といういでたちで、おフランスを何ちゃってで気取ってはみたものの……お里は知れるわけだが。 そんなカフェでは、その当時でも珍しかったエスプレッソ・マシーンでコーヒーを淹れて出していた。扱い方は簡単で、カウンターの中の人の代わりに自分のようなアルバイトでも、操作してエスプレッソを出すことができたのである。 そして、高温の蒸気を出すノズルも付いていて、そこに牛乳を入れた容器にそいつを差し込むと、ほんの数秒で沸騰してカフェ・オ・レもお茶の子さいさいなのだった。 まだ、バリスタがどーたらこーたらな時代ではなかったから、泡だったミルクの表面に小洒落たアートなど作ることもなく、そのままをお出ししていたのだ。 そして気がつ..

  • 愉話§一日一句~冷えた白ワイン~

    季語は・・・無花果(イチジク) 無花果や 生ハム二枚 ひと口に 【去年の今日】品話§オーセンティックなバー

  • 努話§通し狂言の上演について

    お堀端は隼町に建つ国立劇場が、建て替えのため10月をもって閉場となる。 大劇場でさよなら公演として9月、10月に『妹背山婦女庭訓』の通し上演が行われる……いわば“はなむけ”とも言えるかという、上演ではないか。 歌舞伎座の本興行で、なかなか大物の通し上演を出してくれない。個人的に記憶にあるのは、仮名手本忠臣蔵を何回か、菅原伝授手習鑑を2回くらい、そして義経千本桜といったあたりだが、このあたりもここ数年音沙汰がないようだ。 商業演劇でもあるし、作品の伝承という責務も追っている歌舞伎興行において、通し狂言が行われない、あるいは行われにくいというのは、自らの首を絞めているように感じる。 既に、大看板は菊五郎、仁左衛門、白鸚の3人、立女形の玉三郎は歌舞伎座の舞台に立たないと宣言した。 こうした状況の下で大きな通し狂言を出すことが難しいのは理解できないわけ..

  • 籍話§本を読み始める時は・・・・・・

    読書量は少ない。仕事で本を読む機会が多かったからかどうか……あまり、読まない理由とか言い訳にはならないが。 まずもって第1ページから読み始めることが、超億劫だったりする。なぜ億劫なのかは自分でもよくわかっていないが、一つ考えられるのは、初対面と似たようなところがあるからではないか。 1ページ目の1行目の書き出しがどのようになっているのか……そのことを考え出すと、初対面に臨むことが面倒になってきてしまうのだ。これはもう単なる天邪鬼なだけであろう。 とにかく最初の数ページさえ乗り越えれば、何とか読み続けることができるのだが、これが自分にとってはなかなか厄介なハードルだったりするのだ。 そうしてペースが掴めたら、あとは速い。もっとじっくり文章を吟味しながらと言われるかもしれないが、それよりは文章の流れに合わせて、時には飛ばし気味なくらいのスピードで詠み進めていく。 ..

  • 愉話§一日一句~檜枝岐に秋近く~

    季語は・・・蕎麦の花 蕎麦の花 出作り小屋に 老夫婦 【去年の今日】戯話§八月納涼歌舞伎第二部~猿之助代役!~

  • 異話§綿柎開~七十二候~処暑

    処暑の初候“綿柎開(わたのはなしべひらく)”である。 処暑の候となった。 暑いことに変わりはないが、日の出時刻が遅くなり、日没時刻が早まってきて、何となく世間が落ち着いたと感じるのだけれど。 “夏疲れ”という言葉があるかどうかわからないが、暑さに慣れることもないし、いつまで続く猛暑ぞと思いつつ、うんざりしながら日々を過ごしている。 もちろん我々は、この暑さがまだ一か月以上続くことを知っているから、隠忍自重でうんざりを奥にしまい込んでいるわけだが。 学校の夏休みもあと一週間……まだあるまだあると思って遊び惚けているうち、時間はどんどん過ぎて、眼の前のやり残した宿題の山にげっそりして、やる気を出そうにも出せないでいることだろう。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 過話§上京五十年~広い通りだとばかり~

    地方小都市のど真ん中に暮らしていた。広い表通りから入った先の道は狭いものだが、半世紀以上前のことゆえ、まだまだ車の通行もさほど多いわけではなかった。 だが、小学生や中学生だった身にしてみれば、そんな道でも十分に広いのだという認識をしていたが、帰省するごとに実家付近の道の見た目がどんどん狭くなっていくように見えてしまうのである。 南北に並行して走っている2本の道があるのだが、そこは高校に通うのに自転車を飛ばしていった道で、車も行き交っていたいたはずだが、我が物顔で漕ぎまくっていたのだ。だが、その道は想像していた以上にずっとはるかに狭い道だったのだ。 そんな道が、それぞれ一方通行の狭い道だと気がついたのは、もう20年以上前のことで、それをグーグルのストリートビューで確認してみれば、車一台がやっと通れて、歩行者が肩身の狭い思いをするように道だったのである。 十代の視線と二..

  • 愉話§一日一句~いや、なんでもない~

    季語は・・・花火果つ 花火果つ 濁す言葉は 口の端 【去年の今日】戯話§八月納涼歌舞伎第一部~手塚治虫の空気~

  • 顧話§今日の歴史~地球温暖化顕著に~

    1995年8月22日、東京で31日間連続の真夏日。 今年の東京は、7月に猛暑日――真夏日ではないぞ――が13日もあった。月終わりには猛暑日が8日連続でということまであったのだ。 そんな暑さがいつ頃から始まったのかと記憶をたどってみるが、おおよそだが1980年代には、より一層暑い夏になってきていたのではと思うのである。 21世紀が始まる頃から、毎年6月か8月にドイツ、オーストリアを旅行したが、ある年……2003年は現地でも記録に残る猛暑だったらしく、泊まったホテルにはエアコンの設備がなかったので閉口した記憶だ。 1995年8月のこの記録についてだが、ほとんど記憶していない。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きたこの年は、自分自身にとって谷底にあったような時期にあたっていて、季節のことなどまったく眼中になかったということでしかない。 《歴史のトピックス一覧》

  • 祈話§C神父のこと

    生まれ育った北関東の関東平野どん詰まりの町は、キリスト教が盛んだったのかどうか、プロテスタント系教会が数軒、カトリック教会1軒、さらに修道院まで2つもある。まあ、自分もプロテスタント系の保育園に通っていたのだが……。 さて、カトリック教会は、我が家から中学校に向かう通学路の間に建っていた。そこにアメリカ人のC神父が、教会に隣接した宿舎に暮らしていた。 なかなかに陽気で豪快。小学生くらいの悪ガキが寄ってくるのを待ち構えて「握手シマショ!」と言っては、強烈な握力で握ってくるものだから、みんな悲鳴を上げて逃げ回るのである。 そんなC神父との接点があったのは中学校3年の時。なぜかわからぬが、市が主催した英語暗誦大会に、通っていた中学校の代表で出ることになって、そのトレーニングにと英語教師に言われて教会まで出向いたのだ。 彼が中学校に来ることがなかったのは、さすがに公立学校に..

  • 愉話§一日一句~終演は22時半過ぎ~

    季語は・・・夜の秋 ヴァグネルの 音楽祭や 夜の秋 【去年の今日】週話§日曜有閑~せっせと水分摂取~

  • 街話§神保巷塵[97]神保人

    [承前] こんなしがない身の上でも、37年半を神保町で過ごしたのだから“神保人”の端っことか頭数に入れても罰は当たらないだろう。改めて、神保町というエリアで過ごすことのできた我が身のを、謙虚に“よくやった”とほめてやりたいと思う。 何度か書いているように、同じ区の中にあって、永田町、霞が関、日比谷、大手町とは無縁だった。就職を考えた時もまったく眼中にはなく、それこそ自分の柄ではないと考えていた。あるいは、法学部とか経済学部で学んでいたりしたら、そのあたりでと考えたりしたかもしれないが、しがない文学部専攻にはお呼びでない場所で、むしろ神保町のほうが似つかわしかったのである。 今でこそ高層ビルみたいなものが少しはあるが、神保人成りたてだった頃の神保町は、首都高速を挟んだ南側一帯とは、一線を画す如きの佇まいだったのだ。 それは古書店街を中心に、下世話な商店や食べ物を商う店..

  • 購話§スーパーマーケットのレジ~東と西~

    ドイツやオーストリアを旅行している時でも、頻繁にスーパーマーケットを利用している。もっぱらドリンク類が中心だが、レストランで食事するのが億劫な時には、適当に食料品を買ったりもする。最近はちょっとした田舎町の店でも寿司が売られていたりするのはありがたい。 そんなスーパーに初めて入った時に“おおっ!”と驚いたのは、レジ打ちのスタッフが椅子に座って仕事をしていたことである。 買い物客は、買った品物を籠から出して、レジの前のベルトコンベアに全部をのせなくてはならない。そうしてレジ係はベルトコンベアを動かしながら商品のバーコードをスキャンしていくのだ。 そうした商品は、ベルトコンベアの終点に溜まっていき、精算を終えた客が改めてバッグに納めなくてはならない。 基本的なシステムは日本のそれとさほど変わっているわけではないが、商品を籠から出すとか、レジ係が椅子に座っているとかを目に..

  • 愉話§一日一句~鈴虫放生祭~

    季語は・・・放生会 笙の音の ゆらり揺らめく 放生会 【去年の今日】週話§土曜有閑~水泳~

  • 週話§日曜枯寂~秘するが・・・・・・バイロイト~

    7月25日に開幕した2023年バイロイト音楽祭も、28日の金曜日の『タンホイザー』で千秋楽を迎える。 コロナ禍あれこれもあって、ここ何年かは動向を観察していなかったが、どうも雲行きが怪しき様子だ。 まずもって今年の音楽祭では、ほぼ全公演のチケットが売れ残ったと聞く。かつては、10年待ちとか言われていたプラチナチケットだが、今世紀に入ってほどなく、インターネット予約が行われるようになってこのかたと思われるが、チケット購入が容易になってきていると思ってしまう。 その後、チケットは公演日が近づくにつれて売れていったかもしれないが、詳しいところはわからない。 個人的に1991、1997、2000、2008、2016年と5回のバイロイト詣をしているが、2008年と2016年と最後の2回は、音楽祭の雰囲気もずいぶん変わったように感じた。 20世紀の間は、まだまだフ..

  • 愉話§一日一句~格子の中に何匹か~

    季語は・・・蝉の殻 木洩れ日や 今朝もラティスに 蝉の殻 【去年の今日】刻話§ブログの限界~もっと読んで!~

  • 週話§土曜枯寂~蝉はミンミンゼミ~

    蝉の中でも“The 蝉”と呼びたいのはミンミンゼミだと声を大にして言いたい。形といい、透明な翅といい、そして鳴き声と合わせて“The 蝉”の称号を与えたいと思う(個人の感想です 不思議なことに、実家があった北関東の端っこの町では、蝉といえばアブラゼミで、ミンミンは町中から少し郊外に行かないと棲息しておらず、我が家周辺でミンミンゼミを聴くことはほとんどなかった。 夏休みの宿題で昆虫採集をしようと、虫取り網でいくらでも簡単に捕まえられるのは、アブラゼミとツクツクボウシばかりで、ミンミンゼミを捕ろうとするのに、自転車に乗って川を渡った先の林まで足を延ばさなくてはならなかったのだ。 それでも、ミンミンゼミの大合唱ということはなく、アブラゼミが8だったらミンミンは2か、それ以下の個体数しかなかったのである。 今の我が家周囲でも、一番に勢力のあるのはアブラゼミで、最近はクマゼミ..

  • 愉話§一日一句~掘り出し物を探して~

    季語は・・・秋に入る 古書市や 目当て見つけて 秋に入る 【去年の今日】網話§SNS~流行ってるから・・・・・・何?~

  • 異話§蒙霧升降~七十二候~立秋

    立秋の末候“蒙霧升降(ふかききりまとう)”である。 あっけなく立秋も末候となった。 日の出は5時に、日没は18時半を過ぎたので、もうそろそろ照明なしで風呂に入るのも終わりである。 そういえばと周囲を見回してみれば、猛暑日続きであっても、風は秋の、そして地面に落ちる影も秋のそれのような気がしないでない。最高気温30度超の日々は、この先まだ一か月以上は続くから、ゆめゆめ油断はできない。 残暑……なお。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 過話§備忘録的な何か~2023年8月18日付~

    8月15日……コオロギの仲間が鳴き始めていた。蝉時雨が静まった夕方、浴室の窓の外から一匹だけ鳴いていた。8月6日の広島原爆忌に始まり、長崎原爆忌、日航機御巣鷹墜落、終戦記念日と、8月前半に3日ごとやって来る忘れることのできない日々を経ると、確実に秋がやってくるのだった。 立秋から一週間、季節は秋へと舵を切っていたのだ。 8月17日……前日あたりから、空が高いと感じるようになった。そしてこの日、今年初めて秋の空気を感じたのである。 こうした秋の便りは、おそらく沖縄周辺を一週間近く、牛歩のような迷走で被害をもたらした台風6号“カーヌン”と、紀伊半島を直撃し、近畿、山陰地方に被害をもたらした台風7号“ラン”によって運ばれたものであろう。 それにしても、自分が知識として持っていた台風の進路定跡がいよいよ役に立たなくなってきたような気がしてならない。かつて、6月から7月頃の台..

  • 愉話§一日一句~突然羽ばたいて~

    季語は・・・落蝉 落蝉や 洗濯物の 下に居て 【去年の今日】売話§キオスクが消えた

  • 駄話§ファーフナーという巨人は・・・・・・

    ワーグナーが作曲した『ニーベルングの指環』の『ラインの黄金』と『ジークフリート』に登場する巨人ファーフナーというキャラクターが存在する。 『ラインの黄金』の時は、兄弟であるファゾルトと仲違いした揚句、彼を殺し、指環と、思ったものに変身できる隠れ兜、そして膨大な黄金を手に入れたのだった。 そして『ジークフリート』では、隠れ兜を使って巨大な蛇に変身し、黄金を隠した洞窟に引き籠ってしまった。しかもファーフナーは、世界を我が物にできるという指環を所有しているというのに“何もしなかった”のだ。 ↓バイロイト音楽祭クプファー演出の巨人兄弟。3m以上あった 1991年にバイロイト音楽祭で観たハリー・クプファー演出の指環では“大男総身に知恵が回りかね”とでも言いたいかのように、頭の小さい巨人を舞台に登場させた。 そうしてファーフナーは、指環の力も使わず、あり余る黄金も死蔵..

  • 連話§前菜、メイン、そしてデザートのつもり

    SSブログに移転した最初の頃に書いたと思うが、質より量の拙ブログゆえ、平日(月~金)は三本立て、土日は二本立てでエントリーをアップしている。 1本目と2本目は、様々な話題、時節についての感慨など、特にテーマを決めず、思いついた“よしなしごと”を、短く四百字程度にまとめる。これがまあ“前菜”と“メイン”という心づもり。 そうして、相変わらずな戯れ句を口直しの“デザート”として、最後に読んでいただくという趣向なのだが、それはもう書き手の勝手な思い込みでしかない。 そもそも、同じ四百字で前菜とメインだなどと書き分けらているはずなどはなく、それは既にブログ主の“そうあってほしいなあ”という願望なのである。 そもそも“はい、これは前菜ね”とか“こいつはメインだ”などと考えながらエントリーをまとめているわけでないのは言うまでもなく、そんなことができるのだったら、ひっそりとしがな..

  • 愉話§一日一句~人けなき菩提寺~

    季語は・・・閑蝉(ヒグラシ) 閑蝉や 無縁仏の 墓の苔 【去年の今日】腿話§厚いハムカツはNO!

  • 遊話§アニメにもゲームにも

    ここまでまったく縁のないものに、アニメ、コンピューターゲーム、テレビゲームがある。 どれだけ世間の評判になっても『風の谷のナウシカ』も『となりのトトロ』も観たことはないし、ゲームだって『スーパーマリオ』も『ファイナルファンタジー』もどんなゲームなのだか、画面の類もほとんど見たことはない。 だから普通の歌舞伎好きではあれど、新作歌舞伎として『ファイナルファンタジーX』や『風の谷のナウシカ』が上演されても、観に行くことはなかった。 理由は単純で、さすがに縁のない世界の何かを歌舞伎化されても唯々諾々と観に行くことはないのだ。あるいはもちろん、観たら観たで感銘を受けるとは思うけれど、感銘の受け度合いがアニメ好きやゲーム好きとは別の次元ではないだろうか。 新作歌舞伎を観ないわけではない。野田秀樹のいくつかの上演も、蜷川幸雄が演出したシェイクスピアものも観た。ただどうも、アニメ..

  • 緊話§岡野雅行~関わり合いになるのは~

    1997年、サッカーワールドカップ・フランス大会アジア予選で劇的なゴールデンゴールを決めたのが、ジョホールバルの歓喜“野人”岡野雅行である。 彼が登場したサッカー番組を見て、夫婦二人が爆笑したのは半年前。その後同居人が見つけてきたのが、このYouTubeの映像だが、これがおもしろい! 加茂周更迭の後、岡田武史が監督に就任しても、相変わらず試合に出してもらえないので直訴に行ったところ“お前は秘密兵器だ”と言いくるめ(?)られたのはいいが、ジョホールバルで行われた対イラン戦でも相変わらず岡野はベンチスタート。ゲームに出せと岡野監督の前をアップしつつアピールするが、ふと壮絶な試合が繰り広げられているのを目の当たりにして一変…… よしっ! 関わりあいになるのはやめよう!! ……と他人事を決め込もうとするも、そんなことができるはずもなく、あえなく延長前半から出場させら..

  • 愉話§一日一句~紙コップになみなみと~

    季語は・・・花火 花火爆ぜ ビールは一気 ぐびぐびと 【去年の今日】戯話§八月納涼歌舞伎第三部~團子と染五郎~

  • 告話§ビッグイシュー461号発売中!

    ビッグイシュー461号は8月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。フジコ・ヘミングが表紙。 表紙&スペシャルインタビュー フジコ・ヘミング リレーインタビュー ジェーン・スー(音楽プロデューサー) 特集 こころに、自然を取り戻す あなたは“自然欠乏症”にかかっていませんか? 高い山、秘境など“大きな自然”に出合うためには、体力とそれなりの準備が必要。一方で、公園の緑など身近な“小さな自然”を眺めているだけでは物足りない。もう少し“自分の心に自然を取り戻す”ことができればと思いませんか? 空中、道なき道、野辺など、ちょっと意外な、自然を感じ“取り戻せる”場にアプローチする、魅力的な術をもつ、3人の方に心得と楽しみを聞きました。 1つは、ハンモックハイキング..

  • 汲話§井戸在りしこと

    地方都市の本通りから入ったところの我が家及び両隣の長屋には、上水道も下水道も引かれてはいなかった。昭和三十年代までの地方都市におけるインフラ整備などは、その程度の進捗だったことがよくわかるというものだ。 それでどうしていたかといえば、3軒が共同で一つの井戸を使っていたのである。おおよそ昭和三十年代の終わり頃まで、井戸水による炊事洗濯その他諸々が行われていたのだった。ちなみにその当時、町内には数か所の井戸があって、それぞれ近隣の住人が管理利用していた。 今思えばずいぶん乱暴な話だが、保健所のような公的機関による水質検査など、一度として行われたことはなかったと記憶していて、よくもまあ腹を壊さなかったものだとは思う。 というわけで、井戸水の“産湯”を浸かった時から数えて10年、井戸水を飲み続けたのである。巷間言うとおりで“冬温かく、夏冷たい”井戸水がどれほど重宝したかといえば冷..

  • 愉話§一日一句~海上の大鳥居~

    季語は・・・秋立つ 引き潮や 安芸の宮島 秋立ちて 【去年の今日】週話§日曜有閑~涼しいうちに~

  • 旅話§出張せし事

    宮仕え37年半、もっぱらデスクワークの会社人生を過ごした。そんなわけで出張したのは数えるほどしかなかった。 出張を命じられて出かけたのは、京都(1泊)、長崎(2泊)、清里(2泊)、浜松(1泊)、倉敷(1泊)、湯河原(日帰り)くらいのもので、回数を覚えていられる程度しか出張していない。 ほとんど全部が業務というよりも“見学”であったり“研修”的な色合いが濃い性格の出張で、気楽に行って気楽に帰ってきていたのだ。 まあ、出張という業務命令ではなく、どこかに行くのだったら勝手に旅行させてくれと思うほうなので、出張して先方との交渉や決め事をし、夜は夜で接待したりされたりというのは肌に合うほうではなかった、出張から帰った後、出張の様子をまとめて報告したりと、そんなあれこれも面倒そうに思えたので、それはもう、出張しない境遇に不満を持つなどということもなかった。 おかげで、重い荷物..

  • 悦話§立ち呑みの店“うけもち”の追憶

    2018年の秋に店じまいした水道橋南口の“うけもち”……いい立ち呑みの店だったなあとしみじみ。2004年の秋から10年くらい通ったと思う。 酒もつまみも全品三百円のところ、3000円で11回使える回数券をありがたく使わせてもらっていた。 夏はさっぱりしたスパゲッティサラダ、冬は大鍋でたっぷり煮込んだ肉豆腐におでん。その他、河岸から買いつけている新鮮な刺身が数種類に、自分で焼く干物類、そして珍味あれこれとか。 店主の梅ちゃんのセンスが店内に充満して、夕方になるとウズウズが始まって、行かずにはいられない店だったのだ。 ようよう店にたどり着いて、まずは生ビールかホッピーで喉の渇きを抑え、手始めに生からすみを箸の先で舐めてやる。そうして落ち着いたところで、夏だったら刺身を切ってもらい、小腹が空いているようだったらスパサラをもらう。 冬であれば、大鍋からたっぷりに肉豆腐..

  • 愉話§一日一句~独居なれど~

    季語は・・・迎え火 迎え火は 形ばかりの ワンルーム 【去年の今日】週話§土曜有閑~高校の同期連中と~

  • 異話§寒蝉鳴~七十二候~立秋

    立秋の次候“寒蝉鳴(ひぐらしなく)”である。 立秋が来たので、季節は“秋”だし、今の暑さは“残暑”だし……である。 そして今年もヒグラシは鳴いてくれそうにない。暑さの中に秋を感じさせてくれる貴重な存在がヒグラシなのだが。ヒグラシ以外の蝉はただ単にやかましく鳴いているだけで、何の感興もないが、ヒグラシが唯一詩情を感じさせてくれるのだ。 暑さの中にあっても、ヒグラシが鳴くのを聞けば、鳴き声の中に秋が垣間見えるような気にさせられるではないか。 立秋も次候となった。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§日曜枯寂~小盛があるといいですね~

    食べる量が減ってきていると……何度も書いていることだが。だから外食が悩ましい。料理などの盛り加減がどんなものか、自分なりに想像して店に入るようになってしまった。 だから例えば、とんかつ屋などで肉の量が何グラムなのか、メニューなどに表示されているのはありがたい。それこそ、120gなら食べられるが150gとなると諦めるかもしれない。とまあ、そんな塩梅である。 結局のところ、料理の小盛とかハーフサイズが設定されている店はそれほど多くはない。だが、設定してくれればありがたいことで、そしてハーフサイズだから値段もちょうど半分にしてくれなどとは言わない……フルサイズで800円の料理なら500円くらいで出してくれればありがたいだけなのだ。 かつてよく出かけていたチェーン系居酒屋では、夫婦して数皿の料理を平らげて、締めのご飯までいただいていたが、もうこのところは3皿ほどで十分満足するまで..

  • 愉話§一日一句~暑さ噎せ返り~

    季語は・・・ゆく夏 ゆく夏や 古書店街は 饐えた午後 【去年の今日】麥話§暑い日にはビール・・・・・・やで!

  • 週話§土曜枯寂~旧盆~

    明日からお盆である……実家があったあたりは8月の旧盆だった。 父親と弟の三人で、墓に“お迎え”に行く。春彼岸以来なので、水をざぶざぶ使って墓石を洗い、せいせいと連れ帰って来る。家には茄子などに割り箸を刺して動物に見立てたものが用意されているのがお盆のお約束みたいなものだったのだ。 まあ、それほど信心深い家でもなかったが、昭和の頃でもそれくらいは風習として少しくらいは残っていたのだ。そうしたあれこれを主導していたのは明治生まれの祖母。素朴な信仰心でもって、家の中の司祭的役割を果たしていたのである。 別に信仰心を押し付けるようなこともなく、至極淡々と事に当たっていた。そんな祖母は七十代に入るあたりで認知症となってしまったが、それでも仏壇や神棚の差配は続けていたのだ。 その後、数年ほどで上京。すっかり田舎の風習とは縁遠くなってしまったのだった。 《日常のトピックス一..

  • 愉話§一日一句~足元に注意しつつ~

    季語は・・・雲の峰 歩荷見上ぐ 大雪渓や 雲の嶺 【去年の今日】保話§消費期限を考える

  • 顧話§今日の歴史~アレクサンデルⅥ世~

    1492年8月11日、初のコンクラーヴェ。 “根比べ”ではない“コンクラーヴェ”である。が、言われているとおり、根比べに近いものがあるのが、ローマ教皇選出の投票システムのようだ。 とにかく、何日も何度も投票を繰り返し、新しい教皇が決まらなかったら、その投票用紙は燃やされ、その度にシスティーナ礼拝堂の煙突から黒い煙が出て「教皇は決まらなかった」と知らせるのである。 コンクラーヴェの原型は13世紀後半に行われたようだが、おそらく現在と同様の体裁で行われたコンクラーヴェはこの時が初めてということか。 なお、このコンクラーヴェで選出された、アレクサンデルⅥ世の庶子こそが“悪名高い”チェーザレ・ボルジアと、妹ルクレツィア・ボルジアである。 そして、コンクラーヴェが行われる一週間ほど前、スペインの港から大西洋を西に向かったのが、アメリカ大陸を発見したクリストファー・コロン..

  • 熱話§がんばれ地元!(全然違

    日本中が猛暑の中にある。30度など当たり前で、35度超えの猛暑日も珍しくなどはない。 ここ数年というもの、関東における最高気温の王者は、埼玉県熊谷市が独走状態にあったが、3年ほど前からは、そこからさらに関東平野の北に位置するグンマー!が参入してきて、まずは群馬県の東端である館林が最高気温の町として名乗りをあげた。そこから、伊勢崎だ桐生だと最高気温記録争いが始まって、今に至っている。 というわけで、まずは昼頃のニュースで各地からの天気レポートを見れば、昨今はグンマー!の市が一つか二つ、必ず顔を出している。猛暑の記録争いゆえ、もちろん手放しで一喜一憂するわけにはいかない。 だが、そこはそれ、生まれ故郷の市の名前が登場するわけで、心配が半分、そして名前が登場するワクワク感が半分と複雑な心持ちで毎日のニュースの気温情報を眺めているのだ。 それにしても、実家で暮らして..

  • 愉話§一日一句~水分補給ですよ~

    季語は・・・夏惜しむ 強がりの 熱き煎茶や 夏惜しむ 【去年の今日】酎話§缶チューハイ~無糖と加糖~

  • 酸話§冷やし中華おいしー!

    暑い時には熱いものや!とラーメンも食べるけれど、2対1くらいの比率で冷やし中華度が高い今の時季である。 日常使いのスーパーマーケットに、塩梅のいい生麵の冷やし中華があって、これをもう長いこと愛用しているが、食べ飽きしないのがいい。トッピングも最初から変わらずで、ハム、錦糸玉子、胡瓜。最後に紅生姜と煎り胡麻をまぶして出来上がり……ああ、和辛子も少々あるとベターだ。 食欲が減退しがちな盛夏ゆえ、酢でさっぱりとした冷やし中華は何とかおいしく食べられて、満足度も高い。 ちょっと前に、主食を云々したエントリーを書いたが、我々日本人の認識は明らかに麵も主食と捉えて食べているが、ふと考えるなら、西欧の人たちは冷やし中華を“ヌードルサラダ”と見なして食べるのではないかと考えた。 我々日本人の“主食感覚”は抜きがたいものがあって、どこをどうしても、麵を主食として認識しながら食べていて..

  • 通話§英会話~ヒアリングの耳~

    中途半端なところで英語の能力が止まってしまって、それ以上に行ってくれないままに終わりそうである。 基本的な文法知識とボキャブラリーはまあまあしっかり持っているはずではあるが、止まってしまった大きな理由はヒアリング(聞く力)の停滞なのだ。 何か問題なのかというと、話す相手によって聞き取れる、聞き取れないの差が極端になってしまうことである。 英語ネイティブのアメリカ人やイギリス人についても、会話していてほとんどの言葉が聞き取れる人もいれば、いやこれは何を言っているのかさっぱりという人もいて、それはもう話し手の癖であるとしか考えられない。 さらに非ネイティブ……旅行先がドイツやオーストリアあたりなので、彼らについては、時々聞き取れる単語を繋げ合わせて辛うじて理解しているところがあるが、時として“もう少しシンプルな表現で話してくれれば……”と思うことしばし。 それでも..

  • 愉話§一日一句~ここで大休憩~

    季語は・・・夏果つ 夏果つる 時の止まりて 岩清水 【去年の今日】頭話§鶏口牛後を考える

  • 巻話§結婚式の白ネクタイ

    “日本独自”と海外の人が首を傾げるマナーの中に、結婚式に出席する男性が、黒スーツに白いネクタイでというファッションがある。 まずもってそのいでたちだが、西欧の人たちからすれば“マフィア関係者”という認識をされてしまうのだ。そんなマフィア関係者がずらりと居並んでいるがごとくという光景にに、当然ながら日本人は気がつかずにいた。 個人的には白タイに興味も関心もなく、だからごく稀に出席した結婚式でも普通のスーツにちょっと洒落たネクタイで出席していたが、そんな出席者は自分一人しかいなかったのだ。 そんな中に身を置くと……“自分のほうが間違っているんでね?”みたいなことを考えてしまうが、すぐに“いや、これは日本的な慣習でしかない”と自分の判断を是とするのである。 それにしても、結婚式の白タイが、いつの頃からはびこり始めたものか……調べたことがないのでわからないが、第三者的に観察..

  • 供話§サブスクについての・・・・・・

    “サブスクリプション”を略してサブスク……相変わらず縮めるのが好きな日本人である。 インターネットの中に、様々な有料配信が存在していて、それは動画だったり、音楽であったり、購読サービスなどなどは一般的と思われるが、中にはビールや日本酒、コーヒーといった嗜好品、食料品のサブスクもあって、考えてみれば我が家でも無農薬野菜の宅配と契約していて、それもサブスクということか。 このエントリーで取り上げる話題は、音楽配信のサブスクについてであるが……この先、もうこれ以上、ツールを増やすことはしないと決めていて、周囲のSNS知り合いが重宝している様子を見ても心動かされることはない。 そりゃあ便利だろうことは想像に難くなく、無尽蔵ともいえる音源から選び放題で音楽を聴くことができるとは、CDを買わなくなるはずではないか。 利用しない理由は至極単純で、老い先そう長くない身の上には不相応..

  • 愉話§一日一句~風に吹かれて尾瀬ヶ原~

    季語は・・・立秋 秋立つや 歩荷仕事の 帰り道 【去年の今日】延話§野球は長い~ラグビーやサッカーは~

  • 異話§涼風至~七十二候~立秋

    立秋の初候“涼風至(すずかぜいたる)”である。 秋……なんだね? いや……まさかね。 というわけで秋が立ったが、秋じゃ……ないなあ、これは。相変わらず真夏日の気温が続き、時に猛暑日となることもあるわけで、秋が来たと素直に喜ぶことなどできるはずもない。 尾瀬の山小屋でアルバイトしていた時、1400~1600mの標高にある尾瀬は、二十四節気の暦どおりに季節が動いていた。だから8月はじめの立秋が来ると、先刻承知とばかり秋の風が吹き出すのだった。 これはもう見事なもので、アルバイトしていた4年間というもの、自然の不可思議さを身をもって体験していたのだ。 そりゃあ「立秋前日の風と立秋当日の風に違いなんかあるかよ」なる突っ込みをする人間がいるのはわかっているけれど、それもまた“風情を感じる”一つのありようではないだろうか。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 緑話§道刈りに半日かけて行き帰り

    夏休みにせっせと働いていた山小屋アルバイトの3年目と4年目のちょうど今頃、小屋の人たち数人と連れ立って、登山道に伸びた笹や草などの刈り払いをしたことがある。 尾瀬ヶ原にいた2年間は機会がなかったが、尾瀬沼では「刈ってきなさい」と言われたので、ほいほいと行かせてもらった。 尾瀬沼東畔から小淵沢田代へ直登、その先の送電線が横切っているあたりから刈り始めて、赤安山頂上北側を巻いている道あたりまで。手にした道具は長柄の草刈り鎌一丁。 東の鬼怒沼湿原から黒岩山を経て、尾瀬沼へという縦走路だが、シーズン中でも登山客は多くない。夏休みであっても刈り払いの間に出会うパーティーはせいぜい2、3組。尾瀬沼から奥鬼怒温泉郷どちらからでも歩程約10時間という長丁場なので、奥鬼怒温泉から鬼怒沼湿原を往復する人はいても、尾瀬沼まで歩き通す人は少ない。 それくらいの利用度の道だが、何もし..

  • 愉話§一日一句~登山道整備~

    季語は・・・夏草 夏草や 稜線沿いを 道刈りへ 【去年の今日】週話§日曜有閑~客を呼ぶ~

  • 努話§学習塾に通ったこと

    中学校に入り、新しい教科として英語が加わった。先々どうなることか……不安要素も大きいと感じたからかどうか、英語の塾に通おうと考えたら、親もすんなりとOKしてくれたのは意外なことだった。 入ったのは、地元でも定評のある英語専門の塾で、当時は本部以外に間借り教室が3か所ほどはあったと記憶している。人口10万ちょっとの田舎町にしては、なかなか積極的な展開ではなかったか。 学び始めて安心したのは、講師が話す英語の発音がカタカナ英語ではなかったことで、そうしたことが英語への興味をかき立て、成績も向上していったのは間違いない。 テキストは中学校で使っているそのままで、加えて内容を深堀してくれるから、相乗効果となって成績も上がっていったのだ。 塾の効果はもう一つ別なところにあって、それは他の中学校の同学年と交流ができたことである。自分の中学校だけでは井の中の蛙になってしまうところ..

  • 惨話§日本代表対フィジー[秩父宮]

    ラグビワールドカップ2023フランス大会を一か月後に控え、日本代表に暗雲が立ち込めている。 そんな試合を秩父宮まで観に行ってしまった。そして前半で“金ドブ”だと見放し、前半が終わったところで秩父宮を後にした。観客は22,137人。 前半7分、怪我から代表に復帰したラピース・ラブスカフニが危険なタックルで、一発レッドカード退場。14人で戦うことになった日本代表は、ゲームの組み立てもままならない状況となり、興味は一気に失われたのである。 こなたフィジーは自在なパス回しで日本を翻弄。前半で3トライ&3ゴールでゲームを決めてしまった。そして今の日本代表が、そうしたレベルに達しているとは思えない。 4年前のワールドカップで日本代表が見せたようなプレイをフィジーが積極的に仕掛け、14人で戦う日本は為す術がなく、これはもう現状における審判の危険..

  • 愉話§一日一句~どこに降ってやろうか~

    季語は・・・積乱雲 平野果つ 積乱雲の 正念場 【去年の今日】週話§土曜有閑~明日は立秋~

  • 週話§日曜枯寂~日々是麦酒~

    かつて“一日1リットル”を誇って、ぐびぐび元気に呑みまくっていた我が身であったが、昔日の面影などなく、週に4日の半リットル+αで満足する日々となっている。 まあ、それでも別段の不満はなくぐびぐび呑んで、淡々とご飯をいただくのだ。 何度か書いていることだが、本当に食べる量が減った。往年の半分とまではいかねど、まあ三分の二くらいまでは落ちてきていて、それは動かないからだと言えばそれまでだが、胃そのものもずいぶんと小さくなったような気がしている。 外食度が少なくなったのは、コロナ禍の影響が大きいけれど、外食していてこのところ、定食とかセット物の量が多いことが気になる。できれば完食したいのだが、とても食べ切れず残しそうになる状況が増えてきた。だから、年寄りにとって居酒屋の小皿料理の選択肢はありがたい。 《ビールのトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~安眠妨害・・・・・・こんな時間に~

    季語は・・・溽暑(じょくしょ) 溽暑の夜 はぐれ烏に 起こされて 【去年の今日】拭話§虚像と実像~清貧を強要されて・・・・・・~

  • 週話§土曜枯寂~持久力はついたか~

    中学校3年間……正確には3年生の夏休みまでだったが、運動部に入っての部活に励んだ。今が辛うじてあるのは、その頃に培った体力の残り火みたいなもののおかげであろう。 1年生は、もちろん試合に出られるはずもなく、もっぱら球拾いが役目で、それ以外には“体力作り”と称して、先輩たちからあれしろこれしろとやらされ、白目を剥きながらこなしていったのだった。 中でもきつかったのは往復約2kmほどのランニングで、それは中学校の校庭から川沿いの土手道を走って橋を渡り、そこから急坂を数百m駆け上がって戻って来るというもの。本当にきつかったが、何分で走れとかいったタイムのノルマこそなかったけれど、毎日せっせと走り続けたのである。 そのおかげかどうかわからないが、3年生になる頃には、けっこう持久力が付いてくれたと記憶している。校内のマラソン大会でも、トップクラスではなかったが、まあまあ上位に食い込..

  • 愉話§一日一句~遠慮は無用~

    季語は・・・夏座敷 爽風や 大の字になる 夏座敷 【去年の今日】麥話§エーデルシュトフの馥郁

  • 悩話§読書感想文

    夏休みの宿題の中に“読書感想文を書け”というものが必ず入っていて、それがたまらず嫌だった。 話はごく単純で“書けない”のである。本を読めば、それが小説であるならば、当然ながら何かしら感慨を持つのは当然なのだが、それをどのように感じたのか、文章にまとめ込むことができないのだ。 そのあたりを深堀りしていってみると、感想文が書けない大きな理由として読解力不足みたいなものもあるかもしれない。文章を読み込んで理解し、そこで感じたことを文章化する……こうして、ブログの文章を書くのと、感想文を書くのは、そもそも根本的に違っている。こうして自由文を書くのとは訳が違う。 個人的には特に、描かれている人間の心理の綾を読み取ることが苦手で、おざなりの文章を書いてお茶を濁すことばかりだった。おもしろい文章を読んだからといって、そのおもしろさを文章として表現する力とかセンスの類がまるで欠如していた..

  • 預話§ゆうちょ銀行の縛り

    先月、ゆうちょ銀行から同居人に宛ててお知らせの郵便が届いた。ゆうちょ銀行からの送金と引き出しの限度額上限は10万円までというものである……これぞまさしく詐欺電話による高額送金防止の一策ということなのだろう。 いわゆる高齢者夫婦なれど、その手の電話が掛かってきたことが一度もないのは子どもがいないということもあるだろうし、リストアップもされていないということか。 もちろん、二人ともボケてなどいるわけでもないし、その手の電話が来るのを手ぐすね引いて待っているのだ。だが“残念ながら”一向に「あ、おじいさん、オレオレ!」と、己が窮状を切々と訴えるような電話が掛かってくることはない。 まあ掛かってきても、その手の輩と関わり合いになどなりなくもないから、即座に切ってしまうことになるだろうし、そうすれば二度と掛かってくることはないのだ。 とまあ、あの手この手の電話に対して、防衛する..

  • 愉話§一日一句~トランペットのような花~

    季語は・・・凌霄花(ノウゼンカズラ) 尋ねられ 「凌霄です」と 道すがら 【去年の今日】疲話§海外旅行から帰ってきた日

  • 悼話§毒島章一さん(プロ野球選手)

    今年の5月に亡くなっていたことを知った……高校の大先輩である。 高校卒業後、東映フライヤーズに入団、1971年に現役引退するまで、シュアなバッティングで、後に阪急ブレーブスの福本豊(盗塁王)に抜かれるまで、その当時の三塁打プロ野球記録106本を持っていた。 当然ながら三塁打は、安打の中で最も打つのが難しい。バッティングだけでなく走力が必要なのは言うまでもない。だから“地元民”としては、福本に抜かれたことが本当に悔しかったのだ。 毒島章一以降、我が田舎町から、彼ほどのプロ野球選手が輩出されなかったのは残念……蛇足ながら“ハンカチ王子”は隣町の出身である。享年八十七 合掌 《追悼のトピックス一覧》

  • 育話§小田原と真室川のハーフ&ハーフ

    母は山形の真室川あたりで生まれ、祖父(父の父)は小田原の在から、それぞれ実家のあった町へ流れ着いた。祖父については、大正の後半にいい仕事があるからと聞き、小田原のありったけを売り払ってやってきたのだそうだ。 そんな祖父が和菓子屋姉妹の一人だった祖母を“ナンパ”しちゃったようでどうやら結婚して、何人かの子どもを持ったが、父親が10歳の頃のある朝、いつものように朝酒を呑み、何気なく咳払いをしたところ、あろうことか、脳の血管が切れ、あえなく逝ってしまった。だから、写真でしか知らない。 その後、祖母以下の一家が、戦前、戦中、戦後と苦労したのは想像に難くなく、リカバリーするには半世紀ほどを要したと思われる。 そして母である。どのような経緯で我が田舎町に行き着いたか、そのあたり詳しい話を聞くことはなかった。ただ、田舎町に姉が二人住んでいて、それを頼ってきたのではなかっただろうか。 ..

  • 愉話§一日一句~飛距離140メートル~

    季語は・・・緑陰 緑蔭や オータニ今日も ホームラン 【去年の今日】文話§2022年7月の天気模様を振り返る

  • 異話§大雨時行~七十二候~大暑

    大暑の末候“大雨時行(たいうときどきにふる)”である。 猛暑日が続いた頃、早い夕方にザー!っと、30分から一時間くらい夕立でも降ってくれないかなと思う。そうすれば、しばしは涼しい時間を過ごせるのに……だが、世の中そうそううまくいくはずもなく、せっかく雨雲レーダーで見つけた夕立雲も我が町を迂回通過してしまうことしばしばである。 我が家ではそんな感じで、雨雲レーダーはいつでも見ることができるように常駐させている……突然の通り雨で洗濯物に累が及ばないように。 いつだったか、花火大会の開始前にゲリラ豪雨が襲来して、会場の河原がカオスになったことがあった。 有料席を張り込んでいた人たちは会場に行っただろうが、少しでも雨雲レーダーをチェックしていれば、会場にいても早々に避難できたかもしれない。映像を見れば、多くの人が傘や雨がっぱの用意をしてはいたが、その程度で済むような..

  • 文話§2023年7月の天気模様を振り返る

    2023年7月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。 このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。 暑い暑い7月だった。35度超の猛暑日が13日もあり、24日から31日まで8日連続で猛暑日となった。あまりにも容赦のない暑さに、高齢者としては外出を最小限に留め、必要とあらばエアコンを稼働させて御身大切を決め込んだのである。 梅雨明けしたのは、ほぼ平年並みの22日。とはいえ7月後半は雨が降らず、少しばかり心配な関東地方だが、群馬の水甕あたりはそこそこ降水があったはずだ。 8月に入るタイミングで少々お湿りがあって一息つけたが、そんなの焼け石に水で、猛暑日の連続こそ途切れたが、真夏日の気温であることは変わらずだった。 《天気のトピックス一覧》

  • 愉話§一日一句~行き交う人もなく~

    季語は・・・風死す 風死して 円山町の ホテル街 【去年の今日】週話§日曜有閑~日向を歩いていた頃~

  • 告話§ビッグイシュー460号発売中!

    ビッグイシュー460号は8月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。サイモン&ガーファンクルが表紙。 表紙 サイモン&ガーファンクル スペシャルインタビュー ポール・サイモン リレーインタビュー イシヅカユウ(ファッションモデル) 特集 知らなかった、戦争PTSD トラウマやPTSD(心的外傷後ストレス症)という言葉が日本社会で一般的になったのは、1995年の阪神・淡路大震災以後のことだった。一方、欧米では第一次世界大戦の神経症やベトナム帰還兵のPTSDの問題が広く知られてきた。 たしかに、アジア・太平洋戦争中にも戦場でのストレスなどが原因で戦争神経症を発症した日本の兵士たちが数多くいた。帰還後もアルコール依存症、家族への暴力など、彼らは何十年にもわたって家族に影..

  • 葉話§2023年8月の予定あれこれ

    月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。 8月1日の日の出は4時47分で日没は18時49分、月末の日の出は5時11分で日没は18時13分。8月も終わりとなると日の暮れが早くなってきてしまう。ちょっと寂しい時節の始まりか。 さて今月のお楽しみだが、八月恒例の納涼歌舞伎を第一部、第二部と観る予定。観たことのない演目が並んでいるが、舞台に立っている役者をしっかり応援するつもり。 そして、ラグビワールドカップフランス大会を前に、強化試合をもう一試合観てやろうかという8月である。 クラシックがないのは“シーズンオフ”ということでもあるか。立秋が眼の前に待ち構えているが“残暑”と呼び名が変わるだけで暑いことに変わりはない。 《日常のトピックス一覧》

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