おせちのない正月を迎えるのも九回目か…家内が障がい者になって、最初の頃はお仕着せの通販おせちでも取っていたが、ここ三年ほどは、もうなにもしていない。彼女に時節を味わう表情が乏しくなり、会話も少なくなり、テレビも見なくなって、ただ漫然と余生を送っている夫婦
新年を迎えた。代り映えしない一年の始まり。子供の頃から、私は大晦日から元日にかけての脳内映像として港を離れる船に乗った自分を重ねる。港の岸壁が去年で、船に乗った自分が今年なのだ。白亜の断崖絶壁がどんどん離れていき、元日から二日目、三日目となるにつれ、その
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