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2018/04/25

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  • 『おれは無関心なあなたを傷つけたい」村本大輔

    ウーマンラッシュアワーというお笑い芸人の、村本大輔氏による著書です。 今の日本にある笑いには、風刺やメッセージが足りないと、著者はいいます。 海外のスタンダップコメディーが、それらを満たしていると。 ある時期から笑いにメッセージを込めるようになった著者は、奇異の目で見られるようになります。 みんなこのままで良いのか? そのように、著者は訴えます。 相方は中川パラダイスなんですよね。

  • 『私はあなたの記憶のなかに』角田光代

    なんでこんなに切ないお話が書けるのだろう? 小説は特に、読む人により感想が変わるものだと言われます。 私の場合は、とてもこのお話は切ないです。 こんな話を書く人って、一体どんな人なんでしょうね。

  • 『昭和史の10大事件』宮部みゆき 半藤一利

    色々な事件が、歴史にはあります。 昭和にもたくさん。 本書では、昭和を生きた著者たちによる、それら有名事件についての対談です。 当たり前だけど、同じ事件でも人により受け取り方が違うのですよね。 昭和はまだ生きている人がいて、正しいことがわかる余地が大きいように思います。 それでもなかなか、ね。

  • 『イエス・キリストの言葉』荒井献

    天の国 → 神の国を代替したもの モーセの十戒の一 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない を受けて 心の貧しい人 = 神しか頼らない人、心のへりくだった人 平和に必要なのは、社会的弱者になり、彼らと共に生きること 誓うな:責任を神に転嫁するな 隣人愛:敵を作り出す考え方、愛敵がよりよい どう生きるかを思い悩む前に、最早我々は生かされている 女性は月経ゆえに、汚れた存在と考えられていた イエスは不正に対して怒った 人は律法を守り切れるものではない →原初的に罪人である ソクラテス、セネカに比し、イエスの死は弱々しい →女性や弱い民衆にとって、救いになる 福音書の間でも、イエスの死、の意味…

  • 『窓際のトットちゃん』黒柳徹子

    今で言う、学習障害であったり、多動症であったり、アスペルガー症候群であったり、もしかしたらそんな病名がつけられてしまったかも知れない、トットちゃん。 手に負えない、という理由で、数日で小学校を退学になってしまいます。 しかし、次に通うことになった小学校は、とても良い意味で、普通ではありませんでした。 毎日が輝いていて、それぞれがそのままで、大切にされていて、その小学校ではみんながすくすくと幸せに育っています。 きっとこういうことなんだろうな、教育や成長や幸福や、諸々の大事なことは。 そんな風に思いました。

  • 『無自覚な夫のための妻の地雷ワード』

    知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまう。 いや、もしかしたら、ある程度は意図的なのかも知れない。 それが夫婦間でも、あるとしたら。 やはりそれは夫から、妻への言葉であろうことは、想像にかたくない。 自分はこんなことは言わない。 そう思うのだけど、これらの夫は無自覚なのですよね。 つまり、誰にでも言ってしまう可能性がある、ということです。 日々の感謝、のような心がけからが、大切なのでしょうね。

  • 『文豪たちの手紙の奥義』中川越

    これだけ多くの人たちを、時代を超えて楽しませたり、泣かせたり、笑わせたり、考えさせたりする、文豪たちの小説。 本当にすごいです。 そんな人たちが、特定の相手に対してささるように書いたのが、手紙です。 それぞれ様々なシチュエーションのものが紹介されていますが、第三者として読んでいる我々にも、たまらないものが沢山あります。 きっと受け取った人は、もっと心を揺さぶられたのでしょうね。

  • 『高野聖・眉かくしの霊』泉鏡花

    怪奇な物語は、読む人により怖さがかなり異なるところだと思われます。 本書は、昭和の、いかにも怪奇現象が日常の隣に当然のものとして存在している頃の話です。 講談師が語るような口調で、物語は進んでいきます。 野山の暗さや静けさが、人の風習が、きっと昭和の人たちにはたまらないはずです。

  • 練習

    今週のお題「練習していること」 生き方 未だによくわかりまん…。

  • 『つけびの村』

    とある寒村で起きた痛ましい事件。 つけびとは、放火のことです。 閉鎖された社会だからなのか、その人だったからなのか。 八つ墓村を思い出す、何とも気の滅入る事件です。

  • 『今日の人生』益田ミリ

    漫画家である著者による、漫画と文章を合わせた読み物です。 人生というと、重苦しい雰囲気がありますが、このような形だと、深刻にならずにすみます。 いや、そうか、私たちは毎日人生を送っているということなのですよね。

  • 『まいにちがあっけらかん。』

    身内の人が認知症になってしまったら。 高齢化社会の現代日本では、誰にでもあり得ることです。 症状は、程度によりますがひどい時は本当にひどいようです。 本書の家庭でも、読んでいてなかなかの厳しさに、思わず胸が詰まります。 それでもあっけらかん、と過ごせれば良いですよね。 もしかしたらそれは時として、単なる願望なのかも知れないのですけど。

  • 欲望

    今週のお題「卒業したいもの」 どの事件を見ても、ほとんどの原因はお金だと、最近気づいた。 そうでなければ名誉やプライドや所有だったりの、ある種の欲が原因となっている。 全く欲が無ければ、恐らく生きてはいけない。 問題になるのは、それが過ぎてしまうことだろう。 自分の身を顧みると、やはり欲は多すぎるようである。 それはつまり悪くすると、自分でも事件の当事者になり得る、ということができてしまう。 欲望が過ぎてしまうことを卒業したい。 生きているうちに達成出来ると良いのだけれど。

  • 『続 窓際のトットちゃん』黒柳徹子

    数十年ぶりにでた、『窓際のトットちゃん』の続編です。 前作では小学生だったトットちゃんは、本作で健やかに成長して、伸びやかに生きていきます。 何ともチャーミングな人なのですよね、トットちゃん。 読んだらきっと、みんな好きになること請け合いです。

  • 『100分de名著 こころ』夏目漱石

    他者からの承認が欲しい、何かに当たっていきたい、手応えが欲しい →でも勇気がなくて出来ない 個人の時代 →孤独の時代 死について書いた、デス・ノベル 自我の孤独、は明治になり新しくできた →今日的な自死の始まり 高等遊民:高い教養を持ち、人品もしっかりしているのに、社会に出ず家にこもっている人たち 俗世に汚れない知性へのしたわしさ 浮世離れしたきれいさ 自分がこの人だ、と見込んだ人が、先生 そのような師弟関係は実の親子に等しい いい先生は自分の血肉を若い人たちに分け与えたいという熱意をもつ 恋は罪悪です もう取り返しがつかないという黒い光が、私の未来を貫き、一瞬で全生涯を照らした 卑怯 ↔️ …

  • 調べて忘れる

    今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 わからないことがあれば、すぐに調べるようにしています。 分からない事だらけなので。 そして、意識しているわけではありませんが、すぐに忘れてしまいます。 何となくその方が負荷が少なくて良いような気がしています。 ご飯を食べたり、寝たり、服を着たりという大事なことは、勝手に覚えているものだから、大丈夫かな、と。

  • 『10分de名著』古市憲寿

    神曲、源氏物語、失われた時を求めて、相対性理論、ツァトラストラ、古事記、風と共に去りぬ、資本論 『わが闘争』は世界を動かしたのはたしか 教養と財産がなければ出世出来ない社会 ナチ党は完全に能力に応じた機会を与えようとした エリートから国民主権を取り戻すと宣言して、支持された インドネシアなど南方からの神話 「生む」ではなく「成る」 明日のことは明日自らが思い悩む 学問をするのに簡単な道などない だからそれを厭わない者だけが、絶頂を極める希望を持てる 前提知識と目的があれば、ほとんどの本は読める 「まんがて読破」シリーズも、あらすじを追うには良い

  • 『100分de名著 武士道』新渡戸稲造 山本博文

    日本人の道徳意識や思考方法という日本文化の解説書 武士道は文字に書かれた掟ではない、口伝や格言 仏教、神道、儒教が源 おちつき、生に執着せず死に親しむ 主君への忠、先祖の崇拝、親への孝、謙譲 君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友の関係 ※それ以前から日本人の反応として知られていた 名誉:もっとも重要、命よりも、主君への忠義も名誉のため これは世間が認定するもの 欧米では「日本は好戦的で野蛮」というイメージ 『武士道』がそれに反論した 切腹も擁護した 潔く死ねれば、武士の名誉 名誉は利害と無関係 義理:人として武士として行うべき道 一分:これをしないと「この自分の気持ちがすまない」という心の動き 礼:泣…

  • 『シッダルタ』ヘッセ 手塚富雄

    言葉で心の中を伝えたり語ることは出来ない 解脱は教義では授けられない 世界は、全ては、そのままそこにある 不安を感じても何の役にも立たない 自己の法則と軌道で歩く 一切の生命の統一 聴くときは己が耳になり切る 時は存在しない 「ある物」は常に「全ての物」である 完成者は、安らかで静かで清らかに微笑む

  • 『ここちよさの建築』光嶋裕介

    太古の昔、火の周りに人は集まり、集団で幸せに暮らせるようになった 生、死、労働 この三つを切り離したのが、現在の建築 その家には暖炉と囲炉裏という「火」があった 「窓」があった→自然という他者に開かれていた 建築は住人の考えを映す 建築は価値実現の意図を持ち、作られた建物 住人の記憶の器でもある 科学と芸術 空間は人を包む存在 立面図は美しさを示すために書かれる 20世紀は機能的で場所を選ばない、モダニズム建築 建築の空間に対して感じたことを言語化する → 自分が世界をどう捉えているか、がわかる 絵を描く、日記、詩、俳句、短歌、写真、話す、どれでも可 建築家自身と解釈が違っても良い 常にもっと…

  • 『最終講義分裂病と人類 治療文化論 昭和を送る戦争と平和 ある観察』中井久夫 斉藤環

    常に患者やマイノリティ側に立つという倫理観 知識欲が権力欲に転じないように気をつける 一般の診断に治療基準からこぼれ落ちる、個人症候群、という考え方 オープンダイアローグ:患者に精神疾患の症状が現れた時、家族、患者、医療従事者が一度に集まり対話していく治療法 治療が上手く行かなかったとき、これでダメなのがわかったという前進はある 身体診察は患者との関係を良くする 医師としてのマナー 統合失調症:ざわざわ感、筒抜け感、あべこべ感 脳や遺伝子に異常はない 今の私には分からないが、もしあなたの立場なら辛いだろうと思う 治せなくても、看護は必ず出来る 全ての疾患はケアできる 分裂病親和者:わずかな兆し…

  • 『日本の面影』小泉八雲 池田雅之

    日本の知識人や上流階級への批判 西洋ばかり追いかけ、迷信や宗教に無関心 日本の文化の本当の良さを知らない 人間は事実より、幻想や想像力に頼って生きる ワーグナー「あらゆる理解は、愛を通して我らにいたる」 神道の真髄は、国民の心の中に生きている 書物や儀式や戒律の中にあるものでは無い 太陽に向かい柏手を打つ人がいる 多くの人は、日本最古の神社にも向かい柏手を打つ 八百万の神へ、あらゆる方向に頭を下げる人もいる 多くの人はお月さんも拝む 見る:主体的 聞く:受動的 日本人の微笑みは「自己制御できたものが幸せになる」という道徳観を象徴している 生にも死にも、全てに微笑みを向ける穏やかで親切な暖かい心…

  • あ、桃色だ。

    今週のお題「小さい春みつけた」 家から一番近いドラッグストアに、スイーツを置いている棚があります。 大福とかあん団子とかみたらし団子とか、結構な和の甘味が充実しているのです。 ほかに、まるごとバナナやプッチンプリンもありますけども。 ある日そこを見てみると、普段見慣れない色を発見しました。 さくら餅、桃色です。 いよいよ、春ですね。

  • 『聖書がわかれば世界が見える』池上彰

    アメリカ大統領は就任式で聖書に手を置いて宣誓する 紙幣にもコインにも、我々は神を信じる、と記されている イスラム教の考え方 アッラーの教えをユダヤ教徒が守らない イエスを通じて、新約聖書を与えた キリスト教徒も守らない ムハンマドを通じて、クルアーンを与えた トーラー = モーセ五書 創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記 ユダヤ教徒が最も大切にしている クルアーンではユダヤ人とキリスト教徒を、啓典の民、と呼び大事にするように求められている 創世記では、神が人の寿命を120年までに縮めた 生物学的にもそれが限界とわかってきた パレスチナ自治区にアブラハムとサラの墓が現存している エルサレ…

  • 『方言と日本のこころ』澤村美幸

    以前、方言とその話者は社会的に評価が低かった 共通語はよそゆき、方言は普段着 家族にしか使わないケースもある 日本語は地域により全く違う 言語形成期:3-15歳、人の言葉の基本的な部分が作られる 地方の方言を残すため、方言ソングが作られている たむ(だむ):訛っていること、平安時代の言い回し、さえずる、うちゆがむ 貴族の人口は、当時の日本では四万分の一 平安時代の文献に出てくる言葉は、貴族層のもの 東国方言:べい、ぬの代わりにない 明治時代、教育現場で方言撲滅運動が起きた 使ったら鞭打ち、掃除当番など 方言を話す人はバイリンガル イズ、ヌー、サン、スー、ゴー、ログ、スズ、ハズ ふと方言が出ると…

  • 『塀の中の少年たち』

    犯罪を犯して塀の中に入る少年たち。 彼らは更生を期待して、施設に入るはずです。 世間を騒がせるような重大犯罪を犯した少年も、やはり同じです。 そんな少年たちは、実際に塀の中でどんなことを話し、どんな生活を送るのか。 一説には少年院に入るような彼らは、ある種の脳精神疾患を持っている場合が多いのだとか。 善悪の区別が出来ない。 相手の痛みを理解したり、共感したりすることが出来ない。 本書を読むと、そのことをまざまざと見せつけられた思いがしました。 このような施設は、まだまだ改善の余地があるようです。

  • 生まれて初めての

    今週のお題「大発見」 長女が生まれて何ヶ月だったでしょうか。 仰向けの姿勢で、腹筋を使っているのかいないのかわかりませんが、ゆっくりゆっくり一生懸命に手で足に触れました。 その瞬間、本人はびっくりした表情になりました。 「足の存在を発見した瞬間だね」 妻は笑いながら言いました。

  • 『限界風俗嬢』小野一光

    基本的には、喜んでこの仕事を選ぶことは少ないようです。 みんな、それぞれの事情がある。 本書はそんな風俗嬢たちに、実際に取材をして赤裸々にありのままを語ってもらったものを、まとめてあります。 彼女たちは悪くない、モラルというものが何と言おうと。 いや、そう言い切るのも難しいのですけど。

  • 『ヤクザ2000人に会いました』

    著者がヤクザなわけではありません。 しかしライターとして、数多くのヤクザと会い、会話をしてきました。 本音を引き出して、楽しい記事を書く。 それは本当に大変なことだろうと想像されます。 怒らせたら本当に怖いでしょうし、何で怒るかもわからない気がします。 いや、そこをわかっているから、著者は活動できるのでしょうけど。 まあ、貴重な著書なのは確かです。

  • 『70歳から楽になる』アルボムッレ・スマナサーラ

    原始仏教の僧侶である著者。 自身も高齢になり、様々な体や脳の変化が出てきていると言います。 そこでどう考えて、どうふるまうか。 仏教では欲を消していくことが、心の安寧、ひいては幸せに繋がると教えています。 歳をとるのは、そのためのチャンス、そう捉えることが良いのかも知れませんね。

  • 『アンダーワールド池袋』

    埼玉に住んでいたわたしは、小中高と少し遠出をする際に池袋、というのは良くあるパターンでした。 本当に幼い頃には気づかなかったのですが、池袋は場所により淫靡な街なのですよね。 そのアンダーな部分と人を詳しく書いているのが本書です。 こういうところも、サンシャインも西武と東武のデパートも包括している池袋は、やはりすごい所だと思いました。

  • 『すらすら読める奥の細道』立松和平

    松尾芭蕉の名前は、日本人なら誰もが知っているはずです。 そしてその代表的な俳句も、いくつかは出てくることでしょう。 そして代表作は『奥の細道』です。 紀行文の所々に俳句が挿入されているのですが、実はわたしはこれまでちゃんと読んだことがありませんでした。 さわりだけ、教科書で読んだ記憶がある程度です。 本書では、原文と現代語訳、さらに立松和平氏の解説まであるので、まさにすらすらと読めます。 かといって、ただ簡単なわけではなく、かなり濃い内容です。 現代から数百年前の奥州へ、俳聖の目線でトリップできる。 何とも贅沢な著書です。

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