あなたを正面から見ることができません。貴方にちいさな嘘を吐いてしまったその瞬間に申し訳なく思ったけれどさっきのは嘘を言ってしまったよごめんねそう言えないまま時は無造作にながれた吐き出したちいさな嘘がかたまりになってそれはやがて抱えきれない程の重さになり涙に変わったときにようやく本当のことを言えても貴方はその日のことを憶えてないことよくあったよねちいさなうそ
たとえばたとえばたとえばの話ばかり。【たとえば】教科書に書かれていることを全て覚えたらそれでいいの?誰とも喧嘩しなければいい子そう言われるの?自分の考えていることをくちにすれば反抗期と言われて貴方が思っているよりも自分はずっと大人だとあの頃は粋がっていたたとえば
運命だとか必然だとかそれを信じろと言われても【運命と必然の狭間】運命も必然も信じきれなかった貴方と出逢ったことも貴方を失ったこともすべて運命で必然だとしても受け入れることなど到底できなかったかなりの年月を越えてその出来事を振り返れば今なら運命や必然の意味が多少わかるけれどあの頃はすべてにおいて悲しみでいっぱいだった辛くて心が押しつぶされそうだったどれだけひねくれて世界が歪んでみえてもそれでも頑張らなければいけないと無理ばかりしていたよね運命と必然とその狭間
いつもここにいるから。ずっと待っているから【自己満足】待つことは苦痛じゃなかった約束の時間にぴったりくる人もいるし遅れてくる人もいる待つことは苦痛じゃなかった苦痛ではなかったけれど貴方はいくら待っても途方にくれてしまうほど待ってももうこの世界に居ないこと解りきっていたけれどそれでも待っている自己満足の世界で自己満足
言葉にできるのならとても簡単なことなんだけど。【不器用】あの時出かけた言葉を一気に飲み込んだのはわたしであって言っていないことはもちろん、あなたには伝わっていないまま大抵、言われて嬉しいと思う言葉はどうしていうのがとても照れくさくなるのだろう感情を素直にくちにすることはいつからどうしてこんなにも不器用になってしまったのだろう不器用
平気で人を傷つけているわけでもないのに【傷】人は傷つけあうのよ誰かに傷つけられることも誰かを傷つけることもどちらも同じくらいあることだと思うのだけど誰かを傷つけたことはきっと誰かに傷つけられたときよりも忘れてしまうことがとても早い気がしてしまうの傷
前が見れなかった未練がある事に気付いた【そこにあるもの】いつもみたいに笑えば良かったんだけど普段どおり可笑しなことで笑っていれば良かったんだけど前を見てはいけない気がしたんだそこに彼と彼女が居たからそこに未練があることに気がついてしまったからそこにあるもの
自分を守り続けないでください自分を責め続けないでください【過去形】もう、終わったことだから。その一言で済むことならばこんなにも悔やむこともないし駆り立てる感情もなかったのかも知れないでもね。いつだってそう謝ってもらえたのなら許してしまうでしょ?きちんとまだ謝ってもらっていないのよ貴方に私と一緒に泣いて欲しい訳じゃなくてごめんね。その言葉が欲しかったんだと思うのあのときもいまだって。過去形
空は快晴青い空がきれいなので眺めていましたこうしている間にもくるくるくるくるまわり続ける言葉と感情なかなか見つけられないね幸せの四つ葉のクローバーひつじ雲
たとえ進むべき道が外れても失うことばかりではない確かに得るものがあるもの孤独感や絶望感に襲われて先の見えない不安と共に足が立ち止まり進む道が途絶えたとしてもつまづいたからこそ初めて気がつく人の優しさ温かさ後ろを振り向いたからこそ改めて気がつく様々な人に支えられてきたことたとえ道が外れたりその道で予期せぬ出来事に出会ったとしても振り返れば足跡っていう軌跡が必ずそこにはあるから足跡
これが私の出したこたえあなたに理解されなくとも認められなくとも勝手に出したこたえ私はこのこたえを見つけたからただ前へ進むだけただひたすらただひたむきに前へ進むだけ前へ進むだけ
包みこめるほどの想いならば捨てきれないほどの感情ならば彼は寄り添っていてくれること勘違いのようだけどでも間違いでもないよね包みこめないほどの愛情や捨てきれないほどの過去の思い出なんかにまとわりつかれていると去って行った人も沢山いるけれど彼は単純に私のことを愛してくれている単純すぎるくらいに私を愛してくれているのだそれ以上何を求める?それ以外何も求めなくていいんじゃない?もとめる
言葉なんてものはね深く考えれば考えるほどに上手く扱えない上手な言葉なんてものをね言おう、言おうとするほどに不自然な言葉しか出てこないものことば
特別なことではなくありきたりなことで幸せを感じられる人は本当の幸せを知っている人より大きな幸せを勝ち取ろうと欲張って生きている人には足元にある幸せのたねにすら気がつかない気がつこうともしないのでしょうねきっと幸せのたね
交わしたキスの数など何も関係なかった交わした約束など何ひとつ果たせなかった私たちに残った浅く広い傷あとちぎれた雲の隙間からもたらされた誓いすら今となっては儚い思い出になりつつあるんだちぎれた雲の隙間から・2
怖いものが何もないことが私には恐ろしかったもしも約束の時間にこの待ち合わせ場所に彼が来たのなら何を話せばいいのだろうもしも彼が来なければこれからどんな道を進めば良いのだろう怖いものなどなにひとつなかったそのことが恐ろしいことだと私は知っていたけれどただ、彼を待っている自己満足の世界でこわいもの
どうせ転ぶのなら後ろ向きに転ぶ方がいい前に転ぶと暗い地面しか見えないけれど後ろに転んだら難しいし怖いし危険なことかもしれないけれど光や空や風や地面もこの世界のすべてが味方になってくれる気がするんだ地球での転び方
周りの冷めた視線から逃れたくて笑いたくもないのに無理して笑っていたいつの間にか過ぎてゆく1日は笑って過ごせる日々ばかりではなく苦しいこと悲しいこと辛いことの連続でだけどあなたの笑顔で変わってくるよ林檎キャラメルを頬張っている様なあなたの笑い声でたちまち私の日常は変化して嬉しいこと楽しいこと面白いことの連続で自然と笑顔になって1日があっという間に過ぎてゆくよ林檎キャラメル
雪は音もなく降るものだとそう22年間思っていました実際は小雨のさらさらという音にほんの少しだけ似ていて雪はぱたぱたと優しい音を奏でていましたそんな小さなことを知るたびにささやかな幸せにめぐりあわされる雪と小雨
見掛けだけの強さを手に入れたかったわけじゃない。【なみだの先】本当の強さというのは強がりを言うことではないと思うの本物の強さって言えるのは我慢しきれずに零れおちてゆくなみだの先にあると思うのなみだの先
それだけが全てじゃないそれだけが全てじゃない【比例】眠れない夜数えきれない程に流したなみだの数も良い結果を求めるたびに大事なことを忘れていた悪い結果から目を背けては大事なことも見失っていた眠れない夜数えきれない程に流したなみだの数はきっと何かに比例する今はその何かは解らないけれどきっと、いつか何かに比例するときがやってくるよ比例
カタチじゃなくて言葉が欲しいコトバじゃなくて形が欲しい【形と言葉】形あるものいつかは壊れてしまうときが来てしまうもの言われた言葉を一文字ずつ全て憶えておくのは無理なはなしだけどいつか壊れてしまうことを知っている形が欲しくていつか忘れてしまうことを解っている言葉が欲しい形と言葉
流れ星に3回、願いを言ったらこの願いは叶いますか?【流れ星、3回、願いごと】暗い部屋の窓際から流れ星を待つあいだの恐ろしいくらいの時間のながさ流れ星に3回お願いごとを言ってもそれが他の単純なことくらいに叶わないことなんて知っていた解っていてもそれでも心のどこかで流れ星に3回願いごとを言いたい自分が居てそれを叶えたい自分も居てだけどそれがいつの間にか貴方の為ではなく自分が後悔しない為になっていたんだ流れ星、3回、願いごと
あなたはずっと笑っていて。【木漏れ日のした】わたしが笑えば貴方も笑うその連鎖がなくなったいまわたしが涙すれば貴方も涙してしまういま以前とは違うことに気がついているのにどうすればいいのか考えが思い浮かばなくてもどかしさを抱えていた木漏れ日のしたで休憩をするようなそんな居場所をいますぐわたしたちに与えてほしかった木漏れ日のした
無意識のうちに耳をふさいでぎゅっと目をつぶった【無力】怖いこと恐れていたことそれが現実になったとき自分の無力さに心が打ちひしがれる何かを失うことは想像以上に淋しやさ悲しみが溢れ出してきて涙が枯れ果てるまで泣いたとしてもそれでも淋しさはちっとも埋まらなかったね無力
朝、目覚めると、彼はまだ眠っていて。それはいつものことなのだけど、その寝顔を見ると、たまに-この人と一緒に居るって素敵だな。と感じることがある。私は同棲している彼氏のことを「先輩」と呼ぶ。だけど、私たちは学生時代の先輩後輩でもなければ。職場での先輩後輩でもない。だけど、私は彼のことを先輩と呼ぶ理由を述べようと頭を半回転ひねらせてからようやく思いついた言い訳の様な理由は「その呼び方がしっくりくるからだ」というありきたりなものだけれど、それで納得していただきたい。事実、彼は私よりも5つ年上なので、先輩と呼ぶことにあたって違和感がないと思う。ともかく、私は先輩の剃ってないない髭のじょりじょりとした感触が彼の外見の中でいちばん好きな部分であり、とくにそれは愛情と親しみを込めて先輩のことを「じゃもさん」と呼ぶ時期がある。...じゃもさん
本当の優しさってやつは人を傷つけること恐れて本当のことを何も言わないことだけじゃない【やさしさ】シャツのボタンをかけ違えたようなやさしさなんて根端がまるわかりの見え見えなやさしさ本当のやさしさは後から気がつくことが多くてその人のぬくもりが感じることが出来る言動や行動【やさしさ】
枝分かれしてしまった心【心の選択肢】選択肢は沢山ある方がよいのに迷う気持ちは手早く応えなければいけない簡単に簡潔にこの感情を答えることが出来るのならばあの日の君だって楽だったよねその筈なのに。心の選択肢
YesorNo答えなんてなくていい君を傷つけてしまうものならば【曖昧】曖昧な言葉を述べるYesともNoとも捉えられるような誰かを傷つけることは自分も傷つくということそれから逃げるようにYesともNoとも捉えらるような曖昧な言葉を述べてしまうという言い訳曖昧
泣きたかったけれどぐっとこらえて前を見た【なみだ】泣きたいときは泣けばいい笑いたいときに笑ってしまうように大人だから子どもでも。と泣いてはいけないどうして悲しい感情を堪えなければいけないのかどうして涙を見せることは恥ずかしいことなのか泣いたらそれは弱さだなんて誰がいつ決めつけた?なみだ
本当はずっと前から気付いていたただ知らない振りをしていただけ知らない振りさえしていればこのままでいられると思ったから【愚かな救い】知っていることを知らないことのように隠し通すことは難しいただ、知らない振りをしていればそれであなたは救われるということそれだけが自分にとって愚かだと解りきっていても救いだった愚かな救い
始まりっていうのはいつも神秘的な何かを隠し持っていたけれど終わりっていうのはいつだってとてもあっけのないものだった【神秘のベール】産まれおちてすぐに産声をあげるのに命が尽きるとき泣いたりはしないこの世に生を授かったとき誰しも神秘的な何かを隠し持っているだけどあの世に旅立つ時は誰の願いも届かずにとてもあっけなくその瞬間を迎えるそのとき別れを惜しんで泣きたいのは私だけではなくきっと貴方もだったよね?神秘のベール
-さっきからため息ばかりだな。そう考えながらも、足は止まることなく歩き続ける。その間に何度か空を見上げても、都会の夜空は想像以上に明るく、星のひとつも照らしてくれない足元は、田舎育ちの僕の心を余計に気弱にさせてしまう。こんな夜は特に。彼女と喧嘩をするのは、これで何度目だろうか。その答えと今夜ため息を吐いた回数は比例するのかも知れない。解っているんだ。僕等はどのくらい大きな喧嘩をしても別れるなんて選択肢はないってこと。それは僕だけの思い違いではなく、お互い必要としているのは紛れもない事実で、だけど今回の喧嘩だって始まりは些細なことだったのに、どうしてこんなにも大きなものになってしまったのだろうか。彼女にきつく物事を言いすぎたことに対する反省と後悔で僕は家を出てきたけれど、彼女が家で待っていてくれていることも、きち...都会の夜空
普通ありきたりこれといってずば抜けて得意なことがあるわけでもなくあの日ありきたりで普通を望んだのは誰だったかな?他のひとが持っていないものあるいは他のひとに譲れない何かを手にしたいと考えているありきたり
不満をくちにすることはかんたんでその不満をどう解決していくか答えを導きだすことは酷くむずかしい狭い視野で物事を決めつけるより広い視野で物事を見つめることが出来ればいい自分の持ち合わせているたった1本のものさしで事柄を測るよりもあなたの持っているそのものさしを借りて事柄を測ることが出来ればいい不満をくちにすることはかんたんでその不満をどう解決していくか答えを導きだすことは酷くむずかしいことだけどわたしはあなたと生きてゆきたいから寄り添って生きてゆきたいから。寄り添う
桜が咲くこの世界がどんなときであっても咲き誇った桜を見て心を魅了するこういうときだからこそこんなときだからこそひとりひとり考えるべきことがあり行動するべきことがあるこの世界がどんなときであっても桜は咲くそれは確かなこと桜
ただ、ひたすら夜明けを待っているときと同じようなぼんやりとした状況とぼやけた感情を抱えていた小さなことを小さな器のうえで悩んでも想いはすぐにあふれるばかりで時にそれはなみだとなって降り注ぐんだ上手に物事を考えられないときは上手に考えることを考えなくてもいい不器用なまま夜が明けるのを待っていてもいいんじゃないのかなうつわ
自分のことは自分がいちばん知っていないどんな表情で人に接しているのか分からないし自分がどんな声で話しているのかすら実際のところ知らない自分の心のなかは自分はいちばん分かっていない愛想笑いを浮かべお世辞を並べ何が本当のことか時々見失いそうになるそれでも自分を愛してあげなきゃ誰が愛してくれる?自分を嫌いだと言っていたらそんな私を誰が愛してくれるって言うの?自分のこと
大人からの評価友人からの評判その答えが全てだったまるで心が窮屈な四角の箱のなかにいるような気持ちで過ごしていたそれと同時に人の丸い輪から自分ははみ出しているそう感じながら過ごしていた縛られたくないルールに縛られてそれに従うことが窮屈だったけれど全てだった窮屈な答え
まずは自分を信じなきゃ誰も信じることが出来ないと思うの信じられるひと信じるべきひとは愛するひと愛すべきひとと一緒だと思うのよ一緒
あの頃輝くものなどなにひとつ持っていなくて孤独と現実の意味をひたすら考えていた何でもいいからひとすじの光に出逢えていたのならそれらから解放されていたのかもしれないそれが月や星でよかった真っ暗なせかいは恐ろしいほどに不安で仕方なかったよねひとすじの光
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